JPH02282922A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH02282922A
JPH02282922A JP10492989A JP10492989A JPH02282922A JP H02282922 A JPH02282922 A JP H02282922A JP 10492989 A JP10492989 A JP 10492989A JP 10492989 A JP10492989 A JP 10492989A JP H02282922 A JPH02282922 A JP H02282922A
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JP
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film
lubricant
magnetic recording
porous
recording medium
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JP10492989A
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Koichi Shinohara
紘一 篠原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高密度磁気記録に適する強磁性金属薄膜を磁
気記録層とする磁気記録媒体に関する。
従来の技術 記録、再生機器の小型化、高性能化の為に記録密度向と
の努力は継続的に行われており、最近では強磁性金属薄
膜を磁気記録層として実用化することが待望されるに至
っている〔アイイーイーイトランザクシヲンズ オン 
マグネティクス(IEEE TRANSACTIONS
 ON MAGNETICS)vot、 MAG −2
1、&−3、p、p、 1217〜1220(1985
)〕。強磁性金属薄膜は材料としての組合わせは多数考
えられるが、現実的な可能性が示されているものは少く
、Co−Cr等の垂直磁化膜〔特公昭58−91号公報
、特開昭61−120331号公報〕やCo−Nf、C
o−Ni−0等の斜め蒸着膜や湿式めっき膜〔特公昭4
1−19389号公報、特開昭53−42010号公報
〕等で、実用化の目的で最近ではもっばら、保護潤滑層
の開発が検討の中心となっている。現状ではポリエチレ
ンテレフタレートフィルム等のに分子フィルム上に直接
あるいは微粒子などの下塗りを行った後、電子ビーム蒸
着法やスパッタリング法で強磁性金属薄膜を配し、その
面に直接溶剤に脂肪酸やパーフルオロポリエーテル等の
潤滑剤を溶かした溶液を塗布乾燥する方法〔特開昭57
−179948号公報、特開昭61−178718号公
報〕や、酸化膜を介して潤滑剤を配する〔特開昭61−
151830号公報〕こ号公報法素膜とフロロカーボン
系の組み合わせ〔特開昭131−142625号公報〕
等が提案され、磁気ディスクではまだ炭素膜が厚いとは
いうものの一部実用化され、炭素質についても検討が進
み硬度を高めることの有用性〔米国特許第4,717,
622号明細書〕も知られるに至っている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、短波長化をおしすすめていくと、へ、ド
・テープ間に非磁性の空間が、磁束微分型の記録再生方
式では、垂直記録1面内記録の如何を問わず、重大な損
失をもたらすことになシ、従来構成では、記録再生を十
分な質を確保して行なおうとするとC、/ Nが不足す
るといった課題があり改善が望まれていた。本発明は上
記した事情に鑑みなされたもので、耐久性とC/Nのバ
ランスをとった磁気記録媒体を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記した課題を解決するため本発明の磁気記録媒体は、
強磁性金属薄膜上に多孔質の硬質膜を配し、その上で、
潤滑剤を配したものである。
作  用 本発明の磁気記録媒体は上記した構成により、スペーシ
ング損失が改善できC/Nを向上させることができる。
