JPH02270813A - 固型粉体化粧料 - Google Patents

固型粉体化粧料

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JPH02270813A
JPH02270813A JP9150189A JP9150189A JPH02270813A JP H02270813 A JPH02270813 A JP H02270813A JP 9150189 A JP9150189 A JP 9150189A JP 9150189 A JP9150189 A JP 9150189A JP H02270813 A JPH02270813 A JP H02270813A
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saturated fatty
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正彦 旭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固型粉体化粧料に関し、更に詳細には、粉体と
室温で液体状の特定のジアシルグリセリンを主成分とし
、皮膚上での密着性がよく、保湿性、化粧効果の持続性
に優れた固型粉体化粧料に関する。
〔従来の技術〕
固型粉体化粧料は、粉体成分及び油剤成分を主要成分と
して含有し、必要に応じて保湿剤、香料、薬効剤等を加
え、これらの成分を混合、粉砕後、プレス充填してなる
主にメークアップ用に使用される化粧料である。
従来の固型粉体化粧料は粉体成分の構成比率が70〜9
9重量%程度を占め、その成分としては、例えばタルク
、マイカ、雲母チタン、セリサイト、酸化チタン等の種
々の無機粉体が用いられてきた。更に粉体以外の成分と
して、結合剤としての目的で、スクヮラン、流動パラフ
ィン等の油剤のみを用いるか、或いは上記油剤とグリセ
リン、1.3−ブチレングリコール等の親水性保湿剤と
を適当な界面活性剤(例えばセスキオレイン酸ソルビタ
ン等ンで均一なエマルションにしたものが用いられてき
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の固型粉体化粧料に用いられる粉体
成分は、それ自体水分保持能を持たないため、かかる粉
体を多量に配合した粉体化粧料は、秋冬期の乾燥期には
肌がかさつき、密着性が不十分であるという欠点を有し
ていた。
また結合剤として配合されている油剤は閉塞効果により
皮膚からの水分蒸散を防くのみであり、更に閉塞効果の
大きい油剤はべたつき、ギラつきも大きいという欠点を
有していた。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明者等はこうした実情に鑑み、鋭意研究を行った結
果、粉体成分に室温で液体状の特定のジアシルグリセリ
ンを油剤として用いると、保湿性に優れるばかりでなく
、皮膚上での密着性、化粧効果の持続性に優れた固型粉
体化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、次の成分(八)及び(B)(A)下記一
般式(I)で表されるジアシルグリセリン 1〜30重
量% CH20R+ □ CB−0〜R2・・・ (I) CI□−〇−R8 〔式中、R1,R2,I?lのうち1つは炭素数11〜
]7の直鎖飽和脂肪酸残基を、1つは炭素数10〜18
の分岐飽和脂肪酸残基を、残余は水素を示す。〕 (B)粉体 70〜99重量% を含有することを特徴とする固型粉体化粧料を提供する
ものである。
本発明の(八)成分として用いられる弐N)で表される
ジアシルグリセリンは皮膚、粘膜、毛髪に対して適度な
閉塞性、柔軟化効果を示し、また角層浸透性良好である
にもかかわらず低刺激性で、しかも安定性良好な新規な
油剤である。
上記式(I)で表されるジアシルグリセリンの製造に用
いられる炭素数11〜17の直鎖飽和脂肪酸とは具体的
にはウンデカン酸、ドデカン酸、トリデカン酸、テトラ
デカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデ
カン酸が挙げられる。式(I)中の直鎖飽和脂肪酸残基
