JPH038574A - 薄板の重ね合わせ溶接方法 - Google Patents

薄板の重ね合わせ溶接方法

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JPH038574A
JPH038574A JP14368989A JP14368989A JPH038574A JP H038574 A JPH038574 A JP H038574A JP 14368989 A JP14368989 A JP 14368989A JP 14368989 A JP14368989 A JP 14368989A JP H038574 A JPH038574 A JP H038574A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄板の重ね合わせ溶接方法に係わり、特にアー
ク溶接、プラズマアーク溶接、レーザビーム溶接等の融
接による溶接に用いて好適な、薄板の重ね合わせ溶接方
法に関する。
〔従来の技術〕
金属薄板のコイルは表面処理や熱処理を行う場合が多く
あり、それらの処理作業を行う際に、作業の効率化を図
るために複数のコイルの端部どぅしをつなぎ合わせて連
続的に処理する場合がある。
このような用途の継手には強度的にそれほどの品質は要
求されず、処理中に継手が分離しなければ良いといった
程度の品質を望まれることが多い。
従来、このような用途のつなぎ合わせの手段としては、
−数的で比較的安価でもあるTIC溶接法による重ね合
わせ溶接を採用しようとすることが多い。
ところが、一般に、板厚1 mm以下の重ね合わせ溶接
は、溶接時に上板のみがめくれ上がりゃすく溶接が困難
であり、特に、0.5mm以下では不可能に近かった。
これは、下記の事柄が原因と考えられている。
すなわち、一般に、溶接部の溶融金属には重力と表面張
力とが同時に働き、溶融金属の形状は両者の力を合成し
た力を受けたものとなる。板厚が薄くなると、溶融金属
の量が少なくなるため重力の影響は少なくなり、表面張
力の効果が強く現れるようになり、これにより溶融金属
は丸まろうとするよう1こなる。このため、板厚1mm
以下の重ね合わせ溶接では、溶接時に上板のみがめくれ
上がりやすくなるものと考えられている。
上記現象を排除し得て、薄板の溶接に適用可能とされる
手段としては、例えば、重ね抵抗溶接がある。重ね抵抗
溶接は、周知の如く、溶接部に大電流を直接通電し、こ
れによって生じるジュール熱を熱源として接合部を加熱
し、同時に大きな加圧力を与えて金属を接合する方法で
ある。
また、特開昭62−203694号公報には「金属箔の
接合方法」として、重ね合わせ部の薄板どうしを予め超
音波溶接などにより強く接触(接合)させtこ後、レー
ザー溶接を行う技術が提供されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
したしながら、上記各周知手段にあっては下記の如き不
都合が生じている。
すなわち、前者の重ね抵抗溶接においては、溶接装置本
体、′r4源設備、各種制御装置として大型で複雑な高
価なものを必要とする上、板厚が1mm以下では接合が
難しく、板厚が薄くなればなるほど困難さが増加し、薄
板の溶接は全く不可能ではないものの、極めて困難でか
つ不効率なものであった。また、後者のレーザー溶接を
行うものにおいては、上記で言う、予め実施する接合(
または“強い接触“)の程度を、超音波溶接を行わなけ
ればならないようなレベルまでにする必要があり、工程
的にもコスト高となることに加え、その後、非常に高価
な設備を要するレーザー溶接を行うことから、全体とし
て極めて高価となるといった欠点がある。
本発明(まこのような事情に鑑みてなされたもので、従
来困難とされてきた薄板の溶接を、簡単な手段をもって
極めて低コストで実現することのできる溶接方法を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に係る発明は、金属薄板の重ね合わせ溶接方法
において、重ね合わせ部の被溶接部下面を、該面との当
