JPH06136456A - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents

焼結鉱の製造方法

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JPH06136456A
JPH06136456A JP30834692A JP30834692A JPH06136456A JP H06136456 A JPH06136456 A JP H06136456A JP 30834692 A JP30834692 A JP 30834692A JP 30834692 A JP30834692 A JP 30834692A JP H06136456 A JPH06136456 A JP H06136456A
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JP
Japan
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raw material
raw materials
feed hopper
sintering machine
ore
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Pending
Application number
JP30834692A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yoshioka
博行 吉岡
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 事前造粒原料の破壊の防止と、焼結機上での
幅方向装入位置の選択制御を可能として、事前造粒原料
の添加効果を十二分に発揮する。 【構成】 事前造粒した原料と、ミキサー混合した焼結
原料とを、給鉱ホッパー8を介してDL式焼結機9に装
入して焼結鉱を製造する方法において、事前造粒した原
料を、給鉱ホッパーに直接、別系統で供給し、その際、
焼結機9のパレット直下に配置した温度計、風量計17
及び焼結機9の排鉱部に設置した赤外線カメラ19から
の検出信号によって推定した原料の焼成状況に応じて、
給鉱ホッパー8の幅方向所定位置に、事前造粒した原料
を供給可能なように供給位置の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結鉱製造方法の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、製鉄高炉用装入原料としては、
焼結鉱が用いられるが、この焼結鉱を製造するにあたっ
ては、高炉の生産性を向上するために、焼結鉱の強度並
びに還元性の向上と、更に焼結鉱の粒度を約5〜50m
m程度に整粒することが要請される。
【0003】一方、この焼結鉱の製造においては、焼結
原料の配合槽に収納されている焼結原料(粉鉱石、石灰
石、粉コークス、生石灰及び返鉱等)は配合槽下部に設
けられた原料定量切り出し装置により切り出された後、
ベルトコンベア上で多層積みに配合される。
【0004】そして、その配合原料は、ドラム型ミキサ
ーに搬送され、ここで水分含有率が5〜7%になるよう
に水分が添加され、混合造粒される。造粒物は給鉱ホッ
パーに搬送され、下部のドラムフィーダー及び給鉱シュ
ートを介して焼結機のパレットに装入される。その後、
点火バーナによって原料中の粉コークスに着火され、焼
結が進行する。
【0005】この場合、63μm未満の粒子が60%以
上である様な微粉原料(ペレットフィード等)も使用さ
れるが、微粉原料を主原料に対して多量に配合使用する
と焼結ベッド上の通気を阻害し、生産性が低下するとい
う問題がある。また、通気を改善するためのバインダー
(生石灰、消石灰等)が多量に必要となり、コストが高
くなる等の欠点もある。
【0006】以上の問題点を解決するために、別に設置
した原料槽1から切り出し装置2により切り出された微
粉原料又は一部核となる原料(返鉱又は粗粒鉄鉱石)を
各種造粒機3を使用して事前造粒した後、これを通常の
原料槽4から切り出し装置5により切り出された焼結原
料にドラムミキサー6及び7で混合した後、給鉱ホッパ
ー8に装入する方法が用いられる(図6参照)。なお、
図6中の9はドワイトロイド(LD)式焼結機、10は
点火炉、11は集塵機、12は排風機、13は排ガス処
理設備、14は煙突を示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、原料系統途中であるドラムミキサーの入口又
は出口付近で造粒物を添加した場合、図7に示すよう
に、ドラムミキサー又はその後のコンベアベルト又はそ
の乗り継ぎ部において、衝撃により、一旦造粒成型され
た原料が再度破壊され、事前造粒の効果が半減するとい
う問題があった。なお、図7における崩壊指数(%)
は、衝撃が加わった場合の1mm以上の事前造粒した原
