JP2017035085A - 生分解性組成物およびその使用 - Google Patents
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Abstract
【課題】農業および家庭園芸ならびにその他の産業における使用のためのシーラントまたは粘着剤として使用可能な生分解性組成物を提供する。
【解決手段】生分解性物品を作製するための方法であって、0.2%〜10%w/wのポリ乳酸と非ヒドロキシル有機溶媒とを含む生分解性組成物で物品を被覆することと、被覆された前記物品を乾燥させることと、を含み、前記非ヒドロキシル有機溶媒は、酢酸エチルおよびジクロロメタン(DCM)を含み、前記物品は、植木鉢またはルーティングプラグから選択される。
【選択図】図2
【解決手段】生分解性物品を作製するための方法であって、0.2%〜10%w/wのポリ乳酸と非ヒドロキシル有機溶媒とを含む生分解性組成物で物品を被覆することと、被覆された前記物品を乾燥させることと、を含み、前記非ヒドロキシル有機溶媒は、酢酸エチルおよびジクロロメタン(DCM)を含み、前記物品は、植木鉢またはルーティングプラグから選択される。
【選択図】図2
Description
本発明は、生分解性組成物およびその使用に関し、特に農業におけるシーラントまたは粘着剤としての使用に関する。
シーラントは、通常、物質または汚染物質(空気、気体、粉塵、火炎、煤煙、あるいは液体など)が、ある場所から別の場所へ障壁を通り抜けて浸透することを防ぐために使用される。一般に、シーラントの望ましい特性としては、非溶解性、耐腐食性、および粘着性が挙げられる。シーラントは農業および家庭園芸を含む多くの産業において、一般に水分が障壁を通り抜けて浸透することを防ぐために通常は使用される。例えば、テラコッタ製植木鉢の内側は、鉢からの水分の消失を減少させるためにシーラントの層を含むことがある。
植木鉢は通常、商業的利用のための植物を栽培するために苗床および温室で使用される。植物は、小売店または消費者に流通させるのに十分に成熟するまで鉢内で栽培される。一般に、植物の栽培には、成型されたプラスチック鉢が使用される。鉢植えの植物を購入した消費者は通常、自宅で植物を土壌に移植し、プラスチック鉢を廃棄する。その後、鉢は最終的に埋立処理場またはゴミ捨て場に行き着き、そこで、生分解性ではないために非常に長期間残存する。
従来のプラスチック鉢の代替物が存在する。紙(セルロース繊維)、泥炭、およびその他の有機性廃棄物から形成される生分解性の鉢が知られている。これらの鉢は、土壌中に埋められた場合に比較的迅速に分解されるように設計されている。このため消費者は、植付け前に植物を鉢から移す必要がなく、植物を入れたまま鉢を埋めるだけでよい。しかし、土壌中に埋められる前に分解が始まることのないように、生分解性の鉢は液体の浸潤に対して実質的に耐性である必要もある。
一部の生分解性の鉢は、植木鉢内の土壌に晒される植木鉢の内側に面した熱可塑性ポリマー層を含む。しかし、潅水方法および多くの苗床の多湿環境が原因で、鉢の外部表面が水分に晒されることとなり、そのため植木鉢の内側のシーラントは、鉢がまだ苗床内の棚上にある期間であっても、鉢の分解を防がない。
また、苗床では植物の移植にプラグトレイを使用する。プラグトレイ内で、移植される植物は、それぞれ、植物間の競合を防ぎ植物を均質化する個別のセル内で生長する。ベアルート移植用プラグ(ルーティングプラグ(rooting plug)とも呼ばれる)のその他の複数の利点としては、ベアルート移植用プラグに必要とされる水の量が少ないこと、植え付けのために機械式複数列プラグ移植機を使用できること、移植時の根の損傷が最小限であり、植物の生存性がより高いことが挙げられる。プラグトレイ中の生育基質は一般に、無土壌配合物であり、一般に泥炭、バーミキュライト、ならびに園芸用パーライト、および時には薄い分解性ラップに包まれた肥料、の組み合わせから構成される。プラグの支持および硬化のために粘着剤が使用されることもある。