即ち、強磁性金属薄膜上に配した硬質膜は多孔質であり
、その構造上、実質的な硬さは、材料のもつ硬さを上ま
わり、膜厚を小さくしても耐久性を確保できる。又従来
のように層状に配された潤滑剤と異なり、多孔質の硬質
膜にしみ込んだ潤滑剤は、ヘッドとの高速摺動下でも長
時間、潤滑作用を維持できる。走行上ハリツキ現象をお
こすことなく、潤滑剤を表面に保有する量が増やせるの
で潤滑剤によるスペーシング損失も改善できる。
北記したことから、耐久性とC/Nt−バランスをとっ
て改善できるといえる。
実施例 以下、図面を参照しながら、本発明の磁気記録媒体につ
いて説明する。
〔実施例−1〕 第1図は本発明の磁気記録媒体の第1の実施例の拡大断
面図である。第1図で1はポリエチレンテレフタレート
、ポリフェニレンサルファイド。
ポリエーテルサルフォノ。ポリエーテルエーテルケトン
、ポリアミドイミド、ポリイミド等の高分子フィルムで
、必要に応じてミミズ状の下塗多層や、微粒子を分散さ
せた下塗9層を配したものを用いてもよい。2はCo、
Co−Ni、Co−Fe。
Co−Cr、Co−Cu、Co−Ti、Go−Ru、C
−Pt、Co−W、Co−Mo、Co−5m、Co−V
Co−Ta、Co−0,Co−Cr−Nb、Co−NL
−0等の強磁性金属薄膜で、積層構造としてもよいし、
下地層を介して構成してもよい。強磁性金属薄膜の製法
はスパッタリング法、電子ビーム蒸着法、イオンブレー
ティング法等によるもので、構成厚みは0.06μmか
ら0.4μmが好ましい。
3は多孔質硬質膜で、硬質の目安はヌープ硬度16oO
cK9/mal)以上、好ましくは200QCK9/m
j〕以上で、多孔質の目安は、vot%で20%から4
0チであり、製法は材料により適した方法を選ぶものと
する。用いることの出来る硬質fJijは5in2,5
t3N4.TiN、WC,MoC,炭素膜などを基本と
するもので、化学量論的に完全であることは必要なく、
実際は製膜条件にもよるので適宜実験から好ましい条件
を選んで実施すればよい。
多孔質化するのに好ましい方法は低沸点の材料。
不活性ガス等が多量に混入する条件で上記した膜を形成
する方法であるが、特に製法を限定するものではない。
膜厚は80人から160人の範囲が好ましい範囲である
が勿論所期の目標性能を満足できる系として最適化すれ
ばよいのであって、これに限定されるものではない。
4は潤滑剤で、真空蒸着法、溶液塗布法等で配された、
0.4〜BC”f/d〕のバーフlレオロポリエーテル
、パーフルオロカルボン酸、シリコーンオイル、脂肪酸
、脂肪酸アミド等から成るものである。
6はバックコート層で公知技術を適用して構成すればよ
いし、ディスク状として実施する場合は不要である。
以下、本発明について更に具体的に比較例との対比で説
明する。
厚み10μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(
表面粗さ30人)上に直径1ooへのS iO2微粒子
を1oOケ/(μm ) 2 配した下塗り層を構成し
、直径1mの円筒キャンに沿わせて、Co −Ni (
Co : 80 wt q6 )を最小入射角46度。
酸素分圧s x 10  (Torr)で電子ビーム蒸
着し、0.16μmのCo −N i−○膜を形成し、
その上に、多孔質の硬質膜を形成し、バックコート層0
.4μmと潤滑層を配し8ミリテープとした。多孔質硬
質膜を形成する方法として、カソードを4ヶ配し、夫4
に直径201の円筒キャンを対向配設し、スパッタリン
グ膜を4回積層とする方法を用いた。尚多孔質化するた
め、AtO工膜(、=1.1〜1.35)の場合は、A
tカソードを用い、放電ガスとしてKrとOを混合しく
Kr:02=10:1〜6 : 1)Atのレイトを調
整し、硬質炭素膜の場合は、グラファイトをターゲット
としAr +H2で放電ガスを構成し、スパッタ蒸着を
行い、o2ガスを用い、高速でスパッタエツチングし、
それを4回くシ返すことで多孔質の条件を変えた。媒体
の主要構成条件と、特性評価結果を第1表に示した。特
性は改造した8ミリビデオにより、ハイバンド仕様、L
Pモードで7 (MHz )のC/Nを比較したもので
ある。尚多孔質の度合は、比較例を1とし、C○2ガス
