JPH0227695Y2 - - Google Patents

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JPH0227695Y2
JPH0227695Y2 JP1984139699U JP13969984U JPH0227695Y2 JP H0227695 Y2 JPH0227695 Y2 JP H0227695Y2 JP 1984139699 U JP1984139699 U JP 1984139699U JP 13969984 U JP13969984 U JP 13969984U JP H0227695 Y2 JPH0227695 Y2 JP H0227695Y2
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flexible
constant velocity
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straight
reduced diameter
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JP1984139699U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、等速ジヨイント用のゴムブーツ、
更に詳しくは、左右のジヨイント部と、これら両
ジヨイント部を連結する中間軸とを一体に覆うよ
うにしたゴムブーツの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
等速ジヨイントにおいて、左右のジヨイント部
を別々のゴムブーツで覆うと、中間軸上でゴムブ
ーツの端部を固定しなければならず、取付構造が
複雑になると共に、グリース漏れ等が発生しやす
いため、左右のジヨイント部とこれらを連結する
中間軸とを一体的に覆うゴムブーツが、例えば実
開昭54−71054号等によつて提案されている。
従来の等速ジヨイント用ゴムブーツは第8図に
示すように、左右のジヨイント部1と1を覆う可
撓部2,2と、両ジヨイント部1,1を連結する
中間軸3に外嵌するストレート部4とを一体成形
し、このストレート部4を中間軸3に対して固定
化するようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、ゴムブーツのストレート部4を中間
軸3に対して固定化すると、左右の可撓部2,2
は、作動角を取つたりプランジングしたとき実質
的に独立した変形運動で対応することになる。
また、左右の可撓部2,2はその内部がストレ
ート部4で完全に遮断されるため、発熱やプラン
ジングによる内圧の変動は個々の可撓部で吸収し
なければならない。
このため、左右可撓部2,2の変形量や局部的
な負荷が大きくなり、屈曲疲労によりゴムブーツ
の耐久性を大幅に低下させるという問題点があ
る。
この考案は上記のような問題点を解決するため
になされたものであり、可撓部の変形量や負荷を
左右の可撓部で分担することができる等速ジヨイ
ント用ゴムブーツを提供するのが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するため、この考案は、左
右のジヨイント部を覆う可撓部と、両ジヨイント
部を連結する中間軸を覆うストレート部とを一体
成形した等速ジヨイント用ゴムブーツにおいて、
ストレート部に、中間軸の途中に設けた大径部に
対して軸方向に摺動自在に外嵌し左右ジヨイント
部内のグリースを密封する縮径部を設け、上記縮
径部に左右可撓部内の空気の移動を許容する軸方
向に延びる通気部を形成した構成としたものであ
る。
〔作用〕
中間軸に外嵌するストレート部は中間軸に対し
て軸方向に摺動するため、一方可撓部に生じた変
形をストレート部の移動により他方可撓部に伝達
して分担させ、屈曲疲労の低減を図る。
左右可撓部内はストレート部に設けた通気部で
連通しているので、一方可撓部の内圧がジヨイン
ト内部の温度上昇等により上昇すると通気部を介
して圧力を他方可撓部に逃がし、左右可撓部の内
圧を等しくする。同様に一方のジヨイントのプラ
ンジングによる可撓部の内圧変動が他方のジヨイ
ント内に通気され、変動幅が緩和されること等に
より、内圧増加によるブーツの膨張、内圧低下に
よるブーツのへこみ発生の低減が図れる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図乃
至第7図に基づいて説明する。
第1図において、等速ジヨイントは、左右のジ
ヨイント部11,11と、両ジヨイント部を連結
する中間軸12とで構成されている。
図示の場合左右のジヨイント部11,11は、
一方にベル形、他方にダブルオフセツト形を組合
せて使用した例を示している。
上記等速ジヨイントに使用するゴムブーツ13
は、両ジヨイント部11,11を覆う左右の可撓
部14,14と、中間軸12を覆うストレート部
15とを一体成形して形成されている。
左右の可撓部14,14は、大径側端部に設け
た取付部16,16がジヨイント部11,11の
外筒17,17に対して外嵌し、ブーツバンド1
8,18の締付けによつて固定される。
前記ストレート部15はその内周面に、中間軸
12に対して軸方向に摺動自在に外嵌する縮径部
19が設けられ、この縮径部19の左右可撓部1
4,14の内部を連通させる通気部20が形成さ
