JPH02285687A - X線予備電離パルスガスレーザ装置 - Google Patents

X線予備電離パルスガスレーザ装置

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JPH02285687A
JPH02285687A JP10800189A JP10800189A JPH02285687A JP H02285687 A JPH02285687 A JP H02285687A JP 10800189 A JP10800189 A JP 10800189A JP 10800189 A JP10800189 A JP 10800189A JP H02285687 A JPH02285687 A JP H02285687A
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JP
Japan
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discharge
laser
ray
high voltage
inductance
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Application number
JP10800189A
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English (en)
Inventor
Shinji Ito
紳二 伊藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、X線予備電離パルスガスレーザ装置に関する
〔従来の技術〕
パルスガスレーザ装置では、通常高気圧のレーザガスを
パルス的にグロー放電させることによってレー、+/J
lを励起している。この場合、高気圧のレーザガスを均
一にグロー放電させるためには、放電に先立って放電電
極対間隙の放電空間(以下、単に放電空間と称す)に多
数の電子−イオン対を形成する予備電離が必要不可欠で
ある。
予備電離方式としては、ピンアーク放電を用いた紫外線
予備電離、誘電体の変位電流によって誘起される部分放
電を用いるコロナ予備電離及びX線予備電離等が通常用
いられている。
X線予備電離はX線によって放電空間のレーザガスを電
離する方式で、X線は紫外線等に比べ透過力が非常に太
きいため大体積の放電空間を均一に予備電離できること
や予備電離源であるX線発生部をレーザガスが封入され
るレーザ管の外に配置できることからレーザガス中に発
生する不純物が少い等の利点を有し一般的に広く用いら
れている(アイドルプルイー・ジャーナル・オブ・クオ
ンタムーエレクトロニクス(IEEE J、Quant
umElectron、QE−20、198(1984
)に詳しく記載されている)。
また、−殻内にレーザを励起するために放電電極間に印
加する高電圧パルスが20〜40KVであるのに対して
、必要なX線を発生させるためにX線管の陽極及び陰極
間に印加する高電圧パルスは60〜100KVである。
このこと等から、従来のX線予備電離パルスガスレーザ
装置では、レーザを励起するだめの励起回路及びX線を
発生させるためのXa励起回路において、それぞれ独立
した高電圧電源及び高電圧素子を用いている(例えば、
オプティックス・コミュニケーションズ(OpticC
orrmunications、 65 、26 (1
988) )に記載されティるX線予備電離エキシマレ
ーザ装置)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のX線予備電離パルスガスレーザ装
置では、独立した2台の高電圧電源及び2個の高電圧ス
イッチング素子をそれぞれ予備電離用X線を発生させる
X線励起回路及びレーザを励起するレーザ励起回路にお
いて用いるため、他の予備電離方式のパルスガスレーザ
装置に比べて装置が複雑化するとともに製作コストが高
くなるという問題点がある。
また、独立した2個の高電圧スイッチング素子を用いる
従来の構成では、予備電離用X線パルスと放電電極間に
印加される高電圧パルスの間の時間差を正確に制御する
ためにX線励起回路の中の高電圧スイッチング素子を駆
動するトリガーパルスの時間的なゆらぎを極力抑えるこ
とが必要であるとともに、レーザ励起回路の中の高電圧
スインチング素子をX線パルスから遅れて駆動するため
の遅延装置が必要とされる。そのため、製作コストが高
くなるという問題点を有する。
本発明の目的は、装置のコンパクトな設計が可能である
と同時に製作コスト上有利なX線予備電離パルスガスレ
ーザ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第1の放電電極及び第2の放電電極から構成
され光の誘導放出を可能にする放電を得るための放電電
極対を少くとも備えたレーザ管と、陽極電極及び陰極電
極とを少くとも有し放電に先立って放電電極間間隙の放
電空間にX線を照射するためのX線管と、放電電極対に
接続するレーザ励起回路と、X線管に接続するX線励起
回路とを少くとも備えているX線予備電離パルスガスレ
ーザ装置において、レーザ励起回路は第1の充電コンデ
ンサと遅延用インダクタンスと第1のピーキングコンデ
ンサと高電圧スイッチング素子とを順次直列に接続した
閉回路と、高電圧電源と、可飽和インタフタンスと、放
