JPH02279650A - 神経細胞変性修復剤 - Google Patents

神経細胞変性修復剤

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Publication number
JPH02279650A
JPH02279650A JP1101438A JP10143889A JPH02279650A JP H02279650 A JPH02279650 A JP H02279650A JP 1101438 A JP1101438 A JP 1101438A JP 10143889 A JP10143889 A JP 10143889A JP H02279650 A JPH02279650 A JP H02279650A
Authority
JP
Japan
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compound
methanol
formula
ihs
nerve
Prior art date
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Pending
Application number
JP1101438A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hasegawa
隆 長谷川
Koji Okazaki
岡崎 宏司
Yoshiyasu Fukuyama
愛保 福山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP1101438A priority Critical patent/JPH02279650A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、神経細胞変性修復剤に関する。
発明の開示 本発明者らは、従来よりアルツハイマー型痴呆を代表と
する老人性痴呆、ダウン症候群、ハンチントン舞踏病等
の神経変性疾患の予防及び治療剤の開発を目的として天
然物より神経細胞変性修復剤の有効成分となるべき化合
物を探索してきたが、その研究過程においてアメリカヤ
マゴボウ[Phytolacca amer!cana
 L、  (phytolaccaceae) )の果
実から抽出単離される下記一般式(1)で表わされる化
合物、及び/又はモクレン科(Magnollacea
e )のホオノキ(Magnoliaobovata 
Thunb)の乾燥樹皮(生薬者、厚朴)から抽出単離
される下記式(2)で表わされる化合物が神経細胞変性
修復作用を有していることを見い出した。本発明は、斯
かる知見に基づき完成されたものである。
即ち、本発明は、下記一般式 〔式中R1及びR2の一方は水素原子を示し、他方はH
>c=c<  (RはヒドロキシメチRH ル基又はホルミル基)を示す。〕 で表わされる化合物及び式 で表わされる化合物からなる群から選ばれた少なくとも
一種の化合物を有効成分として含有する神経細胞変性修
復剤に係る。
上記一般式(1)で表わされる化合物及び式(2)で表
わされる化合物は、神経細胞の生存及び神経突起の伸展
を著しく促進させ、更に神経細胞のコリンアセチルトラ
ンスフェラーゼ(ChAT)の酵素活性をも上昇させる
作用を有している。
上記一般式(1)で表わされる化合物及び式(2)で表
わされる化合物は、特に中枢神経系のコリン作動性神経
細胞の生存及び成長を促進させる作用を有している。
従来、前記のような神経細胞変性修復能を有する化合物
としては、唯一高分子の生体成分であるNGF (神経
成長因子)、GMT(ガングリオシド)等が知られてい
る。NGFについては、例えばユーロサイエンス(He
fti、F、ら、14.55−68 (1985) 、
ジャーナル オブ ユーロサイエンス(Franz H
efli ら、6.2155−2162 (1986)
 、ブロク ナトウル アカド サイエンスUSA (
Proc、Natl、Acad、Sci。
USA、L、R,Williamsら、83.9231
−9235(1986) 、サイエンス(L、F、Kr
omer、  235 。
214−216 (1986)等に記載されている。
また、GM、については、例えばサイエンス(Pred
 J、Roisen ら、214,577−578(1
981)、プレイン レス(Brain Res、、M
