JPH02274384A - インダイレクトスポット溶接法 - Google Patents

インダイレクトスポット溶接法

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JPH02274384A
JPH02274384A JP1095927A JP9592789A JPH02274384A JP H02274384 A JPH02274384 A JP H02274384A JP 1095927 A JP1095927 A JP 1095927A JP 9592789 A JP9592789 A JP 9592789A JP H02274384 A JPH02274384 A JP H02274384A
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Toshiyuki Tange
丹下 俊之
Susumu Kitamura
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    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/10Spot welding; Stitch welding
    • B23K11/11Spot welding

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、溶接組立てする構造物において比較的薄い
板状部材の相互、あるいは薄い板状の部材を比較的剛性
の高い構造部材にスポット溶接する溶接法に関する。
(従来技術) 例えばステンレス鋼板を用いた構造物において、薄板を
フレーム等の構造部材あるいはその内側層の板材に取着
する場合には、作業性および美観上等の点から、従来ア
ーク溶接よりもスポット溶接を用いることが多い。
ところで、このスポット溶接において、外板をフレーム
あるいは厚板等の構造物に、確実に溶接し・ようとする
と、比較的大きな値の電流、例えば、厚さ1.5mmの
外板を厚さ6IIIIllの板材に溶接する場合的13
50OAの電流を流して溶接する必要があり、この場合
には電極と板材および板材と板材の接触を良好にするた
め上記電流に見合った圧力、たとえば上記の例において
約1300kgfで電極を板面に加圧することが必要と
なる。
かかる場合に、板材が内側層で剛性の高い構造部材等で
支持されている場合には、後述するダイレクト法は勿論
、第1図〜第3図に例示する被溶接部材を介して溶接用
の電極10が集電用の電極11と対峙配置しない所謂イ
ンダイレクト法で溶接するときにも、何ら問題熱〈実施
できる。
また、板材を内側層の比較的薄い板材に溶接する場合で
あっても、第9図に例示する被溶接部材を介し溶接用の
電極10の向う側に集電用の電極11を配設するダイレ
クト溶接法においては、電極を板材側に押付は加圧して
も板材は両側から押圧されるため、押圧方向に移動する
ことはない。このため上述の場合と同様最適な押圧力と
最適な値の電流で溶接することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、板材を剛性の低い構造部材たとえば6〜
8mm程度の厚さの板材の上にインダイレクト法でスポ
ット溶接する場合には、電極を押圧すると、板材および
その内側層の構造部材が変形するため、変形限度内の圧
力、例えば板厚6++v+のものでは1100kgf以
下でしか電極を押圧することができない。
押圧力が小さいまま大電流を流して溶接すると、電極と
被溶接部材の間で溶けた金属が飛び敗る現象が発生する
。この現象は溶接箇所の外観を悪くするばかりでなく、
溶接強度の低下につながる。
結局、溶接電流は電極の押圧力によって限界があり、ま
たこれによって溶接性能が支配され、溶接の信頼性が左
右される。
このため、信頼性が必要な箇所での板材の溶接は専ら加
圧力を上げることができるダイレクト法によっている。
しかし、ダイレクト法は、被溶接部材の両側に対峙して
電極を配設しなければならず、位置的に電極が挿入可能
な空間を有する位置の溶接に制限される。
一方、インダイレクト法の実施には被溶接部材あるいは
治具等でその支持方法を工夫する必要があった。
本発明は、上記現況に鑑みおこなわれたもので、薄板か
らなる被溶接部材でも実施できるインダイレクトスポッ
ト溶接法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明にかかるインダイレクトスポット溶接法は、矩形
