JPH02269843A - エアージェットルームにおける製織異常状態の検出方法 - Google Patents

エアージェットルームにおける製織異常状態の検出方法

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JPH02269843A
JPH02269843A JP9065589A JP9065589A JPH02269843A JP H02269843 A JPH02269843 A JP H02269843A JP 9065589 A JP9065589 A JP 9065589A JP 9065589 A JP9065589 A JP 9065589A JP H02269843 A JPH02269843 A JP H02269843A
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JP
Japan
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tension
flying
weaving
weft
nozzle
Prior art date
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Pending
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JP9065589A
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English (en)
Inventor
Tokio Okuno
登起男 奥野
Minoru Fujita
実 藤田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エアージェットルームにおける緯糸の飛走状
態を把握して製織状態の異常を検出する方法に関する。
〈従来の技術〉 エアージェットルームでは、緯糸を圧縮空気と共に経糸
の開口内に飛走させるが、このときの緯糸の飛走状態は
圧縮空気の圧力やノズルからの圧縮空気の噴射長さ、あ
るいはノズルの空気噴射口径面積などの製織条件によっ
て決定される。緯糸が安定した飛走状態を維持すること
は高品質の織物や高い生産効率を得られることになる。
この製織条件が適切でない場合には、緯糸の飛走不良が
生じ、織物品質の低下や生産効率の低下を招き、近年の
小ロフト多品種指向の生産において、迅速な条件設定に
よる迅速な生産が不可能となってくる。よって、製織条
件は緯糸の糸種や織機回転数に合わせて適宜設定し、生
産継続時にはその異常をいち早(検出する必要がある。
従来より、エアージェットルームにおける製織状態の異
常の発見は、ストロボを使った緯糸の飛走状態の目視観
察、あるいは織機間を見回っているときの線面の検査に
よって行われている。しかしながら、ストロボによる目
視観察は個人差が生じることや近年の高速化に伴いスト
ロボを使った緯糸の飛走状態の把握が難しいと言った問
題が生じている。また、ストロボによる緯糸の飛走状態
の把握は、主として、緯糸が織物幅を飛走し終えたとき
の到達タイミングを測定するものであり、緯糸の飛走中
の状態を捉えているものではない。
この到達タイミングも1ピツク毎にバラツキがあるが、
そのバラツキ程度の判断は困難であり、推測によって平
均の到達タイミングを決めている。
その到達タイミングの値が、各機業場毎に予め決められ
た値になるように製織条件の調整を行うものである。
また、製織条件は経験や勘にM、−)で設定されること
が多く、近年のような小ロフト多品種生産においては、
経験的な技術だけでは迅速に安定した製織条件を見つけ
ることが難しいだけでなく、異常な製織条件、不良な織
機部品の発見さえ遅れることが少なくない。さらに、作
業員の織機間の見回りは、織機上で線面を見るため緯ヒ
ケや緯ムラといった目に見えにくい欠点もあり、生産時
に視覚によって製織異常を検出するのはかなり難しいも
のである。さらに、製織状態はストロボを使って測定し
た緯糸の到達タイミングだけで表されるものではなく、
飛走中の張力挙動までも考慮するほうが、製織状態の異
常をより的確に、そして迅速に見い出せるものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明者らは、従来の緯糸の飛走状態の評価方法の有す
る問題点を解決した、製織状態の異常を迅速に検出する
ための指標となる信頼性の高い緯糸の飛走状態の評価方
法及び該評価方法によって異常な製織状態を検出する方
法について、鋭意研究を重ねた結果本発明に到達した。
即ち、本発明は緯糸を良好な飛走状態に保つための製織
を達成するために、製織状態の異常を検出することを目
的とするものである。また、迅速でしかも、調整する人
による個人差のない異常製織の検出方法を提供するもの
である。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、エアージェットルームにおいて、緯糸の貯留
ドラムとノズル間に設けた緯糸の飛走張力検出装置によ
り得られる複数ピックの平均飛走張力波形を標準となる
飛走張力波形と対比することによって、製織状態の異常
を検出する方法である。
本発明において、緯糸の飛走状態を把握する方法は、緯
糸の貯留ドラムと緯糸を飛走させるノズルとの間に設置
した張力検出装置により緯糸の飛走張力波形を得ること
ができる。良好な製織状態である緯糸の飛走張力波形を
前もって把握し、これを標準の飛走張力波形とし、以後
の製織状態の検査社際しては、この標準の飛走張力波形
との対比によって製織状態を検査すればよい。
張力検出装置は従来公知の装置、例えば応答性のよいピ
ックアンプなどを用いればよく、特に限定するものでは
ない、また、緯糸の飛走張力波形の処理装置も従来公知
の装置を用いればよく、特に限定するものではないが、
最近の高性能で、しかも高速処理のできるパーソナルコ
ンピュータを用いれば飛走張力波形の処理は速く、しか
も容易にできる。張が検出装置は、緯糸の飛走張力波形
を電気信号により短時間に数多くのデータを処理装置に
送り、数秒後にはこれらのデータを処理した平均の飛走
