JPH02267064A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

Info

Publication number
JPH02267064A
JPH02267064A JP8614989A JP8614989A JPH02267064A JP H02267064 A JPH02267064 A JP H02267064A JP 8614989 A JP8614989 A JP 8614989A JP 8614989 A JP8614989 A JP 8614989A JP H02267064 A JPH02267064 A JP H02267064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
time
control
mode
set time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8614989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2682125B2 (ja
Inventor
Munenori Ishizaka
石坂 宗徳
Tomokiyo Suzuki
智清 鈴木
Masaaki Komazawa
雅明 駒沢
Kosuke Komatsuzaki
康介 小松崎
Chiaki Hamada
千章 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1086149A priority Critical patent/JP2682125B2/ja
Publication of JPH02267064A publication Critical patent/JPH02267064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2682125B2 publication Critical patent/JP2682125B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明はアンチスキッド制御装置に関するものであり、
特に、アンチスキッド制御中に車輪の接する路面の摩擦
係数が危、滅したり、ブレーキ操作力が急増した場合に
ホイールシリンダ液圧の制御精度が低下することを防止
する技術に関するものである。
〔従来の技術〕
アンチスキッド制御は、車両の制動時に車輪に加えられ
る制動トルクが路面の摩擦係数との関係において過大で
あるために、車輪がロックして路面上を滑ることを防止
する制御である。そして、このアンチスキッド制御が可
能なアンチスキ・ンド制御装置の一つとして次のものが
既に知られている。車輪の回転を抑制するブレーキを作
動させるホイールシリンダをマスタシリンダとリザーバ
とに択一的に連通させる電磁弁装置と、その電磁弁装置
を電気的に制御する電気的制御装置とを含み、かつ、電
気的制御装置が、電磁弁装置を介してホイールシリンダ
の液圧を制御する少なくとも減圧モードと急増圧モード
と緩増圧モードとを含む複数のモードを備えており、車
輪にロック傾向が生じればホイールシリンダの液圧を減
圧モードで減少させ、そのロ□ツク傾向の解消傾向が生
じるかあるいはそのロック傾向が解消されれば、ホイー
ルシリンダの液圧を象、増圧モードで設定時間の間増大
させた後に緩増圧モードで増大させる単位制御を複数回
実行するアンチスキッド制御を行うものが知られている
のである。
なお、マスタシリンダは、ブレーキペダル等のブレーキ
操作部材の操作に応じたブレーキ液圧を発生させるもの
である。減圧モードは、電磁弁装置を、ホイールシリン
ダをマスタシリンダから遮断してリザーバに連通させる
減圧状態に保つことによって実現することができる。栄
、増圧モードは、電磁弁装置を、ホイールシリンダをリ
ザーバから遮断してマスタシリンダに連通させる増圧状
態に保つことによって実現することができる。
また、緩増圧モードは例えば次のようにして実現するこ
とができる。電磁弁装置が少なくとも増圧状態と減圧状
態とを持つ場合には、増圧状態と減圧状態とに交互に切
り換えることによって実現することができ、また、電磁
弁装置が少なくとも減圧状態とホイールシリンダをマス
タシリンダに絞った液通路で連通させる緩増圧状態とを
持つ場合には、緩増圧状態に保つことによって実現する
ことができるのである。電磁弁装置が増圧状態と減圧状
態とに加えて、ホイールシリンダをリザーバにもマスタ
シリンダにも連通させない保圧状態を持つ場合には、増
圧状態と保圧状態とに交互に切り換えることによって実
現することもできる。
路面の摩擦係数は毎回のアンチスキッド制御の間で一定
であるとは限らず、むしろ変動するのが普通である。そ
のため、急増圧の設定時間を全てのアンチスキッド制御
の間で等しくなるように固定したのでは、ホイールシリ
ンダ液圧の制御精度を十分高めることができない。
このような事情から、前記電気的制御装置を、各回の急
増圧の設定時間を前回の単位制御の実行結果に基づいて
修正しつつアンチスキ・ンド制御を行うものとすること
が既に提案されている。なお、この種の電気的制御装置
を備えた形式のアンチスキッド制御装置のように、各回
の単位制御における複数のモードの少なくとも一つのモ
ードの制御特性(上記アンチスキッド制御装置において
は象、増圧の設定時間)を前回の単位制御の実行結果に
基づいて修正しつつアンチスキッド制御を行うという技
術思想は、本出願人の出願に係る特開昭62−1666
号公報の記載からも窺うことができる。
[発明が解決しようとする課題] 路面の摩擦係数は各アンチスキッド制御中には大きく変
化しないのが普通である。そのため、従来のアンチスキ
ッド制御装置は、通常のアンチスキッド制御においてホ
イールシリンダ液圧が高い精度で制御されるように、各
回の象、増圧の設定時間(以下、急増圧を省略して単に
各回の設定時間という)を通常のアンチスキッド制御に
好適な通常規則に従って修正していた。この通常規則は
、前回の単位制御の実行結果と制御目標との差、すなわ
ち前回の設定時間の誤差によっては修正量が変化しない
規則であって、例えば、前回の単位制御の実行結果がア
ンチスキッド制御に対して予め定められる制御目標から
外れていれば、今回の設定時間を、その設定時間で今回
の単位制御を実行すればそれの実行結果が制御目標に近
づくと推定される方向に、比較的少ない一定量だけ修正
する規則である。前回の設定時間の誤差の多少とは無関
係に、各回の設定時間が一律に修正されるのである。
アンチスキッド制御中に車輪の接する路面が例えば乾燥
したアスファルI・路から凍結路へ突然変化し、路面の
摩擦係数かや、減することがある。そして、この摩擦係
数の象、滅によって急増圧モードの実行中に車輪にロッ
ク傾向が生じることがある。
通常のアンチスキッド制御の場合には象、増圧モードの
後に実行される緩増圧モードにおいてロック傾向が生じ
るのであるが、路面の摩擦係数が急減した場合には急増
圧モートの実行中に、すなわち、通常より相当早い時期
にロック傾向が生ずるのである。この場合には、当該急
増圧モートが設定時間満了前に終了させられ、ずなわぢ
、中断され、次回の単位制御におりる減圧モードへ移行
させられる。
この様子を第8図にグラフで示す具体例に基づいて説明
する。なお、この例は、ある単位制御が車輪が接するこ
とを予定された路面の中で最も大きな摩擦係数を有する
最高μ路で行われた後、次の単位制御が最も小さな摩擦
係数を有する最低μ路で行われる場合の一例であって、
図の上側のグラフは車輪加速度の変化を、下側のグラフ
はホイールシリンダ液圧の変化をそれぞれ示す。また、
このアンチスキッド制御装置は、減圧モード、急増圧モ
