JP2000191930A - 生分解性樹脂組成物およびその成形物 - Google Patents

生分解性樹脂組成物およびその成形物

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JP2000191930A
JP2000191930A JP36729598A JP36729598A JP2000191930A JP 2000191930 A JP2000191930 A JP 2000191930A JP 36729598 A JP36729598 A JP 36729598A JP 36729598 A JP36729598 A JP 36729598A JP 2000191930 A JP2000191930 A JP 2000191930A
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biodegradable resin
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biodegradable
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cellulose ester
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JP36729598A
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Terumasa Daito
照政 大東
Takayuki Kuroda
隆之 黒田
Masuo Nakagawa
益男 中川
Kojiro Matsukawa
弘次郎 松川
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Daicel Corp
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SE CHEMICAL KK
Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農業用マルチシート等の成形材料に適した生
分解性樹脂組成物およびその成形物を提供する。 【解決手段】 キチンまたはキトサンと生分解性樹脂と
を含む生分解性樹脂組成物である。生分解性樹脂が、平
均置換度1.0〜2.15であり、かつASTM 12
5209−91に準ずる生分解性試験方法において発生
する炭酸ガス量を基準として、4週間後に60重量%以
上分解するセルロースエステルを含む生分解性セルロー
スエステルであることが好ましい。当該生分解性樹脂組
成物を用いて、不織シート、生分解性樹脂組成物含浸
紙、積層シートを製造でき、これらは農業用シート等と
して使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キチンまたはキト
サンと生分解性樹脂とからなる生分解性樹脂組成物およ
びその成形物に関し、特に農作物の収穫を向上させる農
業用シート、果実の生育保護紙、農業用マルチシートお
よび育苗生育用ポット等の成形材料に適した生分解性樹
脂組成物およびその成形物に関する。
【0002】
【従来の技術】農業用マルチシートは、地温の制御、雑
草の抑制効果、養分の除放による作物の収穫量アップを
目的として用いられる。従来は、ポリエチレンに代表さ
れるポリオレフィン、およびそれに黒色、銀色、白色等
の着色をしたものが用いられ、その他、塩化ビニール樹
脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂等からなるシートが用い
られていた。
【0003】これらの樹脂からなる農業用マルチシート
は安価であるが自然界で分解され難いため、使用後に回
収する必要があるが、使用後のシートは再利用しにくい
ため、回収後は一般に焼却等の処理が行なわれる。従っ
て、使用後にシートの強度が弱くなり、土壌の中に鋤込
むと微生物により完全分解し、回収処理が不要な農業用
マルチシートの開発が検討されている。一方、農作物の
収穫を向上させる農業用シートや果実の生育保護紙等も
環境保全などの観点から、使用後に生分解性を有するこ
とが望まれる。このような完全分解する農業用シート等
の素材として、生分解性の紙やセルロース骨格を有する
素材からなる不織布の使用が検討されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に紙を使用
した場合には、特に湿潤時の強度低下が大きく風雨に耐
えられず、破れたり風で吹き飛ばされたりする場合があ
る。また、紙の厚みを厚くすることで紙の強度を補うこ
