JPH10118011A - スタイレットを用いた内視鏡システム - Google Patents

スタイレットを用いた内視鏡システム

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JPH10118011A
JPH10118011A JP8282780A JP28278096A JPH10118011A JP H10118011 A JPH10118011 A JP H10118011A JP 8282780 A JP8282780 A JP 8282780A JP 28278096 A JP28278096 A JP 28278096A JP H10118011 A JPH10118011 A JP H10118011A
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JP
Japan
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endoscope
stylet
rigidity
processing tool
length
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JP8282780A
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Hiroki Moriyama
宏樹 森山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00131Accessories for endoscopes
    • A61B1/00137End pieces at either end of the endoscope, e.g. caps, seals or forceps plugs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/00078Insertion part of the endoscope body with stiffening means

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  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡の挿入部の硬直度を適宜選択でき、患者
の個体差や術者の好みによっても内視鏡を深部まで挿入
できるスタイレットを用いた内視鏡システムを提供する
ことである。 【解決手段】内視鏡2の挿入部5の可撓性を調整する複
数種の異なるスタイレット31,36,41,46,5
1,56,61,66,71から適宜選択されたスタイ
レットを内視鏡2の処置具挿通チャンネル12に挿通し
て、内視鏡2の挿入部5を所望の硬直度に調整するスタ
イレットを用いた内視鏡システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を生体腔内
にスムースに挿入するために、内視鏡に挿通して内視鏡
の挿入部の硬直度を調節する内視鏡用スタイレットを用
いた内視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡の進歩は著しく経口的に
胃、十二指腸、小腸までの挿入が可能であり、経肛門的
にも直腸、S字結腸から、下行結腸、横行結腸及び上行
結腸までの挿入も普通に行われるようになっている。こ
のような深部を観察するには、体腔の複雑な形状を有す
る部位を通過させなければならないので、深部到達用の
内視鏡は柔軟性を重視した設計がなされ、極めて屈曲し
やすいものとなっている。
【0003】しかし、内視鏡の挿入操作においては挿入
部の硬直性を要求される局面がある。その場合には、特
開平8−122653号公報に示される、内視鏡の挿入
部の硬直度を変化させるスタイレットが使用される。こ
のスタイレットは、金属ワイヤ等で作られた弾性を有す
る長尺な本体部で形成されている。そして、このスタイ
レットを内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通すること
で、内視鏡の挿入部を硬直化させ、内視鏡を深部まで挿
入することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスタイレット
は、スタイレットの両端からでも内視鏡の処置具挿通チ
ャンネルに挿通できるものはあるが、スタイレットを挿
通した内視鏡の挿入部の硬直度はほぼ同じであった。そ
のため、内視鏡を深部まで挿入するにあたり、患者の腸
の個体差や術者の好みにより、必ずしも定まった硬直度
では容易に挿入することができない場合がある。
【0005】本発明は、このような問題点に着目して成
されたものであり、内視鏡の挿入部の硬直度を適宜選択
でき、患者の個体差や術者の好みによっても内視鏡を深