接部幅または径が、形成されるべき溶着ビード幅または
溶着スポット径とほぼ同等に形成されてなる支持部材に
より支持するとともに、重ね合わせ部上面における少な
くとも被溶接部を挾む位置でかつ前記当接部幅または径
より幅広となる部分を下方に押圧した状態で溶接を行う
ことを特徴とするものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載した前記
押圧操作をTtGトーチのガスノズルにより行うことを
特徴とするものである。
〔作用〕
重ね合わせ部の被溶接箇所下部を当接部の狭い支持部材
により支持する一方、重ね合わせ部上面を、前記支持部
材を挾むような位置で下方に押圧することにより、重ね
合わせ部における被溶接部は前記支持部材を支点とした
曲げ作用を受け、ぴったりと密着するものとなる。これ
により、上板のめくれ上がりが防止され、確実な溶接が
なされる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の第一実施例を説明するものである。な
お、本実施例は、本発明をTIG溶接による連続溶接に
適用した例を示すものである。
符号1.lで示す金属薄板の重ね合わせ溶接を行うに際
し、それら金属薄板1.lの重ね合わせ部1aにおける
被溶接部下面に裏当治具(支持部材)2を設ける。つま
り、重ね合わせ部1aの被溶接部をこの裏当治具2によ
って支持するわけである。
裏当治具2はこの場合、図示の如く断面台形をなすもの
で、溶接すべき部位に対応して同図の紙面直交方向に延
在したものとなっている。この裏当治具2における前記
重ね合わせ部1aとの当接部2aの幅は、溶接により形
成されるビード幅とほぼ同等の幅に形成されている。こ
の裏当治具2の材質は特に限定されるものではなく、ス
テンレス鋼、普通鋼、銅等であってよい。
上記のように裏当治具2上に金属薄板1,1の重ね合わ
せ部1aを載置したならば、重ね合わせ部1a上面の被
溶接部に沿った両側に、押圧治具3.3を設け、これに
より重ね合わせ部分を下方に押圧する。ここにおける押
圧治具3,3は前記裏当治具2同様、本実施例が連続溶
接に適用していることに対応して図の紙面直交方向に延
在したものとなっている。該押圧治具3の材質も特に限
定はされない。また、このとき、押圧治具3,3は、溶
接によって形成されるビード幅よりも互いの離間間隔を
大きくとることは勿論であるが、前記裏当治具2の当接
部2aの幅に対しても、それ以上離間させる。
そして、上記状態において第1図に示すように金属薄板
1.1の重ね合わせ部1aの溶接を実施する。溶接箇所
は、前記押圧治具3.3の間における前記裏当治具2に
対応した部分、すなわち裏当治具2の上方部分である。
ここで、第1図中符号4はTIG溶接に用いられるTI
Gトーチ先端部に設けられたガスノズル(ガスカップ)
、符号5は電極、符号6はT[G溶接機である。溶接を
行うに際しては、アークの起動性の点で好ましくはイン
バータ式がよい。
上記溶接方法によれば、重ね合わせ部1aの被溶接部下
部を当接部幅の狭い裏当治具2 (支持部材)により支
持する一方、重ね合わせ部1a上面を、前記裏当治具2
を挾むような位置で下方に押圧することにより、重ね合
わせ部1aにおける被溶接部は前記裏当治具2を支点と
した曲げ作用を受けてぴったりと密着するものとなり、
これにより上板のめくれ上がりが防止され、確実な溶接
がなされる。
実験例−1 ・試験片(金属薄板1) : JIS Al 100ア
ルミニウム材、板厚0.2+nm。
寸法300 X 300 mm。
・重ね合わせ部1aの寸法:25mm。
・裏当治具2の上端部2aの幅ニア1゜・TIG溶接機
6の設定:ii流80A。
電圧15v。
・溶接速度:1m/分(手動)。
上記条件の下で、第1図に示すように重ね合わせ部1a
の両側を押圧治具3で拘束し、連続溶接を実施した。
その結果、溶接部は上板のめ(れもなく良好な溶接部が
得られた。
なお、比較として、裏当に前記裏当治具2を用いず平坦
な板を用い、その他を上記同一条件として溶接を実施し
た。その結果、溶接部の上板はめ(れ上がり溶接は不可
能であった。
