JPH043159Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH043159Y2 JPH043159Y2 JP1986152649U JP15264986U JPH043159Y2 JP H043159 Y2 JPH043159 Y2 JP H043159Y2 JP 1986152649 U JP1986152649 U JP 1986152649U JP 15264986 U JP15264986 U JP 15264986U JP H043159 Y2 JPH043159 Y2 JP H043159Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- seal
- seal lip
- ring
- combination
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 2
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- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 claims description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は相互に回転する軸受部間に装着して該
軸受部を密封する組合せシールの改良に関し、具
体的には複数の接触形シールリツプの配置改良を
なした組合せシールに関する。
軸受部を密封する組合せシールの改良に関し、具
体的には複数の接触形シールリツプの配置改良を
なした組合せシールに関する。
従来、自動車用ホイールベアリング等に使用さ
れる密封装置としては、図面に基づいて詳述する
と第2図の如く、複数のシールリツプDを有する
環体3と該シールリツプDと接触する環体4の二
つの環体3,4を組合せ、それぞれ相対する部材
へ装着せしめてその内外を密封せしめていた。
れる密封装置としては、図面に基づいて詳述する
と第2図の如く、複数のシールリツプDを有する
環体3と該シールリツプDと接触する環体4の二
つの環体3,4を組合せ、それぞれ相対する部材
へ装着せしめてその内外を密封せしめていた。
しかしながら、前述した複数の接触形シールリ
ツプDを有する組合せシールは複数のシールリツ
プDが何んの関連もなく配設されているため入り
来る泥水等に対して該組合せシール内部全体が同
一の悪状況下に曝され徒らに全てのシールリツプ
Dに負担をかけ耐久性に悪影響を及ぼすと共に密
封力も弱めるなど多くの欠点を持つていた。
ツプDを有する組合せシールは複数のシールリツ
プDが何んの関連もなく配設されているため入り
来る泥水等に対して該組合せシール内部全体が同
一の悪状況下に曝され徒らに全てのシールリツプ
Dに負担をかけ耐久性に悪影響を及ぼすと共に密
封力も弱めるなど多くの欠点を持つていた。
本考案はこの様な欠点に対しこれを除去して、
低回転トルクで密封力に優れかつ異物の侵入防止
作用を有した組合せシールを提供するものであ
る。
低回転トルクで密封力に優れかつ異物の侵入防止
作用を有した組合せシールを提供するものであ
る。
本考案は第1図に示す様に、合成ゴム・合成樹
脂等の弾性体からなるシールリツプD及び断面で
略L字形状をなす金属環で形成した外輪環Aと、
断面で略逆L字形状をなす金属環で形成された外
輪環Bとを具備し、これらを組合せ配設した組合
せシールであつて;前記外輪環Aのシールリツプ
Dは軸方向にアキシアル接触するサイドリツプD
1とその先端が外方に向き径方向へラジアル接触
するメインシールリツプD2及び該メインシール
リツプD2の内側に位置し径方向にラジアル接触
するサブシールリツプD3とで構成され、外部側
にある内輪環Bの径方向端部bを内方に窪ませて
外輪環AのサイドリツプD1をその内周面へ接触
せしめ、このサイドリツプ接触部1を軸方向から
みて前記外方に向くメインシールリツプ先端部2
より内側に配設したことを特徴としている。
脂等の弾性体からなるシールリツプD及び断面で
略L字形状をなす金属環で形成した外輪環Aと、
断面で略逆L字形状をなす金属環で形成された外
輪環Bとを具備し、これらを組合せ配設した組合
せシールであつて;前記外輪環Aのシールリツプ
Dは軸方向にアキシアル接触するサイドリツプD
1とその先端が外方に向き径方向へラジアル接触
するメインシールリツプD2及び該メインシール
リツプD2の内側に位置し径方向にラジアル接触
するサブシールリツプD3とで構成され、外部側
にある内輪環Bの径方向端部bを内方に窪ませて
外輪環AのサイドリツプD1をその内周面へ接触
