JPH0228203A - ポリ酢酸ビニル系エマルジョン組成物 - Google Patents

ポリ酢酸ビニル系エマルジョン組成物

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JPH0228203A
JPH0228203A JP17489988A JP17489988A JPH0228203A JP H0228203 A JPH0228203 A JP H0228203A JP 17489988 A JP17489988 A JP 17489988A JP 17489988 A JP17489988 A JP 17489988A JP H0228203 A JPH0228203 A JP H0228203A
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JP
Japan
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vinyl acetate
emulsion
polyvinyl alcohol
protective colloid
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP17489988A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakatani
博 中谷
Akira Terada
寺田 昭
Minoru Yoshimoto
稔 吉本
Fumitoshi Tsukiyama
文俊 築山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、その皮膜のさI水性、耐熱水性が優れ、かつ
粘度の温度依存性が小さいポリ酢酸ビニル系エマルジョ
ン組成物に関し、各種接着剤、塗料、紙又は繊維加工な
どの分野で有用なものである。
(従来の技術) ポリ酢酸ビニル系エマルジョンは、その優れた接着性、
製造の容易性、良好な作業性などにより各種接着剤、塗
料ベース、紙又は繊維加工等に広く用いられているが、
皮膜の耐水性、耐熱水性が悪く、又エマルジョン粘度の
温度依存性が大きいという欠点を有している。
これは一般に保護コロイドとして使用される完全けん化
ポリビニルアルコール及び部分けん化ポリビニルアルコ
ールの性質に基づくものである。
すなわち前者(けん化度98〜99.5モル%)を使用
した場合には、比較的耐水性が良好な反面低温時のエマ
ルジョン粘度の上昇が著しくゲル化を起こしやすい欠点
がある。他方後者(けん化度86〜90モル%)を使用
した場合はエマルジョンの低温時の粘度上昇及びゲル化
は改善されるが、皮膜の耐水性、耐熱水性が劣るという
欠点がある。
これらの欠点を改良するために、両者の中間的なげん化
度のポリビニルアルコールの使用や、水溶性高分子化合
物と不飽和カルボン酸との水溶液の併用、尿素樹脂との
混和、架橋剤の使用等が行われているが、皮膜の耐水性
、耐熱水性が不充分でエマルジョン粘度の温度依存性が
大きい等の性能上の欠点があり、また使用時の作業性に
関しても充分満足すべき結果は得られていない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、前記した従来型ポリ酢酸ビニル系エマルジョ
ンの有する欠点を解消した、すなわち皮膜の耐水性、耐
熱水性に優れ、かつエマルジョン粘度の温度依存性が小
さいポリ酢酸ビニル系エマルジョン組成物を提供するも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記従来型ポリ酢酸ビニル系エマルジョ
ンの欠点を克服するために鋭意検討努力した結果、単量
体として酢酸ビニルの一部に不飽和カルボン酸を添加し
たもの及び、特定の保護コロイドを使用することによっ
て、皮膜の耐水性、耐熱水性が完全けん化ポリビニルア
ルコール系エマルジョンより優れ、かつエマルジョン粘
度の温度依存性が部分けん化ポリビニルアルコール系エ
マルジョンと同程度に小さいポリ酢酸ビニル系エマルジ
ョンを得る事が出来る新規な重合方法を確立し、本発明
を完成するに至った。
すなわち、本発明は酢酸ビニルモノマー単独、または酢
酸ビニル七ツマ−とこれに共重合性のコモノマーとの混
合物を単量体含量の80〜99.8重量%と不飽和カル
ボン酸を単量体全量の0.2〜20重量%を炭素数2〜
14のアルキル基とカルボキシル基を有するポリビニル
アルコールを保護コロイドとして反応系当り0.1〜1
0重量%存在下に乳化重合させて得られるポリ酢酸ビニ
ル系エマルジョン組成物である。
(作 用) 本発明において、単量体として酢酸ビニル単独を単量体
全量の80〜99.8重量%、または酢酸ビニル七ツマ
−にエチレン、アクリル酸エステル、プロピオン酸ビニ
ル等を0〜30重斌%混合したコモノマーの単量体全量
の80〜99.8重量%とする本発明に用いられる不飽
和カルボン酸としては、アクリル酸、メタアクリル酸、
マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸、ビニルスルホン
酸等があげられ、その含有量は単量体全量の0.2〜2
0重量%である。0.2重量%未満では目標とする耐水
性が得られず、20重量%以上では酢酸ビニルとの共重
合性が悪くなり好ましくない。又必要に応じて重合中、
あるいは重合が終了してから、ジブチルフタレート等の
可塑剤を添加しても差しつかえない。
本発明に用いられる保護コロイドとしては、アルキル基
(C=2〜14)とカルボキシル基を含むポリビニルア
ルコール、あるいはそれを主体とし、完全けん化ポリビ
ニルアルコール、部分けん化ポリビニルアルコール、デ
ンプン、ポリアクリルアミド、ヒドロキシエチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースの様な繊維素誘導体
の水溶性高分子化合物をエマルジョン系に対し0〜5重
量%併用し保護コロイドの全量はエマルジョン系に対し
0.1〜10重量%、さらに好ましくは2〜7重量%で
ある。この場合、0.1重量%未満では保護コロイド効
果が乏しく、また、エマルジョンの安定性も悪くなる。
10重量%以とでは初期の重合性が悪くなり好ましくな
い。ただしノニオン乳化剤。
アニオン乳化剤のどちらか一方もしくは両方の乳化剤を
併用すればこの限りではない。
(実施例) 以下に本発明の実施例について説明する。
(実施例1) かくはん機、還流冷却器、温度計、滴下ロートを装着し
たフラスコに、アルキル基(C=2〜14)とカルボキ
シル基を含むポリビニルアルコールの10%水溶液40
0gと水100g及び酢酸ソーダの10%水溶液2.5
gを入れ、外温を75℃とし、内温が70℃に達したの
を確認後、30%過酸化水素2.5g、 10%の酒石
酸水溶液10gを加え、直ちに酢酸ビニル400gとア
クリル酸5gを混ぜたモノマーを4時間で滴下する。又
、30%過酸化水素2.5gに水を加え全量を50gと
した水溶液を同時に4時間で滴下する。
なおこの時内温が80〜85℃になる様、外温をコント
ロールする。滴下終了後は、内温を80〜85℃に保ち
1時間熟成を行い、熟成終了後冷却し内温か40℃以下
を確認し、ジブチルフタレート50gを添加しエマルジ
ョンを得た。
(実施例2) 保護コロイドをアルキル基(C=2〜14)とカルボキ
シル基を含むポリビニルアルコールの10%水溶液20
0gと通常の重合度1400の部分けん化ポリビニルア
ルコールの10%水溶液200gに代えたほかは実施例
1と同様に添加、操作しエマルジョンを得た。
(実施例3) 単量体を酢酸ビニル385g、アクリル酸20gに代え
たほかは実施例1と同様に添加、操作しエマルジョンを
得た。
(実施例4) 単量体を酢酸ビニル300g、プロピオン酸ビニルl 
oog、アクリル酸5gに代えたほかは実施例1と同様
に添加・操作しエマルジョンを得た。
(実施例5) 単量体を酢酸ビニル300g、アクリル酸ブチル100
g、アクリル酸5gにアルキル基(C=2〜14)とカ
ルボキシル基を含むポリビニルアルコールの10%水溶
液を270g、水200 gに代えたほかは実施例1と
同様に添加、操作しエマルジョンを得た。
(実施例6) 単量体を酢酸ビニル300g、アクリル酸エチル100
g、アクリル酸5gにアルキル基(C=2〜14)とカ
ルボキシル基を含むポリビニルアルコールの10%水溶
液を270g、水200gに代えたほかは実施例1と同
様に添加、操作しエマルジョンを得た。
(比較例) 以下に比較例について説明する。
(比較例1) 保護コロイドを通常の重合度1400の部分けん化ポリ
ビニルアルコール(けん化度88%)の10%水溶液4
00gに又単量体を酢酸ビニル405gに代えたほかは
実施例1と同様に添加、操作しエマルジョンを得た。
(比較例2) 単量体を、酢酸ビニル305g、プロピオン酸ビニル1
00gに代えたほかは比較例1と同様に添加、操作しエ
マルジョンを得た。
(比較例3) 単量体を酢酸ビニル305g、アクリル酸ブチル100
gに、通常の重合度1400の部分けん化ポリビニルア
ルコール(けん化度88%)の10%水溶液を270g
、水200gに代えたほかは比較例1と同様に添加、操
作しエマルジョンを得た。
(比較例4) 保護コロイドを通常の重合度1700の完全けん化ポリ
ビニルアルコールの10%水溶液400gに代えたほか
は比較例1と同様に添加、操作しエマルジョンを得た。
この様にして得たエマルジョンの物性、性能を評価した
ところ、結果は第1表に示す通りであった。
貼合条件 原紙Bライナー、塗布量Vet40g/ r
rL、乾燥25℃65%R1(下24時間 試験片 3c+++X3cn各5片 評  価 耐水性(20℃水中)、耐熱水性(煮沸水中
)に各時間浸漬後はく離し、その状 態を見た。
(発明の効果) 本発明による新規なポリ酢酸ビニル系エマルジョンの組
成物は、皮膜の耐水性、対熱水性が従来の完全けん化ポ
リビニルアルコールを保護コロイドとしたポリ酢酸ビニ
ル系エマルジョンより大幅に優れ、かつエマルジョン粘
度の温度依存性が従来の部分けん化ポリビニルアルコー
ルを保護コロイドとしたポリ酢酸ビニル系エマルジョン
と同様に小さく、又、安定性においてはそれ以上に優れ
たポリ酢酸ビニル系エマルジョンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  酢酸ビニルモノマー単独または酢酸ビニルモノマーと
    、共重合性のコモノマーとの混合物80〜99.8%と
    不飽和カルボン酸0.2〜20重量%よりなる単量体を
    、炭素数2〜14のアルキル基とカルボキシル基を有す
    るポリビニルアルコールを保護コロイドとして反応系当
    り0.1〜10重量%存在下に乳化共重合させて得られ
    るポリ酢酸ビニル系エマルジョン組成物。
JP17489988A 1988-07-15 1988-07-15 ポリ酢酸ビニル系エマルジョン組成物 Pending JPH0228203A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5830934A (en) * 1995-10-27 1998-11-03 Reichhold Chemicals, Inc. Colloidally stabilized emulsion polymer
WO2001016246A3 (de) * 1999-09-02 2001-09-07 Wacker Chemie Gmbh Verwendung von polyvinylalkohol-stabilisierten polyvinylacetat-klebemitteln zur verleimung von holzspanplatten
US6599638B1 (en) 1999-09-10 2003-07-29 Dow Reichhold Specialty Latex Llc Colloidally stabilized emulsions

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