JPS6123660Y2 - - Google Patents

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JPS6123660Y2
JPS6123660Y2 JP15531679U JP15531679U JPS6123660Y2 JP S6123660 Y2 JPS6123660 Y2 JP S6123660Y2 JP 15531679 U JP15531679 U JP 15531679U JP 15531679 U JP15531679 U JP 15531679U JP S6123660 Y2 JPS6123660 Y2 JP S6123660Y2
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capacitor
thyristor
ignition
coil
internal combustion
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の過回転を防止する回路を備
えた内燃機関用点火装置に関するものである。
本出願人は先にこの種の点火装置として、第1
図に示すものを提案した(実願昭54−101674号
(実開昭56−20073号公報)。第1図において1は
機関と同期回転する磁石発電機内に配置された点
火電源コイルとしてのエキサイタコイルで、その
一端は接地され、他端はダイオード2を通して点
火エネルギ蓄積用コンデンサ3の一端に接続され
ている。コンデンサ3の他端は点火コイル4の1
次コイル4aの一端に接続され、1次コイル4a
の他端は接地されている。コンデンサ3の一端と
接地間には放電制御用サイリスタ5が接続され、
エキサイタコイル1の両端には回転制御用サイリ
スタ6が並列接続されている。7は機関の点火位
置を定める信号を発生する信号コイルで、この信
号コイルの一端は接地され、信号コイル7の他端
はダイオード8を介して速度検出用コンデンサ9
の一端に接続されている。コンデンサ9の他端は
サイリスタ5のゲートに接続され、コンデンサ9
とサイリスタ5のゲートとの接続点と接地間に
は、サイリスタ保護用及びコンデンサ9の放電時
定数設定用の抵抗10が接続されている。コンデ
ンサ9の両端にはこのコンデンサの電荷を一定の
時定数で放電させる第1の放電回路を構成する抵
抗11が並列接続されている。コンデンサ9の一
端はまたツエナーダイオード12を通してサイリ
スタ6のゲートに接続され、コンデンサ9−ツエ
ナーダイオード12−サイリスタ6のゲート・カ
ソード−抵抗10−コンデンサ9の経路でコンデ
ンサ9を放電させる第2の放電回路が構成されて
いる。サイリスタ6のゲートカソード間には保護
用抵抗13が接続されている。点火コイル4の2
次コイル4bの一端と接地間には点火プラグ14
が接続され、点火プラグ14は図示しない内燃機
関のシリンダに取付けられている。
上記の点火装置において、エキサイタコイル1
の無負荷電圧V1の、機関のクランク軸の回転角
θに対する波形は第3図aに示す通りで、この電
圧の正の半波によりコンデンサ3が図示の極性に
充電される。コンデンサ3の端子電圧V3の波形
は第3図bに実線で示すようになり、コンデンサ
3の充電電流I3の波形は、同図に破線で示した
ようになる。信号コイル7は機関の点火位置で第
3図cに示すような波形の信号電圧V7を発生
し、この信号によりコンデンサ9及び抵抗11を
通してサイリスタ5に点弧信号が与えられる。こ
れによりサイリスタ5が導通し、コンデンサ3の
電荷がサイリスタ5及び1次コイル4aを通して
放電する。この放電により2次コイル4bに高電
圧が発生し点火プラグ14に火花が生じて機関が
点火される。また信号コイル7の出力によりコン
デンサ9が図示の極性に充電され、このコンデン
サ9の電荷は抵抗11を通して一定の時定数で放
電する。コンデンサ9の端子電圧は機関の回転速
度の上昇に伴つて上昇し、このコンデンサ9の端
子電圧が一定値を越えるとツエナーダイオード1
2が導通してコンデンサ9がツエナーダイオード
12、サイリスタ6のゲート・カソード間及び抵
抗10を通して放電する。この放電の際のコンデ
