JPH02281811A - ディジタルフィルタ処理装置 - Google Patents

ディジタルフィルタ処理装置

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JPH02281811A
JPH02281811A JP1102184A JP10218489A JPH02281811A JP H02281811 A JPH02281811 A JP H02281811A JP 1102184 A JP1102184 A JP 1102184A JP 10218489 A JP10218489 A JP 10218489A JP H02281811 A JPH02281811 A JP H02281811A
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河田 哲郎
Takayoshi Hashimoto
橋本 栄利
Nobuaki Miyagawa
宣明 宮川
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/06Non-recursive filters

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、乗算器、加算器等を用いることにより、信号
データに対してディジタルフィルタ処理をするディジタ
ルフィルタ処理装置に関するものである。
【従来の技術】
第2図に、従来のディジタルフィルタ処理装置を示す、
これは、5個のタップを持つ1次元ディジタルフィルタ
処理装置を例にとって示したものである。このような装
置は、しばしば、LSI化(LSI・・・大規模集積回
路装置)されている。 第2図ににおいて、1−1から1−4は遅延回路、2−
1から2−5は係数レジスタ、3−1から3−5は乗算
器、4は加算器、5はCPUインターフエース(CPU
・・・中央演算処理装置)、6は入力端子、7は出力端
子である。 入力端子6より入力された信号データは、クロッ信号(
図示せず)に同期しつつ、遅延回路1−1から1−4へ
と、順次遅延されて送られる。同時に、乗算器3−1か
ら3−5のうちの対応する乗算器へも送られる0例えば
、遅延回路1−1の出力は、遅延回路1−2へ送られる
と同時に、対応する乗算器であるところの乗算器3−2
へも送られる。 従って、成る信号データが入力端子6に人力された時、
4クロツク前に入力された信号データが遅延回路1−4
から出力される。そして、その時には、4クロツク前ま
でに入力されたところの合計5つの信号データが、−斉
に乗算器11〜3−5に入力される。 係数レジスタ2−1〜2−5には、ディジタルフィルタ
処理のために乗ずべき係数データを、格納しておく。係
数データは、例えば、CPUからCPUインターフェー
ス5を経て与えるようにすることか出来る。各係数デー
タは、図示するように対応する乗算器に送られ、信号デ
ータに乗ぜられる。 乗算器3−1〜3−5の乗算結果は、加算器4にて加算
される。加算器4の出力がフィルタ出力として出力端子
7より取り出される。 遅延回路1−1−1−4が設けられているのは、加算器
4で加算を行うに際し、5つの信号データに関する乗算
結果が、同じタイミングで加算器4に入力されるように
するためである。同じタイミングで入力されて来ないと
、加算することが出来ない。 なお、ディジタルフィルタ処理装置に関する文献として
は、例えば、「ビデオ用高速CMOSディジタルフィル
タLSIJ  (国分秀樹外5名、電気通信学会研究報
告書、5SD86−44)がある。
【発明が解決しようとする課題】
(問題点) 前記した従来技術には、次のような問題点があった。 第1の問題点は、係数レジスタに設定される係数データ
の量子化誤差(後で説明する)が大きく、それがフィル
タ演算処理過程において増幅、累積され、フィルタ出力
の誤差も大きくなってしまうという点である。 第2の問題点は、フィルタ出力の小数点位置が、係数デ
ータの小数点位置に応じて固定的に定まってしまうため
、フィルタ出力のダイナミックレンジ(表現可能な数値
の範囲)も、それによって決められてしまうという点で
