JPH0227214A - 光電スイッチ - Google Patents

光電スイッチ

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JPH0227214A
JPH0227214A JP63177316A JP17731688A JPH0227214A JP H0227214 A JPH0227214 A JP H0227214A JP 63177316 A JP63177316 A JP 63177316A JP 17731688 A JP17731688 A JP 17731688A JP H0227214 A JPH0227214 A JP H0227214A
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寺前 勝広
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淳之 広野
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慎司 坂本
Yoshiaki Honda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、光ビームを投受光して被検知物体の存在を検
知する三角測距方式の反射型光電スイッチに関するもの
である。
[従来の技術l Pt513図に従来の三角測距方式による反射型光電ス
イッチの光学ブロック及び電子回路ブロックを示す。被
検知物体Xに討して光ビームPを投光する投光手段1は
、投光タイミングを設定するクロックパルスを発生する
発振回路10、発光索子12を駆動するドライブ回路1
1、及1凸レンズよりなる投光用光学系13とで構成さ
れており、発光素子12から発せられる光を投光用光学
系13にて光ビームPとして、検知エリアに投光するよ
うになっている。この投光手段1から所定距離をもっで
側方に配設され、被検知物体Xによる尤ビームPの反射
光Rを集光する受光用光学系2も、凸レンズにて形成さ
れている。この光学系2の集光面に配設され集光スポッ
トの位置に対した位置信号I A+ I Bを出力する
位置検出手段4は、例えば1次元位置検出素子(P S
 D )や、分割式7t)ダイオード、あるいは所定距
離を置いて配設された複数のフォトダイオードなどより
構成されており、この位置信号■^+IBは相反した信
号となっている。この位置検出手段4出力に基づいて被
検知物体Xが所定の検知エリアに存在するかどうかを判
別して、出力回路6を制御する判別制御手段5は、位置
検出手段4から構成される装置信号(相反する電流信号
I^、I!I)を夫々増幅して、電圧信号■^y V 
Rに変換する受光回路21a、21bと、受光回路21
m、21b出力を対数増幅する対数増幅回路22m、2
2bと、対数増幅回路22a、22t+出力InV^、
InVBの減算を行う減算回路23と、減算回路23出
力In(VA/VB)と距離設定用ボ+7゜−ムVRに
て設定された基準電圧vRとを比較して、減算回路23
出力In(V A/ V n)が基準電圧■R以下のと
き(被検知物体Xが検知エリア内に存在するとき)に出
力が”H″レベルなる比較回路24と、比較回路24出
力を発振回路10出力であるクロックパルスに同期して
レベル判定し、このときの比較回路24の出力状態を保
持する信号処理回路25とで構成しており、信号処理回
路25から物体検知信号が出力されたとき、出力回路6
を駆動するようになっている。ところで、上記信号処理
回路25では、発振回路10出力に基づいてチエツク(
クロックパルスに同期してレベル判定)することにより
誤動作を防止するようにしである。
電圧信号vA I V V nの一例を第14図に示す
一般に電圧信号■□■Bのレベル変化は、距離に対して
指数関数的であり、検知エリアが広範囲にわたる時、そ
れに見合うダイナミックレンジが、受光回路21a、2
1b及びNWL増幅回路22g、221〕に必要となる
。このため、受光回路21a、211+及び対数増幅回
路22ae22bのダイナミックレンジによって検知エ
リアが制限されてしまう問題がある。従って、より広範
囲の検知エリアを得ようとする時、受光回路21a、2
1b及び対数増幅回路22a、22bの増幅率の直線性
、人力換算雑音特性、最大振幅特性、そして対数変換誤
差特性の改善を図り、ダイナミックレンジを拡大する必
要がある。しかし、受光素子21 a+21 b及び対
数増幅回路22a、22bの精度向上は、電源電圧や消
費電流、回路構成などによって制限され、この方法では
ダイナミックレンジの拡大にも限界があるという問題が
あった。
第15図に関連発明に係る従来例を示す。この従来例も
基本構成は第13図の光電スイッチの回路構成と同じで
、比較回路24にヒステリシスを持たせである点が#4
13図の光電スイッチと異なる。即ち、この光電スイッ
チでは、検知エリア内の被検知物体Xの存在が検知され
、比較回路24出力がl HI″レベルなったとき、比
較回路24の基準電圧vRを上げて、減算回路23出力
の僅かな変動で比較回路24出力がばたついたりするこ
とがないようにしである。
ところが、この光電スイッチでは、被検知物体Xが黒色
あるいは反射率が低いものである場合や被検知物体Xが
遠方にある場合などでは、比較回路24出力がオン、オ
フを繰り返すという問題がある。つまり、この場合には
反射光Rの元量レベルが低下するため、電圧信号vA、
voがS/N比の低いものとなり、このため減算回路2