第2図(a)、 (b)は、前記裏当治具2の他の構成
例を示したものである。前記裏当治具2の当接部(上端
面)2aが平坦面であったのに対し、この裏当治具2で
は、その当接部2aの中央部に長手方向に延びる凹所7
が形成され、これによって当接部2aの幅方向両端部に
は突条8,8.がレール状に形成されたものとなってい
る。
上記裏当治具2によっても、上記同様良好な溶接を行う
ことができる。また、当接部(上端面)2aの形状はそ
の他の形状、例えばローレット状であってもよく、その
形状は限定されない。また、裏当治具2の全体的な断面
形状についても、上記実施例では台形状のものとしてい
るが、例えばそれを矩形状としてもよいしその他の形状
であってもよく、要はその当接部2aの幅、すなわち金
属薄板lとの接触部幅または径がビード幅または溶着ス
ポット径とほぼ同等となるものであればよい。
また、ここで言う “はぼ同等”とは、形成されるべき
ビードの幅あるいは溶着スポットの径に対して若干狭(
ても、また若干広くてもよいことを意味するものである
が、被溶接部に、より高い密着性を与えるためには、こ
の当接部2aの幅または径としては、ビード幅またはス
ポット径をdとした時、(d −4)n+m 〜(d 
+ 6 )mm程度とすることが望ましい。
第3図(a)、 (b)は、同じく裏当治具2の他の構
成例を示した平面図で、本例のものでは裏当治具2を円
錐台状に形成したものとなっている。また、その上端部
2aには第2図(a)、 (b)で示したもの同様凹所
7および突条8が形成されている。本発明によりスポッ
ト溶接を行う際には、裏当治具2として、このように、
被溶接部のみに対応するように構成されたものを用いる
のがよい。ただし、スポット溶接は、第1図等に示した
如き長尺のものを用いて行ってもかまわない。
次に第4図ないし第6図は本発明の第二実施例を示すも
ので、本第二実施例は特に本発明をTIG溶接に適用さ
せたものである。なお、上記第一実施例と同じ構成要素
には同符号を付しである。
本実施例では、金属薄板1.tの重ね合わせ部1aにお
ける被溶接部下面を、接触部幅または径が溶着ビード幅
または溶着スポット径とほぼ同等に形成された裏当治具
2により支持する点は上記第一実施例と同じであるが、
重ね合わせ部1aの上面からの押圧を行う際、前記押圧
治具3を用いず、TICI−−チのガスノズル4の先端
部により行うものとしている。そして、円筒状となるガ
スノズル4の先端部の一部にはこの場合、第6図に示す
如く電極5よりも先端側に突出する周凸部4a、 4 
aが相対向した位置に形成されている。
この第4図、第5図は上記方法をTIG溶接による連続
溶接を行う場合を示しており、本実施例により金属薄板
1.1の重ね合わせ溶接を行うには、第5図の如く裏当
治具2をセットした後、通常のTIG溶接のようにTU
Gトーチを溶接方同に移動させるが、そのとき、ガスノ
ズル4における前記周凸部4 a、 4 aの端面4a
  、4a  が被溶接部をまたぐように上方の金属薄
板lに当接させとともに下方に押圧させながら移動させ
る。すなわち本実施例では、ガスノズル4における周凸
部4 a、 4 aが上記第一実施例における押圧治具
3の作用をなすものとなっているわけである。このとき
ビード9は、ガスノズル4の前記周凸部4a、48間に
形成された切欠部4bに対応した位置に形成されてい(
ことになるので、ビード9がガスノズル4により干渉さ
れることはない。
ここで、前記周凸部4 a、 4 aの形成範囲θとし
ては、これが広すぎるとビード9と干渉するおそれがあ
り、一方狭すぎると該周凸部4a自体の強度が低下する
ので、90°〜120°前後とすることが望ましい。
実験例−2 ・試験片(金属薄板1) : JIS A 1 to。
アルミニウム材、板厚0.2mm。
寸法300 X 300 am。
・重ね合わせ部1aの寸法:25mm。
・裏当治具2の上端部2aの幅ニアIIIm。
拳ガスノズル4の内径:11mm。
・周凸部4aの形成範囲θ: 120゜・TIG溶接機
6の設定:Ti流80A。
電圧15■。
・溶接速度+1m/分(手動)。
