JPH02284922A - 一酸化炭素コポリマー製造用触媒組成物 - Google Patents

一酸化炭素コポリマー製造用触媒組成物

Info

Publication number
JPH02284922A
JPH02284922A JP2082879A JP8287990A JPH02284922A JP H02284922 A JPH02284922 A JP H02284922A JP 2082879 A JP2082879 A JP 2082879A JP 8287990 A JP8287990 A JP 8287990A JP H02284922 A JPH02284922 A JP H02284922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst composition
carbon monoxide
palladium
component
phosphine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2082879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2870701B2 (ja
Inventor
Eit Drent
エイト・ドレント
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPH02284922A publication Critical patent/JPH02284922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2870701B2 publication Critical patent/JP2870701B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G67/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing oxygen or oxygen and carbon, not provided for in groups C08G2/00 - C08G65/00
    • C08G67/02Copolymers of carbon monoxide and aliphatic unsaturated compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • B01J31/24Phosphines, i.e. phosphorus bonded to only carbon atoms, or to both carbon and hydrogen atoms, including e.g. sp2-hybridised phosphorus compounds such as phosphabenzene, phosphole or anionic phospholide ligands
    • B01J31/2404Cyclic ligands, including e.g. non-condensed polycyclic ligands, the phosphine-P atom being a ring member or a substituent on the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/02Ethene
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2531/00Additional information regarding catalytic systems classified in B01J31/00
    • B01J2531/80Complexes comprising metals of Group VIII as the central metal
    • B01J2531/82Metals of the platinum group
    • B01J2531/824Palladium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • B01J31/22Organic complexes
    • B01J31/2204Organic complexes the ligands containing oxygen or sulfur as complexing atoms
    • B01J31/2208Oxygen, e.g. acetylacetonates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一酸化炭素と1つ以上のオレフィン系不飽和
化合物とのコポリマーの製造に適する触媒組成物に関す
る。
前記コポリマーは線状であり、且つ一酸化炭素に由来す
るユニットとオレフィン系不飽和化合物に由来するユニ