3出力In(V^/VR)が変動するためである。従っ
て、上述の場合には物体検知のMIEi性が低くなると
いう問題があった。
そこで、光量レベルが被検知物体Xの検知動作を保証で
きる最低光量レベルに応じた所定レベル以下に低下した
とき、信号処理回路25出力が出力回路6に入力されな
いようにした光電スイッチがある。この光電スイッチを
第16図に示す。この光電スイッチでは、受光回路21
1)出力である電圧信号VBを最低光量レベルに応じた
所定レベルと比較する比較回路29と、この比較回路2
9の出力のレベル判定を発振回路10のクロックパルス
に応じて行う信号処理回路30と、この信号処理回路3
1出力に応じて、つまりは光量レベルが最低光量レベル
以下である場合、信号処理回路25出力を出力回路6に
出力することを禁止する論理回路31とを設けである。
なお、この比較回路29らヒステリシス動作させである
このように、現実の反射型光電スイッチでは、信頼性の
向上のために上記最低光量レベルの判定以外にも補足的
な信号処理のための回路を加える必要がある0例えば、
光量レベルに応じて検知判定回数を変えて誤動作を防止
したり、あるいは被検知物体に応じて位置信号I A、
 1.を補正して検知出力誤差を減少させたりする光電
スイッチの信頼性につながる信号処理のための回路、ま
たは各判別のヒステリシス量を複数の判別結果に応じて
変化させる(例えば、光量の低い時と充分な時とでヒス
テリシス量を変える)などの性能向上につながる信号処
理のための回路などを加える必要がある。ところが、こ
のような補足的な信号処理のための回路を複数加えると
、構成が複雑になるだけでなく、各信号処理のための回
路毎に判定誤差が生じる。これを防止するためには、各
信号処理のための回路を高精度なものとする必要がある
が、これには限界があり、従って従来の光電スイッチで
は第16図回路程度の構成を設けることしかできないと
いう問題があった。
[発明が解決しようとする課題1 特定発明は上述の点に鑑みで為されたものであり、その
目的とするところは、受光回路及び対数増幅回路の直接
的な精度向上によらずに、グイ゛ナミックレンジの拡大
を図ることができる光電スイッチを提供することにある
。また、関連発明では判別制御手段で複数の演算処理を
行っても判定i1%差が小さく抑えられ、且つ各演算処
理毎に適切なヒステリシスを持たせることができ、しか
もf4ftLを小規慣とすることができる光電スイッチ
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段j 上記目的を達成するために、特定発明は被検知物体の位
置や種類で変化する集光スポットの光量レベルを、一定
レベルの基準値と比較し、光量レベルが大きい場合、受
光信号の増幅率を低くすると共に、光景レベルが小さい
場合、受光信号の増幅率を高くする増幅率可変手段を設
けである。なお、増幅率可変手段の代わりに、被検知物
体の位置や種類で変化する集光スポットの光f!L+/
ベルを、一定レベルの基準値と比較し、光量レベルが大
きい場合、発光強度を下げると共に、光量レベルが小さ
い場合、発光強度を上げる発光強度可変手段を設けても
良い。
また、関連発明では、被検知物体の存在検知以外の存在
検知の信頼性が低くなる最低光量レベルの判定などの複
数の演算処理を行い、上記・位置検出手段出力をアナロ
グデータとして記憶し、このアナログデータを用いて被
検知物体の存在検知と同一構成の回路を用いて複数の演
算処理を時分割で行う判別制御手段と、この判別制御手
段出力に応じて各演算処理毎に適宜ヒステリシス量を制
御するヒステリシス量制御手段とを備えでいる。
(作用) 特定発明では、三角測距方式などによる反射型光電スイ
ッチが、距離や被検知物体の種類によって変化する反射
光量差による検知方式でないことに着目し、上述のよう
に構成することにより、光量レベルに応じて受光信号の
増幅率あるいは発光素子の発光強度を切り換えて、受光
回路や対数増幅回路の高精度レンジ領域を見掛は上広く
し、これにより受光回路及び対数増幅回路を直接的に精
度向上することなく、ダイナミックレンツを拡大するよ
うにしだらのである。
また、関連発明では上述のように判別制御手段で被検知
物体の存在検知と同一構成の回路を用いて複数の演算処
理を時分割で行うことにより、複数の演算処理を行って
も判定誤差が小さく抑えられるようにし、且つこの判定
誤差の少ない判別制御手段の出力でヒステリシス量を制
御することにより、各演算処理毎に適宜のヒステリシス
がかかるようにし、しかも判別制御手段の大部分の構成
を共用して、比較的に回路構成が小規模となるようにし
たしのである。
(実施例1) $1図乃至第3図に本発明の一実施例を示す。
本実施例の基本構成は上述の従来例と同一であるので、
以下の説明では本実施例の特徴とする部分についてのみ
説明する0本実施例の基本構成部分は従来例の三角測距
方式の反射型光電スイッチの基本構成と構成的には同じ
であるが、受光回路21 a’22 l b’として増
幅率を可変することができるものを用いである点が上述
の従来例と異なる。
さらに、光電スイッチの上記基本構成に加え、電圧信号
VBと基準電圧Vrとの比較を行う比較回路26と、比
較回路26出力に応じて受光回路21a’、21b’の
増幅率を双方同じだけ可変する信号処理回路27と、上
記比較回路26の基準電圧■「を発生する基準電圧発生
回路28とを備えている。なお、上記信号処理回路27
では、受光回路21 a’、21 b’の増幅率を変え
るに当たっては、比較回路2Gの出力状態をクロックパ
