JPS6245768A - ポリエステル糸のサイジング方法 - Google Patents

ポリエステル糸のサイジング方法

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JPS6245768A
JPS6245768A JP18589685A JP18589685A JPS6245768A JP S6245768 A JPS6245768 A JP S6245768A JP 18589685 A JP18589685 A JP 18589685A JP 18589685 A JP18589685 A JP 18589685A JP S6245768 A JPS6245768 A JP S6245768A
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JP
Japan
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sizing
yarn
drying
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polyester yarn
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矢橋 康夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリエステル糸条のサイジング方法に関するも
のである。
従来の技術 ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維による織物を製
造する場合、第1図に示す様なサイジングマシンで糊付
けして普通織機WJLで製織される。
このサイジングマシンはクリールIに仕掛けられた多数
の原糸を、筬2へ通す事により等ピッチに集合させられ
、糊バス3で糊を付着する。スクイズロール4で糊付着
後の糸を絞って所要の糊付着量にする。第1乾燥チャン
バー5.牙2乾燥チャンバー6及び乾燥シリンダー7で
糸を乾燥しビーム8に捲取られる。サイジングにおける
メインストレッチS%は、スクイズロール4と乾燥シリ
ンダー7間の速度比を表わす。即ち、スクイズロール4
の速度1.0に対して乾燥シリンダーの速度が0.99
7の場合−0,3%、乾燥シリンダーの速度が1.00
3の場合は+0.3%と簡略化して表わす。
本発明は、6o o o m/min以上の高速で紡糸
された糸条を経糸に使用して織物を製造するに際しサイ
ジングメインストレッチS%を、糸条の乾熱収縮応力の
最大値Fmaxの3倍から5倍の範囲で行うサイジング
方法に関する。
Fmaxは、熱応力測定機に糸条を把持長50crLで
固定し、I O’C/minの昇温速度で加熱し矛2図
に示す様な熱収縮応力曲線を描き、極値温度Tmaxに
おける極値応力Frnaxを求める。
発明が解決しようとする問題点 近年ポリエステル糸製造の革新技術として高速紡糸(紡
速6000 m/min以上)技術の実用化が注目され
ている。しかしながら、延伸工程を経ない高速紡糸の糸
条は、なお従来糸と異なる特性を有し、その為、従来糸
条と同一の織物製造条件を適用しただけでは工程性能−
や製品品質等にトラブルを生じることが多く、工業的な
実用化に至っていない。
高速紡糸による糸条を従来糸条のサイジング条件と同一
条件にて実施すると、サイジング中に糸条のローラー捲
付や糸切れが発生し易いこと、又、その結果製織時にお
ける織機の稼動率を低下させること更には織物の品質の
低下をきたす等の問題点がある。
問題点を解決するだめの手段 本発明はかかる問題点を解消することを目的とし、高速
紡糸による糸条のサイジング条件を種々検討した結果、
従来糸条と異なる特性の一つであるFmaxを基準とし
て、サイジング後の乾燥時のメインストレッチS%を3
fmax≦S≦5Fmaxの範囲に設定して行うサイジ
ング方法に関するものである。
本発明は、乾熱収縮応力の最大値Fmaxが0.2〜0
、4. g/dのポリエステル糸条をメインストレッチ
S%を3fmax〜5 Fmax%のストレッチ率にて
乾燥するサイジング方法で、例えば6000 m/mi
n以上の高速紡糸による糸条は、Fmax 0.2〜0
.49/dのものが得られる。一方、従来のポリエステ
ル糸条は、Fmax O,6〜0.8 i/dであるた
め、ストレッチS%はこの範囲外であり2%以上のスト
レッチ率で行なわれている。
高速紡糸による糸条は、直接捲取の為、糸の撚数はOT
/Mである。然しながう、工程性能向上の為エアージェ
ットによる交絡が5〜10勾加付与する方法があり、こ
のような糸条の方が、織物製造面では好ましい。しかし
10ケ廓以上の交絡を有する糸条をサイジングした場合
は、交絡点が固定され織物品位が低下するので好ましく
ない。
作用 従来、ポリエステル糸条のサイジング条件のうち、メイ
ンストレッチS%は経験的に2%以上、例えば50d/
24fの経糸をサイジングする場合、約24%で行なわ
れる。糸の性質が大巾に異なる加工糸や特殊糸をサイジ
ングする場合を除き、ポリエステル糸条のサイジングは
凡そ前記の条件近傍で実施されている。一方、6000
ルmln以上の高速紡糸による糸条等特性の異なる糸を
従来糸と同一の条件、即ちメインストレッチ8免ヲー2
4%近傍で行なった場合、ローラー捲付や単糸捲付尤よ
る糸切れが生じたり、走行糸のクルミや配列乱れが生じ
、能率低下や品質不良を生じ易い。
本発明は、これら高速紡糸によるサイジングの問題点を
解決するため種々サイジング条件を検討した結果、本発
明の特許請求の範囲に記載する領域、即ちサイジング対
象糸のFmaxの3倍から5倍のオーバーフィードで行
うことにより良好な結果が得られることを見出した。5
倍以上のオーバーフィードでは前記のトラブルが生じ、
3倍以下では過張力乾燥となり織物の経品位の低下が生
ずる。
特に高速紡糸による糸条は元撚のない完全無撚糸である
