JPH02269225A - ケーソンの構造 - Google Patents

ケーソンの構造

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JPH02269225A
JPH02269225A JP8960889A JP8960889A JPH02269225A JP H02269225 A JPH02269225 A JP H02269225A JP 8960889 A JP8960889 A JP 8960889A JP 8960889 A JP8960889 A JP 8960889A JP H02269225 A JPH02269225 A JP H02269225A
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caisson
section
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cutting edge
outer diameter
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喜志 恭博
Masaaki Sakate
坂手 正明
Isao Hashimoto
功 橋本
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はケーソンの沈設時に、地山との間に発生する局
面摩擦力を低減できるケーソンの構造に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 ケーソンを沈設する際には、他山の掘削面とケーソン躯
体周面に周面摩擦力が作用するため、ケーソンの沈設が
できなかったり、また周辺地盤の陥没等が生じるおそれ
がある。
そこで、従来はこの周面摩擦力を低減する目的で、フリ
クションカット工法が用いられている。
この工法は、第4図に示すように、ケーソン躯体部4の
刃口部41の外周先端部に垂直部42を設け、そしてそ
の上方に連続するテーパ一部43を設ける構造である。
このテーパ一部43は、垂直部42から上方に向かって
、次第にケーソンの軸心部に接近するようテーパー状に
形成する。
そして、地山5の掘削面51と躯体外周部44との間に
間隙りを発生させ、掘削面51と躯体外周部44との接
触を断絶して、周面摩擦力の低減を図るものである。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の技術には、次のような問題点が存在する
即ち、従来のフリクションカット工法の場合は、垂直部
42と掘削面51が接触しており、垂直部42に作用す
る周面摩擦力が、その上方の躯体外周部44に作用する
周面摩擦力の数倍であることが判明している。
従って、従来のフリクションカット工法では、十分な周
面摩擦力の低減を図ることができない。
〈本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、ケーソンを沈設する際に、周囲地山とケーソン
躯体周面に作用する周面摩擦力を低減することができる
ケーソンの構造を提供するこ七を目的とする。
〈本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
〈イ〉ケーソン全体の構成 ケーソン躯体の断面形状は種々のものが考えられるが、
本実施例では断面が円形のケーソンについて説明する。
このケーソンは、ケーソン躯体部1と刃口部2とで形成
する。
刃口部2の外径は躯体部1の外径より太き(、またケー
ソンの断面形状が、矩形等の円形でない場合も、同様に
刃口部2の外形が躯体部1の外形より大きくなるように
構成する。
〈口〉刃口部の構造 第2図は、刃口部2の拡大図である。
この刃口部2の内周面は、刃口部2の先端部21から上
方に向かって、次第にケーソンの軸心部に接近するよう
テーパー状に形成し、内周テーパ一部22とする。
また、刃口部2の外周面も同様に、刃口部2の先端部2
1から上方に向かって、次第にケーソンの軸心部に接近
するようテーパー状に形成し、外周テーパ一部23とす
る。
即ち、刃口部2の先端部21の外縁のみで、線状に外側
の地山5の掘削面51と接触するように構成する。
そして躯体部lは、外周テーパ一部23の上端より垂直
上方に連続している。
従って、先端部21の外周部から仮想垂直線を引いた場
合には、この線と躯体部1との間には、間隙りが発生す
るように構成される。
この間隙りは、外周テーパ一部23の角度を調整するこ
とによって、容易に変更可能であるから、漱弱地盤や岩
盤等の沈設地盤の性質に合わせて適切に選択するとよい
〈ハ〉突起体 突起体3は、第1図に示すように、ケーソン躯体部1の
全長にわたって、外周面の縦方向に取り付けたものであ
る。
例えば、第1図に示すような長寸の棒状体を取り付ける
ことが考えられる。
第3図は、突起体3の配置の一実施例であるが、図のよ