せしめ、このサイドリツプ接触部1を軸方向から
みて前記外方に向くメインシールリツプ先端部2
より内側に配設したことを特徴としている。
この構造でのメインシールリツプD2はその先
端部2を外径方向に傾斜する反り形状Eとすると
後述する特性をより大きく発揮できるので好まし
い形状となる。
端部2を外径方向に傾斜する反り形状Eとすると
後述する特性をより大きく発揮できるので好まし
い形状となる。
この様な構造をもつて組合された組合せシール
は異物排出作用を実現し優れた密封性能を発揮す
る。
は異物排出作用を実現し優れた密封性能を発揮す
る。
すなわち、第1図の様に、内部に空洞環を形成
する様に内・外輪環A,Bを組合せた組合せシー
ルは、サイドリツプ接触部1を該組合せシール外
側端面より内方にずらせて配設しておりそれだけ
で外部より飛散侵入しようとする泥水等に対して
有効な密封性を生じせしめる。さらにこの内部で
は前記サイドリツプ接触部1をメインシールリツ
プ先端部2より軸方向からみて内方に配置せしめ
しかも該メインシールリツプ先端部2を外径方向
に傾斜させ反り形状Eに造形してあるから、前記
サイドリツプ接触部1から漏れ侵入してもその泥
水に対し該メインシールリツプD2の外周側はダ
ム作用を働かせしめそこから奥部つまりラジアル
接触するメインシールリツプD2の摺接部にまで
泥水の漏洩を許さず、ここで該メインシールリツ
プD2及びその内部にあるサブシールリツプD3
は他部からの悪影響を全く受けず内部にあるグリ
ース等の密封をなし優れた耐久性を持つて強い密
封力を発揮する。
する様に内・外輪環A,Bを組合せた組合せシー
ルは、サイドリツプ接触部1を該組合せシール外
側端面より内方にずらせて配設しておりそれだけ
で外部より飛散侵入しようとする泥水等に対して
有効な密封性を生じせしめる。さらにこの内部で
は前記サイドリツプ接触部1をメインシールリツ
プ先端部2より軸方向からみて内方に配置せしめ
しかも該メインシールリツプ先端部2を外径方向
に傾斜させ反り形状Eに造形してあるから、前記
サイドリツプ接触部1から漏れ侵入してもその泥
水に対し該メインシールリツプD2の外周側はダ
ム作用を働かせしめそこから奥部つまりラジアル
接触するメインシールリツプD2の摺接部にまで
泥水の漏洩を許さず、ここで該メインシールリツ
プD2及びその内部にあるサブシールリツプD3
は他部からの悪影響を全く受けず内部にあるグリ
ース等の密封をなし優れた耐久性を持つて強い密
封力を発揮する。
なお、所望なら前記メインシールリツプD2の
外周部に締付力を増すガータースプリングを装着
することもでき、このとき前記反り形状Eは該ガ
ータースプリングの固定に有利な形状となる。
外周部に締付力を増すガータースプリングを装着
することもでき、このとき前記反り形状Eは該ガ
ータースプリングの固定に有利な形状となる。
また、第3図の様な外輪軸受C1にその端面か
ら垂下する形状のナツクルC3を追設して密封力
を高める場合、該ナツクルC3と相対回転する内
輪環Bの径方向端部bは前記の様に内方に窪む形
状を持つているから、組付け精度が多少悪くても
該径方向端部bとナツクルC3とは一切緩衝する
ことなく安定的密封をなし、また飛散付着する
泥・ゴミ等の異物に対しても該窪みによつて十分
なる排出空間を得ており、従来の様に該部分に異
物を堆積させてシール性能を低下させることもな
い。
ら垂下する形状のナツクルC3を追設して密封力
を高める場合、該ナツクルC3と相対回転する内
輪環Bの径方向端部bは前記の様に内方に窪む形
状を持つているから、組付け精度が多少悪くても
該径方向端部bとナツクルC3とは一切緩衝する
ことなく安定的密封をなし、また飛散付着する
泥・ゴミ等の異物に対しても該窪みによつて十分
なる排出空間を得ており、従来の様に該部分に異
物を堆積させてシール性能を低下させることもな
い。
以上の説明の様に、本考案は外側に位置するシ
ール部を異物付着の少ない奥部へ移し該シール部
の密封許容量を越えた場合もその内部に受け止め
手段を有するなど二重の防御効果を発揮せしめて
高い密封力を得た理想的な組合せシールである。
ール部を異物付着の少ない奥部へ移し該シール部
の密封許容量を越えた場合もその内部に受け止め
手段を有するなど二重の防御効果を発揮せしめて
高い密封力を得た理想的な組合せシールである。
第1図は本考案の組合せシールを示す断面図で
ある。第2図は従来の組合せシールを示す断面図
である。第3図は本考案の組合シールの他の実施
例を示す部分断面図である。 A……外輪環、B……内輪環、b……径方向端
部、C……軸受、D1……サイドリツプ、D2…
…メインシールリツプ、D3……サブシールリツ
プ、E……反り形状、1……サイドリツプ接触
