JP2005081897A - 車両のアンチロックブレーキ制御装置 - Google Patents

車両のアンチロックブレーキ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005081897A
JP2005081897A JP2003313680A JP2003313680A JP2005081897A JP 2005081897 A JP2005081897 A JP 2005081897A JP 2003313680 A JP2003313680 A JP 2003313680A JP 2003313680 A JP2003313680 A JP 2003313680A JP 2005081897 A JP2005081897 A JP 2005081897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
pressure increase
pressure
front wheel
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003313680A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hasegawa
哲哉 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2003313680A priority Critical patent/JP2005081897A/ja
Publication of JP2005081897A publication Critical patent/JP2005081897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

【課題】前回のパルス増圧量のフィードバック演算によって得られるデューティ比可変のパルス増圧制御を基本的には車輪の演算加・減速度が正から負に転換した時点の通常増圧タイミングで開始するものの、過減圧状態となり易い運転状況もしくは過減圧状態となった運転状況では通常増圧タイミングよりも前に前記パルス増圧制御を開始する車両のアンチロックブレーキ制御装置において、過減圧状態となり易い運転状況もしくは過減圧状態となった運転状況で増圧タイミングを早めたときにブレーキ操作量が大きくなったとしても、ブレーキ操作フィーリングが低下するのを回避する。
【解決手段】制御ユニット18は、通常増圧タイミングよりも前に増圧制御を開始するときには、フィードバック演算によって定まるパルス増圧量を低くなる側に補正して調圧弁手段6A,6B1,6B2の作動を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブレーキ操作に応じてブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと;車輪ブレーキのブレーキ液圧を調圧し得るようにして前記マスタシリンダおよび車輪ブレーキ間に介設される調圧弁手段と;前回のパルス増圧量のフィードバック演算によって得られるデューティ比可変のパルス増圧制御を基本的には車輪の演算加・減速度が正から負に転換した時点の通常増圧タイミングで開始するものの、過減圧状態となり易い運転状況もしくは過減圧状態となった運転状況では前記通常増圧タイミングよりも前に前記パルス増圧制御を開始するようにして前記調圧弁手段の作動を制御する制御ユニットと;を備える車両のアンチロックブレーキ制御装置に関する。
ところで、車両のアンチロックブレーキ制御にあたっては、たとえば低摩擦係数の路面を考慮して減圧制御時の減圧量が多めに設定されるのが一般的であり、そのような減圧量の設定に起因して、高摩擦係数の路面では過減圧状態となりがちとなり、制動時の減速度に「抜け感」が生じてブレーキフィーリングが悪化するので、過減圧状態となり易い高摩擦係数の路面では、増圧タイミングを通常よりも早めるようにしたものが、たとえば特許文献1等で知られている。
特開2002−264793号公報
ところが増圧タイミングを早めるときは、ブレーキ操作量が大きくなることが多く、ブレーキ操作量が大きくなると1回のパルス増圧によるマスタシリンダの出力液圧変化が比較的大きくなり、ブレーキ操作部材の入り込みが比較的大きくなってブレーキ操作者が違和感を感じてしまい、ブレーキ操作フィーリングが良好であるとは言えない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、過減圧状態となり易い運転状況もしくは過減圧状態となった運転状況で増圧タイミングを早めたときにブレーキ操作量が大きくなったとしても、ブレーキ操作フィーリングが低下するのを回避し得るようにした車両のアンチロックブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ブレーキ操作に応じてブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと;車輪ブレーキのブレーキ液圧を調圧し得るようにして前記マスタシリンダおよび車輪ブレーキ間に介設される調圧弁手段と;前回のパルス増圧量のフィードバック演算によって得られるデューティ比可変のパルス増圧制御を基本的には車輪の演算加・減速度が正から負に転換した時点の通常増圧タイミングで開始するものの、過減圧状態となり易い運転状況もしくは過減圧状態となった運転状況では前記通常増圧タイミングよりも前に前記パルス増圧制御を開始するようにして前記調圧弁手段の作動