JPH0484808A - 播種シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明シよ、田、畑あるいは育苗箱などに敷設し、部あ
るいは全部を適宜に覆土することによって、各種植物の
播種を行うことのできる播種シートに関するものである
。

〈従来の技術〉 水溶性シート面に水溶性接着側を使って種子を接着させ
てなる播種ノートは、従来よく知られていると共に、こ
の播種シートの製造方法、装置についても知られている
。

例えば特開昭６０−２５９１０７号乙こは、水溶性のノ
ートに籾などのような種子を糊で接着させた播種ノート
及びその製造装置が開示されている。

また特開昭６２−４４１１０号には、祇テープある、い
は綿テープに種子を接着剤で接着させる方法が開示され
ている。

さらにまた、２枚の水溶性ソート間に種子を挟持してな
る播種シートについても知られており、例えば特開昭６
２−４４１１０号には、２枚の祇テープあるいは綿テー
プの間に種子をサントイ７チ状に挟着した播種テープが
開示されており、実公昭５１−３７２８３号、および実
開昭６０−１６２４０１号には、２枚の水分解性シート
の間に種子を肥料などと共に挟持してなる播種ノートが
開示されていて、さらに実公昭４６２５０７６号には、
２枚の熱接着性薄手ノートの間に種子と共に保水性繊維
屑を挟持しでなるＭ住帯と呼ぶ播種ソートが開示されて
いる。

植物の収穫晋は、種子の発芽本数との間にきわめて密接
な関係があり、例えば、ハーブ類の場合１００零／ボ前
後で最良の収穫があるとされている。しかしながら、田
、畑への直播きの場合では、播き量のコントロールはで
きず、最通発芽本数を確保することは不可能である。播
種ノートは、その製造工程において、播き量のコントロ
ールが可能であって、ＩＪ発芽本数の確保をほぼ行い得
るものであり、高価な種子の無駄をなくすことができる
。

すなわち、播種ノートは以上の目的効果を達成すること
の他、田、畑への種播きの手間、雨風による種子の流失
などの防止が目的があると共に、ハト、野鳥等に町る被
害を防ぎ、さらにまた、過切な住胃間陣を維持させるた
めの、間引作業の煩雑さをなくすことを目的とするもの
である。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、これら播種シートは、上記目的を達成するも
のの、反面発芽および根の成長の点では、直播きに比べ
て、一般に不利とならざるを得ない。

本発明は、種子の発芽効果、祖の成長効果および雑草繁
殖の抑止効果の優れた播種ノートを提供するものである
。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は、種子を付着させるべき基材ノートとして暗色
で、かつ保水性、保温性が良く、水溶解性および／また
は、水分解性のソート材を用い、この基材ノドへの種子
の付着形態として、基材ノートを構成する繊維間隙内に
種子を係止させるか、あるいは、基材ノド面に接着剤を
用いて種子を付着させる方法であって、その接着剤に水
溶性で、かつ繊維素分解機能と、さらに要すれば、肥料
機能、発芽促進機能とを兼備させることによって課題を
解決したものである。

繊維素分解機能をもった接着剤は、種子周辺のシートの
強度を低下させて、種子の発芽をより容５Ｇニする。

この繊維素分解機能は、播種から発芽までの期間の長い
種子（例えば、ミンマサイコ、約５０日間）の場合、は
ぼこの発芽期間に合わせて、基材シートを分解させ、る
ことができるため、基材ノートとして湿潤時の物理的強
度が比較的大きく、かつ分解までの期間が比較的長い水
溶解性および／または水分解性のソート材を用いること
ができ、その結果、発芽までの間、この基材ノートによ
って、雑草の抑制効果が発揮される。

さらに基材ノートへの上記の種子の付着形態において、
基材シートをさらに別の水溶解性および／または水分解
性のノート（被覆ンー両で積層し、種子をサントイ７チ
状に保持するに際しては、日光透過性のよいものを使用
するものである。