上記条件の下で、第4図および第5図に示すように重ね
合わせ部1aにおける被溶接部の両側をガスノズル4の
周凸部4aにて軽(押圧しながら連続溶接を実施した。
その結果、溶接部は上板のめくれもな(良好な溶接部を
得ることができた。
実験例−3 ・試験片(金属薄板1) : JAS A5182アル
ミニウム材、板厚0.25mm。
寸法300 X 300 IIIm。
・市ね合わせ部1aの寸法:25mm。
・裏当治具2の上端部2aの幅ニアmn+。
ガスノズル4の内径+11mm。
・周凸部4aの形成範囲θ:90゜ ・TIG溶接機6の設定:Ti流90A。
電圧15V。
・溶接速度:1a+/分(手動)。
上記条件の下で、第4図、第5図に示すように重ね合わ
せ部1aにおける被溶接部の両側をガスノズル4の周凸
部4aにて軽(押圧しながら連続溶接を実施した。
その結果、溶接部は上板のめくれもなく良好な溶接部が
得られた。なお、比較として、裏当に前記裏当治具2を
用いず平坦な板を用いかつガスノズル4と試験片との間
を10111m離間させ、その他を上記同一条件として
溶接を実施した。その結果、溶接部の上板がめくれ上が
り溶接は不可能であった。
実験例−4 下記の条件の下でスポット溶接を実施した。
・試験片(金属薄板1) : JIS A l to。
アルミニウム材、板厚0 、2 +II+11゜寸法3
00 X 300 sea。
・重ね合わせ部1aの寸法:25a+s。
・裏当治具2の上端部2aの直径:φ7 aua。
・ガスノズル4の内径:11a+m。
・周凸部4aの形成範囲θ:360° (全周)TAG
溶接機6の設定:電流80A。
電圧15V。
・溶接時間:0.5秒。
この場合、上記設定条件にも示すように、周凸部4aを
ガスノズル4の先端部全周(360°)に形成したもの
、すなわちガスノズル4の先端部全体が電極5よりも突
出したものを使用し、重ね合わせ部1aにおける溶接ポ
イントの全周を周凸部4aの端面4a  (ガスノズル
4の先端部)にて軽(押圧しながらスポット溶接を実施
した。また、裏当治具2としては長尺のものではなく、
第3図に示した円錐台形のものを使用した。
その結果、溶接部は上板のめくれもなく良好な溶接部が
得られた。なお、比較として、裏当に前記裏当治具2を
用いず平坦な板を用い、その他を上記同一条件としてス
ポット溶接を実施した。その結果、溶接部の上板がめ(
れ上がり、溶接は不可能であった。
次に第7図ないし第1O図は本発明の第三実施例を示す
ものである。
本実施例は上記第二実験例をさらに発展させたもので、
第二実験例におけるガスノズル4の周凸部4 a、 4
 aの先端部に、コロまたは車輪、滑車等の転勤手段を
設けたものである。
この場合、転勤手段は滑車としており、この滑車10は
、第10図に示すように周凸部4aの先端部近傍に軸受
スリーブ11を周凸部4aの壁厚方向に貫通させて設け
るとともに、該軸受スリーブ11に挿通した回転軸12
の両端に車輪13゜13を設けた構成となっている。ま
た、この場合周凸部4aは、第9図に示すように先端側
に向って先窄まりに形成されたものとなっている。
本実施例によりTIG連続溶接を行う際には、前記滑車
to、10を被溶接部の両側に当接させ押圧しながらト
ーチを移動させる。
本実施例によれば、上記第二実施例と同様の作用が得ら
れるが、滑車lOのすべり効果によりトーチを金属薄板
lに押圧しながらの移動がより容易に行える。
実験例−5 ・試験片(金属薄板1) : JIS A 1100ア
ルミニウム材、板厚0.15am。
寸法300 X 300 am。
・重ね合わせ部1aの寸法:25+am。
・裏当治具2の上端部2aの幅=71゜・ガスノズル4
の内径:11a+s。
・周凸部4aの形成範囲θ:90゜ ・TIG溶接機6の設定:電流70A。
電圧15■。
・溶接速度: 11/分(手動)。
上記条件の下で、第7図、第8図に示すように重ね合わ
せ部1aにおける被溶接部の両側をガスノズル4の周凸
部4aの先端部に設けた滑車10゜10にて軽く押圧し
ながら連続溶接を実施した。
その結果、トーチの移動が極めてスムーズに行うことが
でき、したも溶接部は上板のめくれもなく良好な溶接部
