JPH02274661A

JPH02274661A - 前２軸車の動力舵取装置

Info

Publication number: JPH02274661A
Application number: JP1092810A
Authority: JP
Inventors: Shinsaburo Ozaki; 尾崎　親三郎
Original assignee: Hino Motors Ltd
Current assignee: Hino Motors Ltd
Priority date: 1989-04-14
Filing date: 1989-04-14
Publication date: 1990-11-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、操舵可能な前２軸車の動力舵取装置に関する
ものである。

〈従来の技術〉従来の前２軸車における動力舵取装置は第３図で示すよ
うに、前輪第１軸１に連結されたドラックリンク３並び
に前輪第２軸２に連結されなドラックリンク４にそれぞ
れブラケット７．８に一端を枢支したリンクレバー５．
６が連結され、両リンクレバー５．６間をリンクロッド
９により連結し、前輪第１軸！ｆｆｌ！Ｉのリンクレバ
５とステアリングシャフト１０と連結されているステア
リングギヤ１１間にブースタ１２を配置した構造である
。尚、１３はコンロッド、１４はピットマンアームを示
す。

〈発明が解決しようとする課題〉上記従来の構造によると、ブースタ１２が前輪第１軸１
より前方に配置されるため、車両前方のスペースが確保
し難く、エンジン整備、点検性が劣る。

また、ブースタ１２によるパワー発生源の位置が車両前
方に片寄っているため、車体強度を部分的に増大して確
保する必要があり、重量増大となっている。

さらに、前記車両前方の限られた小スペース内に配置さ
れるブースタ１２では出力不足の場合があり、これを補
うために補助ブースタ１５を前輪筒２軸２のリンクレバ
ー６に連結している。

従って、そのためのスペースを必要とし、圧力流体の配
管その他で構造が複雑となりコスト高にもなっている。

く課題を解決するための手段〉本発明は、上記のような問題点を解消した動力舵取装置
を提供するもので、その特徴とする構成は、前２軸車に
おいて、前輪第１軸の第１リンクレバーと前輪第２軸の
第２リンクレバーとの間にラックピニオン式のブースタ
を配置し、このブースタの作動軸の一端を前記第１リン
クレバーに他端を前記第２リンクレバーに連結し、ステ
アリングシャフトと前記ブースタの圧力流体制御弁とを
作動的に連結したものである。

く作　用〉上記の構成により、ブースタの出力は第１リンクレバー
と第２リンクレバー間にて両リンクにバランスして作用
し、高出力のブースタの配置を可能にして補助ブースタ
を不要とする。また、車両前方のスペースが大きく確保
できる。

〈実施例〉以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
において、３は前輪第１軸のドラックリンクであり、ブ
ラケット７に枢支した第１リンクレバー５と連結してい
る。４は前輪第２軸のドラックリンクであり、ブラケッ
ト８に枢支した第２リンクレバー６と連結している。

前記第１リンクレバー５と第２リンクレバー６との間に
ラックピニオン式のブースタ１６を配置し、このブース
タ１６の作動軸１７の一端を第１リンクレバー５に、他
端を第２リンクレバー６に連結する。

上記ラックピニオン式のブースタ１６は周知のものであ
り、第２図で示すように、パワーシリンダ２６内におい
て、作動軸１７上にピストン２５が設けられ、作動軸１
７にはラック２７が形成されていて、これに圧力流体制
御弁１８より延在するビニオン２８が噛合している。前
記圧力流体制御弁１８はポンプ２０から吐出される圧力
流体を前記パワーシリンダ２６の左右室に袷、排制御す
るものである。１９はタンクである。

２１はハンドル２９が取り付けられている第１ステアリ
ングシヤフトである。この第１ステアリングシヤフト２
１端に全歯機構による第１ステアリングギヤ２２が設け
られ、また前記圧力流木制御弁１８の入力軸に第２ステ
アリングギヤ２４を設け、これら第１．２ステアリング
ギヤ２２．２４間を第２ステアリングシヤフト２３によ
って連結し、ハンドル２９の回転を圧力流体制御弁１８
に伝達するよう構成されている。

本発明は上記の通りの構成であるから、ハンドル２９を
左又は右に操舵することにより、第１．２ステアリング
シヤフト２１．２３、第１．２ステアリングギヤ２２．
２４を介して圧力流体制御弁１８が圧力流体をブースタ
１６のパワーシリンダ２６の左又は右室に供給し、ラッ
ク２８並びにラック２７によって軸移動される作動軸１
７の作動力を軽減し、作動軸１７は、その両端に連結し
ている第１．２リンクレバー５．６を同時に同方向に回
動して第１軸前輪並びに第２軸前輪に舵角を付与するも
のである。

〈発明の効果〉従って、本発明によると、ラックピニオン式のブースタ
を前輪筒１．２軸の第１．２リンクレバ一間に配置し、
かつ連結した構成であるため、車両前方のスペースが確
保され、エンジンの整備、点検性を向上する。

また、ブースタは第１′、２リンクレバーに均等に作用
力を付与する力のバランス化が得られ、従来のように車
体の強度を部分的に増大する補強構造を不要とし軽量化
が図られる。さらに、第１．２リンクレバ一間は比較的
大きなスペースを有し、高出力のブースタの配置を可能
とするものであるから、補助ブースタも不要とし、コス
トを低減することができる。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明の構造図、第２図はラックピニオン式ブ
ースタの一例を示す断面図、第３図は従来装置の構造図
である。５・・・第１リンクレバー、６・・・第２リンクレバ、
１６・・・ブースタ、１７・・・作動軸、１８・・・圧
力流体制御弁、２１・・・第１ステアリングシヤフト、
２２・・・第１ステアリングギヤ、２３・・・第２ステ
アリングシヤフト、２４・・・第２ステアリングギヤ。特許出願人日野自動車工業株式会社第３図

Claims

【特許請求の範囲】

前２軸車において、前輪第１軸の第１リンクレバーと前
輪第２軸の第２リンクレバーとの間にラックピニオン式
のブースタを配置し、このブースタの作動軸の一端を前
記第１リンクレバーに他端を前記第２リンクレバーに連
結し、ステアリングシャフトと前記ブースタの圧力流体
制御弁とを作動的に連結したことを特徴とする前２軸車
の動力舵取装置。