を制御する制御ユニットと;を備える車両のアンチロックブレーキ制御装置において、前記制御ユニットは、前記通常の増圧タイミングよりも前に増圧制御を開始するときには、前記フィードバック演算によって定まるパルス増圧量を小さくなる側に補正して前記調圧弁手段の作動を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、過減圧状態となり易い運転状況もしくは過減圧状態となった運転状況で増圧タイミングを早めたときに、ブレーキ操作量が大きくなったとしても、フィードバック演算によって定まるパルス増圧量を小さくなる側に補正するので、1回のパルス増圧によるマスタシリンダの出力液圧変化を比較的小さく抑えることができ、ブレーキ操作部材の入り込みが比較的小さくなるので、良好なブレーキ操作フィーリングを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車用ブレーキ装置の液圧回路図、図2は増圧モードでの制御手順を示す図、図3は走行路面が高摩擦係数となったと判断する手法を説明するための図、図4は本発明に従うタイミングチャートである。
先ず図1において、スクータ型である自動二輪車には、乗員が右手で操作する右ブレーキレバー1の操作に応じて液圧を出力する第1マスタシリンダMAと、乗員が左手で操作する左ブレーキレバー2の操作に応じて液圧を出力する第2マスタシリンダMBとが搭載される。一方、非駆動輪である前輪には、一対のポッド3,4を有する前輪用車輪ブレーキBFが搭載されており、この前輪用車輪ブレーキBFには、第1マスタシリンダMAが調圧弁手段6Aを介して接続されるとともに第2マスタシリンダMBが調圧弁手段6B1および遅延弁5を介して接続される。また駆動輪である後輪に装着された後輪用車輪ブレーキBRには第2マスタシリンダMBが調圧弁手段6B2を介して接続される。
調圧弁手段6Aは、前輪用車輪ブレーキBFのポッド3および第1マスタシリンダMA間に設けられる常開型電磁弁7と、該常開型電磁弁7に並列に接続されるチェック弁8と、前輪用車輪ブレーキBFのポッド3およびリザーバ10A間に設けられる常閉型電磁弁9とで構成されるものであり、第1マスタシリンダMAおよび前輪用車輪ブレーキBFのポッド3間の連通・遮断と、前輪用車輪ブレーキBFのポッド3およびリザーバ10A間の連通・遮断とを切換え可能である。
リザーバ10Aには、該リザーバ10Aのブレーキ液を汲上げて第1マスタシリンダMA側に圧送する戻しポンプ11Aの吸入側が吸入弁12Aを介して接続されており、この戻しポンプ11Aの吐出側は、吐出弁13A、ダンパ14Aおよびオリフィス15Aを介して第1マスタシリンダMAに接続される。
調圧弁手段6B1は、上記調圧弁手段6Aと同様に常開型電磁弁7、チェック弁8および常閉型電磁弁9で構成されるものであり、前輪用車輪ブレーキBFのポッド4に接続される遅延弁5および第2マスタシリンダMB間の連通・遮断と、前記遅延弁5およびリザーバ10B間の連通・遮断とを切換え可能である。
また調圧弁手段6B2は、上記調圧弁手段6A,6B1と同様に常開型電磁弁7、チェック弁8および常閉型電磁弁9で構成されるものであり、後輪用車輪ブレーキBRおよび第2マスタシリンダMB間の連通・遮断と、後輪用車輪ブレーキBRおよびリザーバ10B間の連通・遮断とを切換え可能である。
リザーバ10Bには、該リザーバ10Bのブレーキ液を汲上げて第2マスタシリンダMB側に圧送する戻しポンプ11Bの吸入側が吸入弁12Bを介して接続されており、この戻しポンプ11Bの吐出側は、吐出弁13B、ダンパ14Bおよびオリフィス15Bを介して第2マスタシリンダMBに接続される。
前記両戻しポンプ11A,11Bには共通な単一のモータ16が連結されており、該モータ16により両戻しポンプ11A,11Bが駆動される。
前記各調圧弁手段6A,6B1,6B2における常開型電磁弁7…および常閉型電磁弁9…の通電・非通電、ならびに前記モータ16の作動は、前輪用および後輪用車輪速度センサ19F,19Rの検出値が入力される制御ユニット18によって制御されるものであり、前輪用および後輪用車輪速度センサ19F,19Rの検出値に基づいて車輪がロック状態に入りそうであると判断したときに、制御ユニット18は、ブレーキ液圧の減・増圧サイクルを繰返すように各調圧弁手段6A,6B1,6B2の作動を制御することで、前輪用および後輪用車輪ブレーキBF,BRのアンチロックブレーキ制御を実行する。而してアンチロックブレーキ制御時にブレーキ液圧を減圧するときに制御ユニット18は、常開型電磁弁7…のうちロック状態に入りそうである車輪に対応する常開型電磁弁を通電により閉弁するとともに常閉型電磁弁9…のうち上記車輪に対応する常閉型電磁弁を通電により開弁する。そうすると、ブレーキ液圧の一部がリザーバ10Aあるいは10Bに逃がされて減圧されることになる。またブレーキ液圧を保持する際に制御ユニット18は、常開型電磁弁7…を通電により閉弁するとともに常閉型電磁弁9…を非通電により閉弁状態に保持する。さらにブレーキ液圧を増圧する際に、制御ユニット18は、常開型電磁弁7…を非通電により開弁するとともに常閉型電磁弁9…を非通電により閉弁状態に保持するパルス出力状態と、常開型電磁弁7…を通電により閉弁するとともに常閉型電磁弁9…を非通電により閉弁状態に保持するパルス非出力状態とを繰り返すパルス増圧を実行するものであり、しかも該パルス増圧時には、1周期でのパルス出力状態の時間を変化させることによってデューティ比を変化させ、それにより増圧量を変化させることができる。