ンサ9の放電時定数を一定とすると、機関の回転
速度が低い場合にはコンデンサ9の放電が完了す
るまでの回転角は小さく、コンデンサ9の放電電
流の波形は第3図dの曲線i1のようになる。す
なわちこのときコンデンサ9の放電電流はエキサ
イタコイル1の出力電圧V1が正の半サイクルに
立上る前に零になるためサイリスタ6は導通せ
ず、エキサイタコイル1の出力電圧V1の正の半
サイクルでコンデンサ3が充電されて点火動作は
支障なく行なわれる。機関の回転速度の上昇に伴
つてコンデンサ9の放電が持続する回転角が大き
くなり、回転速度が設定値に達するとコンデンサ
9の放電電流は第3図dの曲線i2のようにエキ
サイタコイル1の出力電圧V1が正の半サイクル
に立上るまで持続するようになる。このような状
態になるとサイリスタ6はエキサイタコイル1の
出力電圧V1が正の半サイクルに立上ると直ちに
導通し、エキサイタコイル1の出力を短絡してコ
ンデンサ3の充電を阻止する。コンデンサ3の充
電が阻止される結果点火動作が行なわれなくな
り、機関の回転速度の上昇が抑えられる。
尚第1図に示した回路では、サイリスタ6をエ
キサイタコイル1に対して並列に接続している
が、点火動作を停止させるためには、信号コイル
7の出力を無効にしてもよいので、信号コイル7
に対して並列にサイリスタ6を接続して、機関の
回転速度が設定値以上になつた時に信号コイル7
をサイリスタ6により短絡することによつて点火
動作を停止させることが考えられる。しかしなが
らこのように構成した場合には、次のような問題
が生じる。
すなわち、サイリスタ6を信号コイル7に対し
て並列に接続すると、機関の回転速度が設定値以
上になつてサイリスタ6が導通した時にコンデン
サ9の充電が行われなくなるため、コンデンサ9
の端子電圧が低下してしまい、次に信号コイル7
に誘起する信号電圧は短絡することができない。
従つてこの場合は点火動作を毎回停止させること
ができず、過回転防止動作を確実に行わせること
ができない。
またサイリスタ6を信号コイル7に対して並列
に接続して点火動作を停止させるためには、信号
コイル7が信号を発生してコンデンサ9を充電し
てから次の点火時期に信号が発生するまでのほぼ
360度の区間コンデンサ9の放電電流をサイリス
タ6のトリガレベル以上に保つ必要がある。とこ
ろがコンデンサ9は信号コイル7が発生する幅の
狭い信号により瞬時的に充電されるだけであるか
ら、360度の区間充分な放電電流で放電を持続さ
せることは困難であり、回路の設計が非常に難し
くなる。
これに対し、第1図に示したようにサイリスタ
6をエキサイタコイル1に対して並列に持続し、
信号コイル7の出力でコンデンサ9を充電して設
定回転速度の検出を行わせるようにすれば、上記
のような問題が生じることがなく、機関の回転速
度が設定値以上になつてサイリスタ6が導通して
もコンデンサ9は信号コイル7の出力により支障
なく充電されるので、機関の回転速度が設定値未
満になるまで毎回サイリスタ6を導通させて点火
動作を停止させることができ、過回転防止動作を
確実に行わせることができる。
また第1図のように構成すれば、コンデンサ9
は約180度の区間所定の電流で放電を持続すれば
良いので、回路の設計が容易になる。
従つて、信号コイルの出力で速度検出用コンデ
ンサを充電して回転速度を検出する場合には、回
転制御用サイリスタを信号コイルに対して並列に
接続するのではなく、第1図に示したようにエキ
サイタコイルに対して並列に接続することが重要
である。
しかしながら第1図の点火装置では、サイリス
タ6に点弧信号を与えるコンデンサ9の第2の放
電回路にツエナーダイオード12が用いられてい
たため、コンデンサ9の充電電圧がツエナーダイ
オード12のツエナー電圧により制御され、コン
デンサ9に大きな電荷を蓄えることができなかつ
た。またコンデンサ9の端子電圧がツエナーダイ
オード12のツエナー電圧より低くなると放電が
停止するため、コンデンサ9の充放電に使用され
る有効電圧幅はツエナーダイオード12の電圧降
下分のみとなり、コンデンサ9の放電が持続する
回転角が小さくなつて回転速度の検出を明確に行
なわせることが難しくなることがあつた。更に、
コンデンサ9を抵抗10及びサイリスタ6のゲー
