JPH045793Y2 - - Google Patents

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JPH045793Y2
JPH045793Y2 JP18965886U JP18965886U JPH045793Y2 JP H045793 Y2 JPH045793 Y2 JP H045793Y2 JP 18965886 U JP18965886 U JP 18965886U JP 18965886 U JP18965886 U JP 18965886U JP H045793 Y2 JPH045793 Y2 JP H045793Y2
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shift
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばトラクタのトランスミツシヨ
ンの変速装置に関する。
(従来の技術) 一般にトラクタのトランスミツシヨンは主変速
装置、副変速装置及び超減速装置等が組込まれて
おり、各変速装置は4段又は2段変速であり、シ
フタは2又は1本設けられていて、各シフタは中
立位置を含めて3位置切換え可能となつている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来技術では変速装置を3段変速にする場
合は、2本のシフタを使つて切換操作されるが、
1本のシフタで3噛合位置と2中立位置との計5
位置に切換操作することは困難である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、1本のシフタS4にシフトギヤ穴部
44と、シフトギヤ部45とを形成し、シフトギ
ヤ穴部44を出力軸26に噛合して入力部材27
のシフトギヤ部27aに噛合可能とし、出力軸2
6に遊星歯車溝造体を設けておいて、入力ギヤ3
6を有する入力回転体35に遊星ギヤ40と噛合
する回転シフトギヤ体42を相対回転自在に設け
ると共にリンダ状の固定シフトギヤ体43を固定
し、シフタS4のシフトギヤ部45を両シフトギ
ヤ体42,43のシフトギヤ部42b,43bに
噛合可能とすることによつて、前記従来技術の問
題点を解決できるようにしたものである。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構
成は、入力部材27及び出力軸26と、出力軸2
6に噛合していて入力部材27のシフトギヤ部2
7aに噛合可能なシフタS4と、出力軸26に遊
嵌し且つ外周に入力ギヤ36を有する入力回転体
35と、入力回転体35に自転自在に枢支されて
いて出力軸26に対して公転する遊星軸38と、
遊星軸38の両端に固定の第1・第2遊星ギヤ3
9,40と、第1遊星ギヤ39が噛合する固定側
のギヤ41と、入力回転体35内に同芯で相対回
転自在に設けられると共に第2遊星ギヤ40と噛
合したギヤ部42a及びシフタS4と噛合可能な
シフトギヤ部42bを有する回転シフトギヤ体4
2と、入力回転体35内に同芯で固定されていて
シフタS4と噛合可能なシフトギヤ部43bを有
するリング状の固定シフトギヤ体43とを有し、
前記3シフトギヤ部27a,42b,43bには
シフタS4を中立状態にする2中立間隔が形成さ
れている点にある。
(作 用) シフタS4を第1中立位置Aから前方の第1変
速位置Bへ移動すると、出力軸26のスプライン
軸部26aに噛合しているシフトギヤ穴部44が
入力部材27のシフトギヤ部27aに噛合して入
力部材27と出力軸26とを直結する。
シフタS4を第1中立位置Aから後方の第2変
速位置Cへ移動すると、シフトギヤ部45は固定
シフトギヤ体43のシフトギヤ部43bに噛合
し、遊星歯車構造体の入力回転体35の回転を出
力軸26に伝達する。
シフタS4を第2変速位置Cから第2中立位置
Dを第3変速位置Eへ移動すると、シフトギヤ部
45は回転シフトギヤ体42のシフトギヤ部42
bに噛合し、遊星歯車構造体の遊星ギヤ40の回
転を出力軸26へ伝達する。
遊星歯車構造体は入力筒軸19の回転が入力ギ
ヤ36を介して入力回転体35に伝達される。入
力回転体35が回転すると遊星軸38が公転し、
第1遊星ギヤ39が固定の内歯ギヤ41内で回転
し、遊星軸38が自転される。遊星軸38は公転
しながら自転することによつて、第2遊星ギヤ4
0を介して入力回転体35の回転を減速して回転
シフトギヤ体42へ伝達する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1〜3図において、1は農用トラクタのミツ
シヨンケースで、その前部にクラツチハウジング
2及びエンジンEが直結されて車体が構成されて
いる。
エンジンEの動力は走行系クラツチCDとPTO
系クラツチCPとから成るダブルクラツチへ伝達
され、PTO系クラツチCPの回転は筒軸5のギヤ
6からPTO伝動軸7のギヤ8へ伝達され、この
PTO伝動軸7から図外のPTO変速装置へ伝達さ
れる。
走行系クラツチCDの動力は中軸9によつてダ
ブル油圧クチツチCOへ伝達される。このダブル
油圧クラツチCOは走行系伝動力を2系列に分け
ており、第1油圧クチツチC1は筒体10と断接
され、第2油圧クチツチC2は伝動中軸11と断
接される。
筒体10には2枚のギヤ12,13が一体成形
されており、ギヤ12はギヤ14と噛合して減速
動力を伝達し、ギヤ13はバツクギヤ15を介し
てギヤ16と噛合して逆転動力を伝達する。前記
ギヤ14,16はシフタS1によつて選択使用さ