が得られた。なお、比較として、裏当に前記裏当治具2
を用いず平坦な板を用いかつガスノズル4と試験片との
間を10mm離間せさ、その他を上記同一条件として溶
接を実施した。その結果、溶接部の上板がめくれ上がり
溶接は不可能であった。
なお、本実施例においては、転勤手段として車輪13(
滑車10)を用いた構成としたが、転勤手段としてはコ
ロ等その他のもので構成してもよく、かつ車輪13を用
いる場合でも上記第1O図等の構造に限られるものでは
なく、他の構成としても無論よい。
また、上記各実施例は全てTAG溶接に適用した例を示
したが、本発明の特に第一実施例ものでは被覆アーク溶
接、MIG溶接、炭酸ガスアーク溶接、TTG溶接等の
アーク溶接をはじめ、プラズマアーク溶接、レーザ溶接
等その他の融接溶接法に適用することができる。
さらに、本発明が適用される金属の種類も特に限定はさ
れず、例えば鉄板、アルミニウム板、銅板、チタン板等
に良好に適用可能である。
さらに、本発明に適用される金属薄板lの板厚としては
1 mm以下が好ましく、さらに言えば0゜1ml11
〜0,8fflffi程度が好ましい。IIIIIIl
以下が好ましい理由は、板厚がlieを越えた場合には
、特に本発明に因らなくとも比較的容易に重ね合わせ部
の溶接が可能であるからである。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、請求項1記載の発明によれば、金
属薄板の重ね合わせ溶接を、低コストで極めて簡単な手
段を以て確実に実現することが可能となる上、アーク溶
接およびプラズマアーク溶接、レーザビーム溶接等の融
接溶接に広く適用することができ、したもそれら各溶接
法によって溶接法可能な各種金属に適用することができ
る。
また、請求項2記載の発明によれば、TTG溶接におい
て上記請求項1記載の発明を実施するにあたり、′FI
Gトーチのガスノズルを利用しての押圧操作が可能とな
ることから、押圧治具等の特別な押圧手段を用いること
なく、金属薄板の雷ね合わせ溶接をさらに簡単に実現す
ることができる、といった優れた効果を奏することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例を示すもので本発明をTI
G溶接に適用してなる実施状態を示す概略正面断面図、
第2図は本発明に係る支持部材の池の構成例を示すもの
で同図(a)は正面図、同図(b)はその平面図、第3
図は同じく支持部材の他の構成例を示すもので同図(a
)は正面図、同図(b)はその平面図、第4図ないし第
6図は本発明の第二実施例を示すもので第4図は溶接状
態を一部断面で示す平面図、第5図は一部を断面で示す
第4図ノ正面図、第6図はTIGトーチを示す部分斜視
図、第7図ないし第10図は本発明の第三実施例を示す
もので第7図は溶接状態を一部断面で示す平面図、第8
図は一部を断面で示す第7図の正面図、第9図は第8図
の側面図、第1O図はTIGトーチのガスノズルを示す
部分断面図である。 第1図 1・・・・・・金属薄板、   1a・・・・・・重ね
合わせ部、2・・・・・裏当治具(支持部材)、 2a・・・・・・当接部、   4・・・・・ガスノズ
ル、9・・・・・・ビード。 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)金属薄板の重ね合わせ溶接方法において、重ね合わ
    せ部の被溶接部下面を、該面との当接部幅または径が、
    形成されるべき溶着ビード幅または溶着スポット径とほ
    ぼ同等に形成されてなる支持部材により支持するととも
    に、重ね合わせ部上面における少なくとも被溶接部を挾
    む位置でかつ前記当接部幅または径より幅広となる部分
    を下方に押圧した状態で溶接を行うことを特徴とする薄
    板の重ね合わせ溶接方法。 2)請求項1に記載した前記押圧操作をTIGトーチの
    ガスノズルにより行うことを特徴とする薄板の重ね合わ
    せ溶接方法。
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