JPH02270918A - 焼結機の操業方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 （産業上の利用分野） この発明は原料予備処理のための焼結機の操業方法に関
するものである。

（従来の技術） 高炉原料としての焼結鉱の製造方法にも種々あるが、大
量生産に適しているところから、設備的には、連続式の
ドワイトロイド式焼結機が主流をなしている。この設備
では、連接するパレットに装入された配合原料に点火し
、風箱より吸気を行ないながらパレットを移送せしめ、
排鉱部に到達するまでの間に焼結が完了するシステムと
なっている。原料サージホッパからパレットに供給され
る配合原料は、通常はカットオフプレートにより、パレ
ットの幅方向に同一層厚になるようになっているが、パ
レットの両側のサイドプレート近傍は焼結に伴なう収縮
もしくは洩風等のため、強度の弱い焼結鉱となり易いの
で、この帯域の原料の装入密度を高くするために、原料
サージホッパ下部の切出しゲートをパレットの幅方向に
複数個に分割し、個々に切出し量を制御する方法が採用
されている。

（発明が解決しようとする課題） 前述したような分割ゲートにより密度偏析を強化せしめ
る方法は、操業に即して適確な制御を行なうことが困難
であること、およびパレットに装入した原料表面の平滑
さを維持することが困難である等の欠陥がある。

本発明はこのような現状に鑑み創案されたものであり、
原料サージホッパに粒度偏析が助長された状態で配合原
料が供給されるようにし、該ホッパの両サイド（パレッ
トの進行方向に向って両端部）に小粒子高密度の原料が
装入されるようにし、最終的にはパレット表面の平滑さ
を確保するようにしたことを特徴とする焼結機の操業方
法を提供することを目的とする。

「発明の構成」 （課題を解決するための手段） 前述の目的を達成するために本発明者等は原料サージホ
ッパに供給する配合原料を、パレット幅方向での両端部
に細粒槽からの供給を、中央部が粗粒槽からの供給とな
るように、原料配合槽の切出しを原料サージホッパー上
の横行ベルトコンベアーの横行シーケンスに合せるよう
にしたことを特徴とする焼結機の操業方法を芸に提案す
る。本発明方法の原料サージホッパへの配合原料の供給
方法を採用する場合には、ホッパの両サイド、パレット
幅方向での両サイドに細粒配合原料が供給されるから、
そのままロールフィダーを経てパレットに装入されるこ
とになり、粒度偏析が強化されることになり、結局幅方
向での均一焼成をもたらすことになり、製品の歩留、平
均強度を向上せしめることができる。

（作用） 本発明においては従来と異なり、粗粒（例えば＋３龍）
を収納した配合原料槽と細粒（例えば−３鰭）を収納し
た配合原料槽の２種類の配合原料槽を準備する必要があ
る。

前述のようにパレットのサイドウオールに近い位置は焼
結による収縮もしくは波風等のため中央部よりも風量が
多いので、パレットへの原料の装入は粒度の偏析を助長
する必要がある。原料サージホッパへの供給もパレット
幅方向での両端部に細粒擬似粒子からなる配合原料を、
パレット幅で中央部には粗粒の擬似粒子からなる配合原
料を供給する必要がある。

各原料槽からの切出しのタイミングは横行ベルトコンベ
アーの横行シーケンスと同調せしめると特に新らたな設
備を必要とせずに本発明の実施ができる。

原料サージホッパー上に、通常、パレットの進行方向に
対し直角の方向から、横行ベルトコンベアが自動的に横
行タイムスケ−ジュールに従って停止−横行−停止の繰
り返えしを行なっているから、風箱の吸引力を考慮して
パレットのサイドウオールから一定の距離までを細粒高
密度配合原料とする必要がある。本発明は上述のシーケ
ンスを利用して横行コンベアの停止時に細粒高密度配合
原料がサージホフバーに投入されるよう原料切り出しを
行うとよい。横行して投入するときはパレットの中央部
へ供給される原料が装入されているタイミングであるか
ら、粗粒槽からの原料が投入されるよう原料を切り出す
必要がある。

本発明の原料装入方法を採用する場合には、本質的には
従来のような分割ゲートを用いて装入層厚を制御する必
要はない。

（実施例） 日産２１００トンのドワイトロイド焼結機（パレット幅
５ｍ）の実施例について説明する。配合原料５槽のうち
、３槽を粗粒槽（＋３ｍ）、２槽を細粒槽（−３ｍ）と
した。

横行ベルトコンベアーの横行シーケンスは、１５秒停止
４０秒横行１５秒停止の繰り返えしとし各原料槽の切出
しのシーケンスは、１５秒細粒槽４０秒粗粒槽１５秒細
粒槽とし、原料サージホッパの両サイドに細粒鉱を中央
部に粗粒鉱を供給した。本発明方法の実施例としての焼
結操業の結果を従来の分割ゲートを使用する場合と比較
してみると、製品焼結鉱の常温強度Ｔ　ｒ　　（＋　ｌ
　Ｏｎ＋）は従来の６６．５％から６８．５％に向上し
、成品歩留は従来より１．８％上昇したことが確認され
た。

「発明の効果」 以上詳述したように、本発明方法による焼結機の操業方
法による場合には、分割ゲートを使用することなく、パ
レット上に細粒配合原料は両側のサイドウオールの近傍
に、粗粒配合原料は中央部に供給される偏析装入が強化
されているので、通常の場合吸引風量の多い両サイドの
風量が抑制され、表面の平滑さが保たれ均一焼成が達成
されて、実施例の項で述べたような製品強度の上昇、製
品の歩留を向上せしめることができた。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原料サージホッパに供給する配合原料を、パレット幅方
   向での両端部に細粒槽からの供給を、中央部が粗粒槽か
   らの供給となるように、原料配合槽の切出しを原料サー
   ジホッパー上の横行ベルトコンベアーの横行シーケンス
   に合せるようにしたことを特徴とする焼結機の操業方法
   。