張力波形がデイスプレィ上に表示されるので、標準の飛
走張力波形に速やかに合わせることが出来る。
〈実施例〉 以下、添付図面を参照して、本発明によるエアージェッ
トルームにおける異常製織の検出方法を説明する。
使用織機として、特殊補助ノズル方式のジエントルーム
を用い、メインノズルおよびサブノズルから噴射される
圧縮空気の圧力を種々変えて、下記の組織のIi物を製
織した。
経糸:キュプラレーヨン糸50 d/30 f緯糸:キ
ュプラレーヨン糸75 d/74 f組l!:タック 織機回転数: 710RPM 圧力条件: メインノズル   サブノズル圧力(Kg
/cm”)    圧力(Kg/cm”)条件A   
  2.5       4.0条件B     2.
0       4.0条件C2,53,4 条件D     3.3       4.0条件E 
    ’2.5       5.6上記条件A、B
、C,DおよびEの各々について張力波形検出装置より
飛走張力波形を100ビツクずつ測定し、その平均の飛
走張力波形の結果を第1図の(a)〜(e)のそれぞれ
に示す。同時に、これらの条件にて製織したときの織機
の停台回数を第2図に示す。ただし、第1図において、
縦軸は張力の大きさを示しており、横軸は織機のクラン
ク軸の1サイクルの回転角をO°〜360゜で区切って
表わしている。この回転角が0°の時は、l!機上の最
も織り前に来た位置を表している。
緯糸は回転角が90°付近から飛走を開始し、ドラムに
貯えられた緯糸が全て無くなるまで飛走を続ける。緯糸
が全て無くなった瞬間、即ち飛走終了時の回転角をθe
ndとし、このときの最大張力をT waxとする。ま
た、緯糸が飛走を開始してから飛走終了までの飛走張力
の平均をTmとし、これらの値を各条件について整理し
、第1表に示す。
(以下余白) 第   1   表 第2図に示すように、最も製織が安定するのは条件Aの
場合であり、織機の停台回数は2.2回/日である。そ
の他の条件では、織機停台回数が多く緯糸の飛走が安定
していないと言える。
よって、条件Aに示した張力波形を標準波形と定め、以
後の製織に際しては、条件Aの波形となるように各織機
を調節し、!!織を続けたところ、織機停台回数が少な
くなり、安定した製織状態を維持することができた。
より具体的には、第1図の(b)は飛走張力波形中のT
 waxが小さく、かつθendが大きな値となってお
り、メインノズルの圧力を高めること番こよって(a)
の波形とすることが出来る。第1図の(C)はTmが小
さいことより、サブノズルの圧力をより大きくしてやれ
ばよい、また、第1図の(d)はTmaxが大き(、θ
endが小さし1ので、メインノズルの圧力を減じてや
ればよい、さらに、第1図の(e)はTmが大きいこと
より、サブノズルの圧力を小さくすることにより、(a
)と同様な飛走張力波形を得ることが出来た。上記の操
作は、各ノズルの空気噴射長さの調節を加えることによ
って、より高い製織性を得られるものである。
標準の飛走張力波形に合わせる方法は様々であるが、例
えば飛走張力波形中の飛走終了張力値Twaxが小さい
ときは、主としてノズルの噴射タイミングを長くしてや
ればよい、また、このTmaxが遅れているときは、ノ
ズルの圧縮空気圧力を高くする。さらに、飛走張力波形
の1ピ・ツク毎の/NJNワラが大きい場合は、ノズル
の噴射タイミングを長くし、かつ給糸体の解舒テンサー
を大きくするなど、飛走張力波形から得られる情報量は
非常に大きいので、緯糸の飛走不良、即ち製織の異常を
確実に検出できるものである。
圧縮空気の圧力や噴射タイミングなどの製織条件の調整
は、個々のエアージェットルームについて手動で行って
もよく、あるいは、コンピュータを設置して自動的に行
わせることもできる。さらに、複数台のエアージェット
ルームに対して、共通の標準張力波形を定めて、ホスト
コンピュータと各織機とを結び付け、逐次的に各織機の
張力波形を測定し、これらを標準の張力波形にあわせる
自動調整をおこなわせて、織機工業全体の集中管理シス
テムの一環として扱ってもよい。
また、緯糸の飛走張力波形は複数ピックを平均した波形
を用いるが、バラツキを考慮すれば10ピック以上を平
均した波形を用いることが望ましい、さらに、標準の飛
走張力波形は取り込んだデータの中に著しく外れた飛走
張力波形がある場合はそれを除外するようにプログラム
を組むことが望ましい。
〈発明の効果〉 本発明によるエアージェットルームにおける製織異常状
態の検出方法は、異常な製織状態を迅速に発見でき、製
織異常による不良織物を著しく低減させることが出来る
。また、安定した製織状態を維持することにも役立ち、
高い生産性が得られ、高品質の織物を生産できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるエアージェットルームにおける製
織異常の検出方法を実施する際に用いられる緯糸の飛走
張力波形の一例を示すグラフである。第1図(a)は安
定した製織状態のあるときの緯糸の飛走張力波形であり
、第1図(b)〜(e)は製織状態が不安定なときの緯
糸の飛走張力波形である。第2図は条件A−Eの各々の
場合についての織機停台回数を比較して示すグラフであ
る。 特許出願人  旭化成工業株式会社 第1口 σend

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エアージェットルームにおいて、緯糸の貯留ドラムとノ
    ズル間に設けた緯糸の飛走張力検出装置により得られる
    複数ピックの平均飛走張力波形を標準となる飛走張力波
    形と対比することによって、製織状態の異常を検出する
    方法
JP9065589A 1989-04-12 1989-04-12 エアージェットルームにおける製織異常状態の検出方法 Pending JPH02269843A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103822779A (zh) * 2014-02-22 2014-05-28 咸阳经纬纺织机械有限公司 主喷嘴综合质量测试系统及测试方法
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