V、Sofroniewら、   398.  393
−396(1986)、プレイン レス()LGrad
kowskaら。
375.417−422 (1986)等に記載されて
いる。
°現在アルツハイマー症を代表とする老年痴呆症におい
ては脳コリン作動神経系に重大な変化が生じ、その機能
が低下していることが示唆されている(Perry、E
、に、and Perry、R,H,”Biochem
istryot’ Dimentia”、第135頁(
1980) 、 JohnWiley & 5ons、
、)。
従って、神経細胞の修復能(生存効果、神経突起伸展効
果)を有する一般式(1)の化合物及び式(2)の化合
物は、アルツハイマー型痴呆を代表とする老人性痴呆、
ダウン症候群、ハンチントン無給病、健忘症、記憶障害
、頭部外傷、脳手術、薬物中毒、循環障害、脳代謝異常
、脳炎等によるアセチルコリン作動神経系機能の低下に
基づく後遺症、精神障害等の治療薬として有効に使用さ
れ得る(J、W、Geddesら、サイエンス、230
゜1179−1181 (1985))。
本発明の上記一般式(1)の化合物は、例えば下記に示
す方法により製造される。
即ち、一般式(1)の化合物は、アメリカヤマゴボウの
実から抽出単離される。
上記抽出単離は、例えば次のようにして実施される。ま
ずアメリカヤマゴボウ乾燥実粉末を酢酸エチル、メタノ
ール等の通常の極性溶媒を用いて抽出し、抽出液を濾過
後、滑液を減圧下に濃縮して第一次抽出物を得、次いで
該抽出物から目的化合物の理化学的性状を利用した各種
の方法により目的物を採取する。該目的物の採取は、通
常の方法、例えば不純物との溶解度の差を利用する方法
、活性炭、アンバーライト、シリカゲル、イオン交換樹
脂、セファデックス、トヨバール等の吸着剤に対する吸
着親和力の差を利用する方法、二液相間の分配率の差を
利用する方法、これら各方法の組合せ等により実施でき
る。より好ましい採取方法としては、例えば上記第一次
抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにかけ、
例えばクロロホルム及びメタノールの混合溶媒等の適当
な溶媒で抽出し、この抽出液を減圧濃縮し、濃縮液をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した後、セフ
ァデックスに供し、例えばメタノール等の適当な溶媒で
溶出後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製す
る方法を例示できる。
上記式(2)で表わされる化合物は、本発明者らが始め
て見い出した文献未記載の新規化合物であり、例えば下
記に示す方法で製造される。
即ち式(2)の化合物は、厚朴から抽出単離される。こ
の抽出単離は、例えば次のようにして実施される。まず
厚朴を酢酸エチル、メタノール等の通常の極性溶媒を用
いて抽出し、抽出液を濾過後、滑液を減圧下に濃縮して
第一次抽出物を得、次いで該抽出物から目的化合物の理
化学的性状を利用した各種の方法により目的物を採取す
る。該目的物の採取は、通常の方法、例えば不純物との
溶解度の差を利用する方法、活性炭、アンバーライト、
シリカゲル、イオン交換樹脂、セファデックス等の吸着
剤に対する吸着親和力の差を利用する方法、二液相間の
分配率の差を利用する方法、これら各方法の組合わせ等
により実施できる。より好ましい採取方法としては、例
えば上記第一次抽出物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにかけ、例えばn−ヘキサン及び酢酸エチルの混
合溶媒等の適当な溶媒で抽出し、この抽出液を減圧濃縮
し、濃縮液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製した後、セファデックスに供し、例えばメタノール等
の適当な溶媒で溶出する方法を例示できる。
上記方法により得られる一般式(1)の化合物及び/又
は式(2)の化合物は、そのままで又はこれを有効成分
として慣用の製剤担体と共に、ヒト又は動物に投与する
ことができる。本発明の化合物を医薬として用いるに当
り、医薬製剤の形態(投与単位形態)、その調製、その
投与経路等は、通常の医薬製剤のそれらと同様のものと
することができる。即ち、本発明化合物は、その有効二
を含有する錠剤、顆粒剤、カプセル剤、経口用溶液等の
経口剤や注射剤等の非経口剤等の形態に製剤され、経口
