JPH067039A - 生分解性不織布成型容器 - Google Patents

生分解性不織布成型容器

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JPH067039A
JPH067039A JP35059291A JP35059291A JPH067039A JP H067039 A JPH067039 A JP H067039A JP 35059291 A JP35059291 A JP 35059291A JP 35059291 A JP35059291 A JP 35059291A JP H067039 A JPH067039 A JP H067039A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 農園芸に用いる土壌中で微生物により完全に
分解される生分解性成型容器であって、育苗期間中は分
解せず、土壌に埋め込まれてから速やかに分解する成型
容器を得る。 【構成】 ウール70%、レーヨン繊維30%の混合繊
維で形成した目付100g/mのウエブに濃度5%の
エチルセルロースキシレン溶液を20g/m付着させ
てなる不織布基材を金型で熱成型してポット形状の成型
容器となし、この成型容器の内側面にセルロースアセテ
ート樹脂、外側面にキトサン−セルロースの生分解性バ
インダーを付着させて形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗ポットやプラグポ
ット等農園芸分野に於いて使用される成型容器に関する
ものであり、更に詳しくは、空気中に於ける育苗期間中
では分解されにくく、その強度が保たれ、土壌中では急
速に分解され、最終的には完全に分解する生分解性不織
布による成型容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農園芸分野で利用されている育苗ポット
としては、素焼きの鉢,ピートモス,紙,プラスチック
製のポットや熱可塑性合成繊維ウエブを熱圧着した不織
布からなる育苗用容器(特開昭57−94225号)等
が用いられ、プラグポットでは古紙を使用した湿式成型
体(いわゆるパルプモールド)等が用いられているが、
近年、取り扱い易さ、価格の面から、塩化ビニル,ポリ
エチレンのプラスチック製成型体(ポリポット等)の需
要が増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記プラスチ
ック製成型体は、使用後の処分問題として、産業廃棄物
として扱われ、焼却時の有害ガスの発生や高温の為に焼
却炉自体を傷めるといった欠点がある。
【0004】更に、このような成型容器で生育した苗
は、成長していくにつれて、大きな鉢や露地へ植え替え
る、いわゆる移植が必要となってくるが、この際に根を
傷つけ、枯死の原因となったり、この移植の手間も膨大
なものとなるという問題点がある。
【0005】又、パルプモールド品では、原料の古紙に
リグニン等の生分解を阻害する物資が含まれるため、露
地への移植後も長く残存し、根の成長(いわゆる根の張
り)に悪影響を及ぼし、吸水性が高すぎ、耐水強度が低
く、保型性が悪いという問題点がある。合成繊維からな
る不織布製の容器は生分解されず、粗大ゴミとなり、焼
却時に有害ガスの発生や焼却炉を傷めるなどの問題点が
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
みてなされたものであり、ビスコース,銅アンモニアレ
ーヨン等の再生繊維や綿,麻等の植物性天然繊維等のセ
ルロース系繊維と絹,ウール等の動物性タンパク質繊維
をそれぞれ単独或はこれらを複数種混合して得られる目
付30g/m以上の不織布ウエブに、少なくとも10
重量%のエチルセルロース及びその誘導体やポリカプロ
ラクトン,ヒドロキシプロピルセルロース、重合度50
0以下の酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体、生分
解性を有する熱可塑性ポリビニルアルコール等の生分解
性を有する熱可塑性樹脂を付着させ、金型で熱圧縮成型
された成型容器により上記問題点を解消したものであ
る。
【0007】更に、分解期間をコントロールするため、
即ち、気中での育苗中は成型容器内に入れた土壌により
分解を遅らせる為、内側表面にセルロース−アセテート
樹脂、或はゼオライト等の無機系抗菌剤、又はシリコン