ットとが交互に存在している。これらのコポリマーは、
モノマーとパラジウム化合物及びトリフェニルホスフィ
ンを含む触媒組成物を接触させることにより製造され得
る。このコポリマーの製造用に、2種の触媒組成物が考
えられる。第一の触媒組成物は、ニハロゲン化パラジウ
ム及びトリフェニルホスフィンをベースとする(以下第
一型触媒組成物と称する)。第二の触媒組成物は、パラ
ジウム塩(ハロゲン化物を除く)、−区12未満の酸(
ハロゲン化水素酸゛を除く)の陰イオン、及びトリフェ
ニルホスフィンをベースとする(以下第二型触媒組成物
と称する)。両方の型の触媒組成物とも、共重合活性が
低いという欠点を持つ。
今まで、本出願人は、共重合活性を増大させる目的で上
記触媒組成物中のホスフィン成分の改変を研究して来た
。第二型触媒組成物の場合、トリフェニルホスフィンの
フェニル基に燐原子に対してオルト位に置換基を導入す
ることによって、触媒組成物の共重合活性を大幅に増大
させ得ることを見出した。たとえば、酢酸パラジウム、
p−トルエンスルホン酸及びトリフェニルホスフィンを
ベースとする触媒組成物を使用して一酸化炭素とエデン
とを共重合する場合、トリフェニルホスフィンをトリス
(2−メチルフェニル)ホスフィンに置換することによ
り、共重合活性は10倍増大した。
この結果は、二塩化パラジウム及びトリフェニルホスフ
ィンをベースとする第一型触媒組成物を使用して同様に
共重合する場合に、トリフェニルホスフィンをトリス(
2−メチルフェニル)ホスフィンに置換しても共重合活
性の増大が認められなかったことにてらして注目すべき
ことである。
上記触媒組成物中のホスフィン成分の改変を更に研究す
ることにより、第二型触媒組成物中のトリアリールホス
フィンをトリアルキルホスフィンに置換えることにより
て、触媒組成物の共重合活性が著しく増大し得ることが
判明した。このようにして達成される共重合活性の増大
は、トリフェニルホスフィンのフェニル基に燐原子に対
してオルト位に置換基を導入することによって得られる
効果よりも顕著である。たとえば、酢酸パラジウム、p
−トルエンスルホン酸及びトリフェニルホスフィンをベ
ースとする第二型触媒組成物を使用して一酸化炭素とエ
デンとを共重合する場合、トリフェニルホスフィンをト
リ(n−ブチル)ホスフィンに置換することにより、共
重合活性は30倍増大した。この結果は、二塩化パラジ
ウム及びトリフェニルホスフィンをベースとする第一型
触媒組成物を使用して同様に共重合する場合に、トリフ
ェニルホスフィンをトリ(11−ブチル)ホスフィンに
置換しても共重合活性が1/22に減少した事実を考慮
すると驚くべきことである。
更に研究を続けたところ、パラジウム塩、酸の隘イオン
及びトリアルキルホスフィンをベースとする触媒組成物
の場合、得られる生成物の点から触媒組成物中に存在す
る陰イオンの種類が非常に重要であることを知見した。
前記触媒組成物中に使用される陰イオンとしては、p−
トルエンスルホン酸又はトリフルオロ酢酸のような非常
に強い酸(pKs 1未満)の陰イオン、及びベンゼン
ホスホン酸のようなやや弱い(pis 1〜2)の陰イ
オンが考えられる。パラジウム塩、酸の陰イオン及びト
リアルキルホスフィンをベースとする触媒組成物を使用
して一酸化炭素と1つ以上のオレフィン系不飽和化合物
とのコポリマーを製造する場合、pKr 1未満の酸の
陰イオンのみが有効であることが判明した。比較的弱い
酸の陰イオンを使用すると、望ましくない低分子量生成
物が形成される。
たとえば、酢酸パラジウム、ベンゼンホスホン酸(p!
[s= 1.5)及びトリ(fi−ブチル)ホスフィン
をベースとする触媒組成物を使用して一酸化炭素/エテ
ンコボリマーを製造すると、所望のコポリマーでなくプ
ロピオン酸メチルが生成された。
下記成分、 a)ハロゲン化物を除くパラジウム塩、b)ハロゲン化
水素酸を除(pKx1未満の酸の陰イオン、及び c)一般式R” R’ R’ P (式中R菫、R2及
びR3は同じか又は異なるアルキル基)のホスフィン をベースとする触媒組成物は新規である。
本発明は、前記成分a)〜c)をベースとすることを特
徴とする、一酸化炭素と1つ以上のオレフィン系不飽和
化合物との共重合に適する触媒組成物に関する。更に、
本発明は、一酸化炭素と1つ以上のオレフィン系不飽和
化合物の混合物を本発明の触媒組成物と接触させること
を特徴とするコポリマーの製造方法に関する。
本発明において成分a)として使用されるパラジウム化
合物は好ましくはカルボン酸のパラジウム塩であり、特
に好ましくは酢酸パラジウムである。pKs(18℃の
水溶液で測定)1未満の酸であって、その陰イオンが成
分b)として触媒組成物中に存在する好適な酸としては
、とりわけ、硫酸及び過塩素酸のような鉱酸、1l−1
’ルエンスルホン酸及びトリフルオロメタンスルホン酸
のようなスルホン酸、並びにトリフルオロ酢酸及びトリ
クロロ酢酸のようなハロカルボン酸が例示される。
成分b)は触媒組成物中にパラジウム1モルにつき 0
.5〜200モル、特に1〜100モルの量存在するの