とは、コストアップになるだけでなく作業性を損ない好
ましくない。さらに、紙の代わりに生分解性の樹脂をそ
のままフィルム化して使用することも考えられるが、現
在、一般的に生分解性の樹脂は高価であり、従来のポリ
オレフィン製フィルムの代替として使用できる程度の価
格ではない。一方、現在市販されているマルチフィルム
では、土壌がイヤ地化し作物の収穫量が減少するという
問題が生じている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、キチンま
たはキトサンと生分解性樹脂とからなる不織シート等
が、農業用として十分使用に耐える強度および農地の活
性化並びに病虫害の防除に効果があり、かつ使用後に分
解し回収を不要とできることを見い出し、本発明を完成
するに到った。
【0006】すなわち本発明は、キチンまたはキトサン
と生分解性樹脂とを含む生分解性樹脂組成物を提供する
ものである。また、当該生分解性樹脂組成物を含む各種
成形物を提供するものである。以下、本発明を詳細に説
明する。
【0007】
【発明の実施の形態】(1)構成成分 (a)キチンまたはキトサン 本発明でいうキチンまたはキトサンとは、カニ、エビ等
の甲殻類や昆虫類の殻から得たキチン質を主成分とする
フレークスを、好ましくは粉末状または繊維状としたも
のである。キチンまたはキトサンは、一般にフレークス
を酢酸等の有機酸等で水溶液化した後に使用するが、本
発明ではこれら溶液化や他の一切の化学修飾をすること
無くフレークスを微粉化し、キチンまたはキトサンとし
て使用することができる。ここに粉末状とする場合のキ
チンまたはキトサンの粒径は、20〜300μmである
ことが好ましく、特には50〜100μmであることが
好ましい。キチンまたはキトサンは、抗菌性、防臭性、
植物の活性化、土壌の改良などの作用を有するが、上記
粒径の範囲で、キチンまたはキトサンの表面積が大きく
なり、キチンまたはキトサンの使用量が節約でき、しか
もキチンまたはキトサンの特性を最大限に発揮すること
ができるからである。また、繊維状とは、フレークスを
溶剤に溶解したドープにより繊維状にしたものをいい、
繊維長は、5〜50mm、径は0.1〜1mmであるこ
とが好ましい。
【0008】「キチンまたはキトサン」としたのは、キ
トサンはキチンの脱アセチル体であり人工的な処理無く
キチンがキトサンに変化し得るため双方を列挙したので
あって、本発明の生分解性樹脂組成物がキチンまたはキ
トサンのいずれか一方のみからなる場合も本発明に含め
るものとする。
【0009】(b)生分解性樹脂 本発明で使用する生分解性樹脂は、非水溶性の樹脂であ
ってセルロース骨格を有する素材からなり、紙や不織シ
ート等に含浸させることができれば特に制限はない。但
し、ポリオレフィンに生分解性樹脂を混練した樹脂のよ
うに、崩壊するが非分解性部分が残るような樹脂は含ま
ない。
【0010】本発明で使用する生分解性樹脂としては、
生分解性セルロースエステル、脂肪族ポリエステ
ル、ポリペプチド等が好ましく例示できる。これら
は、1種を単独で使用することも二種以上を併用するこ
ともできる。
【0011】本発明で使用できる生分解性セルロース
エステルとしては、酢酸セルロース、セルロースブチレ
ート、セルロースプロピオネート等の有機酸エステル;
硝酸セルロース、硫酸セルロース、リン酸セルロース等
の無機酸エステル;セルロースアセテートプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセ
テートフタレート、硝酸酢酸セルロース等の混成エステ
ルが例示できる。これらのセルロースエステルは、単独
でまたは二種以上混合して使用できる。これらのセルロ
ースエステルのうち有機酸エステル、特に酢酸セルロー
スが好ましい。
【0012】セルロースエステルは、平均置換度が2.
15以下、より好ましくは1.0〜2.15、特には
1.1〜2.0であって、ASTM 125209−9
1に準ずる生分解性試験方法において、4週間後に60
重量%以上、好ましくは65重量%以上(例えば65〜
100重量%)分解するセルロースエステルであること
が好ましい。平均置換度が1.0未満であると溶媒への
溶解性に劣り、2.15を越えると他の成分との相溶
性、溶融流動性のみならず、生分解性が著しく低下する
からである。ここにセルロースエステルの置換度は、酢
酸セルロースを例にとれば、結合酢酸%(酢化度)を
X、Y=X/100とすると、置換度=(162×Y)
/(60−42×Y)として算出できる。なお、セルロ
ースエステルの分解率(%)は、生分解により発生した
炭酸ガス量を分解された炭素数に換算し、分解前の総炭
