JPH02276551A - 被覆製剤およびその用途 - Google Patents

被覆製剤およびその用途

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JPH02276551A
JPH02276551A JP2009265A JP926590A JPH02276551A JP H02276551 A JPH02276551 A JP H02276551A JP 2009265 A JP2009265 A JP 2009265A JP 926590 A JP926590 A JP 926590A JP H02276551 A JPH02276551 A JP H02276551A
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、油脂、ワックス、レシチンおよび高級脂肪酸
を配合してなる可食性芯物質用の被覆剤ならびにその用
途に関する。
従来の技術 可食性の微粒子を芯物質とし、これを油脂類・ワックス
類で被覆することは公知であり、たとえば5′−リボヌ
クレオチド類(特公昭4F2−1470、特開昭58−
94366) 、有機酸類(特開昭61−100170
) 、酵素類(特開昭57−22668)あるいは甘味
料(特開昭61−100146、特開昭61−2681
35)などを?1Wiし、食品に添加したときに酵素分
解、酸あるいは熱などに対する安定性の向上や品質の改
良効果をあげる方法が知られている。
発明が解決しようとする課題 上記のように、可食性芯物質を被覆する方法はいくつか
知られているものの、被覆の均一性を向上させ、さらに
高品質のものを開発することが要望されている。
課題を解決するための手段 上記のような状況に鑑み、本発明者らは可食性芯物質の
より有用な被覆法について種々検討した結果、本発明を
完成した。
すなわち、本発明は1)油脂、ワックス、レシチンおよ
び高級脂肪酸を配合してなる可食性芯物質用の被覆剤、 2)1項1)の被覆剤で被覆してなる可食性芯物質製剤
、および 3)可食性芯物質を、油脂、ワックス、レシチンおよび
高級脂肪酸を配合してなる被覆剤で被覆することを特徴
とする可食性芯物質製剤の製造法である。
本発明でいう芯物質とは、可食性で微粒子状を呈するも
のであれば特に限定されないが水可溶性であることが好
ましい。たとえば、調味料(例、5′−リボヌクレオチ
ド類)、有機酸およびその塩類(例、クエン酸、酒石酸
、ソルビン酸、フマル酸、L−アスコルビン酸)、食品
用酵素(例、蛋白質分解酵素)あるいは(例、アスパル
テーム、アセスルハムK)などがあげられる。 5′−
リボヌクレオチド塩類としては5′−イノシン酸、5′
−グアニル酸の可食性塩(例えば、水に対する溶解度が
20℃でIg/100g以上であるナトリウム塩、カリ
ウム塩、アンモニウム塩、リジン塩、ヒスチジン塩、ア
ルギニン塩などの水易溶性塩)、またはこれらの混合物
[例、5′−リボヌクレオチドナトリウム(5′〜イノ
シン酸ナトリウムと5′ −グアニル酸ナトリウムとの
混合物)]があげられる。これらの]呈味性5′−リボ
ヌクレオチド塩に加°えて5′−アデニル酸、5′ウリ
ジル酸、5′ −シチジル酸の可食性塩が加えられてい
てもよい。
本発明では、とりわけ水易溶性の5′−リボヌクレオチ
ド塩類が好ましい対象となり得る。本発明を適用するに
際し、5′−リボヌクレオチド塩類の水易溶性塩類は、
被覆効率を向上するために、総水分はできるだけ少ない
ほうが好ましい。例えば、総水分は約10重量%以下、
好ましくは約2重量%から7重量%の範囲がよい。また
、5′リボヌクレオチド塩類の粒子径は小さい方が好ま
しく、通常、約250μm以下の微粒子に調製される。
ここでいう総水分とは、結晶性、付着性あるいはこれら
双方に由来するもののいずれを問わず、5′−リボヌク
レオチド塩類に含有されるすべての水分をいう(以下、
単に水分ということがある)。総水分の定量は、[食品
添加物公定書第5版」に記載の方法すなわち、水分定m
法(カールフィッシャー法)または乾燥減量試験法(1