ードおよび緩増圧モードに加えて、ホイールシリンダ液
圧を一定に保つ保圧モードを備えており、車輪にロック
傾向が生じれば減圧モードを実行し、そのロック傾向の
解消傾向が生じれば保圧モードを実行し、そのロック傾
向が解消されれば急増圧モードを設定時間の間実行した
後に緩増圧モードを実行する単位制御を複数回実行し、
かつ、各回の設定時間を通常規則に従って修正しつつア
ンチスキッド制御を行うものである。」二記減圧モード
と急増圧モードとは電磁弁装置が減圧状態と増圧状態と
にそれぞれ保たれることによって得られ、保圧モードお
よび緩増圧モードは増圧状態と減圧状態との組合せによ
って得られる。
この例においては、路面の摩擦係数急減前の急増圧は設
定時間の間行われ、急増圧が継続される実時間と設定時
間とが一致するのに対し、摩擦係数角、滅後の角、増圧
は実時間が設定時間に達する前に中断される。その結果
、保圧モード終了後に車輪の制動トルクを回復させるた
めに行われるホイールシリンダ液圧の回復が、摩擦係数
急減前の単位制御においては急増圧と緩増圧とによって
行われるのに対し、摩擦係数急減後の単位制御において
は急増圧のみによって行われることとなる。そのため、
摩擦係数急減後の単位制御においては、ホイールシリン
ダ液圧の変動ひいては車輪加速度の変動が摩擦係数急減
前の単位制御部の場合より大きくなって、ホイールシリ
ンダ液圧の制御精度ひいては車輪加速度の制御精度が低
下する。
従来のアンチスキッド制御装置は、アンチスキッド制御
中に路面の摩擦係数が急減し、急減圧が中断された場合
にも、次回の設定時間を通常規則に従って緩やかに修正
するため、設定時間が実際の路面に適した適正値に修正
されるまでに時間がかかる。そのため、設定時間が適正
値に修正されるまでの間、ホイールシリンダ液圧の各単
位制御における回復が角、増圧ののによって行われ、ホ
イールシリンダ液圧が精度良く制御されないという問題
があった。
また、通常のアンチスキッド制御においては、ブレーキ
操作部材の操作力であるブレーキ操作力も太き(変化し
ないのが普通であるが、何らかの事情でブレーキ操作力
が大きく増大する場合がある。アンチスキッド制御装置
の中には、アンチスキッド制御中にブレーキ操作力が増
大すると、ホイールシリンダ液圧の増大(噴量が生じる
特性を有するものが存在し、この種のアンチスキッド制
御装置においては、アンチスキ・ノド制御中に路面の摩
擦係数が急減した場合のみならず、ブレーキ操作力が急
増した場合にも、設定時間が適正値に修正されるまでの
間、ホイールシリンダ液圧の制御精度が悪くなるという
問題がある。
本発明は、通常規則とは別に、アンチスキッド制御中に
路面の摩擦係数が急減したり、ブレーキ操作力が急増し
たために急増圧モートが設定時間満了前に終了させられ
る特定時に好適な設定時間の修正規則を定めることによ
り、上記問題を解決することを課題として為されたもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
そして、本発明の要旨は、前述の電磁弁装置と電気的制
御装置とを備え、電気的制御装置が各回の単”位制御に
おける急増圧モードの設定時間を通常のアンチスキッド
制御に好適な通常規則に従って修正しつつアンチスキッ
ド制御を行うものであるアンチスキッド制御装置に、前
回の単位制御における急増圧モードの実行中に車輪にロ
ック傾向が生じたため、その急増圧モードが設定時間満
了前に終了させられた特定時には、次回の単位制御にお
ける前記設定時間を、前記通常規則とは異なる特定時に
好適な特定規則に従って修正する特定時修正手段を設け
たことにある。
〔作用〕
本発明装置は、アンチスキッド、制御中に路面の摩擦係
数が急減したり、ブレーキ操作力が急増したために、あ
る単位制御の急増圧モードが設定時間満了前に終了させ
られた場合には、次回の設定時間を通常規則とは異なる
特定規則に従って修正する。この特定規則は例えば、次
回の設定時間を、通常規則での修正量より大きい修正量
で修正する規則とすることができ、また、その修正量は
例えば、前回の急増圧モードの実際の継続時間が前回の
設定時間より短い程大きくなるように決定することがで
きる。
〔発明の効果〕
このように、本発明に従えば、アンチスキッド制御中に
路面の摩擦係数が象、減した場合や、ブレーキ操作力が
急増した場合に、象、増圧の設定時間が路面の摩擦係数
やブレーキ操作力に適した値に修正されるまでに必要な
時間が短くなり、ホイールシリンダ液圧の制御精度低下
が小さく抑えられるという効果が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明を4輪自動車用アンチスキッド型液圧ブレ
ーキ装置に適用した場合の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
第2図において、符号10はタンデム型ブレーキマスタ
シリンダ(以下、単にマスタシリンダという)を示す。
マスタシリンダ10は、ブレーキペダル12の操作力に
応じて2つの独立した加圧室に等しい高さの液圧を発生
させる。一方の加圧室の液圧は左右前輪にそれぞれ設け
られたブレーキのホイールシリンダに伝達され、他方の
加圧室の液圧は左右後輪のホイールシリンダに伝達され
る。第2図にはそのうち左前輪のホイールシリンダ14
のみが図示されており、以下の説明は左前輪についての
み行う。ホイールシリンダ14は液通路18.20によ
ってマスタシリンダ10に接続されており、その途中に
電磁弁装置としての2位置弁22が設けられている。
2位置弁22はリザーバ通路26によってリザーバ28
と接続されている。2位置弁22は常には液通路20を
リザーバ通路26から遮断して液通路18に連通させ、
マスタシリンダ10の液圧がホイールシリンダ14に伝
達されることを許容する増圧位置にあるが、ソレノイド
32が励磁された場合には、液通路20を液通路18か
ら遮断してリザーバ通路26に連通させ、ホイールシリ
ンダ14内のブレーキ液がリザーバ28へ排出されるこ
とを許容する減圧位置となる。リザーバ28に排出され
たブレーキ液はモータ34によって駆動されるポンプ3
6によって汲み上げられ液通路18へ戻される。液通路
18と20には、ホイールシリンダ14から2位置弁2
2をバイパスしてマスタシリンダlOへブレーキ液が還
流することを許容する還流通路38が接続されている。
還流通路38にはブレーキ液の逆流を防止する逆止弁4
0が設けられている。符号42.44は逆止弁である。
ソレノイド32はコンピュータを主体とするコントロー
ラ50によって制御される。コントローラ50には、左
前輪と共に回転するディスクロータ52の回転速度、す
なわち、左前輪の回転を検出する回転センサ54と、左
前輪以外の車輪の回転を検出する回転センサと、ブレー
キペダル12の踏込みを検出するブレーキスイ・ンチ5
8とが接続されている。なお、コントローラ50は必要
に応じて上記モータ34を発停させる機能をも有する。
コントローラ50はまた、第3図にフローチャ−トで示
すメインプログラムを始め、各種制御プログラムを記憶
している。それら制御プログラムの実行によりアンデス
キット制御が行われる。
アンチスキッド制御が実行される様子を説明する。なお
、左前輪に対するアンチスキッド制御についてのみ説明
し、他の車輪に対する制御については説明を省略する。
単画のイグニションスイッチが操作されない状態でば、
2位置弁22が増圧位置にあり、マスタシリンダ10の
液圧が2位置弁22を経てホイールシリンダ14に伝達
される。
イグニションスイッチが操作されれば、第3図のメイン
プログラムの実行が開始される。まず、ステップSl(
以下単にSlという。他のステップについても同じ)に
おいて初期設定が行われ、これにより、アンチスキッド
