JPH02273576A - 回転式塗膜形成方法 - Google Patents

回転式塗膜形成方法

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JPH02273576A
JPH02273576A JP9310389A JP9310389A JPH02273576A JP H02273576 A JPH02273576 A JP H02273576A JP 9310389 A JP9310389 A JP 9310389A JP 9310389 A JP9310389 A JP 9310389A JP H02273576 A JPH02273576 A JP H02273576A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は機能の異なる複数層の膜を単一操作〔゛形成す
ることのできる回転式塗膜形成り法に関づ゛る。
[従来の技術] 従来、塗料を用いて被塗布物に塗膜を形成する方法とし
ては1例えば、被塗布物を塗料中に浸漬し、徐々に引き
上げることにより被塗布物ど塗料との界面張力を利用し
て塗膜を形成する浸漬塗布方法や、ロール上に一度塗料
廖を形成し、該塗料層を被塗布物上に転Vすることによ
り塗膜を形成するロールコーティング法などが知られて
いる。
浸漬塗布方法は膜厚の均一な塗膜が比較四部I4月こ形
成できるが、使用すべき塗料が多量に必要であり、被塗
布物の形状、大きさによっては装置が大型化してしまう
。また、浸漬部分はすべて塗布さオIるので被塗布物の
非塗布部分にも塗膜が形成されてしまい、塗膜の除去を
必要とし2作業能率が低下する。さらに、多MIN−テ
ィングの際に下地層を溶解し2てしま″)可能性があり
、それによる塗膜中への混入により、特性劣化などがお
こり、下地層と十塗層の組み合わせが限定されてしまう
この為、−層毎に8層の乾燥同化を充分におこなわなく
ではならr、明確な層界面を形成することになる。
J、l′、−、ロールコーティング法は形成される塗膜
状態がロールと被塗布物の距離に依存しており、この距
離を制(社)し5やすいシート物、缶等の塗布に用いら
れるが、やはり多量の塗料を必要とし、特に円筒状基体
などに塗布した場合塗膜に継ぎ目をit=してしまう。
方、前記のよ)な塗布方法の他に、スプレー法と呼ばれ
る塗布方法も知られている。スプレー・法は、微小開口
部を有するノズルより塗料を吐出し、露化することによ
り生成した微小液滴を被塗布物」−に付着させて塗膜を
形成すイ)力2人であり、いろいろな形状や大きさの被
塗布物に、1−6、かう広範囲にわたって塗膜を形成づ
ることができ、缶等に継ぎ目なしの塗布も可能であり、
非常に有〈σノな塗膜形成方法である。
しかしながら、このスジ1ノー法によ第1ば、節化する
ときの圧力により、塗料が飛翔し、塗料中の揮発成分が
著し、く揮発し、て、塗料組成が変質する傾向にあり、
また、エアー!ノススブ!ノー法においては高圧により
泡が発生し、この泡を巻き込みやすい塗膜となるなどの
問題点があり、均一な塗膜を得るのが龍しい。また、塗
料!、、f′圧力等により霧化されて放射状になるため
塗料の被塗布物への付着効率が低く、また、損失した塗
料を排出するための排気と汚染防止のための塗料回収設
備も必要となってしまう。また、被塗布物と相対的にス
プレーガンな移動させながら被塗布物上に塗膜を形成さ
せると、すでに塗膜が形成さ第1た部分に、飛散霧化塗
料の一部が付着して、被塗布物トに塗膜欠陥が生じてし
まう。さらに塗膜の非形成部分にも塗料のまわり込みを
生ずるため、剥離もし1くは塗料付着防止のために保護
手段等が必要となってし2まう。
■、塗布においCは、−層毎の塗装が基本であり、予習