が好ましい。成分b)は触媒組成物中に酸の形でも塩の
形でも存在し得る。特に適格な塩はニッケル及び銅の塩
のような卑金属遷移金属の塩である。所望により、成分
a)及びb)を組合せて単一化合物として使用してもよ
い。かかる化合物の一例はp−1ルエンスルホン酸パラ
ジウムである。
触媒組成物中の成分c)としては、アルキル基RI、R
2及びR3がそれぞれ10個まで、特に6個までの炭素
原子を含有するホスフィンを使用するのが好ましい。ア
ルキル基が分枝でないホスフィンが更に好ましい。アル
キル基が同一であるホスフィンを使用することが好まし
い。触媒組成物中に成分c)として使用できる非常に好
適なホスフィンの一例はトリ(n−ブチル)ホスフィン
である。本発明の触媒組成物中に、ホスフィンはパラジ
ウム1モルにつき 0.5〜50モル、特に1〜25モ
ルの1使用される。
本発明の触媒組成物を使用する重合は、モノマーをポリ
マーが不溶性又はほとんど不溶性の希釈剤中の触媒組成
物溶液と接触させることによって実施するのが好ましい
。非常に好適な希釈剤はメタノールのような低級脂肪族
アルコールである。
所望により重合を気相中で行なうこともできる。
本発明の触媒組成物を使用して一酸化炭素と重合され得
る適格なオレフィン系不飽和化合物は、炭素と水素のみ
から成る化合物及び炭素と水素と1つ以上のへテロ原子
とを含有する化合物である。
本発明の触媒組成物は、一酸化炭素と分子内に10個ま
での炭素原子を有する1つ以上のオレフィン系不飽和炭
化水素とのポリマーを製造するために使用するのが好ま
しい。適当な炭化水素モノマーの例はエデン並びにプロ
ペン、ブテン−1、ヘキセン−1及びオクテン−1のよ
うなα−オレフィンである。本発明の触媒組成物は、一
酸化炭素とエデンとのコポリマーの製造並びに一酸化炭
素とエデンと別のオレフィン系不飽和炭化水素、特にプ
ロペンとのターポリマーの製造に使用するのに特に適し
ている。
ポリマーの製造は20〜200℃の温度、1〜200バ
ールの圧力の下で、重合させるオレフィン系不飽和化合
物1モルにつき10−7〜10−3モルのパラジウムを
含有するような量の触媒組成物を使用して実施するのが
好ましい。30〜150℃の温度、20〜100バール
の圧力の下で、重合させるオレフィン系不飽和化合物1
モルにつき10−6〜10モルのパラジウムを含有する
ような量の触媒組成物を使用するのが特に好ましい。重
合させる混合物中のオレフィン系不飽和化合物対一酸化
炭素のモル比は10:1〜1:10が好ましく、5:1
〜1:5が特に好ましい。
本発明を次の実施例により説明する。
実施例1 一酸化炭素/エテンコボリマーを次のようにして製造し
た。容量250m1の攪拌付オートクレーブに メタノール           50m1酢酸パラジ
ウム         Q、l mmol9−)ルエン
スルホン酸(pKx= 0.7)  2. Ommol
及び トリフェニルホスフィン     9.3siolから
成る触媒組成物溶液を仕込んだ。
エデン30バールと一酸化炭素30バールを圧入した後
、オートクレーブの内容物を 110℃の温度ニした。
5時間後に室温に冷却し、圧力を解放することにより重
合を終結した。生成したポリマーを濾別し、メタノール
で洗って乾燥した。
0.26gのコポリマーを得た。重合速度は5gコポリ
マー/gパラジウム・時間であった。
実施例2 実施例1のコポリマーと実質的に同じ方法で一酸化炭素
/エテンコボリマーを製造した。但し、触媒溶液中の1
1−1ルエンスルホン酸の量を2.0gmolの代りに
1.Qmmolとし、トリフェニルホスフィンの代りに
0.15 ma+ol のトリス(2−メチルフェニル
)ホスフィンを含有させた。
2.6gのコポリマーを得た。重合速度は50gコポリ
マー/gパラジウム・時間であった。
実施例3 一酸化炭素/エテンコボリマーを次のようにして製造し
た。容量50 mlの攪拌付オートクレーブに0.01
gの二塩化パラジウム、0.03gのトリフェニルホス
フィン及び4gのアセトニトリルを仕込んだ。エデン6
0バールと一酸化炭素7パールを圧入した後、オートク
レーブの内容物を95℃の温度にした。19時間後に重
合を終結し、ポリマーを単離した。
0.37gのコポリマーを得た。重合速度は3.2gコ
ポリマー/gパラジウム・時間であった。
実施例4 実質的に実施例3を繰返した。但し、 a)オートクレーブにトリフェニルホスフィンの代りに
0.036 gのトリス(2−メチルフェニル)ホスフ
ィンを仕込んだ。
b)反応温度を95℃の代りに 100℃とした。
及び c)反応時間を19時間の代りに18時間とした。
重合物質を生成しなかった。
実施例5 実施例1のコポリマーと実質的に同じ方法で一酸化炭素
/エテンコポリマーを製造した。但し、a)触媒溶液に
p−トルエンスルホン酸2,01111W0+の代りに
5.0 mmol、及びトリフェニルホスフィンの代り
に5.Qa+molのトリ(n−ブチル)ホスフィンを
含有させた。
b)エデン30バール及び一酸化炭素30バールの代り
