JPH10131978A - 可とう歯車継手 - Google Patents

可とう歯車継手

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JPH10131978A
JPH10131978A JP8289985A JP28998596A JPH10131978A JP H10131978 A JPH10131978 A JP H10131978A JP 8289985 A JP8289985 A JP 8289985A JP 28998596 A JP28998596 A JP 28998596A JP H10131978 A JPH10131978 A JP H10131978A
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pinion
seal
gear coupling
sealing
gear
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Junichi Shigeura
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/18Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts the coupling parts (1) having slidably-interengaging teeth
    • F16D3/185Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts the coupling parts (1) having slidably-interengaging teeth radial teeth connecting concentric inner and outer coupling parts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/84Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
    • F16D3/843Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers
    • F16D3/848Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers allowing relative movement of joint parts due to sliding between parts of the cover

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密が不十分で寿命が短い。 【解決手段】 ピニオン13の連結部13bの外周面を
ピニオン13の軸心方向に摺動可能に配設され相反する
側の表面に外歯歯車13aの幅方向の中央線A1が外歯
歯車13aの軸心上を横切る位置を中心とした所定の半
径rの球面状を有し端カバー15の当接面15aと当接
するシール面14aがそれぞれ形成された環状の一対の
シール部材14と、ピニオン13の連結部13bの外周
側に配設されシール部材14をそれぞれ相反する側に所
定の力で押圧しシール部材14のシール面14aを端カ
バー15の当接面15aに当接させるバネ部材17とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道車両の駆動
用電動機と減速用歯車装置との間を連結する可とう歯車
継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の駆動用電動機は台車枠に、ま
た、減速用歯車装置は車軸にそれぞれ配置されている。
したがって、走行中の車体の動揺によって駆動用電動機
の出力軸と減速用歯車装置のピニオン軸との軸線がずれ
てたわみが生じる。可とう歯車継手はこのように変位し
た状態においても両軸間の動力の授受が円滑に行えるよ
う駆動用電動機と減速用歯車装置との間に連結されてい
る。
【0003】図5は例えば実公昭35−13707号公
報に記載されたこの種の従来の可とう歯車継手の構成を
一部を破断して示す正面図、図6は図5における可とう
歯車継手の要部の構成を示す断面図、図7は図6に示す
回転軸の軸心がスリーブの軸心に対して直角方向に移動
してたわみを生じた状態を示す断面図、図8は図7に示
す状態よりもさらにたわみを生じた状態を示す断面図で
ある。
【0004】図において、1は回転軸で、例えば一方が
駆動用電動機の出力軸、他方が減速用歯車装置への入力
軸である。2は相互間がボルト締め等で固着一体化され
たスリーブで、端部内周面に内歯歯車2aがそれぞれ形
成されている。3は内周側で回転軸1に固着され、外周
側にスリーブ2の内歯歯車2aとそれぞれ噛み合うクラ
ウニングが施された外歯歯車3aが形成されるととも
に、外側の側面に外方に向かって開口した凹部3bが形
成された一対のピニオンで、スリーブ2内の内歯歯車2
aと外歯歯車3aとが噛み合う周辺にグリース(図示せ
ず)が充填されている。4は一端がスリーブ2に固着さ
れ他端がピニオン3の凹部3b内にピニオン3と所定の
間隔をあけて配置された端カバーで、スリーブ2内のグ
リースが飛散するのを防止し、塵埃の侵入を防止する。
5は回転軸1に固着された弾性を有する輪状のシール部
材で、端カバー4の他端側に圧接されてピニオン3と端
カバー4との隙間から塵埃が侵入するのを防止する。
【0005】上記のように構成された従来の可とう歯車
継手においては、走行中に車体が動揺して駆動用電動機
の出力軸と、減速用歯車装置の入力軸との軸線がずれて
たわみが生じても、ピニオン3の外歯歯車3aがクラウ
ニングされているため、一方の回転軸1から他方の回転
軸1への駆動力の伝達が円滑に行われ、また、両回転軸
1が軸心方向に移動した場合にも、スリーブ2内の内歯
歯車2aの溝に沿ってピニオン3の外歯歯車3aが自由
に移動する。そして、両回転軸1が同一軸心上に位置す
る状態では、図6に示すようにシール部材5は全周にわ
たって端カバー4の他端側に所定の圧力で当接し良好な
気密が保たれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の可とう歯車継手
は以上のように構成されているので、たわみが生じた場
合、図7に示すようにシール部材5が過大な変形をする
ため、摩耗や破損を生じ易くなるという問題点があっ
た。又、たわみがさらに進行した場合、図8に示すよう
に端カバー4とシール部材5との間に隙間6が生じるた
め、塵埃が侵入しやすくなるという問題点があった。さ
らに又、駆動用電動機の回転数が例えば6000r.
