JPH0117697Y2 - - Google Patents

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JPH0117697Y2
JPH0117697Y2 JP13969884U JP13969884U JPH0117697Y2 JP H0117697 Y2 JPH0117697 Y2 JP H0117697Y2 JP 13969884 U JP13969884 U JP 13969884U JP 13969884 U JP13969884 U JP 13969884U JP H0117697 Y2 JPH0117697 Y2 JP H0117697Y2
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outer cylinder
sealing member
sealing
mounting part
diameter mounting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、プランジング型トリポード等速ジ
ヨイントに用いるゴムブーツのジヨイント外筒に
対するシール装置に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、フロントエンジンフロントドライブ車
や四輪独立懸架車に使用されているプランジング
型トリポード等速ジヨイントは、ジヨイントの一
部である外筒の端面が開口しているため、フレキ
シブルなゴムブーツを用い、グリースの流出を防
止すると同時に小石等の衝突やゴミの侵入から外
筒内を保護することが行なわれている。
プランジング型トリポード等速ジヨイントの基
本的な構造は第9図と第10図に示すように、一
端が開口し他端にシヤフト1を設けた外筒2の内
面に軸方向に延びる三本の溝状トラツク3を等角
度に形成し、外筒2内に開口端から挿入した従動
シヤフト4で各トラツク3内に嵌合する転動ロー
ラ5を支持し、各トラツク3の両側面と転動ロー
ラ5の外周面を円弧面に形成し、外筒2のシヤフ
ト1と従動シヤフト4とを相対的に軸方向の変位
可能に、かつ任意角度傾斜可能に接続したもので
ある。
また、上記外筒2の開口端側を閉鎖保護するゴ
ムブーツ6は、可撓部7の一端に外筒2へ外嵌す
る大径の取付部8を連成し、この取付部8を外周
に巻締したブーツバンド9で外筒2に固定化する
と共に、可撓部7の他端に図示省略したが、上記
取付部8と略同様の構造を有し、従動シヤフト4
に外嵌固定する小径取付部を設けて形成されてい
る。
ところで、前記外筒2は、内面に溝状トラツク
3を形成するため、周壁の各トラツク形成間の位
置に内側への加圧変形加工が施され、外面は軸方
向に延びる三本の凹溝10を等角度に備えた断面
形状になつている。
このため、ゴムブーツ6は大径取付部8は、そ
の内面側が外筒2の外形に一致するよう、薄肉部
分11間に各凹溝10に嵌り合う厚肉部分12を
設けた断面構造になつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 上記のような大径取付部8を外筒2に外嵌し、
ブーツバンド9の巻締によつて固定化したとき、
薄肉部分11は良く締るが、厚肉部分12は肉厚
に比例して伸縮弾性も大きくなつているため締付
力が弱くなる。
このため、ブーツバンド締付時や駆動時、作動
角を取つた時等、ゴムブーツ6にねじれ力が作用
すると、第10図に示すように、厚肉部分12に
おいて、ねじれ方向Aと反対側の位置が、弾性変
位により、外筒2との間に隙間13を生じること
になる。
上記のような隙間13が生じると、グリース漏
れのほか、外部から外筒2内に水やゴミが入ると
いう問題がある。
この考案は、上記のような問題を解消するため
になされたものであり、ゴムブーツの取付部と外
筒の間に生じる隙間を完全にシールすることがで
きるシール装置を提供するのが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するため、この考案は、ジ
ヨイント外筒の外周でゴムブーツの大径取付部の
近接位置に、環状のシール部材を外嵌固定し、こ
のシール部材と大径取付部とに一対のシール機構
を設けたものである。
〔作用〕
外筒に外嵌挿した大径取付部は厚肉部分が凹溝
に嵌合し、ブーツバンドの締付けで外筒に固定化
され、取付部の近接位置において環状のシール部
材が外筒に固定されている。
取付部とシール部材に設けた一対のシール機構
が取付部の端部開口をシールし、ゴムブーツにね
じれ力が加わつて厚肉部分と凹溝との間に隙間が
生じても外部と完全に遮断することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図乃
至第8図に基づいて説明する。
なお、第9図及び第10図と同一部分は同一付
号を付すことによつて説明に代える。
第1図のように、外筒2の外周で大径取付部8
の端面に近接する位置に、ゴム等を用いて形成し
た環状のシール部材21が外嵌固定され、このシ
ール部材21と大径取付部8の端面とに、円周方
向に連続する一対のシール機構22が設けられて
いる。
上記シール部材21は、大径取付部8と略等し
い外径を有し、内周は第2図のように、外筒2の
