JPH022717B2 - - Google Patents

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JPH022717B2
JPH022717B2 JP11593680A JP11593680A JPH022717B2 JP H022717 B2 JPH022717 B2 JP H022717B2 JP 11593680 A JP11593680 A JP 11593680A JP 11593680 A JP11593680 A JP 11593680A JP H022717 B2 JPH022717 B2 JP H022717B2
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turning
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paper
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Akito Kamiara
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冊子類のページめくり装置、特に搬
送路上を自動的に搬送される通帳等の冊子類の紙
葉を自動的にめくるための冊子類のページめくり
装置に関する。
従来、預金通帳に金額等を印字する機能を備え
た機器、たとえば自動預金機や自動出金機とし
て、第1図に示すような自動めくり装置を付設し
たものがある。すなわち、前記自動めくり装置
は、第1図a及びbに示すように、通帳Pが搬送
ローラ3によつてページめくり機構部2まで移送
されて停止すると、先ず、めくりローラ1が第1
図aにおいて時計方向に回転するとともに、通帳
Pの端部をめくりローラ1に圧接するように、ソ
レノイド4の励磁によりリンク5を介してアーム
6の先端が通帳Pの端部を押圧し、そして、前記
めくりローラ1の回転摩擦によつて、開かれてい
る通帳Pの最上ページP−aを浮き上らせ、最上
ページP−aが所定高さに浮き上つたことを検出
器7により検知すると、ソレノイド4の消磁に基
づきアーム6が搬送ガイド体8の下方に退避し、
これによりめくりローラ1への通帳Pの端部の圧
接が解き放されるとともに、凸状に浮き上つてい
る最上ページP−aの紙葉自体の剛性を前記めく
りローラ1の回転とが相俟つて最上ページP−a
がめくりローラ1を乗り越えることにより改ペー
ジを行なうことができるように構成されている。
さらに、前記自動めくり機においては、通帳Pの
最上ページP−aの浮上りに伴ない、2枚目のペ
ージP−bも同時に浮上るのであるが、最上ペー
ジP−aよりも浮上りの高さが低いので、2枚目
のページP−bの紙葉の剛性は、めくりローラ1
の回転にもかかわらず、もとの平面状態に戻ろう
とする力となつて働らき、結局2枚めくりを防止
することのできる構造となつている。
ところで、本発明者らは前記自動めくり装置に
関して検討した結果、めくりローラ1によつて冊
子類のページをめくる際には第2図aに示すよう
な力が作用し、ページをめくるためには次の関係
式を満足しなければならないことを知つた。
W+μ2F<μ1F ……(1) μ2<μ1 ……(2) [ただし、式中において、Wは紙の座屈荷重、
μ1はめくりローラ1の摩擦係数、μ2は紙と紙との
摩擦係数及びFは押圧力を表わす。] そして、従来の前記自動めくり装置において
は、使い込んだ通帳はWが小さいので(1)式を満足
するが、発行されたばかりの通帳や第2図bに示
すように保管状態により湾曲した通帳はWが大き
いので、Fが小さいときには(1)式を満足すること
ができず、したがつてめくりローラ1のスリツプ
や紙葉の中途めくりなどが発生し、逆に、Wが大
きい場合に(1)式を満足させるためにFを大きくし
たときには紙葉の多重枚めくりが発生するという
欠点があつた。
そこで、本発明者らは前記自動めくり装置の欠
点を改良するためには、第2図cに示すようにめ
くりローラ1からmなる位置で紙葉を凸状に押圧
することにより紙葉の座屈荷重Wを減少させると
共にめくりローラ1と紙葉端部との接触面を大き
くしてめくりローラ1の摩擦力μ1Fを大きくすれ
