JPS5817813B2 - 微粉鉄鉱石を使う焼結鉱の生産においてその生産性を向上させる方法 - Google Patents

微粉鉄鉱石を使う焼結鉱の生産においてその生産性を向上させる方法

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JPS5817813B2
JPS5817813B2 JP55108277A JP10827780A JPS5817813B2 JP S5817813 B2 JPS5817813 B2 JP S5817813B2 JP 55108277 A JP55108277 A JP 55108277A JP 10827780 A JP10827780 A JP 10827780A JP S5817813 B2 JPS5817813 B2 JP S5817813B2
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JP
Japan
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sintering
ore
sintered
iron ore
raw material
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JP55108277A
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正治 福留
信 山崎
琢磨 児玉
雅義 奥山
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、微粉鉄鉱石を使う焼結鉱の生産においてそ
の生産性を向上させる方法に関し、とくに125μ以下
の微粉鉄鉱石を多量に使う条件下での焼結操業において
、焼結障害を起すことなく焼結鉱の生産性を上げ得るた
めの新規な方法について提案する。
普通、鉄鉱石はその粒度の大きさに応じて使用先が決め
られており、一般に約50μ以下の微粉鉄鉱石はペレッ
ト原料として使い、一方それよりも太き(8mmよりも
小さい範囲のものは焼結用原料として使用されている。
前述のペレットならびに焼結鉱は、同じように粉鉱石を
塊状化して得られるものであるが、これを処理方法に注
目して比較すると、ペレタイジングの方は焼結方法に比
べると、還元工程(竪型炉ロータリーキルン等)で高価
な重油を多量に使用しなければならないか□ら、大幅な
コストアップにつながる弱点がある。
一方、その両者を高炉用装)大原料として見ると、例え
ば、高炉燃料比は焼結鉱装入配合比が1%増加すると0
.8〜1.0 kg/ t−銑鉄の節約になるのに対し
、ペレットの場合では配合比1%増加に対し、0,4〜
0.6.kg/ を−銑鉄の節約にとどまる。
従って、上述のような意味で両者を比較すると、焼結鉱
の方が高炉用原料として優位にあると云えるのである。
このようなことから、従来は微粉であるがゆえに焼結原
料としての使用が制限され、主としてペレタイジングで
多く使用されるような;微粉鉄鉱石を、焼結用原料とし
て多量に使えれば極めて望ましいこと明白である。
ところが、かかる微粉(−125μ)を焼結工程で所定
量(20%)以上使うことについては、従来よく知られ
ているように、焼結が不可能にな・るか生産性が著しく
低下する欠点があった。
要するに、この本明の目的は、多量の前記微粉鉄鉱石を
使ってもなお、高炉用の焼結鉱としての品質を保ち得る
とともに、生産性を従来以上に上げ得る新規な方法につ
いて提案すあところにある。
しかして、その構成の要旨とするところは、焼結原料中
に、擬似粒子化作用をもつ凝集剤を添加するとともに、
下記の式; %式%() で表わされる粒度指数S が、200以上になるように
125μ以下の微粉鉄鉱石を配合した焼結原料を調整し
、常法により焼結する点にある。
以下にその構成の詳細を実施例とともに説明する。
従来の焼結方法は、焼結原料中とくに125μ以下の粒
度のものを微粉として、この微粉の割合が20%以下と
なるように管理しながら焼結操業を行っていた。
その微粉鉄鉱石の割合が20%を超えることは、生産性
および品質の両方が悪化する傾向が見られることからさ
けられ、実際今までは焼結操業自体が成り立たないとさ
れていたのである。
これに対し本発明方法では、まず焼結鉱配合原料中に、
消石灰や生石灰あるいは適宜のバインダーなどの調湿に
よって焼結原料粉に粘性を生じさせる凝集剤を添加する
ことにより、配合原料中の一125μの微粉を擬似粒子
化(1〜3mmの核粒子表面に微粉を付着させること)
させ、微粉が少ない状態(10%以下)に等しいかそれ
以上の通気性を与える処理を行う。
上述のような擬似粒子化の処理を前程として、本発明で
は次のような微粉鉄鉱石配合を行い焼結することとした
のである。
すなわち、その微粉鉄鉱石配合量については、本発明者
らの研究によれば、下記の式で表わされる粒度指数(S
)W・・・−125μの微粉鉄鉱 重量の重量% DP・・・平均粒度 について検討したところ、第2図に示すようにその値が
200以上になると、従来は著しい焼結障害を起してい
たのが却って生産性が向上するということを知見した。
要するに、従来ペレット用原料粉としていた一125μ
の微粉鉄鉱石を、焼結原料中に多量に配合しても焼結操
業が可能であるとともに、却って生産性を増大させるこ
とができることか判ったのである。
なお、前述の平均粒度DPは、 式 %式% で表わされる調和平均粒度を用いたものである。
次に、この発明方法の実施例について説明する。
第1図は、婢結原料の切出し配合から焼結機装入に至る