的に又は非経口的に投与できる。上記各種形態の製剤は
、常法に従い調製され、その際に用いられる担体も慣用
される各種のものでよい。
例えば錠剤は、本発明化合物を有効成分として、これを
ゼラチン、デンプン2、乳糖、ステアリン酸マグネシウ
ム、滑石、アラビアゴム等の賦形剤と混合して賦形され
る。カプセル剤は、上記有効成分を、不活性な製剤充填
剤もしくは希釈剤と混合し、硬質ゼラチンカプセル、軟
質カプセル等に充填して調製される。また注射剤等の非
経口投与剤は、有効成分としての本発明化合物を滅菌し
た液体担体に溶解乃至懸濁させて製造される。好ましい
担体としては、水及び生理食塩水等を例示できる。
本発明の医薬製剤中に含有されるべき本発明化合物の量
としては、特に限定されず広範囲に適宜選択されるが、
通常全組成物中1〜70重量%程度、好ましくは1〜3
0重量%程度とするのがよい。
本発明の医薬製剤の投与方法は特に制限はなく、各種製
剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等
に応じた方法で投与される。例えば錠剤、顆粒剤、カプ
セル剤及び経口剤の場合には、経口投与される。また注
射剤等の非経口剤の場合には、単独で又はブドウ糖、ア
ミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与され、更に
は必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔
的投与される。
本発明の医薬製剤の投与量は、用法、患者の年齢、性別
その他の条件、疾患の程度等により適宜選択されるが、
通常有効成分である本発明化合物の量は、1日当り体重
1kg当り10〜800mgとするのがよく、これを1
日1回〜数回に分けて投与するのがよい。また、投与単
位形態中に有効成分を1〜200mg程度含有せしめる
のがよい。
実施例 以下、本発明を更に詳しく説明するため本発明化合物の
製造例を実施例として掲げる。
実施例1 アメリカヤマゴボウ乾燥実の粉末2.6kgをメタノー
ル10Qを用いて室温下(1週間)4回抽出した。抽出
液を濾過後、滑液を減圧濃縮すると、第一次抽出物31
2gが得られた。
第一次抽出物278.5gをシリカゲルクロマトグラフ
ィー〔カタヤマ K070.2. 5kg)に供し、2
%メタノール/クロロホルム(V/V)(312) 、
4%メタノール/クロロホルム(v/v)(2+2)、
5%メタノール/クロロホルム(v/v)(2i2)、
7%メタノール/クロロホルム(v/v)(2Q)、1
1%メタノール/クロロホルム(v/v)(2R)、1
3%メタノール/クロロホルム(v/v) (2Q)、
15%メタノール/りooホルム(v/v)(2Q) 
、16%メタノール/りooホルム(v/v)(2R)
 、20%メタノール/クロロホルム(v/v)(6Q
) 、30%メタノール/クロaホ/lzム(v/v)
 (4Q )で順次溶出し、フラクション1〜10を得
た。
フラクション4〜7の溶媒を減圧下留去して得られた残
渣45gをセファデックスLH−20〔ファルマシアフ
ァインケミカルズ社、2g〕に供し、メタノール(8Q
)で溶出し、フラクション1〜13を得た。フラクショ
ン4〜7の溶媒を減圧下留去して得られた残渣34.7
5gを再度セファデックスLH−20(ファルマシアフ
ァインケミカルズ社、’l)に供し、メタノール(6Q
)で溶出し、フラクション1〜3を得た。フラクション
2の溶媒を減圧下留去して得られた残渣27.80gを
シリカゲルクロマトグラフィー〔ワコーゲルC−300
,1500g、和光純薬工業社製〕に付し、2%メタノ
ール/クロロホルム(v/v) (3Q ) 、4%メ
タノール/クロロホルム(v/v) (312) 、6
%メタノール/クロoホルム(v/v) (3Q ) 
、8%メタノール/クロロホルム(v/v) (In)
 、10%メタノール/りooホルム(v/v) (3
Q)、12%メタノール/りo。
ホルム(v/v)(:l) 、14%メタノール/クロ
ロホルム(v/v)(3Q) 、16%メタノール/り
Dロホルム(v/v)(3Q) 、18%メタノール/
クロロホルム(v/v)(312) 、20%メタノー
ル/りooホルム(v/v) (:El) 、22%メ
タノール/クロロホルム(v/v) (3Q ) 、2
4%メタノール/りDロホルム(v/v) (3L) 
