JPH05112424A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH05112424A JPH05112424A JP27400991A JP27400991A JPH05112424A JP H05112424 A JPH05112424 A JP H05112424A JP 27400991 A JP27400991 A JP 27400991A JP 27400991 A JP27400991 A JP 27400991A JP H05112424 A JPH05112424 A JP H05112424A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- hydrocarbon group
- oil
- glyceryl ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/42—Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences
- C08G77/46—Block-or graft-polymers containing polysiloxane sequences containing polyether sequences
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/12—Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記の成分(A)、(B)及び(C)
(A)油ゲル化剤
(B)次の一般式(1)
【化1】
で表わされるアルキルグリセリルエーテル変性シリコー
ン (C)シリコーン油 を含有する化粧料。 【効果】 べとつきがなく、さっぱりした感触を与え、
しかも、安定である。
ン (C)シリコーン油 を含有する化粧料。 【効果】 べとつきがなく、さっぱりした感触を与え、
しかも、安定である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、べとつきがなく、さっ
ぱりとした感触を与え、しかも安定である化粧料に関す
る。
ぱりとした感触を与え、しかも安定である化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り用いられている油性のゲル状化粧料は、皮膚表面に油
膜を形成し水分蒸散を防止し、撥水性に優れ、化粧くず
れが少ないという特徴を有する。しかしながら、油性ゲ
ル状化粧料は、その油性成分により、塗布したときの油
性感やべたつき感が強いという問題点を有している。一
方、シリコーン油は滑沢性、撥水性に優れた油性基剤と
して知られ、さっぱりした感触を与え、また耐油性も向
上させる。しかしながら、油分としてシリコーン油を用
いると均一にゲル化することが困難であり、更に生成し
たゲルも安定性に欠け、シリコーン油のしみ出し等が生
じてしまうという欠点があった。
り用いられている油性のゲル状化粧料は、皮膚表面に油
膜を形成し水分蒸散を防止し、撥水性に優れ、化粧くず
れが少ないという特徴を有する。しかしながら、油性ゲ
ル状化粧料は、その油性成分により、塗布したときの油
性感やべたつき感が強いという問題点を有している。一
方、シリコーン油は滑沢性、撥水性に優れた油性基剤と
して知られ、さっぱりした感触を与え、また耐油性も向
上させる。しかしながら、油分としてシリコーン油を用
いると均一にゲル化することが困難であり、更に生成し
たゲルも安定性に欠け、シリコーン油のしみ出し等が生
じてしまうという欠点があった。
【0003】従って、本発明の目的はシリコーン油の持
つ、耐油・耐水性及び優れた感触という特徴を生かしな
がら、安定性に優れたゲル状化粧料を得ることにある。
つ、耐油・耐水性及び優れた感触という特徴を生かしな
がら、安定性に優れたゲル状化粧料を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる実状に
鑑み、シリコーン油を含み、安定なゲル状化粧料を開発
すべく鋭意研究を行った結果、油ゲル化剤及びシリコー
ン油に、特定の有機変性シリコーンを配合した組成物が
安定なゲルを形成し、耐水性、耐油性、使用感及び経時
安定性に優れることを見出し本発明を完成した。
鑑み、シリコーン油を含み、安定なゲル状化粧料を開発
すべく鋭意研究を行った結果、油ゲル化剤及びシリコー
ン油に、特定の有機変性シリコーンを配合した組成物が
安定なゲルを形成し、耐水性、耐油性、使用感及び経時
安定性に優れることを見出し本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は下記の成分(A)、
(B)及び(C) (A)油ゲル化剤 (B)次の一般式(1)
(B)及び(C) (A)油ゲル化剤 (B)次の一般式(1)
【0006】
【化2】
【0007】〔式中、R1 〜R12のうち、少なくとも1
つは次式(2) -Q-O-CH2CH(OR13)CH2OR14 (2) (式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基を示し、
R13及びR14はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の炭
化水素基を示し、そのうち少なくとも一方は水素原子で
ある。)で表わされる基であり、残りが炭素数1〜30
の直鎖、分岐鎖もしくは環状の炭化水素基又は次式
(3) -X-R15 (3) (式中、Xはエーテル結合及び/又はエステル結合を含
む二価炭化水素基を、R 15は炭素数1〜30の直鎖、分
岐鎖又は環状の炭化水素基を示す。)で表わされる基で
あり、l、m及びnは0以上2000以下の数を示し、
l+m+n=0のときR1 〜R3 、R10〜R12のうち、
少なくとも1つは基(2)を示す。ただし、R1 〜R12
のうち1つが、QがトリメチレンでR13及びR14が共に
水素原子である基(2)であり、かつ残り全てがメチル
基である場合を除く。〕で表わされるアルキルグリセリ
ルエーテル変性シリコーン (C)シリコーン油 を含有する化粧料を提供するものである。
つは次式(2) -Q-O-CH2CH(OR13)CH2OR14 (2) (式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基を示し、
R13及びR14はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の炭
化水素基を示し、そのうち少なくとも一方は水素原子で
ある。)で表わされる基であり、残りが炭素数1〜30
の直鎖、分岐鎖もしくは環状の炭化水素基又は次式
(3) -X-R15 (3) (式中、Xはエーテル結合及び/又はエステル結合を含
む二価炭化水素基を、R 15は炭素数1〜30の直鎖、分
岐鎖又は環状の炭化水素基を示す。)で表わされる基で
あり、l、m及びnは0以上2000以下の数を示し、
l+m+n=0のときR1 〜R3 、R10〜R12のうち、
少なくとも1つは基(2)を示す。ただし、R1 〜R12
のうち1つが、QがトリメチレンでR13及びR14が共に
水素原子である基(2)であり、かつ残り全てがメチル
基である場合を除く。〕で表わされるアルキルグリセリ
ルエーテル変性シリコーン (C)シリコーン油 を含有する化粧料を提供するものである。
【0008】本発明で用いる(A)成分の油ゲル化剤
は、一般の油ゲル化剤であればいずれも用いることがで
きる。具体的には、12−ヒドロキシステアリン酸;デ
キストリンとパルミチン酸、ステアリン酸等との高級脂
肪酸エステル;ジセチルリン酸アルミニウム、ジセチル
リン酸カルシウム等のジアルキルリン酸多価金属塩(特
公平1−41122号)、ジアルキルリン酸ポリアルミ
ニウム塩(特開平1−193278号);ラウロイルグ
ルタミン酸ジブチルアミド(味の素(株)製,GP−
1);ステアリン酸アルミニウム等の金属石鹸等が例示
される。油ゲル化剤は1種でも2種以上を用いてもよ
く、配合量は0.5 〜20重量%(以下、単に「%」で示
す)とすることが好ましい。この範囲外であると安定な
ゲルを得られないことがあり、好ましくない。
は、一般の油ゲル化剤であればいずれも用いることがで
きる。具体的には、12−ヒドロキシステアリン酸;デ
キストリンとパルミチン酸、ステアリン酸等との高級脂
肪酸エステル;ジセチルリン酸アルミニウム、ジセチル
リン酸カルシウム等のジアルキルリン酸多価金属塩(特
公平1−41122号)、ジアルキルリン酸ポリアルミ
ニウム塩(特開平1−193278号);ラウロイルグ
ルタミン酸ジブチルアミド(味の素(株)製,GP−
1);ステアリン酸アルミニウム等の金属石鹸等が例示
される。油ゲル化剤は1種でも2種以上を用いてもよ
く、配合量は0.5 〜20重量%(以下、単に「%」で示
す)とすることが好ましい。この範囲外であると安定な
ゲルを得られないことがあり、好ましくない。
【0009】本発明で用いられる(B)成分のアルキル
グリセリルエーテル変性シリコーンは、前記式(1)で
示されるものであるが、式中、Qで示される炭素数3〜
20の二価炭化水素基としては、トリメチレン、テトラ
メチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメ
チレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカメチレ
ン、ウンデカメチレン、ドデカメチレン、テトラデカメ
チレン、ヘキサデカメチレン、オクタデカメチレン等の
直鎖アルキレン基;プロピレン、2−メチルトリメチレ
ン、2−メチルテトラメチレン、2−メチルペンタメチ
レン、3−メチルペンタメチレン等の分岐鎖アルキレン
基等が挙げられる。R13又はR14で示される炭素数1〜
5の炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、イソプロピル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、ネオペンチル、シクロペンチル等の直
鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基等が挙げられる。また
Xで示されるエーテル結合及び/又はエステル結合を含
む二価炭化水素基としては-(CH2)r-(OC2H4)p-(OC3H6)q-
O-(ここでp及びqは0以上50以下の数、rは3以上
20以下の整数)、-(CH2)r-O-CO-、-(CH2)r-COO-等が挙
げられる。更に炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状
の炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシ
ル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイ
コシル、ドエイコシル、テトラエイコシル、ヘキサエイ
コシル、オクタエイコシル、トリアコンチル等の直鎖ア
ルキル基;イソプロピル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、1−ヘプ
チルデシル等の分岐鎖アルキル基;シクロペンチル、シ
クロヘキシル、アビエチル、コレステリル等の環状アル
キル基などが挙げられる。そして、l、m及びnは、原
料となるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの入手
のしやすさ、製造時の操作性などの点から0以上200
0以下の範囲とすることが好ましい。
グリセリルエーテル変性シリコーンは、前記式(1)で
示されるものであるが、式中、Qで示される炭素数3〜
20の二価炭化水素基としては、トリメチレン、テトラ
メチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメ
チレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカメチレ
ン、ウンデカメチレン、ドデカメチレン、テトラデカメ
チレン、ヘキサデカメチレン、オクタデカメチレン等の
直鎖アルキレン基;プロピレン、2−メチルトリメチレ
ン、2−メチルテトラメチレン、2−メチルペンタメチ
レン、3−メチルペンタメチレン等の分岐鎖アルキレン
基等が挙げられる。R13又はR14で示される炭素数1〜
5の炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、イソプロピル、sec−ブチル、t
ert−ブチル、ネオペンチル、シクロペンチル等の直
鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基等が挙げられる。また
Xで示されるエーテル結合及び/又はエステル結合を含
む二価炭化水素基としては-(CH2)r-(OC2H4)p-(OC3H6)q-
O-(ここでp及びqは0以上50以下の数、rは3以上
20以下の整数)、-(CH2)r-O-CO-、-(CH2)r-COO-等が挙
げられる。更に炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状
の炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシ
ル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイ
コシル、ドエイコシル、テトラエイコシル、ヘキサエイ
コシル、オクタエイコシル、トリアコンチル等の直鎖ア
ルキル基;イソプロピル、sec−ブチル、tert−
ブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、1−ヘプ
チルデシル等の分岐鎖アルキル基;シクロペンチル、シ
クロヘキシル、アビエチル、コレステリル等の環状アル
キル基などが挙げられる。そして、l、m及びnは、原
料となるオルガノハイドロジェンポリシロキサンの入手
のしやすさ、製造時の操作性などの点から0以上200
0以下の範囲とすることが好ましい。
【0010】上記アルキルグリセリルエーテル変性シリ
コーン(1)のうち、R1 〜R12のうちの少なくとも1
つが基(2)におけるQが炭素数3〜20の直鎖又は分
岐鎖のアルキル基であり、残りが炭素数1〜30の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基である化合物が好ましい。ま
た、本発明化粧料において、(C)成分のシリコーン油
含量の少ないものを配合する場合の成分(B)として
は、次の式(4)、(5)又は(6)で示される化合物
が好ましく、更に皮膚に対する刺激性を考慮すると式
(5)で示される化合物が特に好ましい。
コーン(1)のうち、R1 〜R12のうちの少なくとも1
つが基(2)におけるQが炭素数3〜20の直鎖又は分
岐鎖のアルキル基であり、残りが炭素数1〜30の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基である化合物が好ましい。ま
た、本発明化粧料において、(C)成分のシリコーン油
含量の少ないものを配合する場合の成分(B)として
は、次の式(4)、(5)又は(6)で示される化合物
が好ましく、更に皮膚に対する刺激性を考慮すると式
(5)で示される化合物が特に好ましい。
【0011】
【化3】
【0012】〔式中、R1Aは炭素数8〜24の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基を示し、sは0〜3、tは8〜2
4、uは3〜100、wは2〜50、vは1/2w〜6
w、xは8〜18、yは8〜18、zは0〜1を示
す。〕 なお、これらのアルキルグリセリルエーテル変性シリコ
ーン(1)は一種又は二種以上を組み合せて用いること
ができる。
分岐鎖のアルキル基を示し、sは0〜3、tは8〜2
4、uは3〜100、wは2〜50、vは1/2w〜6
w、xは8〜18、yは8〜18、zは0〜1を示
す。〕 なお、これらのアルキルグリセリルエーテル変性シリコ
ーン(1)は一種又は二種以上を組み合せて用いること
ができる。
【0013】アルキルグリセリルエーテル変性シリコー
ン(1)は、例えば次の反応式に従って製造することが
できる。 (イ)基(3)を有さないアルキルグリセリルエーテル
変性シリコーン(1a)の製法
ン(1)は、例えば次の反応式に従って製造することが
できる。 (イ)基(3)を有さないアルキルグリセリルエーテル
変性シリコーン(1a)の製法
【0014】
【化4】
【0015】〔式中、R16〜R27は少なくとも1つが水
素原子であり、残りが炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又
は環状の炭化水素基であり、l、m及びnは0以上20
00以下の数を示す。Q′は少なくとも1個の二重結合
を有する炭素数3〜20の炭化水素基を示し、R13及び
R14は前記と同じ意味を有する。R1′〜R12′のう
ち、少なくとも1つは基(2)であり、残りが炭素数1
〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基である。た
だし、R1′〜R12′のうち1つが、Qがトリメチレン
でR13及びR14が共に水素原子である基(2)であり、
かつ残り全てがメチル基である場合を除く。〕
素原子であり、残りが炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又
は環状の炭化水素基であり、l、m及びnは0以上20
00以下の数を示す。Q′は少なくとも1個の二重結合
を有する炭素数3〜20の炭化水素基を示し、R13及び
R14は前記と同じ意味を有する。R1′〜R12′のう
ち、少なくとも1つは基(2)であり、残りが炭素数1
〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基である。た
だし、R1′〜R12′のうち1つが、Qがトリメチレン
でR13及びR14が共に水素原子である基(2)であり、
かつ残り全てがメチル基である場合を除く。〕
【0016】すなわち、少なくとも1個のケイ素−水素
結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(4)に、アルケニルグリセリルエーテル(2′)を反
応させることにより、基(3)を有さないアルキルグリ
セリルエーテル変性シリコーン(1a)が得られる。 (ロ)基(3)を有するアルキルグリセリルエーテル変
性シリコーン(1b)の製法
結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(4)に、アルケニルグリセリルエーテル(2′)を反
応させることにより、基(3)を有さないアルキルグリ
セリルエーテル変性シリコーン(1a)が得られる。 (ロ)基(3)を有するアルキルグリセリルエーテル変
性シリコーン(1b)の製法
【0017】
【化5】
【0018】〔式中、R16′〜R27′は少なくとも2つ
が水素原子であり、残りが炭素数1〜30の直鎖、分岐
鎖又は環状の炭化水素基であり、l、m及びnは前記と
同じ意味を示す。Q′、R13及びR14は前記と同じ意味
を示す。X′は少なくとも1個に二重結合を有し、かつ
エーテル結合及び/又はエステル結合を含む炭化水素基
を、R15は前記と同じ意味を示す。R1″〜R12″のう
ち、少なくとも1つは基(2)であり、残りのうち少な
くとも1つは基(3)であり、残りが炭素数1〜30の
直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基である。〕
が水素原子であり、残りが炭素数1〜30の直鎖、分岐
鎖又は環状の炭化水素基であり、l、m及びnは前記と
同じ意味を示す。Q′、R13及びR14は前記と同じ意味
を示す。X′は少なくとも1個に二重結合を有し、かつ
エーテル結合及び/又はエステル結合を含む炭化水素基
を、R15は前記と同じ意味を示す。R1″〜R12″のう
ち、少なくとも1つは基(2)であり、残りのうち少な
くとも1つは基(3)であり、残りが炭素数1〜30の