ある。 (問題点の説明) (1)先ず、第1の問題点について説明する。 理想的なフィルタ処理をするために必要とされる係数デ
ータの値を表そうとすると、無限長のビットを要する。 しかし、係数データを格納する係数レジスタ2−1等は
、同じ長さの所定のビット(固定長ビット)シカζ有し
ていない、従って、係数データを格納するに当たっては
、無限長ビットのうち、最上位ビットから数えて該固定
長ビット分だけを切り取った形にせざるを得ない、この
ようにすることが、係数データの量子化である。 量子化された結果、該固定長ビット目より下位にあるビ
ットで表されていた値は、切り捨てられてしまう、切り
捨てられた値は、係数データが前記のようにして格納さ
れたことにより生ずる誤差(即ち、係数データの量子化
による誤差)ということになる。 具体例を上げて説明する。 第3図は、係数レジスタへの係数データの設定の仕方を
説明する図である。 第3図(イ)は、設定したい係数データの値を示してい
る。係数データA1は係数レジスタ21に設定したい値
であり、係数データAtは係数レジスタ2−2に設定し
たい値である。係数データA1は小数点以下8ビツトま
で、係数データA8は小数点以下llビットまでしか書
いてはないが、その後に0が無限に続くと考えることも
出来一方、係数データを格納する係数レジスタ2−1等
のビットが8ビツトとされていると、格納されるのは、
第3図(ロ)の実線で囲まれたビットとなる。即ち、小
数点以下第1位のビットから格納すると、係数データA
1は(イ)に記したビットが全て格納されるが、係数デ
ータA!の方は、小数点以下第9〜11ビツトのrl 
l IJは、切り捨てられる。これが、誤差となる。 この誤差は、乗算器3−1での乗算により増幅され、加
算器4での加算により、他の乗算器から出て来た誤差に
累積される。そのため、出力端子7より得られるフィル
タ出力は、誤差を含むものとなる。 (2)次に、第2の問題点について説明する。 入力される信号データが整数値であるとすれば、乗算器
3−1の出力である乗算結果の少数点位置は、係数レジ
スタ2−1に格納されている係数データの小数点位置に
対応して決まる。他の乗算器における乗算結果について
も、同様である。 即ち、係数データの小数点位置が最下位ビットより数え
てNビット目の左であるとすると、乗算結果の小数点位
置も最下位ビットより数えてNビット目の左になる。 加算器4では、上記のようにして小数点位置が決められ
たちの同士を加算するから、その結果得られるフィルタ
出力の小数点位置も、自ずと係数データの小数点位置に
よって固定的に決められたものとなる。 このことは、フィルタ出力の値として、どの位の大きさ
の値まで表すことが出来るかという、いわゆるダイナミ
ックレンジが、係数データの小数点位置によって自ずと
決められてしまうということを意味している。 具体例を上げて説明する。 第5図は、小数点位置によりダイナミックレンジが異な
ることを説明するための図である。図中の4角形の1つ
1つは、1つのビットを表している。第5図では、フィ
ルタ出力として10ビツトの値が得られるものと仮定し
ている。 第5図(イ)は最下位ビットより4ビツト目の左に小数
点位置がある場合を示し、第5図(ロ)は最下位ビット
より6ビツト目の左に小数点位置がある場合を示してい
る。2つの場合を比較すると、(イ)の場合は小数点よ
り上位に6ビツトあるのに対し、(ロ)の場合は小数点
より上位に4ビツトしかないから、表せる数値は、(イ
)の方が小さい、即ち、(イ)の方が、ダイナミックレ
ンジが狭い。 フィルタの周波数帯域や使用する係数データの値によっ
ては、所望されるダイナミックレンジが異なるが、従来
は、前記の如く係数データの小数点位置によってダイナ
ミックレンジが決められてしまうので、所望のダイナミ
ックレンジが得られない場合があった。 本発明は、以上のような問題点を解決することを課題と
するものである。
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明では、信号データと係
数データとを乗する乗算器を複数個と、各乗算器より得
られた乗算結果を加算する加算器とを少なくとも具えた
