JPH02272572A

JPH02272572A - 電子写真感光体

Info

Publication number: JPH02272572A
Application number: JP9445389A
Authority: JP
Inventors: Mizue Fujimori; 藤森　瑞惠; Yuji Akao; 祐司赤尾; Yoshiyuki Ozawa; 小沢　善行; Yorinobu Yamada; 山田　▲より▼信
Original assignee: Citizen Watch Co Ltd
Current assignee: Citizen Watch Co Ltd
Priority date: 1989-04-14
Filing date: 1989-04-14
Publication date: 1990-11-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は電子写真感光体に関し、詳しくは一般式（Ｉ）
で示されるヒドラゾン化合物を含有する電子写真感光体
に関する。

〔従来の技術〕

情報化社会の発達と共に、プリンタ、複写機のパーソナ
ル化が進み、プリンタについても従来のインパクト式プ
リンタから、騒音が少な（普通紙使用の光プリンタが注
目されている。この光プリンタの光源としては、安価で
ある７８０〜８１０ｎｍの発振波長域の半導体レーザー
が多（用いられている。これらの理由から、安価であり
分光感度の変化が容易である有機物が電子写真感光体材
料として用いられるようになった。更に有機物は可とう
性に優れていること、ａ−８ｅ、ＣｄＳの様な毒性をも
つものではなく、無毒のものを用いることが出来るとい
った優位点がある。一方、有機電子写真感光体は無機電
子写真感光体に比べ感度が劣るが、電荷発生能を光源に
感度を有する電荷発生物質に電荷輸送能を電荷移動速度
の速い物質からなる電荷輸送物質にもたせた機能分離型
電子写真感光体とすることにより改善されてきた。また
、耐刷性に関しても、改良がなされてきた。有機光導電
物質としては、ポリビニルカルバゾールが代表的なもの
であるが、これは可と５性、機械的強度に劣り、可視光
に感度を示さないといつ欠点がある。また、ポリビニル
カルバゾール／トリニトロフルオレノン系は可視光に感
度を示し、優れた感度を示すが、トリニトロフルオレノ
ンが発ガン性を有することからこの種の感光体は現在用
いられていない。機能分離型電子写真感光体の電荷発生
物質としては、ペリレン顔料、アゾ顔料、フタロシアニ
ン類、スクェアリウム顔料など、半導体レーザ、発光ダ
イオード、液晶プリンタ用光源の発振波長域に感度をも
つ色素が用いられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

電荷輸送物質としては、ヒドラゾン化合物、スチリル化
合物、ピラゾリン化合物、トリフェニルアミン化合物等
が上げられる。しかし、これら低分子導電性物質を電荷
輸送物質として用いた電子写真感光体では、まだ充分な
感度が得られておらず、繰り返し帯電、露光の際の機械
的、及び化学的強度については大きく改良すべき点があ
る。ビス型上。ドラシン化合物については、感度、耐久
性、各種溶媒、およびポリマに対する溶解性等について
未だ満足するものは得られていない。

本発明の目的は上記従来の課題を解決し、感度が高（、
かつ化学的劣化の少ない電荷輸送物質を含有してなる電
子写真感光体を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

下記一般式（Ｉ）で示されるヒドラゾン化合物を含有す
ることを特徴とする電子写真感光体。

・・・（Ｉ）本発明のヒドラゾン化合物はビス型ヒドラジン化合物と
、置換もしくは未置換の１．３．３−三置換−２−メチ
レンインドリン−ω−アルデヒドを縮合することにより
得られる。Ｉｔ、は、水素、水酸基、置換もしくは未置
換のアルコキシ基、置換もしくは未置換の７ラルキルオ
キシ基、置換基を有するアミノ基、置換もしくは未置換
のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換
もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のア
ラルキル基を示す。Ｒ２およびＲ３は、水酸基、置換も
しくは未置換のアルコキシ基、置換もしくは未置換の７
ラルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアルキル基、
置換もしくは未置換のアラルキル基、置換もしくは未置
換の了り−ル基を示す。Ｒ４およびＲ５は、置換もしく
は未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアルコキ
シ基、置換もしくは未置換の７ラルキルオキシ基、置換
もしくは未置換のアリール基、置、換もしくは未置換の
アラルキル基、置換もしくは未置換の７１７−ル基、置
換もしくは未置換の複素環基を示す。