を一度に1′?装しようとする場合には、付着時に塗料
が乾きぎみの状態である事が必要である。■]、つ、異
なる層の塗料を別の塗装系から噴霧させながら、前層の
塗布に続けて、或いは、同時に塗1丁!できる構造にす
る必要がある。L、かも、塗料のJアー圧、各・−Zの
塗装系の噴霧のパターンを考慮11、相互に干渉しない
ようにする事が望ま17い。
[発明が解決しよりとする課題] 本発明は、各成分要素を含む単〜塗料の塗装により、複
層を同時に形成する、回転式塗膜形成方法な押起を提供
することを目的とする。
また、本発明は電位の一様性および耐久画像に(1れた
写真感光体の製造方法を提供することを目的どする。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発flJ、円筒状基体をその中心軸を横向
きに、好ましくは水平(こ緋持(1月つその中心軸の回
りに所定速度で回転させながら、該円筒状基体の表面上
に、微小開口部をイアする塗料吐出ガンより結着剤樹脂
溶液中に顔料の分散した塗料を吐出して塗料液膜を形成
し、その移・乾ff1tろにとを含む塗布方法において
、該塗料液膜形成(仝の所定時間の間、該塗料液膜が、
該回転の遠心力lによる該塗料成分の粒径乃至比重の差
番こ起因する該塗料液膜内での半径方向の移動を可能と
する流動性状態であるようにして、機能の異なる複数の
贋からなる膜を形成させることを特徴とする回転式塗膜
形成方法である。
また、本発明は、前記円筒状基体が電子y4真悪感光用
円筒状支持体の表面上に塗膜層を有するものであり、前
記塗料が感光体及び表面署改良材粉体を含有するもので
ある」二配回転式塗膜形成方法である。
更に、本発明は、微小開口部を有する塗料吐出ガンより
寅質的に露化せずに吐出して塗料液膜を形成する」二記
回転式塗膜形成方法である。
本発明で用いシ゛)ことのできる感光体は電荷発生物質
、電荷輸送物質であり、また、表面層改良月扮体は、被
塗布物、特J、m電子写真感光体の表面層の機械的強度
、表面潤滑性、耐湿性、画像性等の耐久ケj・、を改善
すイ)ことができるもの、例えば、フッ素含有樹脂粉体
、シリコーン樹脂粉体、スチレン樹脂粉体等が6″〕イ
)。
本発明の実施I、二おいて、塗料吐出用の微小間口RR
から塗料を利用(,7て塗布する方法としては、加圧丁
−アーを吐出さゼることにより生ずる負圧により塗料を
吐出11.、霧化することにより生成した微小l夜滴を
被塗布物1′に何着さゼるエアースプレー法や、塗料な
力旧3[シ高速で吐出霧化することにより生成した微小
液滴を被塗布物上に付着させるエノ”−レススプレー法
などのスプレー法を用いるごともできるが、I、5かし
、前記したような塗料液膜の流動性状態を維持するため
に、並びに塗膜の成膜性を向1.させ()ために、微小
開口部から吐出される塗料を実質的に霧化セずに筋状に
飛翔さぜることにより塗料の空気との接触を少なくして
、塗料中の揮発成分の揮発等による塗料の変性を防上す
ることが好ましい。
本発明の実施において、微小開「コ部から塗料を吐出す
る際に、実質的に霧化しない状態とは吐出角度が3゛以
下、好ま1.(は0°の筋状に連続1゜て飛翔する状態
を意味する1、 尚、従来の塗布方法では20”50%と非常i;:低い
塗料の付着効率であり、5O−”80%の塗膜7を損失
していたものが、前記のように実質的に霧化をさせない
ことにより、塗料が微小領域に集中するため、塗料の付
着効率が95%以十となり、また、非塗膜形成部分への
塗料付着がなくなり、他の部分への塗料のまわり込みを
生ずることがなくなる。
本発明の回転式塗膜形成方法に用いる塗15装置の具体
例を第1図に示す。
第1図(a))こおいて、lは円筒状基体であり、こね
は円筒状基体の保持を兼用1′る回転軸2に固定される