為特に単糸切れ捲付トラブルを生じ易く、本発明の領域
で行うことが有効である。勿論工程性能向上の為の圧気
による交絡を有する糸であっても効果を妨げない。
更に本発明におけるサイジングの好ましい範囲は、チャ
ンバー乾燥温度120℃〜130℃、シリンダー乾燥温
度95〜110℃、サイジング張力(第2乾燥チヤンバ
ーと乾燥シリンダー間の張力)0.20〜0.25 、
!i’/d 、糊付着率3〜4%である。
実施例 経糸は紡速7000 m/min及び8000 m/m
inのポリエステル50d/24f 、緯糸はポリエス
テル75d/36f糸使いのエステルタフタについて、
経糸のサイジングストレッチS幅条件とサイジング性及
びWJLでの製織性・織物品位との対応を評価した。
紡速7000 m/m 1 n及び8000 m/mi
nで紡糸され乾熱収縮応力の最大値Fmaxはそれぞれ
0.23.9/d。
0、29 i/dの糸条を種々のストレッチ条件でサイ
ジングし、50/75エステルタフタの経糸として製織
した。その結果を従来糸のサイジングの場合と比較して
、tFa表に示す。サイジングストレッチ条件以外の主
要なサイジング条件は第1表に、製織条件は牙2表に示
す。
サイジングマシンにおけるサイジングストレッチS%の
設定は、任意に設定できず、0.3%の整数倍の値で設
定されるのが一般的なサイジングマシンであるため、矛
3表に示す通り−α3〜−21%の範囲内でテストを実
施した。製織後の生機品位の評価は、下記の基準で判定
格付した。
品位評価 A:合格反クラス B:準合格反クラス C:準格下げ反クラス D:格下げ反クラス 8%が3Fmax以下の実験Nal、2.7はサイジン
グの走行中の糸切れはなく安定した走行状態であったが
、矛2表の製織条件で製織した生機の経品位は、地割れ
状欠点が著しく、格下げ反クラスの品位であった。これ
は、サイジングのオーバーフィード不足による過張力乾
燥図である。8%が5Fmax以上の実験はN15,6
.11である。
Pa5,11はサイジングのオーバーフィード過多によ
り、サイジング張力が低いためローラー捲付、走行糸の
ひつつき等が発生し易く、サイジング走行糸106m当
り1〜3回の糸切れが発生した。このサイジング糸のW
JLによる製織性は、織機一台当りの一日間の経糸因停
台回数は1.8 = 14回/日・台で製織性が不良で
あり、かつ生機品位は当り、筋が発生した。
随6は、更にオーバーフィードが過多であるためサイジ
ング張力がかからず、全面的にスクイズロール4に糸が
捲き付き、サイジング走行不能であった。
一方、実験随3.4及び−8,9,10は、適当なサイ
ジング張力がかかり、サイジング糸切れは皆無であった
WJLによる製織性は、経糸因停台回数が0.1〜0.
2回/日・台と良好な製織状態であり、生機品位におい
ても地割れ・当り筋等の経欠点がなく良好な品位であっ
た。
特に実験蝿3,9のサイジング走行性、 WJL製織性
、生機品位は極めて良好で今回の実施例の内では最良で
あった。
矛1表 サイジング条件 12表製織条件 (以下余りり 発明の効果 6000 m/min以上の高速で紡糸されたポリエス
テル糸のサイジングにおいて、メインストレッチS%を
、3Fmax≦S≦5Fmaxの範囲のオーバーフィー
ドで乾燥する事により、サイジングの走行性。
製織性、織物品位等において良好な結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般的に使用されているポリエステル糸用の
サイジングマシンの一例を示す。第2図は熱収縮応力曲
線を示す。 1・・・クリール、2・・・筬、3・・・糊バス、4・
・・スクイズロール、5・・・第1乾燥チヤンバー、6
・・・第2乾燥チヤンバー、7・・・乾燥シリンダー、
8・・・捲ビーム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)6000m/min以上の高速で紡糸され乾熱収
    縮応力の最大値Fmaxが0.2〜0.4g/dのポリ
    エステル糸条にサイジングを施し、経糸に使用して織物
    を製造するに際し、スクイズロールと乾燥シリンダー間
    のストレッチS%が3Fmax≦S≦5Fmaxの範囲
    に維持されるようにスクイズロールから乾燥シリンダー
    へ糸条をオーバーフィードして乾燥することを特徴とす
    るポリエステル糸のサイジング方法。
  2. (2)経糸の撚数が0T/M、かつエアジェットによる
    交絡度が5〜10ケ/m付与された糸条を使用する特許
    請求の範囲第1項記載のサイジング方法。
JP18589685A 1985-08-26 1985-08-26 ポリエステル糸のサイジング方法 Expired - Fee Related JPH064932B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6452865A (en) * 1987-08-20 1989-02-28 Asahi Chemical Ind Sizing method
JPH01183580A (ja) * 1988-01-08 1989-07-21 Kanebo Ltd マルチフイラメント糸のサイジング方法
JPH0544529A (ja) * 1991-08-16 1993-02-23 Mitsubishi Motors Corp 内燃エンジンの燃料供給装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH01183580A (ja) * 1988-01-08 1989-07-21 Kanebo Ltd マルチフイラメント糸のサイジング方法
JPH0544529A (ja) * 1991-08-16 1993-02-23 Mitsubishi Motors Corp 内燃エンジンの燃料供給装置

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