JPH02285792A - 色信号処理回路 - Google Patents

色信号処理回路

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JPH02285792A
JPH02285792A JP1106678A JP10667889A JPH02285792A JP H02285792 A JPH02285792 A JP H02285792A JP 1106678 A JP1106678 A JP 1106678A JP 10667889 A JP10667889 A JP 10667889A JP H02285792 A JPH02285792 A JP H02285792A
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Hidetoshi Ozaki
英俊 尾崎
Akira Goukura
彰 郷倉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は色信号の処理回路、特に、搬送色信号の周波数
変換動作や色復調動作に際して信号の処理のために用い
られる搬送波を発生させる回路中に自動位相制御回路(
A20回路)を備えている各種の機器に適用されうる色
信号の処理回路に関する。
(従来の技術) カラーテレビジョン受像機、カラーVTR,その他の各
種の機器における色信号処理回路における信号処理のた
めに用いられる搬送波を発生させる回路中に自動位相制
御回路(A P C回路)を備えているものがある。
A20回路は、それの直流利得が無限大で、かつループ
フィルタなどの時間遅れ要素を含まないのものとして構
成されていれば、再生色信号(再生低域変換搬送色信号
)の位相変化に対して少しの時間遅れもなく位相制御が
行われうるのであるが、A20回路を無限大の直流利得
を有するものとして構成することは不可能であるために
、現実のA20回路では必らず残留位相誤差が存在して
いるものであり、また、位相比較回路としてフェーズ・
ロックド・ループ(P L L)構成のものが使用され
た場合には、PLLの動作原理で生じる残留位相誤差が
生じているから、A20回路は有限な応答速度でAPC
動作を行っている。
そして、再生色信号(再生低域変換搬送色信号)には、
通常1種々の原因による雑音が混入していてS/Nが劣
化している状態のものになっている。
それでA20回路のパーストゲート回路で抜出されたカ
ラーバースト信号に雑音が混入している場合には、パー
ストゲート回路で抜出されたカラーバースト信号が、も
ともと正しい位相のものであったとしても、A20回路
の位相比較回路からはカラーバースト信号に混入した雑
音の存在に基づいて生じた位相誤差信号が出力されるこ
とになる。
A20回路は前記のようにカラーバースト信号に混入し
た雑音と対応して発生した位相誤差信号についても、そ
れが零となるようなAPC動作を行うから、再生色信号
に雑音が混入している場合には、A20回路の動作によ
り再生色信号の位相がゆすられることになり、再生画像
中に色ずれを生じさせることになる。
前記のようにカラーバースト信号に混入した雑音によっ
て生じる再生画像中の色ずれは、A20回路の応答速度
を遅くすることによりある程度軽減することができるた
めに、従来からA20回路では適当な残留位相誤差が存
在している状態でAPC動作が行われるようになされて
いる。
ところが、残留位相誤差を有している状態でAPC動作
を行うようになされているA20回路の場合には、例え
ばヘッドたたきの現象を起こすようなカラーVTRから
の再生色信号による再生画像中の特定な位置に筋状の色
ずれを生じさせるようになる。
そして、前記したヘッドたたきによって再生画像中に生
じる筋状の色ずれの部分は、再生色信号のS/Nが悪い
場合には余り目立たないが、例えばフレームメモリある
いはフィールドメモリを含んで構成された巡回型の雑音
軽減回路等を使用するなどしてして良好なS/Nを有す
る再生色信号となされている場合には、ヘッドたたきに
よる筋状の色ずれが明瞭に認められるようになる。
前記したヘッドたたきによっても再生画像中に筋状の色
ずれが生じないようにするためには、A20回路の応答
速度を可能な限り早くすればよいのであるが、既述もし
たようにA20回路の応答速度を早くした場合には、カ
ラーバースト信号に混入した雑音によって再生画像中に
生じる色ずれが問題になるために、従来からA20回路
は適当な残留位相誤差が存在している状態でAPC動作
が行われるように構成されているので、ヘッドたたきに
起因して再生画像中に生じる筋状の色ずれの発生を除去
乃至は軽減することはできなかった。
また、既述のようにカラーバースト信号に混入した雑音
によって生じる再生画像中の色ずれは、APC回路の応
答速度を遅くすることによりある程度軽減することがで
きるために、従来からAPC回路では適当な残留位相誤
差が存在している状態でAPC動作が行われるようにな
されているが、前記のように応答に遅れを有しているA
PC回路が、何等かの原因によってAPCループのロッ
ク外れを起こした場合には、APC回路が正規のAPC
動作を行う状態に戻るまでの間に再生画像中に色ずれを
生じさせる。
APC回路におけるAPCループのロック外れによる色
ずれの発生は、例えば、低域変換搬送色信号処理を行う
ように構成されたVTRにおいて複写を繰返すことによ
って発生する再生色信号のドロップアウトや信号対雑音
比の悪化などによって起こることが多く、特に、垂直同
期信号期間にはカラーバースト信号が存在していないた
めに垂直同期信号の直後の部分で生じるAPCループ外
れによって再生画像の上部にカラーフリッカが起こり易
い。
この問題はAPC回路の応答速度を可能な限り早くすれ
ば解決できるが、既述もしたようにAPC回路の応答速
度を早くした場合には、カラーバースト信号に混入した
雑音によって再生画像中に生じる色ずれが問題になるた
めに、従来からAPC回路は適当な残留位相誤差が存在
している状態でAPC動作が行われるように構成されて
いるので、カラーフリッカの除去乃至は軽減を行うこと
は困難であった。
搬送色信号の周波数変換動作や色復調動作に際して信号
の処理のために用いられる搬送波を発生させる回路中に
自動位相制御回路(APC回路)を備えている各種の機
器において生じる前記のような諸問題点を解決するため
に1本出願人会社では先に第5図及び第9図に例示され
ているような構成の色信号処理回路を提案している。
第5図及び第9図に示されている既提案の色信号処理回
路において、19は直交する2つの色差軸で搬送色信号
が色復調されたとしたときに得られるべき2つの色差信
号と同様な信号形態を有する2つの色差信号の内の一方
の色差信号(以下の説明においては、赤の色差信号R−
Y信号であるとして説明されている)のデジタルデータ
の入力端子であり、また20は前記した直交する2つの
色差軸で搬送色信号が色復調されたとしたときに得られ
るべき2つの色差信号と同様な信号形態を有する2つの
色差信号の内の他方の色差信号(以下の説明においては
、青の色差信号B−Y信号であるとして説明されている
)のデジタルデータの入力端子である。
第5図及び第9図示の既提案の色信号処理回路において
、21,25.26は除算器、27は加算器、29はパ
ーストゲート回路、31.33は減算器、32は帰還係
数回路、38.39は乗算器、34はフレームメモリ(
またはフィールドメモリ)、22〜24.28,36.
37は演算回路であり、また、40.41は出力端子で
あり、また、第5図において30.35は減算器、第9
図において62は減算器、63は非線形信号処理回路で
ある。
第5図及び第9図示の既提案の色信号処理回路において
、入力端子19には振幅がAで位相がθで示される搬送
色信号が、直交する2つの色差軸で色復調されたとした
ときに得られるべき2つの色差信号A sinθとAc
osθと同様な信号形態を有する2つの色差信号(R−
Y信号とB−Y信号)のデジタルデータの内の一方の色
差信号R−Y信号のデジタルデータが供給されており、
また、入力端子20には前記した振幅がAで位相がθで
示される搬送色信号が、直交する2つの色差軸で色復調
されたとしたときに得られるべき2つの色差信号A s
inθとA cosθと同様な信号形態を有する2つの
色差信号(R−Y信号とB−Y信号)のデジタルデータ
の内の他方の色差信号B−Y信号のデジタルデータが供
給されている。
第5図及び第9図示の既提案の色信号処理回路において
、前記したR−Y信号のデジタルデータは除算器21に
被除数として供給され、また、前記のB−Y信号のデジ
タルデータは除算器21に除数として供給されているか
ら、前記の除算器21ではA sin 8 / A c
osθ=tanθの演算を行って、除算の結果として得
られた商tanθと対応するデータを出力して、それを
演算回路22に供給する。
演算回路22ではそれに供給されたtanθのデータか
ら色位相θのデータを出力して、それをパーストゲート
回路29と減算器35とに供給する。
また、前記した演算回路22から出力された色位相θの
データは演算回路23.24にも供給されており、前記
した演算回路23では、それに供給された色位相θのデ
ータをsinθのデータとして除算器25に除数として
供給し、また、前記した演算回路24では、それに供給
された色位相θのデータをC0Ilθのデータとして除
算器26に除数として供給する。
入力端子20に供給されたB −Y : Acosθの
デジタルデータは、除算器26に被除数として与太られ
て、前記の除算器26ではAcosθ/cosθの演算
を行って色振幅Aのデータを出力し、それを加算器27
に供給する。
また、入力端子19に供給されたR−Y=Asi口θの
デジタルデータは、除算器25に被除数として与えられ
て、前記の除算器25ではAg1nθ/sin Oの演
算を行って色振幅Aのデータを出力し、それを加算器2
7に供給する。
前記した加算器27からは2Aのデータが出力されるか
ら、それが演算回路28で172にされて色振幅Aのデ
ータとされ、その色振幅Aのデータが乗算器38.39
に供給される。
前記した第5図及び第9図示の既提案の色信号処理回路
において、入力端子19.20に供給されるそれぞれの
色差信号における各水平帰線消去期間中の特定な部分に
カラーバースト信号のデータを含ませておくと1色差信
号の各水平帰線消去期間中の特定な部分と対応して演算
回路22からはカラーバースト信号の位相データを出力
させることができる。
次に、第12図は第5図及び第9図を参照して既述した
色振幅Aのデータの発生手段と色位相0のデータの発生
手段とは異なる構成の色振幅Aのデータの発生手段と色
位相θのデータの発生手段とを示しているブロック図で
あって、この第12図において19は直交する2つの色
差軸で搬送色信号(振幅がA、位相がθ)が色復調され
たとしたときに得られるべき2つの色差信号と同様な信
号形態を有している2つの色差信号の内の一方の色差信
号(以下の説明においては、赤の色差信号R−Y信号=
Asinθであるとされている)のデジタルデータの入
力端子であり、また、20は前記した直交する2つの色
差軸で搬送色信号が色復調されたとしたときに得られる
べき2つの色差信号と同様な信号形態を有する2つの色
差信号の内の他方の色差信号(以下の説明においては、
青の色差信号B−Y信号=Acosθであるとされてい
る)のデジタルデータの入力端子である。なお、以下の
説明においては、入力端子19.20に供給されるデジ
タルデータが2の補数によるデータであるとされている
前記した入力端子19.20にそれぞれ供給されている
色差信号のデジタルデータにおける少なくとも一方の色
差信号の水平帰線消去期間中の特定な位置には、カラー
バースト信号のデジタルデータが存在しているものとな
されている。
また、21.22,25,26.55は演算回路、27
.46は加算器、42.43は絶対値回路、44は極性
反転回路、45.51〜53,56は切換スイッチ、4
7.48は信号発生回路、49.50は論理O値の検出
回路、54はオア回路である。
この第12図において入力端子19に供給されたR−Y
信号のデジタルデータの符号化ビットは絶対値回路42
と信号発生回路47.48とに供給され、また入力端子
20に供給されたB−Y信号のデジタルデータの符号化
ビットは絶対値回路43と信号発生回路47.48とに
供給されている。
前記した絶対値回路42からの出力データAs1nθが
被除数信号として供給されている演算回路21では、絶
対値回路43からの出力データAc。
Sθを除数信号として演算を行って得たtanθのデー
タを演算回路22に与える。
前記した演算回路22では、それに供給されたtanθ
のデータから色位相θと対応するデータを出力して、そ
れを切換スイッチ47の固定接点りと極性反転回路44
とに供給する。前記の極性反転回路44では、それに供
給された色位相θのデータを一〇のデータとして、前記
した切換スイッチ45の固定接点Hに供給する。
前記した切換スイッチ45の可動接点Vは、信号発生回
路47から出力された切換制御信号によって固定接点り
と固定接点Hとの何れかに切換えられるのであるが、そ
の切換えの態様は第13図中の「スイッチ45への制御
出力」の欄に記載されている制御出力がローレベルの状
態りのときには切換スイッチ45の可動接点Vが固定接
点り側に切換えられた状態となされ、また、第13図中
の「スイッチ45への制御出力」の欄に記載されている
制御出力がハイレベルの状態Hのときには切換スイッチ
45の可動接点Vが固定接点H側に切換えられた状態と
なされるのである。
前記した信号発生回路47は、それに対して入力端子1
9から供給されているR−Y信号のデジタルデータにお
ける符号ビットのハイレベルの状態Hとローレベルの状
態りと、それに対して入力端子20から供給されている
B−Y信号のデジタルデータにおける符号ビットのハイ
レベルの状態Hとローレベルの状態りどの組合わせに応
じて、前記した第13図中の「スイッチ45への制御出
力」の欄に記載されているような制御出力を切換スイッ
チ45に切換制御信号として供給できるようになされて
いる。
なお、第13図中の「加算器46への出力」の欄に記載
されている位相角0”  180°は、前記した信号発
生回路47に対して入力端子19から供給されているR
−Y信号のデジタルデータにおける符号ビットのハイレ
ベルの状態Hとローレベルの状態りと、それに対して入
力端子20から供給されているB−Y信号のデジタルデ
ータにおける符号ビットのハイレベルの状態Hとローレ
ベルの状態りとの組合わせに応じて、後述されている加
算器46に対して供給されるべき信号の位相を示してい
る。
前記した演算回路22から出力された色位相θのデータ
を、前述した極性反転回路44と切換スイッチ45と信
号発生回路47と、後述されている加算器46と切換ス
イッチ51と信号発生回路48と、論理O値の検出回路
49.50などによって構成されている信号処理回路に
よって所定の信号処理を施してから出力させているのは
、演算回路22に入力されるtanθのデータにおける
θは0@から360“までの角度を示すのに、演算回路
22はそれに入力されるtanθのデータにおけるOが
01から90@までの角度についてだけ演算が可能であ
る。ということに基づいている。
すなわち、演算回路22から出力された色位相0のデー
タは、前述した極性反転回路44と切換スイッチ45と
信号発生回路47と、後述されている加算器46と切換
スイッチ51と信号発生回路48と、論理O値の検出回
路49.50などによって構成されている信号処理回路
によって、演算回路22に入力されたtanθのデータ
がθが00から906までの角度の場合には、演算回路
22から出力された色位相θのデータがそのまま色位相
のデータとして出力されるように、また、演算回路22
に入力されたtanθのデータがθが90゜から180
’までの角度の場合には、演算回路22から出力された
色−位相θのデータが180゜θのデータとされて色位
相のデータとして出力されるように、さらに、演算回路
22に入力されたtanθのデータがθが1801から
270°までの角度の場合には、演算回路22から出力
された色位相θのデータが180°十〇のデータとされ
て色位相のデータとして出力されるように、さらにまた
、演算回路22に入力されたtanθのデータがθが2
70’から360@までの角度の場合には、演算回路2
2から出力された色位相0のデータが一〇のデータとさ
れて色位相のデータとして出力されるようにしているの
である。
前記した演算回路22からの出力された色位相θのデー
タは、前記した信号発生回路47から第13図における
「スイッチ46への制御出力」の欄に示されているよう
な切換制御信号によって可動接点Vが切換えられている
切換スイッチ45を介して、色位相θのデータ、または
色位相−〇のデータとして加算器46に供給される。
加算器46には信号発生回路47から第13図における
「加算器46への出力」の欄に示されているような位相
のデータが供給されているから、前記の加算器46から
は、それに供給された2つのデータの和のデータが出力
されて切換スイッチ51の固定接点■に与えられる。
また、前記した切換スイッチ51の固定接点■には位相
O1′のデータが供給され、固定接点■には位相901
′のデータが供給され、固定接点■には位相180’の
データが供給され、固定接点■には位相270”のデー
タが供給されている。
前記した絶対値回路42からの出力データが供給されて
いる論理0値の検出回路49と、絶対値回路43からの
出力データが供給されている論理0値の検出回路50と
は、それに入力されたデジタルデータの値が論理O値の
場合に、ハイレベルの状態の出力を信号発生回路48に
供給する。
また、前記した信号発生回路48には、入力端子19に
供給されているR−Y信号の符号ビット及び入力端子2
0に供給されているB−Y信号の符号ビットも供給され
ており、この信号発生回路48は、それに供給された前
記した4つのデータの組合わせによって、第14図にお
ける出力の欄に示されている出力■〜■が切換スイッチ
51から出力されうるように切換スイッチ51の可動接
点Vを切換える切換制御信号を発生する。
なお、第14図中に示されているHはハイレベルの状態
の信号、Lはローレベルの状態の信号、Xは任意のレベ
ルの信号を示している。
そして、前記した切換スイッチ51の可動接点から出力
されるデータは、色位相θのデータとして出力されるの
である。
前記した切換スイッチ51の可動接点から出力された色
位相θのデータは、演算回路23.24にも供給されて
いるから、前記の演算回路23からは絶対値がsinθ
のデータが演算回路25に除数信号として供給され、ま
た、前記の演算回路24からは絶対値がcosθのデー
タが演算回路26に除数信号として供給される。
前記した演算回路25には、既述した絶対値回路42か
らR−Y信号のデジタルデータが被除数として供給され
ているから、演算回路25におけるA sinθ/si
口θの演算によって演算回路25からは色振幅Aのデー
タが出力されて切換スイッチ52の固定接点りに与えら
れる。
また、前記した演算回路26には、既述した絶対値回路
43からB−Y信号のデジタルデータが被除数として供
給されているから、演算回路26におけるAcosθ/
cooθの演算によって演算回路26からは色振幅Aの
データが出力されて切換スイッチ53の固定接点りに与
えられる。
前記した各切換スイッチ52.53の固定接点Hには、
Oと対応するデータが供給されている。
そして、前記した切換スイッチ52の可動接点Vは、論
理0値の検出回路49の出力データによって切換状態が
制御され、また、前記した切換スイッチ53の可動接点
Vは、論理O値の検出回路50の出力データによって切
換状態が制御されている。
なお、前記した論理0値の検出回路49.50の出力デ
ータはオア回路54を介して、後述されている切換スイ
ッチ56の可動接点Vの切換制御にも用いられている。
前記した切換スイッチ52の可動接点Vから出力される
色振幅Aのデータは加算器27によって加算された後に
、切換スイッチ56の固定接点りに供給されるとともに
、演算回路55にも供給されており、前記した演算回路
55によって2倍にされた色振幅2Aのデータは、前記
した切換スイッチ56の固定接点Hに供給されている。
それで、切換スイッチ56の可動接点Vからは、色振幅
2人のデータが出力される= 第5図及び第9図に示されている既提案の色信号処理回
路において、色差信号における水平帰線消去期間中の一
部の特定の期間に演算回路22から出力される色位相θ
のデータは、色差信号の水平帰線消去期間中に存在して
いるカラーバースト信号の位相θ′のデータである。
前記した演算回路22から出力された色位相のデータが
供給されるパーストゲート回路29としては例えばラッ
チ回路を用いることができ、パーストゲート回路29と
して用いられているラッチ回路29に対して、色差信号
の水平帰線消去期間中に存在しているカラーバースト信
号期間の中間の時間位置でパーストゲートパルスを与え
ると。
パーストゲート回路29からは前記したパーストゲート
の時間位置でラッチされた色位相のデータ、すなわち、
色差信号における水平帰線消去期間中に存在しているカ
ラーバースト信号の位相θ′のデータが、次にパースト
ゲートパルスがパーストゲート回路29に与えられるま
での1水平走査期間にわたって出力され続けることにな
る。
前記したパーストゲート回路29から出力されたカラー
バースト信号の位相O′ のデータは、第5図示の既提
案の色信号処理回路においては減算器30に被減数信号
として供給されており、また、第9図に示されている既
提案の色信号処理回路においては減算器31と減算器3
3とに、それぞれ被減数信号として供給されている。
第5図に示されている既提案の色信号処理回路では、そ
れの減算8I30に対して与える減数信号として、予め
定められた角度(数例では180°)のデータを与えて
、減算器30からの出力データが後続する信号処理回路
で行われる演算を簡単にできるような小さな数値になる
ようにしており、減算器30からの出力データが減算器
31と減算@33とに、それぞれ被減数信号として供給
されている。
減算1I31,33及び帰還係数回路32ならびにフレ
ーム(またはフィールド)メモリ34によって構成され
ている部分は、フレーム(またはフィールド)メモリ3
4と減算器31.33及び帰還係数回路32とを用いて
周知の巡回型の雑音軽減回路(ノイズリデューサ)と同
様な構成形態のものとして構成されている回路配置は、
(1)第5図示の既提案の色信号処理回路ではカラーバ
ースト信号の位相ずれ量と対応する位相ずれ量のデジタ
ルデータを発生する位相ずれ量Δθのデータを減算器3
3から減算器35に減数信号として供給しており、また
(2)第9図示の既提案の色信号処理回路ではカラーバ
ースト信号の差信号データの発生回路としてパーストゲ
ート回路29で抽出された現在のカラーバースト信号の
位相θ′ と、過去のカラーバースト信号の位相の平均
値との差に対応する差信号データを減算器31から非線
形信号処理回路63に供給している。
減算$31.33及び帰還係数回路32ならびにフレー
ム(または2フイールド)メモリ34によって構成され
ていて1周知の巡回型の雑音軽減回路(ノイズリデュー
サ)と同様な構成形態のものとして構成されている回路
配−では、それに供給されるデータが相次ぐフレーム(
またはフィールド)で高い相関を有しているから、帰還
係数回路32の帰還率としては第6図中に実線で示す直
線のようにか90%程度というように高い帰還率とが採
用されてもよい、第6図において横軸はフレーム差分入
力、縦軸は出力である。また、第6図中における451
1に傾斜している点線図示の直線は帰還率が100%の
場合の特性を参考のために示したものである。
まず、第5図に示されている既提案の色信号処理回路に
おいて、前記した減算器30から出力されたカラーバー
スト信号の位相θ′のデータは。
減算1331.33に被減数信号として供給される。
減算器31.33及び帰還係数回路32ならびにフレー
ム(またはフィールド)メモリ34によって構成されて
いる部分は、フレーム(またはフィールド)メモリ34
と減算器31.33及び帰還係数回路32とを用いて構
成されている周知の巡回型の雑音軽減回路(ノイズリデ
ューサ)と同様な構成形態のものとして構成されている
カラーバースト信号の位相ずれ量と対応する位相ずれ量
のデジタルデータを発生する位相ずれ量データの発生回
路として機能する。
第7図及び第8図は前記した位相ずれ量データの発生回
路の動作を説明するための図で、第7図はヘッドたたき
による影響が再生色信号中に生じていない場合における
位相ずれ量データの発生回路中の各部におけるデータを
視覚的に理解できるように例示した図であり、また、第
8図はヘッドたたきによる影響が再生色信号中に生じて
いる場合における位相ずれ量データの発生回路中の各部
におけるデータを視覚的に理解できるように例示した図
である。
第7図及び第8図における各(a)は減算器30から減
算器31.33に供給されている各1水平走査期間毎の
カラーバースト信号の位相θ′のデータを示しており、
また、第7図及び第8図における各(b)は減算器33
から減算器35に供給されている各1水平走査期間毎の
カラーバースト信号の位相ずれ量と対応する位相ずれ量
のデジタルデータΔθを示している。
前記した各1水平走査期間毎のカラーバースト信号の位
相ずれ量と対応する位相ずれ量のデジタルデータΔθは
、相次ぐフレーム(あるいはフィールド)間における相
関の無い情報成分(雑音)が除去されたカラーバースト
信号の位相のデータであり、これは前段回路中に設けら
れているA20回路のAPC動作によって各1水平走査
期間毎のカラーバースト信号に生じた残留位相誤差を示
すデジタルデータΔθになっている。
したがって、前記した各1水平走査期間毎のカラーバー
スト信号の位相ずれ量と対応する位相ずれ量のデジタル
データΔθが減数信号として供給されている減算器35
では、既述した演算回路22から出力された各1水平走
査期間毎の色差信号の位相及びカラーパート信号の位相
から、前記した各1水平走査期間毎のカラーバースト信
号の位相ずれ量と対応する位相ずれ量のデジタルデータ
Δθを差引いて、前段回路中に設けられているA20回
路のAPC動作によって色差信号及びカラーバースト信
号に含まれている残留位相誤差が除去された色位相のデ
ジタルデータを出力して演算回路36.37に供給する
。第7図及び第8図における各(c)は減算器35から
出力されたカラーバースト信号の色位相のデジタルデー
タを示している。
前記の演算回路36では、それに供給された色位相のデ
ジタルデータと正弦関数との演算を行って、出力データ
を乗算938に供給し、また、前記の演算回路37では
、それに供給された色位相のデジタルデータと余弦関数
との演算を行って出力データを乗算器39に供給する。
前記した乗算器38.39には、既述のように免振11
Aのデジタルデータが供給されているから。
乗算器38からは大きな位相変動が除去された状態の色
差信号R−Y信号が出力端子40に出力され、また、乗
算器39からは大きな位相変動が除去された状態の色差
信号B−Y信号が出力端子41に出力される。
この第5図に示されている既提案の色信号処理回路を用
いればA20回路のAPC動作によって色信号中に含ま
れていた残留誤差が除去された色差信号を容易に得るこ
とを可能にする。
次に、第9図示の既提案の色信号処理回路においては、
前記した非線形信号処理回路63が、それに供給された
前記の差信号データ、すなわち。
パーストゲート回路29で抽出された現在のカラーバー
スト信号の位相θ′と、前記した減算器31から出力さ
れたデータ、すなわち、過去のカラーバースト信号の位
相の平均値との差に対応する差信号データの大きさによ
って非線形的に変化する出力を発生して、その出力を減
算器62に減数信号として供給する。
前記した非線形信号処理回路63としては1例えば第1
0図に示されているような入出力特性を有するもの、す
なわち、入力として供給されているフレーム差分の位相
が+P1と−P2に達するまでは出力が零の状態を保持
し、入力として供給されているフレーム差分の位相が+
P1と−P2を超えるとフレーム差分の位相を示す入力
の大きさと略々等しい大きさの出力を減算器62に減数
信号として供給しろるような入出力特性を示す非線影信
号処理回路63が使用できる。
第9図に示されている既提案の色信号処理回路における
各部の信号の位相の状態は第11図に例示されているよ
うなものとなる。
第11図の(a)は第9図中のパーストゲート回路29
から出力される現在のカラーバースト信号の位相θ″の
時間軸上での変化の状態を例示したものであり、また、
第11図の(b)はフレームメモリ34から出力された
過去のカラーバースト信号の位相の平均値の時間軸上で
の変化の状態を例示したものであり、さらに、第11図
の(c)は減算器31からの出力、すなわち、パースト
ゲート回路29から出力される現在のカラーバースト信
号の位相θ′から、フレームメモリ34から出力された
過去のカラーバースト信号の位相の平均値を差引いて得
られる位相の時間軸上での変化の状態を例示したもので
ある。
前記した第11図の(、)に示されている位相のデータ
、すなわち、カラーバースト信号の位相のフレーム差分
のデータが、第10図に示すような入出力特性を有する
非線形信号処理回路63に入力されると、非線形信号処
理回路63からは第11図の(d)に示されているよう
な位相のデータが出力されて、それが減算器62に減数
信号として供給される。
減算器62には第11図の(a)に示されているような
位相を有するカラーバースト信号を含む色位相信号が被
減数信号として供給されているから、減算器62におい
て前記した第11図の(a)に示されているような被減
数信号から第11図の(d)に示されているような減数
信号が減算されたデータが演算回路36.37に供給さ
れる。
前記の演算回路36では、それに供給された色位相のデ
ジタルデータと正弦関数との演算を行って、出力データ
を乗算器38に供給し、また、前記の演算回路37では
、それに供給された色位相のデジタルデータと余弦関数
との演算を行って出力データを乗算器39に供給する。
前記した乗算器38.39には、既述のように色振幅A
のデジタルデータが供給されているから、乗算器38か
らは大きな位相変動が除去された状態の色差信号R−Y
信号が出力端子40に出力され、また、乗算器39から
は大きな位相変動が除去された状態の色差信号B−Y信
号が出力端子41に出力される。
この第9図に示されている既提案の色信号処理回路を用
いれば従来再生画像で問題になっていたカラーフリッカ
を着るしく軽減できる色信号を容易に得ることができる
ことは明らかである。
(発明が解決しようとする課題) 第5図以降の各回を参照してなされた既提案の色信号処
理回路についてのこれまでの説明により明らかなように
、既提案の色信号処理回路では前段回路中に設けられて
いるAPC回路における残留誤差の存在やAPC動作の
応答速度が低いことによって再生画像中に生じる色ずれ
1色フリッカ′などの問題が良好に解決できたのである
が、既提案の色信号処理回路において(1)カラーバー
スト信号の位相ずれ量と対応する位相ずれ量Δθのデー
タを発生したり、(2)パーストゲート回路29で抽出
された現在のカラーバースト信号の位相θ′と、過去の
カラーバースト信号の位相の平均値との差に対応する差
信号データを発生したりするために使用されている回路
配置、すなおち、フレーム(またはフィールド)メモリ
34と減算器31゜33及び帰還係数回路32とを用い
て周知の巡回型の雑音軽減回路(ノイズリデューサ)と
同様な構成形態のものとして構成されている回路配置は
、既述した色信号処理回路で企図している効果が充分に
得られるようにするために、それの帰還係数回路32と
して高い帰還率を有するものが使用されているから1例
えば色信号処理回路で信号処理の対象にされている色信
号が異なる信号源からのものに切換えられたような場合
に、新たな信号源から色信号処理回路に供給された色信
号のカラーバースト信号の位相が、それまでに色信号処
理回路に供給されていた色信号のカラーバースト信号の
位相に対して大巾に変化していたときは、再生画像の状
態が正常になるまでに比較的長い時間を要することにな
る。
すなわち、色信号処理回路中に設けられているパースト
ゲート回路29で抽出された現在のカラーバースト信号
の位相θ″と、過去のカラーバースト信号の位相の平均
値との差に対応する差信号データを発生したりするため
に使用されている回路配置、すなわち、フレーム(また
はフィールド)メモリ34と減算器31.33及び帰還
係数回路32とを用いて周知の巡回型の雑音軽減回路(
ノイズリデューサ)と同様な構成形態のものとして構成
されている回路配置は、現在のカラーバースト信号の位
相θ′と、過去のカラーバースト信号の位相の平均値と
の差に対応する差信号データを発生する動作が、入力さ
れるカラーバースト信号に対してフライホイール効果を
示すような動作を行っているので、前記のように色信号
処理回路で信号処理の対象にされている色信号が異なる
信号源からのものに切換えられて、新たな信号源から色
信号処理回路に供給された色信号のカラーバースト信号
の位相が、それまでに色信号処理回路に供給されていた
色信号のカラーバースト信号の位相に対して大巾に変化
した状態において、現在の時点に供給されたカラーバー
スト信号の位相と過去のカラーバースト信号の位相の平
均値との差が小になされるまでには長時間を要すること
になるために、色信号処理回路で発生される信号を基準
にして位相が補正される色信号の位相が長時間にわたっ
て大巾にずれている状態になり、再生画像の状態が正常
になるまでに比較的長い時間を要することになり、それ
の解決策が求められた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は直交する2つの色差軸で色信号が色復調された
としたときに得られるべき2つの色差信号と同様な信号
形態を有する2つの色差信号に基づいて得た色信号の位
相に対応する色位相信号における色同期信号期間のデー
タを、垂直走査期間の整数倍の信号を記憶できるメモリ
と演算回路と高帰還率の帰還係数回路とを含んで構成さ
れた巡回型のデジタルフィルタに供給して過去の色位相
信号の平均値のデータを得る平均値データの発生手段と
、前記した平均値データの発生手段で発生された過去の
色位相信号の平均値データと現在の色同期信号に基づく
色位相信号のデータとを比較して予め定められた大きさ
以上の差を示すデータの個数を各垂直走査期間毎に計数
する第1の計数手段と、前記した第1の計数手段の計数
値が予め定められた個数を超えている垂直走査期間の個
数が予め定められた個数を超えたときに、前記したデジ
タルフィルタの帰還係数回路の帰還係数を減少させるよ
うに変化させる手段とからなる色信号処理回路、及び、
直交する2つの色差軸で色信号が色復調されたとしたと
゛きに得られるべき2つの色差信号と同様な信号形態を
有する2つの色差信号に基づいて得た色信号の位相に対
応する色位相信号における色同期信号期間のデータを、
垂直走査期間の整数倍の信号を記憶できるメモリと演算
回路と高帰還率の帰還係数回路とを含んで構成された巡
回型のデジタルフィルタに供給して過去の色位相信号の
平均値のデータを得る平均値データの発生手段と、前記
した平均値データめ発生手段・で発生された過去の色位
相信号の平均値データと現在の色同期信号に基づく色位
相信号のデータとを比較して予め定められた大きさ以上
の差を示すデータの個数を各垂直走査期間毎に計数する
第1の計数手段と、前記した第1の計数手段の計数値が
予め定められた個数を超えている垂直走査期間の個数が
予め定められた個数を超えたときに、前記したデジタル
フィルタの帰還係数回路の帰還係数を減少させるように
変化させる手段と、前記した垂直走査期間の整数倍の信
号を記憶できるメモリと演算回路と高帰還率の帰還係数
回路とを含んで構成された巡回型のデジタルフィルタか
ら色信号の位相に対応する色位相信号における色同期信
号期間の位相ずれ量と対応する位相ずれ量信号を発生さ
せる手段とからなる色信号処理回路を提供するものであ
る。
(作用) 直交する2つの色差軸で色信号が色復調されたとしたと
きに得られるべき2つの色差信号と同様な信号形態を有
する2つの色差信号に基づいて得た色信号の位相に対応
する色位相信号における色同期信号期間のデータを、垂
直走査期間の整数倍の信号を記憶できるメモリと演算回
路と高帰還率の帰還係数回路とを含んで構成された巡回
型のデジタルフィルタに供給して過去の色位相信号の平
均値のデータを得る。
前記した平均値データの発生手段で発生された過去の色
位相信号の平均値データと現在の色同期信号に基づく色
位相信号のデータとを比較して予め定められた大きさ以
上の差を示すデータの個数を各垂直走査期間毎に計数す
る。
各垂直走査期間毎における前記の計数値が予め定められ
た個数を超えている垂直走査期間の個数が予め定められ
た個数を超えたときに、前記したデジタルフィルタの帰
還係数回路の帰還係数を減少させるように変化させて応
答性を改善する。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の色信号処理回路の具
体的な内容について詳細に説明する。第1図及び第4図
は本発明の色信号処理回路の異なる実施例のブロック図
であり、また、第2図及び第3図はそれぞれ異なる構成
形態の制御回路のブロック図である。
第1図に示されている本発明の色信号処理回路は、第9
図を参照して既述した既提案の色信号処理回路における
減算器31の出力データを制御回路1に供給して、前記
の制御回路1によって発生された制御信号によって帰還
係数回路32の帰還係数を変化させるようにした場合の
色信号処理回路の実施例ブロック図であり、また、第4
図に示されている本発明の色信号処理回路は、第5図を
参照して既述した既提案の色信号処理回路における減算
器31の出力データを制御回路1に供給して、前記の制
御回路1によって発生された制御信号によって帰還係数
回路32の帰還係数を変化させるようにした場合の色信
号処理回路の実施例ブロック図であって、以下の説明に
おいては、この第1図及び第4図に示されている本発明
の色信号処理回路において、第9図及び第5図を参照し
て既述した既提案の色信号処理信号と同一の構成部分に
ついての詳細な説明は省略する。
第1図及び第4図に示されている本発明の色信号処理回
路において、フレーム(またはフィールド)メモリ34
と減算器31.33及び帰還係数回路32とを用いて周
知の巡回型の雑音軽減回路(ノイズリデューサ)と同様
な構成形態のものとして構成されている回路配置は、第
1図示の色信号処理回路ではカラーバースト信号の差信
号データの発生回路としてパーストゲート回路29で抽
出された現在のカラーバースト信号の位相θ′と。
過去のカラーバースト信号の位相の平均値との差に対応
する差信号データを減算器31から非線形信号処理回路
63に供給しており、また第4図示の既提案の色信号処
理回路ではカラーバースト信号の位相ずれ量と対応する
位相ずれ量のデジタルデータを発生する位相ずれ量Δθ
のデータを減算l933から減算器35に減数信号とし
て供給しているが、前記したフレーム(またはフィール
ド)メモリ34と減算器31.33及び帰還係数回路3
2とを用いて周知の巡回型の雑音軽減回路(ノイズリデ
ューサ)と同様な構成形態のものとして構成されている
回路配置中の帰還係数回路32における帰還係数は、制
御回路1の出力端子すから帰還係数回路32に供給され
る制御信号によって変化されるようになされている。
前記した制御回路1は、減算器31から入力端子aに供
給されたデータ、すなわち、過去の色位相信号の平均値
データと現在の色同期信号に基づく色位相信号のデータ
との比較値が、予め定められた大きさ以上の差を示すデ
ータの個数を各垂直走査期間毎に計数する第1の計数手
段と、前記した第1の計数手段の計数値が予め定められ
た個数を超えている垂直走査期間の個数が予め定められ
た個数を超えたときに、前記したデジタルフィルタの帰
還係数回路の帰還係数を減少させうるような制御信号を
発生し、それを出力端子すから帰還係数回路32に対し
て制御信号として与え、帰還係数回路32の帰還係数を
制御できるような機能を備えているものとして構成され
ている。
第2図及び第3図は、前記したような機能を備えている
ものとして構成されている制御回路の構成例を示してい
る。まず、第2図に示されている制御回路1は、それの
入力端子aに対して供給された減算器31の出力データ
が絶対値回路2によって絶対値化されて比較器3に与え
られる。
前記した比較器3では、それに予め設定されていた基準
値αと前記の絶対値回路2から供給されたデータと比較
して、絶対値回路2から供給されたデータの方が基準値
αよりも大きな場合の出力信号を単安定マルチバイブレ
ータ4にトリガ信号として与える。
前記した単安定マルチバイブレータ4で発生したパルス
は計数器5によって計数されて、この計数器5の計数値
が比較器6に供給される。前記の計数器5は垂直走査周
期の信号VDによってリセットされているから、計数I
I5から比較−6に供給される計数値は、各垂直走査期
間毎のものになされている。
前記した比較器6では、それに予め設定されていた基準
値βと前記の計数器5から与えられた計数値と比較して
、計数器5から供給された計数値〜の方が基準値βより
も大きな場合にハイレベルの出力信号を単安定マルチバ
イブレータ7にトリガ信号として与えるとともに、イン
バータ8を介して単安定マルチバイブレータ9にトリガ
信号として与える。
前記した単安定マルチバイブレータ7からの出力パルス
は計数器10に被計数パルストして与えられ、また、単
安定マルチバイブレータ9からの出力パルスは計数器1
0にリセット信号として与えられる。
それで、前記の計数器lOにおける計数値は単安定マル
チバイブレータ7からの出力パルスが計数器10に連続
して供給された垂直走査期間の個数と対応している数値
となされる。
前記した計数器10の計数値は比較器11に供給されて
、比較器11に予め設定されていた基準値γと比較され
る。前記の比較器11は計数器10から供給された計数
値の方が比較gillに予め設定されていた基準値γよ
りも大きな場合にハイレベルの出力信号を出力端子すに
送出する。
前記のようにして第2図示の制御回路1では、減算器3
1から入力端子aに供給されたデータ、すなわち、過去
の色位相信号の平均値データと現在の色同期信号に基づ
く色位相信号のデータとの比較値が、予め定められた大
きさ以上の差を示すデータの個数が、予め定められた個
数の連続する垂直走査期間にわたって引続いて現われて
いる状態のときに出力端子すに制御信号を送出できるの
である。
次に、第3図に示されている制御回路1は、それの入力
端子aに対して供給された減算s31の出力データが、
絶対値回路2によって絶対値化されて比較器3に与えら
れ、前記した比較器3では、それに予め設定されていた
基準値αと前記の絶対値回路2から供給されたデータと
比較して、絶対値回路2から供給さ九たデータの方が基
準値αよりも大きな場合の出力信号を単安定マルチバイ
ブレータ4にトリガ信号として与える。
前記した単安定マルチバイブレータ4で発生したパルス
は直並列変換器12によって並列データに変換される。
前記した直並列変換器12における所定数nと対応する
連続する3桁の出力はアンド回路13に供給されており
、また、直並列変換器12は垂直走査周期の信号VDに
よってリセットされているから、アンド回路13からは
1垂直走査期間中に前記した単安定マルチバイブレータ
4からn個以上のパルスが出力されている状態のときに
ハイレベルの出力が直並列変換器15のデータ入力端子
に供給され、また、前記のアンド回路13からの出力は
インバータ14を介して直並列変換器15のリセット端
子に供給される。
前記した直並列変換器15は、前記したアンド回路13
の出力の出力がハイレベルの状態をデータとして取り込
み、また、前記したアンド回路13の出力の出力がロー
レベルの状態のときにはリセットされるから、前記した
直並列変換器15における所定数mと対応する連続する
m桁の出力が供給されているアンド回路16の出力側か
ら出力端子すにハイレベルの状態の制御信号が出力され
るのは、連続する所定の個数mの各垂直走査期間中に前
記した単安定マルチバイブレータ4から所定のn個以上
のパルスが出力されている状態、すなわち、減算器31
から入力端子aに供給されたデータ、すなわち、過去の
色位相信号の平均値データと現在の色同期信号に基づく
色位相信号のデータとの比較値が、予め定められた大き
さ以上の差を示すデータの個数が、予め定められた個数
の連続する垂直走査期間にわたって引続いて現われてい
る状態のときである。
前記したように出力端子すから送出されたハイレベルの
出力信号は、パーストゲート回路29で抽出された現在
のカラーバースト信号の位相θ′と、過去のカラーバー
スト信号の位相の平均値との差に対応する差信号データ
を発生したりするために使用されている回路配置、すな
わちフレーム(またはフィールド)メモリ34と減算器
31.33及び帰還係数回路32とを用いて周知の巡回
型の雑音軽減回路(ノイズリデューサ)と同様な構成形
層のものとして構成されている回路配置における前記し
た帰還係数回路32の帰還係数を零(または小さな値)
となるように変化させて、前記した回路配置に、それの
減算器31から出力される差信号が短時間内に小さな値
になるような動作を行わせる。
それで、色信号処理回路で信号処理の対象にされている
色信号が異なる信号源からのものに切換えられたような
場合に、新たな信号源から色信号処理回路に供給された
色信号のカラーバースト信号の位相が、それまでに色信
号処理回路に供給されていた色信号のカラーバースト信
号の位相に対して大巾に変化したときには、制御回路l
から出力される制御信号によって前記した回路配置にお
ける帰還係数回路32の帰還係数が零または小さな値に
変化されて、前記した回路配置から非線形信号処理回路
63(第1図示の実施例の場合)や、減算器35(第1
図示の実施例の場合)に与えられるデータが零または小
さな値になされるから、第1図示の実施例の場合におけ
る減算器62から後続回路に送出される色位相信号や、
第4図示の実施例の場合における減算器35から後続回
路に送出される色位相信号は、新たな信号源から色信号
処理回路に供給された色信号の色位相信号となされるた
めに、本発明の色信号処理回路では既提案の色信号処理
回路での問題点は良好に解決できる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明は直交する2つの色差軸で色信号が色復調されたとし
たときに得られるべき2つの色差信号と同様な信号形態
を有する2つの色差信号に基づいて得た色信号の位相に
対応する色位相信号における色同期信号期間のデータを
、垂直走査期間の整数倍の信号を記憶できるメモリと演
算回路と高帰還率の帰還係数回路とを含んで構成された
巡回型のデジタルフィルタに供給して過去の色位相信号
の平均値のデータを得る平均値データの発生手段と、前
記した平均値データの発生手段で発生された過去の色位
相信号の平均値データと現在の色同期信号に基づく色位
相信号のデータとを比較して予め定められた大きさ以上
の差を示すデータの個数を各垂直走査期間毎に計数する
第1の計数手段と、前記した第1の計数手段の計数値が
予め定められた個数を超えている垂直走査期間の個数が
予め定められた個数を超えたときに、前記したデジタル
フィルタの帰還係数回路の帰還係数を減少させるように
変化させる手段とからなる色信号処理回路、及び、直交
する2つの色差軸で色信号が色復調されたとしたときに
得られるべき2つの色差信号と同様な信号形態を有する
2つの色差信号に基づいて得た色信号の位相に対応する
色位相信号における色同期信号期間のデータを、垂直走
査期間の整数倍の信号を記憶できるメモリと演算回路と
高帰還率の帰還係数回路とを含んで構成された巡回型の
デジタルフィルタに供給して過去の色位相信号の平均値
のデータを得る平均値データの発生手段と、前記した平
均値データの発生手段で発生された過去−の−色一位相
信号の平均値データと現在の色同期信号に基づく色位相
信号のデータとを比較して予め定められた大きさ以上の
差を示すデータの個数を各垂直走査期間毎に計数する第
1の計数手段と、前記した第1の計数手段の計数値が予
め定められた個数を超えている垂直走査期間の個数が予
め定められた個数を超えたときに、前記したデジタルフ
ィルタの帰還係数回路の帰還係数を減少させるように変
化させる手段と、前記した垂直走査期間の整数倍の信号
を記憶できるメモリと演算回路と高帰還率の帰還係数回
路とを含んで構成された巡回型のデジタルフィルタから
色信号の位相に対応する色位相信号における色同期信号
期間の位相ずれ量と対応する位相ずれ量信号を発生させ
る手段とからなる色信号処理回路では。
既提案の色信号処理回路で生じていた問題点は良好に解
決できる。
すなわち、既提案の色信号処理回路において(1)カラ
ーバースト信号の位相ずれ量と対応する位相ずれ量Δθ
のデータを発生したり、(2)パーストゲート回路29
で抽出された現在のカラーバースト信号の位相θ″と、
過去のカラーバースト信号の位相の平均値との差に対応
する差信号データを発生したりするために使用されてい
る回路配置、すなわち、フレーム(またはフィールド)
メモリ34と減算器31.33及び帰還係数回路32と
を用いて周知の巡回型の雑音軽減回路(ノイズリデュー
サ)と同様な構成形態のものとして構成されている回路
配置では、既述した色信号処理回路で企図している効果
が充分に得られるようにするために、それの帰還係数回
路32として高い帰還率を有するものが使用されていて
、例えば色信号処理回路で信号処理の対象にされている
色信号が異なる信号源からのものに切換えられたような
場合に、新たな信号源から色信号処理回路に供給された
色信号のカラーバースト信号の位相が、それまでに色信
号処理回路に供給されていた色信号のカラーバースト信
号の位相に対して大巾に変化していたときは、再生画像
−の状態が正常になるまでに比較的長い時間を要してい
たが、本発明の色信号処理回路では、例えば、色信号処
理回路に色信号を供給している信号源が切換えられた場
合のように1色信号処理回路に供給される色信号の位相
が大巾に変化された場合に、前記した回路配置における
平均値データの発生手段で発生された過去のカラーバー
スト信号の平均値データと現在のカラーバースト信号に
基づく色位相信号のデータとを比較して予め定められた
大きさ以上の差を示すデータの個数を各垂直走査期間毎
に計数し、その計数値が予め定められた個数を超えてい
る垂直走査期間の個数が予め定められた個数を超えたと
きに。
前記した回路配置中の帰還係数回路32の帰還係数を零
(または小さな値)となるように変化させて。
前記した回路配置に、それの減算器31から出力される
差信号が短時間内に小さな値になるような動作を行わせ
ているから1色信号処理回路で信号処理の対象にされて
いる色信号が異なる信号源からのものに切換えられたよ
うな場合に、新たな信号源から色信号処理回路に供給さ
れた色信号のカラーバースト信号の位相が、それまでに
色信号処理回路に供給されていた色信号のカラーバース
ト信号の位相に対して大巾に変化したときには、制御回
路1から出力される制御信号によって前記した回路配置
における帰還係数回路32の帰還係数が零または小さな
値に変化されて、前記した回路配置から非線形信号処理
回路63(第1図示の実施例の場合)や、減算器35(
第1図示の実施例の場合)に与えられるデータが零また
は小さな値になされて、第1図示の実施例の場合におけ
る減算器62から後続回路に送出される色位相信号や、
第4図示の実施例の場合における減算器35から後続回
路に送出される色位相信号は、新たな信号源から色信号
処理回路に供給された色信号の色位相信号となされ、し
たがって本発明の色信号処理回路では既提案の色信号処
理回路での問題点は良好に解決できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第4図は本発明の色信号処理回路の異なる実
施例のブロック図、第2図及び第3図はそれぞれ異なる
構成形態の制御回路のブロック図、第5図及び第9図は
既提−案の色信号処理回路のブロック図、第6図及び第
10図は色信号処理回路の一部の構成部材の特性側口、
第7図及び第8図ならびに第11図は信号状態の説明図
、第12図は色振幅信号及び色位相信号の発生回路の構
成例を示すブロック図、第13図及び第14図は第12
図示の色振幅信号及び色位相信号の発生回路の動作説明
用の図である。 ■・・・制御回路、2・・・絶対値回路、3,6.11
・・・比較器、4,7.9・・・単安定マルチバイブレ
ータ、5.10・・・計数器、8,14・・・インバー
タ。 8・・・AFC回路、12.15・・・直並列変換器、
13.16・・・アンド回路、27.46・・・加算器
。 19.20・・・2つの色差軸でカラーバースト信号を
含む搬送色信号が色復調されたとしたときに得られるべ
き2つの色差信号と同様な信号形態を有する2つの色差
信号の内の各一方の色差信号のデジタルデータの入力端
子、21,25,26・・・除算器、30,31,33
,35・・・減算器、32・・・帰還係数回路、38.
39・・・乗算器、34・・・フレームメモリ(または
フィールドメモリ)、22〜24.28.36,37.
55・・・演算回路、40゜41・・・出力端子、42
.43・・・絶対値回路、44・・・極性反転回路、4
5,51,52,53.56・・・切換スイッチ、47
.48・・・信号発生回路、49.50・・・論理O値
の検出回路、54・・・オア回路、63・・・非線形信
号処理回路、62・・・減算器、特許出願人  日本ビ
クター株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、直交する2つの色差軸で色信号が色復調されたとし
    たときに得られるべき2つの色差信号と同様な信号形態
    を有する2つの色差信号に基づいて得た色信号の位相に
    対応する色位相信号における色同期信号期間のデータを
    、垂直走査期間の整数倍の信号を記憶できるメモリと演
    算回路と高帰還率の帰還係数回路とを含んで構成された
    巡回型のデジタルフィルタに供給して過去の色位相信号
    の平均値のデータを得る平均値データの発生手段と、前
    記した平均値データの発生手段で発生された過去の色位
    相信号の平均値データと現在の色同期信号に基づく色位
    相信号のデータとを比較して予め定められた大きさ以上
    の差を示すデータの個数を各垂直走査期間毎に計数する
    第1の計数手段と、前記の第1の計数手段の計数値が予
    め定められた個数を超えている垂直走査期間の個数が予
    め定められた個数を超えたときに、前記のデジタルフィ
    ルタの帰還係数回路の帰還係数を減少させるように変化
    させる手段とからなる色信号処理回路2、直交する2つ
    の色差軸で色信号が色復調されたとしたときに得られる
    べき2つの色差信号と同様な信号形態を有する2つの色
    差信号に基づいて得た色信号の位相に対応する色位相信
    号における色同期信号期間のデータを、垂直走査期間の
    整数倍の信号を記憶できるメモリと演算回路と高帰還率
    の帰還係数回路とを含んで構成された巡回型のデジタル
    フィルタに供給して過去の色位相信号の平均値のデータ
    を得る平均値データの発生手段と、前記した平均値デー
    タの発生手段で発生された過去の色位相信号の平均値デ
    ータと現在の色同期信号に基づく色位相信号のデータと
    を比較して予め定められた大きさ以上の差を示すデータ
    の個数を各垂直走査期間毎に計数する第1の計数手段と
    、前記の第1の計数手段の計数値が予め定められた個数
    を超えている垂直走査期間の個数が予め定められた個数
    を超えたときに、前記のデジタルフィルタの帰還係数回
    路の帰還係数を減少させるように変化させる手段と、前
    記した垂直走査期間の整数倍の信号を記憶できるメモリ
    と演算回路と高帰還率の帰還係数回路とを含んで構成さ
    れた巡回型のデジタルフィルタから色信号の位相に対応
    する色位相信号における色同期信号期間の位相ずれ量と
    対応する位相ずれ量信号を発生させる手段とからなる色
    信号処理回路
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