波の電流でピーク値を均一とし、単位時間に流れる電流
を平均化するとともに、溶接電流の通電を時間的に分割
し間に無通電時間を設けたことを特徴とする。
(作用) しかして、上述のように構成されたインダイレクトスポ
ット溶接法は、溶接電流が矩形波の電源を利用する。従
来の交流溶接電源では第4図(b)の二点鎖線で示す溶
接電流がサインカーブであるため、必要な電流を得よう
とすると最高電流値が高くなる。第4図(a)の実線で
示す矩形波の電流では通電時の最高電流を所望の電流値
とでとるため、電極の押圧力を適正な値に選定でき、被
溶接部材の変形をはじめ、表面の圧痕も小さくなる。
さらに、溶接電流の通電を時間的に分割し、通電の間に
無通電時間を設けるため、最初の通電によって板材が溶
けて変形し、通電開始当初よりも大きい接触面積が形成
され、次の通電の際にその増大した接触面から円滑に電
流が流れ、小さい押圧力でも溶接面に損傷を受けず、ま
た最初の通電で被溶接部材の内部即ちナゲツト部が溶融
し、次の通電でその溶融した部分の電気抵抗が増加する
ため、電流はその周囲に流れることになり、内部の溶融
箇所がさらに大きく且つ深くなって確実な溶接となる。
しかも、溶接した部材の表面は、上述のように小さい押
圧力であっても円滑に電流が流れるため、圧痕の窪みも
小さく、また溶融材の飛散もなくなる。また、上述のよ
うに通電時間を分割して無通電時間があるため、冷却作
用が働き全体の通電時間を長くしても溶接部分に炭化物
の析出も少ない。
また、この方法のほかには最初の通電電流値を小さく、
その次の通電電流値を大きくすると、小さい電流値の通
電で接触面が形成されるため、その後に大きい電流値で
の通電が可能となり、その分通電時間が短縮できて全体
で短時間の溶接が可能となる。この場合には、当初の通
電の電流値が小さいため、押圧力を小さくすることがで
き、これによってナゲツトの窪みの小さいスポット溶接
をすることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。
第1図〜第3図は本発明の対象となるインダイレクト溶
接方法の代表的な被溶接部材に対する電極の配置例を示
す。
まず、スポット溶接する場合には、第1図〜第3図の例
に示すように、被溶接部材に対して溶接用の電極10と
集電用の電極11を配置する。例えば、第1図に示すよ
うに、板厚3IIIII+程度の部材1上に板厚1.5
1程度の二つの板材2,3をスポット溶接する場合を説
明すると、まず溶接用の電極10をスポット溶接しよう
とする板材3の所定ポイントに位置させ、少し離間した
部材1の適当な位置に集電用の電極11を配置する。
この溶接用の電極10および集電用の電極11は先端の
曲率半径が例えば75fflI11のものを用いる。そ
して、上記電極10を部材1及び板材2,3に変形しな
い程度で押圧する。例えば、上記の溶接用電極lOを部
材1及び板材2.3側から400kgfの力で押圧する
そして、第4図(a)の実線に示すような、矩形波状の
電流を50パルス(50秒)通電し、3パルス(3秒)
通電を停止したのち、また50パルス(50秒)通電す
る。このように、途中で冷却時間(3パルス)をとって
2回に分割して通電すると、第5図(a)〜(d)に示
すように、まず最初の50パルスの通電(第1回目の通
電)の際、上記被溶接部材の内部が、上記第5図(a)
→第5図(d)の如く徐々に、図のドツトをうった楕円
状の線で示すような範囲で溶融してゆく。この通電で、
最終的に、第5図(d)に示すように、溶接用の電極1
0と接触する板材3の接触部分がその先端形状の形に変
形し、電極10と板材3の接触面積が増加する。そして
、冷却時間をおいて、次に50パルスの通電(第2回目
の通電)をすると、上記溶融した部分の電気抵抗が大き
いため、電流はこの溶融した部分を迂回して周囲を流れ
、周囲がさらに溶融する(第5図(e)参照)。このた
め、ただ−回のみ連続して通電する場合に比べて、径の
大きな且つ溶は込み深さの深いナゲツトが形成される。
また、第2回目の通電は、溶接用の電極10と板材の接
触が増加した状態でおこなわれているため、第1回目の
通電に比べて、上記電極10から被溶接部材に円滑に電
流がながれ実質的な通電許容電流値が増加する。この結
果被溶接部材内での溶融量も増加し、上記ナゲツト径の
大きさ及び深さの増加に寄与する。
本発明者が発明の効果を確認するために、溶接後の被溶
接部材をナゲツトの中心部分で切断した写真を説明する
。即ち本発明にかかる溶接方法を実施して得たナゲツト