一部の商業用温室では、植物の根域下方から土壌を湿らせることが可能な潅水方法である浸透潅水(地下潅水としても知られる)を使用する。水は下方から運ばれて、上方に吸い上げられ、余剰分は再利用のために回収される。一般に、水および栄養塩類の溶液は、短時間、10〜20分間、コンテナを充満するか、または導水路を流れ、その後再利用のためにポンプで集水タンクに戻される。このように潅水される植木鉢およびプラグの底部分は、ほぼ常時水に浸っている。
既知の生分解性植木鉢および生分解性プラグは、温室や苗床の環境中の極度の湿気に晒されるので、まだ苗床または温室にある期間であっても分解しやすいため、温室や苗床で使用される浸透潅水システムおよびその他の多くの潅水システムを伴う使用には適していない。
本発明の実施形態は、農業および家庭園芸における使用のためのシーラントまたは粘着剤として使用可能であって、および既知のシーラントの欠点を克服した、生分解性組成物を提供する。本発明の実施形態に係る組成物は、これらの組成物でコーティングした物品の安定性を必要に応じて調整できるように、異なった速度での生物分解を可能にする。
本発明の実施形態に係る組成物は、生分解性ポリマーまたは生分解性コポリマー、と非ヒドロキシル有機溶媒とを含む。一実施形態によれば、組成物は少なくとも2種類の溶媒を含み、それらの溶媒の内の1種類は、組成物の所望の特性(例えば、弾性)を高める改質剤としてはたらく。
本発明の一態様において、0.2%〜10%w/wの生分解性ポリマーと非ヒドロキシル有機溶媒とを含む生分解性組成物が提供される。一実施形態によれば、組成物は、複数種の非ヒドロキシル有機溶媒を含む。一実施形態によれば、非ヒドロキシル有機溶媒の内の1種類は、有機エステルまたはケトンである。
一部の実施形態によれば、非ヒドロキシル有機溶媒の沸点は80℃未満である。
一実施形態において、生分解性ポリマーはポリ乳酸(PLA)であり、非ヒドロキシル有機溶媒はジクロロメタン(DCM)である。
一実施形態において、組成物は、PLA、DCM、および酢酸エチル(EtOAc)を含む。組成物は、アセトンを任意選択で含んでよい。
一実施形態において、組成物は、0.2%〜10%w/wのPLA、および最大50%のDCM、および最大50%のEtOAcを含む。一部の実施形態では、約0.2%w/wの生分解性ポリマーを含む。その他の実施形態では、約1%w/wの生分解性ポリマーを含む。さらに他の実施形態では、約2%w/wの生分解性ポリマーを含む。一部の他の実施形態では、約6%w/wの生分解性ポリマーを含み、さらに他の実施形態では、約10%w/wの生分解性ポリマーを含む。
本発明の一態様において、生分解性物品のための被覆剤の調製における、本明細書に記載の組成物の使用が記載される。
本発明の別の態様において、ルーティングプラグの作製方法であって、本発明の実施形態に係る組成物とプラグ配合物とを混合することを含む方法が提供される。一実施形態において、組成物は1〜2%w/wの生分解性ポリマーを含む。
前記方法は、プラグ配合物に穴を設けることと、その穴において組成物とプラグ配合物とを混合することと、をさらに含んでよい。
本発明のさらに別の態様において、物品本体および物品本体の被覆剤を含む、生分解性物品(植木鉢または食品容器など)が提供される。被覆剤は、0.2%〜10%w/wの生分解性ポリマーと非ヒドロキシル有機溶媒とを含んでよい。一部の実施形態によれば、被覆剤は複数種の非ヒドロキシル有機溶媒を含む。一実施形態において、非ヒドロキシル有機溶媒の内の1種類は、有機エステルまたはケトンである。一部の実施形態において、非ヒドロキシル有機溶媒の沸点は80℃未満である。
一部の実施形態において、生分解性ポリマーはPLAであり、非ヒドロキシル有機溶媒はDCMである。
一部の実施形態において、被覆剤は、PLA、DCM、およびEtOAcを含む。一部の実施形態において、被覆剤はアセトンを含む。