に夫々20バールを圧入した。及び c)反応時間を5時間の代りに2.5時間とした。
4.0gのコポリマーを得た。重合速度は 150 g
コポリマー/gパラジウム・時間であった。
実施例6 a)触媒溶液にD−トルエンスルホン酸の代りに5、Q
mmolのベンゼンホスホン酸(pK* = 1.51
 ヲ含有させた。
b)反応温度を 110℃の代りに 130℃とした。
及び c)反応時間を2.5時間の代りに4時間とした。
0.43gのプロピオン酸メチルを得た。反応速度は1
0gプロピオン酸メチル/gパラジウム・時間であった
。極微量の重合物質が生成したにすぎない。
実施例7 実質的に実施例5を繰返した。但し、触媒溶液にベンゼ
ンホスホン酸の代りに5.Qmmolの塩酸(37,5
%水溶液として添加)を含有させた。極微量の重合物質
が生成したにすぎない。
実施例8 一酸化炭素/エテンコポリマーを次のようにして製造し
た。容量600m1の攪拌付オートクレーブに0.55
gの[(C6Hs )3 P] 2 PdCJjzと5
0m1のアセトニトリルを仕込んだ。エデン6θバール
と一酸化炭素l015バールを圧入した後、オートクレ
ーブの内容物を 120℃の温度にした。18時間後に
重合を終結し、ポリマーを単離した。
11.3gのコポリマーを得た。重合速度は7.5gコ
ポリマー/gパラジウム・時間であった。
実施例9 実施例8のコポリマーと実質的に同じ方法で一酸化炭素
/エテンコボリマーを製造した。但し、0、50 g 
(D P d(J22及び0.55g〕[(c6ns)
aP]2pda2の代りに0.58gのトリ(n−ブチ
ル)ホスフィンをオートクレーブに仕込んだ。
1.85gのコポリマーを得た。重合速度は0.34g
コポリマー/gパラジウム・時間であった。
実施例1〜9のうち、実施例5のみが本発明の例である
。この実施例で一酸化炭素/エテンコボリマーを製造す
るために使用した触媒組成物は酢酸パラジウム、p−ト
ルエンスルホン酸CIIK!=0.7)及びトリ(lI
−ブチル)ホスフィンをベースとする本発明の触媒組成
物であった。実施例1〜4及び6〜9は本発明の範囲外
にあるが比較のため本明細書に含めた。
実施例1及び2の結果の比較により、第二型触媒組成物
中のトリフェニルホスフィンをトリス(オルト置換フェ
ニル)ホスフィンに置換すると共重合活性が上昇するこ
とが判明した。実施例3及び4の結果の比較により、第
一型触媒組成物を前記のように置換しても重合活性が上
昇しないことが判明した。
実施例1及び5の結果の比較により、phi 1未満の
酸の陰イオンを含む第二型触媒組成物中のトリフェニル
ホスフィンを本発明に従ってトリアルキルホスフィンで
置換すると、触媒の重合活性が著しく上昇することが判
明した。実施例8及び9の結果の比較により、第一型触
媒組成物を前記のように置換しても、重合活性が上昇し
ないことが判明した。
実施例6及び7の結果から、酢酸パラジウム、トリアル
キルホスフィン及びpKl> 1の酸もしくはハロゲン
化水素酸の陰イオンをベースとする組成物を一酸化炭素
/エテンコボリマーの製造用触媒として使用することは
適当でないことが明らがである。
I30−NMR分析から、実施例1.2及び5で製造し
た一酸化炭素/エテンコボリマーは一酸化炭素に由来す
るユニットとエデンに由来するユニットが交互に存在す
る直鎖で構成されていることが確認された。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)ハロゲン化物を除くパラジウム塩、b)ハロ
    ゲン化水素酸を除くpKa1未満の酸の陰イオン、及び c)一般式R^1R^2R^3P(式中R^1、R^2
    及びR^3は同じか又は異なるアルキル基)のホスフィ
    ン をベースとすることを特徴とする、一酸化炭素と1つ以
    上のオレフィン系不飽和化合物との共重合に適する触媒
    組成物。
  2. (2)成分a)として、酢酸パラジウムのようなカルボ
    ン酸のパラジウム塩を含むことを特徴とする、請求項1
    に記載の触媒組成物。
  3. (3)成分b)として、p−トルエンスルホン酸のよう
    なスルホン酸の陰イオン、又はトリフルオロ酢酸のよう
    なハロカルボン酸の陰イオンを含むことを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の触媒組成物。
  4. (4)成分c)として、アルキル基R^1、R^2及び
    R^3がそれぞれ10個までの炭素原子を含むホスフィ
    ンを含むことを特徴とする、請求項1〜3の1つ以上に
    記載の触媒組成物。
  5. (5)成分c)として、アルキル基が分枝でないホスフ
    ィンを含むことを特徴とする、請求項1〜4の1つ以上
    に記載の触媒組成物。
  6. (6)成分c)として、トリ(n−ブチル)ホスフィン
    のような3個のアルキル基が同一であるホスフィンを含
    むことを特徴とする、請求項1〜5の1つ以上に記載の
    触媒組成物。