れるものであり、正逆筒軸18へ正逆転を切換伝
動する。
前記PTO系伝動軸7には超減速機構用入力筒
軸19が外嵌され、この入力筒軸19に正逆筒軸
18が外嵌され、夫々相対回転自在である。
前記正逆筒軸18の後部には、シフタS2によ
つて正逆筒軸18と一体回転する第1速ギヤ21
が遊嵌され、入力筒軸19にはシフタS2によつ
て正逆筒軸18と一体回転する第2速ギヤ22が
固定され、また第3速ギヤ23と第4速ギヤ24
とが正逆筒軸18と一体成形されている。
伝動中軸11の後方にはそれと同芯で且つ
PTO系伝動軸7と平行な伝動軸26が配置され
ており、この伝動軸26に遊嵌したギヤ軸体27
には第1・第2速ギヤ21,22と夫々噛合する
第1・第2変速ギヤ28,29が一体成形され、
伝動中軸11の後部には第3速ギヤ23と噛合す
る第2変速ギヤ30が一体成形され、ギヤ軸体2
7の前部には第4ギヤ24と噛合する第4変速ギ
ヤ31が遊嵌している。シフタS3はギヤ軸体2
7に対して第4変速ギヤ31の断接と伝動中軸1
1の断接とを切換えるものである。
伝動軸26の後部には超減速機構34が設けら
れている。伝動軸(出力軸)26には入力回転体
35が相対回転自在に嵌合され、入力回転体35
の外周に形成した入力ギヤ36は前記入力筒軸1
9に一体成形したピニオン37と噛合している。
入力回転体35には伝動軸26を中心として複
数本の遊星軸38が円形配列されており、各遊星
軸38は自転自在に枢支され、伝動軸26廻りに
公転自在である。各遊星軸38の両端には第1・
第2遊星ギヤ39,40が固定されている。これ
らによつて遊星歯車構造体が形成されている。
41はミツシヨンケース1(固定側)に対して
固定された内歯ギヤであり、この内歯ギヤ41に
第1遊星ギヤ39が噛合しており、第2遊星ギヤ
40は回転シフトギヤ体42の内歯ギヤ部42a
と噛合している。
回転シフトギヤ体42はリング形状で入力回転
体35内に同芯で且つ相対回転自在に納められて
おり、前記内歯ギヤ部42aとそれよりも前方の
シフトギヤ部42bとを有している。
前記入力回転体35には更にリング状の固定シ
フトギヤ体43も収納されている。この固定シフ
トギヤ体43は外周にスプライン部43aを有し
て入力回転体35にスプライン挿入されていて、
一体回転自在となつており、これによつて回転シ
フトギヤ体42が入力回転体35が抜けるのを阻
止している。また、固定シフトギヤ体43には回
転シフトギヤ体42のシフトギヤ部42bと同芯
で同一形状のシフトギヤ部43bが形成されてい
る。
前記伝動軸26の大径部にはスプライン軸部2
6aが形成され、リング状のシフタS4のスプラ
イン穴部(シフトギヤ穴部)44が軸方向摺動自
在に嵌合している。スプライン軸部26aの前方
のギヤ軸体(入力部材)27の後部にはシフタS
4が噛合可能なシフトギヤ部27aが形成されて
いる。
シフタS4の外周にはシフトギヤ部45が形成
されており、このシフトギヤ部45は回転シフト
ギヤ体42及び固定シフトギヤ体43の各シフト
ギヤ部42b,43bと噛合可能である。
従つて、シフタS4は3つのシフトギヤ部27
a,42b,43bと択一的に噛合可能であり、
3シフトギヤ部27a,42b,43bの各間隔
は、シフタS4が噛合しない中立状態となるよう
に形成されており、シフタS4は、第1中立位置
Aからシフトフオーク46で前方の第1変速位置
Bへ移動することによつて、シフトギヤ部27a
と噛合してギヤ軸体27と伝動軸26とを直結
し、第1中立位置Aから後方の第2変速位置Cへ
移動することによつて、シフトギヤ部43bと噛
合して伝動軸26を入力回転体35と一体回転可
能にし、これから更に第2中立位置Dを経て第3
変速位置Eへ後方移動することによつて、シフト
ギヤ部42bと噛合し、入力回転体35の回転を
超減速して伝動軸26に伝達する態様となる。
前記シフトフオーク46はシフタS4をシフト
ギヤ部43bの奥のシフトギヤ部42bまで移動
しなければならないため、先端が鉤状に折曲され
ており、固定シフトギヤ体43と干渉しない形状
となつている。
尚、前記ギヤ軸体27のシフトギヤ部27aを
内歯ギヤにし且つシフタS4にそれと噛合するシ
フトギヤ部を形成したり、回転シフトギヤ体42
を第2遊星ギヤ40の公転軌道の径内側に配置
し、シフトギヤ部42bを外歯とし且つシフタS
4にそれと噛合可能な内歯のシフトギヤ部を形成
したりすることもできる。
第3図において、伝動軸26はベベルピニオン
軸51に直結されており、このベベルピニオン軸
51はベベルギヤ52及び後輪デフ装置53を介
して後輪54へ動力を伝達可能である。前記ベベ
ルピニオン軸51には動力取出ギヤ55が固定さ
れ、PTO系伝動軸7の後方の伝動軸56に遊嵌
したアイドルギヤ57と噛合しており、このアイ
ドルギヤ57は動力取出軸58に固定したギヤ5
9と噛合している。
61は前ベベルピニオン軸で、ベベルギヤ62
と噛合しており、前輪デフ装置63を介して前輪
64を駆動可能である。前記動力取出軸58と前
ベベルピニオン軸61とは油圧クラツチ65と粘
性カツプリング66とを介して動力伝達可能とな
つている。
粘性カツプリング66はフルタイム四輪駆動車
輌に使用されているものであり、油圧クラツチ6
5は動力断接用で、そのコントロールバルブ67
はセンサ68からの指令信号によつて制御されて
いる。
前記センサ68はトラクタのステアリングの切
れ角が一定以上になつたときに作動して、油圧ク
ラツチ65を切状態にする。また、前記油圧クラ
ツチ65はトラクタのパワーステアリングの油圧