20’C14時間)に従って行うことができる。
5′−リボヌクレオチド塩類は、たとえば上記の「食品
添加物公定書 第4版」によると5′−イノシン酸ナト
リウムで28.5重量%以下、5′−グアニル酸ナトリ
ウムで25重量%以下、また「食品添加物公定書第5版
」によると5′−イノシン酸ナトリウムで29.0重量
%以下、5′グアニル酸ナトリウムで25.0重量%以
下、とそれぞれ定められているとおり、比較的に高水分
のものでも安定であり、従来の被覆法では比較的に高水
分のものが原料として利用されてきた。本発明では、低
水分のものを原料とすることができるのも特徴の1つで
ある。
次に、5′−リボヌクレオチド塩類の粒子径は約250
μm以下のものが使用される。これに加えて、全粒子中
において約105μm以下で60μm以上の粒子径のも
のが約80重世%以上を占めるものが好ましく、また比
容が約1. 5〜2゜5ml/gであるものが好ましい
。形状はできるだけ、球状に近いものが好ましいが、前
述のような総水分および粒子径を有するようなものであ
れば、細部の形状は特に限定されない。
本発明に用いる5′−リボヌクレオチド塩類の微粒子の
調製は、前述のような総水分および粒子径を有するよう
ないかなる方法も採用しつる。例えば、5′−リボヌク
レオチド塩類の水易溶性塩類の場合は、水溶液を噴霧乾
燥したものが有利に用いられる。噴霧乾燥を行う場合、
5′−リボヌクレオチド塩類の濃度は、乾燥物が本発明
で目的とする粒子径となるように調製され、通常は20
重1%以上35重量%以下の範囲で行なわれる。
上記の噴霧乾燥に際して、5′−リボヌクレオチド塩類
とともに液中に糖類を共存せしめてお(と、得られる微
粒子と油脂類との親和性がさらに同上し、油脂類の被覆
がより均一で付骨性が良好となる。この場合、5′−リ
ボヌクレオチド塩類100部(重量)に対して0.1か
ら20部(重ff1)の糖類を5′−リボヌクレオチド
塩類と共に水溶液としたのち、噴霧乾燥することが有効
である。糖類としては、アルファ化して水溶性にしたで
ん粉類、あるいはデキストリン類(例、DE20以下)
、あるいはグアーガム、アラビアガム、ローカストビー
ンガム、トラガントガム、ペクチン、寒天、カラキーナ
ン、キサンタンガムなどの多糖類、さらにα−1β−1
γ−の各サイクロデキストリン、砂糖、乳糖、グルコー
ス、フラクトース、ガラクトースなどの少糖類があげら
れる。
一方、5′−リボヌクレオチド塩類以外の可食性芯物質
の場合についても、従来の被覆方法で用いられたと同様
の微粒子を被覆の対象とすることができる。
次に、本発明の被覆剤について述べる。
本発明で使用される油脂としては、融点が約55°Cか
ら90℃の範囲で食用に供し得るものであればいずれで
もよい。該油脂類としては、グリセリン脂肪酸エステル
(モノグリセライド、ジグリセライド、トリグリセライ
ドを含む)からなる植物性または動物性油脂、あるいは
これらの油脂を水素添加処理して得た油脂があげられる
。、具体的にどの油脂を用いるかは、主に使用対象食品
の種類と所望の放出温度によって選択される。例えば、
牛脂硬化油、魚油硬化油、鯨油硬化油、菜種硬化、油、
大豆硬化油、落花生硬化油、ヒマシ硬化油、綿実硬化油
、サフラワー硬化油、ベニバナ硬化油、米ヌカ硬化油な
どの1種または2種を適宜に選択して用いられる。とり
わけ、牛脂硬化油、菜種硬化油および大豆硬化油が好ま
しく用いられる。
本発明に用いるワックスは、動物性、植物性、鉱物性の
天然ワックス類があげられ、具体例としては、キャンデ
リラワックス、ライスプランワックス、カルナウバワッ
クス、ミツロウ、パラフィンワックスなどが例示される
。とりわけ、カルナバワックス、ミツロウが好ましく用
いられる。これらワックスは油脂と混合すると緻密な組
織になり被覆効果を高めることができるが、添加量が増
したり、可食性芯物質の粒度をあまりにも小さくしすぎ
ると、分散液の粘度が経時的に高まり、場合によっては
スプレーなどによる造粒時に糸曳き現象がみられ、さら
には高粘度のため喝作業ができなくなるなどの原因°に