フローを略示したもので、図中1は焼結原料銘柄別ホッ
パーおよび微粉鉄鉱石、消石灰、石灰石、返鉱、コーク
スの各ホッパーを示し、2は、原料粉切出し用のベルト
コンベアを示す。
実施に当っては−まず銘柄別に所定量切出駐ベルトコン
ベア2上の焼結原料の実に、重ねて微粉鉄鉱石を熱い出
し、第1表に示す粒度構成にする。
次いで、消石灰を0.5%、1%の2水準で払い出し、
続いて石灰石を消石灰の添加に伴って各14.3%、1
3.7%、返し鉱30%、コークス4.5%を添加した
第1表は、通常の焼結原料および前記焼結原料をペニス
に微粉鉄鉱石を配合した粒度構成中の重量%を示したも
ので、表中Iが通常の焼結原料を表わす。
つぎの1次ミキサー3では、できるだけ多く添加水との
混合を図り、造粒効果を上げる意図から全部カロ水分の
85〜95%に相当する水分を加え、2次ミキサー4で
最終水分の調整を行い、水分5.5〜6%範囲で焼結機
の給鉱ホツパ−5に供給し、焼結鉱を製造した。
6は焼結機パレットを示す。
そして、その焼結の結果は次のようなものであった。
第1表のn、u、ivに示すように微粉鉄鉱石を焼結原
料Iに配合子ると、微粉部分である125μ以下が20
%を超え、従来の焼結操業ではさけられなければならな
い焼結原料構成となるものの、いずれも円滑な焼結操業
ができた。
第2表は、第1表に示した原料の各々の調和平径粒径D
及び粒度指数を示すもので、左欄■〜■表示は第1表
と同表示であり、本発明で言う焼結方法とは■及び■例
を示す。
そして、これに対応するその時の焼結鉱品質を第3表に
示す。
その結果から明らかなように、本発明の多量の微粉を添
加したI、IV例の場合も、シャッター指数(S。
■)、−5mm%、還元指数(RDI )等の品質に差
がないことが判った。
また、焼結鉱の生産性については前述した第2図に示す
関係が得られた。
図中、生産向上率とは第1表に示す■、すなわち通常の
焼結原料を消石灰無添加で焼結したものとの比較であり
、図中○・印は消石灰無加量各0.5%、1%のデータ
を示す。
これら生産向上率は、粒度指数200以下では消石灰の
添加量を変えても高々数%の差異であり見るべき効果は
期待できなかったが、粒度指数200以上では急激な上
昇が見られた。
すなイつち、多量の微粉鉄鉱石を焼結原料中に配合する
焼結方法にあっては、消石灰の添加に当り、本発明で言
う粒度指数を200以上とする原料配合とすることが生
産性向上のために必要であると云える。
その理由としては、粒度指数を200以上とし、消石灰
を加えると焼結過程における;とくに乾燥帯での擬似粒
子強度が強くなり、その補強の効果が焼結帯域にもその
まま引きつがれ、その結果良好な通気性を維持でき、か
かる大きな生産率上昇効果を発揮するものと考察してい
る。
なお、本発明の説明において消石灰添加で説明を行った
が、添加後は添加水と反応し、結局は消石灰となる生石
灰添カロでも同様であり、生石灰使用に際しては添加水
の添加後、少なくとも8分以上経過した時点で、焼結機
上に配合原料が載置される状態が消石灰への反応上架ま
れる。
以上説明したごとく、本発明にかかる生産性向上の方法
によれば、設備改造、新規設備を必要とせず、品質の低
下をもたらすことなく高い生産性で多量の微粉鉄鉱石を
使用した焼結操業が可能であり、その効果は極めて大き
〈産業上有益な発明である。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図は、焼結原料切出しから焼結機装入までの
処理工程の概略を示すフロー図、第2図は、焼結原料の
粒度指数と生産向上率との関係を示す特性図である。 1・・・ホッパー、2・・・原料粉切出し用のベルトコ
ンベア、3・・・1次ミキサー、4・・・2次ミキサー
、5・・・給鉱ホツパ−,6・・・焼結機パレット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 配合割合で20%を越える−125μ微粉鉄功績を
    含む焼結原料を使いかつ擬似粒子化用凝集剤を添加して
    常法の焼結操業を行なうに当り、上記焼結原料につき、
    下記の式: でわされる粒度指数S が、200以上の値を示す大き
    さになるように、上記−125μ微粉鉄鉱石配合量を調
    節して焼結することを特徴とする微粉鉄鉱石を使う焼結
    鉱の生産においてその生産性を向上させる方法。
JP55108277A 1980-08-08 1980-08-08 微粉鉄鉱石を使う焼結鉱の生産においてその生産性を向上させる方法 Expired JPS5817813B2 (ja)

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JPS5735642A JPS5735642A (en) 1982-02-26
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JPS63177405U (ja) * 1987-05-07 1988-11-17
JPH0339122Y2 (ja) * 1984-05-02 1991-08-19

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JPS5515536A (en) * 1978-07-17 1980-02-02 Mitsubishi Electric Corp Constant current supply

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