が炭素数10以下の場合は加水分解が激しく、液状油剤
として適さない。また直鎖飽和脂肪酸残基が炭素数18
以上の場合は凝固点の上昇をもたらし液状油剤として適
さない。
また上記式(I)で表されるジアシルグリセリンの製造
に用いられる炭素数10〜18の分岐飽和脂肪酸とは具
体的にはジメチルオクタン酸、トリメチルへブタン酸、
ブチルメチルヘキサン酸、エチルメチルノナン酸、プロ
ピルメチルノナン酸、トリメチルデカン酸、ペンチルメ
チルオクタン酸、ブチルメチルノナン酸、プロピルドデ
カン酸、ペンチルデカン酸、ヘキシルデカン酸、プチル
ペンチルペブタン酸、ヘキシルドデカン酸、ペンデルウ
ンデカン酸、7−メチル−2−(3−メチルヘキシル)
デカン酸、7−メチル−2−(3−メチルブチル)オク
タン酸、5゜7.7−トリメチルー2−(L3,3− 
)リメチルブチル)オクタン酸等が挙げられ、日産化学
■製でイソデカン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチ
ン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸が市販され
ている。
本発明に用いられるジアシルグリセリンは、上記の分岐
飽和脂肪酸及び直鎖飽和脂肪酸とグリセリンから通常の
アシルグリセリンを製造する方法によって製造される。
例えば、上記の分岐飽和脂肪酸及び直鎖飽和脂肪酸とグ
リセリンを等モル配合し、200〜230 ’Cに加熱
し、生成する水を減圧下で除くことによって、これらの
アシルグリセリン混合物が生成する。この生成物を蒸留
もしくはカラムクロマト処理することによって、ジアシ
ルグリセリンフラクションを得ることができる。ただし
、このジアシルグリセリンはランダム混合物であるため
、つまり、分岐飽和脂肪酸残基のみから成るジアシルグ
リセリン、分岐飽和脂肪酸残基と直鎖飽和脂肪酸残基と
から成るジアシルグリセリン、及び直鎖飽和脂肪酸残基
のみから成るジアシルグリセリンの混合物であるため、
これらの融点差を利用して、更にヘキサン等の溶剤を用
いた再結晶化法により目的とする本発明に用いられるジ
アシルグリセリンを得る。
より有利な製造法として分岐飽和脂肪酸もしくは直鎖飽
和脂肪酸のいずれか一方をより反応性の高い誘導体に導
きエステル化することもできる。反応性の高い誘導体の
一つは、脂肪酸の酸ハライドであり、これを経る場合の
好ましい具体例においては、先ず、原料分岐飽和脂肪酸
に、この分岐飽和脂肪酸1モル当たり1〜5モル、好ま
しくは1〜2モルの塩化チオニル、臭化チオニル、三塩
化リン等のハロゲン化試薬を0〜100 ’C1好まし
くは20〜80°Cで反応せしめて酸ハライドに導く。
片や直鎖飽和脂肪酸1モルとグリセリン1モルとを20
0〜230°Cに加熱し、生成する水を減圧下で除くこ
とによって直鎖飽和脂肪酸のアシルグリセリンが得られ
る。
このものを、分子蒸留することによって、直鎖飽和脂肪
酸のモノアシルグリセリンを得る。そこで前述した分岐
飽和脂肪酸ハライドと、分岐飽和脂肪酸ハライド1モル
当たり0.5〜3モル、好ましくは1〜1.5モルの直
鎖飽和脂肪酸のモノアシルグリセリンとを、酸ハライド
に対して1〜3モル、好ましくは1〜1.5モルのピリ
ジン、キノリン等の脱ハロゲン化水素剤を用い、例エバ
ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン等の適当な不
活性溶剤中(酸ハライドに対して1〜10倍容量、好ま
しくは3〜5倍容量)で50〜100°C1好ましくは
60〜80°Cで加熱撹拌しながら反応させる。生成す
るハロゲン化水素アミン塩を除去したアシルグリセリン
を、分子蒸留もしくはカラムクロマト処理することによ
って目的とする分岐飽和脂肪酸残基と直鎖飽和脂肪酸残
基とを含むジアシルグリセリンを得ることができる。
更に有利な製造方法として反応性の高い誘導体を経るこ
となく、リパーゼを用いて製造することができる。先ず
、分岐飽和脂肪酸約1モルとグリセリン約1モルとを2
00〜230°Cに加熱し、生成する水を減圧下で除く
ことによって、分岐飽和脂肪酸残基を有するアシルグリ
セリンを得て、分子蒸留を通して分岐飽和脂肪酸残基を