電電極対に並列に接続し6一 した第2のピーキングコンデンサと充電用インダクタン
スの並列回路とを少くとも備え、高電圧電源は高電圧ス
イッチング素子に並列に接続し、遅延用インダクタンス
と第1のピーキングコンデンサの接続部に可飽和インダ
クタンスの一方の極を接続し、可飽和インダクタンスの
残りの一方の極を第1の放電電極に接続し、第1のピー
キングコンデンサと高電圧スイッチング素子の接続部に
第2の放電電極を接続するとともに、X線励起回路は第
2の充電コンデンサとパルストランスとを少くとも備え
、第1の充電コンデンサ高電圧スイッチング素子の接続
部に第2の充電コンデンサの一方の極を接続し、第2の
充電コンデンサの残りの極をパルストランスの1次側イ
ンダクタンスの方の極に接続し、第1のピーキングコン
デンサと高電圧スイッチング素子の接続部にパルストラ
ンスの1次側インダクタンスの残りの極を接続し、パル
ストランスの2次側インダクタンスの一方の極をX線管
の陽極電極に接続し、パルストランスの2次側インダク
タンスの残りの極をX線管の陰極電極に接続する構成を
取シ、−台の高電圧電源及び高電圧スイッチング素子に
よってX線発生及びレーザ励起を行うことを特徴として
いる。
〔作用〕
最初に、第1及び第2の充電コンデンサは高電圧電源に
よってレーザの励起に必要な高電圧をで充電される。そ
れから、高電圧スイッチング素子がスイッチングされる
と第2の充電コンデンサに蓄積したエネルギーはパルス
トランスの2次側インダクタンスの両端にX線発生に必
要な高電圧パルスを発生しX線管の陽極及び陰極電極に
印加される。この時、陰極電極から放出された電子が陽
極電極に衝突し、発生したX線パルスが放電空間に照射
される。一方、第2の充電コンデンサに蓄積したエネル
ギーは高電圧スイッチング素子のスイッチングとともに
、始めに第1のピーキングコンデンサに移行する。次に
、第1のピーキングコンデンサの両端の電圧上昇に伴っ
て可飽和インダクタンスが飽和し第1のピーキングコン
デンサに移行したエネルギーは第2のピーキングコンデ
ンサに移行し、第2のピーキングコンデンサの両端の電
圧したがって第1及び第2の放電電極間電圧が上昇し、
放電破壊電圧に達した時に放電を開始する。したがって
、1台の高電圧電源及び高電圧スイッチング素子によっ
て予備電離用X線パルスの発生及びレーザ励起のだめの
放電電極対への高電圧パルスの印加を一度に行うことが
できる。したがって、装置をコンパクトに設計すること
が可能であると同時に製作コストを低減することが可能
になる。
また、第1の充電コンデンサに蓄積したエネルギーは、
第1の充電コンデンサから第1のピーキングコンデンサ
及び第1のピーキングコンデンサから第2のピーキング
コンデンサへの2回のエネルギー移行過程を経た後に放
電空間に注入されるため放電開始時刻をX線パルス発生
から遅延させることができる。また、第1の充電コンデ
ンサと第1のピーキングコンデンサの間に配置した遅延
用インダクタンス及び可飽和インタフタンスの飽和イン
ダクタンスの大きさ等の回路定数を変えれば、X線パル
スからの放電開始時刻の遅延時間を変えることも可能で
ある。したがって、遅延時間のゆらぎが高電圧スイッチ
ング素子へのトリガー信号の時間的なゆらぎに影響され
ないこと及びX線パルスから放電開始時刻を遅らせる遅
延装置を必要としない等の利点を有し、さらに製作コス
トを低減することが可能となる。
〔実施例〕
以下に、図面により本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の実施例を示す模式的な図で本発明に
係る部分のみが示しである。
本実施例では、高電圧スイッチング素子4と第1の充電
コンデンサ6と遅延用インダクタンス7と第1のピーキ
ングコンデンサ8を順次直列に接続した閉回路の高電圧
スイッチング素子4の両端に高電圧電源5を並列に接続
し、遅延用インダクタンス7と第1のピーキングコンデ
ンサ8の接続部と第1の放電電極2との間に可飽和イン
ダクタンス9を接続し、第1のピーキングコンデンサ8
と高電圧スイッチング素子4の接続部を第2の放電電極
3に接続し、第2のピーキングコンデンサ10と充電用
インダクタンス11の並列回路を第1及び第2の放電電
極2,3に並列に接続する第1図の様なレーザ励起回路
を用いるとともに、第2の充電コンデンサ12とパルス
トランス13から構成され、第2の充電コンデンサ12
の一方の端子を第1の充電コンデンサ6と高電圧スイッ
チング素子4の接続部に接続し、第2の充電コンデンサ
12の残夛の極をパルストランス13の1次側のインダ
クタンスの一方の極に接続し、パルストランス1301
次側インダクタンスの残夛の極を高電圧スイッチング素
子4と第1のピーキングコンデンサ8の接続部に接続し
、パルストランス13の2次側インダクタンスの一方の
極をX線管14の陽極電極15に接続し、パルストラン
ス13の2次側インダクタンスの残少の極をX線管14
の陰極電極16に接続する図の様X線励起回路を用いる
構成を取っている。
この様な本実施例での構成では、高電圧電源5によって
レーザの励起に必要な高電圧まで充電された第2の充電
コンデンサ12の蓄積エネルギーは、高電圧スイッチン
グ素子4のスイッチングによってパルストランス13を
介してX線管14に注入され、陽極電極15で発生した
X線18が放電に先立ってレーザ管1内の放電空間17
に照射される。このとき、X線管14の陽極及び陰極電