部、2……メインシールリツプ先端部。
ある。第2図は従来の組合せシールを示す断面図
である。第3図は本考案の組合シールの他の実施
例を示す部分断面図である。 A……外輪環、B……内輪環、b……径方向端
部、C……軸受、D1……サイドリツプ、D2…
…メインシールリツプ、D3……サブシールリツ
プ、E……反り形状、1……サイドリツプ接触
部、2……メインシールリツプ先端部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 合成ゴム・合成樹脂等の弾性体からなるシー
ルリツプD及び断面略L字形状の金属環で形成
した外輪環Aと、断面略逆L字形状の金属環で
形成された内輪環Bとを備え、該外輪環Aと内
輪環Bとを組合せて相互に回転する軸受C間に
配設し該軸受Cの内部と外部とを密封する組合
せシールにおいて;前記外輪環Aのシールリツ
プDはアキシヤル摺接するサイドリツプD1と
先端が外方に向きラジアル接触するメインシー
ルリツプD2及び該メインシールリツプD2の
内側に位置しラジアル接触するサブシールリツ
プD3とで構成され、外側に配設された内輪環
Bの径方向端部bを内方に窪ませて外輪環Aの
サイドリツプD1をその内周部へ接触せしめ、
このサイドリツプ接触部1が軸方向からみて前
記メインシールリツプ先端部2より内側に位置
する様配設せしめたことを特徴とする組合せシ
ール。 (2) 前記メインシールリツプ先端部2を外径方向
に傾斜させ反り形状Eとしたことを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の組合せシ
ール。 (3) 前記メインシールリツプD2の外周面にガー
タースプリングを装着したことを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項ないしは第2項記
載の組合せシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986152649U JPH043159Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986152649U JPH043159Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6357861U JPS6357861U (ja) | 1988-04-18 |
JPH043159Y2 true JPH043159Y2 (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=31070820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986152649U Expired JPH043159Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH043159Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006161858A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Koyo Sealing Techno Co Ltd | 密封装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0722534Y2 (ja) * | 1989-05-31 | 1995-05-24 | キーパー株式会社 | 船舶隔壁用軸封装置 |
KR100373004B1 (ko) * | 2000-07-05 | 2003-02-25 | 기아자동차주식회사 | 차량의 워터 펌프용 오일시일 |
JP2003207053A (ja) * | 2002-11-08 | 2003-07-25 | Nsk Ltd | ウォータポンプ装置 |
-
1986
- 1986-10-03 JP JP1986152649U patent/JPH043159Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006161858A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Koyo Sealing Techno Co Ltd | 密封装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6357861U (ja) | 1988-04-18 |
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