部まで挿入できるスタイレットを用いた内視鏡システム
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるスタイレッ
トを用いた内視鏡システムは、内視鏡の挿入部の可撓性
を調整する複数種の異なるスタイレットからなる。
【0007】
【作用】複数種の異なるスタイレットから適宜選択され
たスタイレットを内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通
することで、内視鏡の挿入部を所望の硬直度に調整す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>図1は、内視鏡用スタイレット1を
挿通した内視鏡2の使用状態図を示す。まず、代表的な
内視鏡2の基本的な構成を説明する。
【0009】内視鏡2は、操作部3の先端に折れ止め部
材4を介して挿入部5が連結されている。挿入部5は、
先端より先端部6、湾曲部7、軟性部8が順次連結され
て成る。また、操作部3には、図示しない光源装置に接
続するコネクタを端部に設けたライトガイドコード9が
接続されるとともに、湾曲部7を湾曲操作するための湾
曲操作ノブ10が設けられる。また、操作部3の下方に
は処置具やスタイレット1を挿通するための処置具挿通
口11が設けられている。処置具挿通口11は、先端部
6に連通する挿入部5内に配設された処置具挿通チャン
ネル12に連通している。また、処置具挿通口11には
鉗子栓13が着脱自在に装着されている。
【0010】このような内視鏡2に、内視鏡用スタイレ
ット1を鉗子栓13より処置具挿通口11を介して処置
具挿通チャンネル12内に挿通することにより、内視鏡
2の挿入部5の硬直度が調整される。内視鏡2は、大腸
内視鏡や胃内視鏡など種々あり、同じ大腸内視鏡でも挿
入部の長尺の物、中間の物、短尺の物があり、数種の内
視鏡2が用意される。
【0011】次に図2を用いて本発明の基本的なスタイ
レットの構成を説明する。内視鏡用スタイレット1は、
弾性を有する長尺の本体部21と、その先端に接続部2
2を介して固着される柔軟部23と、本体部の基端に接
続される取っ手24から構成される。本体部21は、金
属ワイヤ、より好適にはステンレス単線(例えばバネ用
ステンレス鋼線)等で作られる。本体部21は、内視鏡
の処置具挿通チャンネル12に容易に挿通でき、かつ内
視鏡の形状を復元できるような弾性を有する。柔軟部2
3はコイルで形成され、本体部21より柔軟に形成され
ている。柔軟部21の最先端には、略球状に形成された
球形部25が設けられている。
【0012】このスタイレット1における、内視鏡2の
挿入部5の硬質度合(可撓性)は、スタイレット1の挿
入前における内視鏡2の挿入部5の硬質度合いに対し
て、本体部21は1.2倍以上の剛性を高めるものとな
っている。取っ手24の本体部21との接続部にはスト
ッパ部26が設けられている。ストッパ部26は本体部
21の外径と比較してかなり大きく形成されている。こ
れにより、ストッパ部26が鉗子栓13に突き当たり、
内視鏡2の処置具挿通チャンネル12に対するスタイレ
ット1の挿入深さを規定し、内視鏡2の挿入部5の硬質
部分の長さを規定する。
【0013】また、取っ手24には、内視鏡2の機種に
対応するスタイレット1を表示するための表示部27が
設けられている。この表示部27は、スタイレット1が
例えば大腸内視鏡における挿入部の長尺の物、中間の
物、短尺の物のいずれかに対応するかを示す。この表示
部27により、誤ったスタイレットを使用することがな
く術者の混乱を避けることができる。なお、表示部27
の形態として、色で識別するようにしてもよく、その場
合には、どの色がどの機種に適応可能かカタログにも明
記してもよい。
【0014】次に、本発明における様々な内視鏡用スタ
イレットの構成を図3に一例として示す。図3は、スタ
イレット1を処置具挿通チャンネル12に挿通し、スタ
イレット1のストッパ部26が内視鏡2の鉗子栓13に
当接したときの、内視鏡2の挿入部5とスタイレット1
との位置関係を示す図でもある。
【0015】図3(a)に示すスタイレット31は、ス
タイレット31の挿入前における内視鏡2の挿入部5の
硬質度合いに対して1.5倍の剛性を高める本体部32
と、柔軟部33と、球形部34から構成される。その長
さは、内視鏡先端からL0の以降の長さ、すなわち内視
鏡2の湾曲部7と軟性部8の境界部より湾曲部7側まで
の長さである。これにより、内視鏡2の軟性部8を全体
的に硬質化するものである。
【0016】図3(b)に示すスタイレット36は、ス
タイレット31の本体部32よりも太径に構成され、ス
タイレット36の挿入前における内視鏡2の挿入部5の
硬質度合いに対して1.8倍の剛性を高める本体部37
と、柔軟部38と、球形部39から構成される。その長
さはスタイレット31と同じ長さである。これにより、