トカソードを通して放電した場合のコンデンサ9
の端子電圧vの変化は時間tに対して第4図の曲
線aのようになるため、コンデンサ9の放電が終
了する間近ではコンデンサ9からサイリスタ6の
ゲートに小さな電流がだらだらと流れる傾向にな
り、サイリスタ6のゲート感度が温度等によつて
変動した場合サイリスタ6が導通する回転速度が
大幅に変動して過回転防止動作が行なわれる設定
回転速度が大きく変動する欠点があつた。
本考案の目的は、回転速度の検出を明確に行な
わせることができ、また過回転防止動作を行なわ
せる設定回転速度の変動幅を小さく抑えることが
できるようにした過回転防止回路付内燃機関用点
火装置を提供することにある。
以下図示の実施例により本考案の点火装置を詳
細に説明する。
第2図は本考案の一実施例を示したもので、第
1図に示した装置と相違するのは第1図のツエナ
ーダイオード12を定電流素子15で置き換えた
点である。図示の例では定電流素子15として電
界効果トランジスタが用いられてそのゲートGが
ソースSに結合され、ドレインD及びソースSが
それぞれコンデンサ9の一端及びサイリスタ6の
ゲートに接続されている。その他の点は第1図の
装置と全く同様に構成されており、第1図の各部
と同等の部分には同一の符号を付してある。
上記のように、コンデンサ9の電荷を定電流素
子15を通してサイリスタ6のゲート・カソード
及び抵抗10に放電させるようにすると、コンデ
ンサ9の放電が確実に行なわれるだけでなく、信
号コイル7の出力の増大に伴つてコンデンサ9の
充電電圧及び充電電荷も増大し、コンデンサ9の
放電を持続する回転角が大きくなるため、第1図
に示した装置よりも回転速度の判断を明確に行な
うことができるようになる。またコンデンサ9を
定電流で放電させるとコンデンサ9の端子電圧v
の変化は第4図の曲線bのようになり、放電終了
間近の電圧vの変化をシヤープにできるためサイ
リスタ6のゲート感度の変動による設定回転速度
の変動幅を小さく抑えることができる。
第5図は本考案の他の実施例を示したもので、
この実施例では第2図の回転制御用サイリスタ6
が省略され、点火エネルギー蓄積用コンデンサ3
を放電させるサイリスタ5が回転制御用サイリス
タを兼ねている。この実施例では信号コイル7の
非接地側端子がダイオード8及び抵抗11を通し
てサイリスタ5のゲートに接続され、ダイオード
8と抵抗11との接続点に定電流素子15として
の電界効果トランジスタのソースSが接続されて
いる。電界効果トランジスタのドレインDはコン
デンサ9の一端に接続され、コンデンサ9の他端
は接地されている。また電界効果トランジスタの
ソースSにはダイオード16のアノードが接続さ
れ、ダイオード16のカソードはアノードを電界
効果トランジスタのドレインDに接続したツエナ
ーダイオード17のカソードに接続されている。
その他の点は第2図の実施例と同様である。
第5図の実施例においては信号コイル7の出力
により、ダイオード8、ダイオード16及びツエ
ナーダイオード17を通してコンデンサ9が図示
の極性に充電され、コンデンサ9は定電流素子1
5と抵抗11とサイリスタ5のゲート・カソード
とを通して放電する。コンデンサ9の端子電圧は
回転速度の上昇とともに増大し、その放電電流が
持続する回転角は回転速度の上昇に伴つて大きく
なる。機関の回転速度が設定回転速度に達すると
エキサイタコイル1の出力電圧がコンデンサ3を
充電する正の半サイクルに立上つた時点でサイリ
スタ5に点弧信号が与えられるようになるため、
サイリスタ5が導通し、コンデンサ3の充電を阻
止して点火動作を停止させる。
上記の各実施例において過回転防止動作が開始
される設定回転速度はコンデンサ9の放電時定数
を例えば抵抗10の抵抗値により調整することに
より適宜に調整することができる。
以上のように本考案によれば、回転速度検出用
コンデンサの回転制御用サイリスタのゲートを通
しての放電を定電流素子を介して行なわせるの
で、信号コイルの出力の増大に伴なう速度検出用
コンデンサの端子電圧の上昇幅が制限されること
がなく、速度検出用コンデンサの放電が持続する
回転角度を十分広くすることができる。従つて回
転速度の検出を明確に行なつて過回転防止動作を