れている。
また、中間軸12の外周面で上記縮径部19が
摺動嵌合する中央部分は大径部21に形成し、中
間軸12の表面加工を必要とする部分を大幅に減
小すると共に、ストレート部15の移動性を良く
し、ゴムブーツ13の屈曲疲労の低減を図るよう
にしている。
第2図乃至第7図の各々は、ストレート部15
に設ける縮径部19の異なつた例を示している。
先ず、第2図と第3図に示す第1の例は、スト
レート部15の内周面に内径が大径部21に嵌合
する二条の環状鍔22を設けて形成し、この環状
鍔22に施した複数の切欠きを通気部20とした
ものである。
次に、第4図と第5図に示す第2の例は、スト
レート部15の内周面に波形に連続する環状鍔2
4を設け、波形の各凹部を通気部20としたもの
である。
第6図と第7図に示す第3の例は、ストレート
部15の内周面を内側に突出する環状の膨出部分
23で形成し、この膨出部分23内周面軸方向に
施した複数の切欠き溝を通気部20としたもので
ある。
この考案のゴムブーツは上記のような構成であ
り、等速ジヨイントの左右ジヨイント部11,1
1を覆う可撓部14,14の小径側端部がストレ
ート部15で連なり、このストレート部15が中
間軸12に対して軸方向に摺動自在となるよう外
嵌しているため、一方の可撓部に生じた変形がス
トレート部15を介して他方可撓部に伝達され、
一方可撓部の変形を両可撓部で分担することにな
る。
また、左右可撓部14,14内は通気部20で
連通しているため、一方可撓部の内圧変動を他方
可撓部に逃がすことができる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、ストレート
部の中間軸に対する軸方向への摺動と通気部によ
る両可撓部内の連通とにより、両可撓部が相互の
変形や内圧変化を互に分担することになり、可撓
部の屈曲疲労が低減し、ゴムブーツの耐久性を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るゴムブーツの使用状態
を示す縦断正面図、第2図は同上における縮径部
の第1の例を示す縦断正面図、第3図は同縦断側
面図、第4図は同第2の例を示す縦断正面図、第
5図は同縦断側面図、第6図は同第3の例を示す
縦断正面図、第7図は同縦断側面図、第8図は従
来のゴムブーツを示す使用状態の縦断面図であ
る。 11……ジヨイント部、12……中間軸、13
……ブーツ、14……可撓部、15……ストレー
ト部、19……縮径部、20……通気部、21…
…大径部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 左右のジヨイント部を覆う可撓部と、両ジヨ
    イント部を連結する中間軸を覆うストレート部
    とを一体成形した等速ジヨイント用ゴムブーツ
    において、ストレート部に中間軸の途中に設け
    た大径部に対して軸方向に摺動自在に外嵌し左
    右ジヨイント部内のグリースを密封する縮径部
    を設け、上記縮径部に左右可撓部内の空気の移
    動を許容する軸方向に延びる通気部を形成した
    ことを特徴とする等速ジヨイント用ゴムブー
    ツ。 (2) 縮径部がストレート部の内周面に設けた環状
    鍔で形成され、通気部が環状鍔に施した切欠き
    によつて形成されている実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の等速ジヨイント用ゴムブー
    ツ。 (3) 縮径部がストレート部の内部に突出する膨出
    部分で形成され、通気部が膨出部分に施した軸
    方向の溝で形成されている実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の等速ジヨイント用ゴムブー
    ツ。
JP1984139699U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0227695Y2 (ja)

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JPS6154522U JPS6154522U (ja) 1986-04-12
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Families Citing this family (2)

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JPH0765627B2 (ja) * 1986-06-05 1995-07-19 ヤマハ発動機株式会社 車輌用伝動軸装置のカバー装置
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JPS5630632B2 (ja) * 1971-12-10 1981-07-16
JPS58152931A (ja) * 1982-03-08 1983-09-10 Nissan Motor Co Ltd 等速ジヨイントブ−ツ内の圧力調整装置

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JPS6154522U (ja) 1986-04-12

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