被覆剤は、1%〜10%w/wのPLA、および最大50%のDCM、および最大50%のEtOAcを含んでよい。一実施形態において、被覆剤は約1%w/wの生分解性ポリマーを含む。
一部の実施形態において、物品は2種類以上の被覆剤を含む。一部の実施形態において、被覆剤の内の1種類は、2種類目の被覆剤よりも高い割合でポリマーを含む。
その他の実施形態において、物品本体は部分的にコーティングされてよい。
本発明の別の態様において、炭酸カルシウムを含む生分解性植木鉢が提供される。鉢は、セルロース含有材料を含んでもよく、任意選択でデンプンおよび/またはチオリグニンおよび/またはモラッセをさらに含んでよい。
一実施形態によれば、鉢は、0.2%〜10%w/wの生分解性ポリマーと非ヒドロキシル有機溶媒とを含む被覆剤を含んでよい。
本発明は、以下の説明図の参照とともに特定の実施例および実施形態に関して本明細書に記載されることで、より完全に理解されるであろう。
本発明の実施形態は、農業および家庭園芸における使用のためのシーラントまたは粘着剤として使用可能な生分解性組成物を提供する。その他の実施形態によれば、組成物はその他の産業分野に使用することができる。
本発明の実施形態に係る組成物は、生分解性ポリマーまたは生分解性コポリマー、と非ヒドロキシル有機溶媒とを含む。一実施形態によれば、組成物は少なくとも2種類の溶媒を含み、それらの溶媒の内の1種類は改質剤として作用してよい。
本発明の実施形態に係る組成物に使用することができる生分解性ポリマーまたは生分解性コポリマーの例としては、ポリ乳酸(PLA)または乳酸−グリコール酸共重合体(PLGA)、および、一般には、ポリヒドロキシ酪酸(PHB)などのポリヒドロキシアルカン酸を含む天然起源のポリエステルが含まれる。その他の好適な生分解性ポリマーが使用されてよい。
本発明の実施形態に係る組成物に使用することができる溶媒の例としては、ジクロロメタン(DCM)、ジクロロエタン、テトラクロロエチレン、テトラヒドロクロリド、ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド(DMSO)、酢酸エチル(EtOAc)、酢酸ブチルおよびプロピオン酸エチルなどの有機エステル、ならびに、アセトンおよびシクロヘキサノンなどのケトンが含まれる。その他の好適な溶媒が使用されてよい。
一実施形態によれば、組成物は、室温(約25℃)において、ポリマー(樹脂形態でもよい)を溶媒または溶媒混合物に溶解するまで混合することによって調製される。その後、混合物は、余分な溶媒を除去するために加熱されてよい。一実施形態において、組成物は、約80℃までしか加熱されない。
一実施形態によれば、組成物は溶媒混合物を含んでよく、溶媒の1種類はその他の溶媒よりも沸点が高い。例えば、DCMおよびEtOAcの両方を組成物において溶媒として使用でき、DCMは沸点がより低いため、EtOAcより急速に蒸発する。従って、より蒸発の遅いEtOAcが、組成物の特定の性質の発現を可能にし得る。例えば、より弾性度の高い被覆剤を得るために、組成物において、DCMよりもEtOAcを高い割合で使用してよい。
上記の混合物から生成される組成物は、乾燥すると薄膜様となる流動体である。本発明の実施形態に係る組成物は、物品、一般には、生分解性植木鉢、生分解性食品容器(皿、ボウル、カップ、およびその他の器具)およびその他の好適な物品などの生分解性物品、をコーティング(例えば液浸または噴霧によるコーティング)するために使用され得る。
生分解性物品、多くの場合使い捨ての物品、は通常、土壌中に埋められると急速に分解するように設計される。しかし、コーティングされている場合、一般に被覆剤の分解速度が物品全体の分解を決定する。
一実施形態によれば、組成物は溶媒中0.2%〜10%w/wのポリマーを含む。組成物の粘度および耐久性は、組成物中のポリマーの割合に正比例する。