素数に対する割合から算出したものとする。ここに上記
生分解性試験方法で使用する活性汚泥として、都市下水
処理場の活性汚泥を使用することができる。
【0013】また、生分解性セルロースエステルは、平
均置換度2.15以下のセルロースエステルを生分解性
セルロースエステル全体の10重量%以上、好ましくは
10〜90重量%、より好ましくは10〜75重量%、
特には10〜50重量%含有するものであり、上記分解
率が4週間後に60重量%以上のものであってもよい。
平均置換度2.15以下のセルロースエステルの含有量
が10重量%以上であれば、残りの成分として置換度
2.2以上、さらには2.4以上のセルロースエステル
を含んでいてもよい。置換度が異なる複数のセルロース
エステルを含んでいても、置換度2.15以下のセルロ
ースエステルの含有量が10重量%以上あれば、生分解
性セルロースエステル全体の生分解性を高めることがで
きるからである。このような生分解性セルロースエステ
ルにおける生分解の機構は明確ではないが、平均置換度
2.15以下のセルロースエステルを上記範囲で含有さ
せると置換度が高いセルロースエステルに分解性を有し
ない微生物が馴化される結果、置換度が高いセルロース
エステルをも分解するものと推測される。尚、かかる生
分解性セルロースエステルにおいて、各セルロースエス
テルを置換する置換基は、それぞれ同一でも類似の置換
基であってもよい。ここに類似の置換基とは、例えば酢
酸セルロースのアセチル基に対し、炭素数1〜4の有機
酸(酢酸を除く)エステル残基が例示できる。
【0014】また、生分解性セルロースエステルは、平
均置換度2.15以下のセルロースエステルを生分解性
セルロースエステル全体の10重量%以上、好ましくは
10〜90重量%、より好ましくは10〜75重量%、
特には10〜50重量%含有するものであり、生分解性
セルロースエステル全体として、ASTM 12520
9−91に準ずる生分解性試験方法において発生する炭
酸ガス量を基準として、4週間後に20重量%以上、よ
り好ましくは25重量%以上分解する生分解性セルロー
スエステルであってもよい。なお、置換度2.15以下
のセルロースエステルの含有量が増加すると、生分解性
セルロースエステル全体を短時間内に生分解することが
できる。
【0015】セルロースエステルは慣用の方法で製造す
ることができ、その置換度は、セルロースに対する有機
酸または酸無水物との配合割合で調整することができ
る。また、置換度の高いセルロースエステル(例えば、
3置換体)を製造した後に加水分解して置換度を下げる
こともできる。
【0016】セルロースエステルの平均重合度は、50
〜250、特には100〜200であることが好まし
い。この範囲で、十分な成形物の機械的特性と生分解
性、成形物製造時の塗膜性に優れるからである。なお、
使用する生分解性樹脂の分子量が高い方が、生分解性樹
脂の使用量を少なくすることができる。
【0017】セルロースエステルの平均重合度(DP)
は、オストワルド粘度計を用い、セルロースエステルの
溶媒溶液と溶媒の各粘度計からの落下時間を25℃で測
定し、下記式(a)〜(d)により計算できる。
【0018】(a)ηrel=t/t0 (b)lnηrel=2.3026×logηrel (c)[η]=(lnηrel)/C (d)DP=[η]/9×10-4
【0019】尚、式中、tはセルロースエステル溶液の
落下時間(秒)、t0は溶媒の落下時間(秒)を示し、
Cは溶液中のセルロースエステルの濃度(g/リット
ル)を示す。上記の方法において、溶媒としてアセトン
を用いる場合が多く、溶液中のセルロースエステルの濃
度は、通常、約0.2%(重量/容量%)である。
【0020】酢酸セルロースを使用する場合には、その
平均置換度は、2.15であることが好ましい。上記生
分解性試験で、都市下水を用いた生分解の度合いが4週
間後に80重量%以上となるからである。なお、置換度
2.15を超えると分解速度がかなり遅くなるが、用途
に応じ、生分解の分解速度を遅くする必要がある場合
に、置換度が低い酢酸セルロースに混合して使用するこ
とができる。更に、その6重量%溶液における粘度が6
0cps以上であることが好ましい。60cps以上で
あれば、得られた生分解性樹脂組成物を含浸させた紙
は、水湿潤時の強度が上がり、農業用シート等として十
分な強度を保持することができるからである。
【0021】酢酸セルロースは、使用目的に応じ、残存
する硫酸量に対するアルカリ金属またはアルカリ土類金
属の当量比が0.1〜1.1、特には0.5〜1.1の
酢酸セルロースであることが好ましい。アルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の当量比が、0.1未満であると