回路に連結して、パワーステアリングの作動量が
一定量以上になつたときに油圧クラツチ65が切
れるようにしても良い。
即ち、トラクタはエンジンをフル回転させなが
らでもハンドルを大きい角度で切ることがあり、
そのようなトラクタをフルタイム四輪駆動にする
と、前輪64を後輪54より高速回転させなけれ
ばならないのに同速であるため、差動トルクが発
生して前輪64がブレーキ作用をすることにな
る。この差動トルクは小さいときには粘性カツプ
リング66で吸収できるが、ステアリング切り角
が大きくなると吸収し難くなり、そのようなとき
は油圧クラツチ65を切つて作動トルクが発生し
ないようにしている。前記油圧クラツチ65を切
るときのステアリング切れ角は適宜設定される。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、1本のシフタS
4に出力軸26に噛合するシフトギヤ穴部44と
外周のシフトギヤ部45とを形成し、このシフタ
S4を一方(前方)へ移動することにより、シフ
トギヤ穴部44を入力部材27と噛合して第1段
変速(直結)とし、シフタS4を他方(後方)へ
移動することにより、シフトギヤ部45を入力回
転体35に固定のリング状固定シフトギヤ体43
と噛合して第2段変速とし、シフタS4を更に他
方へ移動することにより、シフトギヤ部45は回
転シフトギヤ体42と噛合し、入力回転体35の
回転を速度ギヤ39,40等を介して減速した動
力を出力軸26へ伝達する第3段変速とするよう
に構成されているので、1本のシフタS4で3段
変速操作をすることができ、3変速位置B,C,
E間に2中立位置A,Dを形成することもでき、
装置の軸方向長さが短かくコンパクトになる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第
1図は要部の断面図、第2図はトラクタのトラン
スミツシヨンの断面図、第3図はトラクタのトラ
ンスミツシヨンの全体の概略線図である。 26……伝動軸(出力軸)、26a……スプラ
イン軸部、27……ギヤ軸体(入力部材)、27
a……シフトギヤ部、34……超減速機構、35
……入力回転体、36……入力ギヤ、41……内
歯ギヤ、42……回転シフトギヤ体、42b……
シフトギヤ部、43……固定シフトギヤ体、43
b……シフトギヤ部、44……スプライン穴部
(シフトギヤ穴部)、45……シフトギヤ部、46
……シフトフオーク、S4……シフタ、A……第
1中立位置、B……第1変速位置、C……第2変
速位置、D……第2中立位置、E……第3変速位
置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力部材27及び出力軸26と、出力軸26に
    噛合していて入力部材27のシフトギヤ部27a
    に噛合可能なシフタS4と、出力軸26に遊嵌し
    且つ外周に入力ギヤ36を有する入力回転体35
    と、入力回転体35に自転自在に枢支されていて
    出力軸26に対して公転する遊星軸38と、遊星
    軸38の両端に固定の第1・第2遊星ギヤ39,
    40と、第1遊星ギヤ39が噛合する固定側のギ
    ヤ41と、入力回転体35内に同芯で相対回転自
    在に設けられると共に第2遊星ギヤ40と噛合し
    たギヤ部42a及びシフタS4と噛合可能なシフ
    トギヤ部42bを有する回転シフトギヤ体42
    と、入力回転体35内に同芯で固定されていてシ
    フタS4と噛合可能なシフトギヤ部43bを有す
    るリング状の固定シフトギヤ体43とを有し、前
    記3シフトギヤ部27a,42b,43bにはシ
    フタS4を中立状態にする2中立間隔が形成され
    ていることを特徴とする変速装置。
JP18965886U 1986-12-09 1986-12-09 Expired JPH045793Y2 (ja)

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JP18965886U JPH045793Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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JP18965886U JPH045793Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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Publication Number Publication Date
JPS6394347U JPS6394347U (ja) 1988-06-17
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ID=31142159

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JP18965886U Expired JPH045793Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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JPS6394347U (ja) 1988-06-17

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