直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基である。〕
【0019】すなわち、少なくとも2個のケイ素−水素
結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(4′)に、アルケニルグリセリルエーテル(2′)及
び化合物(3′)を反応させることにより、基(3)を
有するアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン(1
b)が得られる。ここで、化合物(2′)と化合物
(3′)は、どちらを先に化合物(4′)に反応させて
も、また同時に化合物(4′)に反応させてもよい。
結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(4′)に、アルケニルグリセリルエーテル(2′)及
び化合物(3′)を反応させることにより、基(3)を
有するアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン(1
b)が得られる。ここで、化合物(2′)と化合物
(3′)は、どちらを先に化合物(4′)に反応させて
も、また同時に化合物(4′)に反応させてもよい。
【0020】原料であるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサン(4)又は(4′)は、分子中に少なくとも1
個〔(4)〕又は少なくとも2個〔(4′)〕のケイ素
−水素結合を有することが必須とされるほかは、粘度、
分子構造等に特に制限はなく、公知の種々のものを使用
することができるが、原料の入手のしやすさ、製造時の
操作性などの点からl、m及びnが0以上2000以下
のものが好ましい。
ロキサン(4)又は(4′)は、分子中に少なくとも1
個〔(4)〕又は少なくとも2個〔(4′)〕のケイ素
−水素結合を有することが必須とされるほかは、粘度、
分子構造等に特に制限はなく、公知の種々のものを使用
することができるが、原料の入手のしやすさ、製造時の
操作性などの点からl、m及びnが0以上2000以下
のものが好ましい。
【0021】化合物(2′)としては、一般式(2′)
においてQ′がω−アルケニル基であるものが好まし
い。また、化合物(3′)としては、一般式(3′)に
おいてX′が
においてQ′がω−アルケニル基であるものが好まし
い。また、化合物(3′)としては、一般式(3′)に
おいてX′が
【0022】
【化6】
【0023】(r′は1以上18以下の整数を示し、p
及びqは前記と同じ)等であるものが好ましい。
及びqは前記と同じ)等であるものが好ましい。
【0024】前記(イ)及び(ロ)の反応は、触媒の存
在下に行われ、触媒としては一般にヒドロシリル化に用
いられるもの、例えば遊離ラジカル開始剤;光開始剤;
ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリ
ジウム、白金等の金属錯体化合物;これらをシリカゲル
又はアルミナに担持させたものなどが挙げられる。これ
らのうち、特に塩化白金酸、speier試薬(塩化白
金酸のイソプロピルアルコール溶液)等が好ましい。触
媒の使用量はオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(4)又は(4′)とアルケニルグリセルエーテル
(2′)及び/又は化合物(3′)との反応を促進する
のに充分な量であればよく、特に限定されないが、使用
されるオレフィン1mol に対して10-6〜10-1mol の
範囲が好ましい。
在下に行われ、触媒としては一般にヒドロシリル化に用
いられるもの、例えば遊離ラジカル開始剤;光開始剤;
ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリ
ジウム、白金等の金属錯体化合物;これらをシリカゲル
又はアルミナに担持させたものなどが挙げられる。これ
らのうち、特に塩化白金酸、speier試薬(塩化白
金酸のイソプロピルアルコール溶液)等が好ましい。触
媒の使用量はオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(4)又は(4′)とアルケニルグリセルエーテル
(2′)及び/又は化合物(3′)との反応を促進する
のに充分な量であればよく、特に限定されないが、使用
されるオレフィン1mol に対して10-6〜10-1mol の
範囲が好ましい。
【0025】本反応においては反応溶媒の使用は必須で
はないが、必要に応じて適当な溶媒中で反応を行っても
よい。反応溶媒としては、反応を阻害しないものであれ
ば特に限定されず、例えばペンタン、ヘキサン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素系溶媒;ベンゼン、トルエン、キ
シレン等のベンゼン系溶媒;ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル等のエーテル系溶媒;メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のア
ルコール系溶媒などが挙げられる。アルコール系溶媒を
使用する場合には、Si−Hと−OHとの間における脱
水素反応を防止ないし抑制するために、酢酸カリウム等
のpH調整剤(特開昭57−149290号公報)を用い
るのが好ましい。
はないが、必要に応じて適当な溶媒中で反応を行っても
よい。反応溶媒としては、反応を阻害しないものであれ
ば特に限定されず、例えばペンタン、ヘキサン、シクロ
ヘキサン等の炭化水素系溶媒;ベンゼン、トルエン、キ
シレン等のベンゼン系溶媒;ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル等のエーテル系溶媒;メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等のア
ルコール系溶媒などが挙げられる。アルコール系溶媒を
使用する場合には、Si−Hと−OHとの間における脱
水素反応を防止ないし抑制するために、酢酸カリウム等
のpH調整剤(特開昭57−149290号公報)を用い
るのが好ましい。
【0026】本反応に使用されるオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン(4)又は(4′)に対するアルケニ
ルグリセリルエーテル(2′)及び/又は化合物
(3′)の割合は、得られるアルキルグリセリルエーテ
ル変性シリコーン(1)が分子中に少なくとも1個以上
のケイ素結合グリセリル基(2)を有するに充分な量の
アルケニルグリセリルエーテル(2′)があれば、その
他の割合は任意でよいが、得られる化合物(1)を用い
て炭素系の油剤を乳化する場合は、基(2)と基(3)
の合計ユニット数が、残存するジメチルシロキサンユニ
ット数と同じ割合か又はそれ以上の範囲とし、シリコン
系の油剤を乳化する場合は、基(2)と基(3)の合計
ユニット数が、残存するジメチルシロキサンユニット数
の1/5以下の範囲とするのが好ましい。ヒドロシリル
化は、0℃〜200℃で進行するが、反応速度や生成物
の着色などを考え、0〜100℃で行うのが好ましい。
また、反応時間は 0.5〜24時間程度とするのが好まし
い。
ンポリシロキサン(4)又は(4′)に対するアルケニ
ルグリセリルエーテル(2′)及び/又は化合物
(3′)の割合は、得られるアルキルグリセリルエーテ
ル変性シリコーン(1)が分子中に少なくとも1個以上
のケイ素結合グリセリル基(2)を有するに充分な量の
アルケニルグリセリルエーテル(2′)があれば、その
他の割合は任意でよいが、得られる化合物(1)を用い
て炭素系の油剤を乳化する場合は、基(2)と基(3)
の合計ユニット数が、残存するジメチルシロキサンユニ
ット数と同じ割合か又はそれ以上の範囲とし、シリコン
系の油剤を乳化する場合は、基(2)と基(3)の合計
ユニット数が、残存するジメチルシロキサンユニット数
の1/5以下の範囲とするのが好ましい。ヒドロシリル
化は、0℃〜200℃で進行するが、反応速度や生成物
の着色などを考え、0〜100℃で行うのが好ましい。
また、反応時間は 0.5〜24時間程度とするのが好まし
い。
【0027】本発明において、成分(B)は安定化剤と
して作用するものであり、本発明化粧料中に 0.1〜20
%、特に 0.3〜6%配合するのが好ましい。 0.1%未満
では本発明の化粧料を安定化させることはできず、また
20%を超えると系全体の粘度が著しく高くなり、使用
時ののびが悪く、油性感、べたつき感を与えるので化粧
料として好ましくない。
して作用するものであり、本発明化粧料中に 0.1〜20
%、特に 0.3〜6%配合するのが好ましい。 0.1%未満
では本発明の化粧料を安定化させることはできず、また
20%を超えると系全体の粘度が著しく高くなり、使用
時ののびが悪く、油性感、べたつき感を与えるので化粧
料として好ましくない。
【0028】本発明で用いる(C)成分のシリコーン油
としては、特に限定はなく、従来より化粧料に用いられ
ているものであれば、いずれも用いることができる。具
体的にはジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリ
シロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デ
カメチルシクロペンタシロキサン等が例示される。シリ
コーン油は1種でも2種以上を混合して用いてもよく、
配合量は50〜99.2%とすることが好ましい。この量が
50%未満であると、感触が悪くなることがあり、好ま
しくない。
としては、特に限定はなく、従来より化粧料に用いられ
ているものであれば、いずれも用いることができる。具
体的にはジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリ
シロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デ
カメチルシクロペンタシロキサン等が例示される。シリ
コーン油は1種でも2種以上を混合して用いてもよく、