p.mと非常に高速であるため、摩耗により寿命が短縮
されたり遠心力により気密が阻害されるという問題点が
あった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、軸心がずれても気密を十分に保
持することが可能で、又、耐摩耗性が優れ長寿命化が可
能な可とう歯車継手を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る可とう歯車継手は、内周面の両端部に内歯歯車がそれ
ぞれ形成されたスリーブと、スリーブ内に対向して配設
され外周側に内歯歯車のいずれか一方と噛み合って、内
歯歯車の軸心方向に所定の量の移動が可能で且つ内歯歯
車の軸心方向に対して所定の角度で傾くことができるよ
うにクラウニングされた外歯歯車がそれぞれ形成される
とともに、内周側に回転軸と連結される筒状の連結部が
それぞれ形成された一対のピニオンと、ピニオンの連結
部の外周面をピニオンの軸心方向に摺動可能に配設され
相反する側の表面に外歯歯車の幅方向の中央線が外歯歯
車の軸心上を横切る位置を中心とした所定の半径の球面
状を有するシール面がそれぞれ形成された環状の一対の
シール部材と、外周側がスリーブの両端にそれぞれ固着
され内周側にシール部材のいずれか一方のシール面に密
に当接可能な当接面を有する一対の端カバーと、ピニオ
ンの連結部の外周側に配設されシール部材をそれぞれ相
反する側に所定の力で押圧しシール部材のシール面を端
カバーの当接面に当接させるバネ部材とを備えたもので
ある。
【0009】又、この発明の請求項2に係る可とう歯車
継手は、請求項1において、シール部材をピニオンと同
一材質の部材で形成したものである。
【0010】又、この発明の請求項3に係る可とう歯車
継手は、請求項1または2において、シール部材のシー
ル面に潤滑部材を被着させたものである。
【0011】又、この発明の請求項4に係る可とう歯車
継手は、請求項3において、シール部材のシール面に二
硫化モリブデンと熱硬化性樹脂との混合物を焼付けによ
り被着させたものである。
【0012】又、この発明の請求項5に係る可とう歯車
継手は、請求項1において、シール部材内にシール部材
より機械的強度が大で環状に形成された形状保持部材を
同心状に埋設させたものである。
【0013】又、この発明の請求項6に係る可とう歯車
継手は、請求項5において、形状保持部材にバネ部材と
対向する側にシール部材の側面から突出しバネ部材の一
端部と当接する座部を有したものである。
【0014】又、この発明の請求項7に係る可とう歯車
継手は、請求項5において、形状保持部材にバネ部材と
対向する側にシール部材の側面から突出しバネ部材の一
端側を囲繞する規制部を有したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
可とう歯車継手の構成を一部を破断して示す正面図、図
2は図1における可とう歯車継手の要部の構成を示す断
面図、図3は図2に示す形状保持部材の変形例を示す断
面図、図4は図3に示す形状保持部材の変形とはさらに
異なる変形例を示す断面図である。
【0016】図において、11は回転軸で、例えば一方
が駆動用電動機の出力軸、他方が減速用歯車装置への入
力軸である。12は相互間が例えばボルト締め等で固着
一体化されたスリーブで、端部内周面に内歯歯車12a
がそれぞれ形成されている。13は外周側にスリーブ1
2の内歯歯車12aと噛み合うクラウニングが施された
外歯歯車13aが、また、内周側に回転軸1と嵌合によ
り連結される連結部13bが、さらにまた、この連結部
13bの外周面と外歯歯車13aの側面とが交わる位置
に、外方に向けて開口する凹部13cがそれぞれ形成さ
れたピニオンで、スリーブ12内に相対向して一対配設
されている。
【0017】14は各ピニオン13の連結部13bの外
周面を軸心方向に摺動可能に配設される環状の一対のシ