フラグ、第1および第2急増フラグ(路面の摩擦係数が
急増したことを表すフラグ)ならびに急減フラグ(路面
の摩擦係数が急減したことを表すフラグ)が共にがりセ
ットされるとともにnの値が0にセットされる。
S2において、回転センサ54等から信号が取り込まれ
て、その検出結果から左前輪の現在の車輪速度■。、車
輪加速度Gいおよび推定車速VSOが演算されるととも
に、その推定車速VSOに所定のスリップ率を見込んで
基準速度VSN力ぐ演算される。
S3において、ブレーキスイッチ58によってブレーキ
ペダル12の踏込みが検出されたか否かが判定され、S
4において、アンチスキッド制御を許可する状態である
か否か、すなわち、推定車速VSOが予め定められた制
御許可速度Vt  (例えば時速数りというように小さ
い速度)以上であるか否かが判定される。現在ブレーキ
ペダル12が踏み込まれていないか、あるいは踏み込ま
れたがそのときの推定車速V、。が小さい場合には、S
5においてアンチスキッドフラグ、第1および第2急増
フラグならびに急減フラグが共にリセットされ、S6に
おいてnの値が0にセラi・される。そして、S6aに
おいて1が修正比率γとして格納された後、S7におい
て2位置弁22に消磁指令が出されることにより2位置
弁22が増圧位置に保たれ、その後、S2に戻る。修正
比率γについては後に詳述する。
これに対して、ブレーキペダル12が踏み込まれ、推定
車速V soが制御許可速度■1以上である場合には、
S3およびS4の判定結果が共にYESとなり、S8が
実行される。
S8において、左前輪に強いロック傾向が生じたか否か
、すなわち、本実施例においては、左前輪の車輪速度■
凶が基準速度VSN以下となり、かつ車輪加速度G9が
負の第1基準加速度G、以下となったか否かが判定され
る。ブレーキペダル12の現在の踏力が路面の摩擦係数
との関係において適正であり、左前輪に強いロック傾向
が生じない場合には、左前輪についてアンチスキッド制
御を行う必要がなく、S8の判定結果がNOとなり、S
9において第1急増フラグがセットされているか否かが
判定される。今回は七ッ)・されていないから判定結果
がNOとなり、SIOにおいてアンチスキッドフラグが
セントされているか否かが判定される。今回はセットさ
れていないから判定結果がNOとなり、S5以後のステ
ップが実行される。
これに対して、ブレーキペダル12の現在の踏力が路面
の摩擦係数との関係において高過ぎ、左前輪に強いロッ
ク傾向が生じた場合には、S8の判定結果がYESとな
り、以後アンチスキッド制御が実行される。以下、アン
チスキッド制御が実行される様子を詳細に説明するが、
まず、通常のアンチスキッド制御を、推定車速■、。、
左前輪の車輪速度■ヮ、基準速度V S N +車輪加
速度Gヮおよびホイールシリンダ液圧が変化する様子の
一例を示す第4図(a)ないしくC)のグラフを参照し
つつ説明する。
まず、概略的に説明する。
左前輪に強いロック傾向が生じた場合には、まず、ホイ
ールシリンダ液圧が象、速に、すなわち減圧モードで減
圧される。この減圧によって左前輪にロック傾向の解消
傾向が生じれば、ホイールシリンダ液圧の保圧と緩増圧
とのいずれかが行われる。保圧はホイールシリンダ液圧
を一定に保つことであり、緩増圧はホイールシリンダ液
圧を緩増圧モードで増圧することである。減圧開始時に
左前輪に生じたロック傾向が極めて強かった場合には保
圧が行われ、それ程ではなかった場合には緩増圧が行わ
れる。なお、第4図の例は、初回の単位制御におけるロ
ック傾向は極めて強かったが2回目の単位制御における
ロック傾向はそれ程ではなかった場合の一例である。
保圧または緩増圧によって左前輪のロック傾向が解消さ
れれば、ホイールシリンダ液圧が急速に、すなわち急増
圧モードで増圧される。この急増圧は可変の設定時間T
”csO間行われる。その設定時間T’csは基本時間
TCPと前記修正比率γとの積として決定される。それ
ら設定時間Tcs、基本時間TCPおよび修正比率Tに
ついては後に詳述する。
急増圧の終了後、緩増圧が行われ、この緩増圧によって
ホイールシリンダ液圧が回復し、再び左前輪に強いロッ
ク傾向が生じれば、次回の減圧が行われる。通常のアン
チスキッド制御においては、それら減圧、保圧(または
緩増圧)、急増圧および緩増圧が順次行われる単位制御
が複数回繰り返されることとなる。
なお、本実施例においては、2位置弁22をそれぞれ増
圧位置と減圧位置とに保つことによって減圧モードと急
増圧モードとを得ている。
また、2位置弁22を増圧位置と減圧位置とに交互に一
定時間ずつ切り換えるデユーティサイクルを何回も繰り
返すことによって保圧モードと緩増圧モードとを得てい
る。各デユーティサイクルにおける増圧位置と減圧位置
との継続時間比率が、保圧の場合にはホイールシリンダ
液圧をほぼ一定に保つ大きさに設定され、緩増圧の場合
にはホイールシリンダ液圧を急増圧の場合より緩やかに
増大させる大きさに設定されているのである。ただし、
保圧モードにおいては増圧位置および減圧位置の順に切
り換えられるのに対し、緩増圧モードにおいてはそれと
は逆に減圧位置および増圧位置の順に切り換えられるよ
うになっている。
次に、通常のアンチスキッド制御が実行される様子を第
3図のフローチャートに基づいて具体的に説明する。
まず、Sllにおいてアンチスキッドフラグがセットさ
れ、その後、S12において左前輪にロック傾向の解消
傾向が生じたか否か、すなわち、本実施例においては、
左前輪の車輪加速度G、1が減少傾向から増大傾向に転
じたか否かが判定される。現在、左前輪の車輪加速度G
。には減少傾向が生じているから、S12の判定結果が
Noとなる。その後、S13において象、滅フラグがセ
ットされているか否かが判定される。今回はセットされ
ていないから判定結果がNOとなり、S15において2
位置弁22が励磁されて減圧位置に切り換えられ、31
6において第1急増フラグがリセットされる。なお、こ
のS16の実行は通常のアンチスキッド制御においては
意味を持たず、アンチスキッド制御中に路面の摩擦係数
が急増した場合に意味を持つ。アンチスキッド制御中に
路面の摩擦係数が栄、増した場合については後に詳述す
る。
以後、S2ないしS4.S8.SllないしS13  
S15およびS16から成るループが何回も実行され、
左前輪にロック傾向の解消傾向が生じたために312の
判定結果がYESとなることによって、そのループの実
行が終了させられる。
S12の判定結果がYESとなるまで、2位置弁22が
減圧位置に保たれる結果、ホイールシリンダ14内のブ
レーキ液がリザーバ28へ継続的に排出され、これによ
り、ホイールシリンダ液圧が減圧モードで減圧されるの
である。
そして、S12の判定結果がYESとなったならば、S
17において、今回の単位制御における減圧の減圧時間
TAが測定されるとともに、その測定された減圧時間T
Aが予め定められた判定値より長かったか否かが判定さ
れることにより、今回の減圧開始時に左前輪に生じたロ
ック傾向が極めて強かったか否かが判定される。減圧時
間TAが判定値より長かった場合にはロック傾向が極め
て強かったと判定され、判定値以下であった場合にはそ
れ程ではなかったと判定されるのである。
以下、ロック傾向が極めて強かったと仮定して説明する
。この場合には、S17の判定結果がYESとなり、S
18においてホイールシリンダ液圧が保圧モードで制御
される。保圧の開始当初であって、左前輪に強いロック
傾向が生じていてS8の判定結果がYESである間は、
S2ないしS4、S8.Sll  S12  S17お
よびS1Bから成る第1ループが繰り返し実行される。
その後、左前輪に強いロック傾向が生じなくなってS8
の判定結果がNoとなった後には、S2ないしS4.S
8ないし310,518a、S17およびS18から成
