JP3657710B2 - ノイズ検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、電気信号検出器に関し、特に、カラービデオ信号中に含まれるノイズを示す検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオノイズ検出器は、ビデオ信号処理装置内で一般に使用されている。例えば、このような検出器は、処理されているビデオ信号中のノイズのレベルに応じて関数的に変動するように設計されているタイプのビデオ・システムにおいて効果的に使用される。このようなノイズで制御される装置を二三挙げれば、例えば、ノイズに応答するプログラム可能帯域フィルタ、ノイズに応答する水平ピーキング回路、ノイズに応答する可変飽和クロミナンス・プロセッサおよびノイズ低減巡回型フィルタなどを備えている装置がある。
【0003】
例えば、“ビット誤り率と輝度レベルの関数として変動する帯域幅を有するフィルタ回路”という名称の米国特許第5,396,293号においてシェラード(Shellard)氏が述べているディジタル・ビデオ・システムでは、ビデオ帯域幅がディジタル・ビデオ信号のビット誤り率(BER:Bit Error Rate)の関数として制御される。ノイズの多い状態では、BERは増加し、ビデオ帯域幅を減少させるのに使用される。ある特定の実施例では、帯域幅はビット誤り率と輝度信号の振幅レベルの関数として制御される。
【0004】
“自動ビデオ信号ピーキングとカラー制御”という名称の米国特許第4,430,665号でコクラン(Cochran)氏が述べているビデオ・システムでは、ノイズが検出されて、2つの関数(すなわち、ビデオ信号のピーキングとクロミナンス信号レベル)を制御するのに使用される。コクラン氏の装置の1つの例において、ノイズはビデオ信号中に存在する“長期間の平均”高周波ノイズの分析により評価され、もう1つの例では、受像機のAGC回路の助けにより更に評価される。このノイズの評価に応答して、輝度信号は、受信されたカラーテレビジョン信号の中に弱いノイズの多い信号が存在すると、著しいデ・ピーキングを呈するように制御される。これと同時に、クロミナンス信号成分の大きさは減じられ、表示されたカラー画像が過飽和の色彩を生じないようにする。
【0005】
“ノイズに応答する自動ピーキング制御装置”という名称の米国特許第4,376,952号においてトロイアノ(Troiano)氏はノイズを検出する(デ・ピーキングを目的とする)ために、ビデオ信号を帯域濾波し、濾波された信号を、帰線消去期間の間にのみ動作可能となるサンプリング回路を介して、検出器に供給して、輝度信号の有効ビデオ部分を阻止する。この検出器はパルスを平均化するタイプであり、閾値を超えるサンプル信号の最大値を表わすパルスが発生され平均化されて、平滑な制御信号を発生する。この制御信号は、主としてノイズを表わしており、且つサンプリング期間の間に起こる輝度信号の遷移とは実質的に無関係である。
【0006】
“可変ピーキング制御回路”という名称の米国特許第4,384,306号においてリウ(Liu)氏が述べているシステムでは、ビデオ信号はノイズの多い状態のとき“デ・ピーキング”され、且つノイズの検出は垂直方向の連続的な画像地点の信号レベルを比較することにより行われる。1つの例では、垂直方向の3本の連続的なラインからの信号を(1Hおよび2Hの期間だけ連続的に遅延させて)時間的に一致させ、サンプリングし、得られたサンプルを画像分析して、インパルスノイズの存在が調べられる。
【0007】
“信号背景ノイズ検出器”という名称の米国特許第4,684,989号においてローダー(Roeder)氏外が述べているノイズ評価システムには、循環的に起こる冗長期間の信号差に相当する、差のサンプルを発生する回路が含まれている。いくつかのこのような差のサンプルは平均され、各平均値に関与する差のサンプルは平均値から引かれる。大きさの値が、平均値と差のサンプルとの差から得られ、所定数の大きさの値が平均され、ノイズ評価信号を発生する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、複雑な画像分析を回避し且つ丈夫で信頼できるノイズ表示の得られるノイズ検出器の必要を満たすことに向けられている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によるノイズ検出装置は、入力ビデオ信号からバースト成分を取り出す手段と、供給される位相基準信号に対するバースト成分の位相角を測定する手段と、位相角の測定値からノイズ表示信号を取り出す手段とを具備している。
【0010】
本発明の原理の望ましい用途として、周期的成分を有する入力信号の供給源、および振動性信号を発生する可変発振器が含まれる。振動性信号で定められる瞬時に入力信号をサンプリングし、入力信号の周期的成分のサンプルを供給するための手段が備えられる。演算処理装置がサンプルに応答して、位相角誤差信号を発生し、可変発振器の振動性信号を入力信号の周期的成分に位相ロックし、位相角誤差信号からノイズ表示信号が取り出される。
特許請求の範囲に記載された事項と実施例との対応関係を、図面で使われている参照符号で示すと次の通りである。
(請求項1) 供給される基準信号(S5)を基準にしてカラービデオ信号(12)のバースト成分の位相角を測定するための位相角測定回路(22、30)と、
所定期間に所定範囲に入る位相角測定値の計数値を生成し、当該計数値に応じてノイズ表示信号(B0,B1)を生成するための出力回路(40)と、を含むノイズ検出装置。