ばよいことを知り、本発明に到達した。
即ち、本発明は、紙葉の剛性の大小及び冊子類
の湾曲の有無にかかわらず、冊子類の紙葉を確実
に1枚1枚めくれるようにした冊子類のページめ
くり装置を提供することを目的とするものであ
る。
以下、本発明を第3図乃至第8図a〜fに示す
一実施例にもとづいて説明する。第3図a,bは
冊子類、たとえば通帳の印字装置に適用される通
帳を示すもので、通帳Pは表紙11と裏表紙12
との間に複数枚の紙葉13…を綴じ込んで成り、
これら各紙葉を印字媒体として供されるものであ
る。そして、上記紙葉の各ページには複数の印字
欄14…がlなるピツチで設けられ、かつ左上部
には各ページを特定し得る形でコード化されたバ
ーマーク15が印刷されている。なお、上記バー
マーク15はたとえば1ページの場合は1本、2
ページの場合は2本という形で印刷されているも
のとする。また、上記表紙11には磁気ストライ
プ16が貼付され、この磁気ストライプ16に口
座番号、印字ページ数、通帳記入残高等が記録さ
れている。
つぎに、第4図は通帳印字装置の構成を示すも
のである。図中、21は通帳印字装置の前面側に
設けられた通帳Pの挿入口で、この挿入口21の
後方には前記通帳Pを複数設けた一対の搬送ロー
ラ22……(以下ローラ22とも略称する)によ
り取り込んで搬送する搬送路23が形成されてい
る。前記搬送ローラ22……はパルスモータ71
……によつて駆動され、所定のパルス数を入力す
ることによりパルス数に応じた距離だけ通帳Pを
前進、または後退させることができるように構成
されている。しかして、前記搬送路23の中途部
にはソレノイド24の励磁を制御することにより
開閉可能なシヤツタ25、通帳Pの磁気ストライ
プ16に記録されている情報の読出し/書込みを
行なう磁気ヘツド26、およびこの磁気ヘツド2
6に通帳Pを押圧する押圧板27とからなる磁気
ストライプ読出し/書込み部28、通帳Pの開か
れているページを表現するバーマーク15、およ
び当該ページの最終印字済行を検知するページ情
報検出部29が搬送方向に沿つて配置されてお
り、前記ページ情報検出部29は集光レンズ30
を介してページ面の情報を光電変換する光電素子
31および2個の照明用ランプ32,32から構
成されている。
つぎに40は本発明の要旨である通帳のページ
めくり装置で、この通帳のページめくり装置40
については後で詳述する。そして、33は前記搬
送路23の最終部位に配置された印字部で、この
印字部33はプラテン34と印字ヘツド35とか
ら構成されている。さらに、前記搬送路23上の
所定位置には通帳Pの紙端通過を光学的に検出す
るセンサ36A,36B,36C及び36Dが配
設されており、特に前記センサ36Bとページ情
報検出部29との距離は通帳Pの後端から第1印
字欄の上けた線までの距離Lと等しくなるように
配置されている。
そして、第5図乃至第8図は前記通帳のページ
めくり装置40の構成を示すものである。すなわ
ち、41,41は左右の側板で、この左右の側板
41,41間には前記搬送路23の下方に位置し
て切欠部42a……を有する下部ガイド板42及
び上方に位置して複数個の上部ガイド板43及び
43′が横架されるとともに前記切欠部42a…
…に位置して搬送ローラ22……を突設させてな
る搬送路23が形成されている。
また、プランジヤソレノイド44は前記上部ガ
イド板43の上方に位置して設けられており、し
かも、これらソレノイド44にはそれぞれリンク
45を介して可動ガイド板46が軸支されるとと
もに上記可動ガイド板46はそれぞれ支持軸46
aを中心として上方(矢印A方向)へ回動し得る
ように構成されている。
さらに、上記可動ガイド板46の間には表面に
摩擦係数の高い部材を有するめくりローラ47
(以下ローラ47とも略称する)及びプーリ48
が同軸上に軸装されている。
また、駆動用モータ49の軸端にはプーリ50
が直結され、前記プーリ48及び50の間にベル
ト51が巻架され、駆動用モータ49の回転によ
りプーリ50、ベルト51及びプーリ48を介し
て前記ローラ47は正逆いずれの方向にも低速で
回転することができるようになつている。つぎ
に、プランジヤソレノイド52はリンク53に軸
