JPH02278021A - 車両用クラッチの構造 - Google Patents

車両用クラッチの構造

Info

Publication number
JPH02278021A
JPH02278021A JP9775989A JP9775989A JPH02278021A JP H02278021 A JPH02278021 A JP H02278021A JP 9775989 A JP9775989 A JP 9775989A JP 9775989 A JP9775989 A JP 9775989A JP H02278021 A JPH02278021 A JP H02278021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
flywheel
pressure plate
facing
friction surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9775989A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hironaka
弘中 和夫
Kiyoto Suyama
須山 精人
Ichiro Kitayama
一郎 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP9775989A priority Critical patent/JPH02278021A/ja
Publication of JPH02278021A publication Critical patent/JPH02278021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用クラッチの構造に関する。特に本発明
は、エンジンフライホイールに形成された摩擦面に摩擦
係合するためのクラッチフェーシングを備えたクラッチ
ディスクが、プレッシャープレートおよび弾性手段によ
り該フライホイールの摩擦面に押し付けられるように構
成された車両用クラッチの構造に関する。
〔従来技術〕
一般の車両用クラッチでは、エンジンフライホイールの
摩擦面にクラッチディスクのフェーシングが摩擦係合し
て動力の伝達を行う。この摩擦係合を行わせるために、
プレッシャープレートが設けられ、該プレッシャープレ
ートがスプリングの作用によりクラッチディスクのフェ
ーシングをフライホイールのWi擦面に向けて付勢する
。クラッチディスクにはプレッシャープレートに面する
側にもフェーシングが形成され、プレッシャープレート
と該フェーシングとの間でも動力伝達のための摩擦係合
が生じる。
スプリングは常時プレッシャープレートをクラッチ係合
方向に付勢しており、したがって常時はクラッチは結合
状態にある。クラッチを切断するためには、クラッチペ
ダルのようなりラッチ操作部材が設けられ、該クラッチ
ペダルの踏み込みによりスプリングのプレッシャープレ
ートに対する付勢力が除去される。クラッチを係合させ
、または切断する際に、クラッチペダルをそのストロー
クの中間位置に保持すると、クラッチスプリングにより
プレッシャープレートに与えられる付勢力はクラッチ係
合状態での付勢力より弱められた状態になり、クラッチ
は半クラツチ状態となって、クラッチフェーシングとフ
ライホイールの摩擦面およびプレッシャープレートとの
間に滑りが生じる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようにクラッチに滑りが生じると、クラッチの摩擦
部に熱を生じクラッチフェーシングおよびフライホイー
ルとプレッシャープレートの摩擦面の温度が上昇する。
ところで、フライホイールは熱容量が大きいため、摩擦
面に生じる熱はフライホイール本体に拡散したのち外部
に逸散する。
したがって、フライホイールの摩擦面における温度上昇
は、さほど著しくない。しかし、プレッシャープレート
は全体として体積が小さいので熱容量が小さく、摩擦面
における温度上昇はフライホイールの摩擦面の温度上昇
よりも高くなる。その結果、半クラツチ状態でフライホ
イールの摩擦面とプレッシャープレートの摩擦面との間
に温度差を生じ、プレッシャープレートの摩擦面の摩擦
係数がフライホイールの摩擦面の摩擦係数より大きくな
り、トルクの大部分がプレッシャープレートを介してク
ラッチディスクに伝達されるようになる。一般に、プレ
ッシャープレートを介してのトルク伝達は、伝達トルク
分布が著しく不均一となるため、トルクの大部分がプレ
ッシャープレートを介して伝達される状態のもとでは、
クラッチフェーシングと相手側摩擦面との間の滑りの状
態が反復的にあるいは振動的に変化する、いわゆるクラ
ッチシャダーという現象を生じる。
本発明は、従来のクラッチ構造のこのような問題に着目
して得られたもので、半クラツチ状態でフライホイール
の摩擦面とプレッシャープレートの摩擦面との間に温度
差を生じたときに発生するシャダー現象を抑制すること
ができる車両用クラッチの構造を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明による車両用クラッチ
構造においては、フライホイールの摩擦面とクラッチフ
ェーシングとの間の摩擦係数が常温でプレッシャープレ
ートとクラッチフェーシングとの間の摩擦係数より大き
くなるように構成したことを特徴とする。
〔作 用〕
本発明においては、常温でフライホイール側の摩擦係数
がプレッシャープレート側の摩擦係数より高くなるよう
に設定されているので、クラッチ温度が上昇した状態で
もプレッシャープレート側の摩擦係数がフライホイール
側の摩擦係数より高くなることを防止できる。その結果
、トルク伝達の比較的不安定なプレッシャープレートを
介してトルクの大部分が伝達されるようになる現象を回
避することができ、半クラツチ状態のもとてクラッチシ
ャダー等の滑りの不安定が抑制される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図において、エンジンクランク軸1にはフライホイ
ール2が固定され、該フライホイール2の一方の側には
摩擦面2aが形成されている。エンジンクランク軸1と
同軸に配置された変速機の人力軸3には周知の構造のク
ラッチディスク4がスプライン3aにより軸方向摺動自
在に取り付けられる。クラッチディスク4には、フライ
ホイール2の摩擦面2aに対応する半径方向位置に、ク
ラッチフェーシング4a、4bが取り付けられる。
クラッチフェーシング4aはフライホイール2の摩擦面
2aに摩擦係合できるように該摩擦面に面する側に設け
られ、フライホイール4bは反対側に設けられる。クラ
ッチディスク4を挟んでフライホイール2と反対側には
クラッチカバー5が配置される。このクラッチカバー5
は外側周縁部がボルト6によりフライホイール2に結合
されている。クラッチカバー5の内側には、クラッチデ
ィスク4のフェーシング4bに対面するようにプレッシ
ャープレート7が配置される。該プレッシャープレート