ルスと同期して?−111iするようにして誤動作を防
止するようにしてあり、受光回路21 a’、2 l 
b’の増幅率を変えた場合には、同時に基準電圧発生回
路28出力である基準電圧V「も可変するようにしであ
る。
上記受光回路21b゛出力は、被検知物体Xが遠方(長
距離)から近付いて来ると、徐々に電圧信号VBが上昇
する。このように、被検知物体Xが遠方にある場合には
、基準電圧発生回路28の出力ぐある基準電圧Vrとし
てVrHが出力されており、この基準電圧VrHと電圧
信号■nとが比較回路26で比較される。そして、この
基準電圧Vroを越える程に被検知物体Xが接近したと
きには、信号処理回路27により受光回路21 a’、
21 b’の増幅率を1/10倍に下げる。このとき同
時に基準電圧VrもVrHよりも低い電圧のVrl、に
下げる。
逆に、被検知物体Xが近距離から遠ざかり、電圧信号■
6が基準電圧Vrlよりも低下したとき、比較回路26
の出力が反転し、受光回路21a’。
21+3’の増幅率を10倍に上げ、同時に基準電圧V
rをVr、に上げる。
第3図に上記の受光回路21b゛、比較回路26、イ6
号処理回路27及び基準電圧発生回路28の具体回路を
示す。受光回路2111’は、オペアンプOP、及び負
帰還抵抗Rtからなる電流電圧変換増幅器51と、オペ
アンプop、及び抵抗R2+ y R22からなる電圧
増幅器52とで構成しである。なお、コンデンサC,,
C2は結合コンデンサである。また、基準電圧発生回路
28は駆動電源Vccに直列接続された分圧抵抗R1〜
R3で構成しである。さらに、比較回路26をオペアン
プOP、で、信号処理回路27をD71Jツブ70ツブ
FF、で形成しである。なお、電圧増幅器52において
は、出力にアナログスイッチAS、と、入力と出力との
間に7tログスイツチAS2とを設けてあり、夫々のア
ナログスイッチA S 、、A S 、の夫々の制御端
子には、D7すγプ70ツブFF、出力Q、及びこの出
力をインバータINV、で反転した出力を入力しである
。*た、基準電圧発生回路28の抵抗R,,R,の接続
、ヴ及び抵抗R,,R,の接続点の夫々と比較回路26
の非反転入力連子との間にも、アナログスイッチAs、
、AS、が設けてあり、このアナログスイッチA S 
31 A S 4の夫々の制御端子にも、D7リツプ7
0ツブFF、出力Q、及びこの出力をインバータINV
2で反転した出力を入力しである。さらに、D7リツプ
70ツブFF、のクロック入力には発振回路10からク
ロックパルスが入力されている。
ここで、それまで被検知物体Xが遠くにあった場合を例
として説明する。この場合、D7リツプ70ツブ27出
力Qは”L”レベルであり、アナログスイッチA S 
、、A S 、がオンである共に、アナログスイッチA
S、、AS、がオフとなっている。
このとき、電流電圧変換増幅器51で電圧信号に変化さ
れて増幅された出力は、さらに電圧増幅器52で増幅さ
れて、対数増幅器221〕に出力される。また、基準電
圧発生回路28の基準電圧■「はVrllとなっており
、上記電圧信号■、は基準電圧VrHと比較回路26で
比較される。そして、被検知物体Xが近付いて、基準電
圧VrH以上に電圧信号VBが上昇すると、比較回路2
6出力が″H″レベルになり、クロックパルスが入力さ
れたとき信号処理回路27出力Q#J″H″レベルにな
り、この状態が保持される。従って、アナログスイッチ
A S 、、A S 3がオフとなると共に、アナログ
スイッチAS2.AS4がオンになる。このため、電流
電圧変換増幅器51の出力がそのまま受光回路21)〕
゛出力である電圧信号VBとしで出力され、よって受光
回路21b゛の増幅率が下がる。即ち、被検知物体Xが
遠方にある場合より、電圧増幅器52の増幅率R2□/
R21分だけ増幅率が低下するのである。そして、同時
に基準電圧■「もVrl−に下げられる。このように、
本実施例によれば、受光回路21 a’、2 l b’
の増幅率を切り換えることにより、受光回路21 a’
、2 l b’及び対数増幅回路22a、22bを高精
度レンツを見掛は上広くすることができ、このため受光
回路2 fa’、2 lb’及び対数増幅回路22a、
22bを直接的に精度向上することなく、ダイナミック
レンジを拡大することができ、従って広範囲の検知エリ
アを確保することができる利点がある。
(実施例2) 第4図及V第5図に他の実施例を示す。本実施例では、
受光回路21a+21bとしては増幅率を可変できない
従来例と同一のものを用い、ドライブ回路11゛として
発光素子12の発光強度を変えることができるものを用
い、このドライブ回路11゛を信号処理回路27出力で
制御して、被検知物体Xの遠近に応じて発光素子12の
発光強度・を変えるようにしたものである。第5図に受
光回路21b、比較回路26、信号処理回路27、ドラ
イブ回路11゛及び発光素子12の具体回路を示す。な
お、受光回路211+はアナログスイッチA S 、、
A S 2及ゾインバータI NV、がないだけで構成
的には上述の実施例と略同様のものであり、比較回路2
6、信号処理回路27、及び基準電圧発生回路28は上
述の実施例のものと全く同一のものである。本実施例の
ドライブ回路11“は、トランジスタQ + t Q 
2 、バッファアンプB I 、アナログスイッチAs
s、ASい抵抗1り、〜Ra1Rsati<、、2及ゾ
コンデンサC3で構成してあり、駆動電源Vccに直列
接続された抵抗R6〜R1による分圧電圧を切り換えて
、発振回路10出力を増幅するトランジスタQ1のエミ
ッタ電位を上下させ、このトランジスタQ1による増幅
