JP3198468B2 - 焼結鉱製造方法 - Google Patents

焼結鉱製造方法

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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回収された鉄スクラッ
プ片を高炉用鉄原料として再利用するための焼結鉱製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車、家電、容器等由来の軽量
屑と呼ばれる鉄スクラップ片が多く発生してその活用が
求められている。この種のスクラップはシュレッダーも
しくは裁断機で細片化されるが、かさばるために電気炉
や転炉等での使用は歓迎されず、現状では良質の重量屑
とよばれるサイズの大きいスクラップが多く使用されて
いる。過去に軽量屑を高炉に直接使用する試験がなされ
たが、鉱石との分級、偏析が甚だしく、輸送コンベアベ
ルトの切断や装入装置内での詰まりが生じるのに加え
て、高炉内では更に鉱石堆積層中で分級、偏析が生じる
等の問題があり、高炉操業を乱さず定常的に使用するこ
とは困難であった。細片化された軽量の鉄スクラップ片
が鉱石や焼結鉱と同じく塊状の姿で高炉や還元炉等に投
入出来るのであれば、上述したような高炉での使用上の
問題点は解消されるが、塊成化する方法は未だ開示され
ていない。
【0003】一方、発生量が比較的多い亜鉛メッキ鋼板
由来のスクラップ片は、そのまま高炉で使用した場合、
高炉内でZnOのヒューム状ダストが発生すると共に炉
壁面に集積して付着物をつくる。このため、現状でも鉱
石、コークスから入る亜鉛量すらも0.2kg/t−p
ig程度以下に制限している。従って、亜鉛を含むスク
ラップ片を直接高炉で多く使用する試みはなされたこと
がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高炉等で製
銑する際に、細片化された軽量の鉄スクラップを原料と
して用い、特に、発生量が比較的多い亜鉛メッキ鋼板由
来のスクラップを多量使用可能とする方法を、焼結鉱の
製造プロセスに着目して実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、高炉用
原料の焼結鉱をドワイトロイド型焼結機により製造する
焼結鉱製造方法において、焼結原料に添加する鉄スクラ
ップ細片の重量比率(鉄スクラップ細片/焼結鉱原料)
を0.1〜1とした混合物をパレット上の鉄スクラップ
細片を含まない焼結鉱原料堆積層の上面側に厚さが全堆
積層の1/3以下になるように別個に堆積させてスクラ
ップ含有の焼結鉱を製造することを特徴とする焼結鉱製
造方法、および、焼結原料に添加する亜鉛メッキされた
鉄スクラップ細片を含む鉄スクラップ細片の重量比率を
0.2〜2とした混合物をパレット上の鉄スクラップ細
片を含まない焼結鉱原料堆積層の最下層側に厚さが全堆
積層の1/5以下になるように別個に堆積させてスクラ
ップ含有の焼結鉱を製造することを特徴とする焼結鉱製
造方法である。
【0006】
【作用】本発明は、数ミリ以下の鉄鉱石粉が焼結機で焼
き固められて塊成化されるプロセスにおいて、ドラムミ
キサー等の造粒機にて造粒された鉱石粉、コークス粉等
からなる原料に50mm程度以下の鉄スクラップ細片を
コンベア輸送途上において添加、混合させた後、焼結機
にて焼結化を行わせるものであり、鉄スクラップ細片を
焼結鉱の塊内に含む焼結鉱を製造することが出来る。
【0007】本発明によれば、スクラップ細片が焼結鉱
内に一部溶融したかたち、もしくは物理的に噛み込んだ
かたちで固定されるので、輸送途上で偏析、濃縮を起こ