の吸着を計測し、吸着面積の倍率で表わした。
第1表より明らかなように、テープ1〜8の実施例は、
比較例である9〜12に比し、C/Nの低下も少なく、
初期のC/Nも良いことからくり返し使用での実際に生
じるC/Nの差は大きいものである。
〔実施例−2〕 本実施例では、更にスペーシング損失の改良をおし進め
た構成に関するもので、耐久性とC/Nをより改善する
こと全目的とした磁気記録媒体について説明する。
第2図は、本発明の実施例の磁気記録媒体の要部拡大断
面図である。第2図で6は柱状微粒子で、強磁性金属薄
膜を構成するもので、7は多孔質酸化膜部分で8は通常
の酸化膜で、9は多孔質の硬質膜で10は潤滑剤である
。6は、Co −0、C。
−Ni −0、Co −Cr −0、Co −Ru −
0。
Co−Nb−○、 Co −V −0、Co−B −0
Co−W−0等を構成元素とするもので、蒸着中に酸素
を導入して、柱状微粒子の表面全体が酸化膜でおおわれ
たものは勿論のこと、蒸着後表面酸化したものも含まれ
る。
尚膜の表面側の酸化層を多孔質にするには、電子ビーム
蒸着法、イオンブレーティング法、スパッタリング法等
で製膜する場合、表面側になる位置近くからガス導入す
るようにし、且つ酸素ガスと共にXe、Kr 等の原子
又はイオンを照射し、製膜後真空中で加熱し、Xe、K
r等を放出させる方法がよい。酸化層の厚みは、耐久性
とスペーシング損失の兼ねあいから50人から150人
の範囲とするのが好ましい。又多孔質の目安はvoeチ
で20〜40チの範囲が好ましい。9.10は実施例−
1で述べたものから適宜選択すればよい。
以下、更に具体的に本発明の実施例について比較例との
対比で説明する。
厚み10μmoポリエチレンテレフタレートフィルム上
に直径7o入のSio2微粒子を100ケ/(μm )
 2配し、その上に直径1mの円筒キャン(キャン温度
eo’c )に沿わせて、最小入射角66度、酸素分圧
を1×10−5〜9X10−5(Torr)の範囲でC
o −Ni (Co : 80 wt % )を0.2
fim電子ビーム蒸着した。表面酸化層形成部にKrイ
オンを3 KeV 〜10KeV 、 20〜260 
(μA/Tr?)の範囲で条件を選んで照射を蒸着と同
時過程で行い、その直後に140t’で真空加熱し、表
面部の酸化層を多孔質化しその上に多孔質化した硬質膜
を配し、潤滑剤を配し、0.4μmのバンクコート層を
配し、8ミリテープとした。夫々のテープの主な構成要
件と、8ミリビデオで7 (MHz )LPモードのC
/Nと、PCMエラー率でみた耐久性の比較結果を第2
表にまとめて示した。
第2表より、表面酸化層を多孔質化し、かつ硬質膜を多
孔質化することで、トータルの非磁性層を薄くできるの
でスペーシング損失を改良できることがわかる。又、こ
こに示した比1咬例(9゜10.11)では、耐久性に
ついても劣り、耐久性を改善すると、C/N差はこの表
以上に開くことから本発明の有価値性が明らかである。
〔実施例−3〕 実施例−1,実施例−2で述べた構成により、本発明の
目的である耐久性とC/Nをバランスよく改善すること
は果すことができたことは具体例から明らかである。こ
れらは基本的に多孔質による構造上からの膨強化をベー
スにしているもので、通常の実使用であれば全く問題な
いが、市販のMPテープ等でも保存上問題になる腐食性
の強い環境での保存性が十分でないことがある。本実施
例は耐久性、C/Nを殆んど変化させずに、保存性を更
に改善することの出来る構成を示すものである。
本発明は、第1図、第2図に示した磁気記録媒体で多孔
質の硬質膜3,9と、潤滑剤4,1Qの間に、プラズマ
重合膜を配するようにしだものである。プラズマ重合膜
は、3人から20への範囲が好ましい。3八以下では保
存が改善されないのと、2Q八以上では、かえって耐久
性が低下し、目づまりを起こしたり、スペーシングが増
えて、C/Nが低下するからである。但しこの範囲は、
用いるモノマーガスやプラズマ重合条件により、多少は
変えてもよいのは勿論であり、通常行われる磁気記録媒
体の諸特性のバランヌ調整範囲で動かすのは構わない。
用いることの出来るモノマーガスは、例えばC2F4.