配合量は50〜99.2%とすることが好ましい。この量が
50%未満であると、感触が悪くなることがあり、好ま
しくない。
【0029】本発明の化粧料には、上記必須成分の他、
目的に応じて、本発明の効果を損なわない範囲におい
て、ポリエーテル変性シリコーン、一般化粧料用油剤、
保湿剤、細胞間脂質(セラミド等)、紫外線吸収剤、キ
レート類、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料、薬
効成分等を適宜配合することができる。
目的に応じて、本発明の効果を損なわない範囲におい
て、ポリエーテル変性シリコーン、一般化粧料用油剤、
保湿剤、細胞間脂質(セラミド等)、紫外線吸収剤、キ
レート類、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素、香料、薬
効成分等を適宜配合することができる。
【0030】本発明化粧料は、前記成分を常法に従って
混合、攪拌することにより製造され、外観状均一なゲル
状とすることができる。また、これに水相となる成分を
添加することにより安定なW/O乳化化粧料とすること
ができる。更に、このゲル又は乳化物に粉体を好ましく
は10〜40%、より好ましくは15〜30%配合する
ことにより乳液状又はクリーム状ファンデーションとす
ることができる。粉体としては、一般に化粧料に用いら
れる粉体、例えばタルク、マイカ、カオリン、セリサイ
ト等の体質顔料;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、群青
等の無機顔料;チタンマイカ系パール顔料;及び青色4
04号、赤色202号、黄色401号等の有機顔料を挙
げることができる。本発明においては、上記粉体の1種
又は2種以上が任意に選ばれて用いられる。
混合、攪拌することにより製造され、外観状均一なゲル
状とすることができる。また、これに水相となる成分を
添加することにより安定なW/O乳化化粧料とすること
ができる。更に、このゲル又は乳化物に粉体を好ましく
は10〜40%、より好ましくは15〜30%配合する
ことにより乳液状又はクリーム状ファンデーションとす
ることができる。粉体としては、一般に化粧料に用いら
れる粉体、例えばタルク、マイカ、カオリン、セリサイ
ト等の体質顔料;酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、群青
等の無機顔料;チタンマイカ系パール顔料;及び青色4
04号、赤色202号、黄色401号等の有機顔料を挙
げることができる。本発明においては、上記粉体の1種
又は2種以上が任意に選ばれて用いられる。
【0031】
【発明の効果】本発明の化粧料は、シリコーン油を含み
ながらも安定なゲルを形成しているため、油性感がな
く、さっぱりとした感触を与え、経時安定性に優れるも
のである。
ながらも安定なゲルを形成しているため、油性感がな
く、さっぱりとした感触を与え、経時安定性に優れるも
のである。
【0032】
【実施例】以下、製造例及び実施例を挙げて更に詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。製造例1〜10において、本発明に用いる(B)成
分たるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンを製
造した。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。製造例1〜10において、本発明に用いる(B)成
分たるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンを製
造した。
【0033】製造例1 冷却管及び磁気攪拌子を備えた100ml2口フラスコに
ノナデカメチルノナシロキサン20g(30mmol)、1
0−ウンデセニルグリセリルエーテル 9.5g(39mmo
l)、酢酸カリウムの10%エタノール溶液0.77g(0.7
8mmol)及びイソプロピルアルコール18.5gを仕込み、
塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液0.20g
(7.7×10-3mmol) を加え、加熱し昇温した。内容物の
温度を40℃に保ち 3.5時間攪拌した。溶媒留去後、得
られた反応生成物をヘキサンに溶解し、濾過を行い溶媒
を留去したのち、得られた反応生成物をシリカゲルカラ
ムにかけて精製し、無色透明オイル21.7g(収率80
%)を得た。得られた生成物は、IR及びNMRスペク
トルにより、ノナデカメチルノナシロキサニルウンデシ
ルグリセリルエーテル(D)であることを確認した。
ノナデカメチルノナシロキサン20g(30mmol)、1
0−ウンデセニルグリセリルエーテル 9.5g(39mmo
l)、酢酸カリウムの10%エタノール溶液0.77g(0.7
8mmol)及びイソプロピルアルコール18.5gを仕込み、
塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液0.20g
(7.7×10-3mmol) を加え、加熱し昇温した。内容物の
温度を40℃に保ち 3.5時間攪拌した。溶媒留去後、得
られた反応生成物をヘキサンに溶解し、濾過を行い溶媒
を留去したのち、得られた反応生成物をシリカゲルカラ
ムにかけて精製し、無色透明オイル21.7g(収率80
%)を得た。得られた生成物は、IR及びNMRスペク
トルにより、ノナデカメチルノナシロキサニルウンデシ
ルグリセリルエーテル(D)であることを確認した。
【0034】
【化7】
【0035】1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準 (7.28ppm)〕 0.00, 0.18 (m,57H) Si-CH 3 0.48−0.64 (m,2H) Si-CH 2 1.20−1.42 (br,16H) -CH 2- 1.50−1.68 (m,2H) CH 2-CH2-O 3.40−3.58 (m,4H) CH 2-O 3.78−3.96 (m,1H) CH-OH 3.58−3.78 (m,2H) CH 2-OH 2.67−2.72 (d,1H) CH-OH 2.21−2.35 (dd,1H) CH2-OH 13 C−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3 基準(77.2ppm)
〕 0.39, 1.26, 1.34, 1.37, 1.98 Si-CH3 18.5 Si-CH2- 23.4, 26.3, 29.6, 29.7, 29.8, 29.9 -CH2- 64.5 CH2-OH 70.7 CH-OH 72.1 CH2-CH2-O 72.7 CH-CH2-O29 Si−NMR〔δppm,CDCl3 中、TMS 基準(0ppm)〕 7.28, 7.60 a,i −21.4, −21.7, −21.9, −22.0, −22.1 b,c,d,e,f,g,h
〕 0.39, 1.26, 1.34, 1.37, 1.98 Si-CH3 18.5 Si-CH2- 23.4, 26.3, 29.6, 29.7, 29.8, 29.9 -CH2- 64.5 CH2-OH 70.7 CH-OH 72.1 CH2-CH2-O 72.7 CH-CH2-O29 Si−NMR〔δppm,CDCl3 中、TMS 基準(0ppm)〕 7.28, 7.60 a,i −21.4, −21.7, −21.9, −22.0, −22.1 b,c,d,e,f,g,h
【0036】
【化8】
【0037】製造例2 製造例1と同様の方法により、ウンデカメチルペンタシ
ロキサニルウンデシルグリセリルエーテル(E)を合成
した(収率48%)。
ロキサニルウンデシルグリセリルエーテル(E)を合成
した(収率48%)。
【0038】
【化9】
【0039】IR(液膜,cm-1) 3406 (-OH) 2962, 2926, 2860 (C-H) 1260 (Si-Me) 1035, 801 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 -0.02−0.18 (m,33H) Si-CH 3 0.46−0.63 (m,2H) Si-CH 2- 1.17−1.42 (br,16H) -CH 2- 1.48−1.70 (m,2H) CH 2-CH2-O 3.38−3.59 (m,4H) CH 2-O 3.77−3.97 (m,1H) CH-OH 3.59−3.77 (m,2H) CH 2-OH 2.83−2.98 (br,1H) CH-OH 2.46−2.64 (br,1H) CH2-OH 13 C−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3 基準(77.2ppm)
〕 0.37, 1.94, 1.24, 1.32, 1.35 Si-CH3 18.5 Si-CH 2- 23.4, 26.3, 29.58, 29.66, 29.77, 29.84, 33.6 -CH2- 64.4 CH2-OH 70.7 CH-OH 72.0 CH2-CH 2-O 72.7 CH-CH2-O29 Si−NMR〔δppm,CDCl3 中、TMS 基準(0ppm)〕 7.28, 7.61 a,e −21.4, −21.7, −22.2 b,c,d
〕 0.37, 1.94, 1.24, 1.32, 1.35 Si-CH3 18.5 Si-CH 2- 23.4, 26.3, 29.58, 29.66, 29.77, 29.84, 33.6 -CH2- 64.4 CH2-OH 70.7 CH-OH 72.0 CH2-CH 2-O 72.7 CH-CH2-O29 Si−NMR〔δppm,CDCl3 中、TMS 基準(0ppm)〕 7.28, 7.61 a,e −21.4, −21.7, −22.2 b,c,d
【0040】
【化10】
【0041】製造例3 冷却管及び磁気攪拌子を備えた100ml2口フラスコ
に、α,ω−ジヒドロジメチルポリシロキサン(平均鎖
長20)30g(18.5mmol)、10−ウンデセニルグリ
セリルエーテル11.8g(48.3mmol)、酢酸カリウムの1