  7. (7)パラジウム1モルにつき0.5〜200モルの成
    分b)及び0.5〜50モルの成分c)を含むことを特
    徴とする、請求項1〜6の1つ以上に記載の触媒組成物
  8. (8)一酸化炭素と1つ以上のオレフィン系不飽和化合
    物の混合物を請求項1〜7の1つ以上に記載の触媒組成
    物と接触させることを特徴とする、ポリマーの製造方法
  9. (9)一酸化炭素と1つ以上のオレフィン系不飽和化合
    物の混合物をメタノールのようなポリマーが不溶性又は
    ほとんど不溶性である希釈剤中の触媒組成物溶液と接触
    させることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. (10)温度20〜200℃、圧力1〜200バール及
    び重合させる混合物中のオレフィン系不飽和化合物対一
    酸化炭素のモル比10:1〜1:10で実施すること、
    及び重合させるオレフィン系不飽和化合物1モルにつき
    10^−^7〜10^−^3モルのパラジウムを含有す
    るような量の触媒組成物を使用することを特徴とする、
    請求項8又は9に記載の方法。
JP2082879A 1989-03-29 1990-03-29 一酸化炭素コポリマー製造用触媒組成物 Expired - Lifetime JP2870701B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8900768 1989-03-29
NL8900768 1989-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02284922A true JPH02284922A (ja) 1990-11-22
JP2870701B2 JP2870701B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=19854376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2082879A Expired - Lifetime JP2870701B2 (ja) 1989-03-29 1990-03-29 一酸化炭素コポリマー製造用触媒組成物

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5061785A (ja)
EP (1) EP0390292B1 (ja)
JP (1) JP2870701B2 (ja)
CN (1) CN1045979A (ja)
AU (1) AU622534B2 (ja)
CA (1) CA2011924A1 (ja)
DE (1) DE69011715T2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2093802A1 (en) * 1990-10-10 1992-04-11 Paul K. Hanna Copolymer of carbon monoxide and propylene and process for its formation
US5270441A (en) * 1990-10-10 1993-12-14 Akzo Nv Copolymer of carbon monoxide and propylene produced in water/ketone solvent
US5703201A (en) * 1995-10-10 1997-12-30 Akzo Nobel Nv Catalyst for polymerization of polyketone formed by treatment with carbon monoxide and olefin
US6103919A (en) * 1998-07-07 2000-08-15 Arteva North America S.A.R.L. Catalytic system and method for coupling of aromatic compounds

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1081304A (en) * 1965-03-23 1967-08-31 Ici Ltd Improvements in or relating to chemical compounds
US3694412A (en) * 1971-03-04 1972-09-26 Shell Oil Co Process for preparing interpolymers of carbon monoxide in the presence of aryl phosphine-palladium halide complex
ATE49010T1 (de) * 1983-04-06 1990-01-15 Shell Int Research Verfahren zur herstellung von polyketonen.