の写真である第6図と、従来の一回のみの通電によって
溶接して得たナゲツトの写真である第7図を対比すると
明瞭に判る。第6図のナゲツトは、第7図のものに比べ
て、径および溶は込み深さも大きい。
このように、本発明にかかるインダイレクトスポット溶
接法は、従来のインダイレクトスポット溶接法に比べて
、同じ押圧力および電流値で、径の大きく且つ溶は込み
深さの深いナゲツトを形成することができ、信顛性の高
いスポット溶接を得ることができる。
この効果は、第2図、第3図に示す電極配置のインダイ
レクトスポット溶接においても同様に得ることができる
ところで、本発明の実施のための条件、即ち、被溶接部
材の厚さ及び被溶接部材の各部材の板厚と材質、および
、溶接用の電極の接触部の曲率半径Rおよび電極の径r
と、溶接用の電極の押圧力P1さらに第1回目と第2回
目の電流値A、、A、と、第1回目と第2回目の通電時
間T、、T、と、冷却時間りと、その後の保持時間T0
とに関する実施データの例をまとめると、第8図の表図
のようになる。この実施データの例は、少なくとも、本
発明が従来の手法に比べて優れた効果を有することの例
を示すものであって、本発明の範囲を示すものではない
この表図から、被溶接部材の厚さが、薄くなる場合には
、溶接用の電極の曲率半径Rを大きくして、表面の圧痕
深さが小さくなるようにし、且つ電流値Aを低く設定す
ればよいことが判る。
上記表図では、第1回目と第2回目の電流値を同じにし
ているが、第1回目の電流値を上記値よりも低く第2回
目の電流値を上記値よりも高くすれば、さらに圧痕の小
さい、径が大きく溶は込み深さの深いナゲツトが形成さ
れる。
(発明の効果) 本発明にかかるインダイレクトスポット溶接法を用いれ
ば、従来のインダイレクトスポット溶接法と同じ電極の
押圧力と電流値でもって、信頼性の高い溶接を得ること
ができる。
これより、従来不可能であったあった板材の溶接をイン
ダイレクトスポット溶接法でおこなうことができ、従来
の溶接法で溶接する場合に比べて非常に高い作業性をと
信頼性ならびに仕上り具合を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の対象となるインダイレクト溶
接方法の代表的な被溶接部材に対する電極の配置例を示
す図、第4図(a)、 (b)は本発明の電流波形と従
来の電流波形を示す図、第5図(a)〜(e)は被溶接
部材内の溶融域の形成過程を示す該被溶接部材のナゲツ
ト中心での切断図、第6図は本発明にかかる溶接法によ
って得られたナゲツトの状態を示す該ナゲツト中心で切
断した金属組織の写真、第7図は従来の溶接法によって
得られたナゲツトの状態を示す該ナゲツト中心で切断し
た金属組織の写真、第8図は被溶接部材の条件等により
変化する溶接用電極の押圧力、電流値等の本発明方法の
インダイレクトスポット溶接法にかかる実施例のデータ
をまとめた表図、第9図はダイレクトスポット溶接法の
被溶接部材に対する電極の配置を示す図である。 第1図 第2図 第4図 (a) 第9図 第5図 (a) (b) (c) Cd) (e) 手続補正書(自発) 平成1 年7 特許庁長官 吉 1)文 毅  殿 事件の表示 平成1年特許卯第95927号 発明の名称 インダイレクトスポット溶接法 補正をする者 事件との関係   特許出薗人 神戸市中央区東用崎町6丁目1番1号 (097)川崎重工業株式会社 代表者  大 庭   浩 月21 日 (1)、明細書の第8真第4行目〜第6行目の「・・・
を50パルス(50秒)通電し、3パルス(3秒)通電
を停止したのち、また50パルス(50秒)通電する。 ・・・Jを、 「・・・を50パルス(50/60秒)通電し、3パル
ス(3/60秒)通電を停止したのち、また50パルス
(50/60秒)通電する。・・・」に補正する。 (2)、第4図(a)を別紙のとおり補正する。 代  理 人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、矩形波の電流でピーク値を均一とし、単位時間
    に流れる電流を平均化するとともに、溶接電流の通電を
    時間的に分割し間に無通電時間を設けたことを特徴とす
    るインダイレクトスポット溶接法。
  2. (2)、前記通電を時間的に分割した最初の通電電流値
    よりその後の通電電流値を大きく設定したことを特徴と
    する請求項第1項記載のインダイレクトスポット溶接法
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