JPH02283859A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

Info

Publication number
JPH02283859A
JPH02283859A JP10547889A JP10547889A JPH02283859A JP H02283859 A JPH02283859 A JP H02283859A JP 10547889 A JP10547889 A JP 10547889A JP 10547889 A JP10547889 A JP 10547889A JP H02283859 A JPH02283859 A JP H02283859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
signal
rotational speed
minimum advance
position signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10547889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2797408B2 (ja
Inventor
Atsufumi Kinoshita
敦文 木下
Kenji Kimura
賢司 木邨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusan Denki Co Ltd filed Critical Kokusan Denki Co Ltd
Priority to JP1105478A priority Critical patent/JP2797408B2/ja
Publication of JPH02283859A publication Critical patent/JPH02283859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2797408B2 publication Critical patent/JP2797408B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、内燃機関の点火位置を回転速度に応じて制御
するようにした内燃機関用点火装置に関するものである
[従来の技術] 二輪車等に用いる内燃機関においては、出力の向上と燃
費の改善とを図るため、内燃機関の点火位置を回転速度
に応じて正確に制御することが必要である。そのため最
近では、マイクロコンピュータを用いて点火位置を制御
することが行われている。
マイクロコンピュータを用いて点火位置を制御する内燃
機関用点火装置においては、内燃機関の回転速度を検出
する速度検出手段と、該速度検出手段により検出された
各回転速度における点火位置を演算する点火位置演算手
段と、定位置でピックアップコイルから得られる信号の
発生位置から演算された点火位置に相当する数のクロッ
クパルスを計数することにより演算された点火位置を求
めて、該点火位置で演算点火位置信号を発生する演算点
火位置信号発生手段とを設けて、演算点火位置信号を点
火信号として点火回路に与えることにより該点火回路を
トリガして点火動作を行わせている。
上記のように構成した場合には、機関の低速時から高速
時までマイクロコンピュータにより演算した点火位置で
点火動作を行わせることになるが、機関の低速時には回
転変動が太き(、各瞬時における機関のクランク軸の角
速度の変動が大きいため、定位置から演算された点火位
置に相当する数のクロックパルスを計数することにより
演算された点火位置を求める方法では演算された点火位
置で正確に点火信号を与えることが出来ず、機関の低速
時の動作が不安定になるのを避けられない。
そこで本出願人は、先に、設定回転速度未満の低速時に
はマイクロコンピュータの演算によらずに、信号発電機
から得た最小進角位置信号により点火信号を与えるよう
にして最小進角位置で点火動作を行わせ、設定回転速度
以上の回転速度ではマイクロコンピュータにより演算さ
れた点火位置で点火動作を行わせるようにした点火装置
(特願昭62−296202号)を提案した。この点火
装置では、最小進角位置信号と演算点火位置信号との論
理和が成立したときに点火回路に点火信号を与える点火
信号供給回路を設けるとともに、設定回転速度未満の領
域で演算点火位置信号により点火信号が与えられるのを
阻止する手段を設けて、低速時に最小進角位置で点火信
号を与えるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] 2サイクル機関では機関の高速時の性能を向上させるた
め、機関の高速時の点火位置を低速時の最小進角位置よ
りも更に遅れた位置まで遅らせることが必要になる。ま
た4サイクル機関においても、機関の過回転を防止する
ために高速時の点火位置を低速時の最小進角位置よりも
更に遅れた位置まで遅らせることが必要になる。
ところが先に提案した点火装置においては、機関の回転
速度が設定回転速度を超えた領域で演算点火位置信号と
最小進角位置信号との論理和が成立したときに点火信号
が与えられるようになっていたため、高速領域で点火位