率を可変して、発光素子12の発光強度を変えるもので
ある。つまりは、被検知物体Xが遠い場合には発光素子
12の発光強度を上げ、近い場合には発光強度を下げる
のである。本実施例でも上述の第1の実施例と同様の効
果が期待でき、15かも本実施例の場合には被検知物体
Xが近い場合には発−光素子12の発光強度を下げるの
で、最も消費電流の大きな投光手段1の消費電力を低減
することができる効果もある。
(実施例3) 第6図及び第7図に本発明のさらに他の実施例を示す0
本実施例では、比較回路26、信号処理回路27及1基
準電圧発生回路28を2組設けて、#47図に示すよう
に3段に受光回路21a’、21b°あるいはドライブ
回路11゛の増幅率を可変するようにしたもので、本実
施例めように多段としても上述の実施例と同様の効果が
ある。なお、本実施例及び上記各実施例では被検知物体
Xの位置に応じて受光回路21 a’、21 b’の増
幅率及び発光素子12の発光強度を可変する場合につい
て説明したが、勿論被検知物体Xの種類で光量レベルが
変わる場合にも本発明を適用することができる。
(実施例4) fJSa図乃至第12図に関連発明の一実施例を示す。
本実施例は、複数の信号処理を如何に効率良く行い、且
つ複数処理の間の判定誤差を小さく抑え、また演算処理
結果に応じて各演算処理のヒステリシス量を適切に制御
でき、しがも小規模に構成できる光電スイッチとしたも
のである。このために、本実施例では、受光回路21a
、21bの出力を記憶するアナログメモリ32a32b
と、各演算処理毎に用いられる電圧を出力する演算処理
用電圧発生回路39と、この演算処理用電圧発生回路3
9出力及び上記アナログメモリ32a32b出力を加算
する加算回路33と、加算出力を対数変換する対数変換
回路34と、対数変換出力を減算する差動増幅回路35
と、異なる時点で差動増幅回路35から出力される2個
の差動増幅出力を比較する比較回路36と、この比較出
力を記憶する演算結果メモリ37と、この演算結果メモ
リ37に記憶された比較出力に生じて物体検知や最低光
量レベルの判定などを行うと共に、各演算処理動作に夫
々適宜のヒステリシスを持たせる論理演算回路38と、
発振回路10出力に応じて各演算処理を分割で行うため
の適宜タイミング信号を出力するタイミング回路40と
を備えでい、る。
tJtJ9図にアナログメモリ32から比較回路35ま
でのアナログ演算部の具体構成を示す。アナログメモリ
32は、出力信号■^+ V Bを蓄えるもので、バッ
ファB2、アナログスイッチA S 、、、A Sz+
AS2+、ASzzyASArASBIASr、 コン
テ゛ンサCA I CBy C+ It C1□、基準
電圧回路41で構成しである。アナログスイッチA S
 + + 、A S l 2 、A S21、AS2□
は、発振回路10のクロックパルスに同期した検波用タ
イミング信号φSと、その反転信号φSで駆動されるも
ので、アナログスイッチAS、、、AS、、がオンのと
きに、コンデンサCA。
CBに位Il!信号■^+VBを夫々曹元る。アナログ
スイッチAS^、ASBはコンデンサC^、CBに蓄え
られたアナログデータを出力するもので、タイミング信
号φ、、φ日で駆動される。アナログスイッチASrは
、信号OVを設定する目的で基準電圧Vreftを出力
するもので、タイミング信号φ「で駆動される。
演算処理用電圧発生回路39は、演算処理内容に応じた
電圧を発生するもので、アナログスイッチAS、、AS
、。、AS2゜tAs*tAs*e、ボリュームVR及
び抵抗で構成され、夫々のアナログスイッチAS、、A
S、。、AS、。、A S IIt A S ROは夫
々に対応するタイミング信号φ。〜φ2.φに、−Ro
により選択されて駆動され、夫々電圧v0〜V 21 
V Rv V Roを出力する。なお、ボリュームVR
は距離設定用のボリュームである。また、電圧■。はこ
の演算処理用電圧発生回路39の基準電圧として用いら
れる。
加算回路33は、上記アナフグメモリ32出力と演算処
理用電圧発生回路39出力とを加算するもので、オペア
ンプOP、で構成しである。
対数変換回路34は、アナログメモリ32のアナログス
イッチASrがオンのときに出力される信号Ovに相当
する出力と、演算処理用電圧発生回路3つの基準電圧v
oとを加算器33で加算した出力を基準として、演算処
理に合わせで加算回路33の出力を対数変換するもので
、オペアンプOP s 、コンデンサCs■、アナログ
スイッチAS。
。* A S s +、グイオードD1などで構成しで
ある。
アナログスイッチA S s・、AS、、はタイミング
信号φ、で駆動され、このタイミング信号φ、が″H′
″レベルのとき、コンデンサC1゜にアナログメモリ3
2のアナログスイッチASrがオンのときに出力される
信号0■に相当する出力と、演算処理用電圧発生回路3
9の基準電圧■。とを加算器33で加算した出力を光電
する。
差動増幅回路35は、所定タイミングにおける対数変換
回路34出力と、異なる所定タイミングにおける対数変
換回路34出力との減算を行うもので、オペアンプOP
いバッフ78つ、アナログスイッチA S 、、、コン
デンサC40、基準電圧回路42で構成しである。アナ
ログスイッチAS、、はタイミング信号φ、で駆動され
るもので、このアナログスイッチAS4.がオンのとき
に対数変換回路34出力でコンデンサC1゜を光電する
。この差動増幅回路35では、アナログスイッチΔ54
11のオフ時に、コンデンサC40の光電電圧とそのと