0%エタノール溶液0.95g(0.97mmol)及びイソプロピ
ルアルコール24gを仕込み、これに塩化白金酸の2%
イソプロピルアルコール溶液0.26g(0.010mmol )を加
え、加熱し昇温した。内容物の温度を50℃に保ち、2
時間攪拌した。溶媒を留去したのち、減圧蒸留により未
反応10−ウンデセニルグリセリルエーテルを留去する
ことにより、褐色高粘稠物を得た。この褐色高粘稠物を
活性炭で処理し、無色透明の高粘稠物35.0g(収率89.7
%)を得た。得られた生成物はIR及びNMRスペクト
ルにより、α,ω−ビス[11−(2,3−ジヒドロキ
シプロポキシ)ウンデシル]ジメチルポリシロキサン
(平均鎖長20)(F)であることを確認した。
に、α,ω−ジヒドロジメチルポリシロキサン(平均鎖
長20)30g(18.5mmol)、10−ウンデセニルグリ
セリルエーテル11.8g(48.3mmol)、酢酸カリウムの1
0%エタノール溶液0.95g(0.97mmol)及びイソプロピ
ルアルコール24gを仕込み、これに塩化白金酸の2%
イソプロピルアルコール溶液0.26g(0.010mmol )を加
え、加熱し昇温した。内容物の温度を50℃に保ち、2
時間攪拌した。溶媒を留去したのち、減圧蒸留により未
反応10−ウンデセニルグリセリルエーテルを留去する
ことにより、褐色高粘稠物を得た。この褐色高粘稠物を
活性炭で処理し、無色透明の高粘稠物35.0g(収率89.7
%)を得た。得られた生成物はIR及びNMRスペクト
ルにより、α,ω−ビス[11−(2,3−ジヒドロキ
シプロポキシ)ウンデシル]ジメチルポリシロキサン
(平均鎖長20)(F)であることを確認した。
【0042】
【化11】
【0043】IR(液膜,cm-1) 3420 (-OH) 2964, 2928, 2860 (C-H) 1262 (Si-Me) 1100, 1026, 802 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 0.00 (br, 約132H) Si-CH 3 0.57 (t,4H) Si-CH 2- 1.39 (br,32H) -CH 2- 1.47−1.70 (m,4H) CH 2-CH2-O 2.22 (br,2H) -CH2-OH 2.62 (br,2H) -CH-OH 3.30−3.59 (m,8H) CH 2-O 3.59−3.80 (m,4H) CH 2-OH 3.80−3.96 (m,2H) CH-OH13 C−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3 基準(77.2ppm)
〕 0.39, 1.23, 1.36 Si-CH3 18.5 Si-CH2- 23.4, 26.3, 29.6, 29.8, 33.7 -CH2- 64.7 -CH2OH 70.6 -CH-OH 72.0 -CH2-CH2-O 72.7 -CH-CH2-O29 Si−NMR〔δppm,CDCl3 中、TMS 基準(0ppm)〕
〕 0.39, 1.23, 1.36 Si-CH3 18.5 Si-CH2- 23.4, 26.3, 29.6, 29.8, 33.7 -CH2- 64.7 -CH2OH 70.6 -CH-OH 72.0 -CH2-CH2-O 72.7 -CH-CH2-O29 Si−NMR〔δppm,CDCl3 中、TMS 基準(0ppm)〕
【0044】
【化12】
【0045】製造例4 製造例3と同様の方法によりα,ω−ビス[11−
(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)ウンデシル]ジメ
チルポリシロキサン(平均鎖長50)(G)を合成した
(収率95.3%)。
(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)ウンデシル]ジメ
チルポリシロキサン(平均鎖長50)(G)を合成した
(収率95.3%)。
【0046】
【化13】
【0047】IR(液膜,cm-1) 3420 (-OH) 2968, 2932 (C-H) 1264 (Si-Me) 1094, 1020, 866, 802 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 0.08 (br,約312H) Si-CH 3 0.57 (t,4H) Si-CH 2 1.30 (br,32H) -CH 2- 1.48−1.80 (m,4H) CH 2-CH-O 2.20 (br,2H) CH2-OH 2.63 (br,2H) CH-OH 3.38−3.60 (m,8H) CH 2-O 3.60−3.81 (m,4H) CH 2-OH 3.81−3.97 (m,2H) CH-OH13 C−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3 基準(77.2ppm)
〕 0.38, 1.22, 1.36, 1.96 Si-CH3 18.5 Si-CH2 23.4, 26.3, 29.6, 29.8, 33.7 -CH2- 64.7 CH2OH 70.8 CH-OH 72.1 CH 2CH2-O 72.7 CHCH2-O29 Si−NMR〔δppm,CDCl3 中、TMS 基準(0ppm)〕
〕 0.38, 1.22, 1.36, 1.96 Si-CH3 18.5 Si-CH2 23.4, 26.3, 29.6, 29.8, 33.7 -CH2- 64.7 CH2OH 70.8 CH-OH 72.1 CH 2CH2-O 72.7 CHCH2-O29 Si−NMR〔δppm,CDCl3 中、TMS 基準(0ppm)〕
【0048】
【化14】
【0049】製造例5 (1)冷却管及び磁気撹拌子を備えた50ml2口フラス
コにα,ω−ジヒドロヘキサデカメチルオクタシロキサ
ン32.8g(56.6mmol)及び1−デセン4.0 g(28.5mmol)を
仕込み、これに塩化白金酸 3.0mg( 5.8×10-3 mmol
)を加え、水浴下6時間撹拌した。蒸留により無色透
明液体11.0g(bp160℃/0.005Torr )(収率54
%)を得た。得られた生成物はIR及びNMRスペクト
ルにより1−デシル−15−ヒドロヘキサデカメチルオ
クタシロキサンであることを確認した。 (2)冷却管及び磁気撹拌子を備えた50ml2口フラス
コに、(G)で合成した1−デシル−15−ヒドロヘキ
サデカメチルオクタシロキサン10g(13.9mmol)、1
0−ウンデセニルグリセリルエーテル 4.4g(18.0mmo
l)、酢酸カリウムの10%エタノール溶液0.35g(0.36m
mol)及びイソプロピルアルコール10gを仕込み、これ
に塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液 0.093
g(3.6×10-3mmol) を加え加熱し昇温した。内容物の
温度を40℃に保ち、40℃で3時間撹拌した。溶媒留
去後、反応生成物をシリカゲルカラムにかけて精製し、
無色透明オイル11.8g(収率88%)を得た。得られた
精製物はIR及びNMRスペクトルにより15−デシル
ヘキサデカメチルオクタシロキサニルウンデシルグリセ
リルエーテル(H)であることが確認された。
コにα,ω−ジヒドロヘキサデカメチルオクタシロキサ
ン32.8g(56.6mmol)及び1−デセン4.0 g(28.5mmol)を
仕込み、これに塩化白金酸 3.0mg( 5.8×10-3 mmol
)を加え、水浴下6時間撹拌した。蒸留により無色透
明液体11.0g(bp160℃/0.005Torr )(収率54
%)を得た。得られた生成物はIR及びNMRスペクト
ルにより1−デシル−15−ヒドロヘキサデカメチルオ
クタシロキサンであることを確認した。 (2)冷却管及び磁気撹拌子を備えた50ml2口フラス
コに、(G)で合成した1−デシル−15−ヒドロヘキ
サデカメチルオクタシロキサン10g(13.9mmol)、1
0−ウンデセニルグリセリルエーテル 4.4g(18.0mmo
l)、酢酸カリウムの10%エタノール溶液0.35g(0.36m
mol)及びイソプロピルアルコール10gを仕込み、これ
に塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶液 0.093
g(3.6×10-3mmol) を加え加熱し昇温した。内容物の
温度を40℃に保ち、40℃で3時間撹拌した。溶媒留
去後、反応生成物をシリカゲルカラムにかけて精製し、
無色透明オイル11.8g(収率88%)を得た。得られた
精製物はIR及びNMRスペクトルにより15−デシル
ヘキサデカメチルオクタシロキサニルウンデシルグリセ
リルエーテル(H)であることが確認された。
【0050】
【化15】
【0051】IR(液膜,cm-1) 3400 (-OH) 2964, 2928, 2860 (C-H) 1262 (Si-Me) 1096, 1026, 840, 804 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 −0.02−0.10 (m,48H) Si-CH 3 0.50 (t,4H) Si-CH 2- 0.87 (t,3H) -CH 3 1.24 (br,32H) -CH 2- 1.47−1.66 (m,2H) CH 2-CH2-O 2.32 (t,1H) CH2-OH 2.71 (d,1H) CH-OH 3.36−3.57 (m,4H) -CH 2-O 3.57−3.73 (m,2H) -CH 2-OH 3.73−3.90 (m,1H) CH-OH13 C−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3 基準(77.2ppm)
〕 0.38, 1.25, 1.35 Si-CH3 1.43 -CH3 1.85 Si-CH2 22.9, 23.4, 26.3, 29.5, 29.6, 29.7, 29.8, 29.9, 32.1, 33.6 -CH2- 64.5 CH2OH 70.7 CHOH 72.1 CH 2CH2O 72.7 CHCH2O
