JPH02274626A - 車輌の走行用動力伝達装置 - Google Patents

車輌の走行用動力伝達装置

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JPH02274626A
JPH02274626A JP9548889A JP9548889A JPH02274626A JP H02274626 A JPH02274626 A JP H02274626A JP 9548889 A JP9548889 A JP 9548889A JP 9548889 A JP9548889 A JP 9548889A JP H02274626 A JPH02274626 A JP H02274626A
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transmission
clutch
direct coupling
engine rotation
speed increasing
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Yasuyuki Horii
堀井 恭之
Seiichi Takahashi
清一 高橋
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラクタ等の車輌の走行用動力伝達装置に関
するものである。
(従来の技術) トラクタ等の車輌において、エンジンと変速装置との間
に高低速切換装置を設け、通常、高低速切換装置を高速
にセットしておき、過負荷時に低速側に切換えるように
したものがある。
この場合の高低速切換装置は、エンジン回転をそのまま
変速装置に伝達する高速系と、エンジン回転を20%程
度減速して変速装置に伝達する低速系とを備えたもので
ある。
(発明が解決しようとする課8) 従来の高低速切換装置は、高速時にエンジン回転をその
まま伝達し、低速時に減速しているので、伝達トルクが
全体に大になり、変速装置側の各ギヤーのギヤー幅を大
にする必要があった。そのため変速装置の前後方向の寸
法が大となり、車輌全体のホイールベースが長くなるの
で、旋回時の旋回半径が大きくなって小半径で旋回し得
ない欠点があった。また大型化するため、製作コストも
アップする欠点があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑み、変速装置の寸
法を小さくできる走行用動力伝達装置を従供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、エンジン2と変速装置14との間に高低速切
換装置13を設けた車輌の走行用動力伝達装置において
、高低速切換装置13に、エンジン回転を増速しで変速
装置14に伝達する増速系Aと、エンジン回転をそのま
ま変速装置工4に伝達する直結系Bとを備えたものであ
る。
(作 用) 通常の走行時には、増速系へで増速し、エンジン回転よ
りも増速した動ツノを変速装置14側に伝達する。
過負荷時には、増速系^から直結系Bに切換え、この直
結系Bを介してエンジン回転をそのまま変速装置14側
に伝達する。
従って、変速装置14側の伝達トルクが小さくなり、変
速装置14を小型化できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基いて詳述する。第2
図において、1はトラクタ車体で、エンジン2、クラッ
チハウジング3、ミッションケース4等から成る。5は
前輪で、前車軸ケース6等を介してトラクタ車体1の前
車軸フレーム7に支持されている。8は後輪、9はボン
ネット、10はハンドル、11は運転席である。
第3図に示すように、クラッチハウジング3内にはエン
ジン2の動力を断続する主クラッチ12が設けられ、ま
たミッションケース4内には、高低速切換装置13、主
変速装置14、副変速装置t15、後輪デフ装置16等
の走行動力伝達系が設けられると共に、PTO伝動軸1
7、PTO変速装置18等のPTO系が設けられている
。後輪デフ装置I6は最終減速装置19を介して左右の
後輪8に動力を伝達するように構成されている。
高低速切換装置13は、第1図に示すように、遊星ギヤ
ー装置20に増速クラッチ21及び直結クラッチ22を
組合せて構成したものであって、増速クラッチを接続し
た時に遊星ギヤー装置20を介してエンジン回転を増速
して主変速装置14に伝達する増速系Aと、直結クラッ
チ22を接続した時に遊星ギヤー装置20を介してエン
ジン回転をそのまま主変速装置14に伝達する直結系B
とを有する。
遊星ギヤー装置20は、主クラッチ12に連結された主
軸23の後端にスプライン嵌合された遊星キャリヤー2
4と、遊星キャリヤー24のボス部25に回転自在に套
嵌された太陽ギヤー26と、太陽ギヤー26と咬合すべ
くM足キャリヤー24に支軸27で支持された複数個の
遊星ギヤー28と、各遊星ギヤー28が咬合するように
配置されたリングギヤー29とを備えて成る。リングギ
ヤー29はフランジ30に一体に形成され、またフラン
ジ30は主変速装置工4の入力軸3Iの前端にスプライ
ン嵌合される。主軸23、入力軸31はPTO伝動軸1
7に遊嵌された状態で軸受32.33を介してミッショ
ンケース4内の1I34及び隔壁35に支持されている
増速クラッチ21及び直結クラッチ22は油圧式の多板
型であって、クラッチボディー36内に組込まれている
。クラッチボディー36は主軸23に遊嵌して蓋34に
固定された支持ケース37により回転自在に支持される
と共に、スプライン部38を介して太陽ギヤー26と結
合されている。
増速クラッチ21は、クラッチボディー36及び支持ケ
ース37間に介在された多数のクラッチ板39と、クラ
ッチボディー36に固定された受圧板40と、受圧板4
0との間でクラッチvi39を挟むようにクラッチボデ
ィー36内に摺動自在に内嵌されたピストン41とを有
し、ピストン41はバネ42によりクラッチ板39を押
圧する方向に付勢されている。
直結クラッチ22は、クラッチボディー36及び遊星キ
ャリヤー24間に介在された多数のクラッチ板43と、
クラッチボディー36に固定された受圧板44と、受圧
板44との間でクラッチ板43を挾むようにクラッチボ
ディー36のピストン室45に内嵌されたピストン46
とを有する。ピストン46はクラッチボディー36の隔
壁部47に挿通された連結具48によりピストン41と