きの対数変換回路34出力との減算を行い、基準電圧V
ref2を基準として減算値を出力する。
比較回路36は、差動増幅回路35から出力される異な
る時点の2個の減算出力を夫々記憶し、これら減算出力
の比較を行うもので、オペアンプOP、、?fCIグス
イッチASso+ASso、コンデンサC1゜、C6゜
で構成しである。アナログスイッチA S s。= A
 S 6゜は犬々タイミング信号φ3.φ6で駆動され
、タイミング信号φ、が”H″レベル時点で差動増幅回
路35の減算出力をコンデンサC1゜に光電すると共に
、タイミング信号φ6が”H”レベルの時点でコンデン
サC6゜に他の減算出力を光電する。
上記アナログ演算部の動作を第10図のタイムチャート
に従って説明するm jO〜1.の期間には、タイミン
グ信号φ。、φr、φ1.φ、が″H″レベルとなり、
このと訃にはアナログスイッチA S oがオンして演
算処理用電圧発生回路39から基準電圧■。が出力され
るとともに、アナログスイッチAS「がオンしてアナロ
グメモリ32がら基準電圧Vreflが出力される。こ
れら基準電圧■。、Vrefは加算回路33で加算され
、この加算出力はアナログスイッチAS、。のオンによ
り対数変換回路34のコンデンサC7゜に光電される。
上述の動作により対数増幅回路34の基準電圧の設定が
行われることになる。
t1〜t5の期間においては上述の特定発明と略同様の
被検知物体Xの存在検知処理が行われる。t〜t2の期
間にはタイミング信号φ。、φB、φ、がH”レベルと
なる。このときには、コンデンサCBに蓄えられた位置
信号VBであるアナログデータがアナログメモリ32か
ら出力され、このデータが加算回路33で基準電圧■。
に加算され、この加算出力を対数変換回路34で対数変
換し、その対数変換回路34出力InVylをコンデン
サC1゜に光電する0次に、t、〜L、の期間には、タ
イミング信号φ。、φ^、φSが′″H″H″レベル。
このときはコンデンサC^に蓄えられた位置信号■あで
あるアナログデータがアナログメモリ32から出力され
、このデータが加算回路33で基準電圧V0に加算され
、この加算出力を対数変換回路34で対数変換する。こ
のときの対数変換回路34出力1nVAは、差動増幅回
路35でコンデンサC4゜に光電された先の出力InV
Bと減算される。そして、この減算出力In(V A/
 V B)が、比較回路36のアナログスイッチAS、
。のオンにより、コンデンサCo。
に光電される。t、〜L、の期間には、タイミング信号
φr+φR111φ、が″H″レベルになり、アナログ
メモリ32から基準電圧Vref+が出力され、演算処
理用電圧発生回路39から距離設定用の基準電圧VRt
1が出力され、これら出力を加算回路33で加算して、
この加算出力を対数変換回路34で対数変換し、この出
力InVR6をコンデンサC1゜に光電する。t、〜t
、の期間には、タイミング信号φ「、φR9φ6が″H
″レベルになり、演算処理用電圧発生回路39から距離
設定信号■Rが出力され、この出力VRが加算回路33
でアナログメモリ32の基準電圧VreLと加算され、
この加算出力を対数変換回路34で対rlL変換して1
nVRを得る。この対数変換回路34出力1nVRとコ
ンデンサC1゜に光電された出力1nV1(1との減算
が差動増幅回路35で行われ、この減算出力In(V 
R/ V *o)はアナログスイッチAS、。のオンに
より、コンデンサC1゜に光電される。従って、比較回
路36でIn(V^/Va)とIn(V R/ V R
O)とが比較される。つまりは、In(V tt/ V
 RO)を基準電圧として、In(V A/Va)より
被検知物体Xが検知エリア内に存在するかどうかを判別
する。
t、〜t、の期間においては、光量レベルが最低光量レ
ベル以上であるかどうかの判断を行う。t、〜t、の期
間ではタイミング信号φ「、φ1.φ、が″H″レベル
になる。このとき、アナログメモリ32から基準電圧V
ref1が、演算処理用発生回路39h・らは電圧■、
が出力され、これら電圧Vref、、V。
を加算回路33で加算し、この加算出力を対数変換回路
34で討WL変換した出力1nV 、がコンデンサC4
゜に光電される。t6〜L、の期間においては、φr、
φ6.φ5がH”レベルになり、上述の場合と同様にし
て引き続き電圧V、を対数変換して111■を得、この
lnV’、と上記[5〜L6の期間にコンデンサCIO
に光電されたlnV、との差動増幅回路35で滅伴し、
この減算出力In(V、/V、)をコンデンサCat+
に光電する。このようにIn(V+/V+)、つまりは
Inlを得て、E、〜t7の期間にアナログ演算部のオ
フセラ)M差を取り除く。【7〜t6の期間には、15
〜L6の期間と同様に、タイミング信号φr。
φ1.φ5が°’H″レベルになり、引き続き電圧■、
を対数変換した出力InV、を得て、この出力をコンデ
ンサC1゜に光電する。次いで、L、〜t9の期間にタ
イミング信号φ。、φrHφ6を”■(”レベルとし、
アナログメモリ32から位置信号Vnに相当するアナロ
グデータ、演算処理用電圧発生回路39がら電圧V。を
出力し、これら出力V、、V。を加算回路33で加算し
、この加算出力を対数変換回路34で対数変換してIn
(VB)を得る。この対数変換出力は差動増幅回路35
でコンデンサC1゜に光電しである先の対数変換出力1
nV1との減算が行われ、この減算結果In(V e/
 V + )が比較回路36のコンデンサC6゜に光電
される。このときには、比較回路36でIn(V、/V
+)とIn(V B/ V 、 )との比較が行われる