うに等間隔で4箇所程度に設ける場合が考えられる。
なお、突起体3の突出断面積が大き過ぎると、かえって
摩擦抵抗により沈設が困難になるため、適度な寸法の限
定が必要である。
また、突起体3の本数や取付位置等も、沈設に支障を来
さないように適宜調節する。
〈本発明の作用〉 本発明のケーソンには、第4図に示すような従来のケー
ソンの垂直部42がない。
そのため、沈設の際には、刃口部2の先端部21の外縁
のみで、線状に外側の地山5の掘削面51と接触し、外
周テーパ一部23及び躯体部1は、掘削面51とは接触
しない。
即ち、本発明のケーソンは、掘削面51と線接触するの
みで、従来のケーソンの垂直部42のように面接触する
部分がない。
従って、従来のフリクションカット工法の垂直部42に
作用する大きな周面摩擦力が作用せず、周面摩擦力の低
減を図ることができる。
また、本発明のケーソンは、刃口部2の先端部21の外
縁のみで線状に接触するため、方向性、垂直性等のケー
ソンの沈設安定性がやや劣るように思われるが、突起体
3を設けることによってそれらの問題を解消することが
できる。
即ち、突起体3はケーソン躯体部1の全長にわたって、
外周面の縦方向に取り付けであるため、この突起体3を
ガイドとしてケーソンが沈設され、ケーソンの垂直降下
性が確保できる。
また、突起体3はケーソンの外周に間隔をおいて複数段
けであるため、ケーソン沈設時の回転を阻止することが
できる。
従って、上述のようにケーソンの沈設安定性を欠(どこ
ろか、むしろケーソンを安定した状態で沈設するこがで
きるわけである。
〈本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。
くイ〉従来のフリクションカット工法の場合は、刃口外
周面の垂直部と地山の掘削面が接触しており、垂直部に
作用する周面摩擦力が、その上方の躯体外周部に作用す
る周面摩擦力の数倍であることが判明している。
従って、従来の7リクシヨンカツトエ法では、十分な周
面摩擦力の低減を図ることができない。
それに対して本発明は、ケーソンの沈設の際には、刃口
先端部の外縁のみで線状に地山の掘削面と接触し、外周
テーパ一部及び躯体部は掘削面とは接触しない。
即ち、本発明のケーソンは、掘削面と線接触するのみで
、従来のケーソンの垂直部のように面接触する部分がな
い。
そのため、本発明のケーソンは、従来のフリクションカ
ット工法の刃口垂直部に作用する大きな周面摩擦力が作
用せず、従来の7リクシヨンカツトエ法と比較すると、
周面摩擦力を大幅に低減することかできる。
従って、ケーソンの沈設を容易かつ迅速に行うことがで
き、また周辺地盤の陥没等を防止することができる。
〈口〉突起体はケーソン躯体の全長にわたって、外周面
の縦方向に取り付けである。
そのため、この突起体をガイドとしてケーソンが沈設さ
れ、ケーソンの垂直降下性が確保できる。
また、突起体はケーソンの外周に間隔をおいて複数段け
である。
そのため、ケーソン沈設時の回転を阻止することができ
る。
従って、突起体によってケーソンを安定した状態で沈設
するこができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の一実施例の説明図 第2図:刃口の拡大説明図 第3図:突起体の配置説明図 第4図: 従来技術の説明図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーソンを躯体部と刃口部とより構成し、刃口先
    端部の外形を、躯体外形より大きく構成し、また刃口部
    の外周面を、刃口先端部から上方に向かって、次第にケ
    ーソンの軸心部に接近するようテーパー状に形成し、 刃口先端が外側の地山と線接触するよう構成した、ケー
    ソンの構造。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のケーソンにおいて、
    ケーソン躯体の外周面の縦方向に突起体を設けて構成し
    た、 ケーソンの構造。
JP1089608A 1989-04-11 1989-04-11 ケーソンの構造 Expired - Lifetime JP2772816B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015001140A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 鹿島建設株式会社 掘削方法、地下構造物構築方法、壁体部材、掘削用壁体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63219728A (ja) * 1987-03-06 1988-09-13 Suritsuto Ueru Kenkyusho:Kk 無底井筒の沈下工法

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