スタイレット31よりも内視鏡2の軟性部8を全体的に
硬質化するものである。
【0017】図3(c)に示すスタイレット41は、材
質が超弾性合金からなる本体部42と、柔軟部43と、
球形部44から構成される。その長さはスタイレット3
1と同じ長さである。これにより、内視鏡2の軟性部8
を全体的に硬質化するとともに、塑性変形しにくい優れ
た弾性機能を備えるものである。
【0018】図3(d)に示すスタイレット46は、ス
タイレット46の挿入前における内視鏡2の挿入部5の
硬質度合いに対して1.5倍の剛性を高める本体部47
と、柔軟部48と、球形部49から構成される。その長
さはスタイレット31の長さより短く、内視鏡先端から
L1の以降の長さ、すなわち内視鏡2の軟性部8の中途
部までの長さである。これにより、内視鏡2の軟性部8
の中途部までを硬質化するものである。
【0019】図3(e)に示すスタイレット51は、ス
タイレット51の挿入前における内視鏡2の挿入部5の
硬質度合いに対して1.5倍の剛性を高める基端側本体
部52と、1.2倍の剛性を高める先端側本体部53
と、柔軟部54と、球形部55から構成される。その長
さはスタイレット31と同じ長さである。これにより、
内視鏡2の軟性部8の基端側をより硬質にするよう段階
的に硬質化するものである。
【0020】図3(f)に示すスタイレット56は、ス
タイレット56の挿入前における内視鏡2の挿入部5の
硬質度合いに対して1.5倍の剛性を高める本体部57
と、先端側柔軟部58と、球形部59と、先端側柔軟部
58と同じにコイルなどで形成された基端側柔軟部60
から構成される。その長さはスタイレット31と同じ長
さであり、本体部57の長さは内視鏡先端からL3まで
の長さである。よって、基端側柔軟部60は軟性部8の
基端側に位置する。そして、基端側柔軟部60の位置
は、生体外における処置具挿通路12に位置してもよ
く、内視鏡2の折れ止め部材4に位置してもよい。これ
により、内視鏡2の軟性部8の基端側を柔軟にしたまま
軟性部8を硬質化するものである。
【0021】図3(g)に示すスタイレット61は、ス
タイレット61の挿入前における内視鏡2の挿入部5の
硬質度合いに対して1.2倍の剛性を高める先端側本体
部62と、1.5倍の剛性を高める中間本体部63と、
先端側本体部62と同じ1.2倍の剛性を高める基端側
本体部64と、球形部65から構成される。その長さは
スタイレット31と同じ長さであり、先端側本体部62
の長さは内視鏡先端からL4までの長さ、中間本体部6
3の長さは内視鏡先端からL5までの長さである。基端
側本体部64の位置は、生体外における処置具挿通路1
2に位置してもよく、内視鏡2の折れ止め部材4に位置
してもよい。これにより、内視鏡2の軟性部8の中間部
分を他の部分より硬質化するものである。
【0022】図3(h)に示すスタイレット66は、ス
タイレット66の挿入前における内視鏡2の挿入部5の
硬質度合いに対して1.2倍の剛性を高める先端側本体
部67と、1.5倍の剛性を高める中間本体部68と、
1.8倍の剛性を高める基端側本体部69と、球形部7
0から構成される。その長さはスタイレット31の長さ
より短く、内視鏡先端からL6の以降の長さ、すなわち
内視鏡2の軟性部8の中途部までの長さである。先端側
本体部67の長さは内視鏡先端からL7までの長さ、中
間本体部の長さは内視鏡先端からL8までの長さであ
る。これにより、内視鏡2の軟性部8を基端側に向かっ
て段階的に硬質化するものである。
【0023】図3(i)に示すスタイレット71は、ス
タイレット71の挿入前における内視鏡2の挿入部5の
硬質度合いに対して1.5倍の剛性を高める基端側本体
部72と、1.2倍の剛性を高める先端側本体部73
と、柔軟部74と、球形部75から構成される。その長
さはスタイレット31とより長く、内視鏡先端までの長
さである。柔軟部74は湾曲部7の途中のL9までの長
さ、先端側本体部73の長さは軟性部8の途中のL10
までの長さである。なお、スタイレット71の全長は仮
にバラツキがあって球形部75が内視鏡先端部6から吐
出しても観察視野に入らない長さである。これにより、
内視鏡2の挿入部5の基端側をより硬質にするよう段階
的に硬質化するものである。
【0024】次に図4を用いて大腸の経肛門的な深部観
察における内視鏡用スタイレット1の使用態様を説明す
る。
【0025】大腸内視鏡2は、図4(a)に示すよう
に、内視鏡2の先端部6を大腸80内に挿入し、S字結
腸81を経て左結腸曲部82まで挿入する。そして、図
4(b)に示すように、内視鏡2を回転させながら挿入
部5を引くことにより、S字結腸81のループを伸長さ
せて直線化する。その後、図4(c)に示すように、内
視鏡2の処置具挿通チャンネル12に長尺で硬性の内視
鏡用スタイレット1を挿入して、挿入部5を硬質化し、
S字結腸81のループが元の形状に戻らないようにす