本発明では、例えば保水性に優れた設計であって、なお
かつ水溶解性δよび／または水分解性のμ色不織布のよ
うな暗色のノート材を種子付着用の基材ノートとして用
いることで、これを田畑に敷設した場合に基材ノートの
暗色性、保水性、および暗色にもとづく太陽熱の吸収に
よる保温性によって、付着した種子の発芽を促進すると
共に根の成長をも促進するものである。

また暗色によって地表面を被覆することで地表面への日
光を遮蔽して、雑草の緊植を防ぐものである。

本発明で用いる基材シートとしては、不織布の他に未晒
パルプ１ｏｏｋのノーサイズ紙のような紙等でもよいが
、上記のような不織布については、次のような構成のも
のが上げられる。

すなわち、黒色、褐色等に着色したセルロース系繊維を
集積し、ニードルパンチングで、繊維相互を絡めでなる
不織シート、あるいは、セルロース系繊維を集積し、澱
粉、カゼイン、アルギン酸ソーダ、あるいはカルボキシ
メチルセルローズ等のようなセルロース誘導体、または
ポリビニルアルコール等からなる水溶性接着剤で、繊維
相互を接合してなる不織シートである。

この場合、繊維集積密度の調整によって、保温性、保水
性、通気性、通水性を種子の発芽、祖の成長、根腐れ防
止に最適の設計にすることができる。

すなわち、このＩ＆通設計の繊維集積密度は、０．０５
〜１．５０ｇ／ｃｍである。この場合（１０５ｇ／ｃ（
以下では、繊維集積が疎でありすぎて種子が、繊維間隙
を２１１遇して、脱落する恐机があり、しγこがって種
子が基材］−トに完璧に保持されないことがあるため好
ましくなく、方１．５０ｇ／ｃｄ以上では、繊維集積が
密でありすぎて、種子の発芽、祖の成長に支障を来たす
恐れがあるため好ましくない。

本発明での、基材シートの繊維間隙内に種子を係止する
方法では、上記設計になる繊維Ｓ積密度の不織ノドを基
材ノートとし、この繊維間隙内に種子を侵入させて、そ
の構成繊維相互の絡みの間で種子の脱落、移動を防止す
るものであって、接着剤を介しての種子の固着方法に比
べて、種子周辺の通気、通水が良好であって、種子の腐
敗を防ぎ、発芽の促進、根の成長に優れた効果を発揮す
る。

一方、接着剤を介しての種子の固着方法では、水溶解性
の接着剤を用いるａ・要があるが、これに加えて、集積
繊維の分解機能及び肥料機能や発芽促進機能を兼備した
接着剤を用いることよって、播種ソートの機能を向上さ
せることができる。ここで、集積繊維の分解機能の付与
は、接着剤に対して、例えば、繊維素分解酵素を混合す
ること、あるいはこれらの酵素を生産する醗酵微生物を
混合することによって可能であり、方肥料機能の付与は
、適宜肥料の混合によって可能である。

繊維素分解酵素としては、セルラーゼあるいはセルラー
ゼを生産する微生物としてアスペルギルススラビズス（
糸状菌）、セルロモナス（細菌）などが上げられ、肥料
としては、苦土、マガジン、ホウ素やビタミン類を含む
複合肥料などがあげられる。

また、基材シートへの種子の固着手段として、基材ノー
トと被覆シートとでサンドインチ状に種子を挟持する方
法が可能であるが、被覆ノートとしては、水熔解および
／または水分解性であると共に、通気、通水性で、かつ
日光透過性のものを用いる必要がある。

種子を被覆するシートが日光を通さず、通気性、通水性
のないものであれば、種子の発芽の障害となって、種子
ソートとしての機能を果たさない、したがって、この被
覆ノートは、少なくとも種子の付近は日光通過性である
必要があるが、その他の部分は暗色であってもよく、そ
の材質としては、前記基材シートと同様の、ものでもよ
い。