(請求項2) もう1つの範囲内にある位相角測定値を前記計数値から除外するための抑止回路(40)を含む、請求項1記載のノイズ検出装置。
(請求項3) 前記もう1つの範囲が180度付近の角度(オクタント3,7)からなる、請求項2記載のノイズ検出装置。
(請求項4) 前記位相角測定回路が、前記バースト成分と前記基準信号とをそれぞれの直角位相検出器に供給して、同相出力信号Xと直角位相出力信号Yをそれぞれ発生するための直角位相検出手段(22)と、
前記同相および直角位相出力信号XおよびYを位相角表示信号に変換し、前記出力回路に供給し、前記ノイズ表示信号を取り出すための、直交/極座標変換手段(30)とを含む、請求項1記載のノイズ検出装置。
発明の効果
位相角測定回路が供給された位相基準信号を基準にしてカラービデオ信号のバースト成分の位相角を測定し、出力回路がこの位相角の測定値からノイズ表示信号を取り出すことができる。また、このノイズ表示信号は次に画像強調プロセッサに供給され、表示装置で表示される画像のパラメータ(コントラスト、鮮鋭度、帯域幅またはノイズの低減など)を調節することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を具体化するテレビジョン装置を示し、ビデオ信号S1を供給するビデオ信号源12と、ビデオ信号を表示するためのビデオ信号処理/表示装置14とを含んでいる。テレビジョン受像機として使用する場合、信号源12は従来のチューナ、IF増幅器および検波器を含む。信号源12は更に、1つまたはそれ以上のベースバンド・ビデオ入力、および複数のビデオ入力信号から選択するための適当なスイッチを含むこともある。テレビジョン・モニターとして使用する場合、チューナは省略される。処理/表示装置14は従来設計のもので、例えば、輝度/クロマ処理回路、表示装置(例えば、受像管またはLCD装置)、および適当な表示装置駆動回路を含んでいる。図面を簡略化するために、音声およびカラー処理の詳細は省略する。
【0012】
信号源12より供給されるベースバンド・ビデオ信号は、本発明を具体化するディジタル位相ロック・ループ16(点線で輪郭を示す)内のアナログ/ディジタル(A/D)変換器20により、ディジタル信号に変換され、ビデオ処理/表示装置14に供給される。ノイズ表示信号(B0,B1)は画像強調プロセッサ18の制御入力に供給される。プロセッサ18は、ビデオ信号S3をビデオ処理/表示装置14から受け取り、且つ強調されたビデオ信号S4を処理表示装置14に戻すように結合される。
【0013】
プロセッサ18の目的は、表示画像についての1つまたはそれ以上のパラメータを強調し、2ビットのノイズ表示信号(B0,B1)で表示されるノイズレベルの関数として強調度を変化させることである。この目的のために、強調プロセッサ18は、前述したシステムのような従来設計のものでもよい。シェラード氏のシステムでは、ノイズレベルが増加するにつれて、ビデオ帯域幅の望ましい逓減が得られることを思い起こされたい。リウ氏およびトロイアノ氏のシステムは、信号対ノイズ比の低い状態では“デ・ピーキング”を行い、コクラン氏のシステムはノイズ信号を利用して、ビデオ信号のピーキングとクロミナンス信号レベルの両方を制御する。ノイズ信号のもう1つの有益な用途は、ビデオ信号に施こされるノイズ低減の程度を制御することであろう。本発明のノイズレベル表示信号(B0,B1)にはこれ以外にも多くの適当な用途が存在することは明らかである。
【0014】
ディジタル式位相ロック・ループ16はアナログ/ディジタル(A/D)変換器20を含み、A/D変換器20にビデオ信号S1が供給され、変換器20は変換された(ディジタル)ビデオ信号S2を、前述したように処理/表示装置14に供給する。色副搬送波周波数の4倍(4Fsc)の、位相ロックされたサンプリング・クロック信号S5は、電圧制御発振器VCO26より、A/D変換器20に、バーストアキュムレータ(または“直角位相検波器”)22に、またタイミング装置24に供給される。タイミング装置24は、VCO26より供給される“マスタークロック”(S5)信号と同期し且つビデオ処理/表示装置14からの偏向タイミング信号と同期しており、水平同期(HS)、垂直同期(VS)およびバースト・ゲート(BG)信号などいくつかのタイミング信号を位相ロック・ループ16に対して発生する。
【0015】
バースト・ゲート信号BG、4Fscクロック信号およびサンプル・ビデオ信号S2はバーストアキュムレータ22に供給される。アキュムレータ22はバースト期間の間に生じる信号S2の偶数と奇数のサンプルを選別し合計し、サンプルを2つのグループに分ける。これには、同相グループのサンプルX(これはバーストのピークで起こる)と、直角位相グループのサンプルY(これはバーストの零交さ点で起こる)がある。数XとYはデカルト(直交)座標系におけるバースト・ベクトル座標を表わす。例示的アキュムレータは図3に示し、あとで説明する。
【0016】
バースト・ベクトルのX座標とY座標は、次に直交/極座標変換器30に加えられる。変換器30はXY座標を直交座標の形から、大きさの項Rと位相角の項φを有する極座標の形(R,φ)に変換する。この変換を行う直接的方法は、XとYの値を、それに対応する半径と角度の値でプログラムされる読出し専用メモリ(ROM)のアドレス入力に加えることである。しかしながら、このような構成は比較的大きなメモリを必要とするであろう。より良い方法は、大きなメモリの必要を無くし、正弦、余弦または正接の三角関数近似法を使用して角度を計算することであろう。図3はこのような座標系変換器(直交座標から極座標へ)を例示しており、あとで詳しく述べる。