本発明の実施形態に係る組成物および被覆剤は、本発明の実施形態に従ってコーティングされる物品の安定性を必要に応じて調整できるように、異なった速度で分解するよう設計され得る。
被覆剤の耐久性を高めるために、ポリマーの割合の高い組成物が使用されてよい。一部の実施形態によれば、被覆剤の全体的な耐久性を高めるために、複数のコーティング層が使用されてよい。
例えば、皿などの使い捨て食品容器は、使用されるまでは比較的乾燥した状態に保たれると予想される。皿は、使用中に液体に晒されると予想され、使用後(一般に、およそ数時間後に)皿は廃棄される。この場合、水分に晒されて数時間または数日以内に分解するよう設計された被覆剤が適切であろう。
使い捨て植木鉢の場合、鉢は、廃棄される前に、あるいは土壌中に植え込まれる前に(例えば、植物が土壌に移植される前に、苗床または消費者の住宅において)、数週間から数カ月間、湿潤環境に保たれると予想される。土壌中に埋められると(ゴミ捨て場、または植付け可能な鉢に関しては植付け後の土壌中、のいずれにおいても)、鉢はより急速に分解するであろう。実際、植付け可能な鉢の急速分解は、植木鉢の壁部による囲い込みから植物の根が解放されるため、植物の生長を促進する上で有利である。従って、一実施形態によれば、植木鉢のコーティングは、苗床の棚上において数週間から数カ月間の耐久性を有するが土壌中ではより迅速に分解するように設計される。
本発明の実施形態に係る組成物は、苗床、例えば浸透潅水を使用する苗床、に一般的な状態などの極端な湿潤状態に耐え得る生分解性植木鉢の製作を可能にする。
本発明の実施形態に従ってコーティングされる植木鉢は差次的にコーティングされてよい。例えば、鉢の底部分(床)は、鉢の周壁をコーティングする組成物よりも耐久性の高い組成物(例えば、ポリマーの割合がより高い組成物)でコーティングされてよく、または、鉢の内側は、鉢の外側をコーティングする組成物よりも耐久性の高い組成物でコーティングされてよい。
別の実施形態において、ルーティングプラグは、本発明の実施形態に係る組成物を混合した生育基質(プラグ配合物とも呼ばれる)を含んでよい。本発明の実施形態に係る組成物は、現在使用されているプラグよりも頑丈な(従って、より取扱いの容易な)プラグを製作するために、粘着剤として使用されてよい。プラグは、より長期間耐久性があるように設計され得、および/あるいは、各プラグの剛率または硬度は、使用される特定の組成物に基づいて必要に応じて設計されてよい。
本発明の一実施形態が図1において模式的に示されており、図1では、使用中の鉢の分解を防ぐために生分解性植木鉢(10)が本発明の実施形態に係るシーラントでコーティングされている。一実施形態によれば、シーラントの分解は、鉢のコーティング後、予め設定された時間で開始し、最終的に鉢全体の環境に優しい分解が可能となる。
生分解性の鉢は、竹パルプまたは竹皮、堆肥肥料、おがくず、異質デンプン、および、その他の有機物質、一般には再生可能物質、などの農業の残余から作製されてよい。一実施形態によれば、植木鉢(またはその他の物品)は、炭酸カルシウム(製糖産業などの産業において、不純物を捕捉するために一般に使用される)とおがくず、または、その他のセルロース含有材料、の混合物から作製されてよい。少量のデンプン、チオリグニン、またはモラッセが、炭酸カルシウム−セルロース混合物に添加され、粘着剤として機能する。その他の好適な粘着剤が添加されてよい。次に、混合物に水が加えられ、鉢またはその他の物品に成型されるパン生地状の組成物が得られる。その後、物品は、(おそらく加熱されながら)乾燥させられる。別の実施形態によれば、炭酸カルシウム−セルロース−粘着剤混合物(またはその他の好適な混合物)が、プレス成型または熱成型によって、鉢に成型される。その他の方法が鉢の作製に用いられてよい。