、26%メタノール/りoロホルム(v/v)(3Q)
 、28%メタノール/りooホルム(v/v)(3Q
) 、30%メタノール/クロロホルム(v/v) (
3Q )を用いて順次溶出して、フラクション1〜20
を得た。
フラクション5〜12を減圧下溶媒を留去して分画A 
(7,8g)を、フラクション14を減圧下溶媒を留去
して分画B (5,7g)を、フラクション15〜17
を減圧下溶媒を留去して分画C(15,2g)を得た。
分画A (7,8g)をシリカゲルクロマトグラフィー
〔ワコーゲルC−Boo、700g、和光純薬工業社製
〕に付し、5%メタノール/クロロホルム(v/v) 
(5Q )で溶出して、フラクション1〜400を得た
。フラクション133〜139を減圧下溶媒を留去する
と、黄色結晶が得られた。
これをメタノール/クロロホルムを用いて再結晶するこ
とにより、3− [2,3−)ランス−3−(3,4−
ジヒドロキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−(ヒ
ドロキシメチル)−1,4−ベンゾジオキシン−6−イ
ル〕−2−プロペナール(以下この化合物を「化合物(
1)」という)を0.985g得た。
次に上記シリカゲルクロマトグラフィーのフラクション
140.141を減圧下溶媒を留去すると、黄色結晶が
得られた。これをメタ人、−ル/クロロホルムを用いて
再結晶することにより、3−(2,3−トランス−3−
(3,4−ジヒドロキシフェニル)−2,3−ジヒドロ
−2−(ヒドロキシメチル’) −1,4−ベンゾジオ
キシン−7−イル〕−2−プロペナール(以下この化合
物を「化合物(2)」という)を0.160g得た。
化合物(1)の物性 融点177〜178℃(黄色プリズム)〔α〕暫 =0
.00° (C=1.01、エタノール) E  IMS  (70e  V)   :  m/z
(tel、int、)  。
328 CM+3  (98) 、310 (64)、
166  (97)、164  (95)、148  
(100) 、147  (100)、高分解能MS: 実測値 328.093.0 計算値 328.0947 (C+ s H+ s O
sとして) I R(KB r)  : am’ :3350.16
50.1610.1580.1520.1450.12
95.1250.1150.1120.1090.10
40.1000.970.865.815 UV  λ   (エタノール)nm: 218 (ε
=ax 26830) 、224  (ε=24390)、23
4 (ε=21140) 、250 (、ε=1667
0) 、290  (ε−14630) 、310 (
ε=17480) 、330  (、ε=H−NMR(
400MHzS DMS Oda )δppm: 9.60  (IHS d、J=7.6Hz)、9.0
6  (2H% bs、Ar0H) 、7.63  (
IHS dS J=15.4Hz) 、7.36  (
IHS dS J=1.8Hz)  、7.28  (
IHS ddS J=8.2Hz。
1、 8Hz)  、 7.02  (IH,dS J−8,2Hz)  、6
.82  (IH,d、J−1,8Hz)  、6.7
7  (IH,d、J−8,2Hz) 、6゜73  
(IHS ddS J−15,9Hz、7、6Hz) 
 、 6.71  (IH,dd、J=8. 2Hz。
1、 8Hz)  、 4.95  (IHS bs、OH)  、4.87 
 (IH,dS J=7.9Hz) 、4、 14  
(IHS ddd、、J=7.9Hz。
4.6Hz、2.4Hz)  、 3.55  (IHS dd、J=12.2Hz。
2.4Hz)  、 3.34  (IH,dd、J−12,2Hz。
4、 6Hz) 化合物(2)の物性 融点260〜262°C(黄色プリズム)〔α〕茗 =
0.00° (C−1,01、エタノール) E I MS (70e V)  : m/z(tel
、int、) 。
328 CM+〕 (100) 、310 (100)
、166 (65) 、164 (71)、148 (
100) 、147 (100)、123 (91) 
、110 (100)高分解能MS: 実測値 328.0930 計算値 328.0947 (C+ s H+ s O
sとして) I R(KB r)  : c「1: 3500.2900.2840.1630.1600.
1580.1540.1510.1460.1380.