置を最小進角位置よりも更に遅れた位置に遅らせること
ができなかった。
本発明の目的は、低速時には最小進角位置で点火動作を
行わせて動作を安定させ、中高速時には演算された点火
位置で正確に点火動作を行わせ、高速領域の所定の回転
速度以上の領域では、發小進角位置より更に遅れた位置
まで点火位置を遅らせることができるようにした内燃機
関用点火装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、第1図に示したように、点火信号V1が与え
られたときに点火コイルの2次側に点火用の高電圧を発
生させる点火回路1と、内燃機関の最小進角位置で最小
進角位置信号を発生する最小進角位置信号発生回路2と
、内燃機関の回転速度を検出する速度検出手段3と、速
度検出手段により検出された各回転速度における点火位
置を演算する点火位置演算手段4と、点火位置演算手段
により演算された点火位置で演算点火位置信号Vinを
発生する演算点火位置信号発生手段5と、演算点火位置
信号及び最小進角位置信号Vimの論理和が成立したと
きに点火回路に点火信号Vfを与える点火信号供給回路
6と、内燃機関の回転速度が第1の設定回転速度未満の
ときに演算点火位置信号Viaにより点火信号が与えれ
るのを阻止する演算点火位置信号阻止手段7と、内燃機
関の回転速度が前記第1の設定回転速度以上に設定され
た第2の設定回転速度以上になったときに最小進角位置
信号Vimにより点火信号が与えられるのを阻止する最
小進角位置信号阻止手段8とにより構成される。
[作 用コ 上記の点火装置において、点火位置演算手段4は、速度
検出手段が検出した各回転速度における点火位置を演算
する。演算点火位置信号発生手段5は演算された点火位
置で演算点火位置信号Vinを発生する。最小進角位置
信号発生手段2は最小進角位置(低速時の点火位置)で
最小進角位置信号Vimを発生する。点火信号供給回路
6は演算点火位置信号Vinと最小進角位置信号Vim
との論理和が成立したときに点火回路1に点火信号Vf
を与え、点火動作を行わせる。
機関の低速時に回転速度が第1の設定回転速度未満にな
っているときには、演算点火位置信号阻止手段7が演算
点火位置信号により点火信号が与えられるのを阻止する
ため、最小進角位置信号Vmが発生したときに点火信号
供給回路6から点火回路1に点火信号Vfが与えられる
回転速度が第1の設定回転速度を超えると、演算点火位
置信号阻止手段7が働かな(なるため、演算点火位置信
号発生手段5から発生する演算点火位置信号Vinによ
り点火信号が与えられるようになり、機関の点火位置は
回転速度に応じて変化する。
回転速度が第2の設定回転速度を超えると、最小進角位
置信号阻止手段8が最小進角位置信号により点火信号が
与えられるのを阻止する。そのため、機関の高速時には
最小進角位置信号の影響を受けずに演算された点火位置
で演算点火位置信号により点火信号を与えることができ
、点火位置を最小進角位置よりも更に遅れた位置まで遅
らせることができる。
[実施例コ 以下添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。
本発明の実施例では、第8図に示すように、第1の設定
回転速度N1未満の領域で点火位置を最小進角位置θ1
1とし、第1の設定回転速度N1以上の領域では点火位
置を回転速度に応じて変化させるものとする。そして機
関の高速領域では、点火位置を最小進角位置よりも更に
遅れた位置まで遅らせるものとする。第8図においてN
2は第1の設定回転速度N1よりも高く設定された第2
の設定回転速度を示している。
第2図は本発明の実施例の装置の全体的構成を示したも
ので、同図において点火回路1は、点火コイル1aと、
点火プラグ1bと、ダイオードICと、点火エネルギー
蓄積用コンデンサ1dと、放電制御用サイリスタ1eと
、エキサイタコイル1fと、ダイオード1gとにより構
成されている。
点火コイルの1次コイルの一端及び2次コイルの一端が
接地され、ダイオード1cはそのカソードを接地側に向
けて点火コイルの1次コイルに対して並列に接続されて
いる。1次コイルの非接地側の端子にコンデンサ1dの
一端が接続され、該コンデンサ1dの他端と接地間にサ
イリスタ1eがそのカソードを接地側に向けて接続され
ている。
エキサイタコイル1fは機関に取り付けられた磁石発電
機内に設けられていて、機関の回転に同期して交流電圧
を誘起する。エキサイタコイルの一端は接地され、その
非接地側の端子がダイオード1gを通してコンデンサ1
dとサイリスタ1eのアノードとの接続点に接続されて
いる。
この点火回路はコンデンサ放電式の回路として周知のも
ので、コンデンサ1dはエキサイタコイル1fの出力に
よりダイオード1g及び1cを通して図示の極性に充電
される。
点火位置でサイリスタ1eのゲートに点火信号V1が与
えられると、該サイリスタが導通し、コンデンサ1dの
電荷がサイリスタ1eを通して点火コイルの1次コイル
に放電する。これにより点火コイルの2次コイルに高電
圧が誘起し、点火プラグ1bに火花が生じて機関が1点
火される。
10は割り込み制御回路10a1ランダムアクセスメモ
リ (RAM)10b、  リードオンリーメモリ(R