る第2ループが繰り返し実行される。518aにおいて
、左前輪のロック傾向が解消されたか否か、すなわち、
本実施例においては、左前輪の車輪加速度Gいが増大し
て正の第2基準加速度G2を超え、その後、車輪加速度
G11が減少して第2基準加速度G2を下回ったか否か
が判定される。左前輪のロック傾向が解消されたために
318aの判定結果がYESとなれば、第2ループの実
行が終了させられる。
そして、518aの判定結果がYESとなったならば、
S19以後のステップの実行によりホイールシリンダ液
圧が急増圧モードで増圧される。
具体的には、S19において急減フラグがセットされ、
S20において、今回の象、増圧が今回のアンチスキッ
ド制御において初回であるか否かが判定される。今回は
そうであるから判定結果がYESとなり、520aにお
いてそのステップの今回の実行が今回の急増圧において
初回であるが否かが判定される。今回はそうであるから
判定結果がYESとなり、S21が実行される。
S21においては前記基本時間TCPが演算される。基
本時間TCPは、左前輪の、今回の単位制御において住
じた車輪加速度G8の最大値(以下、ピークGという)
を変数とする関数f。(nは番号を表し、前述のnと一
致する)の値と、今回の単位制御における前記減圧時間
TAとの積として求められる。関数fゎは関数f。から
関数[、までのm+1個の関数f7から選出される。各
関数f、の値は第5図に示すように、ピークGの増大に
つれて0から増大し、やがて一定値に収束する特性を有
する。また、関数f0の値は、左前輪が接することを予
定された路面の中で最も大きな摩擦係数を有する最高μ
路に適した値に定められているのに対し、関数f、の値
は、最も小さな摩擦係数を有する最低μ路に適した値に
定められている。そして、関数f。から関数f、までの
各関数f11の値は、nの値が増大する程小さくなるよ
うに定められている。つまり、nの値が大きい関数f7
はど路面の摩擦係数が小さい場合に好適な関数f。とな
っているのである。なお、ピークGは第4図の例から明
らかなように、各単位制御において急増圧の開始前に発
生しており、本実施例においては、S21の実行前に今
回の単位制御におけるピークGが測定されるとともに、
その測定されたピークGが格納されるようになっている
そして、具体的には、S21において、関数f、l(現
在nは0)に今回のピークGが代入されることによって
関数f、、の値が演算され、その値と今回の減圧時間T
、との積が今回の基本時間TCPとして格納される。基
本時間TcFが今回の急増圧に好適な時間として求めら
れたのである。
今回の急増圧が今回のアンチスキッド制御において初回
であっても、その急増圧の開始前に今回の単位制御にお
ける減圧時間T、もピークGも判る。しかし、現在の路
面に適するnの値は正確に把握することは困難である。
そこで、本実施例においては、第3図の36においてn
の値を0とすることにより、今回はm+1個の関数f7
の中から関数f。を選出するようになっている。本実施
例においては、各アンチスキッド制御の開始に先立って
S6が実行され、nの、各アンチスキッド制御の初回の
単位制御における値(以下、nの初期値という)がOに
設定されるようになっているのである。初回の急増圧が
、最高μ路に適した関数f0にピークGを代入すること
によって得られた値と減圧時間TAとの積に等しい時間
待われることとなるのであり、現在の路面が最低μ路で
あってもホイールシリンダ液圧の不足傾向は生じない。
その後、S22において基本時間T。、と修正比率Tと
の積が今回の急増圧の設定時間T 、CSとして格納さ
れる。現在、修正比率Tは1であるから、結局、基本時
間TCPが設定時間’r’csとして格納される。こと
になる。
S23において設定時間TC9が上限時間TCHより長
いか否かが判定され・、長いならばS24において上限
時間T。I+が設定時間Tcsとして格納される。これ
に対して、設定時間T”csが上限時間TCIIを超え
ておらず、S23の判定結果がNoであれば、S25に
おいて設定時間’I”csが下限時間’I”ctより短
いか否かが判定される。短いならばS26において下限
時間TcLが設定時間Tcsとして格納される。これら
323ないしS26の実行により、設定時間T。、が上
限時間TcHと下限時間T el、とによって画定され
る許容範囲から逸脱しないように調整されるのである。
その後、S27において、設定時間Tcsが満了したか
否か、すなわち、今回の急増圧モードの実際の継続時間
である急増圧実時間TCAが設定時間Tc、と一致した
か否かが判定される。今回の実行は今回の急増圧におい
て初回であるから、設定時間Tcsが満了していないの
が普通であって、S27の判定結果がNoとなるため、
S7において2位置弁22が励磁されて増圧位置に切り
換えられる。ホイールシリンダ液圧が急増圧モードで増
圧される状態へ移行させられるのである。
その後、S2以後が実行されれば、現在、左前輪に強い
ロック傾向が生じていないために88の判定結果がNo
となり、第1急増フラグはセットされていないために8
9の判定結果がNOとなり、アンチスキッドフラグはセ
ットされているためにSIOの判定結果がYESとなる
。その後、518aが実行される。518aは、左前輪
のロック傾向が解消された場合のみならず、左前輪に強
いロック傾向が生じていない場合にも判定結果がYES
となるように定められているから、今回は判定結果がY
ESとなって319が実行される。
319において再び急減フラグがセットされ、S20に
おいて、今回の急増圧が今回のアンチスキッド制御にお
いて初回であるか否かが判定される。今回もまたそうで
あるから320の判定結果がYESとなり、520aに
おいてそのステップの今回の実行が今回の急増圧におい
て初回であるか否かが判定される。今回は2回目であっ
て、初回ではないから判定結果がNoとなり、設定時間
Tcsの演算が省略されて、直ちにS27へ移行する。
その後、S27において設定時間Tcsが満了したか否
かが判定される。現在満了していないと仮定すれば、S
27の判定結果がNOとなり、再びS7以後のステップ
が実行される。S7.S2ないしS4.S8ないしSI
O,518a、519S20,520aおよびS27か
ら成るループが繰り返し実行され、設定時間T’csが
満了したために327の判定結果がYESとなれば、そ
のループの実行が終了させられる。
その後、32Bにおいて急減フラグがリセットされる。
今回の象、増圧が設定時間TcSの間行われた場合には
、今回の急増圧中に路面の摩擦係数が急減しなかったと
判定され、32Bにおいて急減フラグがリセットされる
が、今回の急増圧が設定時間Tc3の満了前に終了させ
られた場合には、路面の摩擦係数が急減したと判定され
、!、減ラフラグセットされたままとされる。なお、路
面の摩擦係数が急減した場合についても後に詳述する。
その後、S29においてホイールシリンダ液圧が緩増圧
モードで増圧される。現在、左前輪に強いロック傾向が
生じていないために88の判定結果も518aの判定結
果もNoとなり、その結果、S29.S30.S2ない
し34.S8ないしS10.518aおよびS17から
成るループが繰り返し実行される。S30においては、
緩増圧の実際の継続時間である緩増圧実時間T8が予め
定められた最大時間TBMAX以上であるか否かが判定
される。最大時間TIIMAXは、緩増圧がこれ以上長
く行われると今回の単位制御における制動距離が延びる
とともに、次回の急増圧の設定時間Tcsを通常のアン
チスキッド制御における場合と同じ規則に従って修正し
たのでは、次回の単位制御における制動距離が延びると
推定される時間である。
今はアンチスキッド制御が通常のアンチスキッド制御で