1360.1300.1280.1250.1180.
1150.1120.1080.1030.970、・
′950.900.860.820 UV  λ   (エタノール)nm:218 (ε=
ax 26830) 、224  (ε=24390)  、
234 (ε=21140)  、250  (ε=1
6670)  、290  (ε=14630)  、
310 (ε=17480) 、330  (、ε−H
−N M R(400M Hz SD M S Od 
s )δppm: 9、 61  (IH,dS J=7. 9Hz)  
、9、 10  (IHS sS Ar0)I)  、
9.02  (IH,s、Ar0H)、7.64  (
IH,dS J=15.9Hz)、7.37  (IH
,dS J=2.0Hz)、7.27  (IH,dd
、J=8.3Hz。
2、 0Hz)  、 6.99  (IHS d、J=8.3Hz)、6.8
1 (1’H,dS J=2.0Hz) 、6.76 
 (IH,dS J=8.3Hz) 、6.75  (
IHS dd、J=15.9Hz。
7.9Hz)  、 6.71  (IH,ddS J=8.3Hz。
2、 0Hz) 、 4.97  (IH,t、J=5.6Hz、OH)、4
.92  (IH,d、J=7.5Hz) 、4、 1
0  (IH,ddd、J=7. 5Hz。
5.6Hz、2.8Hz)  、 3、 56  (IH,ddd、J=12.3Hz。
5、 6Hz、2. 8’Hz)  、3.36  (
IH,ddd、J=12. 3Hz。
5、 6Hz、5. 6Hz) 実施例2 実施例1で得られた分画C(15,2g)をトヨパール
HW−40F [1000脱、東洋曹達工業社製〕に供
し、メタノール(2Q)で溶出して、フラクション1〜
5を得た。フラクション4を減圧下溶媒を留去すると残
渣7.33gが得られた。
上記で得られた残渣のうち、1.4gを中圧逆相カラム
クロマトグラフィー(LobarFertigsaul
e  Grape  (440−37)LiChrop
rep  RP−8、メルク社製〕に付し、50%メタ
ノール/水(V/v)(IR)で溶出してフラクション
1〜50を得た。更にこのフラクションを上記中圧逆相
カラムクロマトグラフィーに付し、50%メタノール/
水(v/v) (I Q )で溶出してフラクション5
1〜100を得た。各フラクションを高速液体クロマト
グラフィー〔カラム: C03M03IL  5 C+
 s10mmX 250ffIns溶媒:メタノール−
アセトニトリル−水(20: 25 : 55 v/v
) 、流速=2mL/ml ns検出器:UVUV−2
54nを用いて分析して、リテンションタイム13分を
示すフラクションのみを集めて減圧下濃縮した後、得ら
れた結晶をクロロホルム/メタノールより再結晶するこ
とにより、3−(2,3−)ランス−3−(3゜4−ジ
ヒドロキシフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−(ヒド
ロキシメチル)−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル
〕−2−プロペノール(以下この化合物を「化合物(3
)」という)を無色プリズムとして1.60g得た。
次に上記高速液体クロマトグラフィーを用いた分析で、
リテンションタイム15分を示すフラクションのみを集
めて減圧下濃縮した後、得られた結晶をクロロホルム/
メタノールより再結晶することにより、3− (2,3
−)ランス−3−(3゜4−ジヒドロキシフェニル)−
2,3−ジヒドロ−2−(ヒドロキシメチル)−1,4
−ベンゾジオキシン−7−イル〕−2−プロペノール(
以下この化合物を「化合物(4)」という)を無色針状
晶として0.33g得た。
化合物(3)の物性 融点157〜159°C(無色プリズム)【α〕茗 =
0.00° (C=1.05、エタノール) E I MS (70e V)  : m/z(tel
、int、) 。
330 (M” )(100) 、312 (86)、
166 (46) 、123 (100)、高分解能M
S: 実測値 330.1100 計算値 330.1104 (C+ s H+ s 0
6として) I R(KB r)  : cm” :3500.29
20.1610.1580.1530.1510.14
30.1370.1290.1260.1200.11
20.1080.1040.960.820 UV  λ   (エタノール)nm:218 (g=
ax 36770) 、° 262  (ε−16130)、
267 (ε−16450) 、300  (、ε−5
810) 、312  (ε=3870)H−NMR(
400MHzSDMSOds )δppm: 9.05  (IH,bs、Ar0H)、9.00  
(LH,bsS Ar0H)、6.96  (IHS 
d、J−2,0Hz)、6.92  (IH,ddS 
J=8. 1Hz。
2、 0Hz)  、 6.87  (IHS dS J=8.1Hz) 、6
.80  (IH,dS J=2.0Hz)、6.75
  (IHS d、J=7.8Hz) 、6、 70 
 (IH,dd、J=7.8Hz。
2、 0Hz)  、 6.42  (LH,d、J=15.9Hz) 、6.