OM)10c、タイマlod、:+ンパレータ10e及
びレジスタ10fを有するマイクロコンピュータ10で
、このマイクロコンピュータのリセット端子にはリセッ
ト回路11が接続されている。リセット回路11は、内
燃機関に取り付けられた発電機の出力がマイクロコンピ
ュータを動作させるために十分な出力を発生する状態に
無いときにマイクロコンピュータをリセット状態に保持
して、電源電圧の不足によりマイクロコンピュータが誤
動作するのを防止する。
12は機関に取り付けられた信号発電機内に設けられた
パルサコイルで、このパルサコイルは機関の回転に同期
して第7図(A)に示すような信号を発生する。この信
号は機関の低速時の最小進角位置θifでスレショール
ドレベル以上になる正極性信号Vspと、最小進角位置
θilよりも位相が進んだ位置θ12でスレショールド
レベル以上になる負極性信号Vsnとからなる1サイク
ルの信号で、先に発生する負極側信号Vsnは外部割り
込み信号波形整形回路13に入力されて、第7図(B)
に示すように012で立ち下がる矩形波状の信号に変換
される。この信号の立下りが外部割り込み信号rN1と
して用いられる。
また正極性信号Vspは最小進角位置信号波形整形回路
14により波形整形されて第7図(C)に示すように最
小進角位置θj1で立ち下がる矩形波状の信号に変換さ
れる。この信号の立下りが最小進角位置信号として、ま
た立上がりが外部割り込み信号IN3としてそれぞれ用
いられる。
マイクロコンピュータ内のコンパレータ10eはタイマ
10dの計数値とレジスタ10fの内容とを比較してタ
イマの計数値がレジスタ10fの内容に一致したときに
割り込み信号IN2を割り込み制御回路10aに与える
マイクロコンピュータ10はポートAないしCを有し、
ポートAの信号の状態は演算された点火位置で演算点火
位置信号発生手段が演算点火位置信号を発生したときに
第7図(D)に示すように「1」から「0」になる。ポ
ートBの信号の状態は機関の回転速度が第2の設定回転
速度N2以上のときに「0」になり、第2の設定回転速
度N2未満のときに「1」になる。またポートCの信号
の状態は、回転速度が第1の設定回転速度N1以上のと
きに「0」になり、第1の設定回転速度未満のときに「
1」になる。
ポートAの信号はインバータ15に人力されて反転され
、波形整形回路14から与えられる最小進角位置信号が
インバータ16に入力されて反転される。インバータ1
5の入力端子は抵抗17を通して電源回路に接続されて
いる。インバータ15は演算された点火位置で「0」か
ら「1」になる演算点火位置信号を出力し、インバータ
16は最小進角位置で「0」から「1」になる最小進角
位置信号を出力する。
インバータ15から得られる反転された演算点火位置信
号Vin及びインバータ16から得られる反転された最
小進角位置信号Vimはそれぞれオア回路18に人力さ
れ、両信号の論理和が成立したときに点火回路1に点火
信号Vfが与えられるようになっている。この実施例で
はオア回路18により点火信号供給回路が構成されてい
る。
オア回路18のインバータ15側の入力端子(演算点火
位置信号が入力される端子)18aにはエミッタを接地
したNPN トランジスタ19のコレクタが接続され、
トランジスタ19のベースはマイクロコンピュータのポ
ートCに接続されるとともに、抵抗20を通して電源回
路に接続されている。
オア回路18の他方の入力端子18bにはエミッタを接
地したNPN)ランジスタ21のコレクタが接続され、
該トランジスタ21のベースは抵抗22を通してインバ
ータ23の出力端子に接続されている。インバータ23
の入力端子はマイクロコンピュータのポートBに接続さ
れると共に抵抗24を通して電源回路に接続されている
マイクロコンピュータ内には、後記するプログラムによ
り回転速度が第1の設定回転速度N1未満のときにポー
トCを「1」にし、回転速度が第1の設定回転速度N1
以上になったときにポートCを「0」にする手段が実現
され、この手段と抵抗20とトランジスタ19とにより
演算点火位置信号阻止手段7が構成されている1j 回転速度が第1の設定回転速度N1未満のときにはポー
トCの信号が「1」であるため、トランジスタ19にベ
ース電流が与えられて該トランジスタが導通し、演算点
火位置信号を短絡してマスクする。これにより演算点火
位置信号がオア回路18に与えられるのが阻止され、最
小進角位置信号のみにより点火信号が与えられる状態に
なる。
回転速度が第1の設定回転速度N1以上になるとボート
Cの信号が「0」 (接地電位)になるため、トランジ
スタ19が遮断状態になり、演算点火位置信号がオア回
路18の入力端子18aに与えられるのを許容する。
またマイクロコンピュータ内には、回転速度が第2の回
転速度N2未満のときにボートBを「1」にし、第2の
回転速度N2以上のときにボートBを「0」にする手段
が実現され、この手段とインバータ23と抵抗22.2
4とトランジスタ21とにより最小進角位置信号阻止手
段8が構成されている。
回転速度が第2の設定回転速度N2未満のときにはボー
トBの信号が「1」であるため、トランジスタ21は遮
断状態にあり、オア回路18の入力端子18bに最小進