支され、前記リンク53は支持軸53aに軸支さ
れることにより支持軸53aを中心として回動す
ることができると共に、前記リンク53の自由端
部にはローラ54が軸装されている。さらに、押
圧パツド55は、支持軸55aに軸支され、前記
支持軸55aを中心として回動することができ、
しかも、押圧パツド55の自由端部上面には突出
部材56が取り付けられている。そして、通帳の
ページをめくる際には、前記プランジヤソレノイ
ド52の励磁により、リンク53に軸装したロー
ラ54が押圧パツド55の下面を転動し、押圧パ
ツド55に取り付けた突出部材56が、前記ロー
ラ47からmなる位置で前記下部ガイド板42の
切欠き部42aから前記搬送路23上に突出して
通帳の紙葉面を押圧し、また通帳を移送させる際
には、前記プランジヤソレノイド52の消磁によ
り、押圧パツド55が前記搬送路23下に退避す
るように構成されている。ここで、押圧パツド5
5に取り付けた突出部材56が通帳の紙葉面を押
圧するために前記搬送路23上に突出する位置
(mなる位置)は、通帳の冊じ込み側のローラ2
2とローラ47との中間部の任意の位置であれば
よいが、ローラ47の回転によつて通帳Pの紙葉
を容易に浮き上らせるように紙葉面を凸状に押圧
するには、通帳の綴じ込み側のローラ22とロー
ラ47との中心からローラ47寄りの位置である
のが好ましい。尚、プランジヤソレノイド52は
ベース57を介して側板41に固定されており、
また、復帰用バネ58はプランジヤソレノイド5
2が消磁したときに押圧パツド55を引き下げる
ために取り付けられている。
また、第6図及び第7図に示されるように、ず
らし検知用アーム59は、可動ガイド板46を軸
支する軸46aと同軸に枢支されると共に、通帳
Pの紙葉をめくる際に凸状に浮き上る紙葉13に
押し上げられることにより軸46aを中心として
自由に回動することができるようになつている。
また、側板41には検出器、たとえばマイクロス
イツチ60が設けられていて、凸状に浮き上つた
紙葉13の押し上げる力により上方に回動した検
知用アーム59がマイクロスイツチ60をオンの
状態にするように構成されている。他方、前記マ
イクロスイツチ60のオンにより前記第5図に示
した押圧パツド55が搬送路23下に退避すると
共に、前記ローラ47の回転が停止する。尚、検
知用アーム59は、前記可動ガイド板46の降下
と共に降下するようになつており、側板41に取
り付けられたストツパ61に、ずらし検知用アー
ム59の一端に設けられた突片59aが当接する
ことにより、ずらし検知用アーム59がもとの位
置よりもさらに降下しないように構成されてい
る。
つぎに、上記構成にもとづく本発明の作用につ
いて説明する。まず、通帳印字装置全体の動作の
概要を述べると、最初開いた通帳Pを通帳挿入口
21に挿入することによりセンサ36Aは「明」
から「暗」となつて制御信号をソレノイド24に
発し、シヤツタ25が開かれる。また、同時にパ
ルスモータ71が通帳の取込み方向、すなわち正
回転に駆動され、搬送ローラ22によつて通帳P
は搬送路23上に取込まれる。つぎに、前記通帳
Pがセンサ36Aを通過し、さらにセンサ36B
を「暗」から「明」の状態とすることにより上記
パルスモータ71は所定パルス数だけ駆動して停
止すると同時にシヤツタ25は閉じられるように
なつている。すなわち、上記通帳Pは磁気ストラ
イプ読出し/書込み部28に位置し、押圧板27
が磁気ヘツド26側へ通帳Pを圧接するとともに
磁気ヘツド26がスキヤンを開始するようになつ
ているため上記磁気ストライプ読出し/書込み部
28は磁気ストライプ16の情報を読出し、磁気
情報処理部75を介して読み出した情報が記憶部
78に記憶される。
つぎに、上記パルスモータ71を逆回転させ、
センサ36Bが「明」から「暗」へのタイミング
(このとき、通帳Pの第1印字欄の上けた線上に
ページ情報検出部29の視野が存在している)で
ページ情報検出部29はページに設けられている
バーマーク15の検出を行ない、所定のパルス発
生後に上記パルスモータ71は回転を停止する。
つぎに上記パルスモータ71は再び正回転し、
上記センサ36Bが「暗」から「明」へのタイミ