。つまり、lnlを基準電圧としてIn(VB/V+)
の比較を行って、位置信号VBのレベルが電圧■、とし
て設定された最低光量レベルに応じた電圧以下であるか
どうかを特定する。
さらに、t、〜tl+の期間においては余裕レベルの判
定を行う。なお、余裕レベルとは、位置信号■A、■8
が受光回路21a、211+の内部発生フイXの影響を
充分に無視できるレベルである。まず、t、〜【、。の
期間に、タイミング信号φr、φ2.φ、を″H″レベ
ルとし、電圧■2を対数変換して、この対数変換出力I
nV2をコンデンサC1゜に光電する。
次に、too〜tl+の期間にタイミング信号φ。、φ
B。
φ6を″H″レベルとし、位置信号VBを対数変換し、
その対数変換出力l n V aをコンデンサC40の
光電電圧1nV2と減算し、この減算出力10(VB/
V2)をコンデンサC5゜に光電する。この場合には先
の最低光量レベルの判定のときにコンデンサC5゜に光
電されたlnlをそのまま使用し、このlnlとIn(
V□/V2)との比較を比較回路36で行う。これによ
り、位置信号■8と電圧■2との闇に余裕があるかどう
かを判定する。
上記アナログ演算部の動作結果を比較回路36tn出力
Q+とめる)−1lll(V A/ V Tl)< I
n(V R/ VRO)のとき、O< In(V n/
 V +)のとき、O<In(Vn/Vz)のとき、比
較回路36出力が夫々″H″レベルになる。
以上がアナログ演1¥、部の説明であったが、次に比較
回路36の出力に基づいて論理演算を竹うと共に、差動
増幅回路35や演算処理用電圧発生回路:39のヒステ
リシス量の設定を行う論理演算回路38などについて説
明する。この部分の具体回路を第11図に示す。演算結
果メモリ37は、物体検知、最低光量レベル判定、余裕
レベル判定用の3個のD7リツプ70ツブFF2〜FF
4で構成され、夫々のD7リノブ707ブFF、〜FF
、はタイミング信号φ、〜φ、をクロックとして比較回
路36の出力を取り込んで記憶する。論理演算回路38
は、物体検知出力が位置信号VA、V、が最低光量レベ
ル以上のとき得られ、さらにこの状態が第5図に示す周
期t0〜112を1周期とする2周期以上続いた場合に
比較回路36出力を出力回路6に出力すると共に、この
ときの出力で差動増幅回路35及び演算処理用電圧発生
回路39のヒステリシス量を変えるもので、D7リツプ
70ツブFF、、FF、、SR7リップ70ツブFF7
、アンドデー) AND、〜AND、。及びインバータ
IN■コ〜INV、で構成しである。なお、この論理演
算回路38では、被検知物体Xが上記2周期の開、引き
続き検知されない場合に、出力をリセットする機能を有
する。ところで、この光電スイッチでは、物体検知に関
するヒステリシスは、差動増幅回路35に持たせてあり
、このため第9図の基準電圧回路42をアナログスイッ
チAS、o−AS、2及び分圧抵抗で構成してあり、余
裕レベル判定出力が”H″レベルときと″L″レベルの
ときとでヒステリシス量を異ならせである。また、最低
光量レベル及び余裕レベルに関するビステリシスは、演
算処理用電圧発生回路39に持たせてあり、このだめに
第9図の電圧V、、V2として夫々V 、、、V12、
VHIV2□を分圧抵抗で作成し、アナログスイッチA
 S 、、、A S 2.を夫々アナログスイッチA3
11、AS+2、A S 2.、A S 2□としてあ
り、論理演算回路38の最終段の出力及び余裕レベルの
判定出力て・夫々の電圧V 11 HV 1□及びV2
.、v2□を切り換える。
以下、上記回路部の動作を説明する。上述したアナログ
演算部の動作により、比較回路36の物本検知出力は第
12図のタイムチャートに示すように、タイミング信号
φ7が″H″レベルとなるし5〜t、の期間にD7リツ
プ70ツブFF2に記憶され、最低光量レベルの判定出
力はタイミング信号φ、が″H″レベルとなるし、〜E
、。の期間にD7リツプ70ツブFF、に記憶され、余
裕レベルの判定出力はタイミング信号φ、が″H″ルベ
ルになるL〜t+2の期間にD 71/ツブ70ツブF
F、に記憶される。そして、比較回路36の物体検知出
力が”H”レベルで、最低光量レベルの判定出力もH″
、つまりは光量レベルが最低光量レベル以上のときに被
検知物体Xの存在が検知されたとき、論理演算回路38
のアンドデートANDIの出力が”11″レベルとなり
、物体検知、最低光景レベルの判定・余裕レベルの判定
の演算処理が終了した時点、つまりはタイミング信号φ
、が”■4″レベルとなった時点で、D 7 ’) 7
ブ70ツブF F sにラッチされ、さらに第12図に
示す次の1周期で上述の場合と同様に光量レベルが最低
光量レベル以上の状態で被検知物体Xの存在が検知され
たときに、D71jツブ70ツブFF5.FF6の両出
力が”H”レベルとなることにより、アンドデー)AN
D2がn HNレベルになr)、SR7リツプ70ツブ
FF、がセットされ、このとき初めて物体を検知したこ
とを示す出力が出力回路6に出力される。なお、この論
理演算回路38では、上記物体検知出力及び最低光量レ
ベルの判定出力のいずれかが″1.ルベルである状態が
、上述と同様の2周期の間継続すると、アンドデー) 
AND、出力がl HNレベルとなることにより、SR
7リツプ7aツブFF、をリセットして、物体が存在す
ることを示す検知出力の出力状態を解除する。このよう
に論理演算回路38の最終出力が反転したときには、こ
の出力及びこの出力の反転出力の夫々とタイミング信号
φ1とのアンドをとるアンドデー) A N D ? 