して輸送ベルトを傷つけたり、焼結機と高炉間の装入・
切り出し装置で詰まりを生じたりする問題が大幅に改善
される。また、高炉内でも、炉断面方向で特定の領域に
偏析・濃縮することなく、堆積させることが出来る。こ
のため、高炉内のガス流速分布を制御するための鉱石層
厚分布の調整にも悪影響を与えず、従来の焼結鉱と同等
の扱いでスクラップ細片を使用することが出来る。ま
た、鉱石粉を焼結化するために必要な粉コークス等の熱
供給量はスクラップ使用比率に比例して低減させること
が出来る。加えて、鉄スクラップ細片をパレット上の堆
積層上層側に分布させれば、スクラップのもつ高い熱伝
導性に由来して焼結層内で鉄スクラップ細片が保熱機能
を発現するので、焼結成品歩留を向上させることが出来
る。一方、亜鉛メッキ鋼板由来のスクラップ片について
は、高温の還元雰囲気条件下におけば容易に亜鉛を蒸発
させることが出来る。この条件は焼結鉱原料の焼結化途
上で容易につくることが出来るので、焼結鉱原料中に当
該スクラップ片を混合させて焼結化を行えば低亜鉛分の
スクラップを含む焼結鉱を容易に製造することが可能で
ある。
【0008】一般に、高炉用の焼結鉱を製造するドワイ
トロイド型焼結機では、数ミリ以下の各種の鉄鉱石粉、
同鉱石粉を焼き固めるための粉コークス及び鉱石粉中の
脈石分調整のための石灰石等の融剤からなる原料が使用
される(以下焼結鉱原料と呼ぶ)。図4にフロー図を示
すように、鉱石粉は鉱石ホッパー1、粉コークスは粉コ
ークスホッパー2、融剤は融剤ホッパー3にてそれぞれ
切り出されたあと、造粒機4にて水分添加下で造粒され
る。そののち焼結機上の原料供給槽5に送られ、一旦貯
蔵されてから、ドラムフィーダ6、シュート7を介して
一定の供給速度で移動式パレット8に装入され、パレッ
ト面上堆積層9が形成される。パレット面上に堆積した
原料層は300〜600mmの層高さにするのが一般的
である。パレット面上堆積層9は点火炉10内で点火さ
れて、焼結鉱原料の焼結化がなされる。
【0009】なお、同焼結機では、パレット8の焼き付
きを防止するためにパレット8面直上におおよそ8〜1
5mmの大きさの焼結鉱もしくは鉱石粒が床敷用として
床敷ホッパー11から床敷供給槽12を介してパレット
8床面直上に装入される。床敷層の層高さは50〜70
mm程度になるように調整される。パレット8の移動速
度は1〜4m/minであり、鉄鉱石粉を焼き固めるた
めにパレット底面に設けたスリット状通気孔を介してダ
ウンドラフトにて空気が吸引され、鉱石粉の焼結化がな
される。焼き固められた鉱石粉はシンターケーキと呼ば
れ、排出部13から排出され、クラッシャー14とふる
い15を経ておおよそ10〜50mmの粒度範囲に整え
られ、焼結鉱として高炉に装入される。この焼結鉱中の
Fe分は55〜57%程度であるが、最近は劣質の鉱石
粉が増加しているためFe分は低下傾向にある。従っ
て、鉄スクラップ片を含有させることは、焼結鉱成品の
Fe分を高める点でも有効である。
【0010】鉄スクラップ細片は軽量屑をシュレッダー
や裁断機で細片化することによって得られるが、種々の
サイズのものが発生する。高炉用原料として使用するに
は、焼結鉱と同等のサイズであることがハンドリングの
容易さや高炉内での堆積状況を良好に維持するためには
必要である。従って、焼結鉱原料に供する鉄スクラップ
細片の最高サイズも50mm程度であることが望まし
い。これは、シンターケーキが焼結機排出部で粗破砕さ
れた後、適正な高炉装入物粒度に整えるためにクラッシ
ャーで更にほぼ50mm以下の大きさにまで破砕される
ことによる。
【0011】鉄スクラップ細片の焼結鉱原料中への添加