あると仮定しているから、今回のアンチスキッド制御の
各単位制御においては、緩増圧実時間TBが最大時間T
IIHAXに達しないうちに、すなわち、S30の判定
結果がYESとなることなく、左前輪に強いロック傾向
が生じてS8の判定結果がYESとなるごとにより、上
記ループの実行が終了させられる。つまり、S30の実
行は、通常のアンチスキッド制御においては意味を持た
ず、路面の摩擦係数が急増した場合に意味を持つのであ
る。
そして、今回の緩増圧によって再び左前輪に強いロック
傾向が生じたならば、2回目の単位制御が行われる。今
回の単位制御においても初回の単位制御とほぼ同様にホ
イールシリンダ液圧が制御されるのであるが、急増圧の
実行される様子が前回の場合と異なる。
今回の急増圧においては、S19において前回の場合と
同様に急減フラグがセラ1〜された後に行われるS20
の判定結果がNOとなり、530aが実行される。ここ
でばS 30 aの判定結果がYBSとなり、530b
において第2象、増フラグがセットされているか否かが
判定される。今回はセットされていないから530bの
判定結果がNOとなり、S31以後のステップが実行さ
れる。
S31において、前回の単位制御における緩増圧の緩増
圧実時間T、がそれの適正範囲の上限時間T。1.を超
えたか否かが判定される。上限時間TBHは前記最大時
間TBMAXより短く定められている。
緩増圧実時間T、が上限時間Tl1)Iを超えたならば
、S32において関数f、1の番号であるnの値が1だ
け減少させられる。これにより、前回の関数f、。
より1ランクだけ最高μ路側の関数f7−1が今回の関
数f、、として選出されることになる。これに対して、
緩増圧実時間TBが上限時間Tl1)lを超えていなけ
れば、S33において緩増圧時間TBが適正範囲の下限
時間Tl11.を下回ったか否かが判定される。下限時
間TBLを下回ったならば、S34において関数fI、
の番号であるnの値が1だけ増大させられる。これによ
り、前回の関数fゎより1ランクだけ最低μ路側の関数
f。+1が今回の関数f、、として選出されることにな
る。
その後、S35においてnの値が0より小さいか否かが
判定される。nの値が0より小さく、S35の判定結果
がYESである場合には、S36において0がnとして
格納され、536aにおいて1が前記修正係数γとして
格納される。なお、今はアンチスキッド制御が通常のア
ンチスキッド制御と仮定しており、アンチスキッド制御
中、修正係数γの値を1に保つがら、536aの今回の
実行は意味を持たず、路面の摩擦係数が急減した場合に
意味を持つこととなる。一方、nの値が0以上であって
、S35の判定結果がNOである場合には、S37にお
いてnの値がmより大きいが否かが判定される。そうで
あれば33Bにおいてmの値がnとして格納されるが、
そうでなければnの値がそのままに維持される。nの値
が必ず0とmとの間の値を取るようにされるのである。
以後、2回目の急増圧が初回の急増圧と同様に実行され
る。
以上、左前輪に生じたロック傾向が極めて強がった場合
を説明したが、次に、ロック傾向がそれ程ではなかった
場合を説明する。
左前輪に強いロック傾向が生じたためにホイールシリン
ダ液圧の減圧が開始され、その減圧によって左前輪にロ
ック傾向の解消傾向が生じたために312の判定結果が
YESとなれば、S17においてロック傾向が極めて強
かったか否かが判定される。今回はそうではないと仮定
しているから、判定結果がNOとなり、S29において
ホイールシリンダ液圧が緩増圧モードで増圧される。
今回の緩増圧は先に説明した緩増圧、ずなわち急増圧と
減圧との間に行われる緩増圧とは実行終了の条件が異な
る。緩増圧が開始された当初は、左前輪に強いロック傾
向は生じているがそれの解消傾向が生じているから、S
8の判定結果がYESとなるとともに312の判定結果
がYESとなる。そのため、S29.S30.S2ない
し54S8.Sll、S12およびS ]、 7から成
る第1ループが繰り返し実行される。その後、左前輪に
強いロック傾向は生じなくなったがそれが解消されてい
ない状態となれば、S8の判定結果がN。
となるとともに318aの判定結果がNoとなり、その
結果、S29.S30.S2ないしS4.S8ないしS
IO,518aおよびS17がら成る第2ループが繰り
返し実行される。そして、第2ループの実行は、先に説
明した緩増圧のように、左前輪に強いロック傾向が生じ
たときに88の判定結果がYESとなることによって終
了させられるのではなく、左前輪のロック傾向が解消さ
れたときに518aの判定結果がYESとなることによ
って終了させられる。
以上説明した減圧、保圧(または緩増圧)、急増圧およ
び緩増圧が順に行われる単位制御が複数回実行されるこ
とにより、左前輪のスリップが適正範囲に保たれる。そ
して、ブレーキペダル12の踏込みが解除されたために
33の判定結果がNOとなるか、あるいは推定車速VS
Oが制御許可速度■、より小さくなって34の判定結果
がNoとなったならば、S5においてアンチスキッドフ
ラグ、急減フラグ、第1急増フラグおよび第2急増フラ
グが共にリセットされる。その後、S6においてnの値
が0にセットされ、S6aにおいて1が修正係数γとし
て格納され、S7において2位置弁22に消磁指令が出
されて増圧位置に切り換えられることによって今回のア
ンチスキッド制御が終了させられる。
次に、アンチスキッド制御中に路面の摩擦係数が急減し
た場合を第1図のグラフを参照しつつ説明する。なお、
このグラフは、アンチスキッド制御の第2回目の急増圧
が最高μ路で開始されたがその途中で突然最低μ路へ移
行した場合におけるホイールシリンダ液圧の制御の一例
を表す。
この場合には、第!回の急増圧時に左前輪に強いロック
傾向が生じる。そのため、今回の急増圧は、設定時間T
c3が満了して第3図の327の判定結果がYESとな
ることによって終了させられるのではなく、S8の判定
結果がYESとなることによって終了させられる。その
後、ホイールシリンダ液圧が減圧モードで減圧される。
そして、S13において急減フラグがセットされている
か否かが判定されれば、前回の急増圧時には328が実
行されず、急減フラグがリセットされなかったから、急
減フラグはセラ1−されたままであって、S13の判定
結果がYESとなる。
その後、S42においてそのステップの今回の実行が今
回の減圧において初回であるか否かが判定される。今回
は初回であるから判定結果がYESとなり、542aお
よびS43が順に実行される。542aにおいては修正
比率修正係数Δγ(以下、単にΔγという)の値が演算
され、S43においてはそのΔγと修正比率γの現在値
(前回の値)との積が今回の修正比率Tとして格納され
るのである。
Δγは0から1までの値を取り得るものである。
そして、ΔTの今回の値は、Δγの値と前回の急増圧実
時間Tchと前回の基本時間TCFとの間に予め定めら
れた関係に従って決定される。本実施例においては、象
、増圧実時間TcAを基本時間T。Fで割算することに
よって求めた値を変数とし、その変数が大きい程大きく
なるΔγを導くために第6図に示す関数gが格納されて
いる。この関数gはまた、変数が大きい程Δγの増大率
が小さくなるように定められている。つまり、本実施例
においては、急増圧実時間TCAと基本時間TCPとΔ
γとの間の関係が、基本時間TCFが急増圧実時間Tc
Aより長い程、Δγの値が1に近づくとともに、Δγの
増大率が小さくなるようにされているのである。
したがって、第1図の例のように、第2回目の急増圧実
時間TCAが設定時間T。8すなわち基本時間TCPよ
り短く、直ちに第n+1回目の減圧へ移行させられた場
合には、第n+1回目のΔγが1より小さいから、その
Δγが修正比率γの前回の値(現在は1)に乗じられれ