、A N D sでアナログスイッチA S II、A
 S l 2が切り換えられる。つまりは、被検知物体
Xの存在が検知され、S R7リツプ70ツブFF、出
力が″H″レベルとなった場合には、タイミング信号φ
1が″H″レベルになったときに、7ンドデー)AND
、出力が”ト1”レベルとなり、最低光量レベルの判定
電圧である演算処理用電圧発生回路39の出力として電
圧■12を出力する。また、逆にSR7リツプ70フブ
I−F 、出力が”L″レベルなった場合には、タイミ
ング信号φ、がH”レベルとなったとき、アンドデー)
AND、出力が″H″レベルとなり、電圧■11を出力
する。
次に、物体検知の場合のヒステリシスをかける動作を説
明する。この場合は上述したように差動増幅回路35の
基準電圧回路42出力である基準電圧を可変するように
してあり、この切換はタイミング信号φkが″H″レベ
ルのときに行う。なお、この光電スイッチでは、余裕レ
ベルの判定結果に応じてヒステリシス量を可変している
。つまり、光量レベルが充分である時は、ヒステリシス
量を少なくして微少物体の検知を可能とし、逆に光量レ
ベルが比較的に少ない時には、ヒステリシス量を大きく
して、回路の安定性を高めるためである。
今、物体が検知されておらず、論理演算回路38の最終
出力がL″であるとすると、この出力とタイミング信号
φRとのアンドをとるアンドデートAND、出力は″L
ルベルであるので、この出力をインバータINV、で反
転した出力でアナログスイッチA S t。がオンし、
基準電圧回路42出力として基準電圧Vrefzが出力
される。次に、比較回路36の余裕レベル判定出力が@
 H@レベルであり、論理演算回路38の最終出力がH
”レベルになった場合は、タイミング信号φRが”H″
レベルある間、アンドデー) AND、出力が”H”レ
ベルとなり、アンドデー) A N D sの出力が”
1−■”レベルになり、基準電圧回路42出力として電
圧■7Iが出力される。ここで、比較回路36の余裕レ
ベルの判定出力が″L″レベルである場合には、アンド
デー)AND、出力が″Hルベルになり、基準電圧回路
42出力として電圧V72が出力される。
つまり、光量レベルが充分である時は、基準電圧回路4
2の出力電圧を高くして、ヒステリシス量を少なくし、
微少物体の検知を可能とし、逆に光量レベルが比較的に
少ない時には、基準電圧回路42の出力電圧を低くして
、ヒステリシス量を大きくし、回路の安定性を亮める。
さらに、余裕レベルの判定動作にヒステリシスを持たせ
るためには、上記D7すγプ70ツブFF、出力及びそ
の反転出力の夫々と、タイミング信号φ2とのアンドを
アンドデー)AND、、ANDl。でとって行うように
してあり、この場合にはD7リツプ70ツブFF、出力
を用い、タイミングがタイミング信号φ2となっただけ
で、上述の最低光量レベルの判定動作にヒステリシスを
持たせた場合と略同様の動作でヒステリシスが与えられ
る。なお、位置信号■^、VBに余裕がある場合、演算
処理用電圧発生回路39出力として電圧■22を出力し
て、余裕がないときに電圧V21を出力する。つまり、
余裕があるときに演算処理用電圧発生回路39出力を下
げ、余裕がないときには上げる。このように本実施例に
よれば複数の演算処理を同一の構成の回路で行うことが
でき、各演算処理間の判定誤差を低減することができる
。しかも演算処理結果で各ヒステリシス量を制御するよ
うにしであるので、演算処理の高精度化も図れる。
さらに、上記1fl能を備えているにも拘わらず、比較
的に小規模に構成することができる利点がある。
[発明の効果] 特定発明では上述のように、被検知物体の位置や種類で
変化する集光スポットの光量レベルを、一定レベルの基
準値と比較し、光量レベルが大きい場合、受光信号の増
幅率を低くすると共に、光景レベルが小さい場合、受光
信号の増幅率を高くする増幅率可変手段、あるいは被検
知物体の位置や種類で変化する集光スポットの光量レベ
ルを、一定レベルの基準値と比較し、光量レベルが太き
い場合、発光強度を下げると共に、光量レベルが小さい
場合、発光強度を上げる発光強度可変手段を設けること
により、光量レベルに応じて受光信号の増幅率あるいは
発光素子の発光強度を切り換え、受光回路や対数増幅回
路の高精度レンジ領域を見掛は上広くすることができ、
このため受光回路及び対数増幅回路を直接的に精度向上
することなく、ダイナミックレンジを拡大することがで
き、広範囲の検知エリアを確保できる効果がある。
また、関連発明では、被検知物体の存在検知以外の存在
検知の信頼性が低くなる最低光f!L+/ベルの判定な
どの複数の演算処理を行い、上記位置検出手段出力をア
ナログデータとして記憶し、このアナログデータを用い
て被検知物体の存在検知と同一構成の回路を用いて複数
の演算処理を時分割で行う判別制御手段と、この判別制
御手段出力に応じて各演算処理毎に適宜ヒステリシス量
を制御するヒステリシス量制御手段とを備えたものであ
り、判定制御手段で被検知物体の存在検知と同一構成の
回路を用いて複数の演算処理を時分割で行うことにより
、複数の演算処理を打っても判定誤差が小さく抑えられ
、且つこの判定誤差の少ない判別制御手段の出力でヒス
テリシス量を制御することにより、各演算処理毎に適宜
のヒステリシスがかがl)、しかも判定制御手段の大部
分の構成を共用しているので、比較的に回路構成が小規
模となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は特定発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、第2図は同上の動作説明図、第3図は同上の要部の
具体回路図、第4図は随の実施例の回路構成を示すブロ
ック図、第5図は同上の要部の具体回路図、第6図はさ
らに他の実施例の要部のブロック図、第7図は同上の動
作説明図、第8図は関連発明の回路構成を示すブロック
図、第9図は同上の要部の具体回路図、第10図は同上
の動作を示すタイムチャート、第11図は同上の他の要
部の具体回路図、第12図は同上の動作を示すタイムチ
ャート、第13図は従来例の回路構成を示すブロック図
、第14図は距離に対する電圧信号特性図、第15図及
び第16図は夫々他の従来例の回路構成を示すブロック
図である。 1は投光手段、2,13は光学系、4は位置検出手段、
5は判定制御手段、6は出力回路、11゛はドライブ回
路、12は発光素子、21a・、21b゛は受光回路、