【0017】
極座標変換器30より発生される大きさの項Rはバースト検出器32に加えられる。検出器32は、ビデオ信号S1の中にバースト成分が含まれておらず従って白黒(モノクロ)画像であることが示されると、“BLACK&WHITE”と呼ばれる信号S8をバースト位相ジッタプロセッサ40に出力する。
【0018】
極座標変換器30より発生される更に別の2つの信号はNO−BURST信号S6とOCTANT信号S7であり、この両信号はジッタプロセッサ40のそれぞれの入力に供給される。“NO−BURST”信号は、極座標変換器内にある第2のバースト検出器(図4に示す)より発生され、ビデオ信号S2中にバースト信号の不在を検出する。この情報は、選択されたライン期間の間カラービデオ信号の処理を抑止するためにジッタプロセッサで必要とされる。例えば、垂直期間の或るライン期間の間(例えば、垂直同期信号が在るときライン1〜ライン9まで)、バーストは存在しない。また、個々のバーストは、例えば、ノイズ、磁気テープの欠落などから生じる信号の喪失により、有効ビデオ期間の間カラービデオ信号中でも失われることがある。
【0019】
要するに、本発明のノイズ検出システムには2個のバースト検出器が特に必要である。この検出器のうち一方(図1の32)は比較的長い時定数すなわち応答速度(例えば、1フィールドまたはそれ以上)を有し、バースト成分の全く無い白黒(モノクロ)信号を識別する。このバースト検出器はすべてのモノクロ・ビデオ入力信号に対してノイズ検出システムを抑止する。もう一方のバースト検出器(図4の432,436)は比較的短い時定数すなわち応答速度(例えば、1ライン期間)を有し、行方不明のバーストを1ラインごとに確かめる。図4に示すこの高速バースト検出器(あとで述べる)場合、バースト・ベクトルの大きさ(信号L;X座標とY座標のうち大きい方)が“NO−BURST”閾値源436で設定される閾値以上であるか以下であるか、比較器432が瞬時に判定を下す。カラービデオ信号の場合、例えば垂直期間のライン1〜ライン9の間、いくつかのバーストは常に行方不明になり、ノイズまたはテープの欠落により、いくつかのバーストは時折行方不明になる。カラービデオ信号中のノイズを正確に評価するために、行方不明のバーストが検出され、ジッタプロセッサ40の動作を修正するために使用される。
【0020】
上述のように、極座標変換器30は、またオクタント“OCTANT:八分円”と呼ばれる信号をジッタプロセッサ40に出力する。この信号により、バースト・ベクトルの角度が、VCO26の基準位相に関して、8個の45度のオクタントのうちのどれを占めているのか、が識別される。図6はオクタントを示し、図7の表は、45度の各オクタントを識別する3ビットの2進符号を示す。位相ロック・ループについては、あとで説明するように、オクタントの情報は逆正接近似法を行うのに使用される。本発明において、オクタントの情報はまた、角度の計算と関係のない別の目的に役立てられる。具体的に言うと、本発明においてオクタントの情報は、或る一定の位相角の処理をノイズの計算から抑止するのに役立てられる。
【0021】
一例として、“OCTANT”(S7)信号は、45度のオクタント内のバースト角度に対して、135度から180度まで、そして−135度から180度まで(それぞれ、オクタント3と7)、ジッタプロセッサ40内での処理を抑止する。これによって、或る“コピー防止”符号化ビデオ信号が存在するときに、ビデオノイズが誤って測定されるのを防ぐ。“コピー防止”符号化ビデオ信号とは、ビデオテープに録画するのが困難になるようにビデオ信号の一部分が故意に変えられたものである。このような“コピー防止”システムでは、20本ごとのビデオ・ラインのうち4ラインについて、バーストの位相が反転される。本発明のこの特徴の利点は、180度に隣接する2つのオクタント内のバースト位相ノイズ信号の処理を抑止することにより、“コピー防止”符号化バースト信号がビデオノイズのバースト・ジッタ測定を妨害することが防止されることである。
【0022】
極座標変換器30から発生される位相角信号φは、本発明においては、2つの目的に使用される。すなわち、(i)ビデオ信号S1中のノイズを検出する。(ii)VCO26をビデオ信号S1のバースト成分に位相ロックする。具体的に言うと、変換器30より発生される位相信号φは、加算器41と、周波数誤差検出器42と、ロック検出器44に供給される。ロック検出器44の出力はスイッチ46に供給される。スイッチ46は、このシステムがロックされていないことをロック検出器44が表示すると、検出器42の周波数誤差出力を加算器41の別の入力に結合させる。周波数誤差検出器42は、連続するライン間の位相信号φの変化率を測定し、本質的に微分器であり、前のラインの位相をラッチ内に貯え、現在の位相値と前の位相値を差し引き、時間に関する導関数を得る。
【0023】
時間に関する位相の導関数は周波数に等しいので、周波数誤差検出器の出力は、システムがロックされていないとき、周波数誤差に比例する。このロックされていない状態のとき、ロック検出器44はスイッチ46を動作可能にし、周波数誤差信号S10を加算器41内で位相角信号S9に加える。位相ロックループがロックされていないときの、このような位相角信号の“増強”は位相ロックの速度を望ましく高めることが判明した。しかしながら、ひとたびロックされると、ロック検出器44はスイッチ46を開き、周波数誤差信号S10を加算器41から取り除き、その後、位相は位相角信号S9のみにより制御される。