なりやすい。
本発明でいうレシチンとは、ホスファチジルコリン、ホ
スファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシ
トールその他を含むリン脂質の総称いい、「食品添加物
公定書 第5版」に定められた、レシチン含量60%以
上のものが具体例としてあげられる。例えば、大豆レシ
チン、菜種レシチン、とうもろこしレシチン、綿実レシ
チン、卵黄レシチンなどがありいずれも本発明の目的に
使用できるが、とりわけ大豆レシチンが好ましく用いら
れる。レシチンは上記の可食性芯物質分散液の粘度を低
下させて作業性を改善することができるが、添加量が増
すと被覆効果が低下しやすいので前記のワックス類およ
び次に述べる高級脂肪酸とのバランスが重要である。
本発明でいう高級脂肪酸としては、炭素数12〜20の
直鎖脂肪酸があげられ、飽和、不飽和いずれの脂肪酸で
もよく、具体例としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸
、す/レン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、
リグノセン酸などがあげられる。とりわけ、パルミチン
酸、ステアリン酸およびベヘン酸が好ましく用いられる
高級脂肪酸を使用すると、被覆層の組織を緻密にし、被
覆性能を顕著に高めることができる。ワックスの場合と
同様に、高級脂肪酸の添加によって可食性芯物質の分散
液の粘度が増加するが経時的に増加するようなことはな
いので粘度の調整に利用できる。被覆効果の強化および
粘度の調整のためには、油脂、ワックス、レシチン、可
食性芯物質を混合分散した後に、高級脂肪酸を所要量添
加するのが最も有効である。
本発明においては、これら4成分のいずれもが必須で、
あり、どの成分が欠けても目的とする被覆物は得られな
い。通常、これら4成分の配合割合は、油脂類100重
量部に対して、ワックス類0.05から1.2重量部、
レシチン0.01から0.05重量部、高級脂肪酸0.
01から5重量部である。さらに好ましくは例えば、ス
プレー造粒法による場合は、分散液の粘度と被覆効率の
点から、油脂類100fflffi部に対して、ワック
ス0.6から1.1重量部、レシチン0.03から0.
05重量部、高級脂肪酸0.5から2.5重量部の各範
囲が好ましい。これら被覆剤の使用量は可食性芯物質が
無水物として20から60重量%になるような範囲から
選択される。これら被覆製剤中の可食性芯物質の含量が
無水物で約23から46重量%の範囲となるようにする
のがより好ましい。被覆剤の量がこれより少ないと被覆
効果が小さく、例えば、5′ −リボヌクレオチド塩類
の場合、フォスファターゼに対する安定効果が減少し、
多すぎると食品に添加した際の油脂あるいはワックスが
白い斑点となって残ることがあり好ましくない場合が多
い。
被覆方法としては、例えばあらかじめ溶融した油脂、ワ
ックスおよびレシチンの混合物に前述の可食性芯物質の
微粒子を加えて約60から105°C1好ましくは約6
0から95℃で分散させたのち、高級脂肪酸を添加混合
して粘度を約60〜800CPに調整し、約IOから3
5°Cの冷却塔内に回転ディスクあるいはノズルでスプ
レーして造粒する。またはこの熱溶融した分散液を一旦
冷却固化させたのち粉砕する方法、さらに可食性芯物質
の微粒子を気流中に流動せしめ液状の本発明の被覆剤(
加熱溶融したもの、あるいは適当な溶剤に溶解したもの
)を噴霧し、コーティングする方法、またはコーティン
グパンを用いてコーティングする方法などいずれの方法
も採用できる。
これらの方法のうちで、より均一な被覆造粒物が得られ
るという点において、冷却下へのスプレー造粒が好適で
ある。例えば、円盤ディスクによるスプレー造粒の場合
は、円盤=100〜200mm(直径)、円盤加熱温度
:130〜200°C1円盤回転数: 1200〜50
00rpm、分散液の供給量=200〜600m1/m
in、 、分散液温度:65〜100℃、冷却塔内温度
:10〜35°Cの操作条件で好ましく実施できる。