料を、衝撃が加わらなかった場合の1mm以上の事前造
粒した原料で除した値を1から減算し、これを100倍
した値である。また、造粒生成物が、ミキサー混合した
一般原料とその搬送過程で混合されるために、焼結機上
での幅方向の制御等も出来ない状態であった。
【0008】本発明は、上記した従来の問題のうち、造
粒物の破壊防止と、焼結機上での幅方向における装入位
置の選択制御を可能とする焼結鉱の製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明焼結鉱の製造方法は、事前造粒した原料
と、ミキサー混合した焼結原料とを、給鉱ホッパーを介
してDL式焼結機に装入して焼結鉱を製造する方法にお
いて、前記事前造粒した原料を、給鉱ホッパーに直接又
はその1〜2基前のコンベアベルト上に、別系統で供給
することとしているのであり、また、その際に、焼結機
のパレット直下に配置した温度計、風量計及び/又は焼
結機の排鉱部に設置したカメラからの検出信号によって
推定した原料の焼成状況に応じて、給鉱ホッパーあるい
はコンベアベルトの幅方向所定位置に、事前造粒した原
料を供給可能なように供給位置の制御を行うこととして
いるのである。
【0010】
【作用】本発明焼結鉱の製造方法は、事前造粒した原料
を、給鉱ホッパーに直接又はその1〜2基前のコンベア
ベルト上に、別系統で供給するので、事前造粒した原料
の破壊が大幅に防止できる。また、本発明では、焼結機
のパレット直下に配置した温度計、風量計及び/又は焼
結機の排鉱部に設置したカメラからの検出信号によって
推定した原料の焼成状況に応じて、給鉱ホッパーあるい
はコンベアベルトの幅方向所定位置に、事前造粒した原
料を供給可能なように供給位置の制御を行うので、焼結
ベッド幅方向の通気性が可及的に均一となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明焼結鉱の製造方法を図1〜図4
に示す1実施例に基づいて説明する。図1は給鉱ホッパ
ーの幅方向所定位置に事前造粒した原料を供給する手段
の1例を断面して示す図面で、(a)は正面図、(b)
は側面図、図2は焼結機のパレット直下に配置する温度
計、風量計、及び焼結機の排鉱部に設置する赤外線カメ
ラの設置状態の説明図で、(a)は正面図、(b)は
(a)図のA−A断面図、図3(a)は本発明方法実施
時における図2(a)のA−A部でのパレット幅方向に
おける風量とガス温度の図、(b)は排鉱部における焼
結鉱の温度分布図、図4(a)は従来方法実施時におけ
る図2(a)のA−A部でのパレット幅方向における風
量とガス温度の図、(b)は排鉱部における焼結鉱の温
度分布図である。
【0012】図1において、15a、15bは給鉱ホッ
パー8を構成する装入ホッパー8aの直上に配置され、
ミキサー混合した焼結原料を装入ホッパー8a内に供給
する往復動コンベアであり、この往復動コンベア15
a、15bは、装入ホッパー8a内に供給されたミキサ
ー混合した焼結原料が、ロールフィーダー8bを経て焼
結機のパレット上に載せ置かれた際に、パレット幅方向
の粒度偏析をできるだけ少なくするために、パレット幅
方向に移動するようになっている。
【0013】16は前記往復動コンベア15a、15b
の直上に配置され、事前造粒した原料を装入ホッパー8
a内に供給するコンベアであり、このコンベア16も同
様にパレット幅方向に移動するようになっている。
【0014】本発明の第1は上記したコンベア16を使
用して、事前造粒した原料を、給鉱ホッパー8に直接、
別系統で供給するものであり、これにより事前造粒した
原料の破壊が大幅に防止できる。この場合、事前造粒し
た原料とミキサー混合した原料との混合が良好に行えな
いと考えがちであるが、給鉱ホッパー内でかなり混合さ
れるので、焼結鉱となした場合には何ら問題とならない
ことを本発明者は確認している。
【0015】17は焼結機9の例えば排鉱部直前の風箱
18部分におけるパレット直下の位置に配設された温度
計及び風量計、19は排鉱部に設置された赤外線カメラ
であり、これら温度計及び風量計17及び赤外線カメラ
19からの検出信号により、その設置位置における焼結
原料の焼成状況を推定し、この推定に基づいて、原料の
焼成がパレット幅方向において可及的に均一となるよう
に、事前造粒した原料の、装入ホッパー8a幅方向にお
ける供給量を制御するのである。これが、本発明の第2
である。
【0016】すなわち、一般的に、焼結原料焼成収縮時
には、パレット側板と原料との間に隙間が生じて漏風
し、また、コンベアベルト上の焼結原料が山形状をなし
ていることから、給鉱ホッパー8内に装入される焼結原
料はホッパー両側に粗粒偏析となっている。従って、焼
結ベッド幅方向の通気性は、パレットの両側が高くなっ
て焼結速度が速くなり、歩留りが悪いという欠点があ
る。
【0017】そこで、第2の本発明では、パレット幅方
向における中間部(中央部)に事前造粒した原料を選択