一実施形態によれば、生分解性の鉢は、40%の炭酸カルシウム、40%のおがくず、および20%の小麦粉を含む混合物から作製されてよい。その他の割合の炭酸カルシウムおよびセルロース含有材料およびデンプン含有素材が使用されてよい。
典型的な植木鉢(10)は、底部分(12)に排水孔(11)を含む。一実施形態によれば、植木鉢(10)は、組成物の被覆剤で鉢を完全にコーティングするために、あるいは鉢を部分的にコーティングするために、本発明の実施形態に係る組成物の噴霧によりコーティングされる。その他の如何なる好適なコーティング方法が用いられてよい。次に、鉢は、鉢の表面全体に薄膜様コーティング(13)が形成されるまで露天で乾燥させられる。鉢は、加熱状態、一般には80℃以下、などのその他の状態で乾燥させられてよい。コーティング(13)はシーラントとしてはたらき、鉢を構成する有機物質の早期分解を防ぐ。
一実施形態によれば、植木鉢(10)またはその他の物品は、鉢(またはその他の物品)の破砕/断裂を容易にするための脆弱化領域(15)を含んでよい。脆弱化領域(15)に沿って鉢が容易に破砕または断裂されるように、脆弱化領域(15)は、鉢の壁部を薄くすることを含んでよい。鉢の領域を脆弱化するためのその他の技術が用いられてよい。一実施形態によれば、脆弱化領域(15)は、例えば鉢を土壌に植え込む前に、鉢の底部分(12)が断ち切られて、鉢の底の領域から地面への根の自由な生長が可能となるように鉢(10)に設置されてよい。その他の実施形態によれば、脆弱化領域は、鉢の壁部の横側に、またはその他の如何なる所望の位置に設置されてよい。
本発明の実施形態に係る組成物は、鉢の異なる領域を異なる種類の被覆剤でコーティングすることを可能にする。この差次的コーティングの一例が、図2において模式的に示される。
一実施形態によれば、植木鉢(20)の底部分(22)は、鉢の周壁(24)をコーティングする組成物よりも耐久性の高い組成物によってコーティングされる。例えば、鉢(20)の底部分(22)は、ポリマーを高い割合で含む第一の液体組成物中に浸されてよい。液体組成物は、排水孔(21)を通って鉢の内側部分に達し、従って、鉢の内側の底部分(22)を一面に覆うであろう。底部分(22)をコーティングする第一の組成物が乾燥すると、鉢の周壁(24)が、噴霧によって、または、液体組成物を塗布するその他の如何なる好適な方法によって、第二の組成物でコーティングされてよい。一般に、第二の組成物はポリマーを、第一の組成物の場合よりも低い割合で含む。
別の実施形態において、鉢(20)全体が、第一の組成物によってコーティングされてよい。乾燥後または部分乾燥後、底部分(22)の被覆剤の耐久性を鉢のその他の部分の被覆剤よりも高くするために、第一の組成物(または別の組成物)の追加的コーティングが底部分(22)に適用されてよい。
鉢の底部分の被覆剤の耐久性が特に高いことは、特に、浸透潅水が使用される場合において、有用であろう。
その他の実施形態において、鉢の周壁(24)の内側部分(24a)(および/または底部分(22)の内側部分)は、噴霧またはその他の方法によって、周壁(24)の外側部分(24b)の場合よりも耐久性の高い組成物でコーティングされてよい。この種類の差次的コーティングは、鉢の外側部分よりも鉢の内側部分がより水分に晒されるような、鉢内の土壌を湿らせる点滴潅水システムまたはその他の潅水システムによって、植物に鉢の上部から給水する場合において特に有用であろう。
その他の実施形態によれば、鉢(20)の一部の領域をコーティングし、その他の領域をコーティングしないままにしてよい。一実施形態によれば、脆弱化領域(図1の脆弱化領域(15)など)は、鉢(20)のその他の部分の場合よりも耐久性の低い異なる組成物でコーティングされてよい。その他の実施形態によれば、領域は、コーティングされないことによって、または、鉢(20)のその他の領域の場合よりも相対的に耐久性の低い組成物でコーティングされることによって、脆弱化されてよい。