比率は、高炉で生成される溶銑のなかのスクラップ片か
ら溶出するCu、Sn、Crの濃度や炉頂ダスト中のZ
n濃度の許容値によって決まるので、鉄スクラップ細片
に含まれるこれらのトランプエレメントは少ないことが
望ましい。一般に、鉄スクラップ細片の使用比率(溶銑
の単位量に対して)は、溶銑が薄板鋼板製造用に供され
る場合は10%(wt)程度以下に、また、棒・線材用
では30%(wt)程度以下に抑える必要がある。従っ
て、溶銑がどのような鋼材に使用されるかによって焼結
鉱原料に添加する鉄スクラップ細片の使用比率も調整す
る必要がある。
【0012】鉄スクラップ細片の焼結鉱原料中への添加
は、図1に示すように、焼結粉原料を造粒するための造
粒機4の出側で焼結機上の原料供給槽5の前側のコンベ
ア輸送途上にて鉄スクラップ細片ホッパー16から切り
出すことによって行う。スクラップ細片は輸送コンベア
上の焼結原料層に上乗せで添加するか、簡単な機械的混
合機で混合したのちに焼結機上の原料供給槽5に装入す
る。原料供給槽5から焼結鉱原料が切り出される途上で
鉄スクラップ細片は更に混合される。
【0013】しかし、焼結鉱原料とスクラップ細片は比
重が異なるので、原料供給層5から焼結機のパレット8
上に装入される際には分級を生じて偏析を生じ易く、ス
クラップ細片は概して堆積層の下層側に多く堆積する。
従って、焼結鉱原料とスクラップ細片の混合物を一つの
供給槽で一緒にパレット上に供給する場合には、この偏
析を抑制するためにスクラップ片は30mm以下の細片
であることが望ましい。
【0014】50mm以下のスクラップ細片を使用する
場合に生じるこの偏析現象を回避するには、図2に示す
ように、従来の原料供給槽5とは別に焼結鉱原料とスク
ラップ細片の混合物を装入する専用供給槽18を従来の
原料供給槽5の後段側に設けることが有効である。即
ち、造粒機4から出た焼結鉱原料をコンベア途上で分配
器17にて一定の量比で従来の原料供給槽5と専用供給
槽18に区分し、専用供給槽18に輸送するコンベア途
上にてスクラップ細片を鉄スクラップ細片ホッパー16
から切り出して添加する。
【0015】このようにして従来の供給槽から装入され
る焼結鉱原料の堆積層の上層側に別個に焼結鉱原料とス
クラップ細片の混合物を専用供給槽から装入すれば、ス
クラップ細片の分布はパレット上の堆積層内の上層側に
限定され、かつ所定の厚さで堆積させることが出来る。
この場合には、スクラップ細片がパレット上の堆積層下
層側に分級、偏析する問題が回避出来るので、サイズが
50mm程度の大きさのスクラップ細片まで問題なく使
用することが出来る。専用供給槽を介して堆積層内の上
層側に堆積させるべき厚さは堆積層全体の1/3以下が
望ましい。これ以上の厚さになるとスクラップ細片の分
級、偏析現象が再び顕在化し、焼結鉱品質の均一性に問
題を起こす。本来、スクラップ細片は溶解する必要がな
いので、鉱石粉を焼結させるために添加される粉コーク
スが相対的に多く分布する堆積層上部においてスクラッ
プ細片が多く堆積することは粉コークス消費量低減を計
る上からも望ましい。また、パレット上の焼結鉱原料堆
積層は点火炉内に移動し、COG等のガスによって点火
されるが、堆積層上層側にスクラップ細片が多く分布し
た状態では、このスクラップ細片が予熱されて熱保持媒
体としての機能を発現する。従って、従来法では焼結過
程の進行に際し冷風を吸引するために堆積層上層側の焼
結層が脆くなる難点があったが、本発明法ではこの難点
を抑制することが出来る。この結果、粉コークス使用量
低減の効果が得られるのみならず、焼結鉱成品歩留が向
上する効果も得られる。専用供給槽を介して装入するス