等無機系又は脂肪族系撥水剤を混入した、キトサン−セ
ルロースを主成分とする生分解性プラスチック、或いは
成型で使用した生分解性を有する熱可塑性樹脂を生分解
遅延プラスチックとして散布又は塗布する。
【0008】又、露地等への移植後は早期に分解,消滅
させるため、外側表面にキトサン−微細セルロースを主
成分とした生分解性バインダー単独、又はこれにコーン
スターチ,澱粉等の炭水化物、又は米ぬか等の植物性タ
ンパク質、又はグリセリン等の可塑剤を混入した複合バ
インダーを分解促進プラスチックとして散布又は塗布す
ることにより、形成した成型体容器を得ることによる。
上記短期間で生分解するプラスチックとは土壌中で1〜
2ケ月間で生分解するものをいい、長期間で生分解する
プラスチックとは土壌中で1年以上経過して生分解する
ものをいう。
【0009】
【作用】本発明の成型容器は、生分解性機能を有するた
め、使用後は土壌中に於いて微生物により完全に分解消
滅し、焼却の必要性がなく、有害物質の放出、或は焼却
炉を傷めることがない。
【0010】更に成型体から苗を取り出しての移植の必
要もなく、植え替え作業時に根を傷つけ枯死させる心配
もなく、作業の手間も省略できる。また、多孔通気性で
あるため、植物の根が容器の四方八方に伸び、植物の成
長が促進される。
【0011】特に、成型容器内側表面には短期間で生分
解するプラスチックが、外側表面には長期間で生分解す
るプラスチックがそれぞれ付着していることにより、育
苗期間中で分解が遅れ、成型容器自体の強度を保ち、露
地等へ埋め込まれてからは速やかに分解、消滅し、根張
りに影響を及ぼすことなく使用できる。
【0012】以下、本発明の構成を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本発明の生分解性不織布成型容器の
一例を示す斜視図、図2は他の一例の斜視図であり、図
3は図1a部部分拡大断面図である。図に示す様に成型
容器1を構成する不織布基材2は、ビスコース,銅アン
モニアレーヨン等の再生繊維や綿,麻等の植物性天然繊
維等のセルロース系繊維3と、絹,ウール等の動物性タ
ンパク質繊維3を単独或は混合して得られるもので、そ
の目付は少なくとも30g/m以上であればよく、3
0g/m未満となると成型体自体の強度がなく、いわ
ゆる自立性が失われる。
【0014】また、目付が過剰に大きくなると緻密化し
て、透水性,通気性が失われ、根腐れ等の原因となる。
従って望ましい範囲は、成型体の大きさ,形状により異
なるが、育苗ポット状で100(3ないし4号)〜30
0(7ないし8号)g/m、プラグポット状で50〜
150g/mであるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0015】上記不織布基材2の結合剤として、生分解
性を考慮し、生分解性を有する熱可塑性樹脂4、例えば
エチルセルロース及びその誘導体、カプロラクトン、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、重合度500以下の酢酸
ビニル−ビニルアルコール共重合体、生分解性を有する
ビニルアルコールを用い、その付着量は、少なくとも1
0重量%以上あればよい。上記以下の付着量であると熱
圧成型しても充分な保型性が得られず、又、過剰になる
と成型時生分解性を有する熱可塑性樹脂がフィルム化
し、ポットの透水性,通気性が失われる。望ましい範囲
は、繊維の目付量にもよるが10〜40重量%が適量で
ある。
【0016】上記構成により得られた不織布基材を熱圧
成型すれば、生分解性を有する成型容器が得られるが、
育苗する植物の種類によっては1乃至2ケ月の長期にわ
たる育苗期間を要するものもあり、成型容器内部に入れ
た土壌に含まれる微生物により成型容器内側面が分解さ
れ、強度が低下し、育苗ポットが型くずれを起こすこと
になる。
【0017】従ってこれを防止する為に、容器の内側表
面上にセルロースアセテート樹脂、キトサン塩(乳酸、
酢酸等の有機酸0.5〜1.0%水溶液中にキトサンを
0.5〜1.0%濃度になる様調整)と微細セルロース
とを固形分比率20〜30:80〜70に混合した生分
解性バインダーに、ゼオライト等の無機系抗菌剤、又は
シリコン等の無機系撥水剤、或は脂肪族系撥水剤を混入
した複合バインダーを長期間で生分解するプラスチック
5として散布,塗布等の手段で付着被覆することにより
分解期間を遅らせる様に構成したものである。