ングで上記ページ情報検出部29は通帳Pの各行
に印字されている印字情報の有無を検出する。し
かして、上記ページ情報検出部29よりの信号は
ページ情報処理部74において、開かれたページ
のページ数と最終印字済行とに変換され、主制御
部76において前記記憶部78に記憶された磁気
ストライプ16上のページ数と最終印字済行とを
それぞれ比較するようになつている。そこで、比
較の結果一致がとれた場合には上記パルスモータ
71を一旦逆回転させ、センサ36Cが「明」か
ら「暗」へのタイミングで停止される。そして、
再び上記センサ36Cが「暗」から「明」の状態
となるタイミングで、さきに決定された最終印字
済行のつぎの行が印字位置に達するよう所定パル
ス数を印加してパルスモータ71を正回転させた
後、これを停止させる。このとき、センサ36D
は必らず「暗」の状態となつており、「明」の状
態にあるときは通帳Pが搬送路23上に詰りを生
じているものと判定される。
つぎに伝送制御部77は口座番号等を中央制御
装置79へ送信し、中央制御装置79は当該口座
の情報を元帳フアイル80より読み出して上記伝
送制御部77に返信する。すると、上記伝送制御
部77は印字ヘツド制御部73を介して印字ヘツ
ド35を動作させ、通帳Pに印字が行なわれる。
このとき、印字すべき情報が通帳Pの複数行にわ
たる場合にはその都度パルスモータ71を1行分
駆動して改行操作を行なうようにする。
このようにして、印字が終了すると、上記パル
スモータ71を再び逆回転させ、通帳Pの通過に
よりセンサ36Bが「明」から「暗」の状態とな
つたとき停止させる。そして、再び上記パルスモ
ータ71を正回転させ、上記センサ36Bが
「暗」から「明」へのタイミングを所定のパルス
数によつて停止させる。
すると、通帳Pは磁気ストライプ読出し/書込
み部28に停止させられているため通帳のページ
数、最終印字済行、通帳記入残高等の磁気ストラ
イプ情報の書換えが行なわれる。そして、上記パ
ルスモータ71の回転は上記センサ36Bが7
暗」から「明」となつたときの所定パルス数によ
り停止させられる。
このようにして、上記通帳Pには情報が印字さ
れて前記挿入口21に差戻されるが、利用者が上
記通帳Pを挿入口21から抜き取ることによりセ
ンサ36Aは「暗」から「明」の状態となつてシ
ヤツタ25で閉じられ、一連の処理工程を終了す
る。
さて、このような基本的機能を有する通帳印字
装置において、通帳のめくり装置を動作させる必
要のある場合としては、通帳の或ページに印字中
に、当該ページが満杯となつたにもかかわらず、
さらに印字情報を有することがある。本発明は前
記の場合に対応してページを自動的にめくる機能
を有する装置である。
そこで、上記通帳のページめくり装置40につ
いて第8図a〜fを参照して作用を説明する。た
とえば、通帳Pの或ページに印字中、当該ページ
が満杯となり、しかも、まだ印字すべき情報が存
在している場合、まずパルスモータ71を逆回転
させ、センサ36Dが「暗」から「明」へのタイ
ミングから所定のパルス数だけ通帳Pを搬送させ
て停止させると、前記通帳Pは第8図aに示すよ
うな状態となつている。
そこで、プランジヤソレノイド52を励磁する
ことにより押圧パツド55が第8図bにおける反
時計方向に回動してローラ47からローラ47の
半径より略大きい位置(mなる位置)で紙葉13
を押圧することにより、通帳Pの紙葉13の端部
がローラ47に圧接させられると共に、紙葉13
を強制的に凸状に湾曲させる。これと同時に、プ
ランジヤソレノイド44を励磁することにより可
動ガイド板46は支持軸46aを中心にして回動
し、第8図bに示すような状態となつている。
つぎに、駆動用モータ49を駆動し、ベルト5
1を介してローラ47を時計方向に回転させるこ
とによりローラ47に圧接する紙葉13は第8図
cに示すように円弧状を呈して浮き上るがつぎの
紙葉13も上記紙葉に付随して若干浮き上ること
になる。そして、浮き上つた上側の紙葉13が上
方に配設されたマイクロスイツチ60をONの状
態にすることにより前記プランジヤソレノイド5
2が消磁されて押圧パツド55は搬送路23下に
退避することにより紙葉13の端部はローラ47
に圧接されず、自由になる。そこで、浮き上つた
