JPH02278563A - 情報記録再生装置用記録媒体回転機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たとえば光ディスク等の情報記録媒体を駆動
して、レーザ光等を用いて情報の記録、再生、あるいは
消去等の情報処理を行う情報記録再生装置用記録媒体回
転機構の改良に関する。

〔従来の技術〕

近年、光ビームを照射して記録媒体（光ディスク）に高
密度で情報を記録したり、この光ディスクに記録さた情
報を高速度で再生したりすることのできる光学的情報記
録再生装置が多用されつつある。このような情報記録再
生装置では、記録媒体を装着し回転させる記録媒体回転
機構が必要となるが、最近は記録媒体を磁気的に吸引し
、ターンテーブルに装着する方式を取るものが多くなっ
ている。

この方式の記録媒体回転機構は、第４図、第５図（特開
昭６２−１６７６６１号公報）に示すように、ディスク
１１を載置し回転力を伝達するターンテーブル１２に永
久磁石１３等からなる磁気回路形成部材を取りつけてお
り、この永久磁石によってディスク１１の中心部に設け
た磁性体のハブｌｌａを吸引し、ターンテーブル１２に
ディスク１１を吸着する。このターンテーブル１２は、
回転力を発生するモータ１４に連結しであるシャフト１
５に固定されているが、軸受１６に対し、ターンテーブ
ル全体がディスク側に位置している。すなわち、シャフ
ト１５を保持している軸受１６よりも上にターンテーブ
ル１２の下面があり、そのターンテーブル１２の上面側
にディスク吸着用の磁気回路形成部材を設けており、さ
らにその上にディスク１１を装着する構成になっている
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような従来の構成では、軸受とター
ンテーブルの一部と磁気回路形成部材とディスクがシャ
フトの軸方向に並んでいるため、シャフトに対し負荷と
なるターンテーブルおよびディスクから軸受までの距離
が長くなり、シャフトのたわみが生じやすくこれによる
共振が比較的低い周波数で発生しやすく、情報記録再生
装置（以下、装置と略す）の情報読み取りヘッド駆動制
御系のサーボ特性に悪影響を与えるという不具合があっ
た。

また、装置の薄型化をするにあたり、記録媒体回転機構
の高さを低くする必要があるが、従来の構成ではターン
テーブル部の薄型化はあまり望めず、回転力を発生させ
るモータ部を薄くするしがなかった。このためターンテ
ーブル側の軸受とモータ側軸受のスパンが小さくなり、
シャフトの共振が発生しやすくなる、シャフトの振れが
大きくなる、軸受に与圧をかける方法が制限され与圧量
がばらつきやすくなる、等の不具合があった。

本発明は上記不具合を解決すべくなされたもので、シャ
フトの共振周波数を上げ情報記録再生装置のサーボ特性
を向上させるとともに、装置の薄型化を可能にする情報
記録再生装置用記録媒体回転機構を提供することを目的
とするものである。

〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、上
記目的を達成するため軸受に保持された回転軸と、記録
媒体を装着し回転軸と一体動するターンテーブル七を具
えた情報記録再生装置用記録媒体回転機構において、タ
ーンテーブルの回転軸側を記録媒体側に屈曲形成し、屈
曲部により形成される回転軸側凹部にターンテーブル側
軸受を設けたものである。

このようにターンテーブル側軸受をターンテーブル内縁
部の凹部に設けることにより、軸受とターンテーブル、
記録媒体との距離を短くできるとともにターンテーブル
側軸受とモータ側軸受との距離を長くすることができる
。

第１図は、本発明の第１実施例を示したものでターンテ
ーブル１は外周部１ａが立ち上がっており、その上縁部
でディスク２に接触し回転力を伝えるようになっている
。その外周部】ａの内側の凹部１ｂにはディスク吸着用
マグネット３を設けており、ディスク２がローディング
されてくると、そのマグネット３によってディスク２が
吸着されターンテーブル１に装着、保持される。さらに
凹部１ｂの内周側はディスク側に盛り上げて屈曲部１ｆ
を形成し、その分下面側に凹部１ｃを形成している。、
この凹部１ｃにシャフト５の上側の軸受４ａが入り込ん
でいて、その軸受４ａの上面はターンテーブル１の凹部
１ｂの下面１ｄよりディスク側に位置している。