本発明の別の実施形態に係る組成物は、ルーティングプラグの基質中に混合される粘着剤として使用されてよい。図3に模式的に示されるように、無土壌配合物(31)またはその他の如何なる好適な配合物を含むプラグ(30)は、種子、苗木、若枝、接ぎ枝、またはその他の好適な形態の植物を受け入れるための穴(32)を含む。
本発明の実施形態に係る組成物は、プラグ配合物(31)中に混ぜ込まれてよい。乾燥後、組成物は、機械式移植機による取扱いに有利な硬度をプラグに付与するであろう。
一実施形態において、穴(32)の構造に剛性を付与するために液体組成物が穴(32)に噴霧またはその他の方法で塗布されてよい。
一部の実施形態によれば、通常はプラスチック製であるプラグトレイが、本発明の実施形態に係る組成物でコーティングした生分解性素材から作製されてよい。
本発明の実施形態に係る組成物は、農業以外の分野に使用することができる。例えば、組成物は、食品容器または食器などの生分解性の使い捨て用品をコーティングするために使用されてよい。本発明の実施形態に係る食品容器の一例が、本発明の実施形態に係る組成物でコーティングした皿(42)およびカップ(44)を示す図4において図示される。
生分解性の皿またはカップは、サトウキビおよび/またはその他のデンプンなどの有機性素材から作製されてよい。皿、カップ、およびその他の生分解性食品容器の耐久性は、本発明の実施形態に係る組成物でコーティングされることにより強化することができ、その結果、それらの環境への優しさを低下させることなく、その保存性が向上する。
本発明の実施形態が、以下の非限定的な実施例に例示される。
実施例
組成物I−VIIIは、室温(約25℃)でPLA樹脂(Ingeo(登録商標)、Nature Works、USA)を溶媒混合物に樹脂が完全に溶解するまで混ぜ込むことにより調製された。生じた組成物は、それぞれ異なるレベルの粘度の流動体であった。各組成物の粘度は組成物中のポリマーの割合と正比例した。
組成物I−VIIIは、室温(約25℃)でPLA樹脂(Ingeo(登録商標)、Nature Works、USA)を溶媒混合物に樹脂が完全に溶解するまで混ぜ込むことにより調製された。生じた組成物は、それぞれ異なるレベルの粘度の流動体であった。各組成物の粘度は組成物中のポリマーの割合と正比例した。
実施例1−ルーティングプラグ
組成物I
1g PLA
40ml EtOAc
10ml DCM
2×3cmのルーティングプラグをEllegaard(登録商標)システムを用いて作製した。指サイズの穴を各プラグの中央に設けた。シリンジを用いて各穴に0.5ccの組成物Iを噴霧した。対照のプラグは未処理のままにした。プラグを室温で一晩乾燥させ、カスミソウ(ベイビーズブレス)の新芽をプラグの穴の各々に配置した。上部からの潅水により、プラグを1カ月間潅水した。
組成物I
1g PLA
40ml EtOAc
10ml DCM
2×3cmのルーティングプラグをEllegaard(登録商標)システムを用いて作製した。指サイズの穴を各プラグの中央に設けた。シリンジを用いて各穴に0.5ccの組成物Iを噴霧した。対照のプラグは未処理のままにした。プラグを室温で一晩乾燥させ、カスミソウ(ベイビーズブレス)の新芽をプラグの穴の各々に配置した。上部からの潅水により、プラグを1カ月間潅水した。
植物の発育
処理したプラグの方が、植物の発育は良好であった。処理したプラグで生長した植物は、おそらく処理したプラグの方が保水性が良好なために、対照のプラグで生長した植物よりも根の量が多かった。
処理したプラグの方が、植物の発育は良好であった。処理したプラグで生長した植物は、おそらく処理したプラグの方が保水性が良好なために、対照のプラグで生長した植物よりも根の量が多かった。
組成物の安定性
処理したプラグはトレイ中で1カ月後も安定であった。土壌中に植え込むと処理したプラグの分解が観察された(植え込みから数日以内)。
処理したプラグはトレイ中で1カ月後も安定であった。土壌中に植え込むと処理したプラグの分解が観察された(植え込みから数日以内)。
