JP2006161858A - 密封装置 - Google Patents

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JP2006161858A
JP2006161858A JP2004350266A JP2004350266A JP2006161858A JP 2006161858 A JP2006161858 A JP 2006161858A JP 2004350266 A JP2004350266 A JP 2004350266A JP 2004350266 A JP2004350266 A JP 2004350266A JP 2006161858 A JP2006161858 A JP 2006161858A
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Izou Tamura
委三 田村
Shuji Fujita
修司 藤田
Yoshishige Kasai
良茂 笠井
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Koyo Sealing Techno Co Ltd
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Koyo Sealing Techno Co Ltd
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Abstract

【課題】 ラビリンスすき間に詰まった泥を機械的に砕くことができ、さらには外部からの泥を砕いたり、はじき飛ばしたりすることにより当該泥の内部への浸入を阻止することができる密封装置を提供する。
【解決手段】 外側部材30に嵌合されるシール本体2と、内側部材20に嵌合される側板10とを備える。側板10の先端部において円周方向に凹凸部13を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、互いに相対回転する外側部材と内側部材との間の環状空間を密封するための密封装置に関する。
従来、この種の密封装置の例として、図4に示されるように、断面略逆L字形状の金属環で形成された側板Bと、弾性体からなるシールリップD及び断面略L字形状の金属環で形成された環状芯金Eからなるシール本体Cとを備え、前記側板Bとシール本体Cとを組合わせて相互に回転する内側部材F1と外側部材F2との間に配設し、その間の環状空間を密封する組合せシールがある。この組合せシールにおいては、前記側板Bは、内側部材F1の外周面に嵌合される短筒部b1と、この短筒部b1の大気側A端部から径方向外方に延びる第1フランジ部b2と、第1フランジ部b2の一端から軸受内部O側の径方向斜め外方に曲がってさらに径方向外方に延びる第2フランジ部b3とを有している。また、前記シール本体CのシールリップDは、第2フランジ部b3にアキシャル摺接するサイドリップD1と、先端が大気側Aに向いて短筒部b1にラジアル接触する主リップD2と、当該主リップD2の軸受内部O側に位置し短筒部b1にラジアル接触する副リップD3とで構成されている。そして、サイドリップD1と第2フランジ部b3との接触部s1は、軸方向からみて前記主リップ先端部s2よりも距離dだけ軸受内部O側に位置するよう配設されている(特許文献1参照)。
前記密封装置では、サイドリップD1と第2フランジ部b3との接触部s1を組合せシールの大気側A端面より軸受内部O側にずらせて配設しているため、外部より飛散浸入しようとする泥水等に対して有効な密閉性を生じるものとされている。
実公平4−3159号公報
しかしながら、前記密封装置により泥水の浸入は抑制することができるが、側板Bと環状芯金Eとのすき間G(以下、ラビリンスすき間という)が狭いため当該すき間Gに泥が詰まり易く、また一旦浸入した泥水の排出が困難であるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ラビリンスすき間に詰まった泥を機械的に砕くことができ、さらには外部からの泥を砕いたり、はじき飛ばしたりすることにより当該泥の内部への浸入を阻止することができる密封装置を提供することを目的としている。
本発明の密封装置は、互いに相対回転する内側部材と外側部材との間に構成される環状空間に装着され、前記内側部材及び外側部材のうちの一方の部材に嵌合されるシール本体と、前記内側部材及び外側部材のうちの他方の部材に嵌合される側板と、を備えた密封装置において、前記側板の先端部において円周方向に凹凸部が形成されていることを特徴としている。
その先端部において円周方向に凹凸部が形成された側板が回転することによって、大きな土の塊が近くに来たときにこの凹凸部が土の塊を砕いたり、はじき飛ばしたりすることにより当該土が内部へ浸入することを阻止することができる。また、仮にラビリンスすき間に泥が詰まったり、泥状のものが乾燥して固まったりしたとしても、前記側板の回転によって泥を機械的に砕くことにより当該すき間の詰まりを防止することができる。