なお、この被覆シートの水熔解および／または水分解に
要する時間（！ＩＩ１間）が、基材ノートのそれとほぼ
同一であれば、種子の発芽、棋の成長にとって、より好
ましい状態を作り得る。

この被覆シートとしては、例えば、繊維素を用いた１ソ
式法または乾式法による不織布、例えば未晒バルブを減
量としたバインダーを使わない１葉紙、水溶性接着剤ね
用いた薄手バルキー乾式不織布、あるいはポリビニルア
ルコールのフィルム等が上げちれる。

〈発明の効果〉 本発明の播種ノートは、その基材ノートとして、基本的
−二は、暗色で水溶解性および　または水分解性の紙、
不織布などのノート材を用いるものであると共；二に設
、場合によっては、繊維集積密度を０．０５〜１５０ｇ
／ｃｔｌに設計した不織布を用いるものであるため、保
温性、日光遮蔽性、通気性、通水性、にすぐれていて、
その結果発芽促進効果、根の成長効果、雑草抑止効果を
充分に発揮するものである。

〈実施例〉 実施例１ 原色に着色されたセルロース系繊維を集積し、ニードル
パンチングによって、ウェブ化した、繊維集積密度０．
１６ｇ／ｄの原色不織布ノートにミノマサイコの種をば
ら播き、この種を単色不織布の構成撮維間隙内に付着さ
丈て中４０ｃｍのｔ！播種ノート得た。

上記で得られた播種ノートを、耕され整地された畑のう
ねに敷き広げ、過当に覆土して、播種作業を終了した。

本播種ノートは、接着側御使用であって、セルロス系繊
維相互の絡合だけて、ノート化されたものであり、好ま
しい繊維集積密度を持ったものであるので、通水性、通
気性、保温性に優れ、また繊維間隙内で種子が係止され
ていて種子の流出かなく、したがって発芽及び根の成長
を良好になし得るものであった。

実施例２ 中４０ｃ＋ｓの長尺の里色末晒パルプ１０ｏｚのノーサ
イズ紙（２０ｇ　／ボ）の片面に、小麦澱粉に微量の配
合肥料を混合調整してなる水溶性接着剤を介して小松菜
の種子を２．５　ｃｖの間隔でドツト状に付着し、その
一つのドツトには、各々種子２〜３粒を保持させること
によって、播種ノートを得た。

実施例３ 巾４０Ｃ１の長尺の濃褐色未晒パルプ１０ｏｚのノーサ
イズ紙（１６ｇ／ポ）の片面に、小麦澱粉の水溶液を接
着剤として部分的に塗布し、タイムの種子を散布し、次
いてこの上に、水溶性で厚さ２０μの透明なポリビニル
アルコルフィルムを、積層して、播種シートを得た。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）暗色で、かつ水溶解性および／または水分解性で
   ある基材シートに種子が付着されたことを特徴とする播
   種シート、
2. （２）暗色で、かつ水溶解性および／または水分解性で
   ある基材シートと、水溶解性および／または水分解性で
   、かつ日光透過性である被覆シートとの間に種子が挟持
   されたことを特徴とする播種シート。
3. （３）水溶解性で、かつ繊維素分解機能と、要すれば肥
   料機能とおよび／または発芽促進機能とを備えた接着剤
   を用いて種子を付着させた、特許請求の範囲第（１）項
   、または第（２）項記載の播種シート。
4. （４）繊維集積密度が０．０５〜１．５０ｇ／ｃｍ＾２
   である基材シートを用いる特許請求の範囲第（１）項、
   第（２）項、第（３）項いづれかに記載の播種シート。
5. （５）暗色で、かつ水溶解性および／または水分解性で
   あって、繊維集積密度が０．０５〜１．５０ｇ／ｃｍ＾
   ２である基材シートの繊維間隙に種子が係止されている
   ことを特徴とする播種シート。