る。そして、挿入部5を押し込むことで、内視鏡2の先
端部6を左結腸部82を通過させて、横行結腸83、右
結腸曲部84、盲腸85へと進めることができる。
【0026】大腸は、患者により形状(曲がり具合)、
柔らかさ、大きさがまちまちである。したがって、挿入
するにあたり内視鏡2の挿入部5に求められる硬さのバ
ランスは患者により異なる。また、術者によっても手技
に応じて術者の好む内視鏡2の挿入部5の硬さのバラン
スはまちまちである。そこで、ある一つの内視鏡に対し
て図3(a)〜(i)に示す様々なスタイレットを適宜
選択することで、患者の違いや術者の好みに応じて内視
鏡2の挿入部5の硬さを適切に調整することができる。
【0027】大腸80は、左結腸曲部82や横行結腸8
3、右結腸曲部84の周辺は、患者によって曲がり形状
が緩やかであったり、急激であったり様々である。そこ
で、比較的緩やかな形状の腸であれば、図3(a)、
(b)、(c)のスタイレット31、36、41を用い
て内視鏡2の軟性部8全体を硬質化して、内視鏡2の手
元操作の追従性を向上させ、速やかに挿入することがで
きる。
【0028】比較的急激な曲がり形状の腸であれば、図
3(d)、(h)のスタイレット46、56を用いて内
視鏡2の軟性部8の手元側を硬質化して追従性を向上さ
せるとともに、軟性部8の先端側を急激な曲がりに対応
すべく柔軟な軟性部8を提供できる。特に、スタイレッ
ト46では本体部47のある位置より軟性部8を急に硬
質化するものであるが、スタイレット56によれば軟性
部8を先端側から基端にかけて段階的に硬質にするの
で、急な可撓性の変化はなくなり挿入性を向上できる。
【0029】中間の曲がり形状であれば、図3(e)、
(g)のスタイレット51、61を用いて、術者の好み
に応じて基端側を硬質にしたり柔軟にして、操作性を向
上できる。
【0030】また、図3(f)、(g)のスタイレット
56、61の手元側が柔軟な基端側柔軟部60と基端側
本体部64が、生体外における処置具挿通路12内に位
置することで、操作部3を固定した状態で挿入部5の捻
り操作が容易になり、その操作性(取り回し性)を向上
することができる。また、図3(i)のスタイレット7
1を用いると、先端側本体部73が湾曲部7の途中まで
位置するので、湾曲部7を先端側から小さく曲がる湾曲
形状にすることができ、挿入性、観察性、処置性を向上
することができる。
【0031】このような内視鏡システムにより、一つの
大腸内視鏡に対して、患者の個体差や術者の好み、大腸
の部位に応じた内視鏡2の挿入部5の硬さのバランスを
確保することができる。
【0032】<第2の実施形態>第1の実施形態は、内
視鏡2の処置具挿通チャンネル12に一本のスタイレッ
ト1を用いて内視鏡2の挿入部5の硬質度合(可撓性)
を調整したが、第2の実施形態では複数本のスタイレッ
ト1を用いて内視鏡2の挿入部5の硬質度合を調整する
ものである。
【0033】図5にその一例を示す。内視鏡2の処置具
挿通チャンネル12に、図3(a)の湾曲部7付近まで
延在するスタイレット31と、図3(d)の軟性部8の
中途まで延在するスタイレット46を挿通したものであ
る。これにより、軟性部8を基端側に向かって段階的に
硬質化することができる。
【0034】このように、複数種のスタイレット1(例
えば図3(a)〜(i)に示すスタイレット)を組み合
わせることで、一本のスタイレットの効果の他に、新し
い性質(新しい硬さのバランス)のスタイレットとして
効果を生み出すことができる。よって、あらゆる種類の
スタイレットを用意しなくても、複数種のパターンによ
る所望の硬さのバランスを実現することができる。
【0035】なお、スタイレット1を2本挿通した例を
示したが、スタイレット1の径や処置具挿通チャンネル
12の径との関係によっては、3本以上のスタイレット
1を処置具挿通チャンネル12に挿通して内視鏡2の挿
入部5を任意の硬さに調整することができる。
【0036】以上詳述した発明の実施の形態より、以下
に本発明の技術思想を付記項として示す。 (付記項1)可撓性の挿入部と、前記挿入部内に設けら
れた処置具挿通路と、前記処置具挿通路に連通する処置
具挿通口を備えた内視鏡と、前記内視鏡の処置具挿通口
より挿入し前記内視鏡の挿入部の可撓性を調整するスタ
イレットからなる内視鏡システムにおいて、前記スタイ
レットは、前記内視鏡の挿入部の可撓性を調整する複数
種の異なるスタイレットからなることを特徴とする内視
鏡システム。 <効果>
【0037】上記構成により、患者の個体差や術者の好
みによって内視鏡の挿入部を所望の硬直度に調整するこ
とができ、内視鏡を深部まで挿入できることができる。
【0038】(付記項2)前記複数種のスタイレット
は、各々硬さが異なることを特徴とする付記項1記載の
内視鏡システム。
【0039】(付記項3)前記複数種のスタイレット
は、各々長さが異なることを特徴とする付記項1記載の
内視鏡システム。