本発明の密封装置によれば、ラビリンスすき間に詰まった泥を機械的に砕くことができ、さらには外部からの泥を砕いたり、はじき飛ばしたりすることにより当該泥の内部への浸入を阻止することができる。
以下、添付した図面に基づいて、本発明の密封装置の実施の形態を詳細に説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨ではない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る密封装置の断面説明図である。なお、説明の便宜上、シール本体の弾性体においては組付け前の、相手部材に対して締め代を有した状態を模式的に示している。
図1に示される密封装置1は、互いに同心的に相対回転自在に配置された外側部材30と内側部材20との間の環状空間に装着されて、例えば潤滑剤が軸受内部Oから大気側Aへ漏れるのを防止し、また、泥水が軸受内部Oへ浸入するのを防止するものであり、外側部材30に嵌合されるシール本体2と、内側部材20に嵌合される側板10とを備えている。
シール本体2は、金属製の環状芯金3を弾性体4で被着したものであり、この弾性体4には主リップ5、副リップ6及びサイドリップ7が一体に形成されている。前記環状芯金3は、外側部材30に嵌合される短筒部3aと、この短筒部3aの軸受内部O側端部から径方向内方に延びるフランジ部3bとから構成されている。また、弾性体4は、環状芯金3の短筒部3aの内周側及びフランジ部3bの大気側Aを覆う中間部4aと、フランジ部3bの内周側の領域を覆う内周部4bとで構成されている。
そして、弾性体4の内周部4bの内周側には、大気側Aの径方向斜め内方に向かって延びる主リップ5と、軸受内部O側の径方向斜め内方に向かって延びる副リップ6とが設けられ、また中間部4aの内周側には、大気側Aの径方向斜め外方に向かって延びるサイドリップ7が設けられている。前記主リップ5、副リップ6及びサイドリップ7は側板10に摺動自在に密封接触している。なお、図1において、主リップ5、副リップ6及びサイドリップ7は、側板10に組み付ける前の状態を示しているが、側板10に組み付けた場合には、サイドリップ7の先端は外周側を向いて後述するフランジ部12の表面に摺接する。また、主リップ5の先端は大気側Aを向いて後述する短筒部11の表面に、副リップ6の先端は軸受内部Oを向いて後述する短筒部11の表面に、それぞれ摺接する。
側板10は、内側部材20に嵌合される短筒部11と、この短筒部11の大気側Aの端部から径方向外方に延びるフランジ部12とを有する断面略L字状の環状部材である。本発明の特徴は、前記フランジ部12の先端、すなわち図1に示される実施の形態においては最外周部において、円周方向に凹凸部13が形成されていることである。この凹凸部13は、フランジ部12の最外周部において円周方向に所定ピッチで断面円弧状の切欠ないしは凹所を形成したものである。前記凹凸部13を構成する切欠ないしは凹所のピッチ及び深さは、本発明において、特に限定されるものではないが、通常、ピッチは1〜5mm程度であり、また深さは0.3〜2mm程度である。
フランジ部12の最外周部に凹凸部13が形成されることによって、大きな土の塊が前記フランジ部12の最外周部と、環状芯金3の短筒部3aとの間のすき間近くに来たときに、側板10が回転することで当該土を砕くか、又ははじき飛ばして土が内部へ浸入することを阻止する。また、仮に前記すき間に泥が詰まったり、泥状のものが乾燥して固まったりしても、側板10の回転により泥を機械的に砕いて当該すき間の詰まりを防止することができる。
なお、前記凹凸部13は、フランジ部12の外周全体に形成してもよいし、またその一部に形成してもよい。また、凹凸部13の形状は、前記した断面円弧状以外にも種々の形状を採用することができ、例えば、断面がのこぎり歯状(図2参照)、矩形状(図3参照)等の形状にすることも可能である。さらに、前記実施の形態においては、シール本体2を外側部材30に、側板10を内側部材20にそれぞれ嵌合した場合を示したが、これとは逆に、シール本体2を内側部材20に、側板10を外側部材30にそれぞれ嵌合して実施することも可能である。この場合、外側部材30に嵌合された側板10の最内周部に凹凸部13が形成される。
本発明の密封装置の一実施形態の断面説明図である。 本発明の密封装置の他の実施の形態の断面説明図である。 本発明の密封装置のさらに別の実施の形態の断面説明図である 従来の密封装置の断面説明図である。
符号の説明
1 密封装置
2 シール本体
3 環状芯金
4 弾性体
5 主リップ
6 副リップ
7 サイドリップ
10 側板
11 短筒部
12 フランジ部
13 凹凸部
20 内側部材
30 外側部材

Claims (1)

  1. 互いに相対回転する内側部材と外側部材との間に構成される環状空間に装着され、
    前記内側部材及び外側部材のうちの一方の部材に嵌合されるシール本体と、
    前記内側部材及び外側部材のうちの他方の部材に嵌合される側板と、
    を備えた密封装置において、
    前記側板の先端部において円周方向に凹凸部が形成されていることを特徴とする密封装置。
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