ば、修正比率Tの今回の値が前回より小さくなる。路面
の摩擦係数が急減した場合には、基本時間TCPを通常
のアンチスキッド制御の場合と同様に短縮するのに加え
て、補助的に修正比率γを1より小さくすることにより
、設定時間Tcsが通常のアンチスキッド制御の場合よ
り大きく短縮される。そのため、第n+1回目の単位制
御は、急増圧が設定時間Tc5O間行われる状態、すな
わち、急増圧と緩増圧とによってホイールシリンダ液圧
が回復させられる状態に戻る。
なお、本実施例においては、前回の急増圧が設定時間T
cs満了前に終了させられた場合には、今回の象、増圧
が再び設定時間Tcs満了させられることができる限り
ないように、ホイールシリンダ液圧の、設定時間TCS
満了時に到達すべき高さが目標液圧よりやや低くなるよ
うにΔTの値、すなわち関数gの特性が定められている
。そのため、緩増圧が目標液圧より低いホイールシリン
ダ液圧に対して開始されることとなる。しかし、ホイー
ルシリンダ液圧が低い程、ホイールシリンダ液圧の緩増
圧時の液圧勾配が急となるから、ホイールシリンダ液圧
の緩増圧開始時の液圧と目標液圧との差の大小にかかわ
らず、緩増圧実時間T11がほぼ等しくなる。つまり、
本実施例においては、毎回の単位制御においてホイール
シリンダ液圧が急増圧と緩増圧との両方によって回復さ
せられる限りは、ホイールシリンダ液圧が高い精度で制
御卸されることとなるのである。
また、536aにおいて修正比率γが1に復帰させられ
るようにしたのは、路面の摩擦係数が急減した後、路面
の摩擦係数が緩やかに増大して路面の摩擦係数が大きい
方の路面で複数回の単位制御が行われる場合に、それら
各単位制御(lにおける修正比率γが1より小さいため
に設定時間Tcsを基本時間TCPと一致させることが
できないことが原因で、ホイールシリンダ液圧の不足傾
向が生しることを防止するためである。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
前回の緩増圧実時間TBが上限時間Tl1o+より長け
ればnの値が前回より1だけ小さい関数fゎ−1を、下
限時間TBLより短ければnの値が前回より1だけ大き
い関数fゎ。1を今回の関数f。
とじて選出し、その選出した関数f。に今回のピークG
を代入することによって得た値と今回の減圧時間TAと
の積を今回の象、増圧の基本時間TCPすなわち設定時
間Tcsに設定することが通常規則であり、また、通常
規則に従って求めた基本時間TCPと1より小さな修正
比率γとの積を今回の急増圧の設定時間Tcsに設定す
ることが特定規則である。
次に、アンチスキッド制御中に路面の摩擦係数が急増し
た場合を第7図のグラフを参照しつつ説明する。なお、
このグラフは、アンチスキッド制御の第2回目の緩増圧
が最低μ路で開始されたがその途中で突然最高μ路へ移
行した場合におけるホイールシリンダ液圧の制御の一例
を表す。
この場合には、第β回目の緩増圧によって左前輪に強い
ロック傾向が生じるのに時間がかかる。
そのため、第β回目の緩増圧が通常より長く行われて、
緩増圧実時間TEが最大時間TBHAXに達する。した
がって、今回のアンチスキッド制御卸においては、緩増
圧を行うための、第3図の529S30.S2ないしS
4.S8ないしSIO,S]、 8 aおよびS17か
ら成るループの実行が、S30の判定結果がYESとな
ることによって終了させられる。
その後、S40において第1および第2急増フラグが共
にセットされた後、S7において2位置弁22が増圧位
置に切り換えられる。これにより、ホイールシリンダ液
圧が急増圧モートで増圧される。現在、左前輪に強いロ
ック傾向は生じていないために38の判定結果がNoと
なるとともに、第1急増フラグがセットされているため
に59の判定結果がYESとなるから、S7,32ない
しS4,38およびS9から成るループが繰り返し実行
される。急増圧によって左前輪に強いロック傾向が生じ
たために38の判定結果がYESとなれば、上記ループ
の実行が終了させられる。
その後、第!+1回目の減圧および保圧が順次実行され
、左前輪のロック傾向が解消されれば、S19以後の実
行により、ホイールシリンダ液圧が急増圧モードで増圧
される。
S20において今回の急増圧が今回のアンデスキッド制
御において初回であるか否かが判定される。今回は!→
−1回目であって、初回ではないから判定結果がNoと
なり、530aにおいてその4 ] ステップの今回の実行が今回の急増圧において初回であ
るか否かが判定される。今回はそうであるから・判定結
果がYESとなる。その後、S3.Obにおいて第2急
増フラグがセットされているか否かが判定される。今回
はセットされているから判定結果がYESとなり、54
0aにおいて第2象、増フラグがリセットされた後、S
41においてnの値がOにセットされる。nの値が前回
の値とは無関係にOlすなわち前記nの初期値に復帰さ
せられるのであり、今回の単位制御においては最高μ路
に適した関数f0が選出されることになる。
541aにおいて1が修正比率γ、として格納される。
その後、S21ないし326の各ステップが実行され、
S27において設定時間Tcsが満了したか否かが判定
される。現在は、設定時間Tcsが満了していないのが
普通であるから、S27の判定結果がNOとなり、S7
が実行される。なお、路面の摩擦係数急増が摩擦係数急
減の後に生じても、S41においてnが0に復帰させら
れるとともに、541aにおいて修正比率γが1に復帰
させられるから、S21およびS22において最高μ路
に適した設定時間’I’csが求められる。
その後、S2ないしS4.S8ないし5IO318a、
S19およびS20が順次実行され、再び530aにお
いてそのステップの今回の実行が今回の急増圧において
初回であるか否かが判定される。今回は2回目であって
、初回ではないから判定結果がNOとなり、直ちにS2
7へ移行する。したがって、以後、S7.S2ないし5
4S8ないしSIO,518a、S19,520S30
aおよびS27から成るループが繰り返し実行され、設
定時間Tc3が満了したためS27の判定結果がYES
となることによって、そのループの実行が終了させられ
る。その後、32Bにおいて急減フラグがリセットされ
る。
なお、第2急増フラグは540aにおいてリセットされ
たのに対し、第1急増フラグは未だリセットされていな
いが、第1急増フラグは今回の栄、増圧の後に行われる
減圧時に、S16の実行によってリセットされる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
緩増圧実時間Tnが最大時間T□AXに達し、翁、増圧
の設定時間’I’csが実際の路面に適した適正時間か
ら大きく外れることとなっても、設定時間Tc、が適正
時間に修正されるまでの間、急増圧が適正時間より長い
時間待われるから、次回の単位制御において、ホイール
シリンダ液圧の不足傾向は生じず、制動距離の延びが抑
制される。
なお、以上の実施例の説明においては、急増圧が設定時
間Tcs満了前に終了させられた原因がアンチスキッド
制御中に路面の摩擦係数が急減したことである場合につ
いて述べたが、何らかの事情でアンチスキッド制御中に
ブレーキペダル12の踏力が大きく増大したことが原因
で象、増圧が中断される場合もある。本実施例において
は、マスタシリンダ10からのブレーキ液が2位置弁2
2を経てホイールシリンダ14に直接供給されるため、
アンチスキッド制御中にブレーキペダル12の踏力が大
きく増大した場合にはホイールシリンダ液圧の急増圧時
における液圧勾配が通常より急となるからである。しか
し、この場合にも路面の摩擦係数が角、減した場合と同
様に、基本時間TCPと1より小さい修正比率γとの積
が設定時間T、sとして求められることによって設定時