耐熱性が小さく、1.1を越えると、酢酸セルロースの
生分解性が低下するからである。ここに硫酸は、酢酸セ
ルロースを製造する際に触媒として使用する硫酸に由来
するものであって、遊離の硫酸のみならず、硫酸塩、ス
ルホアセテートや硫酸エステルとして残存し、遊離して
いるものも含む。酢酸セルロース中に残存する総硫酸量
は、SO4 2-換算で、通常、1.8×10-3〜6.0×
10-2重量%(0.005〜0.1モル%)の範囲であ
ることが好ましい。なお、前記アルカリ金属として、リ
チウム、カリウム、ナトリウム等が例示でき、アルカリ
土類金属として、マグネシウム、カルシウム、ストロン
チウム、バリウム等が例示できる。
【0022】脂肪族ポリエステルとしては、ヒドロキ
シ酸の重合体、二塩基酸とグリコールとのポリエステル
があり、ポリカプロラクトン等のポリエステルも含まれ
る。ヒドロキシ酸の重合体としては、3−ヒドロキシ酪
酸(PHB)、3−ヒドロキシ吉草酸(PHV)、乳酸
等のヒドロキシ酸の重合体が例示できる。ヒドロキシ酸
は、単独でもこれら2種以上を共重合させたものでもよ
い。また、微生物により合成された生物由来のもので
も、化学合成によるものでもよくモンサントジャパン株
式会社の商品名「バイオポール」等の市販品でもよい。
また、二塩基酸とグリコールのポリエステルに使用する
二塩基酸としては、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、
セバシン酸、アゼライン酸等の飽和脂肪族ジカルボン
酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン
酸等の炭素数2〜14のジカルボン酸が例示できる。グ
リコールとしては、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、1,2−プロパン
ジオール、ジプロピレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、2,2−ジメチル−
1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール等の炭素数2〜12のグリコールが例示
できる。二塩基酸とグリコールはそれぞれ1種または2
種以上を併用することができる。ブチレングリコールと
コハク酸とのポリエステルである昭和高分子株式会社の
商品名「ビオノーレ」等の市販品も使用できる。ポリカ
プロラクトンには、分子量1×104〜10×104のポ
リカプロラクトン、分子量530〜4,000のカプロ
ラクトンジオール、分子量300〜2,000のカプロ
ラクトントリオール等が例示できる。脂肪族ポリエステ
ルの分子量は、生分解性を高めるために、200〜20
×104、好ましくは300〜10×104、更に好まし
くは300〜1×104である。
【0023】ポリペプチドとしては、ポリアミノ酸お
よびポリアミドエステル等が例示できる。
【0024】(c)他の配合成分 本発明の生分解性樹脂組成物には、可塑剤、光分解
促進剤、生分解促進剤を配合することができる。 配合できる可塑剤としては、セルロースの可塑化に使
用される種々の可塑剤、例えば、ジメチルフタレート、
ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジヘキシル
フタレート等のフタル酸エステル、テトラオクチルピロ
メリテート、トリオクチルトリメリテート等の芳香族多
価カルボン酸エステル、ジオクチルアジペート等の脂肪
族多価カルボン酸エステル、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等の
多価アルコール、これら多価アルコールの低級脂肪酸エ
ステル(例えば、グリセリントリアセテート、グリセリ
ンテトラアセテート等)、およびトリエチルフォスフェ
ート、トリブチルフォスフェート、トリブトキシエチル
フォスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレ
ジルホフフェート等のリン酸エステルが例示できる。こ
れらの可塑剤は、1種または2種以上を併用してもよ
い。
【0025】光分解促進剤 光分解促進剤としては、例えば、ベンゾイン類、ベンゾ
インアルキルエーテル類、ベンゾフェノン、4,4’−
ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノンなどのベンゾフ
ェノンとその誘導体;アセトフェノン、α、α−ジエト
キシアセトフェノンなどのアセトフェノンとその誘導
体;キノン類;チオキサントン類;フタロシアニンなど