有するモノアシルグリセリンを得る。このモノアシルグ
リセリンと直鎖飽和脂肪酸をほぼ等モル量配合し、リパ
ーゼを触媒としてエステル化反応を行うことによって目
的とする分岐飽和脂肪酸残基と直鎖飽和脂肪酸残基とを
含むジアシルグリセリンが得られる。エステル化の程度
に応じて、後処理として分子蒸留を行う。例えば直鎖飽
和脂肪酸のエステル化率が低い場合は、残余の直鎖飽和
脂肪酸及びモノアシルグリセリンを除去する必要がある
。また、トリアジルグリセリンの副生も分子蒸留カラム
クロマトにより除去することができる。リパーゼを触媒
として用いる場合、α−位選択性を有するリパーゼある
いは部分グリセリドに選択的なリパーゼは最も有効であ
る。
以上の方法のうち、リパーゼを用いる方法が経済性、生
成する油剤の純度の面で最も好ましい。いずれの方法に
よるにしろ、得られる油剤はモノアシルグリセリン、ジ
アシルグリセリン及びトリアジルグリセリンの混合物で
ある。本発明の目的を達成するためには、この油剤中の
ジアシルグリセリン含量が70重量%以上、特に80重
量%以上、さらには90重量%以上であり、このジアシ
ルグリセリンのうち式(I)で表されるもの、即ちジア
シルグリセリン中の2個のアシル基のうちの一方が炭素
数11〜17の直鎖飽和脂肪酸残基で他方が炭素数10
〜18の分岐飽和脂肪酸残基であるものが70重量%以
上、特に80重量%以上、さらに90重量%以上である
ものが好ましい。
このようにして得られた式(I)で表されるジアシルグ
リセリンは本発明の固型粉体化粧料中に1〜30重量%
配合される。
本発明の(B)成分である粉体としては、一般に化粧料
として用いられる粉体を用いることができ、例えばタル
ク、カオリン、セリサイト、無水ケイ酸等の体質顔料;
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、群青等の無機顔料;雲
母チタン、マイカ等のパール顔料:青色404号、赤色
202号、黄色401号等の有機顔料;ステアリン酸マ
グネシウム、パルミチン酸亜鉛等の金属石鹸;ナイロン
等の合成樹脂等を挙げることができる。
これらの粉体は一種でも二種以上を混合して用いてもよ
く、配合量は化粧料の種類により異なるが、本発明の固
型粉体化粧料全量中70〜99重量%であり、特に80
〜95重量%が好ましい。
本発明の固型粉体化粧料には、本発明の効果を損なわな
い範囲で上記必須成分の他に化粧料成分として一般に使
用されている他の油分、界面活性剤、保湿剤、紫外線吸
収剤、キレート剤、pH11整剤、防腐剤、香料等の通
常化粧料に用いられる成分を適宜配合することができる
本発明の固型粉体化粧料は、例えば、(八)成分を含む
油相成分を(B)成分の粉体成分に加えて混合し、粉砕
した後、容器に充填することにより製造される。
〔発明の効果〕
本発明の固型粉体化粧料は高い保湿性を有し、しかも肌
への密着性が良く、化粧効果の持続性に優れた化粧料で
ある。
〔実施例] 以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
参考例1 温度計、窒素キャピラリー、還流冷却器(水分離管材)
、撹拌器を備えた容量2iの反応容器に、7−メチル−
2−(3−メチルヘキシル)デカン酸568g (2,
0モル)と精製グリセリン184 g(2,0モル)、
水酸化カルシウム1.2gを仕込み、窒素ガス通気下で
230〜240°Cにてエステル化を行った。約10時
間後、水の生成が殆ど認められなくなった事を確認し、
減圧蒸留に切り替え、210〜220°C/ 15〜2
5mmHHの条件下で未反応のグリセリンを除去した。
留出グリセリンがほとんど認められなくなった後、反応
混合物を薄膜式分子蒸留器にて蒸留を行い、170〜1
75°C10,03〜0.O5mmHgの留分225g
を得た。
このものは7−メチル−2−(3−メチルへキシル)デ
カン酸のモノアシルグリセリンであった。
水酸基価 309.0 合成例1 温度計、還流冷却器、撹拌器を備えた容量21の反応容
器に7−メチル−2−(3−メチルヘキシル)デカン酸
のモノアシルグリセリン358g(Iモル)、テトラデ
カン酸(ミリスチン酸)274 g (I,2モル)、
市販リパーゼ製剤Lipozyme3A (陰イオン交