〕 0.38, 1.25, 1.35 Si-CH3 1.43 -CH3 1.85 Si-CH2 22.9, 23.4, 26.3, 29.5, 29.6, 29.7, 29.8, 29.9, 32.1, 33.6 -CH2- 64.5 CH2OH 70.7 CHOH 72.1 CH 2CH2O 72.7 CHCH2O
【0052】製造例6 冷却管及び磁気攪拌子を備えた100ml2口フラスコに
式(I′)
式(I′)
【0053】
【化16】
【0054】で示されるオルガノハイドロジェンシロキ
サン15g(4.4mmol) 、10−ウンデセニルグリセリル
エーテル 8.1g(33mmol)、酢酸カリウムの10%エ
タノール溶液0.65g(0.66mmol)及びイソプロピルアルコ
ール50gを仕込み、これに塩化白金酸の2%イソプロ
ピルアルコール溶液0.17g(6.6×10-3mmol) を加え、
加熱し昇温した。内容物の温度を40℃に保ち 2.5時間
攪拌した。溶媒を留去し活性炭処理を行ったのち、減圧
蒸留により、未反応の10−ウンデセニルグリセリルエ
ーテルを留去し褐色粘稠物を得た。得られた生成物はI
R及びNMRスペクトルにより下記の式で示される化合
物(I)であることが確認された。
サン15g(4.4mmol) 、10−ウンデセニルグリセリル
エーテル 8.1g(33mmol)、酢酸カリウムの10%エ
タノール溶液0.65g(0.66mmol)及びイソプロピルアルコ
ール50gを仕込み、これに塩化白金酸の2%イソプロ
ピルアルコール溶液0.17g(6.6×10-3mmol) を加え、
加熱し昇温した。内容物の温度を40℃に保ち 2.5時間
攪拌した。溶媒を留去し活性炭処理を行ったのち、減圧
蒸留により、未反応の10−ウンデセニルグリセリルエ
ーテルを留去し褐色粘稠物を得た。得られた生成物はI
R及びNMRスペクトルにより下記の式で示される化合
物(I)であることが確認された。
【0055】
【化17】
【0056】IR(液膜,cm-1) 3400 (-OH) 2968, 2932, 2860 (C-H) 1262 (Si-Me) 1096, 1022, 844 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 0.01 (s,約273H) Si-CH 3 0.38−0.58 (m,10H) Si-CH 2- 1.10−1.41 (br,80H) -CH 2- 1.44−1.86 (m,10H) CH 2-CH2-O 3.30−3.55 (m,20H) CH 2-O 3.55−3.77 (m,10H) CH 2-OH 3.77−3.90 (m,5H) CH-OH
【0057】製造例7 製造例6と同様の方法により下記の式で示される化合物
(J)を合成した(収率97%)。
(J)を合成した(収率97%)。
【0058】
【化18】
【0059】IR(液膜,cm-1) 3420 (-OH) 2968, 2932, 2860 (C-H) 1264 (Si-Me) 1096, 1026, 802 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 0.00 (s,約390H) Si-CH 3 0.35−0.50 (m,8H) Si-CH 2 1.08−1.39 (br,64H) -CH 2- 1.39−1.62 (br,8H) CH 2-CH2-O 1.96−2.29 (br,4H) CH2-OH 2.43−2.68 (br,4H) CH-OH 3.38−3.50 (m,16H) CH 2-O 3.50−3.70 (m,8H) CH 2-OH 3.70−3.86 (m,4H) CH-OH
【0060】製造例8 製造例6と同様の方法により下記の式で示される化合物
(K)を合成した(収率99%)。
(K)を合成した(収率99%)。
【0061】
【化19】
【0062】IR(液膜,cm-1) 3424 (-OH) 2964, 2928, 2860 (C-H) 1262 (Si-Me) 1090, 1034, 864, 798 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 0.00 (s,約510H) Si-CH 3 0.34−0.55 (m,8H) Si-CH 2 1.02−1.38 (br,64H) -CH 2- 1.38−1.66 (br,8H) CH 2-CH2-O 1.98−2.40 (br,4H) CH2-OH 2.40−2.78 (br,4H) CH-OH 3.26−3.53 (m,16H) CH 2-O 3.53−3.70 (m,8H) CH 2-OH 3.70−3.88 (m,4H) CH-OH
【0063】製造例9 冷却管及び磁気攪拌子を備えた100mlフラスコに式
(L′)
(L′)
【0064】
【化20】
【0065】で示されるオルガノハイドロジェンシロキ
サン10g(7.5mmol) 、デセン 8.4g(60.2mmol)を仕込
み、これに塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶
液 8.3×10-3mmolを加え、40℃に加熱した。2時間
後イソプロピルアルコール20g、アリルグリセリルエ
ーテル 4.6g(35mmol)、酢酸カリウムの10%エタ
ノール溶液0.44g及び塩化白金酸の2%イソプロピルア
ルコール溶液0.12mlを加え40℃に加熱した。2時間後
イソプロピルアルコールを留去し、活性炭処理を行った
後、未反応のアリルグリセリルエーテルを減圧留去する
と無色粘稠物22gが得られた。得られた生成物は、I
R及び1H−NMRスペクトルにより、下式(L)で示
される化合物であることが確認された。
サン10g(7.5mmol) 、デセン 8.4g(60.2mmol)を仕込
み、これに塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶
液 8.3×10-3mmolを加え、40℃に加熱した。2時間
後イソプロピルアルコール20g、アリルグリセリルエ
ーテル 4.6g(35mmol)、酢酸カリウムの10%エタ
ノール溶液0.44g及び塩化白金酸の2%イソプロピルア
ルコール溶液0.12mlを加え40℃に加熱した。2時間後
イソプロピルアルコールを留去し、活性炭処理を行った
後、未反応のアリルグリセリルエーテルを減圧留去する
と無色粘稠物22gが得られた。得られた生成物は、I
R及び1H−NMRスペクトルにより、下式(L)で示
される化合物であることが確認された。
【0066】
【化21】
【0067】IR(液膜,cm-1) 3400 (-OH) 2965, 2925, 2860 (C-H) 805, 850, 1260 (Si-Me) 1090, 1030 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 0.06−0.11 (bs,90H) Si-CH 3 0.51 (m,24H) Si-CH 2-CH2- 1.90 (t,24H) -CH2CH 3 1.28 (br,136H) -CH 2- 1.64−1.68 (br,8H) -OH 3.44−3.87 (m,28H) -CH 2-O-,-CH-O-
【0068】製造例10 デセン11.7g(83mmol)、アリルグリセリルエーテル
1.1g(8.3mmol) を用いた以外は製造例9と同様な方法
で反応を行い、下式(M)で示される化合物23gを得
た。
1.1g(8.3mmol) を用いた以外は製造例9と同様な方法
で反応を行い、下式(M)で示される化合物23gを得
た。
【0069】
【化22】
【0070】IR(液膜,cm-1) 3425 (-OH) 2970, 2930, 2865 (O-H) 805, 845, 1260 (Si-Me) 1095, 1025 (Si-O-Si)1 H−NMR〔δppm,CDCl3 中、CHCl3基準(7.28ppm) 〕 0.06−0.12 (bs,90H) Si-CH 3 0.50 (m,24H) Si-CH 2-CH2- 0.90 (t,33.2H) -CH2CH 3 1.28 (br,179.1H) -CH 2- 1.62−1.67 (br,1.8H) -OH 3.45−3.88 (m,6.5H) -CH 2-O-,-CH-O-
【0071】実施例1 製造例1〜10で製造した(B)成分の夫々(E、F、
G、I、J、K、M)を含む表1に示す成分を加温し、
溶解せしめ、サンプルビンに流し込み、これを冷却し、
ゲル状化粧料を得た。これを下記評価基準により判定し
た。結果を表1に示す。 評価基準 ○:均一に固化 △:増粘するが不安定 ×:完全分離
G、I、J、K、M)を含む表1に示す成分を加温し、
溶解せしめ、サンプルビンに流し込み、これを冷却し、
ゲル状化粧料を得た。これを下記評価基準により判定し
た。結果を表1に示す。 評価基準 ○:均一に固化 △:増粘するが不安定 ×:完全分離
【0072】
【表1】
【0073】表1より、一般油のゲル化剤のみを用いて
ゲル化した場合均一に固化できないことが判り、これに
対し本発明品は均一に固化することが判った。
ゲル化した場合均一に固化できないことが判り、これに
対し本発明品は均一に固化することが判った。
【0074】実施例2 表2に示す各成分を用い、実施例1と同様な製法により
化粧料を得た。これら化粧料の夫々のシリコーン油の分
離を製造1ケ月後に調べた。結果を表2に示す。
化粧料を得た。これら化粧料の夫々のシリコーン油の分
離を製造1ケ月後に調べた。結果を表2に示す。
【0075】
【表2】
【0076】表2より、本発明品はシリコーン油のしみ
出しがなく、安定であることが判り、アルキルグリセリ
ルエーテル変性シリコーンを用いない比較品はいずれも
シリコーン油が分離し、しみ出していることが判った。
出しがなく、安定であることが判り、アルキルグリセリ
ルエーテル変性シリコーンを用いない比較品はいずれも
シリコーン油が分離し、しみ出していることが判った。