ール部材で、相反する側の表面に図1中の位置A、すな
わち、ピニオン13の外歯歯車13aの幅方向の中央線
1が軸心A2上を横切る点を中心とした所定の半径rの
球面状を有するシール面14aがそれぞれ形成されてい
る。15は外周側がスリーブ12の端面に固着され、内
周側にいずれか一方のシール部材14のシール面14a
と密に当接可能な当接面15aをそれぞれ有する一対の
端カバーである。
【0018】16はシール部材14よりも機械的強度の
大きな部材で断面T字状の環状に形成され、シール部材
14内に埋設された形状保持部材で、ピニオン13の凹
部13cと対向する側に突出して上記軸心A2を横切る
方向に延在して後述のバネ部材の一端部と当接する座部
16a、および軸心A2と同心状に延在してバネ部材の
一端部を囲繞する規制部16を有している。17はピニ
オン13の連結部13bの外周面に嵌合されるバネ部材
で、他端側がピニオン13の凹部13cの底面に、一端
部は形状保持部材16の座部16aにそれぞれ当接さ
れ、シール部材14のシール面14aを端カバー15の
当接面に所定の力で押圧している。
【0019】上記のように構成された実施の形態1の可
とう歯車継手においては、走行中に車体が動揺して駆動
用電動機の出力軸と、減速用歯車装置の入力軸との軸線
がずれてたわみが生じても、従来におけると同様にピニ
オン13の外歯歯車13aがクラウニングされているた
め、一方の回転軸11から他方の回転軸11への駆動力
の伝達が円滑に行われ、また、両回転軸11が軸心方向
に移動した場合にも、スリーブ12内の内歯歯車12a
の溝に沿ってピニオン13の外歯歯車13aが自由に移
動する。又、シール部材14はバネ部材17により所定
の力で端カバー15側に押圧されることにより、そのシ
ール面14aが端カバー15の当接面15aに当接し良
好な気密が保たれる。
【0020】このように上記実施の形態1によれば、シ
ール部材14をピニオン13の連結部13bの外周面を
軸心方向に摺動可能に配設するとともに、シール部材1
4の相反する側の表面にピニオン13の外歯歯車13a
の幅方向の中央線A1が軸心A2上を横切る位置Aを中心
とした所定の半径rの球面状を有するシール面14aを
形成し、バネ部材17によりこのシール面14aを端カ
バー15の当接面15aに所定の力で押圧するようにし
ているので、たわみが進行してもシール部材14は変形
することもなく、常にシール面14aと端カバー15の
当接面15aとの位置関係を一定に保ち、気密を十分に
保持することが可能になる。
【0021】又、シール部材14を上記のように構成し
たことにより、例えばピニオン13を炭素鋼とした場合
に、焼結合金またはセラミックス、カーボン等のような
非鉄金属とすることもできるため、耐摩耗性を十分に確
保することができ長寿命化が可能になる。
【0022】さらに又、シール部材14内に形状保持部
材16を埋設するようにしているので、シール部材14
の機械的強度も強化され、遠心力によるシール部材14
の変形が防止されるとともに、座部16aでバネ部材1
7の一端部の端面を受けるようにしているため、バネ部
材17によりシール部材14の端面を傷付けることが防
止され、規制部16bでバネ部材17の一端部側を囲繞
するようにしているため、バネ部材17が遠心力で外方
に飛び出すことも防止される。
【0023】尚、シール部材14を、ピニオン13と同
一材質の部材で形成するようにすれば、熱膨張、収縮差
によりシール部材14とピニオン13の連結部13bと
の間の嵌合が不良になり、スムーズな摺動が阻害される
のを防止することも可能となり、又、シール部材14の
シール面14aの表面に、例えば二硫化モリブデンと熱
硬化性樹脂との混合物を焼付ける等して、潤滑部材を被
着するようにすれば、さらにスムーズな摺動が可能とな
りシール部材14としての機能を向上させることができ
る。
【0024】又、上記のように図1および図2に示す構