一対の戻しポンプ11A,11Bを共通に駆動するモータ16は、前記各調圧弁手段6A,6B1,6B2のいずれか1つによるアンチロックブレーキ制御の開始に応じて作動を開始するものであり、リザーバ10A,10Bに逃がされたブレーキ液が戻しポンプ11A,11Bから第1および第2マスタシリンダMA,MB側に戻される。したがってリザーバ10A,10Bに逃がした分だけ第1および第2マスタシリンダMA,MBにおけるブレーキレバー1,2の操作量が増加することはない。
ところで、制御ユニット18は、各調圧弁手段6A,6B1,6B2のアンチロックブレーキ制御時の増圧制御を、図2で示す手順に従って実行するものであり、ステップS1では、増圧パルス基準値を前回の増圧量に基づくフィードバック演算によって演算し、次の第2ステップS2では、増圧タイミング補正状態にあるか否かを判断する。
すなわち制御ユニット18は、基本的には,前輪用および後輪用車輪速度センサ19F,19Rでそれぞれ検出した車輪速度に基づいて演算した前輪および後輪の加・減速度ACLが正から負に転換した時点の通常増圧タイミングで増圧制御を開始するのであるが、過減圧状態となり易い高摩擦係数の路面を走行していると判断したときには、過減圧状態になり易いとして増圧タイミングを通常増圧タイミングよりも早めるものであり、走行路面が高摩擦係数であるか否かをステップS2で判断する。
而して制御ユニット18は、前記演算加・減速度ACLが正の値であって演算加・減速度ACLの微分値WDDが正の設定微分値WDDO以上の状態にあるときに高摩擦係数の路面であると判断する。
ここで、たとえば前輪がロック状態に陥ることを回避するために前輪用車輪ブレーキBFのアンチロックブレーキ制御を実行する場合を想定すると、前輪の車輪速度、前輪の演算加・減速度ACL、前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDが、図3で示すように変化するときに、基本的には、前輪の演算加・減速度ACLが正から負に転換する時刻t3で前輪用車輪ブレーキBFの増圧制御を開始するのであるが、その時刻t3前であっても、前輪の演算加・減速度ACLが正の値であって前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDが正の設定微分値WDDO以上の状態にある範囲(時刻t1〜t2の範囲)では、高摩擦係数の路面であるとして前輪用車輪ブレーキBFの液圧を増圧制御を開始するのである。
すなわち前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDは、前輪の演算加・減速度ACLの変化傾向を示すものであり、高摩擦係数の路面では前輪用車輪ブレーキBFの減圧によって前輪の車輪速度が低摩擦係数の路面に比べて速やかに回復するはずである。而して前輪の演算加・減速度ACLが正であって、その演算加・減速度ACLの微分値WDDが正の設定微分値WDDO以上となる範囲(時刻t1〜t2の範囲)を、前輪の車輪速度の急激な回復過程として定めることができ、そのような前輪の車輪速度の急激な回復過程は高摩擦係数の路面では前輪の演算加・減速度ACLが正から負に変化する時刻t3前に生じるはずであり、高摩擦係数の路面では前輪用車輪ブレーキBFを早めに増圧状態として、減速度に「抜け感」が生じることを回避することが可能となるのである。
このようなアンチロックブレーキ制御を実行すると、高摩擦係数の路面で前輪用車輪ブレーキBFが過減圧状態となるのを防止し、減速度に「抜け感」が生じることを回避して制動フィーリングを向上することができる。
一方、低摩擦係数の路面では、前輪用車輪ブレーキBFの減圧制御によって前輪の車輪速度が回復する速度は緩やかであり、前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDが正の設定微分値WDDO以上となることはなく、前輪の演算加・減速度ACLが正から負に変化する通常増圧タイミングで増圧制御を開始するようにして、前輪用車輪ブレーキBFの減圧を無用に大きくすることがなく、車体安定性を向上することが可能である。
ステップS2において、増圧タイミングを早めると判断したときには、ステップS3に進み、ステップS2で定めた増圧パルス基準値を小さくなる側に補正して今回の増圧時のパルス増圧量として定め、次のステップS4で増圧処理を実行する。
次にこの実施例の作用について説明すると、制御ユニット18は、アンチロックブレーキ制御時に調圧弁手段6A,6B1,6B2の作動を制御するにあたり、増圧時には、前回のパルス増圧量のフィードバック演算によって得られるデューティ比可変のパルス増圧制御を実行するものであり、その増圧制御を開始するのは、基本的には車輪の演算加・減速度が正から負に転換した時点の通常増圧タイミングで開始するのであるが、過減圧状態になり易い高摩擦係数の路面を走行していると判断したときには通常増圧タイミングよりも前に開始するようにして前記調圧弁手段6A,6B1,6B2の作動を制御する。しかも通常増圧タイミングよりも前に増圧制御を開始するときに制御ユニット18は、フィードバック演算によって定まるパルス増圧量を小さくなる側に補正して調圧弁手段6A,6B1,6B2の作動を制御する。
これにより、図4で示すように、過減圧状態となり易い高摩擦係数の路面を走行していると判断して通常増圧タイミングよりも前に増圧制御を開始したときに、ブレーキ操作量が大きくなったとしても、パルス増圧量ΔD1が比較的小さく抑えられることになり、それに応じて1回のパルス増圧によるマスタシリンダMA,MBの出力液圧変化量ΔP1を比較的小さく抑えることができ、ブレーキレバー1,2の入り込みが比較的小さくなるので、良好なブレーキ操作フィーリングを得ることができる。
一方、増圧開始タイミングを早めたときにパルス増圧量を補正しなかった場合には、図5で示すように、ブレーキ操作量が大きくなったときには、パルス増圧量ΔD2が比較的高いままとなっており、1回のパルス増圧によるマスタシリンダMA,MBの出力液圧変化量ΔP2も比較的大きいので、ブレーキレバー1,2の入り込みが大きくなり、良好なブレーキ操作フィーリングが得られないのである。
図6は走行路面が高摩擦係数となったと判断する手法の他の例を説明するためのものであり、制御ユニット18は、たとえば前輪用車輪ブレーキBFのアンチロックブレーキ制御時において、前輪のスリップ率が設定スリップ率以下である状態すなわち前輪の車輪速度が設定スリップ率の基準車輪速度以上である状態であって、前輪の演算加・減速度ACLが正の設定加・減速度ACLO以上であるとともに前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDが負である範囲では、前輪の演算加・減速度ACLが正から負に転換する前であっても前輪用車輪ブレーキBFの液圧を増圧制御する。
ここで、前輪の車輪速度、前輪の演算加・減速度ACL、前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDが、図6で示すように変化するときを想定すると、基本的には、前輪の演算加・減速度ACLが正から負に転換する時刻t3′で前輪用車輪ブレーキBFの増圧制御を開始するのであるが、その時刻t3′前であっても、前輪の演算加・減速度ACLが正の設定加・減速度ACLO以上であるとともに前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDが負である範囲(時刻t1′〜t2′)の範囲では、前輪用車輪ブレーキBFの液圧を増圧するように補正する。
すなわち前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDは、前輪の演算加・減速度ACLの変化傾向を示すものであり、高摩擦係数の路面では前輪用車輪ブレーキBFの減圧によって前輪の車輪速度が低摩擦係数の路面に比べて速やかに回復するはずである。而して急激な回復後に車輪速度の変化が緩やかになった状態を、前輪のスリップ率が設定スリップ率以下、前輪の演算加・減速度ACLの微分値WDDが負、前輪の演算加・減速度ACLが正の設定加・減速度ACLO以上である範囲として定めることができ、その状態は、高摩擦係数の路面では前輪の演算加・減速度ACLが正から負に転換する前に生じるので、高摩擦係数の路面では前輪用車輪ブレーキBFを早めに増圧状態とし、減速度に「抜け感」が生じることを回避し得るのである。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、走行路面が高摩擦係数の路面であることを以て過減圧状態になり易い運転状況と判断するようにしたが、過減圧状態になり易い運転状況を他の手法で判断するようにしてもよい。また実際に過減圧状態になったことを検出したときに、増圧タイミングを早めるようにしたアンチロックブレーキ制御装置にも本発明を適用することができる。
自動二輪車用ブレーキ装置の液圧回路図である。 増圧モードでの制御手順を示す図である。 走行路面が高摩擦係数となったと判断する手法を説明するための図である。 本発明に従うタイミングチャートである。 従来例のタイミングチャートである。 走行路面が高摩擦係数となったと判断する手法の別の例を説明するための図である。
符号の説明
6A,6B1,6B2・・・調圧弁手段
18・・・制御ユニット
BF,BR・・・車輪ブレーキ
MA,MB・・・マスタシリンダ

Claims (1)

  1. ブレーキ操作に応じてブレーキ液圧を発生するマスタシリンダ(MA,MB)と;車輪ブレーキ(BF,BR)のブレーキ液圧を調圧し得るようにして前記マスタシリンダ(MA,MB)および車輪ブレーキ(BF,BR)間に介設される調圧弁手段(6A,6B1,6B2)と;前回のパルス増圧量のフィードバック演算によって得られるデューティ比可変のパルス増圧制御を基本的には車輪の演算加・減速度が正から負に転換した時点の通常増圧タイミングで開始するものの、過減圧状態となり易い運転状況もしくは過減圧状態となった運転状況では前記通常増圧タイミングよりも前に前記パルス増圧制御を開始するようにして前記調圧弁手段(6A,6B1,6B2)の作動を制御する制御ユニット(18)と;を備える車両のアンチロックブレーキ制御装置において、前記制御ユニット(18)は、前記通常の増圧タイミングよりも前に増圧制御を開始するときには、前記フィードバック演算によって定まるパルス増圧量を小さくなる側に補正して前記調圧弁手段(6A,6B1,6B2)の作動を制御することを特徴とする車両のアンチロックブレーキ制御装置。
JP2003313680A 2003-09-05 2003-09-05 車両のアンチロックブレーキ制御装置 Pending JP2005081897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313680A JP2005081897A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 車両のアンチロックブレーキ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003313680A JP2005081897A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 車両のアンチロックブレーキ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005081897A true JP2005081897A (ja) 2005-03-31

Family

ID=34414540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003313680A Pending JP2005081897A (ja) 2003-09-05 2003-09-05 車両のアンチロックブレーキ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005081897A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096457A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Advics Co Ltd 自動二輪車のブレーキ液圧制御装置および車両のブレーキ液圧制御装置
US8132866B2 (en) 2007-09-26 2012-03-13 Advics Co., Ltd. Brake hydraulic pressure control apparatus for motorcycle and brake hydraulic pressure control apparatus for vehicle
JP2015013554A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 日信工業株式会社 バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096457A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Advics Co Ltd 自動二輪車のブレーキ液圧制御装置および車両のブレーキ液圧制御装置
US8132866B2 (en) 2007-09-26 2012-03-13 Advics Co., Ltd. Brake hydraulic pressure control apparatus for motorcycle and brake hydraulic pressure control apparatus for vehicle
JP2015013554A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 日信工業株式会社 バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5163817B2 (ja) 車両用液圧ブレーキシステム
JP2006347410A (ja) 自動2輪車用の連動ブレーキ制御装置
JP2005081897A (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置
JP2001263531A (ja) 電磁弁制御装置
CN112041205A (zh) 车辆制动系统和用于在车辆制动系统的第一车轮制动缸中的制动压力提升和在车辆制动系统的第二车轮制动缸中的制动压力限制的方法
JP2001247028A (ja) ブレーキ液圧制御装置のホイールシリンダの増圧方法及びブレーキ液圧制御装置
JP2002067917A (ja) 車両用制動制御装置
JP2004196246A (ja) 車両用アンチロック制御装置
JP3826242B2 (ja) 液圧ブレーキ装置
JP2012192767A (ja) 車両用液圧ブレーキシステム
JP4953925B2 (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置
JP4030456B2 (ja) 車両用ブレーキ装置
JP2000280880A (ja) アンチスキッドブレーキ制御装置
JP2004196245A (ja) 車両用アンチロック制御装置
JP2014201200A (ja) アンチロックブレーキ制御装置
JP3913992B2 (ja) 自動二輪車のアンチロックブレーキ制御方法
JP2008302717A (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置
JP4421854B2 (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置
JP4972481B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2005075300A (ja) 車両のアンチロックブレーキ制御装置
JP2005035367A (ja) ブレーキ制御装置
JP4358575B2 (ja) ブレーキ制御装置
JP4177559B2 (ja) 自動二輪車のアンチロックブレーキ制御方法
JP6551747B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP4529229B2 (ja) アンチスキッド制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20051024

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081203