C2H2F、C2H2F2.C2F6IC4F8゜CF
3N0等のふっ素含有化合物、メチルアミン。
ジメチルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、
トリーn−プロピルアミン、ラウリンアミン、アニリン
等の有機アミン化合物、トリメチルクロロ7ラン、テト
ラメトキシシラン、トリメトキシンラン、メチルジクロ
ロシラン及ヒコレラノ加水分解縮合物としてのオルガノ
シロキサン等の有機ケイ素化合物、エチレン、プロピレ
ン、アセチレン、塩化ビニル、アクリル酸、シクロヘキ
サノール。ナフタリン等の有機不飽和化合物、テトラメ
チルシクロジシラザン、ヘキサメチルシクロトリシラザ
ン、オクタメチルシクロテトラシラザン等のシラザン化
合物等でこれらのガス単独又は複合、又は他のガス(キ
ャリアーガス、例えばAr、N2.N2,02等)との
混合ガス中でグロー放電を行い、その励起モノマーから
誘導される重合膜を用いるのである。
本発明は上記した構成により、プラズマ重合膜が多孔質
の硬質酸化膜と機械的に強固に組み合わされると共に、
プラズマ重合膜のもつ連続性で、腐食性ガスの侵入率を
小さくし、保存特性と耐久性の改善がなされる。又プラ
ズマ重合膜は薄いので硬質膜の多孔性も残るので潤滑剤
の保持性は殆んど変らないし、スペーシング損失増加も
なくC/Nも維持できることになる。以下、更に具体的
な実施例について比較例との対比で説明する。
実施例−1のテープ4の構成で、硬質膜と潤滑剤の間に
プラズマ重合膜を配した以外は同一のテープを試作した
。プラズマ重合膜の出発物質のモ厚10人)、エタノー
ルアミンを用いたものを30(膜厚18人)、アミノア
セタールヲ用いたものf 3 D (膜厚3人)、アリ
ルトリエトキシシランを用いたものを3E(膜厚11人
)、ビニ)vメチルジクロロシランを用いたものを5F
(fl厚16人)、フタル酸を用いたものをsG(膜厚
2OA)へキサメチルジシラザンを用いたものを3H(
膜厚4人)として試作した。
又実施例−1のテープ8の構成で、硬質膜と潤滑剤の間
に、プラズマ重合膜を配した群も試作した。モ/ −’
;’−カストシて、ヘキサメチルシクロトリシラザンを
用いたものを3I(膜厚13人)。
CF3Noを用いたものを31(膜厚7人)カプロンア
ミドを用いたものを3K(膜J75人)として試作した
更に実施例−2のテープ五4の構成で同じく、プラズマ
重合膜を配した群を試作した。プラズマ重合に用いたモ
ノマーガスで、C2F6を用いたものを3L(膜厚11
人)、ジェタノールアミンを用いたものを3M(膜厚4
人)、トリメチルメトキンシランを用いたものをsN(
膜厚18人)として試作し、実施例−2のテープA8の
構成で、七ツマーガスとして、C2H2F2を用いたも
のを30(膜厚9人)、エチレンイミンを用いたもの3
P(Ilifi1s人)、テトラメチルンクロジンラザ
ンを用いたものを30(膜厚3人)として試作した。
夫々のテープを実施例−1で述べたと同様の評価に加え
て保存後のメチル特性を比較した。メチル時間は、出力
が3dB低下する時間で示した。
メチルを測定した環境は20℃To%RHである。
結果を第3表にまとめて示した。(メチルは夫々3回測
定し最小時間で示した。) 第3表より明らかなように本発明の構成のものは型持(
C/N ) 、耐久性がバランスとれている上、更にプ
ラズマ重合膜の作用で、保存後の耐久性も向上している
ことがわかる。
〔実施例−4〕 本発明の課題を解決する別の手段は、これまでのべた潤
滑剤に樹脂粒子を分散させることである。
樹脂粒子を分散させた潤滑剤は、多孔質の硬質膜を薄く
することができC/Nを改善できるのと、樹脂粒子がク
ツションになって働くので、硬質膜に欠陥があってもそ
こをきっかけにして破損することが殆んどないため、よ
りスチル耐久性の信頼度が改善できるものである。潤滑
剤中に分散させることのできる樹脂粒子は、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリル酸エヌテル、ポリウレタン、ポリイ
ソプレン、アクリロ・ニトリル・ブタジェン共重合体、
スチレン・ブタジェン共重合体、ポリスチレン、ポリ塩
化ビニル、ポリメチルメタクリレート。
ポリアクリロニトリル、ポリサルフオン、ポリアミドイ
ミド、ポリイミド等の球状のものが好ましい。粒子径は
5o八へ300人で平均的な分散密度は0.06〜10
ケ/(μm)が好ましい。
以下、更に具体的な実施例について説明する。
厚み10μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に高さ80人のミミズ状隆起層を配し、その上に実施例
−1,実施例−2の蒸Rを行い、潤滑剤を配する前まで
の加工を、実施例−1,2゜3群より選んだ条件で行っ
たものを準備し、樹脂粒子を分散させた潤滑剤を配し、
バックコート層を配し、夫々8ミリテープとした。テー
プの構成要件と、8ミリデツキを用い(EV−Aaoo
ソニー(製))たスチル特性を第4表に示した。スチル
特性は出力が3(dB)低下するまでの時間で、測定は
10回行い、平均値を最短、最長時間で整理した。測定
環境は3°C8%RHである。
第4表より明らかなように、樹脂粒子をl閏滑剤分赦さ
せることで、スチル耐久性は安定することがわかる。
実施例−1,実施例−2について代表例をテープ14.