の光励起剤、アナターゼ型酸化チタン、エチレン−ー酸
化炭素共重合体、芳香族ケトンと金属塩との増感剤など
が例示できる。これらの光分解促進剤は、1種又は2種
以上を併用することもできる。光分解促進剤を用いる
と、セルロースエステルを光分解できる。そのため、成
形品であっても、光分解性と相俟って生分解性を高める
ことができる。
【0026】生分解促進剤 生分解促進剤には、例えば、グリコール酸、乳酸、クエ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸等の炭素数2〜6程度のオキシ
酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、無水コハク酸、グ
ルタル酸等の炭素数2〜6の飽和ジカルボン酸等を含む
有機酸、前記有機酸と炭素数1〜4のアルコールとのエ
ステルが含まれる。更に、リパーゼ、セルラーゼ、エス
テラーゼなどの加水分解酵素を使用することもできる。
これらの酵素は、水に懸濁させ、或いは分散させて生分
解性樹脂組成物に添加することができる。本発明では、
生分解性促進剤としてこれらの1種または2種以上を併
用することができる。なお、前記の光分解促進剤と生分
解促進剤とを併用してもよい。
【0027】(2)生分解性樹脂組成物 本発明の生分解性樹脂組成物は、キチンまたはキトサン
と上記生分解性樹脂および必要に応じて含めることので
きる可塑剤等の他の添加物とからなる。本発明の生分解
性樹脂組成物が、キチンまたはキトサンと上記生分解性
樹脂とからなる場合には、キチンまたはキトサン1〜2
5重量%、生分解性樹脂99〜75重量%であることが
好ましい。この範囲で、十分な糸状菌や大腸菌の生育阻
止効果を発揮すると共に、使用後に十分な生分解性を発
揮するからである。また、生分解性樹脂組成物が可塑
剤、光分解促進剤または生分解促進剤等の他の成分を含
む場合には、上記キチンまたはキトサンと生分解性樹脂
とからなる生分解性樹脂組成物100重量部に対し、可
塑剤を0.1〜10重量部、特には1〜3重量部、光分
解促進剤は、0.1〜5重量部、特には1〜3重量部、
生分解促進剤は、0.1〜5重量部、特には1〜3重量
部配合できる。更に、本発明の生分解性樹脂組成物に
は、炭酸カルシウム等の充填材や増量剤の他、除草剤、
殺虫剤、殺菌剤、植物成長調整剤等の農薬類、更に撥水
性が要求される時はワックス類等を混合することもでき
る。
【0028】(3)生分解性樹脂からなる成形物 本発明の生分解性樹脂組成物から成形物を得ることがで
きる。本発明の成形物は、本発明にかかる生分解性樹脂
組成物から単独で成形物を得るほか、当該樹脂組成物と
他の配合物を混合して成形物を得る場合も含む。
【0029】本発明の生分解性樹脂組成物は、押出成
形、ブロー成形、発泡成形、射出成形、キャスティング
成形、紡糸等の種々の成形法により成形物を製造するこ
とができる。成形品は切削加工等が施されていてもよ
い。
【0030】本発明の生分解性樹脂組成物は、これを水
に懸濁させスラリーとし、一般の方法でシート状にし、
これを加熱して生分解性樹脂を溶融固化すれば不織シー
トが得られる。また、上記スラリーに、更に紙原料のス
ラリーや他の粉末または繊維状の生分解性物質を混合し
たものを使用し、上記と同様に不織シートを得ることも
できる。この場合、混合し得る紙原料等の配合量は、紙
原料等100重量部に対して生分解性樹脂組成物3〜3
0重量部、特には5〜15重量部であることが好まし
い。
【0031】本発明の生分解性樹脂組成物を水や有機溶
媒に溶解、懸濁させた溶液を、紙またはパルプもしくは
セルロース骨格を有する素材よりなる不織布等の繊維状
物質からなるシート状物に含浸させて成形物を得ること
ができる。当該生分解性樹脂組成物の溶液等は、生分解
性樹脂を有機溶媒に溶解または懸濁させた溶液またはエ
マルジョンに、キチンまたはキトサンを分散させた溶液
を混合して調製することができる。当該溶液中の生分解
性樹脂の濃度は、溶液粘度により適宜選択することがで
き、通常は3〜40重量%、特には5〜30重量%であ
ることが好ましい。3重量%未満の場合、紙等への含浸
速度は速いが出来上がった含浸紙等のシート状成形体の
湿潤強度が十分でなく、逆に40重量%を超えると、溶
液の粘度が高くなり過ぎて含浸される樹脂量が過大にな
るので好ましくない。なお、生分解性樹脂を溶解させる
有機溶剤の種類は、使用する生分解性樹脂により適宜選
択することができる。また、キチンまたはキトサン量
は、当該溶液等中、0.3〜10重量%、特には0.5
〜5重量%であることが好ましい。キチンまたはキトサ
ンは放線菌や乳酸菌等の有用微生物を増殖し、糸状菌や
大腸菌の様な有害な微生物の生育を阻止する効果があ