【0077】実施例3 日焼け防止ゲル (%) (1)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン(J) 4 (2)12−ヒドロキシステアリン酸 3 (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 86 (4)メチルフェニルポリシロキサン 5 (5)p−ジメチルアミノ安息香酸イソオクチル 2 (6)香料 適量 製法:(1)〜(5)の成分を加温し、均一に溶解した
後徐冷する。この中に(6)香料をディスパーにて均一
混合し、日焼け防止ゲルを得た。このものは、安定で使
用感に優れるものであった。なお、(1)の化合物
(J)に変えて、製造例で調製した化合物D〜I及びK
〜Mの夫々を用いた他は、上記と同様に日焼け防止ゲル
を調製したところ、同様に安定で使用感に優れるものが
得られた。
後徐冷する。この中に(6)香料をディスパーにて均一
混合し、日焼け防止ゲルを得た。このものは、安定で使
用感に優れるものであった。なお、(1)の化合物
(J)に変えて、製造例で調製した化合物D〜I及びK
〜Mの夫々を用いた他は、上記と同様に日焼け防止ゲル
を調製したところ、同様に安定で使用感に優れるものが
得られた。
【0078】実施例4 サンスクリーンクリーム (%) (1)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン(L) 4 (2)12−ヒドロキシステアリン酸 3 (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 65 (4)ジメチルポリシロキサン(6cs) 20 (5)メトキシケイ皮酸オクチル 3 (6)酸化チタン 5 (7)香料 適量 製法:(1)〜(5)の成分を加温し、均一に溶解した
後徐冷する。この中に(6)及び(7)をディスパーに
て均一混合し、サンスクリーンクリームを得た。このも
のは、安定で使用感に優れるものであった。なお、
(1)の化合物(L)に変えて、製造例で調製した化合
物D〜K及びMの夫々を用いた他は、上記と同様にサン
スクリーンクリームを調製したところ、同様に安定で使
用感に優れるものが得られた。
後徐冷する。この中に(6)及び(7)をディスパーに
て均一混合し、サンスクリーンクリームを得た。このも
のは、安定で使用感に優れるものであった。なお、
(1)の化合物(L)に変えて、製造例で調製した化合
物D〜K及びMの夫々を用いた他は、上記と同様にサン
スクリーンクリームを調製したところ、同様に安定で使
用感に優れるものが得られた。
【0079】実施例5 軟膏 (%) (1)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン(K) 4 (2)ジセチルリン酸Ca塩 4 (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 60 (4)ジメチルポリシロキサン(6cs) 27 (5)スクワラン 5 (6)薬剤(亜鉛華) 適量 製法:(1)〜(5)の成分を加温し、均一に溶解した
後徐冷する。この中に(6)をディスパーにて均一混合
し、軟膏を得た。このものは、安定で使用感に優れるも
のであった。なお、(1)の化合物(K)に変えて、製
造例で調製した化合物D〜J及びL〜Mの夫々を用いた
他は、上記と同様に軟膏を調製したところ、同様に安定
で使用感に優れるものが得られた。
後徐冷する。この中に(6)をディスパーにて均一混合
し、軟膏を得た。このものは、安定で使用感に優れるも
のであった。なお、(1)の化合物(K)に変えて、製
造例で調製した化合物D〜J及びL〜Mの夫々を用いた
他は、上記と同様に軟膏を調製したところ、同様に安定
で使用感に優れるものが得られた。
【0080】実施例6 つや出しクリーム (%) (1)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン(M) 4 (2)12−ヒドロキシステアリン酸 4 (3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 47 (4)ジメチルポリシロキサン(6cs) 10 (5)アミノ変性シリコーンオイル 35 製法:(1)〜(5)の成分を加温し、均一に溶解した
後徐冷し、つや出しクリームを得た。このものは、安定
で使用感に優れるものであった。なお、(1)の化合物
(M)に変えて、製造例で調製した化合物D〜Lの夫々
を用いた他は、上記と同様につや出しクリームを調製し
たところ、同様に安定で使用感に優れるものが得られ
た。
後徐冷し、つや出しクリームを得た。このものは、安定
で使用感に優れるものであった。なお、(1)の化合物
(M)に変えて、製造例で調製した化合物D〜Lの夫々
を用いた他は、上記と同様につや出しクリームを調製し
たところ、同様に安定で使用感に優れるものが得られ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 浩二 栃木県宇都宮市今泉町557
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の成分(A)、(B)及び(C) (A)油ゲル化剤 (B)次の一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 〜R12のうち、少なくとも1つは次式
(2) -Q-O-CH2CH(OR13)CH2OR14 (2) (式中、Qは炭素数3〜20の二価炭化水素基を示し、
R13及びR14はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜5の炭
化水素基を示し、そのうち少なくとも一方は水素原子で
ある。)で表わされる基であり、残りが炭素数1〜30
の直鎖、分岐鎖もしくは環状の炭化水素基又は次式
(3) -X-R15 (3) (式中、Xはエーテル結合及び/又はエステル結合を含
む二価炭化水素基を、R 15は炭素数1〜30の直鎖、分
岐鎖又は環状の炭化水素基を示す。)で表わされる基で
あり、l、m及びnは0以上2000以下の数を示し、
l+m+n=0のときR1 〜R3 、R10〜R12のうち、
少なくとも1つは基(2)を示す。ただし、R1 〜R12
のうち1つが、QがトリメチレンでR13及びR14が共に
水素原子である基(2)であり、かつ残り全てがメチル
基である場合を除く。〕で表わされるアルキルグリセリ
ルエーテル変性シリコーン (C)シリコーン油を含有する化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27400991A JP2601738B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27400991A JP2601738B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05112424A true JPH05112424A (ja) | 1993-05-07 |
JP2601738B2 JP2601738B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=17535685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27400991A Expired - Lifetime JP2601738B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601738B2 (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0616842A1 (en) * | 1993-03-17 | 1994-09-28 | Dow Corning Corporation | Silicone gels and methods of preparing the same |
EP1035181A1 (de) * | 1999-03-11 | 2000-09-13 | Schwan-STABILO Cosmetics GmbH & Co. | Pigmenthaltige Gelmasse auf Ölbasis |
WO2001091892A1 (fr) * | 2000-06-02 | 2001-12-06 | Nihon B. E. E. Co., Ltd. | Procede de production d'une composition emulsionnee |
EP1742646A1 (en) * | 2004-05-04 | 2007-01-17 | Queensland University of Technology | Functionalised siloxanes for scar tissue treatment |
JP2007008915A (ja) * | 2005-01-17 | 2007-01-18 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
EP1847262A1 (en) * | 2005-01-17 | 2007-10-24 | Shiseido Company, Limited | Cosmetic |
JP2008143823A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Kao Corp | 皮膚化粧料 |
WO2011049248A1 (ja) | 2009-10-23 | 2011-04-28 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 新規な共変性オルガノポリシロキサン |
US8080239B2 (en) | 2005-01-17 | 2011-12-20 | Shiseido Co., Ltd. | Cosmetic |
JP2012207078A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | オルガノポリシロキサン及びそれを含む化粧料 |
EP2492300A4 (en) * | 2009-10-23 | 2013-10-09 | Dow Corning Toray Co Ltd | NOVEL ORGANOPOLYSILOXANE COPOLYMER |