成では、シール部材14に埋設される形状保持部材16
の形状を、断面T字形状として座部16aおよび規制部
16bを具有するものとしたが、例えば図3に示すよう
に断面逆L字形状として座部18aのみを具有する形状
保持部材18としても良く、シール部材14の変形およ
びバネ部材17によりシール部材14の端面を傷付ける
ことを防止することができる。又、図4に示すように形
状保持部材19を断面矩形状としても良く、シール部材
14の変形を防止することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、内周面の両端部に内歯歯車がそれぞれ形成された
スリーブと、スリーブ内に対向して配設され外周側に内
歯歯車のいずれか一方と噛み合って、内歯歯車の軸心方
向に所定の量の移動が可能で且つ内歯歯車の軸心方向に
対して所定の角度で傾くことができるようにクラウニン
グされた外歯歯車がそれぞれ形成されるとともに、内周
側に回転軸と連結される筒状の連結部がそれぞれ形成さ
れた一対のピニオンと、ピニオンの連結部の外周面をピ
ニオンの軸心方向に摺動可能に配設され相反する側の表
面に外歯歯車の幅方向の中央線が外歯歯車の軸心上を横
切る位置を中心とした所定の半径の球面状を有するシー
ル面がそれぞれ形成された環状の一対のシール部材と、
外周側がスリーブの両端にそれぞれ固着され内周側にシ
ール部材のいずれか一方のシール面に密に当接可能な当
接面を有する一対の端カバーと、ピニオンの連結部の外
周側に配設されシール部材をそれぞれ相反する側に所定
の力で押圧しシール部材のシール面を端カバーの当接面
に当接させるバネ部材とを備えたので、軸心がずれても
気密を十分に保持することが可能で、又、耐摩耗性が優
れ長寿命化が可能な可とう歯車継手を提供することがで
きる。
【0026】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、シール部材をピニオンと同一材質の部材で
形成したので、軸心がずれても気密を十分に保持するこ
とが可能で、又、耐摩耗性が優れ長寿命化が可能である
ことは勿論、シール部材とピニオンの結合部との良好な
嵌合が可能な可とう歯車継手を提供することができる。
【0027】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1または2において、シール部材のシール面に潤滑部材
を被着させたので、シール部材の摺動をスムーズとしシ
ール機能の向上を図ることが可能な可とう歯車継手を提
供することができる。
【0028】又、この発明の請求項4によれば、請求項
3において、シール部材のシール面に二硫化モリブデン
と熱硬化性樹脂との混合物を焼付けにより被着させたの
で、シール部材の摺動をスムーズとしシール機能の向上
を図ることが可能な可とう歯車継手を提供することがで
きる。
【0029】又、この発明の請求項5によれば、請求項
1において、シール部材内にシール部材より機械的強度
が大で環状に形成された形状保持部材を同心状に埋設さ
せたので、軸心がずれても気密を十分に保持することが
可能で、又、耐摩耗性が優れ長寿命化が可能であること
は勿論、シール部材の変形を防止することが可能な可と
う歯車継手を提供することができる。
【0030】又、この発明の請求項6によれば、請求項
5において、形状保持部材にバネ部材と対向する側にシ
ール部材の側面から突出しバネ部材の一端部と当接する
座部を形成したので、バネ部材によりシール部材の側面
を傷付けるのを防止することが可能な可とう歯車継手を
提供することができる。
【0031】又、この発明の請求項7によれば、請求項
5において、形状保持部材にバネ部材と対向する側にシ
ール部材の側面から突出しバネ部材の一端側を囲繞する
規制部を形成したので、バネ部材が遠心力で飛び出すの
を防止することが可能な可とう歯車継手を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における可とう歯車