クラップ細片の焼結鉱原料に対する重量比率(鉄スクラ
ップ細片/焼結鉱原料)は0.1〜1の範囲であること
が望ましい。スクラップ片の装入量がトランプエレメン
ト成分の制約で制限を受ける場合には、熱保持媒体とし
ての機能は落ちる。一方、比率が1以上になるとスクラ
ップ細片が焼結鉱中に固定される割合は減じ、成品歩留
を悪くする。
【0016】一方、亜鉛メッキされたスクラップ片につ
いて、メッキに含まれる亜鉛を実用的に蒸発させるに
は、1200℃以上の高温域でかつCO/CO2 の分圧
比が0.15以上となる条件が必要である。これらの条
件は、パレット上堆積層の下層側の粉コークスが賦存す
る粒子層内において満足される。従って、意図的に脱亜
鉛を計るには、スクラップ片を下層側に装入する必要が
ある。また、CO/CO2 の分圧比を意図的に高めるた
めに焼結鉱原料に添加する粉コークスの使用量を増しか
つ粗粒部分を多くするか、焼結鉱原料中の鉱石粉からな
る造粒粒子の表層部分に粉コークスを多く賦存させるこ
とが有効である。手段としては、図3に示すように従来
の供給槽5の前段階(床敷供給槽12の後段側)に焼結
鉱原料とスクラップ細片の混合物を装入するための専用
供給槽19を設けて装入することにより、容易に所定の
下層域にスクラップ細片を堆積させることが出来る。ス
クラップ細片の焼結鉱原料中への添加は、焼結機上の専
用供給槽19に入る前のコンベア輸送途上にて行う。
【0017】専用供給槽を介して装入する堆積層の高さ
(床敷鉱堆積面より)は、パレット上での堆積層全体の
1/5以下の範囲とするのが望ましい。また、専用供給
槽を介して装入する鉄スクラップ細片の焼結鉱原料に対
する重量比率(鉄スクラップ細片/焼結鉱原料)は0.
2〜2の範囲が望ましい。2以上の比率になると供給熱
量が相対的に不足するようになり、脱亜鉛率が大幅に低
下する。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
【0019】表1に使用したスクラップ細片のサイズと
成分を示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【参考例1】表1に示すスクラップAを重量比率(鉄ス
クラップ細片/焼結鉱原料)で0.09としてミキサー
後の輸送コンベアー上にて焼結鉱原料に添加したのち、
焼結機上の原料供給槽を介してパレット上に供給、堆積
させ、スクラップ片含有焼結鉱を製造した。
【0022】本焼結鉱の粒度構成、成分、品質を表2に
示す。粉コークス消費量が通常の場合50kg/t−s
interであるのに対して更に低減しており、かつ、
従来の焼結鉱と同等の品質のものが得られている。
【0023】
【表2】
【0024】
【実施例2】焼結機パレット上の原料堆積層上部にスク
ラップ細片と焼結鉱原料との混合物を別個に設けた専用
供給槽を介して装入、堆積させた。使用したスクラップ
細片は表1に示すスクラップBで、専用供給槽を介して
装入するスクラップ細片の焼結鉱原料に対する重量比率
(鉄スクラップ細片/焼結鉱原料)は0.25とした。
スクラップ細片は造粒機出側後から専用供給槽に至る輸
送コンベア上にて所定の重量比になるように添加した。
本スクラップ細片と焼結鉱原料からなる混合物のパレッ
ト上堆積層の厚さは全堆積層厚さの1/3とした。
【0025】本焼結鉱の粒度構成、成分、品質を表2に
示す。粉コークス消費量の低減に加えて、スクラップ細
片はパレット上の焼結層の層側に濃縮して分布するため
に熱保持媒体として作用し、歩留も向上した。
【0026】
【実施例3】従来の供給槽の前段側に別個の専用供給槽
を設け、この専用供給槽を介してスクラップ細片と焼結
