JPH05253237A - 観察補助鉗子 - Google Patents

観察補助鉗子

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Publication number
JPH05253237A
JPH05253237A JP4053641A JP5364192A JPH05253237A JP H05253237 A JPH05253237 A JP H05253237A JP 4053641 A JP4053641 A JP 4053641A JP 5364192 A JP5364192 A JP 5364192A JP H05253237 A JPH05253237 A JP H05253237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft member
organ
hollow sheath
holding portion
observation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4053641A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotoshi Sakashita
清登志 坂下
Shirou Bitou
士郎 備藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP4053641A priority Critical patent/JPH05253237A/ja
Publication of JPH05253237A publication Critical patent/JPH05253237A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性を低下させることなく、臓器保持部の
剛性を向上することができ、臓器を保持させたり、移動
させることができる観察補助鉗子を提供することにあ
る。 【構成】 中空シース11内に軸部材12を挿通し、こ
の軸部材12を操作部13により中空シース11内を進
退操作可能に構成する。また軸部材12の先端寄り部に
収納部17を設け、中空シース11から軸部材12を突
出したときは弾性を有した臓器保持部18が収納部17
から拡開し、臓器を内視鏡により観察しやすい場所に移
動させる。軸部材12を中空シース11内に没入したと
きには臓器保持部18が収納部17に収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臓器を観察し易い場所
に移動したり、観察の妨げになる他の臓器をわきによせ
るために用いられる観察補助鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、縦長の挿入部を挿入することによ
って、体表面から切開することなく体腔内を観察した
り、処置具によって治療処置することのできる内視鏡が
広く用いられるようになった。
【0003】前記内視鏡は、挿入部が軟性で口腔等から
挿入される軟性内視鏡と、挿入部が硬性でトラカール等
に案内されて体腔内の観察目標部位に向けて挿入される
硬性内視鏡とがある。
【0004】ここで、主に腹部の観察用に図5に示すよ
うな硬性内視鏡が用いられる。腹腔内、特に子宮、卵
管、卵巣等の女性臓器を観察する場合、それらの臓器を
硬性内視鏡の観察しやすい場所に移動させる必要があ
る。この場合、特開昭62−227345号公報に開示
されている観察補助鉗子1が用いられている。
【0005】この観察補助鉗子1は図6に示すように、
中空シース2に軸部材3を進退自在に挿通して構成し、
この軸部材3を進退操作する操作部4を設け、この操作
部4を操作して中空シース2から軸部材3を突出させ
て、軸部材3の先端側が拡開するように付勢された複数
本のワイヤ等の線状部材5を扇状に突出させて観察の妨
げになる臓器等を移動したり、わきに寄せた状態に保持
したりして、所望とする部位を硬性内視鏡により観察し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した観
察補助鉗子は、複数本の線状部材5を扇状に突出させ
て、腹腔内の臓器を持ち上げていたが、線状部材5のコ
シが弱く、十分に臓器をかき分けたり持ち上げたりする
ことができなかった。そこで、線状部材5の径を太くし
たり材質を変更して剛性を向上させると、軸部材3を中
空シース2内に没入したり、突出させたりするときに大
きな力量が必要となり、操作性が悪くなるという不具合
があった。
【0007】本発明は、前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、剛性アップが得られる
と共に、操作性が良く、臓器を保持させたり、移動させ
ることができる観察補助鉗子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の観察補助鉗子
は、前記目的を達成するために、中空シースを備え、こ
の中空シース内に進退自在に挿通された軸部材を設け、
この軸部材を中空シースから進退操作する操作部を有
し、この軸部材に設けられた収納部を備え、前記中空シ
ースから前記軸部材を突出したときは前記収納部から拡
開し前記軸部材を中空シース内に没入したときには前記
収納部に収納される弾性を有した臓器保持部を備えて構
成したことにある。
【0009】
【作用】前記構成の観察補助鉗子によれば、操作部を操
作して中空シースから軸部材を突出させる。すると、こ
の軸部材の収納部から臓器保持部が弾性的に拡開し、こ
の臓器保持部によって臓器を所望の位置に移動させるこ
とができる。また、操作部を操作して軸部材を中空シー
ス内に没入させることにより臓器保持部が軸部材の収納
部に収納されるので、操作性がよく、しかも臓器保持部
も剛性が高いので、臓器を所望の位置に移動させること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の観察補助鉗子の一実施例を図
1乃至図5に示し説明する。
【0011】図1(a)(b)は本発明の第1の実施例
