JPH02277032A - カメラの電動駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモータにより可動ミラー及び絞りを駆動すると
共に、シャッタのチャージをも行なうカメラの電動駆動
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第２図に従来用いられるカメラの駆動機構構成の一例を
示す。図は、カメラを正面から見たときの各機構及びそ
の駆動源となるモータの配置を示している。

Ｍｌは可動ミラー及び絞りの駆動、シャッタチャージ等
を行なうシーケンスモータであり、巻上げスプール内に
配設されている。該モータＭ１と連結するシーケンス系
のメカ部は、カメラの巻上げ鋼上部の空間Ｓ１及びミラ
ーボックス側面の空間Ｓ２に配設されている。

マタ、Ｍ２はフィルム給送モータを示し、フィルムの巻
上げ、巻戻しを行う。該モータＭ２と連結するメカ部は
、カメラの底部空間Ｓ３に配設されている。

第３図は上記カメラの斜視図である。

まず、シーケンスモータの第１の方向の回転に伴う、ミ
ラーＵＰ行程について述べる。

ンヤソタ釦レリーズによりシーケンスモータＭｌか時計
方向に回転する。その回転は減速ギヤ系５１〜５５を介
してチャージカムギヤ５６に伝達され、該ギヤを反時計
方向に回転させる。

チャージカムギヤ５６の下端にはミラー駆動ピン５７が
固設されており、ミラー駆動レバー５８と当接して該レ
バーを右旋させている。該レバー５８の一端はシーケン
ス基板（図示せず）に回動可能に軸支され、また他の一
端はミラーボックス形成基板に配設されたミラー駆動縦
レバー６０と係合しており、チャージカムギヤ５６の回
転に伴って該レバー６０を右旋させていく。

ミラーボックス形成基板（図示せず）上には、ミラー駆
動縦レバー６０、絞り復帰レバー６１゜絞りレバー６２
の３点が同軸上に嵌遊されており、それぞれはね６３．
６４によって左旋方向に付勢されて初期位置設定ピン６
５に当接している。

６６は可動ミラーであり該初期位置（レリーズ前）にお
いてはフィルム面前方に、撮影光路に対して４５°傾斜
して配設されている。

該可動ミラーは回転軸６７に可動可能に軸支されており
、ミラーダウンばね６８により右旋方向に付勢されてい
る。

該ミラーの側面には、ミラー駆動ピン６９が植設されて
おり、ミラー駆動縦レバー６１の一端に配設されたレバ
ー７０の作動軌跡内に突出している。

前述のレリーズに伴って、ミラー駆動縦レバー６１が右
旋することにより、該ミラー駆動ピン６９が押し上げら
れて可動ミラー６６が上昇していく。

一方絞り復帰レバー６１もミラー駆動縦レバーと共に右
旋していく。絞り復帰レバー６１と絞りレバー６２との
間には絞り駆動ばねか…けられており、該ばねを介して
共に絞りレバー６２も右旋していく。絞りレバー６２の
一端６２ａには図示しないレンズの絞りレバーが当接し
ており、該ボディ開校りレバーの右旋に伴ってレンズ内
絞りを除々に絞りこんでいく。

また、絞りレバー６２の他の一端６２ｂに設けられたギ
ヤ部は増速ギヤ７１を介して絞り制御用ラチェットギヤ
７２及び絞り制御用エンコーダ部７３に噛みあっており
、設定絞りに応じたエンコーダ出力に対してラチェット
ギヤを係止する絞り制御を行なっている。

基準ギヤ５６が９０°左旋し、ミラー駆動ピン５７かミ
ラー駆動レバー５Ｂに対して上死点に達した時点でミラ
ーアップ工程が終了し、シーケンスモータＭ１が停止す
る。

次に、シーケンスモータが第２の方向に回転するミラー
ダウン工程に入る。設定秒時に応じたシャツタ幕の走行
完了を検知してシーケンスモータＭｌは逆転する。

基準ギヤ５６の右旋に伴い、ミラー駆動レバーは左旋し
、可動ミラーの下降及び絞りレバー６２の開放位置への
復帰か行なわれる。該ミラーダウン行程にて基準ギヤ５
６上部に設けられたベベルギヤ５６ａ、５９を介して軸
変換された回転軸により図示しないシャッタがチャージ
される。

次に、フィルム給送モータＭ２が作動してフィルム巻上
げを行い、次の撮影の準備を行う。

以上が通常用いられるシーケンス系の構成の一例である
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の如き従来の構成においては、／−ケンス系の機構
部がジ−ケンスモークＭｌからミラー駆動カム部（５１
〜５６．５８等）と、ミラー駆動機構部（６０，６９，
７０等）と、シャッタチャージカム（５９等）及びシャ
ッタシャーシ制御部（不図示）と３つの構成に分かれ、
空間Ｓｌ及びＳ２に配設されているため、機構が複雑で
部品点数も多くなるばかりでなく、駆動機構の効率も低
くなる。よって下記のような問題点か生じる。