Ｒｏは、２価の有機残基を示す。なお、ｌは、１から４
の整数を示す。

次に本発明のヒドラゾン化合物の具体例を表１、表２、
表３および表４に示す。

表表表本発明のヒドラゾン化合物は、通常の電荷輸送物質と同
様に用いることが出来る。電子写真感光体の形態には種
々あるが、以下に代表例を示す。

第１図に示した電子写真感光体は、導電支持体１上に電
荷発生物質、あるいは電荷発生物質を含むポリマから成
る電荷発生層２、その上に電荷輸送物質を含むポリマか
ら成る電荷輸送層３を積層した２層構造の感光層４かも
なる。この場合、電荷輸送物質を電荷発生層２に少量添
加しても良い。

第２図に示した電子写真感光体は、導電支持体１上に電
荷輸送層６が、その上に電荷発生層２が積層されたもの
である。第３図に示した電子写真感光体は、電荷輸送物
質を含むポリマ中に電荷発生物質を分散させた感光層４
を積層した１層構造の電子写真感光体である。第１図お
よび第２図に示した電荷発生層２は、電荷発生物質を蒸
着することにより形成されても良いし、電荷発生物質を
分散させたポリマ溶液を塗布してもよい。電荷発生物質
、およびポリマは通常の電子写真感光体材料に用いられ
ているものを用いることが出来る。即ち、電荷発生物質
としては、用いる光源の発振波長に感度を示す種々の色
素が挙げられる。ポリマは、接着性に優れ絶縁性のもの
であれば使用できる。

感光層４には、可と５性、接着性、機械的強度を向上さ
せるために可塑剤を用いても良い。また、導電支持体１
と感光層４０間に接着性、帯電性を向上するために中間
層を設けることもできる。感光層４および中間層の塗布
には、通常ドクターグレード、ワイヤーバ　ロールコー
タ等カ用いられる。感光層４の膜厚は、第１図および第
２図の電子写真感光体の場合、電荷発生層２の膜厚は５
μｍ以下、好ましくは０．１〜１μｍであり、電荷輸送
層３の膜厚は５〜５０μｍ、好ましくは１０〜２０μｍ
である。第３図の電子写真感光体の場合、感光層４の膜
厚は５〜５０μｍ、好ましくは１０〜２０μｍである。

さらに、中間層を設ける場合、中間層の膜厚は１μｍ以
下が好ましい。

〔実施例１〕以下、実施例を基に本発明の電子写真感光体を説明する
。

・・・遅ルンジアミンを還元し得られたＮ、Ｎ−ジフェニル−Ｎ、
Ｎ−ジアミノエチレンジアミン４．８５ｇ（１９，９画
ｏＪ）と１．３．３−トリメチル−２メチレンインドリ
ン−ω−アルデヒド８．０１ｇ（３９，８ｍｍｏＪ）を
工、ｐ　／　−Ａ／　中、ｙ　−）　Ａ／　エフ　スル
ホン酸触媒下５時間還流した。反応終了後、反応系を室
温放置したところ黄色の沈澱物が析出した。これを濾別
し、酢酸エチル−ヘキサン混合溶媒にて再結晶を行い、
化合物−１を得た。収量は４．６７ｇ、融点は１１５℃
であった。化合物嵐１の赤外線スペクトルを第４図に示
す。また、化合物ｒＶＩｌｌｌの核磁気共鳴（ＮＭＲ）
スペクトルの結果を下記に示す。

ＮＭＲスペクトル（δ値、ＴＭＳ基準）８．１１ｐＦ、
　ｄ　（Ｊ＝　１０Ｈｚ）、２Ｈ６，５０１１１１ｍ　
〜７．４０ｐＩｍ、　ｍ、　　１８Ｈ５，６０ｐ９ｍ、
　ｄ　（Ｊ＝１０Ｈｚ）、２Ｉ−（４，０９−１ｓ、６
Ｈ１，４１ｆＦ、ｓ、１２ＨＮ、Ｎ−ジエチルアニリン
にスクエアリック酸を作用させ得られたスクェアリウム
顔料５ｇ、ポリエステル樹脂２０ｇ、シクロへキサノン
４００ｇを混合し、振とう成分散機で３時間分散後、Ａ
ｌ蒸着ポリエステルフィルム上にワイヤーバで塗布し、
乾燥時に０，５μｍとなるようにし、電荷発生層を積層
した。つぎに、ポリカーボネート樹脂１０ｇをシクロヘ
キサノン９０ｇに溶解したポリマ溶液に電荷輸送物質と
して上記ヒドラゾン化合物Ｎｌｌ　　１０ｇを溶解させ
た。得られた溶液を電荷発生層の上にワイヤーバで塗布
し、乾燥時に１７μｍとなるようにし、電荷輸送層を積
層した。