角位置信号が有効に与えられる状態にある。回転速度が
第2の設定回転速度N2以上になると、ボートBの信号
が「0」になるため、トランジスタ21が導通し、オア
回路18の入力端子18bをほぼ接地電位にする。これ
により最小進角位置信号が短絡されてマスクされ、オア
回路18に最小進角位置信号が与えられな(なるbこの
状態では演算点火位置信号のみにより点火信号Vfが与
えられるため、点火位置を最小進角位置よりも更に遅れ
た位置まで遅らせることが可能になる。
上記の実施例においては、第1図の構成の内、速度検出
手段3、点火位置演算手段4、演算点火位置信号発生手
段5、演算点火位置信号阻止手段7の一部、及び最小進
角位置信号阻止手段8の一部がマイクロコンピュータ内
に実現される。これらの手段を実現するプログラムのア
ルゴリズムを第3図ないし第6図に示したフローチャー
トにより説明する。
第3図はメインルーチンを示している。メインルーチン
では、電源が投入された後、リセット回路11からリセ
ット信号が与えられたときに先ず各部のイニシャライズ
(初期化)を行う。ROMには各回転速度Ncにおける
点火位置を演算する関数F (Ne)が記憶されており
、速度検出手段により検出されてRAMに記憶されてい
る速度Neの情報とこの関数とを用いて点火位置θig
を演算する。この点火位置θigのデータは外部割り込
み信号I NTIが与えられる位置(定位置)から演算
された点火位置に達するまでの間に発生するクロックパ
ルスの数(回転速度によって異なる)としてRAMに記
憶される。この点火位置を演算する過程により点火位置
演算手段4が実現される。
点火位置の演算が終了した後、回転速度Neのデータと
第2の設定回転速度N2に相応するデータNBとを比較
する。この例ではデータN[lが設定回転速度N2の逆
数に相当しており、Ne≦N2のときにNe≧NBとな
り、Ne>N2のときにNe<NBとなる。回転速度N
eが第2の設定回転速度N2を超えていて、N e <
 N Bのときには、ボートBを「0」とし、回転速度
Neが第2の設定回転速度以下でNe≧NBのときには
ボートBを「1」とする。この回転速度に応じてボート
Bの信号の状態を切り替える過程と、第2図のインバー
タ23と、抵抗22.24とトランジスタ21とにより
最小進角位置信号阻止手段8が実現される。
次いで回転速度Neのデータと第1の設定回転速度N1
に相応するデータN^とを比較する。この例ではデータ
NAが設定回転速度Nlの逆数に相当しており、Ne≦
N1のときにNe≧N人となり、N e >Nlのとき
にNe<NAとなる。回転速度Neが第1の設定回転速
度N1を超えていて、Ne<NAのときには、ボートC
をrOJとし、回転速度Neが第1の設定回転速度Nl
以下でNe≧NAのときにはボートAを「1」とする。
その後点火位置の演算を行うステップに戻る。上記ボー
トCの信号の状態を回転速度に応じて切り替える過程と
第2図の抵抗20及びトランジスタ19とにより演算点
火位置信号阻止手段7が実現される。
上記メインルーチンが行われている途中で外部割り込み
信号IN1が発生するとメインルーチンが中断されて第
4図の割り込みルーチンI NT1が行われる。この割
り込みルーチンではタイマ10dの計数値を速度データ
として取り込み、タイマ10dをリセットする。この例
では割り込み信号INIが1回転に1回だけ発生するた
め、割り込み信号IN1が人力されたときにRAMに記
憶されるタイマ10dの計数値は機関が1回転する間に
タイマが計数したクロックパルスの数に等しく、この計
数値は機関の回転速度に反比例している。このタイマの
計数値から回転速度Neが求められて該回転速度Neが
RAMに記憶される。タイマ10dをリセットした後、
メインルーチンで演算されている点火位置θil!のデ
ータをレジスタ10fにいれ、その後メインルーチンに
戻る。第4図ないし第6図においてRETIはメインル
ーチンに戻ることを意味している。
タイマ10dはリセットされた後、直ちに計数を再開し
、その計数値がレジスタ10fの内容(演算された点火
位置情報)に一致するとコンパレータ10eが割り込み
信号IN2を割り込み制御回路10aに与える。割り込
み信号IN2が発生するとメインルーチンが中断されて
第5図の割り込みルーチンINT2が行われる。この割
り込みルーチンではポートAを「0」とし、メインルー
チンに戻る。
ポートAが「0」になると、第2図においてインバータ
15の出力が「1」になるため、オア回路18を通して
サイリスタ1eのゲートに点火信号が与えられる。これ
によりサイリスタ1eが導通してコンデンサ1dの電荷
を点火コイルの1次コイルに放電させるため、点火コイ
ルの2次コイルに高電圧が誘起し、点火動作が行われる
上記タイマ10d1コンパレータ10e及びレジスタ1
0fと第5図の割り込みルーチンとにより演算点火位置
信号発生手段5が実現される。
最小進角位置信号が終了するタイミングにて割り込み信
号IN3が発生すると、メインルーチンが中断されて第
6図の割り込みルーチンI NT3が実行される。この
割り込みルーチンではポートAの信号の状態を「1」と
してメインルーチンに戻る。
機関の回転速度が第1の設定回転速度N1未満の領域で
