JPH02265458A - 老化制御食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は免疫賦活化能を強化することを目的とした老化
制御食品に関するものである。

（従来の技術） 加齢に伴い免疫能の低下は、いわゆる生理的老化と考え
られ、免疫能を維持し、寿命を延長することは不可能で
あると思われているのが現実である。日本における長寿
者の増加は、医療、衛生面の進歩向上による効果と共に
、栄養面の改善が大きく貢献している。然し感染症は死
因の４位に位置し、特に高齢者にとっては最も重大なも
のになっている。

そのため予防手段としては環境のコントロールは重要で
ある。その上で医食同源の見地から食品による免疫能を
強化することの重要性は望まれているものの未だ十分な
目的を達していない。

（発明による解決すべき課題） 高齢になると免疫能の低下がみられ、老化が促進され感
染症にかかりやすく、発症率が極めて高く、ガン、高血
圧とともに危険な因子として免疫能低下は老化制御にと
って重要である。この免疫能低下を食品を通して解決し
ようとするものである。

本発明においては、老化制御の基本原理は母乳の特殊性
と酷似していると考えた。母乳には生体防御因子が過不
足なくバランスよく含まれているという特質がある。そ
もそも母乳は乳児を育て、発達させるための最も効果的
で、最も安全性の高い人間にとって全ての面から見て完
全食といえる。

４０才をすぎると免疫能が落ちて、免疫能増強物質を多
くとる必要があり、抗酸化能の低下もみられ、抗酸化物
質を摂って補わなければならない。

又、腸内菌叢の中で悪玉菌が増加するのをビフィズス因
子で改善する必要があり、生体内で発生する活性酸素を
消去する酵素の構成因子になっている必須微量ミネラル
はなくてはならないものである。

これらを４０才以上の年齢層は日常の食生活の中で補強
する必要がある。母乳にはこれら全てを満してくれる生
体防御因子を持っている。母乳の特殊性に限りなく近づ
けた食品を考案することが、老化制御食品としての完成
を見るのである。

すなわち、老化制御食品にとって免疫賦活化物質、抗酸
化物質、ビフィズス因子、微量ミネラルの４つの因子の
組み合せが必須と考えられる。

（課題を解決する為の手段） 然るに本発明では、免疫賦活物質に抗酸化物質、ビフィ
ズス因子、微量ミネラルを配合して母乳の特殊成分に限
りなく近づけたのである。免疫賦活物質は乳酸菌のスト
レプトコッカス・ラクチス菌、ユーグレナ菌体、酵母菌
体、麹菌体が使用される。

特に本発明者はストレプトコッカス・ラクチス菌体に免
疫アジュバント効果があることを見出し、これが抗腫瘍
性のあることを明らかにした。

このような免疫賦活化物質の効果のメカニズムとして、
ストレプトコッカス・ラクチスの菌体が経口摂取された
小腸において消化・吸収され、バーネット細胞等を経由
してγ細胞を活性化し、Ｂ細胞の抗体産性を促進すると
考えられている。

ストレプトコッカス・ラクチスの細胞壁の糖タンパクが
免疫力増強に役立っている。他にユーグレナ菌体、酵母
菌体、麹菌体においても免疫賦活作用があり、ストレプ
トコッカス・ラクチス菌体とともに使用される。いずれ
においてもβ−１，３グルカンが免疫力増強に有効であ
る。さらに抗酸化物質が加えられるが、抗酸化性のビタ
ミン類、それはビタミンＥ１ビタミンＣ１ビタミンＢ２
、β−カロチンと天然物で抗酸化能の高い抹茶、香辛料
、薬草類、ココアバラタンを使用され、ビフィズス因子
としてオリゴサツカライド、ラクチュロース、Ｎ−アセ
チルグコサミン、パンティン誘導体と微量必須ミネラル
を含む牡蛎肉粉末、糖蜜、牛・鶏・豚の肝臓・腎臓等の
天然物が加えられ、母乳の成分と類似のものとした。

免疫賦活物質単独でなく抗酸化物質、ビフィズス因子、
天然の微量ミネラルを加えることにょって、はじめて母
乳の成分に近いものとなり免疫能が強化されるのである
。夫々の役目が相関して、効果を発揮するのである。抗
酸化物質は免疫能の持続に役立ち、ビフィズス因子は腸
内細菌をビフィズス菌優位の状態にすることであり、微
量ミネラルは抗酸化酵素（ＳＯＤ、カタラーゼ、グルタ
チオンパーオキシダーゼ）に必要である。

母乳と本発明の成分の比較は表−１の通りである。

表−１母乳中の成分と本発明に含まれる成分の対比本発
明によると脱脂粉乳または牛の初乳に、免疫賦活物質と
して乳酸菌体の糖蛋白等を抗酸化ビタミン、天然抗酸化
物質やフラクトオリゴ糖、ラクチュロース、Ｎ−アセチ
ルグルコサミン、パンティン誘導体等のビフィズス因子
や有機化合型の微量ミネラル、特にＦｅ、Ｍｎ、ＣｕＳ
Ｚｎ、Ｓｅを多く含む天然物を加えることにより、母乳
様の食品となったのである。

（作　　用） 本発明による老化制御食品はすべての特性を有する。

（１）老化に伴って変動する因子を栄養学的に補助する
ためのものであり、母乳に存在する生物学的因子と類似
である（図１、図２、図３参照）。

（２）免疫能賦活化物質単独ではマクロファージ、好中
球を活性化させるとともに、同時に活性酸素を体内に放
出させることになり、自己免疫病にかかることにもなり
、免疫能賦活化物質単独でなく抗酸化物質との併用は不
可欠である。

（３１老化に伴い全ての生理機能は衰退し、腸内菌叢に
影響し、有用菌が減少有害菌の増加により老化促進され
るので、ビフィズス因子によりビフィズス菌を増殖させ
る。

（４）微量ミネラルは酵素の活性因子、Ｆｅ、Ｍｎ。

Ｃｕ％Ｚｎの４つのミネラルはＳＯＤの構成物質であり
、Ｓｅはグルタチオンペルオキシダーゼ、Ｆｅはカタラ
ーゼの構成成分である。老化の基本である活性酸素の消
去のための酵素の構成物質の微（［ネラルは必須であり
、有機化合型であること。

（実施例１） 脱脂粉乳３０ｋｇ、乳糖２０ｋｇ、フラクトオリゴ糖２
２ｋｇ、海藻粉末１０ｋｇ、ビタミンＥ粉末（α−トコ
フェロール１０％含有）　７．　５ｋｇ、ストレプトコ
ッカス菌末（２九個／ｇ含有）６ｋｇ、ビタミンＣ２，
５ｋｇ、β−カロチン（β−カロチン３０％含有）　０
．　７５ｋｇ；ビタミンＢ２酪酸エステル０．０７５ｋ
ｇ、オレンジフレーバー２ｋｇを混合機にて混合して１
００ｋｇの混合物を得た。

この混合物を流動造粒機にて造粒して１０〜６Ｑ　Ｍｅ
ｓｈの大きさの水に易溶性の顆粒状とした。この顆粒を
４ｇ分包とした。この分包１袋中にはストレプトコッカ
ス・ラクチス菌末４，８００億ケ、ビタミンＣ１００ｍ
ｇ、ビタミンＥ（α−トコフェロールとして）３０ｍｇ
、ビタミン８２３＋ｎｇ、β−カロチン９ｓ＋ｇ含有し
ており、老化制御食品として利用される。

（実施例２） 脱脂粉乳４５ｋｇ、ブドウ糖２３ｋｇ、フラクトオリゴ
糖５　ｋｇ　ｓガラクトオリゴ糖５ｋｇ、ビタミンＥ粉
末（α−トコフェロール１０％含有）７ｋｇ、ストレプ
トコッカス菌末（２九個／ｇ含有）６ｋｇ、大豆レシチ
ン１．５ｋｇ、ビタミンＣ０，１８ｋｇ、ビタミンＢ２
酪酸エステル０．０８ｋｇ、β−カロチン（β−カロチ
ン３０％含有）０．０５ｋｇを混合機にて混合して９２
．８ｋｇの混合物を得た。

更に、混合物にビール酵母５ｋｇ、牡蛎肉粉末１．２ｋ
ｇ、海藻粉末１ｋｇを加え１００ｋｇを得た。

この粉末混合物を夫々２ｇの錠剤として携帯に便利な形
状として老化制御食品として利用される。

この錠剤２ｇ中にはストレプトコッカス・ラクチス菌末
４００億ケ、ビタミンＥ（α−トコフェロールとして）
１４ｍｇ、ｐ−力Ｏｆ＞０．　３ｍｇ、　ビタミン８２
１．　６ｍｇ、　Ｌシｆン３０ｍｇ５　ヒ９　ミ＞Ｃ３
，６ｍｇ含まれておる。

（実施例３） 麦芽エキス２０ｋｇ、全脂煉乳１０ｋｇ、人参エキス（
熱湯抽出後、ン濾過して固形分７０％に濃縮したもの）
５ｋｇ、糖蜜１０ｋｇ、ラフチエロース５ｋｇ。

白胡麻の粉砕品１０ｋｇ、牛骨粉３ｋｇ、ビタミンＥ粉
末（α−トコフェロール１０％含有）３ｋｇ、大豆レシ
チン２ｋｇ、ストレプトコッカス・ラクチス菌末（２九
個／ｇ含有）　０．　５ｋｇ、ビタミンＢ２醋酸エステ
ル０．０５ｋｇ、β−カロチン（β−カロチン３０％含
有）０．０２ｋｇにローズマリー２１ｋｇ。

セージ５ｋｇ、タイム１ｋｇ、ジンジャ−１ｋｇ、オー
ルスパイス１ｋｇ、キラウェー１ｋｇ、シナモン０゜５
ｋｇ、フェンネル０．　５ｋｇ、カルダモン０．５ｋｇ
を加えて１００ｋｇの混合物として、さらに加熱、混練
成型後１００ｋｇのソフトキャンデイ状に仕上げ１ケ５
ｇ重量とした。

このソフトキャンデイ１ケにはストレプトコッカス・ラ
クチス菌体５００億ケ、ビタミンＥ（α−トコフェロー
ルとして）１５＋ｎｇ、ビタミン８２０．２５ｍｇ、β
−カロチン０．　３ｔｎｇ、レンチ２２５ｍｇ含まれて
おり、携帯便利な老化制御食品として利用される。

（発明の効果） 老化の促進する因子は多岐にわたり相互に関連しており
、本発明の老化制御食品は総合的作用で解決するもので
ある。その具体的方法として母乳の持つ数々の生体防御
因子の作用を活用して、老化を遅延させ、老人性疾病の
発症を防ぐ効果をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は体内ＳＯＤ量の年齢別変化及びその低下を補う
ためのＳＯＤ様物質を中心とした抗酸化物質の摂取の意
義を示すグラフ、第２図は免疫能力の年齢別変化及びそ
の低下を補うための免疫力調整物質の摂取の意義を示す
グラフ、第３図は年齢と共に移り変わる腸内菌叢及び腸
内菌叢改善物質の摂取の意義を示すグラフである。 特許出願人　　日研フード株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　免疫賦活物質に抗酸化物質、ビフィズス因子、天然
   の微量必須ミネラルを加え、４つの構成物質からなる免
   疫賦活化能を強化することを特徴とする老化制御食品 ２　免疫賦活化物質は、乳酸菌体、ユーグレナ菌体、酵
   母菌体、麹菌体であることを特徴とする請求項１記載の
   老化制御食品 ３　抗酸化物質は、抗「酸化的ストレス」物であること
   を特徴とする請求項１記載の老化制御食品 ４　ビフィズス因子は、オリゴサッカライド、ラクチュ
   ロース、Ｎ−アセチルグルコサミン、パンテイン誘導体
   であることを特徴とする請求項１記載の老化制御食品 ５　天然の微量ミネラルは、鉄、マンガン、銅、亜鉛、
   セレン等を含む牡蛎肉粉末、海藻粉末、糖蜜、抹茶、牛
   ・鶏・豚の肝臓や腎臓に含まれるミネラルであり、有機
   化合型であることを特徴とする請求項１記載の老化制御
   食品