7には、クラッチディスク4のフェーシング4bに摩擦
係合するための摩擦面7dが形成される。プレッシャー
プレート7は第2図および第4図に示すドライビングス
トラップ8によりクラッチカバー5に結合される。第4
図に示すように、ドライビングストラップ8は複数個設
けられ、周方向に間隔をもって配置され、それぞれがク
ラッチカバー5とプレッシャープレート7とを結合する
。したがって、プレッシャープレート7はフライホイー
ル2およびクラッチカバー5とともに回転する。
クラッチカバー5とプレッシャープレート7との間には
プレッシャープレート7をクラッチフェーシング4bに
向けて付勢するためのダイヤフラムスプリング9が配置
される。第1図に示すように、クラッチカバー5は内周
部に軸方向内方に突出するスプリング保持爪10を有す
る。この保持爪10は複数個が周方向に間隔をもって形
成されている。この保持爪10は、一対のピボットリン
グ11を支持する。保持爪10はダイヤフラムスプリン
グ9の適当な位置に形成された孔を通って配置され、一
対のピボットリング11は、ダイヤスラムスプリング9
の外周縁から半径方向内方に寄った位置において該ダイ
ヤプラムスプリング9を両側から挟むように配置される
。したがって、ダイヤスラムスプリング9はこのピボッ
トリング11の位置を支点として屈曲することができる
ダイヤフラムスプリング9が自由状態にあるときは、該
スプリング9は皿状に屈曲して周辺部がプレッシャープ
レート7に係合し該プレッシャープレート9をクラッチ
ディスク4のフェーシング4bに押し付ける。ダイヤフ
ラムスプリング9の内周部が第1図において軸方向右方
に押されると、ダイヤフラムスプリング9の外周部は左
方に動かされてプレッシャープレート7に対する付勢力
が除去される。
ダイヤフラムスプリング9の内周部にクラッチ操作力を
与えるために、第1図および第3図に示すように摺動操
作部材12が設けられる。この操作部材12は変速機ケ
ースに一体に形成した円筒形スリーブ13上に軸方向摺
動自在に配置され、第3図に示すような操作フォーク1
4により軸方向に動かされる。このフォーク14は車両
のクラッチペダル(図示せず)により操作される。
第1図において、操作部材12が軸方向左側位置にある
と、ダイヤプラムスプリング9の内周は左側に、外周は
右側になるように該ダイヤスラムスプリング9が屈曲し
て、該ダイヤフラムスプリング9の外周部がプレッシャ
ープレート7をクラッチディスク4のフェーシング4b
に押しつけ、クラッチを係合状態にする。このとき、ク
ラッチディスク4のフェーシング4aはフライホイール
2の摩擦面2aに押し付けられる。操作部材12がクラ
ッチペダルの踏み込みにより軸方向右方に動かされると
、ダイヤフラムスプリング9の内周が軸方向右方に押さ
れ、ダイヤスラムスプリング9は屈曲して外周が左に動
かされる。この状態でスプリングの付勢力が除去される
。クラッチペダルを操作ストロークの中間位置に保持す
ると、プレッシャープレート7は、クラッチ係合状態に
おけるよりも弱い付勢力でクラッチディスク4のフェー
シング4bに押し付けられ、半クラツチ状態になる。
第4図はプレッシャープレート7の詳細を示すものであ
る。プレッシャープレート7は、スプリング9に面する
側において円周上に並んで配置される複数の突起7aを
有し、各突起7aにダイヤフラムスプリング9の外周部
が係合してプレッシャープレートを付勢する。
クラッチフェーシング4a、4bは焼結金属により形成
され、固体潤滑材として二硫化モリブデン、カーボン、
硫化鉛などが添加され、また研磨材としてアルミナまた
はシリカなどが添加される。
クラッチフェーシング4aはタラッチフェーシング4b
に比して固体潤滑材の添加量を少く、研磨材の添加量を
多くすることにより、その摩擦係数をクラッチフェーシ
ングの摩擦係数より高くする。
このようにクラッチフェーシング4aの摩擦係数をクラ
ッチフェーシング4bの摩擦係数より高くする代りに、
あるいはこれに加えて、フライホイール2の摩擦面2a
を片状黒鉛鋳鉄により形成し、プレッシャープレート7
の摩擦面7aを球状黒鉛鋳鉄により形成する。この構成
により、フライホイール2の摩擦面2aの摩擦係数をプ
レッシャープレート7の摩擦面7aの摩擦係数より高く
することができる。
〔効 果〕
以上述べたように、本発明においては、車両用クラッチ
において、フライホイールの摩擦面とクラッチフェーシ
ングとの間の摩擦係数がプレッシャープレートとクラッ
チフェーシングとの間の摩擦係数より大きくなるように
したので、半クラツチ状態のもとで生じるフライホイー
ルとプレッシャープレートとの間の温度差に起因するク
ラッチシャダーの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す車両用クラッチ構造の
断面図、第2図はクラッチ構造の分解斜視図、第3図は
クラッチ操作機構の一部を示す斜視図、第4図はプレッ
シャープレートの一例を示す斜視図である。 2・・・・フライホイールへ4・・・・クラッチディス
ク、4a、4b・・・・クラッチフェーシング、5・・
・・クラッチカバー 7・・・・プレッシャープレート、 9・・・・ダイヤフラムスプリング、 12・・・・操作部材 第1図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンフライホイールに形成された摩擦面に摩擦係合
    するためのクラッチフェーシングを備えたクラッチディ
    スクと、このクラッチディスクのクラッチフェーシング
    を前記フライホイールの前記摩擦面に向けて押すための
    プレッシャープレートと、前記プレッシャープレートを
    前記クラッチディスクに向けて付勢するための弾性手段
    と、前記弾性手段を前記クラッチディスクから離れる方
    向に押すためのクラッチ操作部材とからなる車両用クラ
    ッチの構造において、常温で前記フライホイールの摩擦
    面と前記クラッチフェーシングとの間の摩擦係数が前記
    プレッシャープレートと前記クラッチフェーシングとの
    間の摩擦係数より大きくなるように構成したことを特徴
    とする、車両用クラッチ構造。
JP9775989A 1989-04-18 1989-04-18 車両用クラッチの構造 Pending JPH02278021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9775989A JPH02278021A (ja) 1989-04-18 1989-04-18 車両用クラッチの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9775989A JPH02278021A (ja) 1989-04-18 1989-04-18 車両用クラッチの構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02278021A true JPH02278021A (ja) 1990-11-14