IN168056B (ja) * 1986-03-05 1991-01-26 Shell Int Research
CA1305695C (en) * 1986-08-22 1992-07-28 Eit Drent Catalyst compositions and process for olefin/co copolymerization
IN171627B (ja) * 1986-08-26 1992-11-28 Shell Int Research
US4820802A (en) * 1987-02-03 1989-04-11 Shell Oil Company Improved process of preparing carbon monoxide/olefin copolymer with ortho substituted phosphine catalyst composition.
US5010172A (en) * 1989-01-20 1991-04-23 Shell Oil Company Polymerization of carbon monoxide/olefin with tertiary monophosphine or secondary monophosphine oxide

Also Published As

Publication number Publication date
DE69011715D1 (de) 1994-09-29
CA2011924A1 (en) 1990-09-29
EP0390292A3 (en) 1991-01-30
DE69011715T2 (de) 1995-01-12
AU622534B2 (en) 1992-04-09
JP2870701B2 (ja) 1999-03-17
US5061785A (en) 1991-10-29
EP0390292B1 (en) 1994-08-24
EP0390292A2 (en) 1990-10-03
CN1045979A (zh) 1990-10-10
AU5211690A (en) 1990-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1239725A (en) Process for the preparation of polyketones
JPH07316172A (ja) ビスホスフィン
JPS6191226A (ja) ポリケトンの製造方法
JPS62267327A (ja) 重合体の製造
JP2880756B2 (ja) 一酸化炭素コポリマーの製造方法
JPH02189337A (ja) 一酸化炭素と1つ以上のα―オレフィンとのポリマー
JPH05194726A (ja) 一酸化炭素とα−オレフィンとのポリマーの製造に適する触媒組成物
JPS6397629A (ja) ポリマー製造方法
JPH04227928A (ja) 一酸化炭素とオレフィン性不飽和化合物との重合体の製造方法
JP2752155B2 (ja) 触媒組成物
KR0160116B1 (ko) 중합체 제조 방법
JPH02284922A (ja) 一酸化炭素コポリマー製造用触媒組成物
JP3202049B2 (ja) 触媒組成物および重合体の製造方法
JPS63132937A (ja) オレフインと一酸化炭素の新規な共重合体
KR0177797B1 (ko) 일산화탄소와 시클로펜텐과의 중합체 및 이의 제조 방법
JP2862610B2 (ja) 触媒組成物
JPH03170527A (ja) 一酸化炭素と不飽和化合物のポリマーの調製
US5688909A (en) Catalyst composition and process for the preparation of copolymers of carbon monoxide and an olefinically unsaturated compound
JPH01304122A (ja) ポリケトン関連ポリマー
CA2061895A1 (en) Polymers of carbon monoxide with olefinically unsaturated compounds
JPH0726012A (ja) 一酸化炭素とオレフィン不飽和化合物との共重合体及びそれらの製造方法
JPH03106935A (ja) 一酸化炭素と不飽和化合物とのコポリマー
US6667386B1 (en) Water-soluble transition metal complexes
JPH03146521A (ja) 一酸化炭素と一種以上のオレフィン性不飽和化合物とのポリマー及びポリマー混合物の調整、線状ブロックポリマー並びにポリマー混合物
EP0632084B1 (en) Copolymers of carbon monoxide and an olefinically unsaturated compound and process for the preparation thereof