ｌ１部品点数が多くなることにより、機構が複雑になり
、また組立性も慝化し、コストアップにつながる。

２．構成部分か多方面に分かれるため、大きなスペース
が必要となり、カメラが大きくなる。

３、モータの配設方向が最終駆動部の回転方向と異なる
ため、軸変換をしなければならず効率ダウンにつながる
。

よって、モータのパワーを大きくしなければならなくな
り、外形も大きなものが必要になるばかりでなく、コス
ト的にも上昇する。

〔問題点を解決する為の手段〕

上記問題点解決のため、本発明ではシャッタのチャージ
カムと可動ミラー、絞りの駆動カムとを同軸に設けると
共に、シーケンスモータで前記チャージカムを駆動し、
前記シーケンスモータの回転軸と前記チャージカムの回
転軸とが同一軸方向となるように、前記フォーカルプレ
ンシャッタの近傍に、該シャッタの面に倒立するように
設けた。

〔作用〕

本発明によれば、シーケンスモータを７オーカルプレン
シヤツタの近傍に配設し、直接シャッタ駆動レバーをチ
ャージするチャージカム及び可動ミラー、絞りを駆動す
る駆動カムを一体的に設け、該モータと直結して駆動す
ることによりシーケンス系を構成する多くの部品点数を
減らすことが可能となる。

また、構成が簡素化されコンパクトな機構部になること
により、カメラ自体コンパクトになるばかりでなく、他
の機構部の構成における自由度が増すことになる。

〔実施例〕

第１図は本発明の実施例であるカメラのフォーカルプレ
ンシャッタ近傍の内部機構の斜視図であり、レリーズ前
のチャージ完了状態を示している。

第１図において、フォーカルプレンシャッタ１はシャッ
タチャージ状態を保持されており、可動ミラー２はフィ
ルム面前方に撮影光路に対して４５°傾斜した初期位置
に、また、撮影レンズの絞りは絞りレバー３により開放
位置に保持されている。

フォーカルプレンシャッタ１は、図示しない２本のアー
ムと複数のシャッタ羽根とで４節リンクを構成するよう
に配設されたものを２組用意し、これら２組のシャッタ
羽根を所定の順序で上下方向に平行移動させることによ
って所望のスリットを形成する縦走りフォーカルプレン
シャッタである。

先幕駆動レバー４は、軸５を中心に回転可能に軸支され
ている。該駆動レバ−４先端部に植設されたピン６は図
示しないアームと連結して先羽根群を作動させている。

この駆動源となるのがバネ７で該レバーを反時計方向に
付勢しており、シャツタレリーズ時シャッタ先羽根群を
上方向に走行させている。

後幕駆動レバー８は、軸９を中心に回転可能に軸支され
ている。該駆動レバー先端部に植設されたピンｌＯは図
示しないアームと連結して後羽根群を作動させている。

この駆動源となるのがバネ１１で、該レバーを反時計方
向に付勢しており、先羽根走行後所定の遅延時間をおい
て上方向に走行させている。

それぞれの駆動レバーの先端部には、可動鉄片Ｉ２．１
３が多少の自由度をもって豪遊されており、チャージ完
了状嘘において吸引Ｍｇ１４．１５の吸着面に当接する
よう配設されている。

チャージカム１６は、左旋することにより（図は左旋完
了状態）該先幕駆動レバー４及び後幕駆動レバー８それ
ぞれに植設されたローラ１７．１８と当接して両レバー
を右旋させ、両駆動バネ７．１１をチャージすると共に
、前記可動鉄片１２．１３をＭ＝吸着面に押し付けた状
態に保持している。

シーケンスモータ２０は、フォーカルプレンシャッタｌ
の基板面内に、その出力軸が該基板面に対して垂直にな
るように配置され、その出力軸と同一軸方向も有する減
速ギヤ系２１．２２を介してチャージカムと一体に設け
られたチャージカムギヤ２３と連結しており、シャッタ
のチャージ、ミラーの駆動、絞りの駆動を行なう駆動源
となっている。

不図示のシャツタ釦のレリーズにより、該シーケンスモ
ーク２０が反時計方向に回転し、チャージカム１６を右
旋させていく。チャージカム１６の最外リフト部に当接
して保持されていたツヤツタ駆動レバー４．８は該カム
の回転に伴い、カム面を下降していくが、レリーズに同
期して通電された前記Ｍｇ１４．１５は励磁状態にあり
、駆動レバー先端に配設された可動鉄片１２．１３を吸
着してスタート位置に保持している。

チャージカム１６の全作動角はｌ／４回転で、チャージ
カム部は作動終了時、前記駆動レバー上に配設されたロ
ーラ１７．１８のシャッタ走行時の作動軌跡から退避す
るよう形づくられている１６ａ、１６ｂ。

シャッタチャージカムの前部には、もう一つのカム２４
　（ミラー駆動カム）が設けられており、ミラー及び絞
りを駆動するための揺動レバー２５が当接している。

ミラー駆動カム２４のカムリフトと揺動レバーとの関係
はレリーズ前のミラーダウン状態でカムの下死点と当接
し、レリーズ後の１／４回転の右旋終了時カムの上死点
に位置するよう構成されている。