を示すものである。円筒形状の中空シース11には丸棒
形状の軸部材12が挿通されている。また、この軸部材
12の基端側には前記中空シース11から軸部材12を
進退自在にする操作部13が設けられている。
【0012】この操作部13は、前部操作部14と後部
操作部15とから構成されている。前部操作部14は前
記中空シース11に設けられ、後部操作部15は前記軸
部材12に設けられている。つまり、前記後部操作部1
5を前方に押し操作して前部操作部14に当接させるこ
とにより、中空シース11から軸部材12が突出するよ
うに構成されている。
【0013】前記軸部材12の先端寄り部には軸方向に
亘ってスリット状の収納部17が設けられている。この
収納部17には上下一対の臓器保持部18が収納され
る。この臓器保持部18は収納部17の基端側にロー付
け等で軸部材12と一体に固定されている。この臓器保
持部18はワイヤ等に比較して剛性が高く弾性を有し、
常時、外部に拡開するように付勢されている。また、こ
の臓器保持部18の先端は臓器に直接接触するので臓器
に傷を付けないように先端が丸く形成されている。
【0014】このように構成された観察補助鉗子によれ
ば、前部操作部14に後部操作部15を押し込んで当接
させ、中空シース11から軸部材12を突出させる。す
ると、この軸部材12の収納部17から一対の臓器保持
部18が図1(a)に示すように弾性的に拡開し、軸部
材12の先端と共に臓器に弾性的に当接して、臓器を所
望の位置に移動させることができる。また、臓器保持部
18を軸部材12に収納する場合には、前部操作部14
から後部操作部15を引き離し、軸部材12を中空シー
ス11内に没入させることにより臓器保持部18が軸部
材12の収納部17に収納されるので、操作性を低下さ
せることなく、しかも臓器保持部18の剛性をアップす
ることができるので、臓器を所望の位置に移動させるこ
とができる。
【0015】また、図3及び図4に示すように観察補助
鉗子では、臓器保持部18の中央付近に狭巾部18aが
形成されている。この狭巾部18aの基端側には軸部材
12と略平行な平行直線部18bが構成されている。し
たがって臓器保持部18が収納部17に収納されると臓
器保持部18が収納部17の方向に撓む。すると図3に
示すように隙間20ができるので、臓器保持部18が中
空シース11内に没入されても、曲がりくせは中空シー
ス11により強制的にまっすぐにされにくくなり、臓器
保持部18は曲がりくせを保ったまま中空シース11に
収納させるので開きくせを一定に保つことができる。
【0016】また、軸部材12の径の半分の寸法幅に構
成された臓器保持部18では軸部材12の突出、収納を
繰り返し行っても曲りくせを保ったまま中空シース11
内に覆われるので臓器保持部18の曲りくせがなくなる
ようなことがない。
【0017】さらに、中空シース11の入口付近及び臓
器保持部18にハードクロムメッキを施すことにより、
中空シース11から軸部材12を突出・没入を繰り返し
ても中空シース11の入口付近及び臓器保持部18の磨
耗を防止することができる。また、ハードクロムメッキ
に代えてセラミックコーティングすることによっても同
様な効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、前述の如く構成したから、操
作性を低下させることなく、臓器保持部の剛性を向上す
ることができ、臓器を保持させたり、移動させることが
容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の観察補助鉗子の一実施
例を示す断面図。
【図2】観察補助鉗子の臓器保持部の収納状態を示す拡
大部分断面図。
【図3】観察補助鉗子の臓器保持部の拡開状態を示す拡
大部分断面図。
【図4】観察補助鉗子のクロムメッキのメッキ箇所を示
す拡大部分断面図。
【図5】従来の観察補助鉗子の使用状態図。
【図6】従来の観察補助鉗子の断面図。
【符号の説明】
11…中空シース、12…軸部材、13…操作部、17
…収納部、18…臓器保持部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、図3及び図4に示すように観察補助
鉗子では、臓器保持部18の中央付近に狭巾部18aが
形成されている。この狭巾部18aの基端側には軸部材
12と略平行な平行直線部18bが構成されている。し
たがって臓器保持部18が収納部17に収納されると臓
器保持部18が収納部17の方向に撓む。すると図
示すように隙間20ができるので、臓器保持部18が中
空シース11内に没入されても、曲がりくせは中空シー
ス11により強制的にまっすぐにされにくくなり、臓器
保持部18は曲がりくせを保ったまま中空シース11に
収納させるので開きくせを一定に保つことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空シースと、この中空シース内に進退
    自在に挿通された軸部材と、この軸部材を中空シースか
    ら進退操作する操作部と、この軸部材に設けられた収納
    部と、前記中空シースから前記軸部材を突出したときは
    前記収納部から拡開し前記軸部材を中空シース内に没入
    したときには前記収納部に収納される弾性を有した臓器
    保持部とを具備したことを特徴とする観察補助鉗子。
JP4053641A 1992-03-12 1992-03-12 観察補助鉗子 Withdrawn JPH05253237A (ja)

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JP4053641A JPH05253237A (ja) 1992-03-12 1992-03-12 観察補助鉗子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039204A1 (ja) * 2010-09-24 2012-03-29 テルモ株式会社 医療用装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518