正確に行なわせることができる。また速度検出用
コンデンサの放電が終了する間近のコンデンサの
端子電圧の変化をシヤープにできるので、サイリ
スタのゲート感度の変動に伴なう設定回転速度の
変動幅を小さく抑えることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は出願人が先に提案した装置の回路構成
例を示す回路図、第2図は本考案の一実施例を示
した回路図、第3図a乃至dは第1図及び第2図
の装置の動作を説明するための波形図、第4図は
速度検出用コンデンサの放電時の端子電圧波形を
示す線図、第5図は本考案の他の実施例を示した
回路図である。 1……エキサイタコイル(点火電源コイル)、
2……ダイオード、3……点火エネルギー蓄積用
コンデンサ、4……点火コイル、5……サイリス
タ、6……サイリスタ、7……信号コイル、8…
…ダイオード、9……速度検出用コンデンサ、1
0……抵抗、14……点火プラグ、15……定電
流素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内燃機関と同期回転する発電機内に設けられ
    たエキサイタコイルを点火電源とし、信号コイ
    ルの出力により点火位置を定める内燃機関用点
    火装置において、 前記信号コイルよりダイオードを通して一方
    の極性に充電される速度検出用コンデンサと、 前記速度検出用コンデンサに対して並列に接
    続された抵抗と、 前記エキサイタコイルに対して並列に設けら
    れて導通した際に前記エキサイタコイルを短絡
    して点火動作を阻止する回転制御用サイリスタ
    と、 前記速度検出用コンデンサの電荷を定電流素
    子と前記回転制御用サイリスタのゲートカソー
    ド間とを通して放電させる放電回路とを具備し
    てなり、 前記速度検出用コンデンサと抵抗と回転制御
    用サイリスタと放電回路とにより機関の過回転
    を防止する過回転防止回路が構成されているこ
    とを特徴とする過回転防止回路付内燃機関用点
    火装置。 (2) 前記定電流素子はゲートをソースに結合した
    電界効果トランジスタからなつていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の過回転防止回路付内燃機関用点火装置。
JP15531679U 1979-11-09 1979-11-09 Expired JPS6123660Y2 (ja)

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JP15531679U JPS6123660Y2 (ja) 1979-11-09 1979-11-09

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JP15531679U JPS6123660Y2 (ja) 1979-11-09 1979-11-09

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JPS5671955U JPS5671955U (ja) 1981-06-13
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JP15531679U Expired JPS6123660Y2 (ja) 1979-11-09 1979-11-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58111367U (ja) * 1982-01-25 1983-07-29 国産電機株式会社 内燃機関過回転防止装置
JPS58138267A (ja) * 1982-02-10 1983-08-17 Kokusan Denki Co Ltd 内燃機関過回転防止装置

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JPS5671955U (ja) 1981-06-13

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