26は比較回路、27は信号処理回路、28は基準電圧
発生回路、32はアナログメモリ、33は加算回路、3
4は対数変換回路、35は差動増幅回路、36は比較回
路、37は演算結果メモリ、38は論理演算回路、39
は演算処理用電圧発生回路、40はタイミング回路であ
る。 代理人 弁理士 石 1)艮 七 第3 ==1 第6図 第7図 躇駄(mm) 第5図 1b 第10図 第12図 第13Ii! 第14図 汗駄(mm) 手続補正書(自発) 1.事件の表示 昭和63年特許帽1’5177316号2、発明の名称 光電スイッチ 3、補正をする考 事件との関係  特許出願人 住 所 大阪府門真市大字門真1048番地名称(58
3)松下電工株式会社 代表者 三好俊夫 、t1代理人 郵便番号 530 5、補正命令の日付 自   発 6、補正によl)増加する請求項の数 なし[11本願
明細書の特許請求の範囲を下記のよ)に訂正する。 「(1)発光素子の発する光を投光用光学系で光ビーム
に成形して、検知エリアに投光する投光手段と、投光手
段の何方に所定距離をもって配設され、被検知物体から
の光ビームの反射光を集光する受光用光学系と、この受
光用光学系の集光面に配設され、被検知物体までの紐離
に応じて集光面で移動する集光スポットの位置に対応し
た位置信号を出力する位置検出手段と、位置検出手段出
力に基づいて被検知物体が所定の検知エリア内に存在す
るかどうかを判別して出力回路を制御する判別制御手段
と、被検知物体の位置や種類で変化する集光スポットの
光量レベルを、一定レベルの基準値と比較し、光量レベ
ルが大きい場合、受光信号の増幅率を低くすると共に、
光量レベルが小さい場合、受光信号の増幅率を高くする
増幅率可変手段とを備えて成ることを特徴とする光電ス
イッチ。 (2)上記増幅率Tl1T変手段の代わりに、被検知物
体の位置や種類で変化する集光スポットの尤蟻レベルを
、一定レベルの°基準値と比較し、光量レベルが大きい
場合、発光強度を下げると共に、光量レベルが小さい場
合、発光強度を上げる発光強度可変手段を備えて成る請
求項1記載の光電スイッチ。 に()被検知物体の存在検知以外p−存在検知の信頼性
が低くな邊−光一量レベルの判定などの複数の演算処理
を行い、上記位置検出手段出力をアナログデータとして
記憶し、このアナログデータを用いて被検知物体の存在
検知と同一構成の回路を用いて複数の演算処理を時分割
で行う判別制御手段と、この判別制御手段出力に応じて
各演算処理毎に適宜ヒステリシス量を制御するヒステリ
シス被制御手段とを備えて成る請求項1記載の光電スイ
ッチ。 」 [21同上第6頁第1行目の[受光素子Jを「受光回路
Iと訂正する。 [31同上第7頁第16行目の「31」を[30jと訂
正する。 [41同王第8に第4イデ目の[例えば、]の次に、下
記の文を挿入する。 [検知判定が幾度か同じく続く時に最終判定とする場合
、] [5]  同上第8頁第16行目の「生じる。」を削除
し、下記の文を挿入する。 [生じ(例えば信号VBを基準電圧V 、、V 2と比
較する時、vl>v21:も拘ワラず、vnくv2.v
n〉■1となる場合など)、総合的な最終すり定のM順
性が低下する。」 [6]  同上$99頁第7目の[行ってら」の次に、
「各演算処理間の」を挿入する。 [7]  同上第10頁第6行目の全文を削除し、[外
に存在検知の信頼性が低くなる光景レベル]の文を挿入
する。 [8] 同上第11頁第8行目の[行つても1の次に、
「各演算処理間の」を挿入する。 191 同上第20頁第5打目の「35Jを136」と
訂正する。 [10]  同上第22頁第11行目の1光電゛する。 ]を削除し、[−光電し、”L’レベルのと柊充tされ
た電圧を基準に対数変換を行う。J [121同上第29真第17行目の[FF、Jをrl”
F’21と訂正する。 113]  同上−第30[第2行目の]−第5図]を
1第12図1と訂正する。 114]  同上第38頁第1行目の[行って#:J]
の次に「各演算処理間のjの文を挿入する。 代理人 弁理士 石 1)艮 七

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発光素子の発する光を投光用光学系で光ビームに
    成形して、検知エリアに投光する投光手段と、投光手段
    の側方に所定距離をもって配設され、被検知物体からの
    光ビームの反射光を集光する受光用光学系と、この受光
    用光学系の集光面に配設され、被検知物体までの距離に
    応じて集光面で移動する集光スポットの位置に対応した
    位置信号を出力する位置検出手段と、位置検出手段出力
    に基づいて被検知物体が所定の検知エリア内に存在する
    かどうかを判別して出力回路を制御する判別制御手段と
    、被検知物体の位置や種類で変化する集光スポットの光
    量レベルを、一定レベルの基準値と比較し、光量レベル
    が大きい場合、受光信号の増幅率を低くすると共に、光
    量レベルが小さい場合、受光信号の増幅率を高くする増
    幅率可変手段とを備えて成ることを特徴とする光電スイ
    ッチ。
  2. (2)上記増幅率可変手段の代わりに、被検知物体の位
    置や種類で変化する集光スポットの光量レベルを、一定
    レベルの基準値と比較し、光量レベルが大きい場合、発
    光強度を下げると共に、光量レベルが小さい場合、発光
    強度を上げる発光強度可変手段を備えて成る請求項1記
    載の光電スイッチ。
  3. (3)被検知物体の存在検知以外の存在検知の信頼性が
    低くなる最低光量レベルの判定などの複数の演算処理を
    行い、上記位置検出手段出力をアナログデータとして記
    憶し、このアナログデータを用いて被検知物体の存在検
    知と同一構成の回路を用いて複数の演算処理を時分割で
    行う判別制御手段と、この判別制御手段出力に応じて各
    演算処理毎に適宜ヒステリシス量を制御するヒステリシ
    ス量制御手段とを備えて成る請求項1記載の光電スイッ
    チ。
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JP2007101269A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sunx Ltd 光電センサ

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