JPH0140335Y2 - - Google Patents

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JPH0140335Y2
JPH0140335Y2 JP1985011866U JP1186685U JPH0140335Y2 JP H0140335 Y2 JPH0140335 Y2 JP H0140335Y2 JP 1985011866 U JP1985011866 U JP 1985011866U JP 1186685 U JP1186685 U JP 1186685U JP H0140335 Y2 JPH0140335 Y2 JP H0140335Y2
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annular
intermediate shaft
annular protrusion
peripheral surface
cylindrical
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、等速ジヨイント用のゴムブーツに
関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、自動車に用いられている等速ジヨイン
トは、グリースの流出を防止すると同時に、小石
等の衝突やゴミの侵入等から保護する必要がある
ため、フレキシブルなゴムブーツを使用して覆う
ことが行なわれている。
従来のゴムブーツ1は第5図と第6図に示すよ
うに、可撓部2の大径取付部3を等速ジヨイント
4の外筒5に外嵌し、その外周をバンド6の締付
けによつて固定すると共に、中間軸7に外嵌した
小径取付部8をバンド9の締付けによつて固定化
し、両側の等速ジヨイント4,4を個々に独立し
て覆う構造になつていた。
また、小径取付部8と中間軸7間のシール性を
向上させるため、中間軸7の外周面に環状溝10
を形成し、小径取付部8の内周面に上記環状溝1
0へ嵌合する環状突起8aを設け、この環状突起
8aの外周をバンド9で締付けるようにしてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、自動車の走行時に等速ジヨイントは
作動角をもつて回転するため温度が上昇し、従来
のような左右が独立した密閉構造のゴムブーツで
は、小径取付部と中間軸は、円周方向の環状溝1
0と環状突起8aの結合であるため、円周方向の
滑りに対する積極的な回り止対策とはならず、こ
のためブーツと中間軸の間に円周方向の滑りが生
じ、内圧が上昇したときなど、この滑り部分から
グリース漏れが発生するという問題がある。
また、左右のブーツが独立していると、両側ジ
ヨイント間の距離が短かい仕様の場合、小径取付
部が干渉しあい、取付けることができない。
この考案は、上記のような問題を解決するため
になされたものであり、内圧の上昇によるグリー
ス漏れの発生を効果的に防止できる等速ジヨイン
ト用ゴムブーツを提供するのが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するためこの考案
は、左右のジヨイント部を個々に覆う両側ゴムブ
ーツの小径側端部に、内外に嵌合して互に重なり
合う筒状部を連成し、内側に位置する筒状部の外
周面に環状溝と内周面に環状突部を設け、この環
状突部の内周面に軸方向に延びる多数本の襞を突
設し、前記外側筒状部には、内側筒状部の嵌状溝
に嵌合する内周面の環状突起と、この環状突起の
内周面円周方向に延びる環状襞とを設けたもので
ある。
〔作用〕
左右のジヨイントを覆う両側ゴムブーツの小径
端に設けた筒状部を、中間軸の外側において内外
に嵌合し、重なり合う部分の外周をバンドで締付
け固定する。
内側筒状部の内周面に設けた環状突部が中間軸
に形成した周溝内に嵌合し、軸方向の襞が周溝の
底面に圧接することにより中間軸と筒状部の回転
方向の結合を行なう。
また、外側筒状部の環状突起が内側筒状部の環
状溝に嵌合し、環状襞が環状溝の底面に圧接する
ことにより、内外筒状部の重なり面間におけるシ
ールを行なう。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図乃
至第4図に基づいて説明する。
第1図のように、左右に位置する等速ジヨイン
ト11と11は中間軸12で結合され、両ジヨイ
ント11,11はゴムブーツ13と14で覆われ
ている。
両ゴムブーツ13と14は、可撓部15の大径
側端部に設けた大径取付部16がジヨイントの外
筒に外嵌し、外周から締付けるバンド17によつ
て上記外筒に固定される。
両ゴムブーツ13と14の可撓部15における
小径側端部には、中間軸12に外嵌する状態で内
外に重なり合つて嵌合する筒状部18,19が
各々連成され、外周から巻締めたバンド20によ
り、両筒状部18,19の重なり部分が中間軸1
2に対して固定される。
第1図左側に位置する一方ゴムブーツ13の筒
状部18は、中間軸12に密嵌する内径を有し、