換樹脂に固定化したムコール・ミーハイ (Mucor
 m1ehei)起源のリパーゼ、ノボインダストリー
・A−5社製)80gを加えた。
50°Cに加悲し、100〜300 n+mHgの減圧
下で5時間撹拌しエステル化反応を行った。反応終了後
、リパーゼ製剤を濾過し、濾液の反応物を190〜19
5°C30403〜0.05+++mHHの条件下で薄
膜式分子蒸留器を用い蒸留し、過剰のミリスチン酸及び
未反応のモノアシルグリセリンを除去し、目的とする7
−メチル−2−(3−メチルヘキシル)デカン酸とミリ
スチン酸を残基とするジアシルグリセリン548gを得
た。
合成例2 7−メチル−2−(3−メチルブチル)オクタン酸のモ
ノアシルグリセリン302 g (I,0モル)とミリ
スチン酸274 g (I,2モル)を用いて、合成例
1と同様の反応操作を行い7−メチル−2−(3−メチ
ルブチル)オクタン酸とミリスチン酸を残基とするジア
シルグリセリン492gを得た。
合成例3 イソデカン酸(ジメチルオクタン酸とトリメチルペプタ
ン酸の混合物)のモノアシルグリセリン246 g (
I,0モル)とミリスチン酸274 g (I,2モル
)を用いて、合成例1と同様の反応操作を行いイソデカ
ン酸とミリスチン酸を残基とするジアシルグリセリン3
67gを得た。
合成例4 温度計、還流冷却器、撹拌器を備えた容量21の反応容
器に5.1.1− )リメチル−2−(L3゜3−トリ
メチルブチル)オクタン酸のモノアシルグリセリン35
6 g (Iモル)、ドデカン酸240g (I,2モ
ル)、市販リパーゼ製剤Lipozyme 3A(陰イ
オン交換相−脂に固定化したムコール・ミーハイ (M
(Icmrmiehei)起源のリパーゼ、ノボインダ
ストリー・八・S社製180gを加えた。50°Cに加
熱し、100〜300 mm11gの減圧下で5時間撹
拌しエステル化反応を行った。反応終了後、リパーゼ製
剤を濾過し、濾液の反応物を190〜195°C20,
03〜0.0O5mm1(の条件下で薄膜式分子蒸留器
を用い蒸留し、過剰のドデカン酸及び未反応のモノアシ
ルグリセリンを除去し、目的とする5、7.7−)リメ
チル−2−(I,3,3−)リメチルブチル)オクタン
酸とドデカン酸を残基とするジアシルグリセリン464
gを得た。
合成例5 5.7.7−)リメチル−2−(I,3,3−トリメチ
ルブチル)オクタン酸のモノアシルグリセリン356g
(Iモル)とヘキサデカン酸307 g (I,2モル
)を用いて、合成例4と同様の反応操作を行い、5,7
.7−ドリメチルー2−(L3,3−1−リメチルブチ
ル)オクタン酸とヘキサデカン酸を1 ζ 残基とするジアシルグリセリン521 gを得た。
合成例6 合成例5のヘキサデカン酸をテトラデカン酸274 g
 (I,2モル)と変える以外、合成例4と同様の反応
操作を行い、5,7.7−)リメチル−2−(L3,3
−1−リメチルブチル)オクタン酸とテトラデカン酸を
残基とするジアシルグリセリン506gを得た。
合成例7(比較) 温度計、還流冷却器、撹拌器を備えた容量21の反応容
器に2−ヘプチルウンデカン酸のモノアシルグリセリン
358g(Iモル)、オクタデカン酸(ステアリン酸)
  340g(I,2モル)、市販リパーゼ製剤Lip
ozyme 3A (ノボインダストリー・A−5社製
)80gを加えた。70°Cに加熱し、100〜300
 n+n+)Igの減圧下で5時間撹拌しエステル化反
応を行った。反応終了後、リパーゼ製剤を濾過し、濾液
の反応物を190〜195°C10,03〜0.05n
mHHの条件下で薄膜式分子蒸留器を用い蒸留し、過剰
のステアリン酸及び未反応のモノアシルグリセリンを除
去し、2−へブチルウンデカン酸とステアリン酸を残基
とするジアシルグリセリン530 gを得た。
合成例8(比較) 比較例1と同様の反応容器に2−エチルへキサン酸のモ
ノアシルグリセリン218g(Iモル)、オクタン酸1
73 g (I,2モル)、市販リパーゼ製剤Lipo
zyme 3八 80gを加えた。40°Cに加熱し、
100〜300 mmHgの減圧下で5時間撹拌しエス
テル化反応を行った。反応終了後、リパーゼ製剤を濾過
し、濾液の反応物を90〜100°C,0,05〜0.