これによって、シャフト５に対し負荷となっているディ
スク２及びターンテーブル１と、シャフト５を保持して
いる軸受４ａとの距離！、を短くでき、同時にその分上
側の軸受４ａと下側の軸受４ｂとの距離１２を、従来よ
り離したのでシャフト５の共振周波数を上げることがで
きる。また、上側の軸受４ａと下側の軸受４ｂの間隔！
２が広がることにより、軸受４ａ又は４ｂの内周とシャ
フト５の嵌合すきま、および軸受４ａ又は４ｂの外周と
ハウジング６のシャフト５側に一体に形成した軸受保持
部６ａの嵌合すきまに起因するシャフトの振れを抑止で
きる。

さらに上側の軸受４ａと下側の軸受４ｂの間隔２□が広
がることにより、従来は皿ばね等でしが与圧をかけられ
なかった所に、コイルばね７を設けるこよができるため
与圧量を比較的自由にがっ安定して選択できる。これに
よりモータ（アウターロータ型ＤＣブラシレスモーク）
の性能にあまり影響を与えずにシャフト５のガタを抑止
できる。

第２図は、本発明の第２実施例を示したもので、第１実
施例と対応する個所には同一符号を付した（以下の実施
例についても同様）。本実施例においては、ターンテー
ブル１のシャフト５との嵌合部１ｅをシャフト５軸方向
に延在させている。このようにすることによりシャフト
５とクーンテーブル１との接合面積が増え、ターンテー
ブル１の振れを抑えやすくなるとともにシャフト５とタ
ーンテーブル１との嵌合強度（または接着強度）を上げ
ることができる。

ターンテーブル１の凹部ＩＣにシャフト５の上側の軸受
４ａが入り込んでいて、シャフト５に対し負荷となって
いるディスク２及びターンテーブル１と、シャフト５を
保持している軸受４ａとの距離を短くし、上側の軸受４
ａと下側の軸受４ｂとの距離を離すようにしたことは第
１実施例と同様である。

第３図は、本発明の第３実施例を示したもので、本実施
例ではシャフト５の径を、ターンテーブル１のシャフト
５との嵌合部１ｅの部分より下側（モータ方向）部分を
大径としている。

このようにすることによりシャフト５の共振周波数をさ
らに上げることができ、また上下の軸受４ａ、　４ｂの
径を揃えることにより軸受状態の適正化を図れる。他の
構成効果については前記各実施例と略同様である。

〔発明の効果〕

本発明は」上記の構成とすることによって、上側の軸受
からシャフトに対して負荷となるターンテーブルおよび
ディスクまでの距離を縮めることができ、また上下の軸
受の間隔を記録媒体回転機構の全高に対し相対的に広げ
られるので、シャフトの共振周波数を上げることができ
、装置のサーボ特性への影響を低減できる。

また、軸受間隔を広げることにより、回転軸の振れを抑
え、情報記録再生装置で記録・再生を行う時に記録媒体
の偏芯を小さくでき、トラック追従機構の小型化、軽量
化、低電力化、低コスト化が可能になる。

さらに軸受間隔を広げることにより同時に、軸受への与
圧方法の選択の幅が広がり、与圧量を自由にかつ安定し
て変えられるので、シャフトのガタつきの発生を容易に
防止できる。これにより、シャフトのガタつきに起因す
るトラック追従ミスを防くことができる。

一方、軸受とターンテーブルおよびディスクの距離だけ
縮めて、軸受間隔はそのままとしてもよいが、この場合
シャフトの振れなどの諸性能を悪化させることなく、記
録媒体回転機構の全高を小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例の一部断面図、第２図は
、第２実施例の一部断面図、 第３図は、第３実施例の一部断面図、 第４図、第５図は従来例を示す一部断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、軸受に保持された回転軸と、記録媒体を装着し回転
   軸と一体動するターンテーブルとを具えた情報記録再生
   装置用記録媒体回転機構において、ターンテーブルの回
   転軸側を記録媒体側に屈曲形成し、屈曲部により形成さ
   れる回転軸側凹部にターンテーブル側軸受を設けたこと
   を特徴とする情報記録再生装置用記録媒体回転機構。