【0018】上記の長期間で生分解するプラスチック5
の付着量は、成型容器の構成繊維目付,形状,育苗期間
により決定されるが、育苗ポット状で10g/m、プ
ラグポット状で5g/m以上あれば充分に目的が達成
され、上記付着量未満となるとその効果は徐々に薄れ
る。また、キトサン−セルロースを主成分とする生分解
性バインダーのキトサンと微細セルロースの混合固形分
比率が、前述の範囲以外であると、バインダーとしての
充分な強度と耐水性が得られない。
【0019】また、上記成型容器を露地等に移植した場
合、速やかに分解消滅する様に成型容器の外側表面に上
記で述べた生分解バインダーを単独、若しくは、これに
コーンスターチ,澱粉等の炭水化物、米ぬか等の植物性
タンパク質、グリセリン等の可塑剤を混入した複合バイ
ンダーを分解促進プラスチック6として、散布又は塗布
することにより、土壌中で速やかに分解する様構成した
ものであり、その付着量は育苗ポットで10g/m
プラグポットで5g/m以上あれば充分で、上記数量
未満となるとその効果が徐々に薄れてくる。又、長期間
で生分解するプラスチックの付着量を増大することによ
って分解する期間を遅らせることも可能である。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例及び比較例に
より更に詳しく説明する。
【0021】実施例1 ウール(繊維径20〜40μ、長さ15〜80mm)7
0%とレーヨン2d×51mm30%を混合し、公知の
ウエブ形成機により得られた目付100g/mの不織
布ウエブにキシレンにより濃度5%に溶解したエチルセ
ルロース(米国ハーキュレス社製N−7)を20g/m
付着させて形成した不織布基材を金型で熱成型を行な
い、育苗ポット形状に成型し、この成型ポットの内側表
面にセルロース−アセテート樹脂(アートプラス社製)
を15g/m付着させ、更に外側表面に生分解性バイ
ンダー(キトサン−微細セルロースの固形分比率=3
0:70)を10g/m付着させ、成型容器を得た。
【0022】実施例2 実施例1と同様にして得られた、ウール(20〜40
μ、15〜80mm)70%と、レーヨン2d×51m
m30%、目付250g/mの不織布ウエブにポリカ
プロラクトンを70g/m付着させた後、金型で熱圧
成型してポット形状とし、この内側表面にセルロース−
アセテート樹脂を20g/m付着させ、更に外面に生
分解性バインダーに澱粉(キトサン:微細セルロース:
澱粉=30:70:10)を混入した複合バインダーを
10g/m付着させ成型容器を得た。
【0023】実施例3 実施例1と同仕様で得られた目付50g/mの不織布
ウエブに生分解性を有する熱可塑性ポリビニルアルコー
ル(米国エアープロダクツ社製VINEX1003)を
7g/m付着させた後熱圧成型しプラグポット状と
し、この内側表面に生分解性バインダーにゼオライト抗
菌剤(キトサン:微細セルロース:抗菌剤=30:7
0:2)を混入した複合バインダーを5g/m付着さ
せ、外側表面に生分解性バインダーに澱粉(キトサン:
微細セルロース:澱粉=30:70:10)を混入した
複合バインダーを5g/m付着させ成型体を得た。
【0024】比較例1 実施例1と同様にして得られたウール(20〜40μ、
15〜80mm)70%とレーヨン2d×51mm30
%、目付70g/mの不織布ウエブにエチルセルロー
ス5g/mを付着させてなる基材不織布を金型でポッ
ト形状に熱圧成型し、更に内側表面にセルロース−アセ
テート樹脂5g/m付着させ、外側表面に実施例1で
用いた複合バインダーを5g/m付着させ成型容器を
得た。
【0025】比較例2 実施例1で得られたポット形状の成型容器の外側表面の
みに実施例2で用いた澱粉混入複合バインダーを10g
/m付着させ成型容器を得た。
【0026】比較例3 実施例3と同仕様にて得られた目付20g/mの不織
布ウエブにエチルセルロース20g/mを付着させて
形成した基材不織布を熱圧成型してプラグポット形状と
し、これに以下、実施例1と同様にして成型容器を形成
した。上記実施例1〜3及び比較例1〜3で得られた6
種類の育苗ポットについて、成型性,保型性、育苗期間
中及び土壌中の分解性、通気性,透水性、植物(百日
草)に対する影響度について調査した結果を表1に示
す。尚、市販のポリポット及びパルプモールドプラグポ
ットについても同様に比較検討した。
【0027】
【表1】
【0028】以上の結果、いずれの実施例も比較例に対