組成物II
0.5g PLA
35ml EtOAc
10ml DCM
5ml アセトン
2×3cmのルーティングプラグをEllegaard(登録商標)システムを用いて作製した。指サイズの穴を各プラグの中央に設けた。シリンジを用いて各穴に0.5ccの組成物IIを噴霧した。対照のプラグは未処理のままにした。プラグを一晩乾燥した。トマトの苗木をプラグの穴の各々に配置した。上部からの潅水により、プラグを2週間潅水した。
0.5g PLA
35ml EtOAc
10ml DCM
5ml アセトン
2×3cmのルーティングプラグをEllegaard(登録商標)システムを用いて作製した。指サイズの穴を各プラグの中央に設けた。シリンジを用いて各穴に0.5ccの組成物IIを噴霧した。対照のプラグは未処理のままにした。プラグを一晩乾燥した。トマトの苗木をプラグの穴の各々に配置した。上部からの潅水により、プラグを2週間潅水した。
植物の発育
上記のように、処理したプラグの方が、植物の発育は良好であった。
上記のように、処理したプラグの方が、植物の発育は良好であった。
組成物の安定性
処理したプラグはトレイ中で2週間安定であった。2週間後に分解が始まった。
処理したプラグはトレイ中で2週間安定であった。2週間後に分解が始まった。
あらゆる野菜およびその他の短期間で育つ植物でも同様の結果が予想される。
実施例2−生分解性植木鉢
組成物III
4g PLA
160ml EtOAc
40ml DCM
組成物IV
4g PLA
180ml EtOAc
20ml DCM
組成物V
4g PLA
160ml EtOAc
20ml DCM
20ml アセトン
植木鉢(直径7cm、圧縮おがくず(50%)およびデンプン(50%)から作製)を、鉢が完全にコーティングされるまで組成物III−Vに浸した。鉢を室温で30〜45分間風乾させた。コーティングした鉢に土壌(主に泥炭)を充填した。土壌を充填した鉢に植物ハッカの新芽を植えた。土壌が常に湿った状態となるように、3カ月間、鉢を1日1回潅水した。3カ月後に、鉢を土壌中に埋めた。
組成物III
4g PLA
160ml EtOAc
40ml DCM
組成物IV
4g PLA
180ml EtOAc
20ml DCM
組成物V
4g PLA
160ml EtOAc
20ml DCM
20ml アセトン
植木鉢(直径7cm、圧縮おがくず(50%)およびデンプン(50%)から作製)を、鉢が完全にコーティングされるまで組成物III−Vに浸した。鉢を室温で30〜45分間風乾させた。コーティングした鉢に土壌(主に泥炭)を充填した。土壌を充填した鉢に植物ハッカの新芽を植えた。土壌が常に湿った状態となるように、3カ月間、鉢を1日1回潅水した。3カ月後に、鉢を土壌中に埋めた。
鉢をコーティングするために組成物を使用することに加えて、乾燥して薄膜となった場合の組成物の異なる特性を調査するために、組成物をビーカー中で乾燥させもした。
植物の発育
植物ハッカの生長に対して悪影響を示さなかった。
植物ハッカの生長に対して悪影響を示さなかった。
組成物の安定性
組成物IVは乾燥すると、組成物IIIの場合よりも弾性のある薄膜を形成した。水に容易には溶解しない組成物IIIおよびIVとは対照的に、組成物Vは、水に混ぜることが可能であった。
組成物IVは乾燥すると、組成物IIIの場合よりも弾性のある薄膜を形成した。水に容易には溶解しない組成物IIIおよびIVとは対照的に、組成物Vは、水に混ぜることが可能であった。
コーティングした植木鉢は3カ月間安定であった。土壌中に2日間埋めると、鉢の骨組みが劣化し始めた。土壌中に埋めて3日後に、鉢の骨組みは完全に分解した。
組成物VI
12g PLA
100ml EtOAc
100ml DCM
組成物VII
20g PLA
100ml EtOAc
100ml DCM