継手の構成を一部を破断して示す正面図である。
【図2】 図1における可とう歯車継手の要部の構成を
示す断面図である。
【図3】 図2に示す形状保持部材の変形例を示す断面
図である。
【図4】 図3に示す形状保持部材の変形とはさらに異
なる変形例を示す断面図である。
【図5】 従来の可とう歯車継手の構成を一部を破断し
て示す正面図である。
【図6】 図5における可とう歯車継手の要部の構成を
示す断面図である。
【図7】 図6に示す回転軸の軸心がスリーブの軸心に
対して直角方向に移動してたわみを生じた状態を示す断
面図である。
【図8】 図7に示す状態よりもさらにたわみを生じた
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
12 スリーブ、12a 内歯歯車、13 ピニオン、
13a 外歯歯車、13b 連結部、13c 凹部、1
4 シール部材、14a シール面、15 端カバー、
15a 当接面、16,18,19 形状保持部材、1
6a,18a 座部、16b 規制部、17 バネ部
材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面の両端部に内歯歯車がそれぞれ形
    成されたスリーブと、上記スリーブ内に対向して配設さ
    れ外周側に上記内歯歯車のいずれか一方と噛み合って、
    上記内歯歯車の軸心方向に所定の量の移動が可能で且つ
    上記内歯歯車の軸心方向に対して所定の角度で傾くこと
    ができるようにクラウニングされた外歯歯車がそれぞれ
    形成されるとともに、内周側に回転軸と連結される筒状
    の連結部がそれぞれ形成された一対のピニオンと、上記
    ピニオンの連結部の外周面を上記ピニオンの軸心方向に
    摺動可能に配設され相反する側の表面に上記外歯歯車の
    幅方向の中央線が上記外歯歯車の軸心上を横切る位置を
    中心とした所定の半径の球面状を有するシール面がそれ
    ぞれ形成された環状の一対のシール部材と、外周側がス
    リーブの両端にそれぞれ固着され内周側に上記シール部
    材のいずれか一方のシール面に密に当接可能な当接面を
    有する一対の端カバーと、上記ピニオンの連結部の外周
    側に配設され上記シール部材をそれぞれ相反する側に所
    定の力で押圧し上記シール部材のシール面を上記端カバ
    ーの当接面に当接させるバネ部材とを備えたことを特徴
    とする可とう歯車継手。
  2. 【請求項2】 シール部材をピニオンと同一材質の部材
    で形成したことを特徴とする請求項1記載の可とう歯車
    継手。
  3. 【請求項3】 シール部材のシール面に潤滑部材を被着
    させたことを特徴とする請求項1または2記載の可とう
    歯車継手。
  4. 【請求項4】 シール部材のシール面に二硫化モリブデ
    ンと熱硬化性樹脂との混合物を焼付けにより被着させた
    ことを特徴とする請求項3記載の可とう歯車継手。
  5. 【請求項5】 シール部材内に上記シール部材より機械
    的強度が大で環状に形成された形状保持部材を同心状に
    埋設させたことを特徴とする請求項1記載の可とう歯車
    継手。
  6. 【請求項6】 形状保持部材はバネ部材と対向する側に
    シール部材の側面から突出し上記バネ部材の一端部と当
    接する座部を有していることを特徴とする請求項5記載
    の可とう歯車継手。
  7. 【請求項7】 形状保持部材はバネ部材と対向する側に
    シール部材の側面から突出し上記バネ部材の一端側を囲
    繞する規制部を有していることを特徴とする請求項5記
    載の可とう歯車継手。
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