り、上記範囲で、植物病原性カビで豆科の植物に寄生す
るFusarium菌やキュウリに寄生するFoxys
porum菌に対してはキチンまたはキトサンは、上記
範囲で十分な生育阻止効果を発揮するからである。生分
解性樹脂組成物の含浸量は、強度、作業性および経済性
の観点から、紙等のシート状物に0.5〜20g/
2、特には2〜15g/m2であることが好ましい。な
お、本発明の含浸には、浸漬、シート状物の表面へ塗
布、スプレー、散布する場合も含み、含浸した後、乾
燥、加熱プレスしてシート状物を得ることができる。
【0032】ここに、含浸させる紙は特に限定されない
が、含浸加工を損なわない厚みであること、および農作
業を損なわない厚みであることが好ましい。農作業性か
らは、現在使用されているポリオレフィンシートと同等
程度の厚みが好ましく、具体的には0.01〜1mm、
特には、0.3〜0.05mmであることが好ましい。
1mmを超えると1ロール当たりの長さが短くなり、長
い畝への敷設が一回で出来ず、0.01mmを下回る
と、強度が不足し、キチンまたはキトサンの絶対量が少
なくなるため好ましくない。また、紙の強度は、紙の原
材料、製法により同じ厚みでも大きく変わるので、使用
する生分解性樹脂の強度との組み合わせで、必要な強度
を適宜選択することができる。
【0033】本発明の生分解性樹脂組成物から予めフィ
ルムを得て、積層シートを得ることができる。被積層シ
ートとしては、紙、またはパルプもしくはセルロース骨
格を有する粉末もしくは繊維状の生分解性物質から得た
シート状物が例示でき、当該フィルムとシートとを加熱
プレスし、融着させる。生分解性樹脂組成物の積層量
は、強度、作業性および経済性の観点から、紙等のシー
ト状物に0.5〜20g/m2、特には2〜15g/m2
であることが好ましい。
【0034】ここに、粉末または繊維状の生分解性物質
とは、パルプまたはセルロース骨格を有する素材からな
る生分解性物質の粉末または繊維状物質であって、特に
経済性が要求される農業分野に使用する場合は、大鋸
屑、籾ガラ、その他植物より得られるものの粉砕物や、
製紙業の工程より出る廃棄物等が例示できる。これらを
用いてシート状物にするには、粉末または繊維状の生分
解性物質を圧縮プレスする方法等がある。
【0035】本発明の生分解性樹脂組成物からなる成形
物の形状は、シート、カップ状等形状に特に制限はな
い。
【0036】(4)用途 本発明の成形物や各種シートは、農業用、園芸用、建築
用、マルチシート、育苗ポット等に使用することができ
る。本発明の生分解性樹脂組成物には、キチンまたはキ
トサンが含まれ、これらが有する植物の自己防護機能の
活性化により病虫害侵入の防御効果や抗菌作用による病
害菌の増殖抑制効果により土壌の改良が行われ、植物の
活性化が行われる。また、本発明では、生分解性樹脂と
キチンまたはキトサンと組み合わせることにより、微生
物の働きで生分解性樹脂が徐々に分解される結果、キチ
ンまたはキトサンが徐々に地上や地中に拡散してその持
続的な効果の発揮に寄与する。
【0037】本発明の生分解性樹脂組成物含浸紙、不織
シートまたは積層シートを農業用マルチシートとして使
用すると、使用期間の初めの作物が小さい3ケ月間程度
は、地温の制御や雑草の抑制効果を確保すべく適度な耐
久性を発揮し、その一方、作物収穫後には土壌の中に鋤
きこめる程度に強度が低下し、使用済み農業用シートの
回収が不要となる。また、成形物がカップ状である場合
や生分解性樹脂組成物含浸紙をカップ状に畳んだ場合に
は、その中に腐棄土やバーク等、肥料を入れ、苗花販売
用植木鉢や種苗育成用鉢に使用することもできる。キチ
ンまたはキトサンの抗菌、防臭、防かび、生体親和性、
免疫活性、植物の生長促進、病虫害防除等の特性が発揮
され、特にFusarium菌の増殖防止に効果があ
る。
【0038】本発明の生分解性樹脂組成物含浸紙、不織
シートまたは積層シートは、建材用壁紙、金属吸着用濾
紙、空気洗浄フィルター、農業用果実袋、農地の遮光
紙、農地の保温幕、種袋等に使用することもできる。更
に、医薬用創傷治癒促進テープバン、医薬用薬袋、カル
テ用紙、食品用包装袋、ハム・ソーセージの袋等に使用
することもできる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお
「%」は、特に示す場合を除くほか「重量%」を示す。
【0040】[実施例1]酢酸セルロース(ダイセル化
学工業(株)製、平均置換度2.14、重合度185)
の15%アセトン溶液を調製し、これに粒径60〜80
μmのキチンまたはキトサンを3重量%濃度になるよう
に添加し、ホモジナイザーにより均一分散し、生分解性
