JPH0226567Y2 - - Google Patents

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JPH0226567Y2
JPH0226567Y2 JP1985153274U JP15327485U JPH0226567Y2 JP H0226567 Y2 JPH0226567 Y2 JP H0226567Y2 JP 1985153274 U JP1985153274 U JP 1985153274U JP 15327485 U JP15327485 U JP 15327485U JP H0226567 Y2 JPH0226567 Y2 JP H0226567Y2
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JP
Japan
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cutting edge
angle
throw
main cutting
minor
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JP1985153274U
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JPS6261412U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、肩削り用のスローアウエイ式転削
工具に用いて好適なスローアウエイチツプに関す
るものである。
〔従来の技術〕
周知のように、各種のスローアウエイ式転削工
具(以下、転削工具と略称する。)においては、
軸線回りに回動する工具本体の先端部外周に、主
切刃が形成されたスローアウエイチツプが所定の
切刃傾き角、真のすくい角並びにコーナ角等を付
されて着脱自在に装着されている。
ところで、このようなスローアウエイチツプを
装着した転削工具のうち、特にエンドミルやサイ
ドカツタのような肩削り用の転削工具において
は、第4図〜第6図に示すように、一般にスロー
アウエイチツプ1が、工具本体4にその主切刃2
のコーナ角Chがほぼ0゜になるようにして装着さ
れている。したがつて、この転削工具において
は、上述した切刃傾き角がアキシヤルレーキ角A
と、また真のすくい角がラジアルレーキ角Rとそ
れぞれ略等しいものになる。そして、上記アキシ
ヤルレーキ角Aを正の方向に大きくするほど切屑
の排出性能が向上し、他方上記ラジアルレーキ角
を正の方向に大きくするほど切れ味が良好になる
ことが知られている。
一方、これらアキシヤルレーキ角Aとラジアル
レーキ角Rとの関係を、切削中にスローアウエイ
チツプ1に作用する3分力(Ps、Pv、Pp)に及
ぼす影響からみると、ラジアルレーキ角Rを正の
方向に大きくすると、スローアウエイチツプ1の
すくい面3に作用する主分力Psと工具本体4の
送り方向に作用する送り分力Pvとが共に小さく
なつて切削抵坑が減少する。他方、アキシヤルレ
ーキ角Aを正の方向に大きくすると、工具本体4
の軸線方向に作用する背分力Ppが減少する。そ
して、これら3分力の絶対値を互いに比較する
と、上記背分力Ppの値は上記主分力Psと送り分
力Pvとの値に比べて遥かに小さいということが
知られている。
そして、通常この種の転削工具では、その切削
排出性能を重要視する結果、アキシヤルレーキ角
Aを大きくとるようにしている。したがつて、こ
の種の転削工具に装着されている従来のスローア
ウエイチツプ1は、その主切刃2の主切刃逃げ角
(第5図における主切刃2の実効逃げ角αに相当)
がその副切刃5の副切逃げ角(第6図における副
切刃5の実効逃げ角βに相当)より小さくなるよ
うに形成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のスローアウエイチツ
プ1にあつては、その主切刃2の主切刃逃げ角が
その副切刃5の副切刃逃げ角より小さくなるよう
に形成され、これにより転削工具の工具本体4に
アキシヤルレーキ角Aがラジアルレーキ角Rより
大きくなるようにして装着されているため、この
スローアウエイチツプ1で切削した場合には、上
述した主分力Psと送り分力Pvとの値が共に大き
くなつてしまう一方で、背分力Ppの値が逆に負
の値になつてしまう。この結果、切削中の上記ス
ローアウエイチツプ1に、これを非切削材から離
す方向に力が作用するため、これにより切削びび
りを発生したりあるいは刃先のチツピングや欠損
を招く恐れがあつた。また、上記スローアウエイ
チツプ1が非切削材に食い込み易くなつてしま
い、よつて非切削材の仕上げ面精度の悪化を来す
恐れがあつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
肩削り用の転削工具に装着して使用した場合に、
切削びびりや刃先の欠損を生じる恐れがなく、優
れた切削精度と切れ味を得ることができるスロー
アウエイチツプを提供することを目的とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のスローアウエイチツプは、上下面が
平行な板状をなし、上面の稜辺部に主切刃がまた
隅部に副切刃がそれぞれ形成されたスローアウエ
イチツプの主切刃逃げ面と副切刃逃げ面とを、主
切刃逃げ角が20°〜40゜の範囲内でかつ主切刃逃げ
角が副切刃逃げ角より大きくなるように形成した
ものである。
〔実施例〕
第1図〜第3図は、この考案のスローアウエイ
チツプの一例を示すものである。
第1図〜第3図において、このスローアウエイ
チツプ10は、上下面11,12が平行な略正三
角形の板状のもので、その上面11の稜辺部に主
切刃13…が、また隅部に副切刃14…がそれぞ
れ形成されている。そして、このスローアウエイ
チツプ10の各主切刃13から下面12に至る側
面に、主切刃逃げ面15が形成され、また上記各
副切刃14から下面12に至る側面に、副切刃逃
げ面16が形成されている。そして、これら主切
刃逃げ面15と副切刃逃げ面16とは、それぞれ
主切刃逃げ角Nsが副切刃逃げ角Nfより大きくな
るように形成されている。
ここで、上記主切刃逃げ角Nsの値としては、
20゜でかつ40゜以下とすることが望ましい。すなわ
ち、上記主切刃逃げ角Nsが20゜に満たないと所要
のアキシヤルレーキ角に対して充分な実効逃げ角
が得られなくなつてしまい、またこの主切刃逃げ
角40゜を超えると刃物角γが小さくなりすぎて刃
先強度が劣化してしまい、共に不都合になつてし
まう。
しかして、このようなスローアウエイチツプ1
0にあつては、主切刃逃げ角を副切刃逃げ角より
大きくなるように形成してあるので、これを工具
本体に装着した場合に、アキシヤルレーキ角をラ
ジアルレーキ角より相対的に小さくすることがで
きる。すなわち例をあげて具体的に示せば、この
スローアウエイチツプ10の主切刃逃げ角Nsを
20゜とし、かつ副切刃逃げ角Nfを15゜としたうえ
で、主切刃13の実効逃げ角を10゜に、また副切
刃14の実効逃げ角を7゜にそれぞれ設定し工具本
体に装着すると、ラジアルレーキ角が10゜になる
のに対してアキシヤルレーキ角を8゜にすることが
できる。そして、上記アキシヤルレーキ角が相対
的に小さくなる結果、背分力を正の方向に増加さ
せることができるため、よつて切削びびりの発生
や切削精度の低下を防ぐことができる。しかも、
相対的にラジアルレーキ角が正の方向に大きくな
るため、主分力および送り分力を減少させて切削
抵坑の低減化を計ることができ、加えて切れ味の
向上を図ることができる。
なお、上記実施例の説明においては、スローア
ウエイチツプ10を工具本体に、アキシヤルレー
キ角をラジアルレーキ角より小さくして装着した
がこれに限るものではなく、例えば上述した具体
例に即して述べれば、主切刃逃げ角Nsおよび副
切刃逃げ角Nfをそれぞれ同様に20゜および15゜と
し、主切刃の実効逃げ角を13゜にまた副切刃の実
効逃げ角を7゜にそれぞれ設定することによりラジ
アルレーキ角が7゜に、またアキシヤルレーキ角が
8゜になるように装着してもよく、要はアキシヤル
レーキ角をラシアルレーキ角に対して相対的に小
さくすることにより、スローアウエイチツプ10
に作用する背分力を増加せしめてその値が正の値
になるように装着すればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案のスローアウエイ
チツプは、上下面が平行な板状をなし、上面の稜
辺部に主切刃が、また隅部に副切刃がそれぞれ形
成されたスローアウエイ式転削工具用のスローア
ウエイチツプであつて、かつ主切刃逃げ面と副切
刃逃げ面とを、主切刃逃げ角20゜〜40゜の範囲内
で、しかも主切刃逃げ角が副切刃逃げ角より大き
くなるように形成したものである。よつて、この
スローアウエイチツプによれば、肩削り用の転削
工具に装着して使用した場合に、切削びびりや刃
先の欠損を生じる恐れがなく、優れた切削精度と
切れ味を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案のスローアウエイチ
ツプの一実施例を示すもので、第1図は正面図、
第2図は第1図の−線視図、第3図は第1図
の−線視図、第4図〜第6図は従来のスロー
アウエイチツプを示すもので、第4図は転削工具
の工具本体に装着した状態を示す正面図、第5図
は第4図の−線視断面図、第6図は第4図の
−線視断面図である。10……スローアウエ
イチツプ、11……上面、12……下面、13…
…主切刃、14……副切刃、15……主切刃逃げ
面、16……副切刃逃げ面、A……アキシヤルレ
ーキ角、R……ラジアルレーキ角、Ch……コー
ナ角、Ns……主切刃逃げ角、Nf……副切刃逃げ
角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下面が平行な板状をなし、上面の稜辺部に主
    切刃が形成されかつ上記上面の隅部に副切刃が形
    成されるとともに、上記主切刃から下面に至る側
    面に主切刃逃げ面が形成されかつ上記副切刃から
    上記下面に至る側面に副切刃逃げ面が形成されて
    なるスローアウエイ式転削工具用のスローアウエ
    イチツプにおいて、上記主切刃逃げ面と上記副切
    刃逃げ面とを、主切刃逃げ角が20°〜40゜の範囲内
    でかつ上記主切刃逃げ角が副切刃逃げ角より大き
    くなるように形成したことを特徴とするスローア
    ウエイチツプ。
JP1985153274U 1985-10-07 1985-10-07 Expired JPH0226567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985153274U JPH0226567Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985153274U JPH0226567Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6261412U JPS6261412U (ja) 1987-04-16
JPH0226567Y2 true JPH0226567Y2 (ja) 1990-07-19

Family

ID=31072006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985153274U Expired JPH0226567Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

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JP (1) JPH0226567Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60108202A (ja) * 1983-11-18 1985-06-13 Toyoda Autom Loom Works Ltd 切削工具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60108202A (ja) * 1983-11-18 1985-06-13 Toyoda Autom Loom Works Ltd 切削工具

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Publication number Publication date
JPS6261412U (ja) 1987-04-16

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