し、成型性,保型性に優れ、かつ通気性,透水性に優れ
ることから植物に対する影響もなく、育苗に対しても充
分な非分解期間を有し、また土壌に埋め込んだ場合、速
やかに分解消滅することが判明した。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたことにより、
熱による成型が可能であり、育苗に必要な期間は分解せ
ず、土壌に埋め込まれた場合には速やかに分解する農園
芸用生分解性不織布,成型容器が得られる。従って、焼
却の必要性がなく、有害物質の放出、焼却炉の損傷等か
ら解放され、自然汚染の恐れがない。更に、いわゆるポ
リポット等の合成樹脂系の成型体にとって不可欠な移植
といった煩雑な作業も必要とせず、しいては根を傷つけ
ることがないため、生長不良や枯死の心配がいらないと
いった種々の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生分解性不織布成型体の斜視図。
【図2】同他の実施例を示す斜視図である。
【図3】同図1のa部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 生分解性不織布成型容器 2 不織布基材 3 セルロース系繊維、動物性タンパク質繊維 4 熱可塑性樹脂 5 短期間で生分解するプラスチック 6 長期間で生分解するプラスチック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 1/58 ZAB Z 7199−3B (72)発明者 細川 純 香川県高松市花の宮町二丁目3番3号 工 業技術院四国工業技術試験所内 (72)発明者 久保 隆昌 香川県高松市花の宮町二丁目3番3号 工 業技術院四国工業技術試験所内 (72)発明者 吉原 一年 香川県高松市花の宮町二丁目3番3号 工 業技術院四国工業技術試験所内 (72)発明者 中川 睦夫 兵庫県宝塚市売布1丁目21番15号 (72)発明者 小松 輝弘 兵庫県尼崎市武庫豊町2丁目4番地50− 306 (72)発明者 三村 省三 兵庫県伊丹市荻野4丁目46−8

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビスコース,銅アンモニアレーヨン等の
    再生繊維や綿,麻等の植物性天然繊維等のセルロース系
    繊維と絹,ウール等の動物性タンパク質繊維をそれぞれ
    単独に、或は複数種混合して形成された目付30g/m
    以上の繊維ウエブに少なくとも10重量%以上の生分
    解性を有する熱可塑性樹脂を結合剤として付着形成され
    た基材不織布よりなる成型容器であって、該成型容器の
    外側表面に短期間で生分解するプラスチック、内側表面
    に長期間で生分解するプラスチックを付着させたことを
    特徴とする生分解性不織布成型容器。
  2. 【請求項2】 生分解性を有する熱可塑性樹脂が、エチ
    ルセルロース及びその誘導体、ポリカプロラクトン、ヒ
    ドロキシプロピルセルロース、重合度500以下の酢酸
    ビニル−ビニルアルコール共重合体、生分解性を有する
    熱可塑性ポリビニルアルコールであることを特徴とする
    請求項1記載の生分解性不織布成型容器。
  3. 【請求項3】 短期間で生分解するプラスチックとし
    て、キトサン−微細セルロースを主成分とした生分解性
    バインダー単独、或はコーンスターチ,澱粉等の炭水化
    物、又は米ぬか等の植物性タンパク質、又はグリセリン
    等可塑剤を混入した複合バインダーであることを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の生分解性不織布成型容
    器。
  4. 【請求項4】 長期間で生分解するプラスチックとし
    て、セルロース−アセテート樹脂、或はゼオライト等の
    無機系抗菌剤、又はシリコン等の無機系又は脂肪族系撥
    水剤を混入した請求項2に記載の生分解性を有する熱可
    塑性樹脂又は請求項3に記載のキトサン−セルロースを
    主成分とする生分解性バインダーであることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2又は請求項3記載の生分解性不
    織布成型容器。
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