ディジタルフィルタ処理装置において、最初の有効桁が
先頭になるよう係数データの桁をシフトして格納する係
数レジスタと、該係数レジスタに対応して設けられ且つ
前記シフトの世と同じシフト量を設定するシフト量レジ
スタと、前記乗算器の出力の桁を該シフト量レジスタに
設定されたシフト量だけ前記シフトとは逆方向にシフト
するバレルシフタとを有せしめることとした。 また、第2のシフト量が設定される第2のシフト量レジ
スタと、加算器の出力の桁を該第2のシフト量だけシフ
トする第2のバレルシフタとを、更に有せしめることも
出来る。
【作 用】
前記のように構成されたディジタルフィルタ処理装置は
、次のような作用をする。 係数レジスタには、最初の有効桁が先頭になるよう係数
データの桁をシフトして格納するので、有効桁でない桁
を格納して係数レジスタのビットを無駄に費やすことが
なくなると共に、有効桁がより多く格納されることにな
る。そのため、この係数データを用いて行う乗算の精度
を、従来より向上させることが可能となる。即ち、係数
データの量子化誤差の影響を小さくする作用をする。 シフト蓋レジスタとバレルシフタとは、乗算器の乗算結
果を、係数レジスタに係数データを設定する際に行われ
たシフト分だけシフトし戻し、乗算結果を正しい値にす
る作用をする。 また、第2のシフト量レジスタと第2のバレルシフタと
を更に設け、シフトしたい加算結果の桁数を第2のシフ
ト量レジスタに設定し、第2のバレルシフタでその桁数
だけのシフトを実行することにより、加算結果のダイナ
ミックレンジを変えることが出来る。加算結果がフィル
タ出力とされるから、結局、フィルタ出力のダイナミッ
クレンジを、任意に変え得るという作用をすることにな
る。 ディジクルフィルタ処理に使用する係数データの値や、
ディジタルフィルタ処理をする周波数帯域によっては、
フィルタ出力として異なるダイナミックレンジが要求さ
れるが、その要求に対応することが可能となる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。 第1図に、本発明の実施例にかかわるディジタルフィル
タ処理装置を示す、これは、第2図と同様、5個のタッ
プを持つ1次元ディジタルフィルタ処理装置の場合を例
に取ったものである。符号は、第2図のものに対応して
いる。そして、8−1から8−5はシフト量レジスタ、
9−1から9−5はバレルシフタ、10はシフト量レジ
スタ、11はバレルシフタ、12は丸め処理回路である
。 (A)全体の動作概要 人力端子6から人力された信号データは、遅延回路1−
1−1−4により、順次遅延される。入力端子6から人
力された信号データおよび遅延回路1−1〜1−4の出
力は、それぞれ乗算器3−1〜3−5において、係数レ
ジスタ2−1〜2−5に設定された係数データと乗ぜら
れる。 係数データは、外部CPUからCPUインターフェース
5を経て設定されるが、その際、最初の有効桁以降を設
定する0例えば、係数レジスタに小数点以下第1ビツト
目から格納しようとしている場合、小数点以下3ビツト
目に最初の有効桁が現れる係数データは、上位方向へ2
ビツトシフトした形で設定される。 乗算器3−1〜3−5の出力は、それぞれ対応して設け
られているバレルシフタ9−1〜9−5において、これ
また対応して設けられているシフト量レジスタ8−1〜
8−5に設定されたビット数だけシフトされる。ここで
のシフトは、係数データを設定する際に行われたシフト
(先の例で言えば、上位方向への2ビツトのシフト)と
は逆方向に、同じ量だけ行われる。つまり1、元へシフ
トし戻すためのものである。 シフト量レジスタ8−1〜8−5に設定するビット数は
、外部CPUからCPUインターフェース5を経て与え
られる。 バレルシフタ9−1〜9−5の出力は、加算器4におい
て加算される。加算器4の出力は、バレルシフタ11に
おいて、シフト量レジスタIOに設定されたビット数だ
けシフトされる。ここでのシフトは、加算出力全体をシ
フトして小数点を所望の位置に移動するためのシフトで
ある。言い換えれば、ダイナミックレンジを所望のもの
にするために行われる。 シフト量レジスタIOに設定するビット数も、外部CP
UよりCPUインターフェイス5を通して与えられる。 バレルシフタ11の出力は、丸め処理回路12において
、所定のビット(例えば、小数点以下第1位のビット)
が丸め処理される。この処理を施されたものが、フィル
タ出力として出力端子7より出力される。 以上が動作の概要である。以下に詳細を述べる。 (B)係数レジスタへの係数データの設定従来の技術の
項で述べたように、係数レジスタは固定長ビットとなっ
ており、そこには、本来乗じたい係数データの値の内、
該固定長ビット分しか設定出来ない。 係数レジスタに設定される係数データを、出来るだけ多
くの有効桁が含まれるように設定すると、乗算器での乗
算結果の精度を高めることが出来る。 そこで、本発明では、係数レジスタに格納するのは、係
数データの本来の値の内、最初の有効桁からとした。 その設定の仕方を、第3図によって具体的に説明する。 第3図(イ)の係数データA1は係数レジスタ2−1に
設定すべき係数データであり、係数データA2は係数レ
ジスタ2−2に設定すべき係数データであるとする。係
数データA1は小数点以下8ビツトで表される値として
与えられ、係数データA:は小数点以下11ビツトで表
される値として与えられている。 一方、係数レジスタのビット数が、与えられた係数デー
タの全てのビットを収容できるものであればよいが、常
にそうとは限らずビット数が足りない場合がある。今仮
に、各係数レジスタのビット数は8であるとする。 第3図(ロ)は、8ビツトの、係数レジスタに係数デー
タを格納する様子を示すものである。 係数データA、の場合は、小数点以下第1ビツトから有
効桁(rl」)が現れ、全部で8ビツトであるから、本
発明では、実線で囲んだように、小数点以下第1ビツト
から8ビツトまでが格納される。係数データA1につい
、では、結果的には従来と同じ値が格納される。 一方、係数データA□の場合、有効桁が現れるのは、小
数点以下第4ビツト目からである。従って、そこから数
えて8ビツト分、即ち、点線で囲んだように、小数点以
下第4ビツトから11ビツトまでが格納される。 第3図(ハ)は、そのようにして係数レジスタ2−1.
2−2に格納された状態を示している。 なお、最初の有効桁から8ビツト分の値を設定するに当
たり、次の9ビツト目を丸め処理した値を設定すると、
係数データの精度を上げることが出来る。 (C)バレルシフタ9−1〜9−5でのシフト処理 前記のようにして設定された係数データを用いて乗算を
行った場合、次のような問題点を生ずる。 それは、係数レジスタに設定される値は小数点以下第1
ビツト以後の値であるとした場合、係数レジスタ2−1
に設定された係数データA1は、まさしくその通りにな
っている。 しかし、係数レジスタ2−2に設定された係数データA
!は、そうではない、小数点以下第4番目のビットを小
数点以下第1番目のビットのところまでシフトした値と
なっている。つまり、上位方向へ3ビツト分シフトした
値であるから、実際の8倍の値となってしまっている。 そのため、係数レジスタ2−2の値を用いて得た乗算器
3−2の乗算結果を正しい値にするためには、小数点を
、係数データ設定時に行ったシフト量と同じだけ、逆方
向にシフトしてやる必要がある。即ち、下位方向へ3ビ
ツト分シフトして、乗算結果を8分の1にする必要があ
る。 それう行うために設けられたものが、シフト量レジスタ
8−2とバレルシフタ9−2である。 下位方向ヘシフトするビット数3を設定しておくのが、
シフト量レジスタ8−2であり、乗算結果を該ビット数
だけシフト処理するのが、バレルシフタ9−2である。 係数データA、を係数レジスタ2−1に格納する際には
、シフトは行われていないから、乗算器3−1の乗算結
果に対してシフト処理をする必要はない、このような場
合には、対応するシフト量レジスタ8−1には、ビット
数0が設定される。 そうすれば、バレルシフタ9−1では事実上シフトはさ
れない。 以上では、バレルシフタ9−1と9−2について述べた
が、他のバレルシフタ9−3〜9−5等についても同様
である。 結局、バレルシフタ9−1〜9−5の役目は、係数デー
タを設定する際に行ったシフト分を、元ヘシフトし戻し
、真の乗算結果を得ることにある。 真の乗算結果とされたものが、加算器4で加算される。 (D)バレルシフタ11でのシフト処理および丸め処理
回路12での丸め処理 バレルシフタ11は、加算器4の出力をシフトするもの
であるので、先ず、加算器4の出力の説明をしておく。 第4図は、加算器4からの出力を表す各ビットの意味を
説明する図である。加算器4の出力のビット幅は、ハー
ドウェア的な制限から、一定のビット幅となっている。 第4図において、四角形の1つ1つは、それぞれ1つの
ビットを表わし、黒点は小数点を表わす。 B!の部分のビットは、出力端子7から取り出すフィル
タ出力を表すためのビットである。それより上位にある
B、の部分のビットは、オーバーフローを検知するため
のビットとして用いられる。 正の値がオーバーフローした時は、もしオーバーフロー
しなければB1のビットはrQJであるのに、そこへ「
1」が混じることによって検知される。負の値がオーバ
ーフローした時は、もしオーバーフローしなければB、
のビットはrlJであるのに、そこへ「0」が混じるこ
とによって検知される。 仮に、フィルタ出力として要求されているのは整数値で
あり、精度を上げるために小数点以下第1位のビットを
丸め処理するとなると、小数点以下第2位以降のB、の
部分のビットは、この場合、不必要なビットということ
になる。 さて、前述したように、加算器4の出力のビット幅は、
ハードウェア的な制限から、一定のビット幅となってい
る。入力端子6より入力された信号データが、成るビッ
ト数で表される整数値であると仮定した場合、フィルタ
出力として必要とされるのは、入力された信号データと
同じビット数の整数値である。従って、ダイナミックレ
ンジは、少なくとも該整数値を表し得るものでなければ
ならない。 ところが係数データの値が比較的大きいバイパスフィル
タなどでは、加算結果のダイナミックレンジが大きくな
る傾向があり、オーバーフロー検知のためのビット幅を
増やしたいという要求がある。そのためには、上記の一
定のビット幅内で、小数1点を出来るだけ右方向(下位
方向)の位置にすることが望まれる。 他方、係数データの値が比較的小さいローパスフィルタ
などでは、オーバーフロー検知のためのビット幅は少な
くし、その代わりに小数点以下のビット幅を増やして演
算精度を上げたいという要求がある。そのためには、上
記の一定のビット幅内で、小数点を出来るだけ左方向(
上位方向)の位置にすることが望まれる。 これらの要求に応えるため、本発明のディジタルフィル
タ処理装置では、シフト量レジスタ10に小数点の移動
量を設定しておき、バレルシフタ11において加算器4
の出力全体をシフトして・小数点位置の移動を実行する
。 シフト量レジスタlOの値は、外部CPUからCPUイ
ンターフェース5を経て与える。 例えば、加算器4の出力の小数点は最下位ビットから数
えて8ビツト目と9ビツト目との間にあり、フィルタ出
力としては整数値が要求されている場合には、次のよう
にする。 整数値を得る時には、小数点以下第1位のビットが丸め
処理の対象となるビットであり、それ以下のビットは不
必要である。そこで、小数点以下第1位のビットが最下
位のビット位置に来るようシフトするわけであるが、そ
の時のシフト量は下位方向へ7ビツトである。これをシ
フト量レジスタlOに設定する。 そして、バレルシフタ11で、加算器4の出力を、シフ
ト量レジスタ10に設定されたシフト量(7ビツト)だ
けシフトする。このシフトにより、小数点は、最下位ビ
ットと次のビットとの間に位置することになる。 この例は、フィルタ出力として整数値を得たい場合であ
るが、バレルシフタ11でのシフト量を変えることによ
り、小故点以下どの桁まで得るかを決めることが出来る
。このことは、所要のフィルタ出力に応じて小数点位置
を変えることが出来るということである。言い換えれば
、所要のフィルタ出力に応じてダイナミックレンジを変
えることが出来るということになる。 丸め処理回路12では、丸め処理やオーバーフローに関
する処理を行う。 なお、以上説明した第1図の実施例の構成から、加算器
4より後段にあるもの、即ち、シフト量レジスタ10.
バレルシフタ11および丸め処理回f?312を除いた
形の、ディジタルフィルタ処理装置を構成することも可
能である。 ただ、その場合には、係数データの量子化誤差による影
響を小にすることは出来るが、ダイナミックレンジを自
由に変えるということは出来ない。 【発明の効果1 以上述べた如く、本発明のディジタルフィルタ処理装置
によれば、次のような効果を奏する。 ■ 係数データの量子化誤差に基づくフィルタ出力の誤
差を、小さくすることが出来る。 本発明では、係数レジスタに係数データを設定する際、
係数データの値を表すビットのうち、最初の有効桁のと
ころから設定するようにした。そのため、設定された係
数データを用いて行う乗算の精度が向上し、その分、フ
ィルタ出力の誤差を小さくすることが出来る。 ■ フィルタ出力のダイナミックレンジを、所望の如く
に変えることが出来る。 ディジタルフィルタ処理の最終的な段階で行う加算の結
果を、シフト量レジスタ10とバレルシフタl!により
上位ビット方向、下位ビット方向に所望のビット数だけ
全体としてシフト出来る(つまり、小数点位置を自由に
変えることが出来る)ので、フィルタ出力のダイナミッ
クレンジを自由に変えることが出来る。 そのため、フィルタの周波数帯域や使用する係数データ
に応じてダイナミックレンジを変え、用途に適応したフ
ィルタ出力を得ることが可能となる。 ■ 上記のように、ディジタルフィルタ処理装置内で加
算結果における小数点位置を調整してしまうので、ディ
ジタルフィルタ処理装置が集積回路化されている場合、
次の段階で行う丸め処理、オーバーフロー処理等の例外
処理も、集積回路内で行なってしまうことが出来るよう
になった。
【図面の簡単な説明】
41図・・・本発明の実施例にかかわるディジタルフィ
ルタ処理装置 第2図・・・従来のディジタルフィルタ処理装置第3図
・・・係数レジスタへの係数データの設定の仕方を説明
する図 第4図・・・加算器からの出力を表す各ビットの意味を
説明する図 第5図・・・小数点位置によりダイナミックレンジが異
なることを説明するための図 図において、1−1から1−4は遅延回路、21から2
−5は係数レジスタ、3−1から35は乗算器、4は加
算器、5はCPLJインターフェース、6は入力端子、
7は出力端子、8−1から8−5はシフト量レジスタ%
’ 9−1から9−5はバレルシフタ、10はシフト量
レジスタ、11はバレルシフタ、12は丸め処理回路で
ある。 特許出願人  富士ゼロックス株式会社代理人弁理士 
本 庄 冨1M1 第3図 第4 小数点 第5図 PU 第2図 手続補正書帽釦 l。 2゜ 3゜ 事件の表示 平成1年特許願第102184号 発明の名称 ディジタルフィルタ処理装置 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都港区赤坂三丁目3番5号 名称 (549)  富士ゼロックス株式会社代表者 
小 林 陽太部 4゜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)信号データと係数データとを乗する乗算器を複数
    個と、各乗算器より得られた乗算結果を加算する加算器
    とを少なくとも具えたディジタルフィルタ処理装置にお
    いて、最初の有効桁が先頭になるよう係数データの桁を
    シフトして格納する係数レジスタと、該係数レジスタに
    対応して設けられ且つ前記シフトの量と同じシフト量を
    設定するシフト量レジスタと、前記乗算器の出力の桁を
    該シフト量レジスタに設定されたシフト量だけ前記シフ
    トとは逆方向にシフトするバレルシフタとを有すること
    を特徴とするディジタルフィルタ処理装置。
  2. (2)第2のシフト量が設定される第2のシフト量レジ
    スタと、加算器の出力の桁を該第2のシフト量だけシフ
    トする第2のバレルシフタとを有することを特徴とする
    請求項1記載のディジタルフィルタ処理装置。
JP1102184A 1989-04-22 1989-04-22 ディジタルフィルタ処理装置 Expired - Fee Related JPH07109974B2 (ja)

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JP1102184A JPH07109974B2 (ja) 1989-04-22 1989-04-22 ディジタルフィルタ処理装置
US07/512,204 US5029121A (en) 1989-04-22 1990-04-20 Digital filter processing device

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JP1102184A JPH07109974B2 (ja) 1989-04-22 1989-04-22 ディジタルフィルタ処理装置

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JPH07109974B2 JPH07109974B2 (ja) 1995-11-22

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