07m+mHgの条件下で薄膜式分子蒸留器を用い暴留
し、過剰のオクタン酸及び未反応のモノアシルグリセリ
ンを除去し、2−エチルヘキサン酸とオクタン酸を残基
とするジアシルグリセリン265gを得た。
合成例1〜8で得られたジアシルグリセリンからなる液
状油の純度及び物性値を表−1に示す。
実施例1(パウダーファウンデーション)■裟ユ里Ju
l ■タルク              残量■マイカ 
              40■ジセチルリン酸処
理セリサイト   30■酸化チタン        
    10■ベンガラ              
  0.8■黄酸化鉄              2
.5■黒酸化鉄             0,1■ジ
アシルグリセリン(合成例1〜8)8■ミツロウ   
           2[相]防腐剤       
        0.10香料           
     0.05製−抜 上記成分■〜■を粉砕混合してヘンシェルミキサーに移
し、成分■〜[相]を80°Cで混合溶解したものを加
えて均一に混合した。これに成分■を加えて混合した後
、再び粉砕して篩に通した。
これを全血に圧縮成型して、パウダーファウンデーショ
ンを得た。
合成例1〜6のジアシルグリセリンを配合したファウン
デーションは皮膚への密着性が良く、しっとりとした感
触があったのに対し、合成例7のジアシルグリセリンを
配合したファウンデーションはやや重い、べたついた感
触があった。
また合成例8のジアシルグリセリンを配合したファウン
デーションでは皮膚につけたとき灼熱感があり、またジ
アシルグリセリンに由来する分解臭がした。
実施例2(プレストパウダー) 皿載X ■タルク              残量■マイカ 
              40■ジセチルリン酸処
理セリサイト   40■酸化チタン        
     0.5■ベンガラ            
   0.1■黄酸化鉄              
0.1■黒酸化鉄              0.0
1■ジアシルグリセリン(合成例1〜B)8■ミツロウ
              2 n [相]防腐剤               0.10
香料                0.05に」夫 上記組成を用い、実施例1と同様にしてプレストパウダ
ーを得た。
合成例1〜6のジアシルグリセリンを配合したプレスト
パウダーは皮膚への密着性が良く、しっとりとした感触
があったのに対し、合成例7のジアシルグリセリンを配
合したプレストパウダーはやや重い、べたついた感触が
あった。
また合成例8のジアシルグリセリンを配合したプレスト
パウダーでは皮膚につけたとき灼熱感があり、またジア
シルグリセリンに由来する分解臭がした。
実施例3(パウダーアイシャドウ) 別迩し℃1量受O− ■ジセチルリン酸処理セリサイト   残量■マイカ 
              30■ナイロンパウダー
          10■ベンガラ        
       0.4■黄酸化鉄          
    2.0■黒酸化鉄             
0.02■ジアシルグリセリン(合成例1〜8)8■ミ
ツロウ              2■防腐剤   
           0.1[相]香料      
          0.05製−扶 上記成分■〜■を粉砕混合してヘンシェルミキサーに移
し、成分■〜■を80°Cで混合溶解したものを加えて
均一に混合した。これに成分[相]を加えて混合した後
、再び粉砕して篩に通した。
これを全血に圧縮成型して、パウダーアイシャドウを得
た。
合成例1〜6のジアシルグリセリンを配合したパウダー
アイシャドウはまぶたへの密着性が良く、しっとりした
感触があったのに対し、合成例7のジアシルグリセリン
を配合したパウダーアイシャドウではやや重い、べたつ
いた感触であった。また合成例8のジアシルグリセリン
を配合したパウダーアイシャドウではまぶたにつけたと
き灼熱怒があった。
実施例4(はぼ紅) 凪成ユILXXL ■タルク              残量■カオリン
               40■酸化チタン  
          5■赤色202号       
      2■ジアシルグリセリン(合成例1〜6)
8■ミツロウ              2■防腐剤
               0,1■香料    
            0.05製−抜 上記成分■〜■を粉砕混合してヘンシェルミキサーに移
し、成分■〜■を80°Cで混合溶解したものを加えて
均一に混合した。これに成分■を加えて混合した後、再
び粉砕して篩に通した。これを合冊に圧縮成型して、は
ぼ紅を得た。
出願人代理人  古 谷   馨

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の成分(A)及び(B) (A)下記一般式( I )で表されるジアシルグリセリ
    ン 1〜30重量% ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) 〔式中、R_1、R_2、R_3のうち1つは炭素数1
    1〜17の直鎖飽和脂肪酸残基を、1つは炭素数10〜
    18の分岐飽和脂肪酸残基を、残余は水素を示す。〕 (B)粉体 70〜99重量% を含有することを特徴とする固型粉体化粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100355009B1 (ko) * 2000-12-13 2002-10-12 이계성 피부미백세정제
US7648714B2 (en) * 2004-08-05 2010-01-19 Kao Corporation Food for skin moisture retention
EP3821874A1 (fr) 2019-11-14 2021-05-19 Le Rouge Français Composition cosmétique pour le maquillage avec extrait colorant d'origine végétale et composé solide lamellaire insoluble dans l'eau et non silicié

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JP2693816B2 (ja) 1997-12-24

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