以上の方法で被覆した上にさらに同種または他の種類の
組成の被覆剤を用いて2重、3重に被覆してより被覆効
果を高めることもできる。 このようにして得られる、
製品粒度について言えば、粒度が大きく、被覆剤含量が
高いほど、被覆は厚くなるが、食品に添加混合、らい潰
などの作業をする場合、粒度の大きいもの程、機械的に
破壊される機会が大きくなり、実質上、可食性芯物質の
残存率が低下する。このような点から実用的には、製品
粒度は500μm以下に、好ましくは250μm以下で
150μm以上の範囲となるように肢フするのが望まし
い。本発明の被覆製剤を利用しうる食品としては製造工
程中に被覆剤の融点温度以上の加熱工程を有する加工食
品あるいは、家庭で喫食する際に加熱調理される食品に
適している。
このような食品の例として、かまぼこ、ちくわ、揚げか
まぼこ、魚肉ソーセージなどの水産ねり製品、ソーセー
ジ、ハム、ハンバーグ、ミートホールなどの畜肉加工品
、味噌類、珍味類、さらにギョウザ、シューマイ、肉ま
んの具などのそう菜類、フライ用バッター、てんぷらの
衣、空揚げ粉などの小麦粉製品などがあげられる。 本
発明の製剤は、食品の製造工程中で加熱を付す前の適宜
の混合工程で添加される。これにより、例えば、5′−
リボヌクレオチド塩類を被覆した製剤は、食品中にフォ
スファターゼが存在していても該塩類の微粒子が被覆剤
で均一に被覆されているために、酵素作用を受けず、分
解されることがない。そして、加熱によってフォスファ
ターゼが失活した後に、被覆剤が溶融してから、5′−
リボヌクレオチド塩類を食品中に放出し、安定な状態で
存在せしめることができ、良好な呈味性が発揮されるも
のである。
作用および実施例 次に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。な
お、以下に用いるパーセント(%)は重量パーセントを
示すものとする。
実施例1 菜種硬化油脂3440g、カルナウバワックス33.5
gおよび大豆レシチン1.7gの3成分をあらかじめ、
100℃で加熱溶融した後、90〜95°Cに調整し「
リボタイド」 (5′−イノシン酸ナトリウムと5′−
グアニル酸ナトリウムの混合物、武田薬品工業製)の噴
霧乾燥品1500g(水分6. 1%、デキストリン2
.5%含有)を加えて十分に分散させた。次いで、ステ
アリン酸24.8gを添加して溶融し、分散液を均質化
した後、70’Cに調整し、回転円盤型スプレー装置(
ディスクの直径150mm、回転数1200rpm)を
用いて25°Cの室内にスプレーして被覆造粒品(サン
プルA)を得た。
得られたサンプルAを目開き500μmの篩で篩別した
ところ、篩通過品は全体の98.3%で、この製品中の
5′−リボヌクレオチドナトリウム含量は36.9%で
あった。また、上記組成のうち、カルナウバワックスを
除き、その量だけ菜種硬化油脂を増!(3473,5g
) して得た被覆造粒品をサンプル81大豆レシチンを
除き、その量だけ菜種硬化油脂を増ff1(3441,
7g)して得た被覆造粒品をサンプルC,ステアリン酸
を除き、その量だけ菜種硬化油脂を増量(3464゜8
g)して得た被覆造粒品をサンプルDとする。
それぞれのサンプルの溶出試験の結果は第1表のとうり
で、本発明の被覆製剤はあきらかに溶出率が小さく、品
質良好である。
なお、各サンプル分散液の92℃での粘度はサンプルA
J(164CP、Bが210CP、Cが40QCP%D
が30CPであった。
サンプル8 26.5  5G、2  72.7  8
2.5サンプルC9,412,519,229,8(溶
出試験) 25℃の水6G+slを入れた共栓付きlooml容3
角フラスコを25℃の振とう恒温水槽に入れておき、試
料1、0gを加えて、振とう回数13orpmの条件で
15分間から120分間振とうする。振とう後、孔径0
.45μ麿のメンブランフィルタ−でろ過し、ろ液中の
5′リボヌクレオチドナトリウムの含量を液体クロマト
グラフィーによって分析した。溶出率は被覆品中の5′
−リボヌクレオチドナトリウム含量に対するその溶出量