20  (IHS dt、J=15.9Hz。
5.4Hz)  、 4.91  (IH,−tS J=5. 1Hz、OH
)、4.84  (IHS dS J=7.5Hz) 
 、4.78  (IHS t、J=5.4Hz、OH
’) 、4.08  (2H,、tS J−5,4Hz
)、4.03  (IHS ddd、J−7,5Hz。
5、 1Hz、3.  IHz) 、 3.51  (IHS dddS J=12.2Hz。
5、 1Hz、3. 1Hz) 、 3.32  (IH,dddS J=12.2Hz。
5、 1Hz、5. 1Hz) 化合物(4)の物性 融点125〜128℃(無色針状晶) 〔α〕茗 =0.00° (C−1,11、エタノール
) E I MS  (70e V)  : m/z(re
l、int、) 。
330 (M” )  (100) 、312 (20
)、166  (31) 、165  (45)、16
4  (59) 、123  (100)、高分解能M
S: 実測値 330.1100 計算値 330.1104 (C+ a H+ s O
sとして) I R(KB r)  : cm’ :3500.29
20.1610.1580.1505.1440.14
00.1350゜1280.1260.1240.11
80゜1160.1105.1090.1020.96
0.900.860.760.600UV  λ   
(エタノール)nm: 216 (ε−ax 40760) 、260  Cε=18790)、26
8 (ε=18790) 、300 (、ε=6370
) 、312 (ε=4140)H−NMR(400M
Hz、DMSOds )δppm: 9.03 (IHS bsSArOH)、8.98 (
LH,bsSArOH)、6.97 (IHSd、J=
2.0Hz)、6.90 (IH,ddS J=8.2
Hz。
2.0Hz)、 6.83 (IHS d、J=8.2Hz)、6.80
 (IHS d、J=2.0Hz)、6.75 (IH
,d、J=7.7Hz)、6.70 (IH,dd、J
=7.7Hz。
2.0Hz)、 6.44 (LH,dS J=15.5Hz)、6.2
1  (IHS dtS J=15.5Hz。
5、 2Hz)  、 4.90  (IH,t、J=5.0Hz、OH)、4
.82 (IHS d、J=7.7Hz)、4.79 
 (IHS t、J=5.2HzS OH)、4.08
  (2H,t、J=5.2Hz) 、4.03  (
IHS dddS J=7.7Hz。
4.3Hz、2.6Hz) 、 3、 52  (IHS ddd、J=12.2Hz。
5.0Hz、2.6Hz) 、 3.32  (IH,ddd、J=12.2Hz。
5.2Hz、4.3Hz) 実施例3 厚朴(ホウツキ樹皮)8kgを細切し、メタノール20
Qを添加し、室温下、1週間かけて抽出した。抽出液を
減圧下濃縮し、粗抽出物を得た。粗抽出物を水8Qに懸
濁し、酢酸エチルエステル52ずつで合計3回抽出し、
抽出液を減圧濃縮して、1次抽出物を得た。この1次抽
出物を、水−メタノール(4:6、v/v、1012)
に懸濁し、n−ヘキサン5Qずつで合計3回抽出し、抽
出液を減圧下1農縮して、n−ヘキサン抽出物(140
g)を得た。次に、水−メタノール層を減圧下、約5g
まで濃縮し、これを酢酸エチル5Qずつで合計3回抽出
し、抽出液を減圧下濃縮して、酢酸エチル抽出物(27
4g)を得た。
n−ヘキサン抽出物(140g)をセファデックスLH
−20を6000m12充填したカラムクロマトグラフ
ィーに付し、メタノール−塩化メチレン(7:3、v/
v1212)で溶出し、フラクション1 (28,5g
) 、2 (62,9g) 、3(46,0g)を得た
。フラクション2(62,9g)を再度、上記条件と同
じセファデックスLH−20カラムクロマトグラフィー
に付し、フラクション4 (11,3g) 、5(24
,9g) 、6 (22,5g) 、7 (1,9g)
を得た。
フラクション5 (24,9g)を、ワコーゲルC−3
00を500g充填したシリカゲルクロマトグラフィー
に付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(9:1、v/v 
、IR)  (8,5: 1.5、v/v 。
IQ)  (8:2、v/v 、  IQ)  (7:
 3、v/v 。
112)を用いて順次溶出して、フラクション8(14
,4g) 、9 (4,5g) 、10 (3,6g)
 、11 (2,2g)を得た。
フラクション10 (3,6g)にメタノール(約10
或)を加え、生じた沈殿物を泗過して、メタノール可溶
物(2,6g)を得た。これをYMe−Gel(山村化
学製、0DS−A、60−03.230/70メツシユ
)を50mQ充填したカラムクロマトグラフィーに付し
、メタノール(100mQ)で溶出した後、溶出部(2
,2g)を逆相中圧ローバーカラムクロマトグラフィー
(メルク社製、L 1chroprap RP −8、
GroβeC)に付し、メタノール−水(9:1.12
)及びメタノール(IQ)で2分画溶出して、フラクシ
ョン11 (0,19g) 、12 (0,22g) 
、1B(1,58g) 、14 (0,303g)を得
た。
フラクション1B (1,58g)を、ワコーゲルC−
300を50g充填したクロマトグラフィーに付し、n
−ヘキサン−酢酸エチル(85:15、v/v )で分
画溶出して、フラクション15(0,6149g) 、
16 (0,8851g)を得た。
フラクション16 (0,8851g)をアルミナカラ
ムクロマトグラフィー(メルク社製、Aluminiu
moxid、  90  aktiv、 neutra
lm、40g)に付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(8
:2、v/v )で溶出して得た分画(0,5665g
)を高速液体クロマトグラフィー(カラム: C08M
O8I L  l0CI B  20X250mm、溶
出溶媒メタノール−アセトニトリル−水、65:35:
1、v/v 、溶出速度9. 9mQ/min 、 U
V254nm)に付し保持時間28分のピークを示す化
合物を分取して化合物(5)を得た。
化合物(5)の物性 無色油状物 [αコ 皆  −−45,2°  (C=1. 15、
CHCQ3中) E I MS  (70ev) mIz(rel、in
t、)  :282  (58) 、253  (4)
、239  (4) 、213  (4)、204  
(40) 、165  (9)149  (73) 、
149  (73)FDMS  mIz 504  [
M+1  (100)、282  (90) 、222
  (47)UVλmax  (E t OH)  n
m (g)  :204  (51600)、  22
0  (28900)275  (4900)、  2
82  (4500)IR,第1図に示す。主なピーク
は次の通りである。
νmax  (neat)cl  : 3550,34
00゜1640.1600.15..20 IH−NMR:第2図に示す。主なピークは次の通りで
ある。
(200M Hz SCD CQ 3中)δppm0.