JP2014024760A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Kao Corp | 油性化粧料 |
CN104136499A (zh) * | 2011-12-27 | 2014-11-05 | 道康宁东丽株式会社 | 新型共改性的有机聚硅氧烷以及包含所述有机聚硅氧烷的处理剂和外用制剂 |
JP2015013816A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 花王株式会社 | 口唇化粧料 |
US9580600B2 (en) | 2009-10-23 | 2017-02-28 | Dow Conring Toray Co., Ltd. | Thickening or gelling agent for oily raw materials |
US10406092B2 (en) | 2012-12-28 | 2019-09-10 | Dow Silicones Corporation | Method for producing transparent or semi-transparent liquid glycerin-derivative-modified silicone composition |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP27400991A patent/JP2601738B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0616842A1 (en) * | 1993-03-17 | 1994-09-28 | Dow Corning Corporation | Silicone gels and methods of preparing the same |
EP1035181A1 (de) * | 1999-03-11 | 2000-09-13 | Schwan-STABILO Cosmetics GmbH & Co. | Pigmenthaltige Gelmasse auf Ölbasis |
WO2001091892A1 (fr) * | 2000-06-02 | 2001-12-06 | Nihon B. E. E. Co., Ltd. | Procede de production d'une composition emulsionnee |
EP1742646A4 (en) * | 2004-05-04 | 2010-11-03 | Univ Queensland | FUNCTIONALIZED SILOXANES FOR THE TREATMENT OF CICATRICIAL TISSUES |
EP1742646A1 (en) * | 2004-05-04 | 2007-01-17 | Queensland University of Technology | Functionalised siloxanes for scar tissue treatment |
EP1847262A4 (en) * | 2005-01-17 | 2012-10-03 | Shiseido Co Ltd | COSMETIC |
JP2007008915A (ja) * | 2005-01-17 | 2007-01-18 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
EP1847262A1 (en) * | 2005-01-17 | 2007-10-24 | Shiseido Company, Limited | Cosmetic |
US8080239B2 (en) | 2005-01-17 | 2011-12-20 | Shiseido Co., Ltd. | Cosmetic |
JP2008143823A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Kao Corp | 皮膚化粧料 |
US9133309B2 (en) | 2009-10-23 | 2015-09-15 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Organopolysiloxane copolymer |
EP2492300A4 (en) * | 2009-10-23 | 2013-10-09 | Dow Corning Toray Co Ltd | NOVEL ORGANOPOLYSILOXANE COPOLYMER |
EP2492301A4 (en) * | 2009-10-23 | 2014-01-22 | Dow Corning Toray Co Ltd | NOVEL CO-MODIFIED ORGANOPOLYSILOXANE |
US8784787B2 (en) | 2009-10-23 | 2014-07-22 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Co-modified organopolysiloxane |
WO2011049248A1 (ja) | 2009-10-23 | 2011-04-28 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 新規な共変性オルガノポリシロキサン |
US9580600B2 (en) | 2009-10-23 | 2017-02-28 | Dow Conring Toray Co., Ltd. | Thickening or gelling agent for oily raw materials |
JP2012207078A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | オルガノポリシロキサン及びそれを含む化粧料 |
CN104136499A (zh) * | 2011-12-27 | 2014-11-05 | 道康宁东丽株式会社 | 新型共改性的有机聚硅氧烷以及包含所述有机聚硅氧烷的处理剂和外用制剂 |
CN104136499B (zh) * | 2011-12-27 | 2017-06-06 | 道康宁东丽株式会社 | 新型共改性的有机聚硅氧烷以及包含所述有机聚硅氧烷的处理剂和外用制剂 |
JP2014024760A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Kao Corp | 油性化粧料 |
US10406092B2 (en) | 2012-12-28 | 2019-09-10 | Dow Silicones Corporation | Method for producing transparent or semi-transparent liquid glycerin-derivative-modified silicone composition |
JP2015013816A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 花王株式会社 | 口唇化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2601738B2 (ja) | 1997-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2844453B2 (ja) | 新規シロキサン誘導体 | |
JP2613124B2 (ja) | 新規シロキサン誘導体、その製造方法及びこれを含有する化粧料 | |
JP2601738B2 (ja) | 化粧料 | |
US5254542A (en) | Organic silicon compounds and cosmetic compositions | |
JP3160427B2 (ja) | 油性化粧料 | |
EP0446938B1 (en) | An ester-modified silicone derivative and a cosmetic composition containing the same | |
JP2587797B2 (ja) | 化粧料 | |
JP3493535B2 (ja) | シリコーン化合物及びそれを含有する化粧料 | |
JPH0733622A (ja) | 油性化粧料 | |
EP0523738B1 (en) | Silicone derivative and cosmetic composition comprising the same | |
JP4764547B2 (ja) | 化粧料 | |
JPH05139949A (ja) | 美白化粧料 | |
JPH0674329B2 (ja) | 有機ケイ素化合物 | |
JP2631550B2 (ja) | 新規シロキサン誘導体並びにこれを含有する化粧料用油剤及び化粧料 | |
JPH07207187A (ja) | シリルアルキル基とポリオキシアルキレン基とを有する反応性オルガノポリシロキサンで表面処理された無機粉体およびそれを含有する化粧料 | |
JP2613142B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JPH09249518A (ja) | 変性シロキサン化合物、その製造法及びこれを含有する化粧料 | |
JP2691654B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JP3118060B2 (ja) | 乳化化粧料 | |
JPH0822811B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2720127B2 (ja) | フッ素変性シリコーン、その製造法及びこれを含有する化粧料 | |
JPH09175928A (ja) | 油性化粧料 | |
JP2005232107A (ja) | 外用剤組成物 | |
JPH07304627A (ja) | 化粧料 | |
JP3503847B2 (ja) | 変性シロキサン化合物、その製造法及びこれを含有する化粧料 |