外形に一致する形状になつている。
前記シール機構22は、種々の構造を採用する
ことができ、第3図乃至第8図はこれらの異なつ
た例を示している。
先ず、第3図に示す第1の例は、大径取付部8
とシール部材21の対向面において、大径取付部
8の外周部とシール部材21の内周部とに内外に
嵌合する環状部23と24を各々設け、大径取付
部8に連成した還状部23の先端内周に、シール
部材21の環状部24外周面に摺接するシールリ
ツプ25を突設したものである。
次に、第4図に示す第2の例は、大径取付部8
とシール部材21の対向面において、大径取付部
8の内周部とシール部材21の外周部とに内外に
嵌合する環状部26,27を設け、シール部材2
1の環状部27の内周面に環状部26へ摺接する
シールリツプ28を突設したものである。
第5図に示す第3の例と第6図に示す第4の例
は、大径取付部8の端面とシール部材21の端面
とに鈎形の環状部29と30を設け、両環状部2
9と30の嵌合部間に形成したラビリンス31に
よつてシールを行なうようにしたものである。
また、第7図に示す第5の例は、大径取付部8
とシール部材21の対向面における一方に環状溝
32と他方にこの環状溝32内へ嵌合する環状突
起33を設けてシールを行なうようにしたもので
ある。
更に、第8図に示す第6の例は、大径取付部8
とシール部材21の対向面における一方を平坦な
シール面34とし、他方にこのシール面34に摺
接するシールリツプ35を設けたものである。
この考案のシール装置は上記のような構成であ
り、ゴムブーツ6の外筒2に固定した大径取付部
8の端部を、この大径取付部8とシール部材21
との間にわたつて設けたシール機構22によつて
シールし、ゴムブーツ6にねじれ力が作用し、厚
肉部分12と凹溝10の間に隙間が生じるような
ことがあつても、外部との連通をシール機構22
によつて遮断することになる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、ゴムブーツ
の取付部を固定したジヨイント外筒にシール部材
を外嵌固定し、取付部とシール部材とに一対のシ
ール機構を設けたので、外筒に外嵌した取付部の
端部をシール機構で密閉でき、ゴムブーツにねじ
れ力が加わつて取付部の厚肉部分と外筒との間に
隙間が生じても、外部との連通を完全に遮断する
ことができ、グリース漏れや外筒内に外部から水
やゴミが入るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシール装置を備えたト
リポード等速ジヨイントの縦断正面図、第2図は
同縦断側面図、第3図乃至第8図の各々はシール
装置の異なつた形状を示す拡大断面図、第9図は
トリポード等速ジヨイントの縦断面図、第10図
は同上の縦断側面図である。 2……外筒、3……トラツク、4……従動シヤ
フト、5……転動ローラ、6……ゴムブーツ、7
……可撓部、8……大径取付部、9……ブーツバ
ンド、10……凹溝、12……厚肉部分、21…
…シール部材、22……シール機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トリポード等速ジヨイントの外筒に外嵌固定す
    る大径取付部を有し、この取付部に外筒の外面に
    等角度で設けた三本の凹溝へ嵌り合う厚肉部分が
    形成されたトリポード等速ジヨイント用ゴムブー
    ツにおいて、外筒の外周で大径取付部の端面と近
    接する位置に、環状のシール部材を外嵌固定し、
    このシール部材と大径取付部とに一対のシール機
    構を設けたことを特徴とするトリポード等速ジヨ
    イント用ゴムブーツのシール装置。
JP13969884U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0117697Y2 (ja)

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JP13969884U JPH0117697Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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JP13969884U JPH0117697Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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Publication Number Publication Date
JPS6154524U JPS6154524U (ja) 1986-04-12
JPH0117697Y2 true JPH0117697Y2 (ja) 1989-05-23

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JP13969884U Expired JPH0117697Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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