極15.16に印加される電圧は、パルストランス13
によってXls発生に必要な高電圧まで昇圧されている
一方、高電圧電源5によってレーザの励起に必要な高電
圧まで充電された第1の充電コンデンサ6の蓄積エネル
ギーは、高電圧スイッチング素子4のスイッチングとと
もに第1のピーキングコンデンサ8に移行した後、可飽
和インダクタンス9の飽和に伴って、さらに第2のピー
キングコンデンサ10に移行し、このエネルギー移亘と
ともに第1及び第2の放電電極2,3の間の電圧が高ま
シ、レーザを励起するための放電を開始する。したがっ
て、1台の高電圧電源5及び高電圧スイッチング素子4
によって予備電離用X線パルスの発生及びレーザ励起の
だめの放電を得るための第1及び第2の放電電極2,3
への高電圧パルスの印加を一度に行うことが可能となる
。さらに1第1の充電コンデンサ6の蓄積エネルギーは
第1のピーキングコンデンサ8及び第2のピーキングコ
ンデンサ10へのエネルギー移行過程を経た後に放電空
間17に注入されるため、放電開始時刻はX線パルス発
生から遅れる。また、この遅延時間は遅延用インダクタ
ンス7及び可飽和インダクタンス9の飽和インダクタン
スの大きさ等の回路数で決マシ、高電圧スイッチング素
子4へのトリガー信号の時間的なゆらぎが遅延時間に影
響を与えないことやX線パルス発生から放電開始時刻を
遅らせるための遅延装置を必要としない等の利点を有す
。したがうて、装置をコンパクトに設計することができ
るとともに製作コストを低減することが可能になる。
〔発明の効果〕
以上述べた様に、本発明によれば一台の高電圧電源及び
高電圧スイッチング素子によって予備軍兼用X線パルス
の発生及びレーザを励起する放電を一度に実行すること
が可能になる。また、放電開始時刻をX線パルス発生か
ら自動的に遅延させることが可能になる。したがって、
余分な高電圧電源及び高電圧スイッチング素子や遅延装
置を必要としないため装置のコンパクトな設計が可能に
なると同時に装置の製作コストを低減することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る模式的な図で本発明に
係る部分のみが示しである。 1・・・レーザ管、2・・・第1の放電電極、3・・・
第2の放電電極、4・・・高電圧スイッチング素子、5
・・・高電圧電源、6・・・第1の充電コンデンサ、7
・・・遅延用インダクタンス、8・・・第1のピーキン
グコンデンサ、9・・・可飽和インダクタンス、10・
・・第2のピーキングコンデンサ、11・・・充電用イ
ンダクタンス、12・・・第2の充電コンデンサ、13
・・・パルストランス、14・・・X線管、15・・・
陽極電極、6・・・陰極電極、 7・・・放電空間、 8・・・X線で ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 第1の放電電極及び第2の放電電極から構成され光の誘
    導放出を可能にする放電を得るための放電電極対を少く
    とも備えたレーザ管と、陽極電極及び陰極電極とを少く
    とも有し前記放電に先立って前記放電電極対間隙の放電
    空間にX線を照射するためのX線管と、前記放電電極対
    に接続するレーザ励起回路と、前記X線管の前記陽極電
    極及び前記陰極電極に接続するX線励起回路とを少くと
    も備えているX線予備電離パルスガスレーザ装置におい
    て、前記レーザ励起回路は第1の充電コンデンサと遅延
    用インダクタンスと第1のピーキングコンデンサと高電
    圧スイッチング素子とを順次直列に接続した閉回路と、
    高電圧電源と、可飽和インダクタンスと、前記放電電極
    対に並列に接続した第2のピーキングコンデンサと充電
    用インダクタンスの並列回路とを少くとも備え、前記高
    電圧電源は前記高電圧スイッチング素子に並列に接続し
    、前記遅延用インダクタンスと前記第1のピーキングコ
    ンデンサの接続部に前記可飽和インダクタンスの一方の
    極を接続し、前記可飽和インダクタンスの残りの一方の
    極を前記第1の放電電極に接続し、前記第1のピーキン
    グコンデンサと前記高電圧スイッチング素子の接続部を
    前記第2の放電電極に接続するとともに、前記X線励起
    回路は第2の充電コンデンサとパルストランスとを少く
    とも備え、前記第1の充電コンデンサと前記高電圧スイ
    ッチング素子の接続部に前記第2の充電コンデンサの一
    方の極を接続し、前記第2の充電コンデンサの残りの極
    を前記パルストランスの1次側インダクタンスの一方の
    極に接続し、前記第1のピーキングコンデンサと前記高
    電圧スイッチング素子の接続部に前記パルストランスの
    1次側インダクタンスの残りの極を接続し、前記パルス
    トランスの2次側インダクタンスの一方の極を前記X線
    管の前記陽極電極に接続し、前記パルストランスの2次
    側インダクタンスの残りの極を前記X線管の前記陰極電
    極に接続する構成としたことを特徴とするX線予備電離
    パルスガスレーザ装置。
JP10800189A 1989-04-26 1989-04-26 X線予備電離パルスガスレーザ装置 Pending JPH02285687A (ja)

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