JPH02264696A

JPH02264696A - スチーム式衣類乾燥機

Info

Publication number: JPH02264696A
Application number: JP1086545A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Katayama; 浩明片山
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1989-04-05
Filing date: 1989-04-05
Publication date: 1990-10-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、スチーム式のヒータを用いた衣類乾燥機に関
する。

（ロ）従来の技術この種の衣類乾燥機の一例が実公昭６１−２９４３１号
公報に開示されている。このものは、スチーム式ヒータ
を通る乾燥風路と、直接冷却風（外気）を通す冷却風路
と、各風路を相対的に開閉するダンパーとを備え、ダン
パーをタイマーの時間経過に連動させ、徐々に冷却風の
量を増加させ、衣類の過熱を防ぐために乾燥風の温度を
低下させていく構成である。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかし、この従来例は、衣類の種類、量が変化しても、
経過時間に対応して乾燥風温度が一率的に低下させるだ
けなので、衣類の過熱防止機能が十分ではなかった。

本発明は、衣類の過熱防止機能を向上せんとするもので
ある。

（ニ）課題を解決するための手段本発明による解決手段は、乾燥室にスチーム式ヒータ及
び送風機によって乾燥風を送る乾燥風路と、上記乾燥風
の温度を検出する温度検出素子と、上記スチーム式ヒー
タヘスチームを開閉弁を介して送るスチーム供給路と、
上記乾燥室に冷却風を送る冷却風路と、上記乾燥風路や
冷却風路の開度を調節するダンパーと、上記温度検出素
子による設定温度の検出により、上記開閉弁を閉成作動
すると共に、上記ダンパーを調節作動する作動制御部と
を備えた構成である。

また、本発明による解決手段は、上記作動制御部が、設
定温度の検出により、上記ダンパーを各風路が夫々略半
開状態で保持されるよう調節制御する構成である。

更に、本発明による解決手段は、上記作動制御部が、設
定温度の検出の度に、上記開閉弁を閉成作動すると共に
、乾燥風路が略全閉し且つ冷却風路が略全開するようダ
ンパーを調節制御する構成である。

そして、本発明による解決手段は、乾燥室にスチーム式
ヒータ及び送風機によって乾燥風を送る乾燥風路と、上
記乾燥風の温度を検出して上記スチーム式ヒータを非作
動とさせる温度検出素子と１．上記乾燥室に冷却風を送
る冷却風路と、上記乾燥風路や冷却風路の開度を調節す
るダンパーと低温乾燥が設定されたときに、上記ダンパ
ーが各風路を夫々略半開状態に保持するよう調節制御す
る作動制御部とを備えた構成である。

（ホ）作　用乾燥風の温度は、例えば乾燥室の出口で検出される。こ
の検出温度が、恒率乾燥期間後の温度上昇によって設定
温度を越えると、検出素子の信号或いはサーモスタット
では開放により、スチームの供給を停止すると共に、ダ
ンパーにより冷却風路を開放して乾燥風路を閉成或いは
縮小する。

またダンパーは、設定温度を最初に越えて作動すると、
各風路を略半開状態にしたまま保持され、以後に送られ
る乾燥風及び冷却風を半々にして乾燥室入口での乾燥風
温度を低下してしまう。

即ち、低温での乾燥状態に変え、水分含有量が少なくな
っている衣類の過熱を防ぐ。

更に、設定温度を越える度に、スチームの供給を停止す
ると共に、ダンパーによって乾燥風路を略全閉、冷却風
路を略全開とし、スチーム式ヒータが熱慣性で設定温度
より１０℃〜２０℃もオバーシュートするのを抑え、衣
類の過熱を防ぐ。

そして、使用者がスタート前に衣類の種類、量に応じて
低温乾燥を設定しておくと、乾燥初期から冷却風が混入
され、乾燥風の入口での温度が予め低温化された状態で
乾燥が安全に進められる。

（へ）実施例以下、図面に基づいて説明すると、第３図及び第４図に
於て、衣類乾燥機の機枠１は、内部中央に乾燥室となる
横軸型の回転ドラム２を、上部にはスチーム式ヒータ（
ラジェター）３を有する加熱室４を、下部には送風機５
を夫々配設している。