【0040】(付記項4)前記複数種のスタイレット
は、各々材質が異なることを特徴とする付記項1記載の
内視鏡システム。
【0041】(付記項5)前記スタイレットは、長さ方
向において硬質度の度合いが変化していることを特徴と
する付記項1記載の内視鏡システム。
【0042】(付記項6)前記スタイレットは、前記処
置具挿通路に複数本を挿通して前記内視鏡の挿入部の可
撓性を調整することを特徴とする付記項1記載の内視鏡
システム。 <効果>種類の少ないスタイレットでも、複数種のパタ
ーンの硬直度を提供できる。
【0043】(付記項7)前記スタイレットは、スタイ
レットの挿入量を規制するストッパを有することを特徴
とする付記項1記載の内視鏡システム。 <効果>上記構成により、内視鏡の挿入部に対するスタ
イレットの位置が定まり、安定した硬直度を提供でき
る。
【0044】(付記項8)前記内視鏡は、挿入部の異な
る複数種の内視鏡からなることを特徴とする付記項1記
載の内視鏡システム。
【0045】(付記項9)前記複数種のスタイレット
は、対応する内視鏡を示す識別手段を備えることを特徴
とする付記項7記載の内視鏡システム。
【0046】(付記項10)内視鏡の処置具挿通口より
挿入し前記内視鏡の挿入部の可撓性を調整する内視鏡用
スタイレットにおいて、前記スタイレットを前記処置具
挿通口に挿通したとき、前記内視鏡の挿入部の基端側に
位置するスタイレットの基端側の硬度を先端側より軟性
にしたことを特徴とする内視鏡用スタイレット。 <効果>内視鏡の挿入部の手元側を必要以上に硬くする
ことなく、良好な挿入部の取り回し性を保てる。
【0047】(付記項11)前記スタイレットの軟性部
分は、前記内視鏡の操作部と挿入部との連結部に設けら
れた折れ止め部材に位置することを特徴とする付記項1
0の内視鏡用スタイレット。
【0048】(付記項12)前記スタイレットの先端部
分は軟性であることを特徴とする付記項10の内視鏡用
スタイレット。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡の挿入部の可撓性を調整する複数種の異なるスタイ
レットから適宜選択されたスタイレットを内視鏡の処置
具挿通チャンネルに挿通することで、患者の個体差や術
者の好みによって内視鏡の挿入部を所望の硬直度に調整
することができ、内視鏡を深部まで挿入できることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における内視鏡を示す
図。
【図2】本発明の第1の実施形態における内視鏡用スタ
イレットを示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態における内視鏡と内視
鏡用スタイレットの関係を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態における大腸に内視鏡
を挿入する場合の内視鏡用スタイレットの使用態様を示
す図。
【図5】本発明の第2の実施形態における内視鏡に内視
鏡用スタイレットを挿入した使用態様を示す図。
【符号の説明】
1,31,36,41,46,51,56,61,6
6,71 スタイレット 2 内視鏡 5 挿入部 11 処置具挿通口 12 処置具挿通チャンネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性の挿入部と、前記挿入部内に設けら
    れた処置具挿通路と、前記処置具挿通路に連通する処置
    具挿通口を備えた内視鏡と、前記内視鏡の処置具挿通口
    より挿入し前記内視鏡の挿入部の可撓性を調整するスタ
    イレットからなる内視鏡システムにおいて、前記スタイ
    レットは、前記内視鏡の挿入部の可撓性を調整する複数
    種の異なるスタイレットからなることを特徴とする内視
    鏡システム。
JP8282780A 1996-10-25 1996-10-25 スタイレットを用いた内視鏡システム Pending JPH10118011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282780A JPH10118011A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 スタイレットを用いた内視鏡システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282780A JPH10118011A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 スタイレットを用いた内視鏡システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
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