連結されており、両者ピストン41゜46はピストン室
45の作動油圧と、バネ42の付勢力とにより一体的に
摺動するようになっている。49゜50は軸受である。
なお、高低速切換装置13でエンジン回転を増速又はそ
のまま伝達する分だけ、最終減速装置19での減速比が
大きく設定されている。
上記構成において、通常の走行時には、増速クラッチ2
1を接続し、増速系へでエンジン回転を約30%余り増
速しで主変速装置14に伝達する。この場合には、ピス
トン室45への作動油の供給を断つと、ピストン41が
バネ42によって押圧され、受圧板40との間でクラッ
チ板39を挟圧するので、増速クラッチ21が接続し、
クラッチボディー36を支持ケース37に固定する。こ
れによって、遊星ギヤー装置20の太陽ギヤー26が固
定されるため、主軸23と、一体に回転する遊星キャリ
ヤー24のinギヤー28が太陽ギヤー26の外周を回
転し、リングギヤー29を増速駆動することになり、こ
のリングギヤー29を介して入力軸31がエンジン回転
よりも増速された回転数で回転する。
走行中に過負荷状態が発生すれば、直結クラッチ22の
ピストン室45に作動油を供給して直結クラッチ22を
接続し、直結系Bでエンジン回転をそのまま主変速装置
14に伝達する。つまり、増速系Aから直結系Bに切換
え、主変速袋’$ 14の入力軸31の回転数を増速時
から約30%余り落し、エンジン負荷の低減を図る。こ
の時には、ピストン室45に作動油を供給すると、ピス
トン46がクラッチ板43を挟圧するため、直結クラッ
チ22が接続し、遊星ギヤー装置20の遊星キャリヤー
24がクラッチボディー36と一体に結合される。これ
によって遊星キャリヤー24、太陽ギヤー26、遊星ギ
ヤー28、リングギヤー29が一体となるので、主軸2
3の回転、即ち、エンジン回転が遊星ギヤー装置20を
介してそのまま主変速装置14の入力軸31に伝達され
、主軸23と入力軸31とが一体に回転する。
このように増速系Aと直結系Bとを介してエンジン動力
を主変速装置工4に伝達することによって、主変速装置
14側の回転数が従来に比べて大になるため、それだけ
主変速装置14側の伝達トルクが小になり、ギヤー幅の
小さい低馬力用の変速装置等を用いることができる。従
って、主変速装置14の前後方向の寸法を短かくできる
ので、トラクタ車体1のホイールベースを短かくして旋
回半径を小さくすることもできるし、また製作コストの
低減を図ることもできる。逆に、ホイールベースを同じ
にすれば、ミッションケース4に余裕ができるため、そ
こに他の装置類を組込んで多機能化を図ることかできる
なお、高低速切換装置13は遊星ギヤー装置20を利用
したものに限定されず、例えば、第4図に示すように増
速系Aをギヤー51.52 、軸53、ギヤー54.5
5で構成したものであっても良い。
(発明の効果) 本発明によれば、高低速切換装置13に、エンジン回転
を増速しで変速装置14に伝達する増速系Aと、エンジ
ン回転をそのまま変速装置14に伝達する直結系Bとを
備えているので、後段の変速装置14の伝達トルクがち
いさくなり、変速装置14を小型化できる。従って、ホ
イールベースを短かくして旋回半径を小さくしたり、或
いはミッションケース4内の余裕分に他の装置を組込ん
で多機能化を図ることが可能であり、また製作コストの
低減を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す高低速切換装置の断面
図、第2図は同トラクタの側面図、第3図は同動力伝達
装置のブロック図、第4図は他の実施例を示す高低速切
換装置の構成図である。 ■・・・トラクタ車体、2・・・エンジン、13・・・
高低速切換装置、14・・・主変速装置、20・・・遊
星ギヤー装置、21・・・増速クラッチ、22・・・直
結クラッチ、八・・・増速系、8・・・直結系。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジン(2)と変速装置(14)との間に高低
    速切換装置(13)を設けた車輌の走行用動力伝達装置
    において、高低速切換装置(13)に、エンジン回転を
    増速して変速装置(14)に伝達する増速系(A)と、
    エンジン回転をそのまま変速装置(14)に伝達する直
    結系(B)とを備えたことを特徴とする車輌の走行用動
    力伝達装置。
JP1095488A 1989-04-14 1989-04-14 車輌の走行用動力伝達装置 Expired - Lifetime JP2530023B2 (ja)

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JP1095488A JP2530023B2 (ja) 1989-04-14 1989-04-14 車輌の走行用動力伝達装置
CA002013563A CA2013563C (en) 1989-04-14 1990-03-30 Power transmission for driving vehicle
US07/505,727 US5088968A (en) 1989-04-14 1990-04-05 Power transmission for driving vehicle
AU53245/90A AU617939B2 (en) 1989-04-14 1990-04-12 Power transmission for driving vehicle

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017128161A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 マツダ株式会社 パワートレイン構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59192427U (ja) * 1983-06-07 1984-12-20 ヤンマーディーゼル株式会社 農用トラクタ−の変速装置

Patent Citations (1)

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JP2530023B2 (ja) 1996-09-04

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