上側の紙葉13は、その剛性が紙葉端をはね上げ
るように作用する結果、ローラ47を乗り込える
こととなる(第8図d参照)。次いで、紙葉13
がローラ47を乗り込えたままの状態で、再びロ
ーラ47を第8図eに示す矢印方向に回転させる
ことにより若干浮き上つているつぎの紙葉13を
もとの平担な状態に戻す(第8図e参照)。つい
で搬送ローラ22を第8図fに示す矢印方向に回
転させることにより、通帳Pが図中右方向に移送
され、ローラ47を乗り込えている紙葉13はロ
ーラ47にせき止められているので、通帳Pの移
送と共に遂には完全にめくられた状態となる。
このようにして、搬送される前記通帳Pは自動
的にページがめくられ、次いでページ情報検出部
29によりバーマーク15及び最終印字済行の検
知、すなわちバーマーク15が一本増し、かつ全
行無印字であるか否かがチエツクされて再び印字
を行なうようにされる。
以上、本発明の一実施例として押圧部が押圧パ
ツドであるページめくり装置について説明した
が、本発明は前記ページめくり装置に限定される
ものではなく、第9図及び第10図に示すような
ページめくり装置をも含む。
第9図は押圧部が、凸状の湾曲板であるページ
めくり装置を表わす。このページめくり装置につ
き、第5図に表わされたページめくり装置との相
違点のみを説明する。すなわち、前記第5図の突
出部材56を取り付けた押圧パツド55の代わり
に凸状の湾曲板170がリンク171を介してプ
ランジヤソレノイド52に軸支されている。プラ
ンジヤソレノイド52の励磁によつて凸状の湾曲
板は上昇し、また、プランジヤソレノイド52を
消磁すると復帰用バネ58の弾力により凸状の湾
曲板170が下降し、下降した状態の凸状の湾曲
板170は冊子を搬送する際のガイド板ともな
る。前記第5図の押圧パツド55が冊子類の紙葉
の極く狭い面積を押圧するのに対し、凸状の湾曲
板170は、湾曲板170の搬送方向の長さを冊
子類の開いたページの横の長さと略等しくする
と、紙葉の広い面積にわたつて押圧することがで
きるので、紙葉面を滑らかな凸状にすることがで
きる。
第10図は、押圧部が固定ローラであるページ
めくり装置を表わす。このページめくり装置につ
き第5図に表わされたページめくり装置との相違
点のみを説明する。すなわち、第5図の突出部材
56を取り付けた押圧パツド55を設ける代わり
に、回転自由な固定ローラ175が軸176に枢
支されている。固定ローラ175は、紙葉をめく
る際の冊子類の綴込側の搬送ローラ22と冊子類
の紙葉をめくる際のめくりローラ177(以下ロ
ーラ177と略称する)との間に位置すると共に
搬送路面上に突出している。また、ローラ177
は、中間ローラ178を中心として回動すること
により上下に位置を変えることができるように構
成されている。冊子類の紙葉をめくるときには、
ローラ177が下降して紙葉の端部をローラ17
7と固定ローラ175とで挟みつけると共に、紙
葉端部がmなる位置で固定ローラ175に押圧さ
れることにより紙葉が凸状に湾曲することとな
る。
さらに、本発明の前記一実施例においては、ロ
ーラ47として同一軸上に3個軸装してなるもの
を用いたが、めくりローラの機能の一つが紙葉と
めくりローラとの摩擦により紙葉を浮き上らせる
ことにあるのであるから、紙質に応じて同一軸に
軸装するめくりローラの数は3個に限定されるも
のではない。めくりローラの最適個数はめくりロ
ーラ及び紙葉の表面の摩擦係数によつて適宜決定
することができる。また、めくりローラの表面の
摩擦係数を高める一方法として、めくりローラ表
面に凹凸を設けることが挙げられる。
また、押圧パツドに取り付けた突出部材が搬送
路上で突出する際の、めくりローラからmなる位
置は冊子類の紙葉の質などにより適宜決定するこ
とができる。
尚、以上はページをつぎのページにめくる場合
について説明したのであるが、たとえば利用者
が開いて挿入したページと、磁気ストライプより
読み出された印字すべきページとが一致していな
いとき、通帳に複数の口座が設けられていて、
複数の口座に印字するとき、および通帳のめく
り装置でページをめくつた場合に複数枚が同時に
めくられてしまつたときに必要とするページの戻