15で示したが、メチル耐久性がやや劣るのと、バラツ
キも大きくなる。しかしそのレベルは市販のビデオマシ
ンはメチル解除が6〜10分の範囲で動作するので実用
上全く問題にはならない。従って、ここでのべた本発明
の実施は、業務用途や1/2 インチ系のインタフェー
ス条件の厳しい系で特徴が生かせるものと考えられるも
のでちる。
ちなみにC/Nの低下は測定誤差内で殆んどみらルない
ことから本発明の有価値性は大きい。
尚C/Nはテープ14で、第1表−8のテープより更に
0.6高いが、これは、ベースフィルム上に突起を配し
たものと、ミミズ状隆起層を配したものの差で、その分
スチル持性が実用水準にはあるが低目となっているので
ある。
樹脂粒子は、ミミズ状隆起層の間の谷の部分に落ちてコ
ロとして作用するので、良好なC/Nが得られているの
である。
〔実施例−5〕 課題を解決する別の手段は、強磁性金属薄膜上に、不連
続のA7.Pb、Cu、Ag、Au、Pd、Pt。
Rh、Irより選ばれた1柿の薄膜を配してから、多孔
質硬質膜を配するようにしたものである。本発明の磁気
記録媒体はこの様な構成にょシ、多孔質硬質膜にかかる
応力で弱点部が欠落する現象を防止し、より耐久信頼性
をあげることができるものである。本発明は高分子フィ
ルム」ユに微粒子塗布層を配したものでもよいが、超平
滑フィルムの上に強磁性金属薄膜を配したものでも、上
記した不連続薄1摸の形成する凹凸により、多孔質硬質
膜にも凹凸ができ、それにより耐久性を確保できるので
、C/Nをより高めることが可能である。
上記した構成では多孔質硬質膜突起にかかる応力がAt
他の材料のもつ物性の原子レベルでのスベリ性の良さで
吸収されることで応力集中による膜破壊がなく耐久性が
よくなるのである。第3図は本発明の一実施例の拡大断
面図である。第3図で11は高分子フィルムでポリエチ
レンテレフタレートをはじめ、実施例−1でのべたいず
れのフィルムでもよいが、フィラーを含まない超平滑フ
ィルムが好ましい。或いは100Å以下、更に好ましく
は60Å以下のミミズ状等の凹凸があってもよいし、C
/Nに余裕があればこれまでのべたものと同じような微
粒子塗布層を配したものでもよいし、フィラーを添加し
た高分子フィルムであってもよいのは当然である。12
は強磁性金属薄膜で、表面酸化層が多孔質であるものは
部分酸化膜の時はより望ましいものである。13は、A
t。
Pb、Cu、Ag、Au、Pd、Pt、Rh、Ir よ
り選ばれた1種の不連続膜で、スパッタ法、イオンブレ
ーティング法、電子ビーム蒸着法のいずれかの方法で形
成したものが付着強度と不連続性の保てる厚みが小さく
できることから望ましい。14は多孔質硬質膜で、16
は潤滑剤である。既にのべたように、14と15の間に
極めて薄いプラズマ重合膜を配したシ、潤滑剤に樹脂粒
子を分散させることはこれまでのべたと同じような改善
が本構成に於いてももたらされるのは勿論である。
以下更に最も高いC/Nが得られる系で、どの程度の耐
久性が得られるかを比較例との対比で具体的に説明する
厚み10μmでフィラーを含まないポリエチレンテレフ
タレートフィルム(最大粗さ40A)上に、直径1mの
円筒キャンに沿わせて、実施例−2でのべた条件範囲内
で、最小入射角66度で、表面酸化層厚が60入で多孔
質塵が24 (vot%)ノ部分酸化Co−NL(Co
: 80wt%)膜を1000人ずつ、2層にして20
00へのCo−NL−0膜を配し、その上にスパッタリ
ング法で、Al他の不連続膜を形成した。(不連続性は
、膜の被ふぐ率で示した。)その上に、ヌープ硬度26
00(K9/mj ) 、多孔質塵s 3 (vot%
 )(D硬質R素膜5o入を配し、更に化ツマーガスと
して04F8を用いたプラズマ重合膜を6人配し、7オ
ングリンZ−25を2.8(岬/ゴ)配し、バックコー
ト層0.4μmを配して8ミリテープとした。
夫々のテープの条件と、8ミリビデオで評価した結果を
第5表に示した。スチル特性は、第4表に示したのと同