樹脂組成物の溶液を得た。この溶液に70g/m2の紙
を浸漬塗布した。塗布後、温風乾燥し、溶剤が揮発して
質量が一定になったところで、生分解性樹脂組成物を
6.0g/m2含有する生分解性樹脂組成物含浸紙を得
た。これを屋外の畑の畝にマルチャーを用いて敷設し、
分解性、耐久性の試験に供した。評価は、耐久性につい
ては、シートの破れの発生の有無を外観で評価し、分解
性は、使用後の強度低下として、鋤込みができるか否か
のフィールド評価で行った。また、土壌に存在して豆類
の生育に悪影響を及ぼすFusarium菌の増殖抑制
の効果を評価した。ここに、Fusarium菌の増殖
抑制効果は、敷設3日、4日、6日後の各土壌の一定量
を一定量の水に溶解したものを試料とし、寒天培地上で
37℃、24hr培養後、培地上のコロニー数を計測し
て評価した。コロニー数0を0%の増殖(100%の増
殖抑制)、ポリエチレン製マルチシートを使用した比較
例3のコロニー数を100%の増殖(0%の増殖抑制)
とし、各試料のコロニー数を比較例3のコロニー数に対
する百分率で評価した。結果を表−2に示す。
【0041】[実施例2]実施例1の酢酸セルロースに
代えて、酢酸セルロース樹脂(ダイセル化学工業(株)
製、平均置換度1.90、重合度160)の7%アセト
ン溶液を使用した以外は、実施例1と同様の方法で、生
分解性樹脂組成物含浸紙を得た。
【0042】[実施例3]実施例1の酢酸セルロースに
代えて、平均置換度1.20、重合度148を有する酢
酸セルロース(ダイセル化学工業(株)製)の7%アセ
トン溶液を使用した以外は、実施例1と同様の方法で、
生分解性樹脂組成物含浸紙を得た。
【0043】[比較例1]実施例1の酢酸セルロースに
代えて、酢酸セルロース樹脂(ダイセル化学工業(株)
製、平均置換度1.90、重合度160)の15%アセ
トン溶液を使用し、かつキチンまたはキトサンを添加せ
ずに他は実施例1と同様の方法で生分解性樹脂組成物含
浸紙を得た。
【0044】[比較例2]酢酸セルロースとキチンまた
はキトサンを全く使用せずに、紙のみで実施例1と同様
の評価を行った。
【0045】[比較例3]従来のポリエチレン製マルチ
シート(厚み20μm)で、実施例1と同様の評価を行
った。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明の生分解性樹脂組成物は、各種シ
ート、カップ等に成形することができる。本発明にかか
る成形物を農作業に使用すると、敷設後3ケ月間程度
は、破れの発生が認められずマルチシートとして十分の
強度を有する一方、5ケ月後には完全に分解され、鋤き
込みに何の支障もなかった。また、本発明の成形物には
キチンまたはキトサンが含有され、Fusarium菌
の増殖を効果的に抑制した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/07 C08K 5/07 4L055 5/09 5/09 5/10 5/10 5/523 5/523 7/02 7/02 C08L 1/10 C08L 1/10 5/08 5/08 D04H 1/42 D04H 1/42 F D06M 15/07 D06M 15/07 D21H 19/34 D21H 19/34 (72)発明者 中川 益男 京都府京都市右京区梅ヶ畑殿畑町29−3 (72)発明者 松川 弘次郎 京都府京都市山科区西野山中鳥井町132− 72 Fターム(参考) 2B024 DB03 DB07 4F100 AH02A AH02H AH03A AH03H AH04A AH04H AJ06A AK01A AT00B BA02 CA04A CA30A DG15B GB01 JC00 JC00A YY00A 4J002 AB021 AB052 AD031 CF031 CF181 DE137 EE027 EE057 EF008 EH008 EH046 EH146 EV317 EW046 FD026 FD207 FD208 GF00 GL00 4L033 AB07 AC15 CA02 CA04 DA00 4L047 AA08 AA11 AA28 BA21 CB10 CC10 CC15 4L055 AF08 AG34 AG46 AG53 AG96 AH21 AH50 BE08 BE10 EA16 EA29 EA30 EA32 FA30 GA05 GA23 GA25 GA26 GA27 GA30 GA31

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キチンまたはキトサンと生分解性樹脂と
    を含む生分解性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 キチンまたはキトサンが粉末状または繊