鉱原料との混合物を焼結機パレット上の堆積層下部に堆
積させた。使用したスクラップ細片は表1に示すスクラ
ップCで、専用供給層を介して装入するスクラップ細片
の焼結鉱原料に対する重量比率(鉄スクラップ細片/焼
結鉱原料)は0.25とした。スクラップ細片は造粒機
出側後から専用供給槽に至る輸送コンベア上にて所定の
重量比になるように添加した。本スクラップ細片と焼結
鉱原料からなる混合物のパレット上堆積層厚さは全堆積
層厚さの1/5とした。なお、スクラップ細片を含む焼
結鉱原料中では、新しい鉱石粉と粗粒の返鉱粉とを置換
する形で返鉱粉を10%増やして通気性の向上を計っ
た。また、堆積層下部のCO/CO2 の分圧比を上げる
ため、粉コークスの添加量を従来よりも20%多くし
た。
【0027】本焼結鉱の粒度構成、成分、品質を表2に
示す。スクラップ細片は高温でかつCO/CO2 の分圧
比が高い条件のパレット上焼結層下部に濃縮して分布す
るため、スクラップ細片に含まれる亜鉛が蒸発除去され
た。
【0028】
【発明の効果】本発明により、高炉等で製銑する際に、
細片化された軽量の鉄スクラップを原料として用い、特
に、発生量が比較的多い亜鉛メッキ鋼板由来のスクラッ
プを多量使用することが可能となる。とりわけ、焼結鉱
の形で高炉使用するため、高炉への輸送途上あるいは装
入・切り出し時の問題が大幅に改善され、従来の原料と
同様に扱える。一方、スクラップを焼結原料の一部に用
いるので、焼結鉱製造にあたっては、粉コークス原単位
の低減、あるいは焼結鉱製品歩留の向上等も計られるた
め、焼結工程上も好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄スクラップ細片の焼結原料中への添加の例
示す図である。
【図2】本発明の第の実施態様を示す図である。
【図3】本発明の第の実施態様を示す図である。
【図4】従来から行われている焼結鉱製造プロセスを示
す図である。
【符号の説明】
1 鉱石ホッパー 2 粉コークスホッパー 3 融剤ホッパー 4 造粒機 5 原料供給槽 6 ドラムフィーダ 7 シュート 8 移動式パレット 9 パレット面上堆積層 10 点火炉 11 床敷ホッパー 12 床敷供給槽 13 排出部 14 クラッシャー 15 ふるい 16 鉄スクラップ細片ホッパー 17 分配器 18 専用供給槽 19 専用供給槽

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉用原料の焼結鉱をドワイトロイド型
    焼結機により製造する焼結鉱製造方法において、焼結原
    料に添加する鉄スクラップ細片の重量比率(鉄スクラッ
    プ細片/焼結鉱原料)を0.1〜1とした混合物をパレ
    ット上の鉄スクラップ細片を含まない焼結鉱原料堆積層
    の上面側に厚さが全堆積層の1/3以下になるように別
    個に堆積させてスクラップ含有の焼結鉱を製造すること
    を特徴とする焼結鉱製造方法。
  2. 【請求項2】 高炉用原料の焼結鉱をドワイトロイド型
    焼結機により製造する焼結鉱製造方法において、焼結原
    料に添加する亜鉛メッキされた鉄スクラップ細片を含む
    鉄スクラップ細片の重量比率(鉄スクラップ細片/焼結
    鉱原料)を0.2〜2とした混合物をパレット上の鉄ス
    クラップ細片を含まない焼結鉱原料堆積層の最下層側に
    厚さが全堆積層の1/5以下になるように別個に堆積さ
    せてスクラップ含有の焼結鉱を製造することを特徴とす
    る焼結鉱製造方法。
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