植木鉢(直径7cm、圧縮おがくず(50%)およびデンプン(50%)から作製)を、鉢が完全にコーティングされるまで組成物VI−VIIに浸した。鉢を室温で1時間風乾させた。一部の鉢は2回コーティングした。コーティングした鉢に土壌(主に泥炭)を充填した。土壌を充填した鉢に植物ハッカの新芽を植えた。土壌が常に湿った状態となるように、3カ月以上、鉢を1日1回潅水した。3カ月以上後に、鉢を土壌中に埋めた。
12g PLA
100ml EtOAc
100ml DCM
組成物VII
20g PLA
100ml EtOAc
100ml DCM
植木鉢(直径7cm、圧縮おがくず(50%)およびデンプン(50%)から作製)を、鉢が完全にコーティングされるまで組成物VI−VIIに浸した。鉢を室温で1時間風乾させた。一部の鉢は2回コーティングした。コーティングした鉢に土壌(主に泥炭)を充填した。土壌を充填した鉢に植物ハッカの新芽を植えた。土壌が常に湿った状態となるように、3カ月以上、鉢を1日1回潅水した。3カ月以上後に、鉢を土壌中に埋めた。
植物の発育
植物ハッカの生長に対して悪影響を示さなかった。
植物ハッカの生長に対して悪影響を示さなかった。
組成物の安定性
組成物VIでコーティングした植木鉢は3カ月間安定であった。組成物VIIでコーティングした植木鉢は3カ月以上安定であった。土壌中に2日間埋めると、全ての鉢の骨組みが劣化し始めた。土壌中に埋めて3日後に、鉢の骨組みは完全に分解した。コーティングが2層の鉢は、5〜6日間埋めないと分解しなかった。
組成物VIでコーティングした植木鉢は3カ月間安定であった。組成物VIIでコーティングした植木鉢は3カ月以上安定であった。土壌中に2日間埋めると、全ての鉢の骨組みが劣化し始めた。土壌中に埋めて3日後に、鉢の骨組みは完全に分解した。コーティングが2層の鉢は、5〜6日間埋めないと分解しなかった。
実施例3−生分解性の皿
組成物VIII
0.1g PLA
45ml EtOAc
5ml DCM
組成物VIIIでコーティングした紙皿は、長期の保存性を有し、継続的に水分に晒されて(例えばゴミ捨て場の環境)数日後に分解すると予想される。
組成物VIII
0.1g PLA
45ml EtOAc
5ml DCM
組成物VIIIでコーティングした紙皿は、長期の保存性を有し、継続的に水分に晒されて(例えばゴミ捨て場の環境)数日後に分解すると予想される。
Claims (8)
- 生分解性物品を作製するための方法であって、
0.2%〜10%w/wのポリ乳酸と非ヒドロキシル有機溶媒とを含む生分解性組成物で物品を被覆することと、
被覆された前記物品を乾燥させることと、
を含み、
前記非ヒドロキシル有機溶媒は、酢酸エチルおよびジクロロメタン(DCM)を含み、
前記物品は、植木鉢またはルーティングプラグから選択される、
方法。 - 前記生分解性組成物がアセトンをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記物品がルーティングプラグであり、前記被覆が噴霧によって行われる、請求項1または2に記載の方法。
- 前記物品がルーティングプラグであり、
前記被覆することが、前記ルーティングプラグに穴を設けて、前記穴に前記組成物を噴霧することを含む、
請求項1または2に記載の方法。 - 前記乾燥が一晩行われる、請求項3または4に記載の方法。
- 前記物品が植木鉢であり、前記被覆が、前記植木鉢を前記組成物に浸すことによって行われる、請求項1または2に記載の方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法によって作製された生分解性物品であって、前記物品は植木鉢またはルーティングプラグから選択される、生分解性物品。
- ポリ乳酸で被覆されている生分解性物品であって、前記物品は植木鉢またはルーティングプラグから選択される、生分解性物品。
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