このように作成した積層型電子写真感光体は、先ず暗所
にて一６キロボルトでコロナ帯電し、次いで、照度５　
ｌｕｘのタングステンランプで露光し帯電特性を調べた
。帯電特性としては、帯電後の初期表面電位な■。、表
面電位が一６２０Ｖから−６００Ｖまで暗減衰するのに
要する時間なｔＤ、−６００Ｖから一３００Ｖに光減衰
するのに必要な露光量をＥ１／２として測定した。さら
に、この電子写真感光体に同様な操作を繰り返し、１０
００回後の初期表面電位ＶＯ（１０００）、暗減衰に要
する時間ＬＤ（１０００）、光減衰に要する露光量Ｅｌ
／２（１０００）を測定し、耐久性を調べた結果を表５
に示す。

表　　　　　５〔実施例２〜１０〕電荷輸送物質として下記ヒドラゾン化合物Ｎ［１２〜Ｎ
ｌｌ０を用い、実施例１と同様に電子写真感光体を作成
し、その帯電特性を測定した。その結果を衣５に示す。

・・・遅５・・・Ｎ［Ｌ２・・・ｌｌＩ＆Ｌ６・・・隘３・・・宛７・・・、東４・・ｌＩ＆Ｌｓ〔比較例〕電荷輸送物質として下記ヒドラゾン化合物を用い実施例
１と同様に電子写真感光体を作成し、その特性を測定し
た。その結果を表５に示す。

・・・隆９・・・遅１〔発明の効果〕本発明のヒドラゾン化合物は、電子写真感光体の電荷輸
送物質としてレーザープリンタ、液晶シャッタープリン
タ、発光ダイオード（ＬＥＤ）プリンタ、複写機、電子
写真製版システムなどにも応用できる。我々は、多官能
化による感度向上を目的とし、１分子中に２つのヒドラ
ゾン結合な有するビス型ヒドラゾン化合物に注目し、種
々検討を行った。その結果、ビス型ヒドラジン化合物と
、置換もしくは未置換の１．３．３−三置換−２−メチ
レンインドリン−ω−アルデヒドを縮合することにより
得られるビス型ヒドラゾン化合物は、高感度で、可と５
性に優れ、更に感度低下、化学的劣化の少ない電荷輸送
材料であることが判った。

本発明忙よると、高感度、且つ化学的劣化の少ない高耐
刷性の電子写真感光体を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図および第３図は本発明に係る電子写真感
光体の模式断面図であり、第４図は本発明のヒドラゾン
化合物遅１のＩＲスペクトル図である。１・・・・・・導電支持体、２・・・・・・電荷発生層、６・・・・・・電荷輸送層、４・・・・・・感光層。

Claims

【特許請求の範囲】下記一般式（ I ）で表されるヒドラゾン化合物を含有
することを特徴とする電子写真感光体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ・・・（ I ）但し、上記式中Ｒ＿１は、水素、水酸基、置換もしくは
未置換のアルコキシ基、置換もしくは未置換のアラルキ
ルオキシ基、置換基を有するアミノ基、置換もしくは未
置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、
置換もしくは未置換のアラルキル基を示す。Ｒ＿２およ
びＲ＿３は、水酸基、置換もしくは未置換のアルコキシ
基、置換もしくは未置換のアラルキルオキシ基、置換も
しくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアラ
ルキル基、置換もしくは未置換のアリール基を示す。Ｒ
＿４およびＲ＿５は、置換もしくは未置換のアルキル基
、置換もしくは未置換のアルコキシ基、置換もしくは未
置換のアラルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアラ
ルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もし
くは未置換の複素環基を示す。Ｒ＿６は、２価の有機残基を示す。なお、ｌは、１から
４の整数を示す。）