ここで、上記し−タ３には、スチーム供給路６が開閉弁
７を介して接続されており、加熱室４は、外気をヒータ
３に通す乾燥風路８と、外気をヒータ３を介さずに通す
冷却風路９を備えている。また、この雨風路８．９には
、両路を相対的に開閉するダンパー１０を摺動可能に設
けている。そして、このダンパー１０は、スプリング１
１によって、冷却風路９を常時全閉して乾燥風路８を全
開する方向に付勢されており、トルクモタ１２の駆動及
びリンク１３によって、乾燥風路８及び冷却風路９のい
ずれも開放する、所謂略半開状態とするよう摺動したり
、各風路８．９を相対的に全開、全閉するよう摺動する
。

ドラム２に入る乾燥風の温度（入口温度）は、入口側の
サーモスタット等（図示せず）で検出され、且つ上限を
規制される。

一方、ドラム２から出た乾燥風の温度（出口温度）は、
出口側でサーモスタット等の温度検出素子１４によって
検出される。検出素子１４がサーミスタ等の温度抵抗素
子である場合は、抵抗変化を温度信号としてマイクロコ
ンピュータ（以下マイコン）に入力し、そこで予め設定
された温度とマイコンの比較部によって比較し、比較結
果に基づいて各負荷にマイコンの作動制御部から作動制
御信号を出力する。

１５は開閉ドア、１６はリントフィルター　１７は排気
ダクト、１８はスチームトラップ、１９は回転ドラム２
を低速反転させるモータ、２０は送風機５のモータであ
る。

上記温度検出素子１４は、全実施例共にサーモスタット
であり、これを組込んだ作動制御回路が作動制御部を構
成する。

第１実施例の作動制御回路を示す第１図に於て、温度検
出素子１４は、常閉接点１４１に開閉弁７を接続すると
共に、常閉接点１４２にはリレー２１とトルクモータ１
２を並列接続している。このリレー２１及びトルクモー
タ１２には常開のリレー接点２１１が直列接続しである
。

而して、開閉弁７を開放し、各モータ１９．２０によっ
て回転ドラム２及び送風機５を駆動して乾燥作業を開始
する。すると、第２図で示すように、ドラム２へは１２
０℃程度の乾燥風が供給され、ドラム２から出る乾燥風
の温度は立上り後の恒率期間には４０℃程度となる。温
度検出素子１４は、５０℃で接点を反転するようにして
いるので、このまま乾燥作業が進行する。

衣類中の水分含有量が低下していくと、ドラム２から出
る乾燥風の温度が上昇し、５０℃に到達すると温度検出
素子１４が接点１４１を開いて接点１４２を閉じる。従
って、スチーム供給は停止され、トルクモータ１２が駆
動して駆動状態に保持される。トルクモータ１２及びリ
ンク１３は、ダンパ１０を約半分だけ摺動して画風路８
．９の双方からドラム２に送風させる。即ち、ドラム２
への乾燥風の温度を衣類が過熱されない８０℃程度に下
げる。

この後、開閉弁７は、温度検出素子１４の反転に応じて
開閉するが・、トルクモータ１２は保持されて冷却風の
混入を維持している。

全体の乾燥作業時間は、タイマで時間設定したり、温度
検出素子１４が最初に反転してから５分後等を設定する
ことで決めである。

第２実施例の作動制御回路を示す第５図に於て、温度検
出素子１４はその接点に開閉弁７及びリレー２１を直列
接続し、リレー常閉接点２１２とトルクモータ１２を直
列接続している。

而して、乾燥作業が開始すると、リレー常閉接点２１２
は開いてトルクモータ１２を非作動としているが、第１
実施例と同様にドラム２の出口の温度は４０’Ｃ程度の
恒率期間を経て５０℃程度に上昇し、これを検出すると
素子１４が接点を開く。

すると、スチームの供給を停止し、トルクモータ１２を
少し長い時間駆動してリンク１３と共にダンパー１０を
全ストローク摺動させ、乾燥風路８を略全オすると共に
冷却風路９を略全開する。即ち、ドラム２に対して外部
の冷却風だけを供給する。従ってドラム２の入口温度及
び出口温度は急激に低下するので、出口温度が５０℃か
ら１０℃〜２０℃程オーバーシニオ−バーシュートられ
、含水量が減っている衣類の過熱現象はほとんど生じな
い。

この後、５０℃の出口温度を境にして開閉弁７が開放す
ると共に、ダンパー１０が乾燥風路８を全開、全閉する
。全体の乾燥作業時間は、第１実施例と同様に定められ
る。

第３実施例の作動制御回路を示す第６図に於て、温度検
出素子１４はその接点に開閉弁７を接続し、使用者が任
意に操作する低温乾燥設定用の操作スイッチ２２にはリ
レー２１とトルクモータ１２が接続されると共に、この
リレー２１及びトルクモータ１２にはリレー常開接点２
＋１が直列接続されている。

而して、乾燥すべき衣類が少量である、或いは高温乾燥
が不向きである場合は、使用者は操作スイッチ２２を操
作する。すると、リレー２１及びトルクモータ１２が駆
動状態で自己保持され、ダンパー１０が各風路８．９を
略半開状態とするように摺動し、これを維持する。従っ
て、ドラム２への乾燥風の温度は初期から抑えられて８
０℃程度であり、ドラム２の出口温度が４０°Ｃ程度の
恒率期間となる。そして、出口温度が５０℃程度で温度
検出素子１４が開閉弁７を開閉する。全体の乾燥作業時
間は、第１実施例と同様に定められる。

（ト）発明の効果本発明に依れば、乾燥風の温度を検出することにより、
乾燥風量及び冷却風量を変えて乾燥室への乾燥風の温度
を適正に調節でき、衣類の条件に乾燥風温度を対応させ
て過熱を防止するので、極めて安全性の高いスチーム式
の衣類乾燥機を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による衣類乾燥機の第１実施例の作動制
御回路図、第２図は時間−温度特性図、第３図は側断面
図、第４図は要部の正面断面図、第５図は第２実施例の
作動制御回路図、第６図は第３実施例の作動制御回路図
である。２・・・回転ドラム（乾燥室）、３・・・ヒータ（ラジ
工タ）、５・・・送風機、６・・・スチーム供給路、７
・・・開閉弁、８・・・乾燥風路、９・・・冷却風路、
１０・・・ダンパー　１４・・・温度検出素子。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）乾燥室にスチーム式ヒータ及び送風機によって乾
燥風を送る乾燥風路と、上記乾燥風の温度を検出する温
度検出素子と、上記スチーム式ヒータヘスチームを開閉
弁を介して送るスチーム供給路と、上記乾燥室に冷却風
を送る冷却風路と、上記乾燥風路や冷却風路の開度を調
節するダンパーと、上記温度検出素子による設定温度の
検出により、上記開閉弁を閉成作動すると共に、上記ダ
ンパーを調節作動する作動制御部とを備えたことを特徴
とするスチーム式衣類乾燥機。
（２）上記作動制御部は、設定温度の検出により、上記
ダンパーが各風路を夫々略半開状態に保持するよう調節
制御することを特徴とした請求項（１）記載のスチーム
式衣類乾燥機。
（３）上記作動制御部は、設定温度の検出の度に、上記
開閉弁を閉成作動すると共に、乾燥風路を略全閉し且つ
冷却風路を略全開するようダンパーを調節制御すること
を特徴とした請求項（１）記載のスチーム式衣類乾燥機
。
（４）乾燥室にスチーム式ヒータ及び送風機によって乾
燥風を送る乾燥風路と、上記乾燥風の温度を検出して上
記スチーム式ヒータを非作動とさせる温度検出素子と、
上記乾燥室に冷却風を送る冷却風路と、上記乾燥風路や
冷却風路の開度を調節するダンパーと、低温乾燥が設定
されたときに、上記ダンパーが各風路を夫々略半開状態
に保持するよう調節制御する作動制御部とを備えたこと
を特徴とするスチーム式衣類乾燥機。