【0024】
上述のように加算器41の出力は、システムがロックされている(スイッチ46が開いている)とき、バースト位相角信号S9から成り、システムがロックされていないときは、S9と周波数誤差信号S10の和になる。加算器の出力信号S17は制限回路50に供給され、制限回路50は制限を行い、制限された位相角信号を符号S11(正または負)と、大きさS12(符号の無い角度)に分離し、これらの信号S11とS12はそれぞれ、2進レート乗算器60に供給される。
【0025】
2進レート乗算器60の目的は、乗算器60に接続されたループ・フィルタ62内のコンデンサを充電/放電させるためのパルス電流を発生し、それによって、VCO26の発振周波数を制御することである。パルス電流の数すなわち発生率は、位相角信号φの大きさに比例する。例えば、符号信号S11が正であれば、2進レート乗算器60は正の電流パルス(信号S13)を発生し、ループ・コンデンサを充電し、VCOの周波数を増加させる。逆に、信号S11が負であれば、乗算器60は負の電流パルス(信号S14)を発生し、ループ・コンデンサを放電させ、VCOの周波数を減少させる。ロックされているとき、位相角φは零に近づき、ロックされた状態を維持するのに十分なだけのパルスが発生される。
【0026】
リミッタ50において位相角信号φを制限する理由は、位相または周波数の大きな誤差がループの動作に過大な影響を及ぼさないようにするためである。リミッタ50の更に別の機能は、リミッタ50が制限を行っている状態にあることを表示する。表示信号(LIMITING)S15をジッタプロセッサ40に供給することである。“制限”信号はこのようにして、システムがロックされていることを表示し、且つバーストの位相角が所定の最小値すなわち制限値よりも大きいことを知らせる。このような状態で、大きさの信号S12は制限され、それによって、ループ・フィルタ62のための最大充電電流または放電電流を制限する。システムがロックされているときの例示的“制限”値は約3.5度の位相角である。ロックされていないとき、ロックを再び獲得する速度を高めるために制限レベルは増大(10倍またはそれ以上に)される。リミッタ50の適当な実施例を図5に示し、あとで説明する。
【0027】
リミッタ50から発生される“制限”信号S15はバースト位相ジッタプロセッサ40に供給される。本発明の特徴に従って、リミッタ50とジッタプロセッサ40を組合わせることにより、ノイズ表示信号B0とB1は、極座標変換器30より得られる位相角の測定値から取り出される。
【0028】
更に詳細に述べると、リミッタ50は、システムがロックされているときに、比較的小さい角度(例えば、3.5度)を超えるバースト位相誤差を検出することを思い起こされたい。バースト位相ジッタプロセッサは、位相角の測定値(φ)が検出閾値角(3.5度)を超えている一定の期間(例えば、1フィールドまたは1フレーム)のラインの数を数える。ジッタプロセッサ40はその計数値またはその換算値を発生し、ノイズ表示信号として出力する。本例では、位相角の閾値を超え且つ1フィールド内で起こる、バースト位相偏位の計数値は逓減されて、2ビットの出力信号(ビットB0とB1)となり、これはノイズを表示する4個の離散レベル(例えば、2進法で00,01,10,11)となる。このノイズ表示信号は次に画像強調プロセッサ18に供給され、前に述べたように、表示装置14で表示される画像のパラメータ(コントラスト、鮮鋭度、帯域幅またはノイズの低減など)を調節する。
【0029】
図2はジッタプロセッサ40の適当な実施例を示す詳細なブロック図である。本質的に、プロセッサ40は、“ノン・ラッピング”抑止可能フィールド・レートアップ・カウンタを含んでおり、アップ・カウンタの出力は2個の最上位ビット(MSB)に逓減され、ノイズ表示信号B0,B1を形成する。
【0030】
プロセッサ40は6個の入力と2個の出力を含んでいる。入力1,2および3はそれぞれ、“制限”信号S15、“白黒”信号S8、および“ノーバースト”信号S6を受け取る。入力4および5はそれぞれ、オクタント表示信号S7の2個の最下位ビット“1”および“0”を受け取り、入力6はタイミング装置24から垂直タイミング信号VSを受け取る。2個の出力7および8は、ノイズ低減信号の2ビットB0およびB1を画像強調プロセッサ18に供給する。
【0031】
プロセッサ40は、例えば、アップ・カウンタ500によって実行され、カウンタ500の出力は、除算器508内で16で割られ、出力ラッチ510に供給され、出力ラッチ510は、ノイズ表示出力信号ビットB0とB1を発生する。アップ・カウンタ500は、抑止可能なアンドゲート502を介して、制限信号S15によりクロックされる。リミッタ50が最小値(例えば、ロックされているとき、3.5度)よりも大きい位相角を表示するたびに、カウンタ500は進められる。カウンタ500は垂直同期信号VSにより各フィールドごとに一度リセットされる。信号VSはまた、カウンタの出力をラッチ510内に保持する。
【0032】
カウンタ500の出力は除算器508内で“逓減され”すなわち16で割られて、ノイズ情報は短縮した形で表わされる。例えば、2進出力値“00”は、1フィールドの間に16回以下の制限が行われていることを意味する。出力“01”は、1フィールドの間に行われた制限は少なくとも16回であるが32回以下であることを意味する。出力“10”は、制限が少なくとも32回行われたが48回以下であることを表わしている。最後に、出力“11”は制限が1フィールドの間に少なくとも48回行われたことを表わす。
【0033】
有利なことに、計数を逓減して、バースト角度(すなわち“ジッタ”)が最小許容位相誤差(例えば約3.5度)を超えた回数を上述の4つの形で表示することにより、ノイズレベルが実用的な数で表示される。より細かい分解度を望むならば、カウンタ500の出力を16よりも小さい数で割ってもよい。最大の分解度を得るためには、カウンタの計数値“C”をそのままノイズ表示信号とみなす。
【0034】
多数のバースト誤りが生じた場合にカウンタが“ラップする”すなわち“あふれる”のを防ぐために、割られた計数値は比較器512により数値“3”(2進法の“11”)と比較される。これは、1フィールドで48の計数が達成されたことを意味しており、比較器の出力は、アンドゲート502の抑止入力(0で表されている)に供給されて、そのフィールドの間それ以上の計数が行われないようにする。
【0035】
上述の事項は、ノイズの“不正に低い”表示を防止するので、本発明の有利な特徴の1つである。例えば、非常にノイズの多いビデオ信号がカウンタ500を、そのモジュロを超えてクロックすると仮定すると、1フィールドの終りにおけるカウンタの出力は任意の数になる。もしその数が16以下であるならば、ノイズ信号は“00”になり、事実は全くその反対であるのに、比較的ノイズのない状態を表わす。従って比較器512はカウンタ500の“ラッピング”を防止するので、いかに多数の制限表示がリミッタ50より生じてもカウンタ500は“48”の値を超えて計数することはできない。
【0036】
上述したカウンタ500の“ノン・ラッピング”すなわち、あふれ防止の特徴は、カウンタに関する4つの抑止条件のうちの1つを示す。カウンタ500に関する他の3つの“抑止”条件とは、(i)白黒、(ii)ノーバースト、そして(iii)セクターマスキングである。白黒ビデオ信号にはバーストが無いので、ノイズの評価が誤らないようにするために、ビデオ信号が白黒信号であることを示す。時定数の長い(フィールド期間)バースト検出器の出力(信号S8)がアンドゲート502の第2の抑止入力に供給されることを思い起こされたい。(抑止入力は図面中ゲート入力において0で表わされている)。時定数の短いバースト検出器より発生されるNO−BURST信号S6も、入力端子3においてアンドゲート502の別の抑止入力に供給されて、垂直同期期間(バーストが無い)中、計数を阻止し、且つ不正確な計数を生じ得る不良なバースト(例えば、テープ酸化物の欠落などにより行方不明のバースト)の計数を阻止する。
【0037】
カウンタ500の最後の抑止条件は、バースト位相角のオクタント3および7に相当する180度の両側に45度に及ぶセクター(図6に示す)の範囲内にあるバースト角度に対し適用される。これは、図面において、“セクターマスキング”と呼ばれ、その目的は、前に説明したように、コピー防止ビデオ符号化技術により故意に位相が反転されるバーストはすべて計数から除外されるようにすることである。前述のように、このような技術では、各20ビデオ・ラインのうちの4ラインについてバースト位相を反転する。有利なことに、位相の反転したラインを測定から除外することにより、完全なノイズ評価が維持される。
【0038】
“セクターマスク”504(点線で輪郭を示す)は、2入力アンドゲート506を含み、アンドゲート506はオクタント信号S7の2つの最下位ビット(“1”および“0”)を受け取る。完全なオクタント符号を図7に示す。この符号は、図6に示すセクターを識別し、直交サンプルXとYを極座標Rとφに変換するために極座標変換器30で使用される演算処理を決定する。符号一覧表からわかるように、180度±45度のセクターをカバーするためには、2つのオクタント、すなわちオクタント3とオクタント7の期間だけカウンタ500を抑止すればよい。この3ビット2進符号表から明らかなように、オクタント3と7の最下位2ビットはいずれも論理“1”である。従って、このオクタント符号の最下位ビットをアンド回路に通すことにより、オクタント符号が“3”(2進法で011)か“7”(2進法で111)のいずれかであればいつでも、ゲート506は動作可能となる。従ってゲート506の出力はゲート502の抑止入力に接続されるので、バースト位相角が“除外された”セクター(オクタント3または7)の中にあるときはいつでも計数は抑止される。
【0039】
図3は、図1のバーストアキュムレータ(すなわち直角位相検出器)22の適当な実施例の詳細なブロック図である。概略を述べると、アキュムレータの機能はバーストを色副搬送波周波数の4倍(4Fsc)てサンプリングして、バースト信号の90度ごとに1個のサンプルを発生する。ループがロックされているとき、偶数のサンプルがバーストのピークで発生されて、“同相”すなわち“X”サンプルを形成し、奇数のサンプルがバーストの軸交差点で発生されて“直角位相”すなわち“Y”サンプルを形成する。これら2つの値XとYは、組み合わせると、直交座標系においてバースト・ベクトルを表わす。アキュムレータ22の機能は、サンプルを正しく分類し合計するために必要な演算を行うことであり、これには、A/D変換器20より発生されるバースト・サンプルから、直流(DC)成分すなわち“ペデスタル”値(例えば、黒レベルの周囲)を除去することが含まれる。
【0040】
更に詳細に説明すると、A/D変換器20より発生されるビデオ信号サンプルは、符号のない2進数の形である。バーストは水平同期信号の後縁部に現れるので、黒レベルの周囲に直流値すなわちペデスタル値を有する。正確な値は不明であるかあるいは信号源と共に変動する。この成分をバーストの測定から除去するため、A/D変換器20からのビデオ信号S2は最初に、インバータ300で最上位ビット(MSB)を反転して、符号のない2進数から2の補数の形に変換される。このように演算の形を変えることにより、アキュムレータ内でサンプルの加算および減算が容易となる。
【0041】
インバータ300からの2の補数のサンプルは、次に排他的オアゲート304と全加算器306で構成される加算/減算器302に供給される。加算モードまたは減算モードの選択は、VCO26のクロック周波数4・Fscの4分の1である色副搬送数周波数Fscのクロック信号により制御される。加算/減算器の出力は、直列に接続された2個のラッチ312と314に貯えられ、加算器の加数入力に帰還される。これらのラッチをサンプル周波数4Fscでクロックし、且つFscクロックを使用して2サンプル期間ごとに加算から減算し変更することにより、同相サンプル“X”はラッチ312に累積され、直角位相サンプル“Y”はラッチ314に累積される。加算器/減算器は4Fscクロックの2サンプル期間ごとに加算と減算を交互に行うので、“X”サンプルは交互に加算され減算されて、累積された“X”値をラッチ312内に生じる。これは、X値のサンプルの加算と減算が交互になり(例えば、+X0,−X2,+X4,−X6,+X8,−X10など)、その結果、Xの直流成分が打消される。バーストの“符号”すなわち極性は2個のサンプルごとに交替するので、Xのバースト成分は打消されず、バーストのサンプルは加算される。従って、バーストのサンプルは累積され、サンプルの直流成分すなわちペデスタル部分だけが打消される。これと同じ結果はYサンプルについても生じる。
【0042】
XサンプルとYサンプルをバーストのみに限定するために、加算器306の出力(13ビットの合計)はバースト・ゲート310を介してアキュムレータラッチ312に供給される。バースト・ゲート310は、各ラインのバースト期間の間4Fscクロック期間のうちの48期間に動作可能となる。典型的なバースト(NTSC)は、4Fscクロックの32サンプルに対応する8つの完全なサイクルを有する。バースト・ゲートは故意にバースト幅よりも相当に広くして、ビデオ信号源内に相当なタイミング誤差が生じた場合にすべてのバースト・サイクルが捕獲されるようにする。
【0043】
バースト・ゲート期間(4Fscクロックの48サンプル)の終りに、バースト・ゲート閉鎖信号(タイミング装置24より発生される)がラッチ316と318に供給される。ラッチ316と318は累積されたバースト・ベクトルのデータXとYをそのラインの残りの期間に貯え、その間にデータは極座標の形に変換され、リミッタ50を通過し、前に説明したように、リミッタの制限を超えた回数を数えてノイズの評価が行われる。
【0044】
図4は、以下の機能を果たす極座標変換器30を説明する詳細な論理回路図である:(i)バースト・ベクトルの直交座標から極座標(大きさと角度)への変換、(ii)バースト・ベクトルが存在する特定のオクタントの識別、(iii)“NO−BURST”信号の発生。
【0045】
極座標変換を行うために、アキュムレータ22からのXおよびY座標は、それぞれ1の補数化回路を介して、比較/除算回路410に供給される。各補数化回路は1の補数器またはインバータ(400または403)と、入力信号の符号ビットで制御される多重スイッチ(402または404)とを備えている。これによって、座標は2の補数から符号のない2進数に変換され、その後の大きさの比較と除算を容易にする。例えば、Xの符号が“0”(第13ビット、正の数を表わす)であるなら、Xの大きさを表わす残りの12ビットは、多重スイッチ402を介して、比較/除算回路410のX入力に直接送られる。しかしながら、もしXの符号が負(2進数“1”、負の数を表わす)であれば多重スイッチ402は、補数を加えた、大きさを表わす12ビットを回路410のX入力に結合させ、Xを符号のない2進形に変換する。同様に、Y入力信号の大きさを表わすビット(例えば、1〜12ビット)は、Y符号ビット(ビット13)の制御下で、符号のない形に変換され、比較/除算回路410のY入力に供給される。内部的には、比較/除算回路410は、大きさ比較器を含み、XとYのうち大きい方を識別し、この値を信号“L”(“大きい方”)として出力する。信号“L”は極座標のバースト・ベクトルS12の“大きさ”を表わすのに使用され、バースト検出器32に供給される。
【0046】
極座標の大きさの信号“L”はまた、比較器432を含む。短い時定数の“NO−BURST”検出器にも供給される。比較器432は信号“L”を、NO−BURST閾値源436より供給される基準レベル信号と比較する。システム全体の調整を目的として、閾値源436はプログラム可能であり、いくつかの基準値を発生する。例えば、バースト基準値16,32,64,128が利用できる。IREの信号レベルに関して、これらの基準値は、IREレベル1,2,4,8のバースト振幅に相当する。比較器は信号“L”(ベクトル成分XとYのうち大きい方)を、閾値源436より発生されるバースト基準レベルと比較して、大きさの信号“L”がバースト基準信号Rより小さいとき、NO−BURST信号S6を出力する。前述のように、このバースト検出器の時定数は、検出が1ラインずつ行われるので、比較的短く、バースト検出器32の時定数は、白黒ビデオ信号をフィールドごとに検出するので比較的長い。NO−BURST信号S6は前述のように、垂直同期ラインやバーストの欠落しているラインのような、バーストの欠けているラインに対してビデオノイズレベルの計算を抑止する。
【0047】
バースト・ベクトルの存在する特定のオクタントの識別は、3ビットのオクタント識別信号S7により行われる。最上位ビットは“Y”入力信号の符号ビットを構成する。第2の最上位ビットB1は“X”入力信号の符号ビットを構成する。最下位ビットLSBは、回路410内のX<Y大きさ比較器の出力と共に“X”入力信号の符号ビットの排他的オアを構成する。図7は前述のように、この3ビットの符号に関してオクタント0〜7を識別する。概略を述べると、オクタント符号の下位2ビットは、セクターマスク504内のアンド回路に通され、180度(±45度)付近でノイズの計算からバーストを除外し、バーストが周期的に反転されるタイプのコピー防止保護テープのビデオ信号から生じる誤差を防ぐ。
【0048】
ここで変換器30の極座標変換機能の詳細を考えると、この変換は近似法に基づいており、小さい角度(例えば、45度以下)の場合、直交座標XとYで定められる角度の逆正接は、XとYのうち小さい方をXとYのうち大きい方で割った値にほぼ等しい。回路410は前に説明したように、大きさ検出器を含んでおり、これはXとYの相対的な大きさを判定する。この検出器は内部的に使用されて、小さい方の信号を大きい方の信号で割り(S/Lで表わす)、この数を使用して、45度の範囲に及ぶ極座標の角度の7個の最下位ビットを表わす。全円(360度)をカバーするために変換器30は、バースト・ベクトルが存在するオクタントに依り、0度、90度または180度の角度を加えるかまたは差し引く。オクタントは上述のように定められ、各オクタントの値を得る計算法は図7に示されている。
【0049】
更に詳細に述べると、図7に示すベクトル角度の計算は変換器30内で全加算器420により行われる。全加算器420は、排他的オアゲート414とインバータ422により、加算または減算することができる。2個の多重スイッチ416と418は、固定角度0度、90度、180度に相当する数値を加算器420の1つの入力に供給する。適正な固定角度を選択し、それを、バースト角度の逆正接の近似値(信号S/L)と算術的に組み合わせる(例えば、加算または減算する)ことにより、オクタント0〜3内にある任意のバースト角度を表わすことができる。残りのオクタント4〜7は、オクタント0〜3に対応するものを反転して計算される。これは、加算器420の出力に接続される排他的オアゲート428により行われる。
【0050】
バースト角度の計算の一例として、ベクトルXとYはいずれも正で、XはYよりも大きいと仮定する。これはオクタント“0”内のバースト・ベクトルで、0度と45度の間に在り、角度の値はY/X(小さい方を大きい方で割る)にほぼ等しい。Xは正であるので、多重スイッチ416は、角度0に相当する定数“0”を出力として選択する。XはYよりも大きいと仮定されているので、比較信号X<Yも0になり、従って多重スイッチ418は、前述のように、スイッチ416の出力零度を選択する。この状態で、加算器420は(スイッチ416と418からの)定数0を、比較/除算回路410からの逆正接の近似値(S/L)に加える。Yの符号は0(Yは正)であるから、排他的オアゲート428の出力はこの値(+S/L)をバースト位相角S9として通過させる。
【0051】
別の異なるオクタントについては、加算器420は別の異なる定数を、加算器の出力において点線の円内に示すように且つ図7の一覧表に示すように、S/Lに加える。例えば、オクタント1内に在るバースト・ベクトルの場合、完全なベクトル角度は、スイッチ416より供給される基準角90度からS/Lを引いた値である。オクタント2の場合、S/Lに90度が加えられ、オクタント3の場合、バースト・ベクトルの値は、180度からS/Lを引いて決定される。残りのオクタント4〜7の場合、バースト・ベクトルの値は対応するオクタント0〜3の場合と全く同様に求められるが、ただし、加算器420の出力は排他的オアゲート428により反転され、従って、表示されるバースト位相角の符号は反転される。
【0052】
図5はリミッタ50の詳細な論理回路図である。この装置は、バースト・ベクトル誤差信号(すなわち、位相+周波数信号S17)を、符号と大きさの形に変換し、二重モードの制限動作を行う。この装置は、システムがロックされているとき、誤差信号の大きさを“7”に制限し、システムがロックされていないとき誤差信号の大きさを“127”のレベルに制限する。7および127の2進値は、バースト角度に換算するとそれぞれ約3.5度および63度に相当する。有利なことに、ループがロックされていない状態にあるときに加算器41から位相項(S9)に加えられる周波数項(S10)により与えられる速度の増大に加えて、ロックされていない状態に対して制限角度を広げることにより、ロック捕捉速度が更に高められる。
【0053】
更に詳細に述べると、リミッタ50において、加算器41からの位相+周波数信号S17は、1の補数化器502と多重スイッチ504により、2の補数の形から符号のない2進数に変換される。スイッチ504は入力信号の符号ビットにより制御され、符号ビットが0(正の数を表わす)のときに14の、大きさのビットを出力(S50)として選択し、符号ビットが1(負の数を表わす)のときに1の補数化器502の出力を選択する。入力信号の符号ビット(ビット15)はラッチ510に貯えられ、ループ・フィルタへの出力電流(電流18または電流シンク)の極性を判定する際に2進レート乗算器で使用される符号ビット信号S11を供給する。
【0054】
符号のない2進位相角信号S50は比較器508に供給される。多重スイッチ512は、信号S50が“127”よりも大きいとき、信号S50(打切り器506より供給される)の7つの最下位ビットを選択し、それ以外のときには、一定の“高限”値“127”を出力として選択する。従って回路のこの部分は、バースト位相角信号を第1のレベル“127”に制限する。例えば、もしバースト位相角が127よりも小さい値であれば、比較器508は打切られた信号S54をスイッチ512の出力信号S56として選択する。逆に、バースト位相角の値が127よりも大きければ、スイッチ512は基準値“127”を出力信号S56として選択する。
【0055】
信号S56を制限する第2の段階は、比較器514と、抑止アンドゲート516と、第2の多重スイッチ518によって行われる。具体的に言うと、比較器514はバースト位相角信号S56を基準レベル“7”と比較し、もし信号S56が値7よりも大きければ、高い出力を供給する(注:2進数“7”は約3.5度の角度に相当する)。ゲート516は、ロック検出器の出力が低くてループが“ロック”されている状態を表わしているとき、ロック検出器44により動作可能とされる。もし入力信号S56が“7”よりも小さく、且つループがロックされているならば、スイッチ518は信号S56をバースト位相角として選択する。もし入力信号が7よりも大きく、且つループがロックされているならば、ゲート516はスイッチ518に、一定の制限値“7”を出力として選択させ、従って、ループがロックされているとき、バースト位相角は約3.5度に制限される。
【0056】
バーストの大きさの信号S58は符号がない。それゆえ、制限角度は、バーストの位相が基準位相よりも進んでいるかまたは遅れているので、±35度である(注:基準位相はVCO26の出力を4で割ったもので、色副搬送波の周波数Fscである)。しかしながら、もしループがロックされていなければ、ゲート516はスイッチ518に、信号S56(これは制限レベル127を有する)を出力バースト・ベクトル角度として選択させる。ラッチ520は、バースト・ベクトル角度信号S12を貯えるために備えられている。
【0057】
概略を述べると、ゲート516は“制限”出力信号S15をプロセッサ40に供給する。この“制限”信号は、もしループがロックされており、且つバースト角度が基準値“7”(これはバースト位相角約3.5度に相当する)よりも大きければ、高レベルである。この“制限”信号は、もしループがロックされていなければ、またはもしバースト位相角誤差が制限値“7”(これはバースト位相誤差約3.5度に相当する)以下であれば、低レベルである。前に説明したようにプロセッサ40は、ループがロックされているときに制限が行われた回数を数えて、ビデオノイズレベル表示信号(B0,B1)を発生する。
【0058】
【発明の効果】
複雑な画像分析を回避することができ、且つ高い信頼度でノイズ表示をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するテレビジョン装置のブロック図である。
【図2】図1の実施例に使用するのに適する抑止可能カウンタの詳細なブロック図である。
【図3】図1の装置に使用するのに適するバースト・サンプルアキュムレータの詳細なブロック図である。
【図4】図1の装置に使用するのに適する直交/極座標変換器の詳細なブロック図である。
【図5】図1の装置に使用するのに適するリミッタの詳細なブロック図である。
【図6】図1の実施例の動作の特徴を説明する位相ベクトル図である。
【図7】図4の直交/極座標変換器の動作を説明する一覧表である。
【符号の説明】
10 テレビジョン装置
12 ビデオ信号源
14 ビデオ処理/表示装置
16 ディジタル式位相ロック・ループ
18 画像強調プロセッサ
20 A/D変換器
22 バーストアキュムレータ(直角位相検出器)
24 タイミング装置
26 VCO(電圧制御発振器)
30 直交/極座標変換器
32 バースト検出器
40 バースト位相ジッタプロセッサ
41 加算器
42 周波数誤差検出器
44 ロック検出器
46 スイッチ
50 リミッタ
60 2進レート乗算器
62 ループ・フィルタ
Claims (4)
- 供給される基準信号を基準にしてカラービデオ信号のバースト成分の位相角を測定するための位相角測定回路と、
所定期間に所定範囲に入る位相角測定値の計数値を生成し、当該計数値に応じてノイズ表示信号を生成するための出力回路と、を含むノイズ検出装置。 - もう1つの範囲内にある位相角測定値を前記計数値から除外するための抑止回路を含む、請求項1記載のノイズ検出装置。
- 前記もう1つの範囲が180度付近の角度からなる、請求項2記載のノイズ検出装置。
- 前記位相角測定回路が、前記バースト成分と前記基準信号とをそれぞれの直角位相検出器に供給して、同相出力信号Xと直角位相出力信号Yをそれぞれ発生するための直角位相検出手段と、
前記同相および直角位相出力信号XおよびYを位相角表示信号に変換し、前記出力回路に供給し、前記ノイズ表示信号を取り出すための、直交/極座標変換手段とを含む、請求項1記載のノイズ検出装置。
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