装入すべく、コンベア16を装入ホッパー8aの幅方向
所定位置に往復動させつつ供給位置の制御を行うのであ
る。そして、その際、原料の焼成がパレット幅方向にお
いて可及的に均一となるように、前述した位置に配設し
た温度計及び風量計17、赤外線カメラ19からの検出
信号に基づいて推定した、その設置位置における焼結原
料の焼成状況をフィードバック制御すれば、より良好な
結果がえられる。
【0018】第2の本発明では、選択装入すべき事前造
粒した原料は、ミキサー混合した原料と同じ化学成分の
ものに限らず、化学成分を変えたものであってもよい。
例えば、ミキサー混合した原料のCaOを低下し、事前
造粒した原料のCaOを増加することにより、焼結鉱の
耐還元粉化性の改善を図る(いわゆる分割添加)ことが
可能となる(図5参照)。
【0019】ちなみに、下記表1の粒度分布のミキサー
混合した原料に、同じく下記表2の粒度分布の事前造粒
した原料を、1次ドラムミキサーの直前で混合して焼結
鉱を製造した場合、図2のA−A部におけるパレット幅
方向における風量とガス温度の分布図、及び排鉱部にお
ける焼結鉱の温度分布図は図4に示すようであったが、
この図4をもとにフィードバック制御した第2の本発明
では図3に示すようにパレット幅方向の分布は可及的に
均一化した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、事前造粒した原料の破壊が防止でき、かつ、焼結機
上での幅方向における装入位置の選択制御が可能となる
ので、事前造粒した原料の添加効果を十二分に発揮さ
れ、ひいては生産の歩留りを向上させることができる。
【0023】なお、本実施例では事前造粒した原料を、
給鉱ホッパーに直接装入するものについて説明したが、
給鉱ホッパーの1〜2基前のコンベアベルト上に供給し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】給鉱ホッパーの幅方向所定位置に事前造粒した
原料を供給する手段の1例を断面して示す図面で、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】焼結機のパレット直下に配置する温度計、風量
計、及び焼結機の排鉱部に設置する赤外線カメラの設置
状態の説明図で、(a)は正面図、(b)は(a)図の
A−A断面図である。
【図3】(a)は本発明方法実施時における図2(a)
のA−A部でのパレット幅方向における風量とガス温度
の図、(b)は排鉱部における焼結鉱の温度分布図であ
る。
【図4】(a)は従来方法実施時における図2(a)の
A−A部でのパレット幅方向における風量とガス温度の
図、(b)は排鉱部における焼結鉱の温度分布図であ
る。
【図5】本発明方法を使用した分割添加が品質に与える
効果を示す図面である。
【図6】従来の事前造粒原料の添加フロー図である。
【図7】事前造粒原料の添加場所と崩壊指数との比較図
である。
【符号の説明】
8 給鉱ホッパー 9 焼結機 16 コンベア 17 温度計、風量計 19 赤外線カメラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事前造粒した原料と、ミキサー混合した
    焼結原料とを、給鉱ホッパーを介してDL式焼結機に装
    入して焼結鉱を製造する方法において、前記事前造粒し
    た原料を、給鉱ホッパーに直接又はその1〜2基前のコ
    ンベアベルト上に、別系統で供給することを特徴とする
    焼結鉱の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、焼結機の
    パレット直下に配置した温度計、風量計及び/又は焼結
    機の排鉱部に設置したカメラからの検出信号によって推
    定した原料の焼成状況に応じて、給鉱ホッパーあるいは
    コンベアベルトの幅方向所定位置に、事前造粒した原料
    を供給可能なように供給位置の制御を行うことを特徴と
    する焼結鉱の製造方法。
JP30834692A 1992-10-21 1992-10-21 焼結鉱の製造方法 Pending JPH06136456A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280837A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Nippon Steel Corp 焼結鉱の品質制御方法
KR101275367B1 (ko) * 2011-08-03 2013-06-17 주식회사 포스코 소결용 배합원료의 장입장치
JP2013130367A (ja) * 2011-12-22 2013-07-04 Jfe Steel Corp 焼結機および気体燃料供給方法

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