    維状であることを特徴とする請求項1記載の生分解性樹
    脂組成物。
  3. 【請求項3】 キチンまたはキトサンが、粒径20〜3
    00μmの粉末状であることを特徴とする請求項1記載
    の生分解性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 生分解性樹脂が、平均置換度1.0〜
    2.15であり、かつASTM 125209−91に
    準ずる生分解性試験方法において発生する炭酸ガス量を
    基準として、4週間後に60重量%以上分解するセルロ
    ースエステルを含む生分解性セルロースエステルである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生分
    解性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 セルロースエステルが酢酸セルロースで
    あることを特徴とする請求項4記載の生分解性樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 酢酸セルロースが、平均重合度50〜2
    50、平均置換度1.0〜2.15、残存する硫酸量に
    対するアルカリ金属またはアルカリ土類金属の当量比が
    0.1〜1.1であることを特徴とする請求項5記載の
    生分解性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 生分解性樹脂が、置換度の異なる複数の
    セルロースエステルからなる生分解性セルロースエステ
    ルであり、平均置換度1.0〜2.15のセルロースエ
    ステルを生分解性セルロースエステルの10重量%以上
    含み、生分解性セルロースエステルが、ASTM 12
    5209−91に準ずる生分解性試験方法において発生
    する炭酸ガス量を基準として、4週間後に20重量%以
    上分解する生分解性セルロースエステルであることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生分解性樹脂
    組成物。
  8. 【請求項8】 可塑剤、光分解促進剤及び生分解促進剤
    からなる群から選択された少なくとも1つの成分を含む
    請求項1〜7のいずれかに記載の生分解性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 可塑剤が、フタル酸エステルを含む芳香
    族多価カルボン酸エステル、脂肪族多価カルボン酸エス
    テル、多価アルコール、多価アルコールの低級脂肪酸エ
    ステルおよびリン酸エステルからなる群から選択された
    少なくとも1つの化合物であることを特徴とする請求項
    8記載の生分解性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 生分解性樹脂100重量部に対し、可
    塑剤を0.1〜10重量部、および光分解促進剤または
    生分解促進剤を0.1〜5重量部含有することを特徴と
    する請求項1〜9のいずれかに記載の生分解性樹脂組成
    物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の生
    分解性樹脂組成物からなる成形物。
  12. 【請求項12】 生分解性物質の粉末または繊維から得
    たシート状物に請求項1〜10のいずれかに記載の生分
    解性樹脂組成物をコートしたことを特徴とする不織シー
    ト。
  13. 【請求項13】 請求項1〜10のいずれかに記載の生
    分解性樹脂組成物の溶液、乳液またはスラリーを紙に含
    浸させて得た生分解性樹脂組成物含浸紙。
  14. 【請求項14】 請求項1〜10のいずれかに記載の生
    分解性樹脂組成物からなるフィルムを含む積層シート。
  15. 【請求項15】 請求項1〜10のいずれかに記載の生
    分解性樹脂組成物を混抄して得た不織シート。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の不織シート、請求項
    13記載の生分解性樹脂組成物含浸紙、請求項14記載
    の積層シートまたは請求項15記載の不織シートのいず
    れかからなる農業用シート。
  17. 【請求項17】 請求項13記載の生分解性樹脂組成物
    含浸紙からなる建材用壁紙。
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