間T’csが通常のアンチスキッド制御の場合より大き
く短縮されるため、ホイールシリンダ液圧の制御精度低
下が抑制される。なお、この場合には、急減フラグがア
ンチスキッド制御中にブレーキペダル12の踏力が急増
したことを表すフラグとして機能することとなる。
なお付言すれば、本実施例においては、各回の急増圧の
基本時間’I”cyが、基本時間TcFと減圧時間TA
とピークGとの間に予め定められ、減圧時間T、が長い
程、また、ピークGが大きい程基本時間TCPが長くな
る関係の一つであって、ピークGを変数とする関数f7
の値と減圧時間TAとの積が基本時間TCPと一致する
という関係に従って求められるようになっている。減圧
時間TAは、ホイールシリンダ液圧の減圧量に対応して
いるためにホイールシリンダ液圧の回復に必要な増圧時
間が長い程長くなり、また、ピークGは、路面の摩擦係
数に対応しているために路面の摩擦係数が大きい程太き
(なるからである。したがって、本実施例においては、
急増圧の設定時間T。、の初期値を路面の実際の摩擦係
数とは無関係に最高μ路に適した長さに決定してアンチ
スキッド制御を開始する場合より、設定時間T”csが
実際の路面に適した適正値に修正されるまでに必要な時
間が短くなるとともに、各アンチスキッド制御の初回の
単位制御からホイールシリンダ液圧が十分高い精度で制
御されるから、ホイールシリンダ液圧の制御精度向上の
ためにあえて高価な3位置弁等を使用しなくてもよくな
る。つまり、本実施例においては、安価にホイールシリ
ンダ液圧の制御精度の向上を図り得るという効果が得ら
れるのである。
さらに付言すれば、減圧が第4図の例におりる初回の減
圧時のように急増圧の終了により開始する場合と、同側
における2回目の減圧時のように緩増圧の終了により開
始する場合とがある。前者の場合には、減圧位置継続時
間、すなわち、2位置弁22が実際に継続的に減圧位置
にあった時間と、減圧モード継続時間、すなわち、ホイ
ールシリンダ液圧が減圧モードで減圧された時間とが一
致するのに対し、後者の場合には、減圧モード継続時間
が減圧位置継続時間より短くなることがある。緩増圧の
終了時期に2位置弁22が減圧位置にあり、そのまま減
圧モードに移行して2位置弁22が減圧位置に保たれる
場合があるのである。
そのため、今回の単位制御が上記2つの場合のいずれに
該当するかとは無関係に、減圧モート継続時間に基づい
て基本時間TCPを演算するとした場合には、常に基本
時間TCPを正確に求めることができない。
そこで、本実施例においては、今回の減圧が急増圧に続
いて行われた場合でも、緩増圧に続いて行われた場合で
も、減圧位置継続時間を減圧時間TAとみなし、その減
圧時間TAに基づいて基本時間TCPを演算するように
されている。したがって、本実施例においては、設定時
間TcsをピークGと減圧時間TAとから求めることと
共同して、正確な設定時間Tcsが得られ、ホイールシ
リンダ液圧の制御精度が向上するという効果が得られる
以上詳記した実施例においては、ブレーキスイッチ58
と、回転センサ54と、コントローラ50の2位置弁2
2を制御する部分とが電気的制御装置を構成している。
また、コンIーローラ5oのうち、第3図(7)S5,
S6a,S13  S42S42a,S43,S19,
S22およびS28を記憶する部分および実行する部分
が特定時修正手段を構成している。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、本発明はその他の態様で実施することができる。
例えば、本実施例においては、ホイールシリンダ液圧の
緩増圧モードにお1ノる液圧勾配を決める2位置弁22
の増圧位置と減圧位置との継続時間比率が各単位制御の
間で一定とされていたが、継続時間比率を例えば次のよ
うにして修正することができる。各回のアンチスキッド
制御が通常のアンチスキッド制御であるか否かを問わず
、本出願人によって先に出願された特願第63ー312
190号明細書に記載の発明装置のように、緩増圧実時
間Tllが予め定められた目標時間と等しくなるように
各回の継続時間比率を修正することができるのである。
また、本実施例においては、車輪に生じたロック傾向が
極めて強い場合には、減圧モードと急増圧モードとの間
に保圧モートを実行するようになっていたが、その保圧
モードを、ホイールシリンダ液圧を減圧モードの場合よ
り緩やかに減圧する緩減圧モードに変えることができる
。この緩減圧モードは、保圧モードの場合と同様に2位
置弁22を増圧位置と減圧位置とに交互に切り換えるこ
とによって実現できる。
また、本実施例においては、減圧時間TAと急増圧の基
本時間T CPとの比率(関数f,の値に対応する)と
、ピークGとの間の予め定められた関係が関数f7とし
てコントローラ50のコンピュータに格納されるととも
に、急増圧実時間TCAと急増圧の基本時間TCPとΔ
γとの間の予め定められた関係が関数gとして格納され
ていたが、それら関係の少なくとも一方をテーブルとし
てコンピュータに格納してもよい。
また、本実施例は、ホイールシリンダ液圧が2位置弁2
2によって直接制御されるいわゆる還流式のアンチスキ
ッド型液圧ブレーキ装置に本発明を適用したものであっ
たが、2位置弁22とホイールシリンダ14とを液圧制
御弁を経て接続し、この液圧制御弁の作動液の液圧を2
位置弁22により制御することによって、ホイールシリ
ンダ液圧を間接的に制御するいわゆる容積式のアンチス
キッド型液圧ブレーキ装置に本発明を適用することもで
きる。
これらの他、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良
等を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である4輪自動車用アンチ
スキッド型液圧ブレーキ装置において、アンチスキッド
制御中に路面の摩擦係数が急減した場合におけるホイー
ルシリンダ液圧の制御の一例を示すグラフ、第2図は上
記ブレーキ装置の系統図、第3図は上記ブレーキ装置の
コンピュータに格納されている制御プログラムを表すフ
ローチャート、第4図(a)ないしくC)はそれぞれ、
上記ブレーキ装置における通常のアンチスキッド制御時
の車輪速度V1,1輪車速度G11およびホイールシリ
ンダ液圧の各特性の一例を示すグラフ、第5図は上記ブ
レーキ装置に設けられた関数r。の特性を示すグラフ、
第6図は上記ブレーキ装置に設けられた関数gの特性を
示すグラフ、第7図は、上記ブレーキ装置において、ア
ンチスキッド制御中に路面の摩擦係数が急増した場合に
おけるホイールシリンダ液圧の制御の一例を示すグラフ
である。 第8図は、従来のアンチスキッド制御装置において、ア
ンチスキッド制御中に路面の摩擦係数が急減した場合に
おける車輪加速度およびホイールシリンダ液圧の変化の
一例を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車輪のブレーキを作動させるホィールシリンダをマスタ
    シリンダとリザーバとに択一的に連通させる電磁弁装置
    と、 その電磁弁装置を介して前記ホィールシリンダの液圧を
    制御する少なくとも減圧モードと急増圧モードと緩増圧
    モードとを含む複数のモードを備えており、前記車輪に
    ロック傾向が生じればホィールシリンダの液圧を前記減
    圧モードで減少させ、そのロック傾向の解消傾向が生じ
    るかあるいはそのロック傾向が解消されれば、ホィール
    シリンダの液圧を前記急増圧モードで設定時間の間増大
    させた後に前記緩増圧モードで増大させる単位制御を複
    数回実行し、かつ、各回の単位制御における前記設定時
    間を通常のアンチスキッド制御に好適な通常規則に従っ
    て修正しつつアンチスキッド制御を行う電気的制御装置
    と を含むアンチスキッド制御装置において、 前回の単位制御における急増圧モードの実行中に前記車
    輪にロック傾向が生じたため、その急増圧モードが設定
    時間満了前に終了させられた特定時には、次回の単位制
    御における前記設定時間を、前記通常規則とは異なる特
    定時に好適な特定規則に従って修正する特定時修正手段
    を設けたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
JP1086149A 1989-04-05 1989-04-05 アンチスキッド制御装置 Expired - Lifetime JP2682125B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1086149A JP2682125B2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05 アンチスキッド制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1086149A JP2682125B2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05 アンチスキッド制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02267064A true JPH02267064A (ja) 1990-10-31
JP2682125B2 JP2682125B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=13878683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1086149A Expired - Lifetime JP2682125B2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05 アンチスキッド制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2682125B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190092293A1 (en) * 2016-03-31 2019-03-28 Nissin Kogyo Co., Ltd. Vehicle brake hydraulic control device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62218258A (ja) * 1986-03-20 1987-09-25 Nissan Motor Co Ltd 駆動車輪のアンチスキツド制御装置
JPS6428061A (en) * 1987-07-20 1989-01-30 Sumitomo Electric Industries Device for controlling wheel speed
JPH01501928A (ja) * 1986-03-26 1989-07-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ロツク防止調整装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62218258A (ja) * 1986-03-20 1987-09-25 Nissan Motor Co Ltd 駆動車輪のアンチスキツド制御装置
JPH01501928A (ja) * 1986-03-26 1989-07-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ロツク防止調整装置
JPS6428061A (en) * 1987-07-20 1989-01-30 Sumitomo Electric Industries Device for controlling wheel speed

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190092293A1 (en) * 2016-03-31 2019-03-28 Nissin Kogyo Co., Ltd. Vehicle brake hydraulic control device
EP3437944A4 (en) * 2016-03-31 2019-10-23 Nissin Kogyo Co., Ltd. HYDRAULIC BRAKE CONTROL DEVICE OF VEHICLE
US10737670B2 (en) 2016-03-31 2020-08-11 Nissin Kogyo Co., Ltd. Vehicle brake hydraulic control device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2682125B2 (ja) 1997-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4938544A (en) Method of controlling the brake pressure in an anti-lock vehicle brake system
US7255407B2 (en) Vehicle braking control device for braking force distribution
EP0453811B1 (en) Antilock brake system and method
JPH0562101B2 (ja)
JP3052763B2 (ja) 車両のパワーステアリング装置
US8600637B2 (en) Vehicle braking control device for braking force distribution
JPH02267064A (ja) アンチスキッド制御装置
JP2616302B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JPH03200462A (ja) アンチスキッド制御装置
JPH08201Y2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP2693172B2 (ja) 自動車用故障判定装置を用いるアンチスキッド制御装置
WO2011027456A1 (ja) 車両のブレーキ制御装置および方法
JP2835516B2 (ja) アンチスキツド制御装置
JP2639040B2 (ja) ブレーキ圧力制御装置
JP2627779B2 (ja) アンチスキッド/トラクション制御式ブレーキ装置
JP2518028B2 (ja) アンチロック型ブレ―キ液圧制御装置
JP2560814B2 (ja) アンチスキッド型ブレーキ装置
JPH03197264A (ja) 車両のアンチロック制御方法
JP2520114B2 (ja) アンチスキツド制御装置の擬似車速演算装置
JPH02208156A (ja) アンチスキッド制御装置
JPH092233A (ja) アンチスキッド制御装置
JP2962618B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JPH03182864A (ja) アンチスキッド制御装置
JP2628580B2 (ja) 車輪速度制御装置
JP2005081897A (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置