93 (3H,s、CH3) 1.23 (6H,s、CH3X2) 1.28 (3H,s、CH3) 1、OO〜1.60 (11H,m) 1.65 (IH,dd、J=12.02、IHz) 1.90 (IH,d、J−7,1Hz)2.21  
(IH,d、J=11.2Hz)3.23 (2H,d
、J=6.6Hz)3.35 (2H,d、J=6.6
Hz)4.95〜5.15  (4H,m) 5.50  (IH,s、0H) 5.80〜6.10  (2H,m) 6.55 (IH,d、J=2.1Hz)6.61  
(IH,d、J=2.1Hz)6.88 (2H,d、
J=8.6Hz)7.11  (2H,d、J=8.6
Hz)” CNMR(62,9MHz、CDCQ3中)
δppm 19.05  (q) 、19.93  (t)、20
.12  (q) 、22.06  (t)、22.3
3  (t) 、27.14  (q)、27.30 
 (q) 、34.90  (s)、39.00  (
t) 、39.38  (t) 、39.53  (t
) 、40.51  (t)、44.82  (t) 
 、49.69  (d) 、52.40  (d) 
、72.75  (s) 、85.50  (S)、1
15.63  (t) 、115.77  (t) 、
116.03  (d)、116.94  (d、Cx
2) 、 119.99  (d) 、 129.56  (d、Cx2) 、 130.54  (s) 、134.09  (s) 
 、137.34  (d) 、137.54  (d
) 、140.96  (s) 、142.60  (
s)  、143.22  (s) 、156.02 
 (s)薬理試験 ラット給仕(17日令)の大脳皮質の神経細胞を無菌的
に取り出し、アソウらの方法(Asou、H。
プレイン レス、332.p355−357(1985
))に従って培養を行なった。即ち、取り出した大脳半
球、髄膜、血管等を除去後、ステンレスメツシュ(ポア
サイズ140μm)に通し、単離された細胞を培地(1
5%子牛血清、1g/Qブドウ糖を含むイーグル培地)
に浮遊し、ポリーL−リジンでコーティングした径35
mmデイツシュに1.5X106個づつまいて、培養を
開始した(37℃、3%C02)。24時間後に培地を
供試化合物の入った培地と交換し、更に9日間培養した
培養開始4.7及び10日口取位相差顕微鏡下で神経突
起の伸張(NS)及び神経細胞間のネットワーク形成(
NN)の程度を対照群と比較し、評価した。結果を下記
第1表に示す。
第  1 表 (+) :コントロールと同等。
(−):コントロールに比し劣る。
製剤例1 化合物(1)              5mgデン
プン              132mgマグネシ
ウムステアレート      18mg乳  糖   
               45mg計     
            200mg常法により1錠中
、上記組成物の錠剤を製造した。
製剤例2 化合物(1)            200mgブド
ウ糖              250mg注射用蒸
留水           適 合金量       
511Q 注射用蒸留水に化合物(1)及びブドウ糖を溶解させた
後5mlのアンプルに注入し、窒素置換後121℃で1
5分間加圧滅菌を行なって上記組成の注射剤を得た。
製剤例3 化合物(5)             200mgブ
ドウ糖               250mg注射
用蒸留水           適 合金fl    
    5或 注射用蒸留水に化合物(5)及びブドウ糖を溶解させた
後51TIQのアンプルに注入し、窒素置換後121℃
で15分間加圧滅菌を行なって上記組成の注射剤を得た
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例3で得られる本発明化合物のIRスペ
クトル図、第2図は、該化合物のI H−NMRスペク
トル図である。 (以 上)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R^1及びR^2の一方は水素原子を示し、他方
    は▲数式、化学式、表等があります▼(Rはヒドロキシ
    メチ ル基又はホルミル基)を示す。〕 で表わされる化合物及び式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物からなる群から選ばれた少なくとも
    一種の化合物を有効成分として含有する神経細胞変性修
    復剤。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる化合物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008074896A1 (en) * 2006-12-21 2008-06-26 Prendergast Patrick T Compositions and methods for treatment of chronic neurological disorders
CN107382954A (zh) * 2017-08-18 2017-11-24 华北理工大学 野八角新木脂素及其制备方法、应用和药物组合物
CN110964025A (zh) * 2018-09-29 2020-04-07 沈阳药科大学 木脂素类化合物及其制备方法和用途

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