内周面に環状突部21と、外周面に他方ゴムブー
ツ14の筒状部19が外嵌する凹段部22が設け
られ、この凹段部22の外周面に環状溝23が周
設されている。
なお、中間軸12の外周面には、環状突部21
が嵌合する周溝24が設けられ、環状突部21の
内周面に第3図や第4図の如く、軸方向に延びる
多数本の襞25を突設されている。
上記軸方向の襞25は、バンド20の締付けに
よる周溝24の底面への圧接により、筒状部18
と中間軸12の回転方向に対する滑り止となり、
中間軸12と筒状部18の間のスリツプ発生を防
止することになる。
第1図右側に位置する他方ゴムブーツ14の筒
状部19は、中間軸12に外嵌する内径の根元部
分27と、この根本部分27の先端に連なり、内
側筒状部18の凹段部22に嵌合する内径の円筒
部分28からなり、円筒部分28には、内周面に
環状溝23へ嵌合する環状突起29と、外周面に
バンド20の納まる溝30とが設けられている。
上記環状突起29の内周面に、円周方向に延び
る複数の環状襞31が突設してあり、バンド20
の締付けによる環状溝23の底面への圧接によ
り、両筒状部18と19の嵌合面間をシールし、
グリース漏れの発生を防ぐものである。
この考案のゴムブーツは上記のような構成であ
り、更に、筒状部18,19内周部に通気溝等形
成すれば、両側の等速ジヨイント11,11をゴ
ムブーツ13,14で覆う第1図の状態で、両ゴ
ムブーツ13と14内はこの通気溝を介して連通
可能であるため、内圧の変動は両ゴムブーツで分
担することができ、ゴムブーツ13,14の変形
発生を防ぐこともできる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると上記のような
構成であるので、以下に列挙する効果がある。
() 両側ゴムブーツの小径側端部に互に嵌合
して重なり合う筒状部を設け、内側筒状部の内
周面に形成した環状突部の内周に、軸方向に延
びる多数本の襞を突設したので、筒状部の重な
り部分をバンドで締付けると、襞が中間軸の外
周面に圧接し、中間軸と筒状部との回転方向に
対する滑り止となり、中間軸とゴムブーツのス
リツプ発生がなくなる。
() 環状突部に設けた襞が中間軸と環状突部
の嵌合面間に通気溝を形成すれば、両側ゴムブ
ーツ間の空気の移動を許容することができ、ゴ
ムブーツの内圧変動を両側ゴムブーツで分担す
ることにより、ブーツ可撓部の変形や局部的な
負荷の発生がなくなり、ブーツの耐久性を大幅
に向上させることができる。
() 外側筒状部の内周面に、内側筒状部の環
状溝に嵌合する環状突起を設け、この環状突起
の内周面に円周方向の環状襞を設けたので、内
外に重なる筒状部の嵌合面間を環状襞でシール
することができ、ゴム相互の重なりと環状襞と
によつて完全なグリース漏れ防止が得られる。
() 内外筒状部の嵌合面を環状襞でシールし
たので、筒状部嵌合面の防水性が完全になり、
ゴムブーツ内に対する外部からの水等の浸入を
防止できる。
() 両側ゴムブーツの小径端側に設けた筒状
部を内外に嵌合するようにしたので、両側等速
ジヨイントの間隔が狭い場合でも、ブーツ小径
側取付部がジヨイント間に納まり、ジヨイント
の間隔を狭くした設計が可能になる。
() 中間軸の全長を両ゴムブーツで覆うこと
ができるので、中間軸の露出部分がなく、中間
軸の表面塗装処理が省ける。
() 両側ゴムブーツの小径側端部を重ねて締
付けるので、バンドが一本でよく、作業性も向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るゴムブーツの使用状態
を示す縦断正面図、第2図は同上の要部を拡大し
た縦断正面図、第3図は同縦断側面図、第4図は
同じく要部の分解斜視図、第5図は従来のゴムブ
ーツを示す使用状態の縦断正面図、第6図は同上
における小径端部の取付部分を示す拡大断面図で
ある。 11……等速ジヨイント、12……中間軸、1
3,14……ゴムブーツ、15……可撓部、16
……大径取付部、17,20……バンド、18,
19……筒状部、21……環状突部、22……凹
段部、23……環状溝、24……周溝、25……
襞、29……環状突起、30……溝、31……環
状襞。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右のジヨイント部を個々に覆う両側ゴムブー
    ツの小径側端部に、内外に嵌合して互に重なり合
    う筒状部を連成し、内側に位置する筒状部の外周
    面に環状溝と内周面に環状突部を設け、この環状
    突部の内周面に軸方向に延びる多数本の襞を突設
    し、前記外側筒状部には、内側筒状部の環状溝に
    嵌合する内周面の環状突起と、この環状突起の内
    周面円周方向に延びる環状襞とが設けられている
    等速ジヨイントのゴムブーツ。
JP1985011866U 1985-01-29 1985-01-29 Expired JPH0140335Y2 (ja)

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