。又、回転軸2は回転モーター3により所定の回転速度
で回転さJ7る、一方、ビー、ム状の塗布液4をl出す
るためのガン5は、横送り機構の架台6に乗せられてお
り、円筒状基体lの回転軸ノテ向と平rフに移動する。
また、ガン5は、導出管7及びフィルター8を経由して
タンク9に接続さノ]ている。エアーバイブlOで導入
されたj]縮エアーにより、ゲージ11で定めた圧力に
タンク9内の塗料if加圧され、フィルター8および導
出管7を経由!6、てガン5の先端のノズルチップ(不
図示)から0.1出される。
この装置を用いて実際に塗布する場6・、ガンの横送り
機構のスイッチとガン・ニードルのエアースイッチをセ
ットシ、円筒状基体1の所定位置からビー・ム4を吐出
する。同時に回転モーター3のスイ・・ノチも入れ、円
筒状基体保持の回転軸2を回転さゼる。第1図(IJ)
に示したように、ガン5の先端に設けらオ)、たノズル
デツプ12がら吐出したビーム状の塗膜flilli 
4は、円筒状基体1上にネジを切・)たよりなパターン
13で糸巻き状(らせん状)に付着し2.1/ベリング
することにより塗膜】4が成膜さハ、る。レベリングに
ノ、る塗膜の牛成王程は第2図に示すとおりである。す
なわち、円筒状基体l上にイ」着した糸巻ぎ状塗料は、
塗料の衝突エネルギーおよび塗料と被塗布物との界面張
力の為、徐々に幅広(拡がっていき、隣接する塗料がた
がいに接触し被塗布物の塗布面をすきまな(おおう(第
2図(a))。そして、塗料の拡散1′i:ならび1こ
塗料と被塗布物と・の界面張力により適切な時間経過後
、ピッチに応じて生じていた当初の塗  布  膜  
凹  凸  が  し  ベ  リ  ングされて、平
滑な面として成膜される(第2N(t:i)l、なお、
糸巻き状に付着する塗料は、塗料の端部どうじが重なり
合うように付着してもよい。更に、塗料の溶剤蒸気を制
御する為にツー ドを併用すれば表面をより平滑にする
ことも可能であるや ビームにより形成する糸@きのラインのピッチは、回転
速度とガンの送り速度によって決まる。
又、単位面積トの塗布液の量は吐出量が一定であればガ
ンの送り速度によって決まる。
m位面積当りの吐出11(ce/分・Cが):吐出圧(
kgf/eが) :吐出口径(C覆) ニオリフイスのベアリング長(cIl):送り速度(0
17分) ビームのビッヂ巾に関しては、次の関係ΔVu また、 がある。
PW  oc   ”’ Pw:ビームピッチ中(CI) Rn:円筒状基体回転数(rplm) J丁記の塗布装置で用いる塗料吐出口の具体例と1.2
ては標準的には単一吐出口を有するノズルチップである
が、塗布速度を早める為に多数の、例えば:3つの吐出
口をiするノズルチップの形態をと一つでもよい。
第1図に示した型式の塗布装置を用いて塗布されだ円筒
状基体は塗布中も、レベリング中も所定回転数で回転し
ており、その回転の遠心力の影響をうl−jで、塗料の
構成成分が粒径乃至比重の差11−起因して移動して層
構成をとるような傾向が牛じる。
回転する円筒状基体−1−の塗膜においで、中1位微小
容積の重さが重いほど、或いは、比重が大きいほど遠心
力は大きくなり、該当する単位物質は回転の中心から遠
ざかろうとする。
従って、塗料液膜中に比重の異なる物質が自まれでいる
と、単位として、移動する塊り(又は杓子)の質量が大
きいものの順に外側から蓄積し、円筒状基体の表面にけ
軒い物質が蓄積する傾向がうまれる。
尚、塗膜中の溶剤の蒸発も同時に起−)て指触乾燥が進
行し、このとき、対流の起きることが1ちり、それで、
これに打ち勝ってト気したような積層を形成するように
、回転数を変えて必要な遠心力を生み出すように1.2
なくてはならない。
溶剤の蒸発を考慮した場合、当然、溶剤の蒸気圧、或い
は塗布や)・ベリング、指触乾燥等の環境条件によって
、対流の生じやすい場合や、生じにくい場合を設定でき
る9例えば指触乾燥が早くなる場合、又は、活発に対流
が生じる場合には回転数を上げて遠心力が対流に打ち勝
つ条件にすることが必要となる。
塗料を構成する固型分成分の主要素が2,3又は41類
であるときには、−層毎に個別に塗布した場合ど異なり
、フ、シ、3又は4屡に不明瞭に分離した層構成の塗膜
が1回の塗布で形成される。
第3図に本発明の方法によ−)で形成された塗膜の層構
成のm=・例を示す。
1は円筒状板体Cあり、15は円筒状基体上に形成され
た塗膜である。
塗tll 15は各層の構成1成分の比重の重い順に外
側から内側にくるように15−1.15−2゜15−3
.15−4の層構成になっている。
次に、塗料系を選定して実際に塗工した実施例を挙げて
更に詳しく説明する。以下の記載において部は重量部で
ある。
実施例1 塗料どして、ニッケル酸化物15部及びポリウレタン樹
脂35部をMEKに溶解、分散し、固型分30%となる
ように調製した。
これを第1図に示した型式の塗布装置を用いて塗布する
に当たり、吐出ガンの先嘲に吐出口径100μmのノズ
ルチップを取りつけ、塗料の吐出圧0.8kgf/cm
”のエア圧力をかけて、ガンの塗料吐出量を測定したと
ころ毎分665gであった。
次に、ガンと被塗布物との距nを1F5nus+:調節
して、直径80m+m、長さ360mraのアルミニウ
ムシリンダーを回転数1501〜[)W、ガンの送り速
度を毎分1501にして、上記塗料を塗布した。
所定の塗布領域の塗布を完了した後も5分間乃至8分間
3.5 Orpmでレベリング、指触乾燥をし、5分間
、回転数を5 Orpm+に落として、(11触乾燥を
完了した。そして、こわを100 ”Cの乾燥炉で20
分間乾燥固化した、 これを切断して、電顕用試料とし、その切断面を観察し
たところ、基板に近い所よりも表面、饗にニラゲルが多
く分?I’i I、 rいることが1明した。
従って、本発明の回転式塗膜形成方法によれば、塗装の
表面層に金属成分を多く必要とするような塗装膜を形成
するこ2−が可能となる。
同 成分の塗料を用いた場合には、従来法では均一塗膜
となっていt−、が、本発明の回転式塗膜形成方法では
J−り多くの金属成分の表面層への分布が期待できる為
、特Iこ高価な金属を含む塗料に有効である。
叉、この実施例の場合には、金属署の下の層にあたるポ
リウレクン樹脂層は、円筒状基体の緩i!i材であると
も考えられる。
1−記の@構成と同様の層構成はその各層を個別に例え
ば、スプレー塗布方法で、或いは、浸漬塗布R法で塗布
することも可能であるが、この場合は、界面が比較的明
瞭に形成される。界面の不明瞭どなる場合もあるが、こ
の時は、土層の塗料がF層の塗膜を冒す場合であり、塗
膜と1.では、好ましくない場合も多い。
ヌ、各層を別個に塗装する場合、股間の接着力が問題と
なる事もイえらねるが、本発明にかかる方法の場合には
ほとんど傾斜的に成分の9孔が生ずるので、そのような
問題は生じない、本発明の回転式塗膜形成方法は、表′
IQ!、二ずべり性をよくする機能付膜を電荷移送層の
膜の塗布ど同時に設け、両者間の剥駒酢が14.にくい
層Iご成とダる場合にも有効である。
実施例2 平均粒径10μのシリコーン樹脂粉体5部(比重2.3
3=、・2.35)、ポリカーボネート樹脂10部及び
ヒドラゾン化合物([’−(N、N−ジエチルア、ミノ
)へニズアルデヒドーN’−a−ナフチル−N゛・・フ
ェニルヒトラソン)9.5部を100部のtノクロロベ
ンゼンと40部のジクITJ Iコメタンに溶解層び分
散さゼだ。
これを第1図に示し!、:型式の塗布装置のlit拌棒
付きの塗料タンクに入れ、ビームガンの先端に口径15
0μ−のノズルデツプを取りイ・1け、該タンクに0.
6kgf/e+s”のエアー圧力をかけて、ガンの塗料
吐出量を測定l、たところ、毎分1070gであった。
次↓こ、このガンと被塗布物との距離な2011Imに
調節1.、で、電荷発生層まで塗布しであるアルミシリ
ンダーを(i!径80mm、厚h 1.Omm、長さ3
60mm) 12叶ドで回転させながら、ビームガンを
m分180+m−でシリンダーの母線方向に平行移動さ
せて塗布りまた4 電荷発生層4′に付着しまたJ−記塗料のビームの巾は
約2.5■で糸巻き状に付着し、つづいて塗布されて市
なりあった塗料のビーム付着ライン同志が1ffi 合
され、て、レベリングが始まり、月つ、塗料の流動性が
充分にある間に、回転の遠心力により、表層に重いシリ
コーン樹脂粉体の分布が多くなり、5分後に表面あらさ
が0,8μ口以下の面となった。
この塗膜を強制排気して溶剤を蒸発させた後、120℃
の乾燥炉で60分間乾燥させた。
これをキャノン製複可機N P−3235に入れ画像と
その表面のスベリ性をみたところ、良好な結果が得られ
た。
これに対し、シリコーン樹脂粉体どポリカーボネート樹
脂とを分散した塗料ど、前記塗料のうちシリコーン樹脂
粉体を除く電荷輸送層の塗料とを別途に塗布した場合に
は、両者間に界面が牛じ、両者間の接着力が充分でなく
、剥ねることが起テ今だ。
このようにして、単独に塗布した場合に支障の生ずる層
構成の場合にも、必要な機能性をもった複数層の膜の形
成が可能になった。
実施例3 複数(ここでは2種類)の顔料分散塗料において、その
溶媒が異なり、しかも、相溶性に乏しい塗料である場合
には、通常、両者を混合りまた塗装1容器からの浸漬塗
布法による塗工が出来ない為、各々、個別に一層ずつ塗
布し乾燥同化後、次層を形成しなくてはならない。
ところが、上記塗料の溶媒に顕著な比重差があり、又、
相溶性のない場合には、前述の実施例で使用した塗布装
!において、その塗料タンク中で撹拌混合し、基体シリ
ンダー上に塗布しブ、−ところ 、塗布面を形成する過
程で両者の液相が分離1.2.2Mを形成した。従−〉
で、通常ならば、塗布槽を2セツト必要どし、更に、乾
燥・冷却槽も各々2セツト必要どしていたのが、■セッ
トの塗布装置、乾燥、冷却槽を用意するのみで所定の膜
を形成できたことになり、工業生産上メリットのある装
置構成とすることができた。
ちなみに明確な界面を形成せずに複数の層を一度に塗膜
11形成する事のみを目的とする場合には顔料分散系の
塗料でな(とも、相溶性がなく、且・)、比重差のある
溶媒を用いた塗料を塗布する事でも達成できるや ぞ1.2て11 g+2のような塗膜構成の場合には、
各々の溶媒と樹脂からなる塗料の比重差を積極的に利用
して、例久ば、屈折率に差の生ずるような塗膜を形成す
る事も可能になる。
[発明の効果] 以−上に説明しまたように、本発明の回転式塗膜形成ツ
ノ法により、 1、複数の異なる機能の層を何する塗膜を同時に形成す
ることかできる。
2、各層の界面における接精力は個別に塗布1. l−
場合と比較すると問題にならない程強い。
3、非相溶性の塗料を複数、同時に塗装でき、同時に異
なる機能の膜を形成できる、 4゜この場合、塗料は複数yは単数の吐出[1より吐出
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に用いる塗布装置の一例を示す概
略説明図である。 第2図は微小間「」部からビーム状に吐出された塗料が
基体」−で広がり、均一な膜となる様イを示す概略説明
図である。 第3図は本発明の回転式塗膜形成方法で形成された塗膜
の一例を示す概略説明図である。 図中、1は円筒状基体、2は回転軸、3は回転モーター
、4はビーム状塗布液、5はガン、6は架台、7は導出
管、8はフィルター、9はタンク、lOはエアーバーイ
ブ、11けゲージ−112はノズルチップ、13はパタ
ーン、14は塗料液膿、15は塗膜である。 第1図(G) 代理人 弁理士 山 下 積 平 第1図(b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、円筒状基体をその中心軸を横向きに維持し且つその
    中心軸の回りに所定速度で回転させながら、該円筒状基
    体の表面上に、微小開口部を有する塗料吐出ガンより結
    着剤樹脂溶液中に顔料の分散した塗料を吐出して塗料液
    膜を形成し、その後乾燥することを含む塗布方法におい
    て、該塗料液膜形成後の所定時間の間、該塗料液膜が、
    該回転の遠心力による該塗料成分の粒径乃至比重の差に
    起因する該塗料液膜内での半径方向の移動を可能とする
    流動性状態であることを特徴とする回転式塗膜形成方法
    。 2、前記円筒状基体が電子写真感光体用円筒状支持体の
    表面上に塗膜層を有するものであり、前記塗料が感光体
    及び表面層改良材粉体を含有するものである請求項1記
    載の回転式塗膜形成方法。 3、微小開口部を有する塗料吐出ガンより実質的に霧化
    せずに吐出して塗料液膜を形成する請求項1又は2記載
    の回転式塗膜形成方法。
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