じ条件での比較である。第6表でC/Hのリファレンス
テープは第4表のテープ16である。
く第5表〉 第6表より、スチル特性は、第4表で得られているもの
に比べると劣るが、実用水準にあるのと、バラツキがな
い。C/Nは2(dB)以上良いことから、C/Nが必
要な時には本構成の媒体は好ましい。上表より、Al、
 Aq等のスベリ特性だけでは改良ができないのはテー
プ3,6,14.15の比較よりはつきシしていて、不
連続膜のもつ形状効果は極めて重要である。
発明の効果 以上のべたように、本発明によれば、耐久性を維持しな
からC/Nを改善でき、その効果は短波長記録になる程
顕著となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本発明の実施例の磁気記録媒
体の拡大断面図である。 1,11・・・・・・高分子フィルム、2,12・・・
・・・強磁性金属薄膜、3,9,14・・・・・・多孔
質硬質膜、4.10.15・・・・・・潤滑剤、6・・
・・・・柱状微粒子、7・・・・・・多孔質酸化膜。 代理人の氏名 弁理士 粟 野 重 孝 ほか1名i−
−ル6%)アイ11ム 2−J!硝+’ItA簿躾 C−・社林丼社) 7−−−オ′FL)咋1シ瞥fと片饗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強磁性金属薄膜上に多孔質の硬質膜を配し潤滑剤
    を配したことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. (2)強磁性金属薄膜の表面酸化層が多孔質であること
    を特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. (3)多孔質の硬質膜上にプラズマ重合膜を介して潤滑
    剤を配したことを特徴とする請求項1または2記載の磁
    気記録媒体。
  4. (4)潤滑剤が樹脂粒子を分散させたものであることを
    特徴とする請求項1、2または3記載の磁気記録媒体。
  5. (5)強磁性金属薄膜上に不連続のAl、Pb、Cu、
    Ag、Au、Pd、Pt、Rh、Irより選ばれた1種
    の薄膜を配したことを特徴とする請求項1、2、3また
    は4記載の磁気記録媒体。
JP10492989A 1989-04-25 1989-04-25 磁気記録媒体 Pending JPH02282922A (ja)

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JP10492989A JPH02282922A (ja) 1989-04-25 1989-04-25 磁気記録媒体

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JP10492989A JPH02282922A (ja) 1989-04-25 1989-04-25 磁気記録媒体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0695627A1 (en) * 1994-08-02 1996-02-07 DAYCO PTI S.p.A. Device for transmitting motion with a reduced noisiness and belts suitable for the purpose

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63285723A (ja) * 1987-05-19 1988-11-22 Seiko Epson Corp 磁気ディスク
JPH0210518A (ja) * 1988-06-29 1990-01-16 Hitachi Ltd 磁気記録媒体及び磁気記録装置

Patent Citations (2)

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