Family

ID=14200806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9775989A Pending JPH02278021A (ja) 1989-04-18 1989-04-18 車両用クラッチの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02278021A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196731A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Aisin Chem Co Ltd 乾式摩擦材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196731A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Aisin Chem Co Ltd 乾式摩擦材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1111261B1 (en) Multi-plate dry clutch having hub movement limiting means
EP0812998B1 (en) Multiple disk friction coupling device
JP3518959B2 (ja) ツインクラッチ
JP3317787B2 (ja) クラッチ押圧組立体
JPS62200031A (ja) クラツチ
JPH03177621A (ja) ツインクラッチ
US5074395A (en) Clutch release apparatus
JPH02278021A (ja) 車両用クラッチの構造
EP1630438B1 (en) Clutch device for vehicle
JPH02278022A (ja) 車両用クラッチの構造
JPH1182544A (ja) クラッチ
JPH0346695B2 (ja)
JPH01164821A (ja) 車両用クラッチの緩衝機構
JPS6131721A (ja) クラツチ
JPH09250556A (ja) 多板クラッチ
JPH0222505Y2 (ja)
JP2006226330A (ja) クラッチレリーズ装置
JPS601301Y2 (ja) ダンパ装置
JPS5929157Y2 (ja) 摩擦クラツチのレリ−ズアシスタ−
JPH0142667Y2 (ja)
JPH1163007A (ja) クラッチ用摩擦連結部材
JPH10103370A (ja) ツインクラッチ
KR100347854B1 (ko) 클러치커버용 스트랩의 설치구조
JPH0247298Y2 (ja)
JPH0117700Y2 (ja)