の割合で示した。
(5′−リボヌクレオチドナトリウムの測定条件)−カ
ラム:MICGEL  CDR10(4X150mm)
・カラム温度二室温 ・移動相:pH4,5,0,5M酢酸バッファー・圧カ
ニ50kg/am’ ・流速1. On+1 ・検出W:UV  254nm ・試料量:20μl 実施例2 大豆硬化油脂3440g、みつろう33.5gおよび卵
黄レシチン1.7gの3成分をあらかじめ95℃で加熱
溶融した後、温度88〜93℃に調整し、5′−イノシ
ン酸ナトリウム噴霧乾燥品(水分5.5%、デキストリ
ン3%含有)を1500g加えて、十分に分散させた。
さらにべへン酸24.8gを加えて溶融し、分散液を均
質化した後(92℃における粘度は182cP)、70
℃に調整し、回転円盤型スプレー装置(実施例1と同じ
)を用いて25℃の室内にスプレーし被覆造粒品を得た
得られた製品中の5′−イノシン酸ナトリウム含量は3
8.0%で、溶出試験の結果、60分間での溶出率は5
,6%であった。
実施例3 やし油硬化油6898g、みつろう50g、大豆レシチ
ン2.0gの3成分をあらかじめ95℃で加熱溶融した
後、85〜90℃に調整し、アスパルテーム粉末(20
0メツシュ全量通過品)3800gを加えて十分に分散
させた。次いで、パルミチン酸50gを添加して溶融し
、分散液を均質化した後、70℃に調整し、実施例1と
同様の回転円盤型スプレー装置を用いて、25℃ノ室内
にスプレーし被覆造粒品を得た。この製品中のアスパル
テーム含量は36.8%で、25℃の水中での溶出試験
の結果は、60分間で溶出率3.8%であった。
実施例4 牛脂硬化油3242g、みつろう31.5g。
大豆レシチン1.5gおよびステアリン酸25゜0gの
4成分をあらかじめ100℃で加熱溶融した後、90〜
95℃に調整し、アスコルビン酸カルシウム粉砕品(水
分0.5%以下、200メツシュ篩全量通過品)170
0gを加えて十分に分散させた。次いで、ステアリン酸
25.0gを添加して溶融し、分散液を均質化した後、
70℃に調整し、1時間保持した後、実施例1と同様の
回転円盤型スプレー装置を用いて、25℃の室内にスプ
レーして被覆造粒品を得た。この製品を目開き420μ
mの篩で篩別したところ、全量の96゜5%が通過し、
アスコルビン酸カルシウムの含量は32.1%であった
。また25℃の2重量%メタリン酸水溶液中での溶出試
験の結果は、60分間で溶出率5.2%であった(アス
コルビン酸カルシウムの分析はヨウ素滴定法によった)
発明の効果 本発明で得られる被覆製剤は、可食性芯物質の微粒子が
被覆剤で均一に被覆されており、従来の被覆法で得たも
のより、常温下で水に浸漬しても芯物質の溶出がほぼ完
全に抑えられている。このために、食品に添加したとき
に該芯物質が酵素や酸による分解が効果的に防止できる
。例えば、5′−リボヌクレオチド類の被覆製剤は、加
熱工程を有する食品の製造に際し、その加熱工程前に添
加しても食品原料に由来するフォスファターゼによる分
解が抑えられ、しかも加熱によりフォスフ1ターゼが失
活した状態で被覆剤が溶解され、5′−リボヌクレオチ
ド塩類により十分に調味できる。さらにアスコルビン酸
などの有機a[についても同様に均一な被覆物が得られ
、例えば、魚畜肉練り製品に添加するとき、その品質改
良効果がより顕著に発揮される。
また本被覆製剤は長期間保存しても被覆製剤の表面にひ
び割れや間隙の生成が極めて少な(、保存安定性にすぐ
れていることも大きな特徴である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)油脂、ワックス、レシチンおよび高級脂肪酸を配合
    してなる可食性芯物質用の被覆剤。 2)請求項1)の被覆剤で被覆してなる可食性芯物質製
    剤。 3)可食性芯物質を、油脂、ワックス、レシチンおよび
    高級脂肪酸を配合してなる被覆剤で被覆することを特徴
    とする可食性芯物質製剤の製造法。
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