揺動レバー２５の先端部は、可動ミラー２の駆動ピン２
６及び絞りレバー３の一端３ａ部と係合しており、レリ
ーズ後のカムの右旋に伴って、揺動レバー２５が左旋し
、可動ミラーを上昇させると共に、絞りレバーを右旋さ
せてレンズ内絞りを絞り込んでい（。

絞りレバー３の回転は増速ギヤ系２７を介してラチェッ
トギヤ２８及びパルスエンコーダ部４０に連結されてお
り、所定の絞り値に応じたパルスをカウントすることに
より、所定の絞り位置を検出し、係止レバー２９によっ
て絞り径を決定している。

係止レバー２９の一端は、出力部が上下動する双安定ソ
レノイド３０と連結しており、係止信号により出力ピン
３１が下に下がり係止レバー２９を右旋させ、係止レバ
ー２９とラチェットギヤ４０とが係合し、上記絞り径を
決定するのである。

揺動レバー２５とバネ３２により内力的に付勢されて係
合し一体に作動してきた絞りレバーは、上記係止により
絞りレバーのみが固定されるため、揺動レバー２５のみ
がバネ３２をチャージしながら、更に回転し可動ミラー
を上昇させていくことになる。

モータ停止５Ｗ３３は、揺動レバーの先端部に配設され
ており、可動ミラーの上昇完了時にモータ停止５Ｗ３３
の接片Ａ、Ｂが接触して閉成され該信号を検知すること
によりシーケンスモータの駆動を停止させ、ミラー上昇
工程を終了させている。

この後多少のデイレイをおいて先幕、後幕Ｍｇ１４．１
５が順次消磁され、シャッタ駆動レバーが走行し、所定
秒時の露光が行なわれる。

次に後幕走行完了信号を検知することにより、シーケン
スモータが逆転を開始し、ミラーダウン工程に入いる。

チャージカム１６は該モータにより左旋する。

ミラー駆動カム２４の上死点位置にて、ミラー上昇状態
を保持していた揺動レバー２５は、該左旋に伴って右旋
し、それに追随して可動ミラーも下降していく。

また、該信号（後幕走行完了）を検知することにより、
絞り係止用の双安定リレノイドに解除信号が入いり、出
力ピン３１を上方に押上げることによりラチェットの係
止を解除する。

よって、絞りレバー３も揺動レバーの右旋に伴い、該揺
動レバーの戻しバネ３４により左旋させられ、レンズ内
絞りを開放位置に復帰させていく。

一方、シャッタチャージカム１６の左旋により、先、後
幕駆動レバー共に右旋させられ、両駆動バネ７．１１を
チャージすると共に、アパーチュアを先羽根部で覆って
いきかつ、後羽根部をアパーチュア外に格納していく。

ミラーがダウン完了し、絞りが開放位置にセットされ、
シャッタのチャージが完了するミラーダウン工程最終段
階にて揺動レバー先端に配設されたモータ停止ＳＷ（接
片Ｂ、Ｃ）がＯＮＬ、シーケンスモータの逆転を停止さ
せる。

以上でシーケンス系の一行程が終了する。

〔発明の効果〕

以上のように本考案によれば、ジ−ケンスモークをフォ
ーカルプレンシャッタの近傍に配設し、直接シャッタ駆
動レバーをチャージするチャージカム及び可動ミラー、
絞りを駆動する駆動カムを一体的に設け、該モータと該
カムとを出来るだけ接近させる配置としたことにより、
シーケンス系を構成する部品点数が非常に少な（なり、
組立性も向上してコストが下がると共に、コンパクトな
構成が可能になった。

また、駆動源と駆動部が近く、連結部材が少ないため駆
動効率の向上が計られ、モータのパワーも少なく済み、
コンパクトになると共にコストダウンが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例におＣするカメラの電動駆動
装置の斜視図を示す。 第２図は、従来例をカメラ正面から見た機構配置図を示
す。 第３図は、該従来例の駆動機構の斜視図を示す。 〔主要部分の符号の説明〕 ｌ・・・シャッタ本体、 ２・・・可動ミラー ３・・・絞りレバー ４・・・先幕駆動レバー ８・・・後幕駆動レバー ２０・・・シーケンスモータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 第１方向回転によりシャッタ駆動レバーを作動してシャ
   ッタ羽根のチャージを行ないかつチャージ完了位置にて
   該シャッタ駆動レバーを保持し、シャッタ走行直前に第
   ２の方向に回転して該シャッタ駆動レバーの保持状態を
   解除するチャージカムを有するフォーカルプレンシャッ
   タを備え、可動ミラー及び絞りの駆動をシーケンスモー
   タで行うカメラの電動駆動装置において、 前記フォーカルプレンシャッタのシャッタ面に立てられ
   た前記チャージカムの軸に、前記可動ミラー及び絞りの
   駆動を行う駆動カムを一体的に設け、 前記シーケンスモータは、前記チャージカムを駆動し、
   前記シーケンスモータの回転軸と前記チャージカムの回
   転軸とが同一軸方向となるように、前記フォーカルプレ
   ンシャッタの近傍に、前記シャッタ面に倒立するように
   設けたことを特徴とするカメラの電動駆動装置。