しめくりは、前記通帳のページめくり装置40を
次のように変形すればよい。即ち、ページめくり
装置40においてローラ47を中心として上部ガ
イド板43と対向するように上部ガイド板をさら
に搬送路23上方に設け、また、ローラ47を中
心として押圧パツド55と対向するように押圧パ
ツドをさらに搬送路23下方に設ける。そして、
ページの戻しめくりの手順は、前記ページめくり
と手順とほぼ同様にして行なうことができる。た
だし、この場合、通帳Pの搬送はセンサ36Cが
「暗」から「明」へのタイミングを所定のパルス
数で停止させる一方、上部ガイド板43に対向す
るガイド板に切り換え動作させるとともに駆動用
モータ49を前記説明と逆になるように駆動させ
るとよい。
以上詳述したように、本発明によると、冊子類
の紙葉の剛性、質及び冊子類の湾曲にかかわら
ず、確実に紙葉を1枚毎にめくることができる。
即ち、たとえば従来の装置では、たとえめくり
ローラの回転力で浮き上らない程に冊子類の紙葉
の剛性が大きくても、あるいは、紙葉の表面が平
滑であつても、本発明によると、押圧部が、冊子
類の綴じ込み側のローラとページをめくるめくり
ローラとの中間部の搬送路上の任意の位置で冊子
類の紙葉を押圧することにより、紙葉全体が強制
的に凸状に湾曲させられると共に紙葉端部とめく
りローラ表面との圧接面積が大きくなることによ
つて、容易に上側の紙葉を浮き上らせることがで
き、紙葉を確実にめくることができる。また、第
2図bに示すように、保管状態により湾曲した通
帳であつても、本発明によると、押圧部により紙
葉全体が強制的に凸状に湾曲させられることとな
り、従来の装置におけるようにめくりローラのス
リツプや中途めくりが生ずることがなく、確実に
1枚毎のめくりができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは従来の自動めくり機構を表わ
す概略図、第2図aは自動めくり機構により冊子
類の紙葉をめくる際の力学関係を示す図、第2図
bは自動めくり機構内に湾曲した通帳を搬入した
図、第2図cは本発明の原理を示す図、第3図a
及びbは本発明の一実施例に適用される通帳を示
すもので、aは通帳が開かれた状態を示す概略斜
視図、bはその平面図、第4図は本発明の一実施
例を示すページめくり装置が組み込まれた通帳印
字装置の構成図、第5図は本発明の一実施例を示
すページめくり装置の縦断側面図、第6図は同装
置の平面図、第7図は同装置の要部を示す斜視
図、第8図a〜fは同装置の作用を説明するため
の概略側面図、第9図及び第10図は本発明の他
の一実施例を示すページめくり装置の縦断側面図
である。 P……冊子類、13……紙葉、22……搬送ロ
ーラ、23……搬送路、47……めくりローラ、
55……押圧パツド、59……ずらし検知用アー
ム、60……マイクロスイツチ、170……湾曲
板、175……固定ローラ。
【特許請求の範囲】
1 開かれた冊子類の頁に印字する印字部と、捲
り用回転体を第1の位置あるいは第2の位置に移
動させ前記冊子類の一方の頁あるいは他方の頁を
選択的に捲り上げる頁捲部と、この頁捲部の捲り
用回転体により頁が捲り上げられた冊子類を正逆
方向に搬送して開頁させる搬送手段と、上記印字
部と頁捲部との間に移動自在に設けられ印字時に
は上記頁捲部側に移動し、頁捲時には上記印字部
側に移動して上記冊子類の搬送をガイドするガイ
ド体とを具備してなることを特徴とする印字装
置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651391A (en) * 1979-10-03 1981-05-08 Hitachi Ltd Automatic page turning device for booklet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5651391A (en) * 1979-10-03 1981-05-08 Hitachi Ltd Automatic page turning device for booklet

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