は、マイクロコンピュータのポートCの信号の状態が「
1」になっていて、トランジスタ19が導通しているた
め、演算点火位置信号Vinが該トランジスタ19によ
り短絡され、オア回路18の入力端子18aが「0」の
状態に保たれる。
この状態では最小進角位置信号Vimにより点火し信号
が与えられ、最小進角位置θ11で点火動作が行われる
機関の回転速度が第1の設定回転速度N1を超えると、
トランジスタ19が遮断状態になるため、演算点火位置
信号Vinにより点火信号が与えられるのが許容される
ようになる。
回転速度が第2の設定回転速度N2を超えると、ポート
Bが「0」になるため、インバータ23の出力が「1」
となってトランジスタ21が導通し、オア回路18の入
力端子18bを「0」の状態に保持する。これにより最
小進角位置信号Vimにより点火信号が与えられるのが
禁止され、専ら演算点火位置信号Vinにより点火信号
が与えられるようになる。従って機関の高速時には最小
進角位置よりも更に遅れた位置まで点火位置を遅らせる
ことができる。
上記の実施例では、設定回転速度を第1の設定回転速度
Nlと第2の設定回転速度N2との2つ設定しているが
、第2の設定回転速度を第1の設定回転速度に等しくし
て、回転速度が設定回転速度未満の時に演算点火位置信
号により点火信号が与えられるのを阻止し、回転速度が
設定回転速度以上のときに最小進角位置信号により点火
信号が与えられるのを阻止するようにしても良い。
上記の実施例では、タイマ10dの計数値とレジスタ1
0fの数値とが一致したときにコンパレータ10eから
割り込み信号IN2を発生させて、割り込み処理により
ポートAを「0」爾志でいるが、コンパレータが信号を
出力したときにハード的にポートAを「0」にするよう
にしてもよい。
例えばポートrAJにトランジスタスイッチを接続して
該トランジスタスイッチを導通させることによりポート
Aを「0」の状態に保つようにしても良い。
上記の実施例では、割り込みルーチンI NTIにおい
て演算された点火位置θigのデータをレジスタ10f
に入れるようにしたが、メインルーチンで点火位置の演
算が終了した直後にレジスタ10fに点火位置θigの
データを入れるようにしても良い。
上記の実施例では、演算された点火位置でポートAを「
0」にするようにしているが、演算された点火位置でポ
ートAを「1」にするようにしてインバータ15を省略
するようにしても良い。
同様に、ポートBの信号の論理を上記の実施例と逆にす
ることにより、インバータ23を省略することもできる
上記の実施例では、コンデンサ放電式の点火回路1が用
いられているが、この点火回路は点火信号が与えられた
ときにトリガされて点火動作を行うものであればいかな
るものでも良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、第1の設定回転速度未
満の領域では演算点火位置信号により点火信号が与えら
れるのを阻止し、回転速度が第1の設定回転速度以上に
設定された第2の設定回転速度以上になったときには、
最小進角位置信号により点火信号が与えられるのを阻止
するようにしたため、機関の低速時に点火位置を最小進
角位置に固定して機関の安定化を図るとともに、機関の
高速時には最小進角位置信号の影響を受けずに演算され
た点火位置で演算点火位置信号により点火信号を与えて
、点火位置を最小進角位置よりも更に遅れた位置まで遅
らせることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の実施例の装置の全体的構成を示す構成図、第3図な
いしは第6図は本発明の機能実現手段を実現するための
プログラムのアルゴリズムを示すフローチャート、第7
図は同実施例各部の信号波形を示す波形図、第8図は同
実施例により得られる点火特性の一例を示す線図である
。 1・・・点火回路、2・・・最小進角位置信号発生手段
、3・・・演算点火位置信号発生手段、6・・・点火信
号供給回路、7・・・演算点火位置信号阻止手段、8・
・・最小進角位置信号阻止手段。 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 点火信号が与えられたときに点火コイルの2次側に点火
    用の高電圧を発生させる点火回路と、内燃機関の最小進
    角位置で最小進角位置信号を発生する最小進角位置信号
    発生回路と、 前記内燃機関の回転速度を検出する速度検出手段と、 前記速度検出手段により検出された各回転速度における
    点火位置を演算する点火位置演算手段と、前記点火位置
    演算手段により演算された点火位置で演算点火位置信号
    を発生する演算点火位置信号発生手段と、 前記演算点火位置信号及び最小進角位置信号の論理和が
    成立したときに前記点火回路に前記点火信号を与える点
    火信号供給回路と、 前記内燃機関の回転速度が第1の設定回転速度未満のと
    きに前記演算点火位置信号により点火信号が与えれるの
    を阻止する演算点火位置信号阻止手段と、 前記内燃機関の回転速度が前記第1の設定回転速度以上
    に設定された第2の設定回転速度以上になったときに前
    記最小進角位置信号により前記点火信号が与えられるの
    を阻止する最小進角位置信号阻止手段とを具備したこと
    を特徴とする内燃機関用点火装置。
JP1105478A 1989-04-25 1989-04-25 内燃機関用点火装置 Expired - Fee Related JP2797408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1105478A JP2797408B2 (ja) 1989-04-25 1989-04-25 内燃機関用点火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1105478A JP2797408B2 (ja) 1989-04-25 1989-04-25 内燃機関用点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02283859A true JPH02283859A (ja) 1990-11-21
JP2797408B2 JP2797408B2 (ja) 1998-09-17

Family

ID=14408699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1105478A Expired - Fee Related JP2797408B2 (ja) 1989-04-25 1989-04-25 内燃機関用点火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2797408B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6581584B2 (en) 2000-05-18 2003-06-24 Kokusan Denki Co., Ltd. Ignition control system for internal combustion engine

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60198374A (ja) * 1984-03-21 1985-10-07 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関用点火時期制御装置
JPS61183471U (ja) * 1985-05-07 1986-11-15

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60198374A (ja) * 1984-03-21 1985-10-07 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関用点火時期制御装置
JPS61183471U (ja) * 1985-05-07 1986-11-15

Also Published As

Publication number Publication date
JP2797408B2 (ja) 1998-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4149508A (en) Electronic ignition system exhibiting efficient energy usage
US3898972A (en) Ignition system for an internal combustion engine with automatic timing shift
US5020506A (en) Engine igniter
JPH02283859A (ja) 内燃機関用点火装置
JPS6217671B2 (ja)
US4953520A (en) Ignition apparatus of internal combustion engine
JP3209038B2 (ja) 内燃機関用点火装置
JPS6132151Y2 (ja)
JPS58202372A (ja) 内燃機関の点火進角装置
JPS6124697Y2 (ja)
JP3019602B2 (ja) 内燃機関の点火時期演算用回転角度検出信号発生回路
JPS6123660Y2 (ja)
JP3125563B2 (ja) コンデンサ放電式内燃機関用点火装置
US4702222A (en) Ignition system for multi-cylinder 4 cycle engine
JP3331989B2 (ja) 多気筒内燃機関用点火装置
JPH0248702Y2 (ja)
JPS6136781Y2 (ja)
JPS5941669A (ja) コンデンサ放電式内燃機関点火装置
JPH01267358A (ja) 内燃機関点火装置
JPH01138371A (ja) 内燃機関用点火装置
JPS614866A (ja) 内燃機関用点火装置
JPS62165579A (ja) 内燃機関点火装置
JPS61283765A (ja) 内燃機関用点火装置
JPH01177460A (ja) 内燃機関点火装置
JPS6220380B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees