JP2011072673A - 洗濯乾燥機および乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機および乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011072673A
JP2011072673A JP2009228834A JP2009228834A JP2011072673A JP 2011072673 A JP2011072673 A JP 2011072673A JP 2009228834 A JP2009228834 A JP 2009228834A JP 2009228834 A JP2009228834 A JP 2009228834A JP 2011072673 A JP2011072673 A JP 2011072673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
drying
temperature
washing
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009228834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5297322B2 (ja
Inventor
Ryunosuke Yamaguchi
龍之介 山口
Tsunetoshi Komatsu
常利 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2009228834A priority Critical patent/JP5297322B2/ja
Publication of JP2011072673A publication Critical patent/JP2011072673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5297322B2 publication Critical patent/JP5297322B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

【課題】高湿な空気を室内に排気することなく槽内の圧力を所定値以下に保ち、消費電力を低減し得る乾燥運転を可能とする。
【解決手段】洗濯乾燥機Sは、乾燥運転中に、外槽20から排出される空気の全部または一部を、排水ホース8を経由して排気する。その際、回転ドラム10に吐出される吐出空気温度を、外気を取り込む量と循環される温風の量を吸気弁41の開度を調整して、所定の温度に制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、衣類等を乾燥する手段を備えた洗濯乾燥機および乾燥機に関する。
洗濯から乾燥まで連続して行える洗濯乾燥機、または乾燥機による衣類等の洗濯物の乾燥は、送風ファンの風を熱源により加熱し高温・低湿度の空気流を作り、この空気流を洗濯槽内または乾燥槽内に吹き込み、洗濯物の温度を高くするとともに洗濯物への空気流の吹き付けの効果で、洗濯物から水分を蒸発させ、蒸発した水分を機外へ排出することにより行っている。
蒸発した水分の除去方法としては、常に新しい空気を供給し洗濯物から除去した水分を含む空気をそのまま洗濯乾燥機外または乾燥機外へ排出する排気方式と、同じ空気を循環させ洗濯物から蒸発した水分を冷やし結露させて水分を除去する除湿方式とがある。
また、乾燥時間短縮と使用水量や消費電力を低減するため乾燥工程の前半に空冷または水冷除湿を行い、後半に周囲の乾燥した外気を給気し、洗濯物に吹き付けた後の温風空気をそのまま排気する方式がある。これに関する従来技術としては、例えば、後記の特許文献1,2がある。
特許文献1では、熱交換器への循環風の入口側に排気口を設け、出口側に吸気口を設けた構成であって、排気口および吸気口はそれぞれ開閉手段としての排気弁、吸気弁を備えており、スプリングの力によって吸気口、排気口が閉鎖するように構成されている。そして、パッキングを有する前記排気弁、吸気弁は、ギヤードモータ、ソレノイド等のアクチュエータにより開動作する。
特開2002−159779号公報 特開2002−159783号公報
ところで、従来の洗濯物に吹き付けた後の温風空気をそのまま排気する技術では、時間短縮と使用水量や消費電力の低減を図ることはできるが、洗濯乾燥機または乾燥機周囲の室内に湿度の高い空気をそのまま排気してしまい、室内の環境を悪化させてしまう。例えば、室内の湿度が異常に高くなり壁面に水滴が結露する、壁紙が剥がれる等の不具合が発生する。
一方、同じ空気を循環させ洗濯物から蒸発した水分を冷やし結露させて水分を除去する除湿方式は、循環させる空気の湿度が高くなり、洗濯物から水分を蒸発させる度合いが低くなり、乾燥性能が途中から低下するという問題がある。
そこで、洗濯乾燥機または乾燥機の槽内の空気を排水ホースから排水孔に排出して新しい空気を槽内に吸気するという方法が考えられるが、槽内の圧力が高くなり、洗濯物を出し入れするドアが開いてしまう、ドア損傷のおそれがあるという不都合が発生する。
本発明はこのような実状に鑑み、湿度の高い空気を室内に排気することなく外槽内の圧力を所定値以下に保ち、消費電力を低減し得る乾燥運転が可能な洗濯乾燥機および乾燥機を提供することを目的とする。
第1の発明の洗濯乾燥機は、乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、外槽内に回転自在に配置され、外槽と連通する複数の貫通孔を有するとともに洗濯物を収容する内槽と、内槽を回転駆動する内槽回転駆動手段と、内槽に乾燥用の空気を送るための外槽内と連通する戻り風路、戻り風路から空気を吸気して送風する送風手段、送風手段から吐出された空気を加熱する加熱手段および加熱手段を通過した空気を内槽に導く吐出風路を有する乾燥装置と、外槽から排出される水を排出する排水手段と、外槽の水位が高くなり過ぎたときに排水手段の下流側の排水管路に排水可能とする溢水排出管路と、洗濯運転および乾燥運転を制御する制御手段と、を備え、
乾燥時に、空気が外槽、戻り風路、送風手段、加熱手段、吐出風路、内槽の順に循環可能な洗濯乾燥機であって、吐出風路内の空気温度を検出する第1の温度センサと、戻り風路の途中に、外気を取り込み可能な吸気開口と、吸気開口からの外気の取り込み量を制御するとともに、外槽からの戻り空気量を制御する外気の取り込み開度の設定が、弁駆動手段により可変の吸気弁と、を備え、
制御手段は、乾燥運転中に、第1の温度センサからの信号にもとづいて吐出風路内の空気温度が予め設定された所定の温度となるように弁駆動手段を制御して前記吸気弁の外気取り込み開度を制御し、排水手段および溢水排出経路のいずれかから排水管路を通じて、吐出風路から内槽に吐出された空気の全部または一部を排気することを特徴とする。
第1の発明によれば、加熱手段の出力を一定にしておいても、洗濯物に吹き付けられる吐出風路からの温風の温度を、吸気弁の外気の取り込み開度を調節することにより一定に制御することができ、効率的に乾燥できるとともに洗濯物の縮み等を生じることを防止できる。また、洗濯物の入った内槽を通過した温風の一部または全部は、排水管路を経て排気されるので室内の湿度が上昇することが防止できる。さらに、加熱手段をオン/オフする場合に比較して、加熱手段をオン/オフするスイッチの接点摩耗を防止できる。
第2の発明の洗濯乾燥機は、第1の発明の洗濯乾燥機の構成に加え、さらに、排水管路に、排水管路内の水温または空気温度を検出する第2の温度センサを備え、
制御手段は、乾燥運転を開始してから予め設定された所定の時間経過後の恒率乾燥期において、吸気弁の外気取り込み開度を固定制御し、減率乾燥期において、少なくとも第2の温度センサからの信号にもとづいて乾燥終了を判定することを特徴とする。
第2の発明によれば、恒率乾燥期に吸気弁の外気取り込み開度を固定制御するので、恒率乾燥期後の減率乾燥期において、排水管路内の空気温度を第2の温度センサで検出してその温度上昇から乾燥終了を判定することができる。
第3の発明の洗濯乾燥機は、第1の発明または第2の発明の洗濯乾燥機の構成に加え、さらに、加熱手段は、その出力を少なくとも標準の出力と標準の出力より高い強出力の設定が可能であり、制御手段は、加熱手段の出力を標準の出力に設定して、第1の温度センサからの信号にもとづいて吐出風路内の空気温度が予め設定された所定の温度となるように弁駆動手段を制御して吸気弁の外気取り込み開度を制御し、その外気取り込み開度が下限値未満の場合は、加熱手段の出力を標準の出力より増大させ、外気取り込み開度を下限値以上とすることを特徴とする。
第1および第2の発明の洗濯乾燥機において、外気温度が低い場合には、洗濯物に吹き付けられる吐出風路からの温風の温度を所定の値になるように、吸気弁の外気の取り込み開度を調節することにより一定に制御することができたとしても、外気空気の取り込み量よりも戻り風路を循環する空気量の多い場合は、乾燥に要する時間が長くなる。そこで第3の発明によれば、外気取り込み開度が下限値未満の場合は、加熱手段の出力を標準の出力より増大させ、外気取り込み開度を下限値以上とするので、乾燥に要する時間を短くできる。
第4の発明の乾燥機は、乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、外槽内に回転自在に配置され、外槽と連通する複数の貫通孔を有するとともに洗濯物を収容する内槽と、内槽を回転駆動する内槽回転駆動手段と、内槽に乾燥用の空気を送るための外槽内と連通する戻り風路、戻り風路から空気を吸気して送風する送風手段、送風手段から吐出された空気を加熱する加熱手段および加熱手段を通過した空気を内槽に導く吐出風路を有する乾燥装置と、外槽から排出される水を排出する排水管路と、乾燥運転を制御する制御手段と、を備え、乾燥時に、空気が外槽、戻り風路、送風手段、加熱手段、吐出風路、内槽の順に循環可能な乾燥機であって、
吐出風路内の空気温度を検出する第1の温度センサと、戻り風路の途中に、外気を取り込み可能な吸気開口と、吸気開口からの外気の取り込み量を制御するとともに、外槽からの戻り空気量を制御する外気の取り込み開度の設定が、弁駆動手段により可変の吸気弁と、を備え、
制御手段は、乾燥運転中に、第1の温度センサからの信号にもとづいて吐出風路内の空気温度が予め設定された所定の温度となるように弁駆動手段を制御して吸気弁の外気取り込み開度を制御し、排水管路を通じて、吐出風路から内槽に吐出された空気の全部または一部を排気することを特徴とする。
第4の発明によれば、加熱手段の出力を一定にしておいても、洗濯物に吹き付けられる吐出風路からの温風の温度を、吸気弁の外気の取り込み開度を調節することにより一定に制御することができ、効率的に乾燥できるとともに洗濯物の縮み等を生じることを防止できる。また、洗濯物の入った内槽を通過した温風の一部または全部は、排水管路を経て排気されるので室内の湿度が上昇することが防止できる。さらに、加熱手段をオン/オフする場合に比較して、加熱手段をオン/オフするスイッチの接点摩耗を防止できる。
第5の発明の乾燥機は、第4の発明の乾燥器の構成に加え、さらに、排水管路に、排水管路内の水温または空気温度を検出する第2の温度センサを備え、制御手段は、乾燥運転を開始してから予め設定された所定の時間経過後の恒率乾燥期において、吸気弁の外気取り込み開度を固定制御し、減率乾燥期において、少なくとも第2の温度センサからの信号にもとづいて乾燥終了を判定することを特徴とする。
第5の発明によれば、恒率乾燥期に吸気弁の外気取り込み開度を固定制御するので、恒率乾燥期後の減率乾燥期において、排水管路内の空気温度を第2の温度センサで検出してその温度上昇から乾燥終了を判定することができる。
本発明によれば、高湿な空気を室内に排気することなく外槽内の圧力を所定値以下に保ち、消費電力を低減し得る乾燥運転が可能な洗濯乾燥機および乾燥機を提供できる。
実施形態に係る洗濯乾燥機を示す斜視図である。 図1のA−A矢視要部断面模式図であり、洗濯乾燥機の通常の乾燥工程を示す説明図である。 洗濯乾燥機の内部構造を背面から見たときの平面図である。 洗濯乾燥機の水の流路の説明模式図である。 排水ホースと排水トラップの接続構造例を示す縦断面図であり、(a)は、通常の一般的な排水ホースと排水トラップの接続構造を示す縦断面図、(b)は、排水孔の内径が排水ホースの外径より小さい場合の排水ホースと排水トラップの接続構造を示す縦断面図、(c)は、実施形態の防水パンに取付けられている一般的な排水トラップと排水ホースとの接続構造を示す縦断面図である。 吸気弁の構成を示す斜視断面図である。 吸気弁の動作を説明する断面図であり、(a)は、吸気弁の中途開度状態を示す断面図、(b)は、吸気弁の全開状態を示す断面図である。 吸気弁の全閉状態を示す断面図である。 図7の(b)におけるB−B矢視断面図である。 洗濯乾燥機の制御を行う制御装置の構成示すブロック図である。 洗濯乾燥機の乾燥工程の制御の流れを示すフローチャートである。 洗濯乾燥機の乾燥工程の制御の流れを示すフローチャートである。 洗濯乾燥機の乾燥工程の制御の流れを示すフローチャートである。 洗濯乾燥機の乾燥工程の制御の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における洗濯乾燥機の脱水工程、乾燥工程を説明するタイムチャートである。 本実施形態における洗濯乾燥機の乾燥工程の終了の判定方法の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機を示す斜視図である。
《洗濯乾燥機の概要》
図1に示す洗濯乾燥機Sは、洗濯や、乾燥、または洗濯から乾燥までを連続して行える斜めドラム式の洗濯乾燥機である。乾燥工程の初期の予熱乾燥期には、温風を循環させて洗濯物の温度を上昇させる。その後、予め設定されたコースに応じた温度に温風の温度がなるように、外槽内に外気を取り入れる吸気弁の外気の取り込み開度(以下、「吸気弁開度」または「吸気弁41の開度」と称する)を調節し、その後、吸気弁開度を固定制御し、排水ホース8から排気する恒率乾燥期の制御を行い、乾燥時の排気を室内に排出しないようにしている。そして、恒率乾燥期が終了して減率乾燥期に入ると、少なくとも排水管路18(図2参照)の排気温度の上昇にもとづいて、乾燥工程の終了を判定する。
なお、恒率乾燥期とは、後記する図16に示すように、乾燥工程において洗濯物への温風による入熱量と洗濯物からの水分の蒸発時に奪われる蒸発潜熱の量がバランスして洗濯物を通過した排気温度が一定になる期間をいう。また、減率乾燥期とは、図16に示すように、洗濯物の乾燥が進み、洗濯物への温風による入熱量の方が洗濯物からの水分の蒸発時に奪われる蒸発潜熱の量を上回り、洗濯物を通過した排気温度が上昇する期間をいう。
《洗濯乾燥機の全体構成》
以下、本実施形態の洗濯乾燥機Sについて、図1から図10を参照して説明する。洗濯乾燥機Sは、例えば、乾燥容量6kgの機種を例に以下説明する。
図1に示すように、洗濯乾燥機Sは、外枠を構成する筐体1を有し、筐体1がベース1hの上に取り付けられて構成されている。筐体1は、左右の側板1a,1b、前面カバー1c1、下部前面カバー1c2、背面カバー1d、上面カバー1fで構成されている。左右の側板1a,1bは、コの字型の上補強材(図示せず)、前補強材(図示せず)、後補強材(図示せず)で結合されており、ベース1hを含めて箱状の筐体1を形成し、筐体1として十分な強度を有している。
前面カバー1c1の略中央には、衣類等(洗濯物)を出し入れするための投入口である開口部20b(図2参照)を塞ぐドア2が、前補強材に設けたヒンジで開閉可能に支持されて構成されている。ドア2の近傍の前面カバー1c1には、ドア2のロック機構(図示せず)を解除するドア開放ボタン3が設けられている。ドア開放ボタン3を押すことで、ロック機構(図示せず)が外れてドア2が開き、開いたドア2を前面カバー1c1に押し付けることでロックされて閉じるようになっている。図示しない前補強材は、後記する外槽20(図2参照)の開口部と同芯に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。
筐体1の上部中央には、電源スイッチに連動する電源オンボタン4a、電源オフボタン4b、スタートボタン(スタートスイッチ)4c、表示器4d1,4d2、表示器4d1,4d2の表示に対応させて複数配置された各種のコース設定ボタン(操作スイッチ)4e等を備えた操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、筐体1下部に設けた制御装置(制御手段)60(図2参照)に電気的に接続されている。また、操作パネル4の左側には、洗剤や柔軟剤等を投入する引き出し式のトレイ5が設けられている。また、筐体1内には、トレイ5が装着される洗剤容器(図示せず)が設けられている。
また、操作パネル4の右側には、引き出し式の乾燥フィルタ6が設けられている。
なお、乾燥フィルタ6は、メッシュ式のフィルタ(図示せず)を備えており、乾燥工程において機外からの吸気または循環される温風に含まれる糸くず等が除去されるようになっている。乾燥フィルタ6の掃除は、乾燥フィルタ6を引き出してメッシュ式のフィルタを取り出して行う。また、上面カバー1fには、水道栓からの給水ホース接続口7a,風呂の残り湯の吸水ホース接続口7bが設けられている。
図2は、図1のA−A矢視要部断面模式図であり、洗濯乾燥機の通常の乾燥工程を示す説明図である。図2に示すように、洗濯乾燥機Sは、筐体1(図1参照)内に、回転可能に支持された円筒状の洗濯兼脱水槽としての回転ドラム(内槽)10が設けられている。この回転ドラム10は、前側(手前側)端面に衣類を出し入れするための開口部10aを有するとともに、その胴の周壁および底壁(奥側)に通水および通風のための多数の貫通孔(図示せず)を有している。開口部10aの縁部には、回転ドラム10と一体の流体バランサ10bが設けられている。また、回転ドラム10の周壁の内面には、奥行き方向(軸方向)に延びるリフタ10cが複数個設けられており、洗濯、乾燥時に回転ドラム10を回転すると、衣類等がリフタ10cと遠心力で周壁の内面に沿って持ち上がり、重力で落下するような動きを繰り返す。回転ドラム10の回転中心軸は、水平または開口部10a側が高くなるように傾斜している。
図2に示すように、洗濯乾燥機Sは、回転ドラム10を同軸上に内包し、前面が開口した円筒状の外槽20を備えている。外槽20の前面の開口部には、外槽カバー20aが設けられ、外槽20内への貯水を可能としている。外槽カバー20aの前側(手前側)中央には、衣類等を出し入れするための開口部20bが形成されている。開口部20bは、ゴム製のベローズ22で接続されており、ドア2を閉じることで外槽20を密閉することができる。外槽20の底面最下部には、排水口20cが設けられ、排水管路18が接続されている。また、排水管路18の出口側の端部は、蛇腹管で構成された排水ホース8に接続し、さらに、設置面Gに設けられた排水孔49に接続されている。
なお、排水管路18の途中には排水弁(排水手段)204が設けられ、この排水弁204を閉じて給水することで外槽20内に水が溜められ、排水弁204を開くことで外槽20内の水が機外へ排出される。
図3は、洗濯乾燥機の内部構造を背面から見たときの平面図である。図3に示すように、外槽20の背面には、回転ドラム10を回転駆動するためのドラム駆動用モータ(内槽回転駆動手段)21が外側中央に取り付けられている。ドラム駆動用モータ21の回転軸は、外槽20を貫通する主軸35(図2参照)を介して、回転ドラム10の底壁外側(奥側)の中央の回転ドラム用金属製フランジ34(図2参照)に直結さている。そして、回転ドラム10は、主軸35を介して外槽20に回転自在に支持されている。
また、外槽20の下側は、下側をベース1hに固定されたサスペンション9,9(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽20の上側は、上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示せず)で支持されており、外槽20の前後方向への倒れを防ぐように構成されている。
トレイ5(図1参照)の後ろ側には、給水弁201、202,203や風呂水給水ポンプ213、水位センサ151等給水に関連する部品が設けられている。洗剤容器(図示せず)は、外槽20と連通するように構成されており、給水弁201を開く、または、給水弁201を開いて風呂水給水ポンプ213を運転することで、外槽20に洗濯水を供給する。
図2に戻って筐体1(図1参照)の背面内側には、上下方向に延びる循環ダクト(戻り風路)30が設けられている。循環ダクト30の下部の入口30aは、外槽20の背面下部に設けられた吸気口20dに、例えば、ゴム製または樹脂製の蛇腹管(戻り風路)31を介して接続されている。循環ダクト30内には、従来設けられていた水冷除湿機構を内蔵しておらず、単なる通風ダクトを構成している。
そして、図2に示すように循環ダクト30の入口30aよりも上方の前側に溢水孔30bが設けられ、溢水孔30bと排水弁204の下流側の排水管路18とがオーバーフロー管路(溢水排出管路)19とで連通可能に接続されている。このため、前記した溢水孔30bのやや上方から下方の循環ダクト30、蛇腹管31と入口30aとの接続、蛇腹管31と吸気口20dとの接続は、水密になされている。
このオーバーフロー管路19は、外槽20の水位が何らかの理由で高くなり過ぎたときに、その水を排水弁204の下流側の排水管路18を経由して、排水ホース8から排水孔49に排出する管路であるが、乾燥工程において排気通路としても利用する。そのため、通常オーバーフロー水の排出に必要な通路の断面積よりも大きな断面積とし、排気抵抗を小さくするようにしてある。少なくとも、排水ホース8とほぼ同じ断面積であることが望ましい。また、循環ダクト30の溢水口30bにおいてオーバーフロー管路19が接続する3次元形状も、循環ダクト30側の通路断面積の大きさからオーバーフロー配管19の断面積の大きさに階段状に経路断面積が急縮小させることなく、穏やかな経路断面積変化とする。その結果、排気経路としての断面積の急激な変化による局所圧損を生じて抵抗を増やすことのないような経路断面積変化を有する接続形状とすることができる。
図2に示すように、循環ダクト30の上部は、筐体1内の上部右側に前後方向に設置したフィルタダクト(戻り風路)32と接続する手前に屈曲部30cを有し、屈曲部30cの内側(前側)に筺体1内の上部の空気を取り込むことが可能な吸気口(吸気開口)30dが設けられている。そして、この屈曲部30cに詳細な構成は後記する吸気弁41が内蔵されている。
フィルタダクト32の前面は開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ6(図1参照)が挿入される。循環ダクト30の屈曲部30cを経てからフィルタダクト32へ入った空気は、乾燥フィルタ6のフィルタ(図示せず)に流入することで糸くず等が除去される。また、フィルタダクト32には、乾燥フィルタ6の挿入部の下面に開口部(図示せず)が形成されており、この開口部が吸気ダクト(戻り風路)33に接続されている。吸気ダクト33の他端は送風ユニット40の吸気口(図示せず)と接続されている。
図2に示すように送風ユニット40の吐出口(吐出側)は、温風ダクト(吐出風路)37の一端と接続され、温風ダクト37の他端がゴム製の蛇腹管(吐出風路)38、蛇腹管継ぎ手(吐出風路)39を介して外槽カバー20aに設けた温風吹き出し口(図示せず)に接続されている。そして、この温風吹き出し口から回転ドラム10内に時速360kmの風速の温風を洗濯物100に吹き付けることが可能であり、乾燥や乾燥時の洗濯物100のしわ伸ばしに用いることができる。
送風ユニット40は、ファンケース(送風手段)41、羽根車(送風手段)42、ファン駆動用モータ(送風手段)43、ヒータ(加熱手段)44等で構成されている。
なお、図3に示すように、送風ユニット40は、洗濯乾燥機Sの筐体1内の上部右側に位置し、ファン駆動用モータ43側が後方かつ右側に位置し、送風ユニット40の吐出口が前方に位置し、ファン駆動用モータ43が前から見て右斜め上側に位置するように傾斜して配置されている。
ここで、図2に示した循環ダクト30、蛇腹管31、フィルタダクト32、吸気ダクト33、送風ユニット40、温風ダクト37、蛇腹管38、蛇腹管継手39が、特許請求の範囲に記載の「乾燥装置」に対応している。
図2には、(1)太実線矢印で、乾燥運転での、循環ダクト30の屈曲部30cに設けられた吸気弁41が全閉でもなく全開でもない中途開度の状態における温風の循環およびオーバーフロー管路19、排水管路18、および排水ホース8を経由して排水孔49から室外への排気の流れを示し、(2)太破線矢印で、室内の空気が筺体1内に入り、筺体1内の上部から屈曲部30cに設けられた吸気口30dを経て吸入される吸気の流れを示す。
(洗濯乾燥機の各種センサ)
次に、洗濯乾燥機Sの種々の条件を測定する各種センサについて説明する。
図2に示す吸気ダクト33および温風ダクト37には、空気流の温度を検出する温度センサ152,153が設けられている。また、図2に示すオーバーフロー管路19との合流点よりも下流側の排水管路18には、洗濯物100の乾き具合を検出する温度センサ154が設けられている。さらに、筺体1内の下部にも外気温度を検出するための温度センサ155が設けられている。
これらの温度センサ152,153,154,155は、例えば、サーミスタ等の温度センサである。
ここで温度センサ153は、特許請求の範囲に記載の「第1の温度センサ」に対応し、温度センサ154は、特許請求の範囲に記載の「第2の温度センサに対応する。
この他に、洗濯、すすぎ工程時に外槽20内の洗濯水の水位を検知するとともに、乾燥工程時には外槽20内の圧力を検知する水位センサ151(図3参照)用の水位センサ導管が外槽20に取り付けられ、水位センサ151に接続している。この水位センサ151は、例えば、ダイヤフラムに加わる圧力によってインダクタンスが変化することによって発振周波数が変化し、この発振周波数を検出することで外槽20内の圧力を知ることができる。
また、脱水工程時に回転ドラム10を高速回転させた場合に、回転ドラム10を主軸35を介して支持する外槽20に過大な振動が発生した際に脱水運転を停止するために、回転ドラム10、外槽20等の振動を検知する振動センサ156(図10参照)が洗濯乾燥機Sに設けられている。
さらに、吸気弁41の吸気弁開度を検出するための角度センサ157(図10参照)が設けられている。ここで、角度センサ157は、例えば、吸気弁41が吸気口30dを閉じる状態を全閉の0°(図8参照)、吸気弁41が後記する段差部87(図7の(b)参照)に当接する状態を全開の90°として検出する。
なお、0〜90°の吸気弁開度を0〜100%の相対開度で表示する場合もある。これは、全閉から全開までの角度は設計に依存するものであるためである。
(洗濯乾燥機の水の流路)
次に洗濯乾燥機Sの水の流路について、図4を参照しながら説明する。図4は、洗濯乾燥機の水の流路の説明模式図である。洗濯乾燥機Sは、給水ホース接続口7aから機内に給水され、3つの給水弁201,202,203へと分岐する。
なお、風呂の残り湯の吸水ホース接続口7bが、設けられている機種では、吸水ホース接続口7bに続く風呂水給水ポンプ213の吐出側に設けられている逆止弁(図示せず)を介して、給水ホース接続口7aの下流側の配管と接続している。
第1の給水弁201は、洗濯工程の中の詳細工程である洗い工程および溜めすすぎ工程において開放される電磁弁であり、トレイ5(図1参照)に装着された洗剤容器5aを経由して外槽20に設けられた給水口20eへと接続ホースを介して接続される。
これにより、給水弁201を開放することにより、給水ホース接続口7aから給水される水道水や給水ホース接続口7bから給水される風呂水が、洗剤容器5aに投入された洗剤と共に外槽20に設けられた給水口20eから外槽20の内壁面に沿って流れ込む。
第2の給水弁202は、洗濯工程の中の詳細工程であるシャワーすすぎ工程において開放される電磁弁であり、前面カバー1c1(図1参照)の裏面側に配設されたにシャワーパイプ143へと接続ホースを介して接続され、シャワーノズル145から回転ドラム10内に散水可能とする。
第3の給水弁203は、乾燥工程の終了時に一時的に開放される電磁弁であり、排水管路18、さらには排水ホース8に接続される。これにより、給水弁203を開放することにより、給水ホース接続口7aから給水される水道水が、排水トラップ47に給水して、排水トラップ47の機能を回復させる。
外槽20の底面には凹状の窪み部20fが回転ドラム10の回転軸方向に設けられている。窪み部20fの底面は、前側から後側に下がる傾斜面となっており、窪み部20fの後側最下部に排水口20cが設けられている。また、窪み部20fの前側には循環ポンプ211の後記する吐出口211dに連なる流入口20gが設けられている。
循環ポンプ211は、内部に循環ポンプモータ211M(図10参照)を備え、吸込口211a、自然排水口211b、2つの吐出口211c,211dを有する。
吸込口211aは、外槽20の排水口20cと接続ホースを介して接続される。自然排水口211bは、排水弁204の一端と接続ホースを介して接続される。吐出口211cは、二股継手141と接続ホースを介して接続され、さらに、左右の循環シャワーノズル140A,140Bへ配管接続されている。吐出口211dは、外槽20の流入口20gと接続ホースを介して接続される。また、排水弁204の他端は、排水管路18を介して排水ホース8と接続される。
排水弁204を開放することにより、外槽20内の水は、外槽20の排水口20cから循環ポンプ211の吸込口211aおよび自然排水口211b、排水弁204、排水管路18を経由して、排水ホース8から機外に排水される。
循環ポンプ211は、排水弁204を閉塞した状態において、循環ポンプモータ211Mを逆転させることにより、吸込口211aから水(循環水)を吸い込み、吐出口211dから循環水を流入口20gに吐出する。これにより、洗濯工程の最初の給水時の初期において、洗剤と給水を窪み部20fで混ぜ、洗剤を給水に良く溶かすように回転ドラム10内の水を循環させることができる。その後、循環ポンプ211は、排水弁204を閉塞した状態において、循環ポンプモータ211Mを正転させることにより、吸込口211aから水(循環水)を吸い込み、吐出口211cから循環水を吐出する。循環ポンプ211の吐出口211cからの洗剤と良く混ざった水は二股継手141を介して循環シャワーノズル140A,140Bから回転ドラム10内の洗濯物に散水して、洗剤を浸み込ませることができる。
なお、循環ポンプ211は、循環ポンプモータ211Mの回転の向きにより吐出口を自動的に切替える2way循環ポンプとして説明したが、一定方向にのみ回転する循環ポンプモータ211Mと吐出口211c、吐出口211dを切替える切替弁を備える構成であっても良い。
(洗濯乾燥機の排水ホースの排水孔への接続構造)
次に、図5を参照しながら洗濯乾燥機S(図2参照)の排水ホース8の排水孔49への接続構造について説明する。図5は、排水ホースと排水トラップの接続構造を示す縦断面図であり、(a)は、実施形態の通常の一般的な排水ホースと排水トラップの接続構造を示す縦断面図であり、(b)は、実施形態の排水孔の内径が排水ホースの外径より小さい場合の排水ホースと排水トラップの接続構造を示す縦断面図であり、(c)は、防水パンに取付けられている一般的な排水トラップと排水ホースとの接続構造を示す縦断面図である。
外槽20(図2参照)下部の排水口20c(図2参照)に続く排水管路18(図2参照)に接続された排水ホース8と、洗濯乾燥機Sの設置面Gの排水孔49Aとの接続部は、一般的に、図5の(a)に示すように、シール材51等で排水ホース8と排水孔49A間が気密封止され、接続される。そして、外槽20から排水ホース8を経て排出される排気が、横に寝かせたSの字状の配管形状の排水トラップ47A内を矢印のように流れ、洗濯乾燥機Sが設置される室内に漏れないように構成されている。
また、排水孔49Aの内径が、排水ホース8の外径より小さい場合は、図5の(b)に示すように、排水ホース8が一方側に嵌入されるとともに他方側が排水孔49Aに嵌入されるアダプタ52Aを介して、上流の外槽20に最終的に続く排水ホース8と、洗濯乾燥機Sの設置面Gの排水孔49Aとが接続される。そして、外槽20から排水ホース8を経て排出される排気が、排水トラップ47A内を矢印のように流れ排出され、洗濯乾燥機Sが設置される室内に漏れないように構成されている。
ちなみに、アダプタ52Aは、排水ホース8と排水孔49Aとの間を気密封止している。
なお、図5の(a)、(b)では、排水ホース8と別体に、それぞれシール部材であるシール材51、アダプタ52Aを構成した場合を例示したが、シール部材であるシール材51、アダプタ52Aをそれぞれ排水ホース8と一体に構成しても良い。
また、図5の(c)に示すように、防水パンPに取付けられている一般的な排水トラップ47Bの場合、防水パンPからの水が流れ込む穴47aを有して排水孔49Bを形成する有底のマス筒55に固定された内筒と、その内筒の径方向外側に間隙を有してマス筒55に固定された有底の外筒とを、マス筒55の中に有している。ちなみに、マス筒55の周面側から床下に配管された排水管56が接続されている。
このため、防水パンPの排水孔49Bのマス筒55と排水ホース8の先端に取り付けられたアダプタ52Bとの間の環状部分を密閉する蓋53を取付け、排水ホース8と排水トラップ47Bとの気密を確保する構成とする。通常の防水パンPの排水孔49Bに取り付けられた蓋は、窓を有しており、前記環状部分が気密ではない。
このように、専用の蓋53を通常の蓋と交換して取り付けることにより、外槽20から排水ホース8を経て排出される排気が、排水トラップ47B内を矢印のように流れ、洗濯乾燥機Sが設置される室内に漏れないように構成されている。
なお、図5の(c)では、排水ホース8とシール部材を成すアダプタ52B、蓋53とを別体に構成した場合を例示したが、排水ホース8、シール部材のアダプタ52B、蓋53を一体に構成しても良い。
ちなみに、防水パンPが使用される場合、洗濯乾燥機Sは防水パンP上に設置されるので、防水パンPが設置面Gとなる。
(吸気弁)
次に、図6から図9を参照しながら吸気弁41の詳細な構成について説明する。図6は、吸気弁の構成を示す斜視断面図であり、図7、図8は、吸気弁の動作を説明する断面図であり、図7の(a)は、吸気弁の中途開度状態を示す断面図、図7の(b)は、吸気弁の全開状態を示す断面図、図8は、吸気弁の全閉状態を示す断面図である。図9は、図7の(a)におけるB−B矢視断面図である。
図6に示すように吸気口30dは、下方から上方に延伸する循環ダクト30からフィルタダクト32(図3参照)に向かって前方に屈曲した屈曲部30cの内周側(前側)に開口させてある。そして、吸気弁41は、屈曲部30cの内側に配置され、ヒンジ軸81,81(図7から図9参照)を回動中心として、内側から吸気口30dを全閉したり、中途開度にしたり、吸気口30dを全開として循環ダクト30の下方からの風路を全閉したりすることが可能に構成されている。図6では、吸気弁41は、0°の全閉状態から45°程度開いた状態を示している。
吸気口30dは、例えば、ほぼ長方形形状の開口であり、吸気弁41の弁体41aは、例えば、軟質樹脂(軟質プラスチック)で構成された吸気口30dより一回り大きいほぼ長方形形状をしている。弁体41aの全周にわたる縁部には、その表裏(前後)の両面に継ぎ目無く弁体41aの厚肉部から分岐させて一体成形された薄肉の襞部74,74が設けられ、表側の襞部74で吸気口30dを密閉可能に、また、裏側の襞部74で循環ダクト30を密閉可能としている。
弁体41aは、その表側(前側)中央部の窪み部分に硬質樹脂(硬質プラスチック)で構成された、弁体41aより小さいほぼ長方形の弁体強化構造体41bが接着結合されている。弁体強化構造体41bは、周縁部がリブで補強され、図示してないが必要に応じて、中央部にもリブを配して吸気弁41の剛性を強化する。
弁体強化構造体41bの左右中央部には、表側に立ち上がって一体成形された駆動受部82が設けられ、後記する連接桿79の一端に形成された連結ピン79aを回動可能に受け入れ、嵌合される左右方向に貫通する軸孔を有している。
吸気弁41は、図6に示すように吸気弁駆動モータ(弁駆動手段)75によりリンク機構で開閉動作させられる。吸気弁駆動モータ75はステッピングモータで構成され、減速ギヤ(図示せず)により減速されて出力軸75aが樹脂製の駆動軸76の一端側と接続し、駆動軸76を回動させる。吸気弁駆動モータ75と減速ギヤを収めた筺体には、出力軸75aの角度位置を検出する角度センサ157が設けられている。
駆動軸76は、屈曲部30cの内側の外表面から突出させて形成された軸受部77A,77Bに支承され、駆動軸76の他端側において駆動軸76と一端側を一体成形されたクランクアーム78を揺動させる。ちなみに、軸受部77A,77Bは、クランクアーム78を挟むように配置されている。
クランクアーム78の他端側には連結ピン78aが一体成形され、前記した連接桿79の他端に設けられた軸穴に挿入され回動可能に嵌合される。
図6に示すように屈曲部30cの内側(前側)に開口した吸気口30dの循環ダクト30内側の周縁部は全周が平らな当接面88を形成し、吸気弁41が全閉状態のとき弁体41aの表側の襞部74が当接し、密閉するようになっている。そして、屈曲部30cの内側には、前記した当接面88の内の下方側の当接面88からほぼ直角に内方側に立ち上がり、循環ダクト30の屈曲部30cの内周方向に延伸し、環状に連なって設けられた段差部87が設けられている。段差部87の直下流側の吸気口30d近傍の屈曲部30cの左右の壁面にはヒンジ軸受け孔(図示せず)が設けられ、ヒンジ軸81,81(図7から図9参照)の一端が回動可能に挿入され、ヒンジ軸81,81の他端が弁体41aの左右のヒンジ軸差込孔(図示せず)に挿入されている。図7、図8では、表示してないが、ヒンジ軸差込孔は、例えば、断面形状が鏃形状としてあり、ヒンジ軸81,81の他端側は、断面形状が丸棒ではなく、ヒンジ軸差込孔に嵌合する鏃形状の突出部が形成されている。軟質樹脂製の弁体41aの前記ヒンジ軸差込孔にヒンジ軸81,81の前記鏃形状の突出部を下方から挿入する際には弾性的にヒンジ軸差込孔が開き、完全に挿入されると鏃形状の突出部が前記ヒンジ軸差込孔から抜けない構成である。
吸気弁駆動モータ75を回転させると、駆動軸76とともにクランクアーム78が駆動軸76の周りに回動する。連結ピン78aで連結された連接桿79の前記他端側は、連結ピン78aとともに駆動軸76の周りに回動し、連接桿79の前記一端側をほぼ前後方向に移動させる。連接桿79の前記一端側は、連結ピン79aで弁体強化構造体41bの駆動受部82が連結されているので、吸気弁41がヒンジ軸81,81の周りに、例えば、90°の範囲で揺動する。
図7の(b)に示すように、吸気弁41がヒンジ軸81,81の周りに回動して、吸気口30dからの外気の吸気量を最大とするときには、吸気弁41は段差部87に当接して循環ダクト30の下方からの空気の流れを完全に遮断する。この状態では、クランクアーム78と連接桿79は連結ピン78aを中心にした開き角がほぼ180°の直線状に延びた状態である。実際には、前記開き角は180°よりやや大きくし、連接桿79の他端側(連結ピン78a側)の下方からクランクアーム78側へストッパを延出させ、そのストッパがクランクアーム78の下面側と当接し、循環ダクト30の下方からの空気の流れによる圧力によりさらに前記開き角が大きくなるのを阻止しやすいようにすることが望ましい。
なお、吸気弁駆動モータ75は、ステッピングモータであり、コギングトルクを有し、さらに減速ギヤを介して出力軸75aに伝達しているので、位置保持トルクを自ずと有し、図7の(a)に示すような中途開度の状態や、図8に示すような全閉状態のように吸気弁41に空気流から加わる力によって駆動軸76を回動させようとする抗力が小さい場合は、吸気弁駆動モータ75に無通電でも吸気弁41の位置保持が可能である。
さらに、洗濯乾燥機Sを乾燥運転中は、角度センサ157で吸気弁41の角度位置が確認できるので、必要に応じて通電制御することにより、吸気弁41を任意の中途開度に保持できる。
ちなみに、吸気弁開度はここでは%表示で示すが、吸気弁41の全開角度、つまり、前記した段差部87に当接して、循環ダクト30側を全閉する角度を100%として、角度に比例した値である。
(洗濯乾燥機の制御装置)
次に、図10を参照しながら、適宜、図1、図2、図3を参照して洗濯乾燥機Sの制御を行う制御装置60の構成について説明する。
図10は、洗濯乾燥機の制御を行う制御装置の構成を示すブロック図である。
制御装置60は、電源を操作する電源オンボタン4a(図1参照)、電源オフボタン4b(図1参照)の背面に設けられた電源スイッチ4swを介して商用電源に接続され、商用電源の電圧が、マイクロコンピュータ60a等の必要電圧に変圧するためのトランスや、ドラム駆動用モータ21、ファン駆動用モータ43、ヒータ44、吸気弁駆動モータ75、電磁弁である給水弁201,202,203、電磁弁である排水弁204、循環ポンプ211(図2参照)を駆動する循環ポンプモータ211M、風呂水給水ポンプ213(図3参照)を駆動する風呂水給水ポンプモータ213a等のための駆動回路64(図10では、駆動回路それぞれの符号を省略して、総称して「駆動回路64」と表示)等に供給されている。
制御装置60に設けられるマイクロコンピュータ60aは、洗濯乾燥機Sの動作を制御するための、例えば、C言語で組まれた制御プログラムがROM(Read Only Memory)に格納されており、制御プログラムを実行することにより洗濯乾燥機Sが制御される。
このマイクロコンピュータ60aには、スタートボタン(スタートスイッチ)4c(図1参照)、各種のコース設定ボタン(操作スイッチ)4e(図1参照)等の各操作スイッチが接続されるインターフェース回路の操作ボタン入力回路61や、水位センサ151、温度センサ152,153,154,155、振動センサ156、角度センサ157等の各種センサと接続されている。操作ボタン入力回路61は、洗濯乾燥機Sを使用するユーザのスタートボタン4c、操作ボタン4eの押下操作を検出して、その検出した操作信号をマイクロコンピュータ60aに入力する。
また、マイクロコンピュータ60aからの出力信号は、それぞれの駆動回路64に入力され、該出力信号に従って各駆動回路64によって、給水弁201,202,203、排水弁204等の開閉の制御や、ドラム駆動用モータ21、ファン駆動用モータ43、吸気弁駆動モータ75、循環ポンプモータ211M、風呂水給水ポンプモータ213a等の回転等の制御や、ヒータ44のオン、オフ、出力レベルの制御が行われる。
また、マイクロコンピュータ60aは、ユーザに洗濯乾燥機Sの動作状態を知らせるための発光ダイオードの表示器4d1,4d2や発光ダイオード66、ブザー67等に接続され、洗濯乾燥機Sの動作状態に応じて、表示器4d1,4d2や発光ダイオード66による表示、ブザー67によるブザー音の発音がなされる。
(洗濯乾燥機の乾燥工程の制御)
次に、図11から図14を参照しながら適宜、図1、図2、図4、図15、図16を参照して、洗濯乾燥機Sの主に乾燥工程について説明する。洗濯乾燥機Sの洗濯〜乾燥の連続運転、洗濯運転、乾燥運転等は、制御装置60のマイクロコンピュータ60aに格納される制御プログラムが実行されることにより、行われる。図11から図14は、洗濯乾燥機の乾燥工程の制御の流れを示すフローチャートである。
洗濯乾燥機Sの、例えば、洗濯〜乾燥の連続運転は、ユーザが、図1に示すドア開放ボタン3を押下しドア2を開いて洗濯物100(図2参照)を回転ドラム10内に投入し、電源オンボタン4aが押下されて、マイクロコンピュータ60aが起動し、ステップS01において、操作ボタン4e(図1では各種コース設定ボタンを代表的に「操作ボタン4e」と表示)でユーザが行うコース設定をするのをマイクロコンピュータ60aが受け付けることにより始まる。このコース設定操作には、洗濯〜乾燥運転(洗濯乾燥連続運転)、洗濯運転、乾燥運転の選択設定、洗濯運転時のすすぎ回数や1回当りすすぎ時間設定等の他、洗濯〜乾燥運転におけるにおける「標準」、「快速洗濯乾燥」、「念入り」等のコース設定、洗濯運転における「標準」、「念入り」等のコース設定、乾燥運転における「標準」、「念入り」、「低温乾燥」、「静止乾燥」のコース設定、洗濯物100が柔らかいもの(ソフト)か、どうかの布質を示す選択等がある。
ここで、乾燥運転における「低温乾燥」コースとは、縮みやすい衣類を弱出力のヒータでゆっくり丁寧に乾かすコースである。また、「静止乾燥」コースとは、回転ドラム10を回転させないで、専用の乾燥棚を回転ドラム10内に設置し、その上に形くずれさせたくない衣類等を載せて乾燥する運転である。コース設定が終わるとスタートボタン4cを押下することで、運転が開始される。
ステップS02では、ステップS01におけるコース設定で、ユーザが「静止乾燥」のコース設定を行ったか否かをチェックする。「静止乾燥」の場合(Yes)は、ステップS07へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS03へ進む。
ステップS03では、洗濯物量のセンシングを行う。具体的には、ドラム駆動用モータ21(図2参照)によって、洗濯物100(図2参照)が収容された回転ドラム10を回転させて、ドラム駆動用モータ21に通電される電流の大きさの大小で、洗濯物100の重さ(量)を検知し、量のランク分けを行う。洗濯物100の量のランクは、例えば、少量から多量の順にランク1〜ランク8に区分けされる。
続いて、ステップS04では、洗濯工程を実行する。洗濯乾燥機Sの洗濯工程は、まず、排水弁204(図4参照)を閉じた状態で給水し外槽20に洗剤の入った洗濯水を溜め、前記したように循環ポンプ211で洗濯水を循環シャワーノズル140A,140Bから洗濯物100に散水して浸み込ませる。続いて、ドラム駆動用モータ21によって回転ドラム10を回転させてリフタ10cで洗濯物100を掻き揚げつつ設定コースおよび洗濯物の量に応じて所定時間洗濯を行った後、すすぎを行う。
なお、洗濯、すすぎ後の脱水工程においては、排水弁204を開いて外槽20内の洗濯水を排水し、回転ドラム10をドラム駆動用モータ21によって高速回転させて、濡れた洗濯物100に遠心力を加え、遠心脱水する。ステップS05では、洗濯工程の最後の脱水工程を実行する。
ステップS06では、乾燥工程を開始する。まず、ドラム駆動用モータ21によって、濡れた洗濯物100が収容された回転ドラム10を回転させて、ドラム駆動用モータ21に通電される電流の大きさの大小で、乾燥容量をセンシングし、乾燥容量のランク分けを行う。乾燥容量のランクは、例えば、少量から多量の順にランク1〜ランク8に区分けされる。
以下では、この実施形態における乾燥工程は、後記するようにヒータ44の出力を従来よりも低い出力とすることが特徴であり、予熱乾燥以降の乾燥工程では、外気を循環温風に取り込み、積極的に洗濯物100から蒸発した水分を含む空気(湿潤な空気)を、排水ホース8を経て、排水孔49に排出する排気乾燥とするので「低温乾燥」とも称する。
これは、ステップS01のコース設定で説明したコース名称の「低温乾燥」とは別の意味で用いており、従来の洗濯乾燥機の乾燥工程において設定される回転ドラム10内への吐出空気(温風)の温度より低いことから、そのように「低温乾燥」と呼称するものである。
ステップS07では、タイマt1をスタートさせる。このタイマt1は、予熱乾燥を行うものであり、ステップS06でチェックされた乾燥容量や静止乾燥等のコース設定で自動的に設定される予熱乾燥時間t1LTを計時するためのタイマである。静止乾燥コースの場合の予熱乾燥時間t1LTは、通常の洗濯工程後の乾燥工程における予熱乾燥時間t1LTよりも短く設定される。
ステップS08では、ステップS01においてコース設定された条件をチェックし、布質がソフトか、または、静止乾燥であるかをチェックする。
布質がソフトの場合は、ステップS09へ進み、吐出空気温度TBを設定する。布質が標準の場合は、ステップS10へ進み、吐出空気温度TAを設定する。静止乾燥の場合は、ステップS11へ進み、吐出空気温度TCを設定する。
吐出空気温度は、温度センサ153(図2参照)で検出された空気温度に対応し、前記した吐出空気温度の設定は、例えば、TA,TB,TCの順に低い値に設定される。
ステップS12では、吸気弁41を全閉にする。通常、吸気弁41の初期状態の開度位置は外気を取り込めない全閉状態であるが、角度センサ157で吸気弁開度が0%であることを確認して、吸気弁開度が0%でない場合は、吸気弁開度を0%とする、つまり、全閉する。その後、ステップS13では、予熱乾燥のために回転ドラム10を回転させ、ファン駆動用モータ43を所定の回転速度で回転させるとともにヒータ44を一定出力、例えば、400Wの標準出力の一定出力とする(「ドラム回転(予熱乾燥)」)。このファン駆動用モータ43の所定の回転速度は、定格最大回転速度未満の所定の回転速度であり、例えば、12000rpmである。静止乾燥ではない通常の乾燥工程の場合、ドラム駆動用モータ21によって回転ドラム10の正逆回転を繰り返し、回転ドラム10内の洗濯物100の位置を入れ替えながら、送風ユニット40(図2参照)で加熱された温風を、外槽カバー20aに(図2参照)設けた温風吹き出し口吹出しノズルから回転ドラム10内の洗濯物100に吹き付ける。こうして、洗濯物100全体の温度が上昇し洗濯物100から水分が蒸発する。温風は外槽20の吸気口20dから蛇腹管31を経て、循環ダクト30内に入り、フィルタダクト32、吸気ダクト33を経て送風ユニット40の吸気側に戻る。
ここでは、予熱乾燥における回転ドラム10の回転制御は、逆転(左回転)を43rpmの回転速度で60sec間継続後、2sec停止させ、ついで、正転(右回転)を47rpmの回転速度で60sec間継続後、2sec停止させる交互回転である(図15参照)。
ちなみに、設定コースが静止乾燥の場合は、破線矢印で示すようにステップS13を実行せずステップS14へ進む。
ステップS14では、ヒータ44を一定出力、例えば、400Wの標準出力で一定出力とする。このステップS14におけるヒータ出力は、従来、乾燥定格容量が6kgの場合、乾燥工程における標準出力が600Wであったものよりも低い出力である。
ステップS15では、タイマt1が予熱乾燥時間t1LT以上に達したか否かをチェックする。予熱乾燥時間t1LT以上に達した場合(Yes)は、結合子(A)にしたがって図12のステップS16へ進み、予熱乾燥時間t1LT以上に達しない場合(No)は、ステップS15を繰り返す。ちなみに、ステップS15でYesの場合は、タイマt1を停止する。
続いて、ステップS16において、吸気弁駆動モータ75を駆動して角度センサ157の信号にもとづいて吸気弁41を全開させる。ここでは、吸気弁41の全開(吸気弁開度100%)とは、吸気弁41が回動して吸気口30dを外気に対して開放し、当接面88(図6参照)から吸気弁41が90°回転して段差部87(図6参照)に当接し、循環ダクト30の循環風路を全閉状態にすることを意味する。
ステップS17では、ファン駆動用モータ43を定格最大速度、例えば、13500rpmで回転させる(「送風ファン高速回転」)。そして、ステップS18では、タイマt2をスタートさせる。
ステップS19では、タイマt2が、所定時間tBRを超えたか否かをチェックする。タイマt2が、所定時間tBRを超えた場合(Yes)は、ステップS20へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS19を繰り返す。タイマt2は、ファン駆動用モータ43が、起動して所定の定格最大回転速度に達し、外槽20内の空気圧が高まるのに要する時間であり、予め実験により定めることができる。
ここで、ステップS17において、ファン駆動用モータ43を一時的に定格最大回転速度13500rpmとすることにより、図2に示すように、洗濯乾燥機Sのベース1h下部の隙間(図示せず)から吸込まれた外気は、外槽20の外周および筐体1の内壁面の間の空間を流れ、吸気口30dからフィルタダクト32、吸気ダクト33、送風ユニット40、温風ダクト37、蛇腹管38、蛇腹管継手39を介して外槽カバー20aに設けた温風吹き出し口(図示せず)から、回転ドラム10内に吹き込まれる。そして、回転ドラム10の複数の貫通孔を通過して、外槽20の吸気口20dから蛇腹管31を経て、一度循環ダクト30の下部の入口30aから循環ダクト30内に入り、溢水孔30bからオーバーフロー管路19、排水管路18に流れ、排水ホース8から排水トラップ47の排水孔49に排出される。この高速の排気は、排水トラップ47の水封じを破る。
一般的な排水トラップ47の場合、水封じの高さは50〜80mm程度あるため、水封じを破るには排水ホース8側の圧力は約1000Pa(ゲージ圧)以上必要となる。
なお、吸気弁41を開けての吸気、排水ホース8からの排気を行う本乾燥工程では、外槽20内の圧力が所定値以上に高くなると、ドア2が意図に反して開いたり、ドア2が損傷したりするおそれがあるので、後記するステップS20において水位換算で所定値HDLを超えた場合には、ステップS41(図14参照)へ進ませ、これらの不具合を防止している。また、排水孔49(図2参照)からの臭気を抑えるため、水封じを破った後も高い圧力(所定以上の圧力)を確保する必要があり、排水ホース8による排気式乾燥中は、高い圧力を保つようにファン駆動用モータ43を制御する。
ステップS20では、水位センサ151の信号が示す値(指示)が水位換算の値でHDL以下か否かをチェックする。水位センサ151の指示がHDL以下の場合(Yes)は、ステップS21へ進み、水位センサ151の指示がHDLを超える場合(No)は、結合子(B)にしたがって、図14のステップS41へ進む。ちなみに、ステップS20でYesの後、タイマt2を停止する。
ステップS21では、タイマt3をスタートさせる。ステップS22では、ステップS09〜S11のいずれかで設定された吐出空気温度に応じた吸気弁41に対する初期吸気弁開度設定とする。この初期吸気弁開度設定は、あらかじめプログラムとして設定されており、角度センサ157の信号にもとづいて吸気弁開度を確認しながら設定された吸気弁開度になるようにパルス信号をステップモータである吸気弁駆動モータ75に出力させて設定する。
ステップS23では、静止乾燥ではない通常の回転ドラム10を回転させる乾燥工程では、ステップS06でセンシングした乾燥容量に応じたタイマt3の時間閾値t3LTを設定する。タイマt3の時間閾値t3LTは、送風ユニット40による洗濯物100への入熱量と洗濯物100からの水分の蒸発時の蒸発潜熱の量がバランスして温度センサ154(図2参照)が示す温度が一定になる恒率乾燥期に十分入っていることを確認できるまでの所要時間を意味し、乾燥容量が多いほど時間閾値t3LTは大きく設定される。これは、あらかじめ実験的に定めることができる。
なお、静止乾燥では、所定の固定値t3LTに設定される。
ステップS24では、静止乾燥ではない通常の回転ドラム10を回転させる乾燥工程では、ステップS06でセンシングした乾燥容量に応じたドラム回転(恒率乾燥)を行う。静止乾燥の場合はステップS24を行わずステップS25へ進む。ここでは、回転ドラム10の回転制御は、予熱乾燥の時の回転ドラム10の回転制御と同じ設定とする。
ステップS25では、温度センサ153の信号にもとづいてステップS09〜S11のいずれかで設定された吐出空気温度となるように吸気弁41の開度を調節する。この調節は、例えば、吸気弁41の開度角を10°ごとに設定変更して調節される。
ところで、吸気弁41により吸気口30dから循環ダクト30内に取り込まれる外気は、ドラム駆動用モータ21、送風ユニット40の排熱を受けて温められたものであり、送風ユニット40へ吸込まれる。外気は室内の空気であり乾燥している。洗濯物100に吹き付けられ洗濯物100から水分を奪い、湿潤した空気は、大半がオーバーフロー管路19より排水ホース8を通り、排水孔49に排出される(図2参照)ので、従来のように循環ダクト30内に、循環する温風から湿分を凝縮させる水冷除湿機構や、断熱膨張で吸熱し湿潤な循環する温風から湿分を凝縮させるヒートポンプを用いる必要はない。
ステップS26では、タイマt3が閾値時間t3LT以上に達したか否かをチェックする。タイマt3が閾値時間t3LT以上に達した場合(Yes)は、ステップS27へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS24へ戻る。ステップS27では、吸気弁41の開度を固定制御する。ステップS27の後、結合子(C)にしたがって、図13のステップS28へ進む。
ステップS28では、温度センサ155(図2参照)からの信号にもとづき外気温度TR0を読み込み記憶する。ステップS29では、温度センサ154(図2参照)からの信号にもとづき排気温度TDE0を読み込み記憶する。
図15、図16に示すように恒率乾燥期に十分入り、タイマt3が閾値時間t3LT以上になると、循環温風に外気を所定量取り込んだ状態で送風ユニット40による入熱は洗濯物100の蒸発潜熱とバランスし、吸気弁41の開度を調整せずとも吐出空気の温度は一定になる。
そして、時間が経過し、洗濯物100の乾燥が進むと減率乾燥期に入る。
ステップS30では、排気温度TDEの上昇ΔTDE(=TDE−TDE0)から外気温度TRの上昇ΔTDE(=TR−TR0)を差し引いた差分が閾値ΔTLT以上に達したか否かをチェックする。差分が閾値ΔTLT以上に達した場合(Yes)は、ステップS31へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS30を繰り返す。このステップS30のチェックは、乾燥工程の終了を判定するものである。
閾値ΔTLTは、乾燥が十分進んだことを示す値を、適宜実験的に定めるものとする。また、ステップS09〜S11のいずれかで設定される吐出空気温度に応じて、閾値ΔTLTの値も異なる値が自動的に設定されるようにしても良い。
ステップS31では、乾燥が十分進んだと判定して、ヒータ44を停止する。ついで、ステップS32では、ファン駆動用モータ43を所定の回転速度まで減速する(「送風ファン減速」)。このファン駆動用モータ43の所定の回転速度までの減速は、排水トラップ47の水封じを回復できるようにするためである。
ステップS33では、給水弁203(図4参照)を一時的に開放して、排水管路18を通じて排水ホース8に流し、排水トラップ47に水を供給する(「排水トラップ用給水」)。ステップS34では、タイマt4をスタートさせ、ステップS35では、タイマt4が閾値t4LT以上に達したか否かをチェックする。タイマt4が閾値t4LT以上に達した場合(Yes)は、ステップS36へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS35を繰り返す。ステップS36では、給水弁203を閉じさせ、排水トラップ用給水を停止する。
ステップS37では、乾燥工程を終了する。つまり、ファン駆動用モータ43を停止し、吸気弁駆動モータ75を制御して吸気弁41全閉させ、ドラム駆動用モータ21を停止する(「送風ファン停止、吸気弁全閉、ドラム回転停止」)。
一方、図12のステップS20においてNoで結合子(B)にしたがって図14のステップS41に進むと、排気異常と判定し、その旨のエラーメッセージを、例えば、表示器4d1に表示して洗濯乾燥機Sの運転を停止し、ステップS42では、電源オフボタン4b(図1参照)が操作されたか否かをチェックする。電源オフボタン4bが操作された場合(Yes)は、運転を終了し、そうでない場合(No)は、ステップS42を繰り返す。
以上により、一連の乾燥工程の制御を終了する。
本実施形態によれば、ヒータ44の出力を一定にしておいても、洗濯物100に吹き付けられる温風の温度を、吸気弁41の開度を調節することにより一定に制御することができる。ベース1hの下方から筺体1内に取り込まれる外気の温度がその時その時で異なっても、吸気弁41の開度が調整されるので、コース設定により設定された温度に一定制御できる。
また、従来の技術のように湿分を戻り風路の循環ダクト30内に設けた水冷除湿機構で除湿したり、ヒートポンプを利用し冷媒を断熱膨張させて低温の冷媒に吸熱させる凝縮部で循環ダクト30の空気を除湿したりする場合は、循環ダクト30を通過する湿潤な空気の温度を本実施形態の場合よりも高い温度、例えば、70〜80℃程度とする必要がある。その場合、洗濯物100の温度が高くなり過ぎない様に、ヒータ44の出力を強/弱制御したり、より低温乾燥を必要とする化繊等の洗濯物100に対してはヒータ44を弱出力オン/オフ制御したり、乾燥工程が終了してから洗濯物100の温度を下げるために、しばらく、ヒータ44をオフし、ファン駆動用モータ43を駆動し続けたりする必要があった。
それに対し、本実施形態によれば、恒率乾燥期、減率乾燥期において、常に、吸気口30dを開口させて、外気を取り込むようにし、ヒータ出力を従来、乾燥容量6kg定格の場合、例えば、強出力1200W、弱出力600Wに対して、例えば、弱出力に対応する400W程度に下げ、洗濯物100を通過した湿潤な温風の全量または大半を、排水ホース8を介して排水孔49に排気するので、洗濯物100の温度を、40〜50℃程度、または、設定コースに応じて40℃以下に下げることができ、洗濯物100の縮み等を生じることを防止できる。このとき、吸気口30dより取り込まれる外気は、ドラム駆動用モータ21、ファン駆動用モータ43、ヒータ44の筺体1内への放熱により温まった空気であるので、送風ユニット40で回転ドラム10内に吐出する空気を従来よりも低温度に加熱して洗濯物100に当てる方が、従来のように全量空気を循環させて除湿するよりも効率的に乾燥できる。
さらに、洗濯物100の入った回転ドラム10を通過した温風の一部または全部は、排水ホース8を経て排水孔49に排気するので室内の湿度が上昇することが防止できる。さらに、乾燥工程では、ヒータ44をオン/オフすることなく、一定出力とするので、オン/オフする場合よりもヒータ44の寿命を長持ちさせることができる。
また、図12のフローチャートのステップS25〜S27に示したように設定された吐出空気温度となるように吸気弁41の開度を調節する期間をタイマt3で計時し、ステップ23において設定された乾燥容量に応じた時間閾値t3LT以上に達したら恒率乾燥期に十分入っているとして、吸気弁41の開度を固定する制御とする。そして、そのときの外気温度TR0と排気温度TDE0を読み取って記憶する。その結果、乾燥工程が減率乾燥期に入ると温度センサ154で検出される排気温度当然上昇を始める。従って、ステップS30において排気温度の上昇ΔTDEと外気温度TRの上昇ΔTDEの差分が閾値ΔTLT以上のとき乾燥終了であると容易に判定できる。ちなみに、本実施形態では、外気温度自身が外気温度TR0から上昇する場合も考えられることから、乾燥工程の終了判定に排気温度の上昇ΔTDEと外気温度TRの上昇ΔTDEの差分を用いている。
《第1の変形例》
次に、乾燥工程における吸気弁41の開度が、外気温度が低い場合でも、所定の下限値(第1の所定値)以上、例えば、50%開度以上は維持できるように制御する第1の変形例について説明する。
冬季のような外気温度が低い場合、ヒータ44の出力が400Wで一定出力であるとすると、予熱乾燥期の後、前記した図11のフローチャートのステップS09〜S11のいずれかで設定された吐出空気温度を維持するように吸気弁開度の調節を行うと、吸気弁開度が、下限閾値、例えば、50%未満になり、吸気口30dから取り込まれる空気の量よりも循環される空気の量の方が多くなってしまう可能性がある。その場合、湿潤な循環空気の割合が増すことになり、乾燥工程の時間がより長くなる。
そこで、本変形例では、乾燥工程におけるヒータ44の出力を、マイクロコンピュータ60aにより標準の出力(弱出力)の400Wと強出力の800Wとの切替が可能とする。
そして、図16に示したタイマt3の時間閾値t3LTの期間に、吸気弁開度が下限値、50%を下回ったときは、マイクロコンピュータ60aは、ヒータ44の出力を標準出力の400Wから強出力の800Wに切替えて、吸気弁開度を調節する。このようにすれば、冬季の外気温度が低い場合でも、吸気弁開度を下限閾値以上とすることができ乾燥時間を短くすることができる。
また、ヒータ44の出力を駆動回路により400Wよりも高い出力に多段階に設定可能としても良い。その場合、第3の温度センサとして温度センサ152を用いて、外気と循環空気の混ざった送風ユニット40の吸気温度を検出し、第1の温度センサである温度センサ153のヒータ44で加熱された吐出空気の温度を検出し、その検出された2つの温度の差にもとづいて、吸気弁開度が下限値以上になるように、ヒータ44の出力を制御する。その結果、できるだけヒータ出力を標準の出力400Wから過大に増大させることなく効率的な乾燥運転ができる。
(第2の変形例)
前記した実施形態およびその第1の変形例では、乾燥工程における排気を、オーバーフロー配管19を用いて排気することとしたがそれに限定されるものではない。
以下に説明する第2の変形例のように、排気弁204を開として、排水口20cを通じても排気するようにしても良い。
本変形例では、図16に示す恒率乾燥期、減率乾燥期において、排気弁204(図4参照)をも開とし、排水口20c(図4参照)から吸込口211a(図4参照)、循環ポンプ21(図4参照)1、自然排水口211b(図4参照)、排水弁204、排水管路18(図4参照)を介して排水ホース8(図4参照)に排気する経路も加わる。
(第3の変形例)
なお、前記したフローチャートのステップS20においてNoでステップS41へ進み、排気異常と判定して、乾燥運転を中止する制御としたがそれに限定されるものではない。以下に説明するような第3の変形例の構成としても良い。
本変形例では図4、図10に示すように給水弁205を設け、循環ダクト30内に配置した水冷除湿機構(図示せず)に給水し、その排水は循環ダクト30の下部に破線で示したドレイン管でオーバーフロー配管19に接続するする。そして、フローチャートのステップS20においてNoの場合は、吸気弁41を全閉とし、従来のように循環ダクト30内を流れる湿潤な温風を、水冷除湿機構を流れる冷却水に接触させて湿分を凝縮させ、冷却水とともにドレイン管経由で排水する。
以上の実施形態およびその変形例の説明では、洗濯乾燥機Sについて説明したが、それに限定されるものではなく、洗濯機能や脱水機能のない、回転ドラム式乾燥器にも本発明は適用可能である。
6 乾燥フィルタ
8 排水ホース
10 回転ドラム(内槽)
18 排水管路
19 オーバーフロー管路(溢水排出経路)
20 外槽
20c 排水口
20d 吸気口
21 ドラム駆動用モータ(内槽回転駆動手段)
30 循環ダクト(戻り風路、乾燥装置)
30a 入口
30b 溢水孔
30c 屈曲部
30d 吸気口(吸気開口)
32 フィルタダクト(戻り風路、乾燥装置)
33 吸気ダクト(戻り風路、乾燥装置)
37 温風ダクト(吐出風路、乾燥装置)
38 蛇腹管(吐出風路、乾燥装置)
39 蛇腹管継手(吐出風路、乾燥装置)
40 送風ユニット(送風手段、加熱手段、乾燥装置)
41 吸気弁
42 羽根車(送風手段、乾燥装置)
43 ファン駆動用モータ(送風手段、乾燥装置)
44 ヒータ(加熱手段、乾燥装置)
47,47A,47B 排水トラップ
49,49A,49B 排水孔
60 制御装置(制御手段)
75 吸気弁駆動モータ(弁駆動手段)
100 洗濯物
151 水位センサ
152 温度センサ(第3の温度センサ)
153 温度センサ(第1の温度センサ)
154 温度センサ(第2の温度センサ)
155 温度センサ
156 振動センサ
157 角度センサ
201 給水弁
202 給水弁
203 給水弁
204 排水弁(排水手段)
205 給水弁
S 洗濯乾燥機(乾燥機)

Claims (5)

  1. 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、
    前記外槽内に回転自在に配置され、前記外槽と連通する複数の貫通孔を有するとともに洗濯物を収容する内槽と、
    該内槽を回転駆動する内槽回転駆動手段と、
    前記内槽に乾燥用の空気を送るための前記外槽内と連通する戻り風路、該戻り風路から空気を吸気して送風する送風手段、該送風手段から吐出された空気を加熱する加熱手段および該加熱手段を通過した空気を前記内槽に導く吐出風路を有する乾燥装置と、
    前記外槽から排出される水を排出する排水手段と、
    前記外槽の水位が高くなり過ぎたときに前記排水手段の下流側の排水管路に排水可能とする溢水排出管路と、
    洗濯運転および乾燥運転を制御する制御手段と、を備え、
    乾燥時に、空気が前記外槽、前記戻り風路、前記送風手段、前記加熱手段、前記吐出風路、前記内槽の順に循環可能な洗濯乾燥機であって、
    前記吐出風路内の空気温度を検出する第1の温度センサと、
    前記戻り風路の途中に、外気を取り込み可能な吸気開口と、
    該吸気開口からの外気の取り込み量を制御するとともに、前記外槽からの戻り空気量を制御する外気の取り込み開度の設定が、弁駆動手段により可変の吸気弁と、を備え、
    前記制御手段は、乾燥運転中に、
    前記第1の温度センサからの信号にもとづいて前記吐出風路内の空気温度が予め設定された所定の温度となるように前記弁駆動手段を制御して前記吸気弁の外気取り込み開度を制御し、
    前記排水手段および溢水排出経路のいずれかから前記排水管路を通じて、前記吐出風路から前記内槽に吐出された空気の全部または一部を排気することを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. さらに、前記排水管路に、前記排水管路内の水温または空気温度を検出する第2の温度センサを備え、
    前記制御手段は、
    乾燥運転を開始してから予め設定された所定の時間経過後の恒率乾燥期において、前記吸気弁の外気取り込み開度を固定制御し、
    減率乾燥期において、少なくとも前記第2の温度センサからの信号にもとづいて乾燥終了を判定することを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記加熱手段は、その出力を少なくとも標準の出力と該標準の出力より高い強出力の設定が可能であり、
    前記制御手段は、前記加熱手段の出力を前記標準の出力に設定して、前記第1の温度センサからの信号にもとづいて前記吐出風路内の空気温度が予め設定された所定の温度となるように前記弁駆動手段を制御して前記吸気弁の外気取り込み開度を制御し、
    その外気取り込み開度が下限値未満の場合は、前記加熱手段の出力を前記標準の出力より増大させ、外気取り込み開度が前記下限値以上とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、
    前記外槽内に回転自在に配置され、前記外槽と連通する複数の貫通孔を有するとともに洗濯物を収容する内槽と、
    該内槽を回転駆動する内槽回転駆動手段と、
    前記内槽に乾燥用の空気を送るための前記外槽内と連通する戻り風路、該戻り風路から空気を吸気して送風する送風手段、該送風手段から吐出された空気を加熱する加熱手段および該加熱手段を通過した空気を前記内槽に導く吐出風路を有する乾燥装置と、
    前記外槽から排出される水を排出する排水管路と、
    乾燥運転を制御する制御手段と、を備え、
    乾燥時に、空気が前記外槽、前記戻り風路、前記送風手段、前記加熱手段、前記吐出風路、前記内槽の順に循環可能な乾燥機であって、
    前記吐出風路内の空気温度を検出する第1の温度センサと、
    前記戻り風路の途中に、外気を取り込み可能な吸気開口と、
    該吸気開口からの外気の取り込み量を制御するとともに、前記外槽からの戻り空気量を制御する外気の取り込み開度の設定が、弁駆動手段により可変の吸気弁と、を備え、
    前記制御手段は、乾燥運転中に、
    前記第1の温度センサからの信号にもとづいて前記吐出風路内の空気温度が予め設定された所定の温度となるように前記弁駆動手段を制御して前記吸気弁の外気取り込み開度を制御し、
    前記排水管路を通じて、前記吐出風路から前記内槽に吐出された空気の全部または一部を排気することを特徴とする乾燥機。
  5. さらに、前記排水管路に、前記排水管路内の水温または空気温度を検出する第2の温度センサを備え、
    前記制御手段は、
    乾燥運転を開始してから予め設定された所定の時間経過後の恒率乾燥期において、前記吸気弁の外気取り込み開度を固定制御し、
    減率乾燥期において、少なくとも前記第2の温度センサからの信号にもとづいて乾燥終了を判定することを特徴とする請求項4に記載の乾燥機。
JP2009228834A 2009-09-30 2009-09-30 洗濯乾燥機および乾燥機 Expired - Fee Related JP5297322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009228834A JP5297322B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 洗濯乾燥機および乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009228834A JP5297322B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 洗濯乾燥機および乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011072673A true JP2011072673A (ja) 2011-04-14
JP5297322B2 JP5297322B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=44017297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009228834A Expired - Fee Related JP5297322B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 洗濯乾燥機および乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5297322B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013236783A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Hitachi Appliances Inc 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP2017074187A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯乾燥機
JP2020049036A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 洗濯機の異常診断システム
WO2022247648A1 (zh) * 2021-05-27 2022-12-01 重庆海尔滚筒洗衣机有限公司 干衣机进筒温度检测方法、装置及干衣机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110106681A (zh) * 2018-02-01 2019-08-09 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种风道转换装置及衣物处理装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937998A (ja) * 1982-08-26 1984-03-01 三菱電機株式会社 除湿タイプ衣類乾燥機
JPH02264696A (ja) * 1989-04-05 1990-10-29 Sanyo Electric Co Ltd スチーム式衣類乾燥機
JPH09313786A (ja) * 1996-06-04 1997-12-09 Hitachi Ltd 衣類乾燥機
JP2002159783A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機
JP2002159779A (ja) * 2000-11-29 2002-06-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機
JP2002159774A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機
JP2005237995A (ja) * 2005-05-27 2005-09-08 Sanyo Electric Co Ltd ドラム式洗濯機
JP2009077772A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Hitachi Appliances Inc 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP4259189B2 (ja) * 2003-06-06 2009-04-30 パナソニック株式会社 洗濯乾燥機

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937998A (ja) * 1982-08-26 1984-03-01 三菱電機株式会社 除湿タイプ衣類乾燥機
JPH02264696A (ja) * 1989-04-05 1990-10-29 Sanyo Electric Co Ltd スチーム式衣類乾燥機
JPH09313786A (ja) * 1996-06-04 1997-12-09 Hitachi Ltd 衣類乾燥機
JP2002159783A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機
JP2002159774A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機
JP2002159779A (ja) * 2000-11-29 2002-06-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯乾燥機
JP4259189B2 (ja) * 2003-06-06 2009-04-30 パナソニック株式会社 洗濯乾燥機
JP2005237995A (ja) * 2005-05-27 2005-09-08 Sanyo Electric Co Ltd ドラム式洗濯機
JP2009077772A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Hitachi Appliances Inc 乾燥機及び洗濯乾燥機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013236783A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Hitachi Appliances Inc 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP2017074187A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯乾燥機
JP2020049036A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 洗濯機の異常診断システム
JP7065005B2 (ja) 2018-09-28 2022-05-11 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 洗濯機の異常診断システム
WO2022247648A1 (zh) * 2021-05-27 2022-12-01 重庆海尔滚筒洗衣机有限公司 干衣机进筒温度检测方法、装置及干衣机

Also Published As

Publication number Publication date
JP5297322B2 (ja) 2013-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4635081B2 (ja) 洗濯乾燥機及び乾燥機
JP2011200524A (ja) 洗濯機
JP4740986B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5297322B2 (ja) 洗濯乾燥機および乾燥機
JP2012000313A (ja) 洗濯乾燥機
JP4966934B2 (ja) 洗濯乾燥機および乾燥機
JP2010022497A (ja) 洗濯乾燥機
JP5965848B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2012245316A (ja) 洗濯乾燥機及び洗濯乾燥機の乾燥方法
JP2013009780A (ja) 洗濯機
JP2011056147A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2011072672A (ja) 洗濯乾燥機
JP6207919B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP5048817B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4361964B1 (ja) 洗濯乾燥機
JP5297314B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2014014530A (ja) 洗濯機または洗濯乾燥機
JP7470065B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2008284188A (ja) 洗濯乾燥機
JP3851190B2 (ja) ドラム式乾燥機
JP2010069091A (ja) 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP5478578B2 (ja) 洗濯乾燥機
JPH11347297A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2011072463A (ja) 乾燥機及び洗濯乾燥機
JP2021142178A (ja) 洗濯乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5297322

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees